JP2002067601A - 家具のキャスター - Google Patents

家具のキャスター

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い段差もスムースに乗り越えることのできる
キャスターを提供する。 【手段】キャスター1は、家具2の脚3に取り付く上部
材4と、この上部材4に水平旋回自在に嵌まった下部材
5とを備えており、下部材5のうち旋回中心から外れた
部位に車輪6が取付いている。下部材5のうち旋回中心
Oを挟んで車輪6と反対側に位置した部位に、下部材5
の周縁部から車輪6の方向に向けて徐々に高さが低くな
るように傾斜したガイド部17を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル等の家具
におけるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テーブルのキャスターは、一般に、テー
ブルの脚に下方から取付く上部材と、この上部材に水平
旋回自在に装着した下部材とを備えており、前記下部材
のうち水平旋回の中心からずれた部位に、床面上を転動
する車輪を回転自在に取付けている。また、高さ調節機
構やロック機構を設けることもある。
【0003】他方、建物の床には、例えば、部屋の出入
口にある敷居やエレベータのドア用敷居、カーペットや
絨毯の端部、或いはケーブル用配線ダクトなどの様々の
段差がある。
【0004】そこで、車輪が段差をスムースに乗り越え
ることができるように、特開平10−193906号公
報には、下部材のうち水平旋回中心を挟んで車輪と反対
側の部位に、小径の補助輪を床面から浮いた状態に設け
ることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、補助輪及び
車輪が段差を乗り越える場合、段差の高さが高くなるほ
ど、それら補助輪及び車輪は段差を乗り越えにくくな
り、段差の高さが補助輪の回転中心に近づくと、補助輪
は段差に衝突するに過ぎず、乗り越えることはできな
い。
【0006】しかるに、前記公報の場合は、補助輪から
車輪への段差の乗り越えをスムースに移行させる必要か
ら、補助輪の回転中心を下部材の下面よりも下方に位置
しているため、段差の高さがある程度以上になると乗り
越えることができないという問題、すなわち、乗り越え
ることのできる段差の高さに限度があるという問題があ
った。
【0007】また、前記公報の場合、車輪とは別に補助
輪を取付けなければならないため、部材点数の増加と組
み立て工程の増加とにより、コストが嵩むという点も問
題であった。
【0008】本発明は、この問題を解消することを主た
る目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るキ
ャスターは、家具の脚に取付く上部材と、この上部材に
水平旋回自在に装着した下部材と、前記下部材のうち水
平旋回の中心からずれた部位に回転自在に設けた車輪と
を備えており、前記下部材に、当該下部材の旋回中心を
挟んで車輪と反対側の端部から車輪の方に向けて徐々に
低くなるように傾斜したガイド部を設けている。
【0010】請求項2の発明では、前記ガイド部は、下
部材のうち車輪の左右外側に形成した車軸受け部に連続
しており、車輪を挟んだ両側の部分の側面は、車輪に近
づくに従って床面に近づくように傾斜した補助ガイド部
になっている。
【0011】請求項3に係る発明では、請求項1又は請
求項2において、前記上部材と下部材とはともに下向き
に開口した筒状に形成されていて、下部材が上部材の内
部に水平旋回自在に嵌まっており、下部材の下端に、上
部材の下端面を下方から覆うフランジを一体に形成して
いる。
【0012】請求項4に係る発明では、請求項1〜請求
項3のうちのいずれかにおいて、前記上部材と下部材と
を上下に直接に重ね合わせることにより、上部材を下部
材で直接に支持しており、これら上下部材のうちいずれ
か一方又は両方に、両部材の接触面積を小さくする環状
リブを形成している。
【0013】請求項5に係る発明では、請求項1〜請求
項3のうちのいずれかにおいて、前記上部材と下部材と
が上下に重なる部分に、下部材の水平旋回を容易ならし
めるための合成樹脂製のスライダーを介在させている。
【0014】
【発明の作用・効果】本発明では、キャスターが取付い
た家具を移動させるに際して床に段差があると、ガイド
部が段差上を滑り移動してキャスターの全体を上昇させ
ることにより、車輪が段差を乗り越えることができる。
【0015】その場合、ガイド部は下部材の端部から延
びているため、段差の高さが高くても、ガイド部のガイ
ド作用によってキャスターを上昇させることができ、こ
のため、前記公報に比べて高い高さの段差も乗り越える
ことができる。
【0016】また、補助輪は必要ないため、製造及び組
み立ての手間を軽減し、それだけコストを抑制できる。
特に、実施形態のようにガイド部を下部材に一体成形す
ると、部材点数の増加も組み立て工程の増加もないた
め、コストの抑制に一層有効である。
【0017】ところで、エレベータの出入り口にはドア
の開閉をガイドするための内部敷居があり、他方、建物
の床には建物側のドアの開閉をガイドするための外部敷
居があり、これらの内外の敷居の間には安全のため隙間
が空いている。そして、家具をエレベータに載せ降ろし
するに際して、キャスターの下部材が旋回して車輪が隙
間に嵌まり込む(落ち込む)ことがある。このように隙
間に車輪が嵌まり込むとは、従来は、家具を持ち上げな
いと車輪を隙間から離脱させることができなかった。
【0018】これに対して請求項2のように構成する
と、下部材のうち車輪の左右両側が補助ガイド部となっ
ているため、車輪が隙間に大きく落ち込むことを抑制す
ることができると共に、車輪が隙間に落ち込んでも、家
具を水平方向に押すことによってキャスターを上昇させ
ることができる。したがって、請求項2の構成による
と、床に隙間や溝があってもこれを容易に乗り越えて、
スムースに移動させることができる。
【0019】請求項3のように構成すると、下部材と上
部材との接触箇所にゴミやホコリが入ることを防止でき
るため、長期間にわたって下部材を滑らかに旋回させる
ことができると共に、擦れ音の発生も防止できる。特
に、上下部材の間に鋼球を介在させている場合や、カー
ペット又は絨毯のように塵埃が発生しやすい場所で使用
する場合に好適である。
【0020】前記公報にも記載されているように、キャ
スターでは、上下部材の間に多数の鋼球を介在させるこ
とにより、下部材の円滑な回転を確保していることが多
いが、鋼球を使用するとそれだけコストが嵩むことにな
る。これに対して請求項4のように構成すると、上部材
と下部材との間にはスライダーを介在させるだけでよい
ため、コストを抑制することができる。また、下部材の
旋回に際しての異音の発生も防止することができる。
【0021】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0022】(1).第1実施形態(図1〜図9) 図1〜図9では第1実施形態を示している。図1は本発
明のキャスター1を設けたテーブル2の斜視図であり、
キャスター1は、左右の脚3の前後両端部にそれぞれ設
けている。
【0023】図2はキャスター1の分離断面図であり、
この図に示すように、キャスター1は、下向きに開口し
た平面視円形の上部材(アウターケース)4と、上部材
4の内部に水平旋回自在に嵌め込んだ平面視円形の下部
材(インナーケース)5と、下部材5に回転自在に装着
した車輪6とを備えている。上下部材4,5はともに合
成樹脂製である。
【0024】上部材4における天板4aの外周部と下部
材5における上面の外周部とには、相対向して延びる断
面円弧状の球受け溝7,8を形成し、両球受け溝7,8
の間に、鋼球等の多数のボール9を配置している。な
お、ボール9には一般にグリスを塗っている。
【0025】上部材4は、テーブル2における脚3の支
持板10に形成した穴11に嵌め込まれており、筒部4
aの下端には支持板10が載るフランジ4cを形成して
いる。また、上部材4における天板4aの平面視中心部
に円筒状の係合爪12を下向きに突設している一方、下
部材5における天板5aの平面視中央部には、前記係合
爪12が弾性に抗して嵌合する円形の係合穴13を設け
ている。このため、下部材5は、水平旋回が許容された
状態で上部材4に抜け不能に取付いている。
【0026】図3は図2の III-III視断面図、図4は図
2のIV−IV視断面図、図5は下部材5と車輪6とをひっ
くり返した状態での斜視図、図6は縦断側面図であり、
これらの図に示すように、下部材5のうち回転中心Oか
らずれた部位に下向きに開口した左右一対の車軸受け部
14を一体成形し、両車軸受け部14に車輪6の車軸1
5を下方から弾性に抗して嵌め込んでいる。両車軸受け
部14には、車軸15の抜けを防止するためのストッパ
ー16を設けている。
【0027】そして、下部材5のうち回転中心Oを挟ん
で車輪6と反対側の部位に、下部材5における筒部5b
の下端縁から車軸受け部14に向けて斜め下向きに傾斜
した主ガイド部17を形成している。主ガイド部17は
車軸受け部14に連続している。この場合、下部材5に
おける筒部5bの内側に下向きに開口した環状凹所18
が形成されており、このため、環状凹所17の箇所では
主ガイド部17はリブ17aになっている。
【0028】主ガイド部17の下端(すなわち車軸受け
部14との連設部)は平坦部17bとなっており、この
平坦部17bの左右最大巾寸法Wを30mm以上に設定
している。また、車輪6の左右外面には台錐部19を一
体に形成している。
【0029】図3〜図5から容易に理解できるように、
下部材5の下面部のうち主ガイド部17を挟んだ左右外
側には、台錐状の補助ガイド部20を一体に設けてい
る。この補助ガイド部20は、例えば図3に示すよう
に、下部材5における筒部5bの下端縁から平坦部17
bまで延びている。前記凹所18は補助ガイド部20ま
で延びており、このため、環状凹所18の箇所では補助
ガイド部20はリブ19aになっている。
【0030】本実施形態では、車輪6は下部材5の外側
に僅かにはみ出ており、このため、下部材5の筒部5b
には切欠き21が形成されている。
【0031】下部材5の上面には、球受け溝7の内側に
位置した2条の大径環状リブ5′と、係合爪12が形成
されている小径環状リブ5″とを形成している。たれら
各環状リブ5′,5″は同一面を成すように設定してお
り、上下部材4,5の間にボール9を介在させた状態で
は、環状リブ5′,5″と上部材4との間に若干の隙間
が空くように設定している。従って、荷重はボール9で
支持される。
【0032】車輪6が下部材5の旋回中心からずれた位
置に配置されているため、テーブル2を移動させると、
図7に示すように、キャスター1の下部材5は、進行方
向に向かって主ガイド部17が先になり、車輪6は後に
なる。したがって、床に段差22があっても、図8に示
すように、主ガイド部17のガイド作用によってキャス
ター1が上昇するため、車輪6は段差22を簡単に乗り
越える(或いは高い段に乗り移る)ことができる。
【0033】そして、主ガイド部17は下部材5におけ
る筒部5bの周縁から始まっており、しかも、主ガイド
部17は車軸受け部14まで延びていて傾斜角度が緩い
ため、高い段差22もスムースに乗り越えることができ
る。
【0034】図9に示すように、エレベータの出入り口
にはドア(図示せず)をガイドするための内側敷居23
を設けており、また、建物の床Fには、建物側のドア
(図示せず)をガイドするための外側敷居24が設けら
れており、内外の敷居23,24の間には干渉防止のた
めの隙間25が空いている。
【0035】そして、テーブル2をエレベータ26に載
せ下ろしするに際して、下部材5が水平旋回して車輪6
が隙間25が嵌まり込むことがあり、従来は、車軸受け
部14も隙間25に嵌まり込んでいたため、車輪6を隙
間25から抜き外すのが厄介であった。
【0036】これに対して本願発明では、車輪6が隙間
25に嵌まり込んでも、補助ガイド部20の存在によ
り、テーブル2を水平方向に押すだけで車輪6を隙間2
5から簡単に離脱させることができる。一般に、エレベ
ータ26における隙間25の間隔は30mm以内である
ため、実施形態のように、平坦部17bの左右巾寸法を
30mm以上に設定しておくと、車軸受け部14が隙間
25に嵌まり込むことを防止できるため、一層好まし
い。また、車輪6の外側面に台錐部19を設けると、隙
間25からの車輪6の離脱をいっそう容易ならしめるこ
とができる。
【0037】(2).第2実施形態(図10) 図10では、請求項3を具体化した第2実施形態を示し
ている。すなわち、キャスター1の構造の大部分は第一
実施形態と同じであり、本実施形態の固有の形態とし
て、下部材5における筒部5bの下端に、上部材4の筒
部4bを下方から覆うフランジ5cを全周にわたって延
びるように形成している(第1実施形態で説明したよう
に、下部材5の筒部5bには切欠き21が形成されてい
るので、切欠き21の部分ではフランジ5cも途切れて
いる)。
【0038】この場合、(A)に示す例では、フランジ
5cに、上部材4の筒部4bを外側から囲う外筒5dを
一体に設けており、(B)で示す例では、フランジ5c
のみを形成している。いずれにしても、ホコリやゴミが
上下部材4,5の間に侵入してボール9に付着すること
を防止又は著しく抑制できるため、長期間にわたって下
部材5を軽快に旋回させることができ、延いては、長期
間にわたって家具を軽い力で移動させることができる。
【0039】また、実施形態の上部材4の内周面と上部
材4の外周面との間にある程度の隙間があると、下部材
5が段差に当たると上部材4の係合爪12に水平方向の
大きな外力が作用するとことがあるが、(A)のように
フランジ5cに外筒5dを設けると、ゴミやホコリの遮
断機能を格段に向上できるのみならず、キャスター1が
段差22を乗り越えるに際して上部材4の筒部5bに下
部材5の外筒5dが先に当たることにより、係合爪12
に大きな外力がかかることを防止できるため、キャスタ
ー1の強度及び耐久性も向上することができる利点があ
る。
【0040】(3).第3実施形態(図11〜図12) 図11〜図12では第3実施形態を示しており、図11
は縦断側面図、図12は要部拡大図である。
【0041】この第3実施形態は第1実施形態と第2実
施形態とを組み合わせたもので、第1実施形態と同じ構
造の下部材5に、フランジ5cと外筒5dとを形成して
いる。そして、本実施形態では、ボール9は使用せず
に、上下部材4,5を直接に重ね合わせている。
【0042】この場合、下部材5の環状リブ5′、5″
が線接触に近い状態で上部材4に当接しているため、下
部材5はスムースに旋回させることができる。また、2
条の大径環状溝5′の間にできた環状凹所にグリースG
を充填して、一層滑らかな旋回を可能としている。
【0043】そして、第2実施形態と同様に、下部材5
にフランジ5cと外筒5dとを設けているため、キャス
ター1が段差22を乗り越えるに際して上部材4の筒部
5bに下部材5の外筒5dが先に当たることにより、係
合爪12に大きな外力がかかることを防止できる。
【0044】いうまでもないが、この形態でボールを使
用しても良いし、第1実施形態においてボール9を使用
せずに上下部材を直接に当接させても良い。また、上部
材に環状リブを形成したり、上下部材4,5に環状リブ
を形成して、これらを噛み合わせても良い。なお、環状
リブを形成することと環状溝を形成することとは同義で
ある。
【0045】(4).第4実施形態(図13〜図14) 図13では請求項5を具体化した第4実施形態を示して
いる。すなわち、この実施形態では、上部材4の天板4
aと下部材5の天板5aとの間に、円板状の1枚のスラ
イダー27を介在させている。
【0046】スライダー27は、POM樹脂やポリアセ
タールのように摩擦係数が小さい樹脂から成っており、
摺動抵抗をより小さくするため、複数状の環状リブ27
aを形成している。また、下部材5のブレを防止して係
合爪12に大きな外力が作用するのを防止するため、下
部材5の外周面には環状突起28を形成している。
【0047】このように構成すると、スライダー27を
上部材4に嵌め込んでからだけで良いため、従来のよう
にボールを使用したものに比べて、製造及び組み立ての
手間を格段に省いて、コストを抑制することができる。
スライダー27の上面又は下面若しくは両面にグリスを
塗布しても良い。
【0048】図13の実施形態の場合、下部材5の天板
5aは全周にわたって延びているため、主ガイド部17
(及び保持位ガイド部)はリブ構造になっている。図1
4では第3実施形態の変形例を示しており、この例のス
ライダー27は筒部27bを備えている。
【0049】(5).第5実施形態(図15) 上記の各実施形態では、上部材4に下部材5が内側から
嵌まっていたが、図15に第5実施形態として示すよう
に、上部材4に下部材5が外側から嵌まる形態とするこ
ともできる。
【0050】この場合、上部材4の内周に内向きの環状
突起29を形成する一方、下部材5には、環状突起29
に対して弾性に抗しての変形によって係合する係合爪3
0を円周方向に沿って適宜間隔で複数個形成することに
より、下部材5を上部材4に対して抜け不能に保持して
いる。
【0051】(6).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
例えば、ガイド部は下部材に一体成形することに限ら
ず、別体に製造したものを下部材に取付けても良いので
ある。車輪を球状に形成することも可能である。
【0052】また、例えば上部材や下部材の平面形状、
断面形状などは必要に応じて様々に具体化できるし、更
に、ロック機構を設けたり、高さ調節機構を設けたりす
ることも可能である。更に、本発明はキャビネットや椅
子、ベッド等の様々の家具のキャスターとして使用する
ことができる。
【0053】ボールを使用せずに上下部材を直接に接触
させる場合、上下部材を摩擦係数の小さい合成樹脂で製
造したり、接触面に摩擦を低減する加工を施したりする
ことにより、環状リブを形成することなく広い面で接触
させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のキャスターを取付けたテーブル
の斜視図である。
【図2】第1実施形態の分離断面図である。
【図3】図2の III-III視断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】下部材と車輪とをひっくり返した状態での斜視
図である。
【図6】縦断側面図である。
【図7】作用を示す図である。
【図8】作用を示す図である。
【図9】左右を示す図である。
【図10】第2実施形態を示す図である。
【図11】第3実施形態を示す縦断側面図である。
【図12】第3実施形態の要部拡大図である。
【図13】第4実施形態を示す図である。
【図14】第5実施形態の変形例を示す図である。
【図15】第5実施形態を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1 キャスター 3 テーブルの脚 4 上部材 5 下部材 6 車輪 8 ボール 12 係合爪 14 車軸受け部 15 車軸 17 主ガイド部 20 補助ガイド部 22 段差 23,24 敷居 25 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具の脚に取付く上部材と、この上部材に
    水平旋回自在に装着した下部材と、前記下部材のうち水
    平旋回の中心からずれた部位に回転自在に設けた車輪と
    を備えており、 前記下部材に、当該下部材の旋回中心を挟んで車輪と反
    対側の端部から車輪の方に向けて徐々に低くなるように
    傾斜したガイド部を設けている、家具のキャスター。
  2. 【請求項2】前記ガイド部は、下部材のうち車輪の左右
    外側に形成した車軸受け部に連続しており、車輪を挟ん
    だ両側の部分の側面は、車輪に近づくに従って床面に近
    づくように傾斜した補助ガイド部になっている、請求項
    1に記載した家具のキャスター。
  3. 【請求項3】前記上部材と下部材とはともに下向きに開
    口した筒状に形成されていて、下部材が上部材の内部に
    水平旋回自在に嵌まっており、下部材の下端に、上部材
    の下端面を下方から覆うフランジを一体に形成してい
    る、請求項1又は請求項2に記載した家具のキャスタ
    ー。
  4. 【請求項4】前記上部材と下部材とを上下に直接に重ね
    合わせることにより、上部材を下部材で直接に支持して
    おり、これら上下部材のうちいずれか一方又は両方に、
    両部材の接触面積を小さくする環状リブを形成してい
    る、請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載した家
    具のキャスター。
  5. 【請求項5】前記上部材と下部材とが上下に重なる部分
    に、下部材の水平旋回を容易ならしめるための合成樹脂
    製のスライダーを介在させている、請求項1〜請求項3
    のうちのいずれかに記載した家具のキャスター。
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