JP2543812Y2 - キャスター - Google Patents

キャスター

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JP2543812Y2
JP2543812Y2 JP1992076821U JP7682192U JP2543812Y2 JP 2543812 Y2 JP2543812 Y2 JP 2543812Y2 JP 1992076821 U JP1992076821 U JP 1992076821U JP 7682192 U JP7682192 U JP 7682192U JP 2543812 Y2 JP2543812 Y2 JP 2543812Y2
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Japan
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partition wall
wheel
support shaft
support
wheels
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JP1992076821U
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JPH0633703U (ja
Inventor
勉 山下
Original Assignee
双葉金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転部分に対する異物
に侵入を防止し得るキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キャスターは、一般的に車輪取付
部材の少なくとも車輪支持部と車輪の間に形成される車
輪の回転を可能とする接合間隙にグリースが充填されて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このように
車輪取付部材の少なくとも車輪支持部と車輪の間に形成
される車輪の回転を可能とする接合間隙にグリースが充
填されたキャスターを家具等の下端に取付けて、この家
具等を床面に絨毬が敷設された部屋等に設置した場合、
動かす頻度が高いと、キャスターの前述した接合間隙に
絨毬のパイル糸を構成する繊維を巻込んで、車輪の回転
に支障を生じたり、繊維が接合間隙に充填されたグリー
スと接触した後、落下して周囲を汚す問題が指適されて
いる。
【0004】このような従来の問題点に鑑みて考案され
たのが本考案に係るキャスターで、車輪取付部材の少な
くとも車輪支持部と車輪の間に形成される車輪の回転を
可能とする接合間隙に周囲の物が巻込まれることが少な
く、これを下端に取付けた家具等を床面に絨毬が敷設さ
れた部屋等でも安心して利用できることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の係るキャスタ
ーは、縦向きに配置される略半円板状の仕切壁と、仕切
壁の下面を除く外縁部から左右両側方に延びる略半円筒
状のカバー部とを有し、合成樹脂材料で一体成形した車
輪取付部材と、カバー部の内側において仕切壁の左右両
側に配置された左右1対の車輪であって、中央部に仕切
壁側へ向けて突出する筒状の支軸を設け、支軸の先端近
傍部の外周に環状の係合溝を形成した左右1対の車輪
と、仕切壁の円弧の中心付近に装着されるとともに、仕
切壁から左右両側へ突出した部分が支軸内に回転自在に
嵌合装着され、左右の車輪を独立に回転自在に支持する
連結ピンと、下側から仕切壁に組付けられ、左右の車輪
の係合溝に係合して連結ピンからの車輪の脱落を規制す
る車輪支持具とを備え、仕切壁に車輪支持具の外側部を
保持するための取付筒を支軸を覆うように車輪側へ向け
て突出状に設け、取付筒の内側において仕切壁に車輪側
へ延びる、取付筒よりも短尺の巻込み防止筒を支軸を覆
うように支軸に接近させて設け、両筒により支軸の端面
と仕切壁の側面間及び係合溝と車輪支持具間の接合間隙
を覆って、接合隙間に対する異物の侵入を防止したもの
である。
【0006】
【作 用】而して、このようなキャスターを家具等の下
端に取付けて、この家具等を床面に絨毬が敷設された部
屋等に設置した場合、家具等を動かせることで、キャス
ター内部に絨毬のパイル糸を構成する繊維が侵入して
も、係合凹溝と車輪支持具間及び支軸と仕切壁間に形成
される接合間隙の外側には、これらを覆う巻込み防止筒
及び取付筒があるから、これら接合間隙に繊維が巻込ま
れて、車輪の回転に支障が生じたり、接合間隙に充填さ
れたグリースと繊維が接触した後、落下して周囲を汚す
ことがないのである。
【0007】
【実施例】本考案に係るキャスターの詳細を更に添付の
図面に基づき説明する。
【0008】先ず、図1〜図4には、本考案に係るキャ
スターを示しているが、これは車輪取付部材両側に一対
の車輪を配設した双輪キャスターに形成したものであ
る。そして、図中1は合成樹脂体から形成された車輪取
付部材、2、2はこれの両側にそれぞれ独自に回転自在
に配設された同じく合成樹脂体から形成された一対の車
輪を示している。ところで、この車輪取付部材1には図
1〜図3に示すように本体を構成する仕切壁3上部に一
対の車輪2、2の上半部を外被する半円筒状のカバー4
が一体に形成されている。尚、図中5はこれを車輪取付
部材1に取付けることで、車輪取付部材1に車輪支持部
6を設ける車輪支持具である。又、車輪取付部材1の仕
切壁3下部両側には一対の車輪2、2を取付ける一対の
取付筒7、7が側方に突設されている。そして、車輪取
付部材1の仕切壁3下部両側に設けた一対の取付筒7、
7内部にはそれぞれ車輪2、2の後述する支軸を外装す
る巻込み防止筒8が取付筒7、7内面と間隔をあけて、
しかも下部では取付筒7、7下部と一部重合するように
して同じく側方に突設されている。更に、車輪取付部材
1の一対の取付筒7、7と一対の巻込み防止筒8にはそ
れぞれ図3に示すようにこれらの間並びに巻込み防止筒
8内にのぞませて車輪取付部材1の仕切壁3の下側から
車輪支持具5の後述する車輪支持片を挿入させて取付け
る取付間隙9が設けられるとともに、仕切壁3と一対の
取付筒7、7の下側には一対の取付間隙9、9に連通す
る車輪支持具5の後述する連結片を内装させる内装段部
10が凹設されている。尚、図中11、11は取付筒7
の両内側面に設けた車輪支持具5を車輪取付部材1に固
定する係止凹所である。又、図中12は仕切壁3一側か
ら上端をカバー4を貫通させて突設させた上側に開口す
る有底の支持筒である。一方、車輪2、2には軸心に先
端側外周に係合凹溝13が周設された支軸14が突設さ
れるとともに、外周の支軸14側に環状突条15が突設
されている。又、図中16は環状突条15から支軸14
側に向けて間隔をあけて設けたリブである。尚、図中1
7は車輪2、2の支軸14に設けたこれの先端側に開口
する有底の後述する連結ピンの端部を挿入させて支持す
る支持口である。次に、車輪支持具5は図4に示すよう
に金属板を屈曲させて連結片18両側に一対の車輪支持
片19、19を立設させた形状に形成するとともに、一
対の車輪支持片19、19には口縁側面の一方に車輪2
の支軸14外周に設けた係合凹溝13の上半部側に位置
する部分に係止可能な係止縁20を有する係合凹溝13
が係合する係合凹部21、21が設けられている。又、
図中22…は車輪支持片19、19両側の連結片18寄
りに突設された係止突部で、これは車輪取付部材1の取
付筒7の両内側面に設けた係止凹所11…に係止して、
この車輪支持具5が車輪取付部材1に固定される。尚、
図中23は車輪取付部材1の支持筒12に下半部を挿入
して回転自在に支持されるとともに、これから上半部を
上方に突出させた取付軸で、このようなキャスターは、
この取付軸23を利用して家具等の下端に取付けられ
る。そして、図中24は一対の車輪2、2を連結する連
結ピンで、これは両端を一対の車輪2、2の支軸14、
14に設けた支持口17、17に挿入して支持させ、一
対の車輪2、2間に架設状に取付けられるものである。
【0009】このようなキャスターは、次に示すように
組付けが行われる。先ず、カバー4を一体に備えた車輪
取付部材1の仕切壁3両側に、連結ピン24で連結した
一対の車輪2、2を位置づける。この後、車輪支持具5
を車輪取付部材1の下側から一対の車輪支持片19、1
9をそれぞれ一対の取付間隙9、9に挿入させて、巻込
み防止筒8、8内でこれの係合凹部21、21に車輪
2、2の支軸14、14外周の係合凹溝13、13を係
止縁20に係合凹溝13の上半部側に位置する部分を係
止させた状態で係合させるとともに、連結片18を内装
段部10に内装させ、更に係合突部22…を一対の取付
筒7、7の両内側面の係合凹所11…に係止させて取付
ける。このようにして、車輪取付部材の仕切壁3両側に
一対の車輪2、2が回転自在に配設されるのである。こ
のとき、車輪支持具5の係合凹部21内周縁並びにその
周縁の両側面と車輪2の係合凹溝13底面並びに両内側
面間、又仕切壁3側面と車輪2の支軸14先端面間には
図中25として示す車輪2の回転を可能とする接合間隙
が形成される。そして、車輪取付部材1の取付筒7、7
内部に設けた巻込み防止筒8、8はこれら接合間隙25
の外側を外装するものである。尚、これら接合間隙25
には、組付け途中又は組付け後に、グリースが充填され
る。ところで、巻込み防止筒8の内径は車輪2、2の支
軸14が内部で少なくとも回転自在となる大きさ関係に
形成される。
【0010】而して、こうした図1〜図4に示すキャス
ターを家具等の下端に取付けて、この家具等を床面に絨
毬が敷設された部屋等に設置した場合、家具等を動かせ
ることで、車輪2、2の環状突条15、15外周面に絨
毬のパイル糸を構成する繊維が付着して、車輪2、2の
回転に伴い、車輪2、2の支軸14上に落下してキャス
ター内部に侵入しても、車輪取付部材1に取付けた車輪
支持具5並びに仕切壁3と車輪2、2の間に形成される
接合間隙25の外側には、これを外装する巻込み防止筒
8、8及び取付筒7、7があるから、これら接合間隙2
5に繊維を巻込んで、車輪2、2の回転に支障を生じた
り、接合間隙25に充填したグリースと繊維が接触した
後、落下して周囲を汚すことがないのである。
【0011】
【考案の効果】以上のような本考案に係るキャスターで
は、係合凹溝と車輪支持具間及び支軸と仕切壁間に形成
される接合間隙の外側に、これらを外装する巻込み防止
筒及び取付筒を設けたから、これら接合間隙に周囲の物
が巻込まれることが少なく、このキャスターを下端に取
付けた家具等を床面に絨毬が敷設された部屋等で安心し
て利用できる。又、接合間隙に周囲のものが巻込まれる
ことが少ないから、車輪の円滑な回転を長期に確保する
ことが可能となる。更に、巻込み防止筒を設けたこと
で、構成各部、特に接合間隙にのぞむ各部の摩耗防止に
効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャスターの第一実施例を示す一
部断面にした側面図
【図2】同じく手前の車輪を取除いた正面図
【図3】車輪取付部材の底面図
【図4】車輪支持具の斜視図
【符号の説明】
1 車輪取付部材 2 車輪 3 仕切壁 4 カバー 5 車輪支持具 6 車輪支持部 7 取付筒 8 巻込み防止筒 9 取付間隙 10 内装段部 11 係止凹所 12 支持筒 13 係合凹溝 14 支軸 15 環状突条 16 リブ 17 支持口 18 連結片 19 車輪支持片 20 係止縁 21 係止凹部 22 係合突部 23 取付軸 24 連結ピン 25 接合間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−159103(JP,A) 特開 昭49−118140(JP,A) 実開 昭58−46605(JP,U) 実開 昭60−62303(JP,U) 実公 昭39−10119(JP,Y1) 実公 昭43−5946(JP,Y1) 実公 昭48−5808(JP,Y1) 実公 平3−51201(JP,Y2) 実公 平6−7922(JP,Y2) 実公 平6−9843(JP,Y2) 実公 平4−23041(JP,Y2) 実公 昭56−3202(JP,Y2) 実公 昭63−29601(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦向きに配置される略半円板状の仕切壁
    と、仕切壁の下面を除く外縁部から左右両側方に延びる
    略半円筒状のカバー部とを有し、合成樹脂材料で一体成
    形した車輪取付部材と、 カバー部の内側において仕切壁の左右両側に配置された
    左右1対の車輪であって、中央部に仕切壁側へ向けて突
    出する筒状の支軸を設け、支軸の先端近傍部の外周に環
    状の係合溝を形成した左右1対の車輪と、 仕切壁の円弧の中心付近に装着されるとともに、仕切壁
    から左右両側へ突出した部分が支軸内に回転自在に嵌合
    装着され、左右の車輪を独立に回転自在に支持する連結
    ピンと、 下側から仕切壁に組付けられ、左右の車輪の係合溝に係
    合して連結ピンからの車輪の脱落を規制する車輪支持具
    と、 を備え、仕切壁に車輪支持具の外側部を保持するための
    取付筒を支軸を覆うように車輪側へ向けて突出状に設
    け、取付筒の内側において仕切壁に車輪側へ延びる、取
    付筒よりも短尺の巻込み防止筒を支軸を覆うように支軸
    に接近させて設け、両筒により支軸の端面と仕切壁の側
    面間及び係合溝と車輪支持具間の接合間隙を覆って、接
    合隙間に対する異物の侵入を防止したキャスター。
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JPH0633703U JPH0633703U (ja) 1994-05-06
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