JP3696489B2 - 家具のキャスター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル等の家具におけるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テーブルのキャスターは、一般に、テーブルの脚に下方から取付く上部材と、この上部材に水平旋回自在に装着した下部材とを備えており、前記下部材のうち水平旋回の中心からずれた部位に、床面上を転動する車輪を回転自在に取付けている。また、高さ調節機構やロック機構を設けることもある。
【0003】
他方、建物の床には、例えば、部屋の出入口にある敷居やエレベータのドア用敷居、カーペットや絨毯の端部、或いはケーブル用配線ダクトなどの様々の段差がある。
【0004】
そこで、車輪が段差をスムースに乗り越えることができるように、特開平10−193906号公報には、下部材のうち水平旋回中心を挟んで車輪と反対側の部位に、小径の補助輪を床面から浮いた状態に設けることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、補助輪及び車輪が段差を乗り越える場合、段差の高さが高くなるほど、それら補助輪及び車輪は段差を乗り越えにくくなり、段差の高さが補助輪の回転中心に近づくと、補助輪は段差に衝突するに過ぎず、乗り越えることはできない。
【0006】
しかるに、前記公報の場合は、補助輪から車輪への段差の乗り越えをスムースに移行させる必要から、補助輪の回転中心を下部材の下面よりも下方に位置しているため、段差の高さがある程度以上になると乗り越えることができないという問題、すなわち、乗り越えることのできる段差の高さに限度があるという問題があった。
【0007】
また、前記公報の場合、車輪とは別に補助輪を取付けなければならないため、部材点数の増加と組み立て工程の増加とにより、コストが嵩むという点も問題であった。
【0008】
本発明は、この問題を解消することを主たる目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るキャスターは、下向きに開口した筒部を有していて家具の脚に取付けられるアウター部材と、このアウター部材を支持するため当該アウター部材の内部に下方から嵌め入れたインナー部材と、平面視でアウター部材の内側に配置されていると共に床面上を転動し得る車輪とを備えており、前記インナー部材はアウター部材に水平旋回自在に装着されている一方、前記車輪は車軸を備えており、この車軸を、前記インナー部材のうち平面視で旋回中心から外側にずれた位置に形成した一対の車軸受け部に取付けており、更に、前記インナー部材のうちその旋回中心を挟んで車輪の取付け位置と反対側の部位に、前記車輪の回転軸心に沿った方向から見て下面がインナー部材の端部から車輪の方に向けて低くなるように傾斜しかつアウター部材の下方に位置したガイド部を一体に形成している。
そして、前記主ガイド部の下端は、車輪を挟んで両側に位置した一対の水平状の平坦部を介して前記一対の車軸受け部に連続しており、インナー部材のうち車輪の回転軸心と直交した水平方向から見て車輪を挟んだ両側の部分の側面は、車輪に近づくに従って床面に近づくように傾斜すると共に前記平坦部に連続した補助ガイド部になっている。
【0010】
【0011】
請求項に係る発明では、請求項1において、前記アウター部材とインナー部材とはともに平面視円形に形成されており、前記インナー部材の下端に、アウター部材の下端面を下方から覆うフランジが一体に形成されている。
【0012】
請求項に係る発明では、請求項1又は請求項2において、前記アウター部材は天板を備えており、アウター部材の天板とインナー部材とを上下に直接に重ね合わせることにより、アウター部材をインナー部材で直接に支持しており、これらアウター部材の天板とインナー部材とのうちいずれか一方又は両方に、両者の接触面積を小さくする環状リブを形成している。
【0013】
請求項に係る発明では、請求項1又は請求項2において、前記アウター部材とインナー部材とが上下に重なる部分に、インナー部材の水平旋回を容易ならしめるための合成樹脂製のスライダーを介在させている。
【0014】
【発明の作用・効果】
本発明では、キャスターが取付いた家具を移動させるに際して床に段差があると、ガイド部が段差上を滑り移動してキャスターの全体を上昇させることにより、車輪が段差を乗り越えることができる。
【0015】
その場合、ガイド部はインナー部材の端部から延びているため、段差の高さが高くても、ガイド部のガイド作用によってキャスターを上昇させることができ、このため、前記公報に比べて高い高さの段差も乗り越えることができる。
【0016】
また、補助輪は必要ないため、製造及び組み立ての手間を軽減し、それだけコストを抑制できる。特に、主ガイド部をインナー部材に一体成形しているため、部材点数の増加も組み立て工程の増加もなくて、コストの抑制に一層有効である。
【0017】
ところで、エレベータの出入り口にはドアの開閉をガイドするための内部敷居があり、他方、建物の床には建物側のドアの開閉をガイドするための外部敷居があり、これらの内外の敷居の間には安全のため隙間が空いている。そして、家具をエレベータに載せ降ろしするに際して、キャスターのインナー部材が旋回して車輪が隙間に嵌まり込む(落ち込む)ことがある。このように隙間に車輪が嵌まり込むと、従来は、家具を持ち上げないと車輪を隙間から離脱させることができなかった。
【0018】
これに対して本発明では、インナー部材のうち車輪の左右両側が補助ガイド部となっているため、車輪が隙間に大きく落ち込むことを抑制することができると共に、車輪が隙間に落ち込んでも、家具を水平方向に押すことによってキャスターを上昇させることができる。したがって、床に隙間や溝があってもこれを容易に乗り越えて、スムースに移動させることができる。
【0019】
請求項のように構成すると、インナー部材とアウター部材との接触箇所にゴミやホコリが入ることを防止できるため、長期間にわたってインナー部材を滑らかに旋回させることができると共に、擦れ音の発生も防止できる。特に、両部材の間に鋼球を介在させている場合や、カーペット又は絨毯のように塵埃が発生しやすい場所で使用する場合に好適である。
【0020】
前記公報にも記載されているように、キャスターでは、上下部材の間に多数の鋼球を介在させることにより、下部材の円滑な回転を確保していることが多いが、鋼球を使用するとそれだけコストが嵩むことになる。これに対して請求項4のように構成すると、アウター部材とインナー部材との間にはスライダーを介在させるだけでよいため、コストを抑制することができる。また、インナー部材の旋回に際しての異音の発生も防止することができる。
【0021】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
(1).第1実施形態(図1〜図9)
図1〜図9では第1実施形態を示している。図1は本発明のキャスター1を設けたテーブル2の斜視図であり、キャスター1は、左右の脚3の前後両端部にそれぞれ設けている。
【0023】
図2はキャスター1の分離断面図であり、この図に示すように、キャスター1は、下向きに開口した平面視円形のアウター部材(上部材)4と、アウター部材4の内部に水平旋回自在に嵌め込んだ平面視円形のインナー部材(下部材)5と、インナー部材5に回転自在に装着した車輪6とを備えている。両部材4,5はともに合成樹脂製である。
【0024】
アウター部材4における天板4aの外周部とインナー部材5における上面の外周部とには、相対向して延びる断面円弧状の球受け溝7,8を形成し、両球受け溝7,8の間に、鋼球等の多数のボール9を配置している。なお、ボール9には一般にグリスを塗っている。
【0025】
アウター部材4は、テーブル2における脚3の支持板10に形成した穴11に嵌め込まれており、筒部4bの下端には支持板10が載るフランジ4cを形成している。また、アウター部材4における天板4aの平面視中心部に円筒状の係合爪12を下向きに突設している一方、インナー部材5における天板5aの平面視中央部には、前記係合爪12が弾性に抗して嵌合する円形の係合穴13を設けている。このため、インナー部材5は、水平旋回が許容された状態でアウター部材4に抜け不能に取付いている。
【0026】
図3は図2の III-III視断面図、図4は図2のIV−IV視断面図、図5はインナー部材5と車輪6とをひっくり返した状態での斜視図、図6は縦断側面図であり、これらの図に示すように、インナー部材5のうち回転中心Oからずれた部位に下向きに開口した左右一対の車軸受け部14を一体成形し、両車軸受け部14に車輪6の車軸15を下方から弾性に抗して嵌め込んでいる。両車軸受け部14には、車軸15の抜けを防止するためのストッパー16を設けている。
【0027】
そして、インナー部材5のうち回転中心Oを挟んで車輪6と反対側の部位に、インナー部材5における筒部5bの下端縁から車軸受け部14に向けて斜め下向きに傾斜した主ガイド部17を形成している。主ガイド部17車軸受け部14に連続している。この場合、インナー部材5における筒部5bの内側に下向きに開口した環状凹所18が形成されており、このため、環状凹所18の箇所では主ガイド部17はリブ17aになっている。
【0028】
主ガイド部17の下端は、車軸受け部14に連接した平坦部17bに連続しており、左右平坦部17bの間に車輪6が位置している。この平坦部17bの左右最大巾寸法Wを30mm以上に設定している。また、車輪6の左右外面には台錐部19を一体に形成している。
【0029】
図3〜図5から容易に理解できるように、インナー部材5の下面部のうち主ガイド部17を挟んだ左右外側には、台錐状の補助ガイド部20を一体に設けている。この補助ガイド部20は、例えば図3に示すように、インナー部材5における筒部5bの下端縁から平坦部17bまで延びている。前記凹所18は補助ガイド部20まで延びており、このため、環状凹所18の箇所では補助ガイド部20はリブ20aになっている。
【0030】
本実施形態では、車輪6はインナー部材5の外側に僅かにはみ出ており、このため、インナー部材5の筒部5bには切欠き21が形成されている。
【0031】
インナー部材5の上面には、球受け溝の内側に位置した2条の大径環状リブ5′と、係合穴13の周囲に位置した小径環状リブ5″とを形成している。れら各環状リブ5′,5″は同一面を成すように設定しており、上下部材4,5の間にボール9を介在させた状態では、環状リブ5′,5″とアウター部材4との間に若干の隙間が空くように設定している。従って、荷重はボール9で支持される。
【0032】
車輪6がインナー部材5の旋回中心からずれた位置に配置されているため、テーブル2を移動させると、図7に示すように、キャスター1のインナー部材5は、進行方向に向かって主ガイド部17が先になり、車輪6は後になる。したがって、床に段差22があっても、図8に示すように、主ガイド部17のガイド作用によってキャスター1が上昇するため、車輪6は段差22を簡単に乗り越える(或いは高い段に乗り移る)ことができる。
【0033】
そして、主ガイド部17はインナー部材5における筒部5bの周縁から始まっており、しかも、主ガイド部17は車軸受け部14まで延びていて傾斜角度が緩いため、高い段差22もスムースに乗り越えることができる。
【0034】
図9に示すように、エレベータの出入り口にはドア(図示せず)をガイドするための内側敷居23を設けており、また、建物の床Fには、建物側のドア(図示せず)をガイドするための外側敷居24が設けられており、内外の敷居23,24の間には干渉防止のための隙間25が空いている。
【0035】
そして、テーブル2をエレベータ26に載せ下ろしするに際して、インナー部材5が水平旋回して車輪6が隙間25が嵌まり込むことがあり、従来は、車軸受け部14も隙間25に嵌まり込んでいたため、車輪6を隙間25から抜き外すのが厄介であった。
【0036】
これに対して本願発明では、車輪6が隙間25に嵌まり込んでも、補助ガイド部20の存在により、テーブル2を水平方向に押すだけで車輪6を隙間25から簡単に離脱させることができる。一般に、エレベータ26における隙間25の間隔は30mm以内であるため、実施形態のように、平坦部17bの左右巾寸法を30mm以上に設定しておくと、車軸受け部14が隙間25に嵌まり込むことを防止できるため、一層好ましい。また、車輪6の外側面に台錐部19を設けると、隙間25からの車輪6の離脱をいっそう容易ならしめることができる。
【0037】
(2).第2実施形態(図10)
図10では、請求項を具体化した第2実施形態を示している。本実施形態は、キャスター1の構造の大部分は第実施形態と同じであり、本実施形態の固有の形態として、インナー部材5における筒部5bの下端に、アウター部材4の筒部4bを下方から覆うフランジ5cを全周にわたって延びるように形成している(第1実施形態で説明したように、インナー部材5の筒部5bには切欠き21が形成されているので、切欠き21の部分ではフランジ5cも途切れている)。
【0038】
この場合、(A)に示す例では、フランジ5cに、アウター部材4の筒部4bを外側から囲う外筒5dを一体に設けており、(B)で示す例では、フランジ5cのみを形成している。いずれにしても、ホコリやゴミが両部材4,5の間に侵入してボール9に付着することを防止又は著しく抑制できるため、長期間にわたってインナー部材5を軽快に旋回させることができ、延いては、長期間にわたって家具を軽い力で移動させることができる。
【0039】
また、実施形態のアウター部材4の内周面とインナー部材5の外周面との間にある程度の隙間があると、インナー部材5が段差に当たるとアウター部材4の係合爪12に水平方向の大きな外力が作用するとことがあるが、(A)のようにフランジ5cに外筒5dを設けると、ゴミやホコリの遮断機能を格段に向上できるのみならず、キャスター1が段差22を乗り越えるに際してアウター部材4の筒部4bにインナー部材5の外筒5dが先に当たることにより、係合爪12に大きな外力がかかることを防止できるため、キャスター1の強度及び耐久性も向上することができる利点がある。
【0040】
(3).第3実施形態(図11〜図12)
図11〜図12では第3実施形態を示しており、図11は縦断側面図、図12は要部拡大図である。
【0041】
この第3実施形態は第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせたもので、第1実施形態と同じ構造のインナー部材5に、フランジ5cと外筒5dとを形成している。そして、本実施形態では、ボール9は使用せずに、両部材4,5を直接に重ね合わせている。
【0042】
この場合、インナー部材5の環状リブ5′、5″が線接触に近い状態でアウター部材4に当接しているため、インナー部材5はスムースに旋回させることができる。また、2条の大径環状溝5′の間にできた環状凹所にグリースGを充填して、一層滑らかな旋回を可能としている。
【0043】
そして、第2実施形態と同様に、インナー部材5にフランジ5cと外筒5dとを設けているため、キャスター1が段差22を乗り越えるに際してアウター部材4の筒部4bにインナー部材5の外筒5dが先に当たることにより、係合爪12に大きな外力がかかることを防止できる。
【0044】
いうまでもないが、この形態でボールを使用しても良いし、第1実施形態においてボール9を使用せずに両部材を直接に当接させても良い。また、アウター部材に環状リブを形成したり、両部材4,5に環状リブを形成して、これらを噛み合わせても良い。なお、環状リブを形成することと環状溝を形成することとは同義である。
【0045】
(4).第4実施形態(図13〜図14)
図13では請求項を具体化した第4実施形態を示している。すなわち、この実施形態では、アウター部材4の天板4aとインナー部材5の天板5aとの間に、円板状の1枚のスライダー27を介在させている。
【0046】
スライダー27は、POM樹脂やポリアセタールのように摩擦係数が小さい樹脂から成っており、摺動抵抗をより小さくするため、複数状の環状リブ27aを形成している。また、インナー部材5のブレを防止して係合爪12に大きな外力が作用するのを防止するため、インナー部材5の外周面には環状突起28を形成している。
【0047】
このように構成すると、スライダー27をアウター部材4に嵌め込んでからだけで良いため、従来のようにボールを使用したものに比べて、製造及び組み立ての手間を格段に省いて、コストを抑制することができる。スライダー27の上面又は下面若しくは両面にグリスを塗布しても良い。
【0048】
図13の実施形態の場合、インナー部材5の天板5aは全周にわたって延びているため、主ガイド部17(及び補助ガイド部)はリブ構造になっている。図14では第3実施形態の変形例を示しており、この例のスライダー27は筒部27bを備えている。
【0049】
【0050】
【0051】
(5).その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
【0052】
また、例えばアウター部材やインナー部材の平面形状、断面形状などは必要に応じて様々に具体化できるし、更に、ロック機構を設けたり、高さ調節機構を設けたりすることも可能である。更に、本発明はキャビネットや椅子、ベッド等の様々の家具のキャスターとして使用することができる。
【0053】
ボールを使用せずに両部材を直接に接触させる場合、両部材を摩擦係数の小さい合成樹脂で製造したり、接触面に摩擦を低減する加工を施したりすることにより、環状リブを形成することなく広い面で接触させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のキャスターを取付けたテーブルの斜視図である。
【図2】第1実施形態の分離断面図である。
【図3】図2の III-III視断面図である。
【図4】図2のIV−IV視断面図である。
【図5】インナー部材と車輪とをひっくり返した状態での斜視図である。
【図6】縦断側面図である。
【図7】作用を示す図である。
【図8】作用を示す図である。
【図9】作用を示す図である。
【図10】第2実施形態を示す図である。
【図11】第3実施形態を示す縦断側面図である。
【図12】第3実施形態の要部拡大図である。
【図13】第4実施形態を示す図である。
【図14】第5実施形態の変形例を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1 キャスター
3 テーブルの脚
4 アウター部材
5 インナー部材
6 車輪
8 ボール
12 係合爪
14 車軸受け部
15 車軸
17 主ガイド部
17a 平坦部
20 補助ガイド部
22 段差
23,24 敷居
25 隙間

Claims (4)

  1. 下向きに開口した筒部を有していて家具の脚に取付けられるアウター部材と、このアウター部材を支持するため当該アウター部材の内部に下方から嵌め入れたインナー部材と、平面視でアウター部材の内側に配置されていると共に床面上を転動し得る車輪とを備えており、
    前記インナー部材はアウター部材に水平旋回自在に装着されている一方、
    前記車輪は車軸を備えており、この車軸を、前記インナー部材のうち平面視で旋回中心から外側にずれた位置に形成した一対の車軸受け部に取付けており、
    更に、前記インナー部材のうちその旋回中心を挟んで車輪の取付け位置と反対側の部位に、前記車輪の回転軸心に沿った方向から見て下面がインナー部材の端部から車輪の方に向けて低くなるように傾斜しかつアウター部材の下方に位置したガイド部を一体に形成しているキャスターであって、
    前記主ガイド部の下端は、車輪を挟んで両側に位置した一対の水平状の平坦部を介して前記一対の車軸受け部に連続しており、インナー部材のうち車輪の回転軸心と直交した水平方向から見て車輪を挟んだ両側の部分の側面は、車輪に近づくに従って床面に近づくように傾斜すると共に前記平坦部に連続した補助ガイド部になっている、
    家具のキャスター。
  2. 前記アウター部材とインナー部材とはともに平面視円形に形成されており、前記インナー部材の下端に、アウター部材の下端面を下方から覆うフランジが一体に形成されている、
    請求項1に記載した家具のキャスター。
  3. 前記アウター部材は天板を備えており、アウター部材の天板とインナー部材とを上下に直接に重ね合わせることにより、アウター部材をインナー部材で直接に支持しており、これらアウター部材の天板とインナー部材とのうちいずれか一方又は両方に、両者の接触面積を小さくする環状リブを形成している、
    請求項1又は請求項2に記載した家具のキャスター。
  4. 前記アウター部材とインナー部材とが上下に重なる部分に、インナー部材の水平旋回を容易ならしめるための合成樹脂製のスライダーを介在させている、
    請求項1又は請求項2に記載した家具のキャスター。
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