JP3965338B2 - 引き戸 - Google Patents

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JP3965338B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行車輪を有する1個の扉体を、地面側に敷設されたガイドレールに沿って開閉方向に移動自在に備えた引き戸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
出入口を開閉する引き戸には、地面側に敷設されたガイドレールと、地面上を走行する走行車輪を有し且つガイドレールに沿って開閉方向に移動自在な扉体とを備えたものがある。
【0003】
従来の引き戸は、特許文献1に記載のように、出入口の一側の引き込み部から出入口の全体にわたってガイドレールを敷設し、このガイドレールにより走行車輪を直接案内するように構成している。
【特許文献1】
特開2000−54767号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の引き戸は、ガイドレールにより走行車輪を直接案内する構造であるため、ガイドレールを引き込み部から出入口の全体にわたって敷設しなければならず、非常に長いガイドレールが必要であると共に、施工の際に長い範囲にわたってガイドレールを敷設する必要があり、製作、設置のコストがアップする欠点がある。しかも、出入口を横切るようにその全体にガイドレールを敷設するため、出入口を自動車、人等が通行する際に、そのガイドレールが邪魔になるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ガイドレールの敷設範囲を短くでき、低コストで容易に製作し設置できると共に、自動車、人等の通行の邪魔にならない引き戸を提供すること目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、地面1上を走行する走行車輪23〜25を有する1個の扉体7を、前記地面1側に敷設されたガイドレール5に沿って格納用引き込み部8の引き込み位置と戸当たり側の閉鎖位置との間で開閉方向に移動自在に備えた引き戸において、前記引き込み部8に前記ガイドレール5を敷設し、前記扉体7の戸当たり側端部に、該扉体7に対して内外方向の両側に前記走行車輪25を有する支持枠22を設け、前記扉体7の引き込み部8側の端部に、該扉体7に対して内外方向の両側に前記走行車輪23,24を有する2個の支持枠20,21を前記開閉方向に所定の間隔を置いて設け、該2個の支持枠20,21間で前記扉体7の下側に、前記ガイドレール5によって前記開閉方向に案内される前記開閉方向に複数個のガイドローラ26と、前記ガイドレール5に係合して前記扉体7の内外方向への転倒を防止する転倒防止係合具27とを備え、前記ガイドレール5の両端部に、前記引き込み位置及び前記閉鎖位置で前記2個の支持枠20,21の内の対応する支持枠20,21の下部側に当接して前記扉体7の移動範囲を規制するストッパー12,13を前記開閉方向に位置調整自在に設けたものである。
第2の本発明は、地面1上を走行する走行車輪23〜25を有する1個の扉体7を、前記地面1側に敷設されたガイドレール5に沿って格納用引き込み部8の引き込み位置と戸当たり側の閉鎖位置との間で開閉方向に移動自在に備えた引き戸において、前記引き込み部8に前記ガイドレール5を敷設し、前記扉体7の引き込み側及び戸当たり側に、該扉体7に対して内外方向の両側に前記走行車輪23,25を有する支持枠20,22を設け、引き込み側の前記支持枠20から戸当たり側に所定間隔を置いて前記扉体7の下側に固定ブラケット57を設け、引き込み側の前記支持枠20と前記固定ブラケット57との間で前記扉体7の下側に、前記ガイドレール5によって前記開閉方向に案内される前記開閉方向に複数個のガイドローラ26と、前記ガイドレール5に係合して前記扉体7の内外方向への転倒を防止する転倒防止係合具27とを備え、前記ガイドレール5の両端部に、前記引き込み位置で前記支持枠20に、前記閉鎖位置で前記固定ブラケット57に夫々当接して前記扉体7の移動範囲を規制するストッパー12,13を前記開閉方向に位置調整自在に設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る引き戸の各実施形態を説明する。図1〜図5は本発明の第1の実施形態を例示する。図1(a)は引き戸の閉鎖状態の平面図、図1(b)は引き戸の開放状態(格納状態)の平面図、図2は引き戸の正面図であり、図3〜図5は各部の詳細を示す。
【0008】
図1及び図2において、1は地面、2は塀等の構造物、3は出入口である。4は引き戸で、塀等の構造物2の内側で出入口3に対応して地面1側に設置されている。この引き戸4は、出入口3の一側の引き込み部8において地面1側に敷設されたガイドレール5と、出入口3の他側で地面1側に立設された戸当たり支柱6と、ガイドレール5に沿って開閉方向に配置された1個の扉体7とを備えている。
【0009】
引き込み部8は扉体7の格納用であって、出入口3の一側で構造物2の内側に設けられている。ガイドレール5は扉体7の移動範囲よりも若干長い長さを有し、構造体3に沿って引き込み部8にのみ開閉方向に配置されている。このガイドレール5は、図5に示すように断面略台形状であり、ガイド溝9を挟んで内外方向の両側に設けられた一対のガイド部10と、ガイド溝9側で各ガイド部10の下側に形成された一対の転倒防止係合部11とが長手方向の略全長に設けられている。
【0010】
またガイドレール5には、扉体7の移動範囲を規制するストッパー12,13が長手方向の両端部に上方に突出して設けられている。2個のストッパー12,13の内、出入口3側のストッパー13は構造物2の出入口3側の端部に略対応しており、このストッパー13から扉体7の移動距離分だけ離間した位置に反対側のストッパー12が設けられている。
【0011】
ストッパー12,13は、図5に示すようにガイドレール5の一対のガイド部10間に回転不能に嵌合する嵌合部14を下側に有し、転倒防止係合部11の下側に当接する当接板15と、ストッパー12,13側から当接板15に螺合するボルト16とにより、ガイドレール5の上側に当接した状態で開閉方向に位置調整可能に固定されている。なお、各ストッパー12,13には、その相対向する側にゴム、その他の緩衝体17が設けられている。
【0012】
扉体7は、その1個で出入口3を閉鎖し得る長さであって、図2に示すように本体扉18と、この本体扉18の引き込み部8側に固定された補助扉19とを開閉方向に略一直線状に備え、引き込み部8と出入口3の閉鎖位置との間で開閉方向に移動自在である。この扉体7には、その引き込み部8側の端部に2個の支持枠20,21が、戸当たり側端部に1個の支持枠22が夫々設けられると共に、その各支持枠20〜22の内外方向の両側下部に走行車輪23〜25が設けられ、また引き込み部8側の2個の支持枠20,21間の下部には、図3、図4に示すように支持部材49を介してガイドローラ26、転倒防止係合具27が開閉方向に所定の間隔を置いて2個設けられている。
【0013】
本体扉18は、上下方向に所定の間隔をおいて開閉方向に略水平状に配置された上枠部28及び下枠部29と、この上枠部28及び下枠部29の両端に上下方向に配置された側枠部30と、これらの枠部28〜30内に配置された横格子、井桁格子、その他の格子体31とにより構成されている。補助扉19は上下方向に長い矩形状で、本体扉18の上枠部28、下枠部29、側枠部30、格子体31に対応する上枠部32、下枠部33、側枠部34、格子体35を有し、本体扉18と調和するように構成されている。なお、補助扉19は常時構造物2の内側にあり、出入口3側に出ない程度の長さになっている。
【0014】
各支持枠20〜22は扉体7を起立状に支持するためのもので、図3に示すように、扉体7の上下両側に内外方向に配置された上枠部36及び下枠部37と、扉体7の内外両側に上下方向に配置された内縦枠部38及び外縦枠部39とを備えた上下方向に長い矩形枠状に構成されている。そして、この各支持枠20〜22内の内外方向の略中央に扉体7が挿入して配置され、上下一対のブラケット40により固定されている。ブラケット40は支持枠20〜22をその内面に沿って内側から補強するコ字状の補強部42と、この補強部42の中間から突出する取り付け部43とを有し、その取り付け部43に扉体7の本体扉18、補助扉19等が固定されている。なお、支持枠21,22は本体扉18の両端の側枠部30に、支持枠20は補助扉19の側枠部34に夫々対応している。
【0015】
各支持枠20〜22の下枠部37はストッパー12,13の緩衝体17に対応する高さにあり、扉体7を引き込み部8と出入口3の閉鎖位置との間で開閉方向に移動させたときに、引き込み部8側の2個の支持枠20,21の下枠部37がストッパー12,13の緩衝体17に当接するようになっている。戸当たり側の支持枠22は施錠手段44、把手45等を有し、出入口3を閉鎖した状態で戸当たり支柱6に当接して施錠手段44により施錠可能である。
【0016】
走行車輪23〜25は開閉方向に回転自在な固定車輪式であって、ガイドレール5の内外方向の両側で地面1上を走行するように、各支持枠20〜22の内外方向の両側に配置されている。各走行車輪23〜25は図3に示すように車輪ブラケット46に内外方向の車軸47を介して回転自在に軸支され、また車輪ブラケット46は支持枠20〜22の縦枠部38,39の下部にネジ等により固定されている。走行車輪23〜25、車輪ブラケット46は車輪カバー48により外側から覆われている。車輪カバー48は車輪ブラケット46にネジ等で固定されている。
【0017】
なお、支持枠20〜22と走行車輪23〜25とにより、走行車輪23〜25を有する台車が構成されているが、内外方向の台車枠の両端に走行車輪23〜25を設けて、その台車枠上に扉体7を載置して固定する等、支持枠20〜22の上枠部36と縦枠部38,39等の門型部分を省略しても良い。走行車輪23〜25は車輪ブラケット46を固定するネジ等で支持枠20〜22又は台車枠等に対して上下調整可能に設けても良い。
【0018】
支持部材49は図3、図4に示すように扉体7の略真下で開閉方向に配置され、両端が各支持枠20,21の下枠部37に固定されている。そして、この支持部材49に各支持枠20,21の近傍で各縦軸50が固定され、その各縦軸50の下部にガイドローラ26と転倒防止係合具27とが上下に設けられている。
【0019】
各ガイドローラ26は縦軸50に回転自在に套嵌されると共に、ガイドレール5のガイド部10間のガイド溝9に転動自在に嵌合しており、この2個のガイドローラ26とガイドレール5との協働作用により、扉体7をガイドレール5に沿って開閉方向に移動自在に案内するようになっている。
【0020】
転倒防止係合具27は円板状等であって、縦軸50の下端部に固定されると共に、ガイドレール5の転倒防止係合部11に下側から係合可能に配置され、扉体7が内外方向に傾斜したときに、転倒防止係合具27がガイドレール5の転倒防止係合部11に係合してその転倒を防止するようになっている。
【0021】
なお、ガイドローラ26は転倒防止係合具27により受けられている。縦軸50はボルト等のネジ軸からなり、支持部材49を貫通してその上下の両側からナット51,52により上下調整可能に固定されている。従って、ガイドローラ26、転倒防止係合具27は上下方向に調整可能である。転倒防止係合具27は縦軸50に回転自在に設けても良い。ガイドローラ26、転倒防止係合具27は一体に構成しても良い。
【0022】
この引き戸4は、次のように使用する。出入口3を開放する場合には、図1(b)に示すように扉体7を構造物2の内側の引き込み部8に引き込んで格納する。また出入口3を閉鎖する場合には、把手45を把持して扉体7を開放方向に操作する。すると扉体7の走行車輪23〜25が地面1上を開放方向へと転動し、扉体7がガイドレール5のガイド部10と、扉体7の引き込み部8側の端部の2個のガイドローラ26との案内作用により案内されながら、ガイドレール5に沿って引き込み部8から戸当たり支柱6側へと開閉方向に移動する。そして、図1(a)に示すように扉体7の戸当たり側の支持枠22を戸当たり支柱6に当接させて、扉体7を施錠手段44により戸当たり支柱6に施錠する。
【0023】
このように扉体7は、地面1側に敷設されたガイドレール5と、扉体7の引き込み部8側の端部に所定の間隔を置いて設けられた2個のガイドローラ26との案内作用により案内されながら開閉方向に移動する。
【0024】
従って、ガイドレール5は扉体7の移動範囲に相当する長さのものを引き込み部8側に設けておれば良く、従来の引き込み部8から出入口3の全体にわたってガイドレール5を設ける場合に比較してその長さを短くでき、施工に際しての作業が容易であると共に、材料の無駄がなくコストを低減できる。また出入口3の地面1側にガイドレール5を設ける必要がないので、出入口3を自動車、人等が通行する際にも、ガイドレール5が邪魔になるようなこともない。
【0025】
また扉体7の引き込み部8側の走行車輪23,24と戸当たり側の走行車輪25とに固定車輪を採用しており、この走行車輪23〜25がガイドレール5に沿って略直線的に走行するため、首振り車輪式の場合のように扉体7が内外方向に振れることもなく、扉体7をガイドレール5に沿って開閉方向へと円滑且つ確実に案内することができる。このため、ガイドレール5、ガイドローラ26等の損傷も極力防止できる。
【0026】
ガイドローラ26の下側に転倒防止係合具27があり、この転倒防止係合具27がガイドレール5内で転倒防止係合部11に下側から係合可能になっているので、強風による風圧、その他の外力が扉体7に対して内外方向に加わった場合にも、転倒防止係合具27が転倒防止係合部11に係合することにより、その内外方向への転倒を防止できる。また転倒防止係合具27は、ガイドローラ26と共に設けているため、別々に設ける場合に比較して構造を簡単にできる。
【0027】
図6は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、扉体7の戸当たり側の支持枠22に装着された内外両側の走行車輪25を首振り車輪式としたものである。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0028】
このように扉体7の戸当たり側の走行車輪25は首振り車輪式としても良い。この場合には、扉体7の戸当たり側の支持枠22を内外方向に調整でき、閉鎖状態で扉体7の支持枠22を戸当たり支柱6に当接して容易に施錠できる。
【0029】
図7及び図8は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、補助扉19に上下方向に1個又は複数個、例えば2個の載置棚55が設けられており、その載置棚55に花、観葉植物等を植えた植木鉢56、その他のものを載置できるようになっている。
【0030】
載置棚55は本体扉18の側枠部30及び/又は支持枠21と、補助扉19の側枠部34及び/又は支持枠20との間に略水平状に設けられ、その内外方向の寸法は支持枠20,21の内外方向の寸法と略同じか又は支持枠20,21の内外方向の寸法よりも若干長い程度である。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0031】
このように扉体7の引き込み部8側に載置棚55を設け、その載置棚55に植木鉢56等を載置することができる。この場合、載置棚55に対して開閉方向の両側に支持枠20,21があるため、載置棚55上の植木鉢56等を保護できる。また補助扉19は図8(a)(b)に示すように、常時構造物2の背後の引き込み部8側にあり、出入口3側に出ないので、補助扉19に載置棚55を設けても、それが外部側に露出することはない。
【0032】
図9〜図11は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、扉体7は開閉方向の両端部に支持枠20,22、走行車輪23,25を有する1個の本体扉18により構成され、この扉体7の引き込み部8側の端部に支持部材49を介してガイドローラ26、転倒防止係合具27が設けられている。なお、扉体7の戸当たり側等、他の部分は第1の実施形態と同様である。
【0033】
扉体7の引き込み部8側の支持枠20は1個であり、この支持枠20の内外方向の両側に固定車輪式の走行車輪23が設けられている。支持部材49は、支持枠20の下枠部37と、この下枠部37から戸当たり側に所定距離離間した位置で本体扉18の下枠部29の下側に固定された固定ブラケット57との間に開閉方向に架設されている。そして、この支持部材49に縦軸50等を介してガイドローラ26、転倒防止係合具27が設けられている。固定ブラケット57は、扉体7が出入口3の閉鎖位置まで戸当たり側へと移動したときに、ストッパー13の緩衝体17に当接可能である。従って、本体扉18は閉鎖状態のときにも、その引き込み部8側の一部が構造物2の内側に重なるようになっている。
【0034】
このように扉体7の引き込み部8側の支持枠20は1個でも良い。支持枠20の両側に走行車輪23を装着する場合、扉体7の引き込み部8側の走行車輪23は開閉方向に1個となるが、ガイドローラ26が所定の間隔を置いて2個あるので、扉体7をガイドレール5に沿って開閉方向に円滑に案内できる。
【0035】
以上、本発明の各実施形態について例示したが、本発明はこれらの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態では、支持枠20〜22と、この支持枠20〜22の内外方向の両側に装着された走行車輪23〜25とにより、走行車輪23〜25を有する各台車を構成する場合を例示しているが、扉体7の引き込み部8側に平面視矩形状の台車枠を1個設け、その台車枠の両端側に、内外一対の走行車輪23,24を開閉方向に所定の間隔を置いて2組設けるようにして良い。
【0036】
扉体7の引き込み部8側の端部には、内外方向に一対の走行車輪23,24を開閉方向に1個又は2個設ける他、3個以上設けても良い。また扉体7の戸当たり端側の走行車輪25も同様に開閉方向に2個以上の複数個設けても良い。但し、戸当たり側の走行車輪25は固定式、首振り式の何れでも良いが、少なくとも引き込み部8側の走行車輪23,24は固定式にすることが望ましい。また走行車輪23〜25は扉体7の内外両側に車輪ブラケット46を介して直接取り付けても良い。
【0037】
ガイドローラ26は、扉体7の引き込み部8側の端部に開閉方向に所定の間隔を置いて複数個あれば良く、実施形態に例示するように2個にしても良いし、3個以上にしても良い。また転倒防止係合具27は、ガイドレール5の転倒防止係合部11に係合可能であれば良く、その数は1個でも良いし、開閉方向に所定の間隔を置いて2個以上の複数個としても良い。
【0038】
ガイドローラ26と転倒防止係合具27は別々に設けても良い。ガイドローラ26、転倒防止係合具27を縦軸50等で取り付ける場合でも、支持部材49を使用せずに、その縦軸50等を扉体7の下側に直接、又は何らかの部材を介して取り付けるようにしても良い。
【0039】
ガイドレール5は地面1から突出するように設けているが、その頂面が地面1と略面一になるように地面1に埋設しても良い。またガイドレール5は幅方向(内外方向)の略中央のガイド溝9側に突出するように一対のガイド部10を設け、その下側が転倒防止係合部11となったものを例示しているが、幅方向の両側にその外側に突出するようにガイド部10を備え、その下側が転倒防止係合部11となったものでも良い。この場合には、ガイドローラ26はガイドレール5の両側のガイド部10に対応する内外一対を一組として、開閉方向に複数個設ければ良い。ガイドレール5は内外方向に複数本(例えば2本)設けても良い。
【0040】
ガイドレール5は、端部が出入口3側に突出しないように構造物2の内側に敷設することが望ましいが、敷地等の条件によっては一部が出入口3側に突出するように敷設しても良い。例えば第3の実施形態の場合には、扉体7に本体扉18がないので、閉鎖時に扉体7の略全体が出入口3に対応するように、ガイドレール5を出入口3側に突出させて設けても良い。但し、出入口3側のストッパー12,13は、地面1又はガイドレール5から上に突出しないように、ガイドレール5のガイド溝9の端部に設けることが望ましい。
【0041】
扉体7はどのような形状、構造でも良い。例えば、直線状のガイドレール5に沿って開閉方向に走行する場合でも、各実施形態に例示するように開閉方向に一直線状である必要はなく、平面視において弓状、ジグザグ状、その他の形状に湾曲したものでも良い。
【0042】
【発明の効果】
本発明では、ガイドレール5の敷設範囲を短くでき、低コストで容易に製作し設置できると共に、自動車、人等の通行の邪魔になるようなこともなく、しかも風圧等による扉体7の内外方向への転倒を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き戸の第1の実施形態を示し、(a)は伸長状態の平面図、(b)は格納状態の平面図である。
【図2】本発明に係る引き戸の第1の実施形態を示す正面図である。
【図3】本発明に係る引き戸の第1の実施形態を示す要部の側面断面図である。
【図4】本発明に係る引き戸の第1の実施形態を示す要部の正面断面図である。
【図5】本発明に係る引き戸の第1の実施形態を示すガイドレール側の側面断面図である。
【図6】本発明に係る引き戸の第2の実施形態を示す正面図である。
【図7】本発明に係る引き戸の第3の実施形態を示す正面図である。
【図8】本発明に係る引き戸の第3の実施形態を示し、(a)は伸長状態の平面図、(b)は格納状態の平面図である。
【図9】本発明に係る引き戸の第4の実施形態を示す正面図である。
【図10】本発明に係る引き戸の第4の実施形態を示し、(a)は伸長状態の平面図、(b)は格納状態の平面図である。
【図11】本発明に係る引き戸の第4の実施形態を示す要部の破断正面図である。
【符号の説明】
1 地面
5 ガイドレール
7 扉体
8 引き込み部
23〜25 走行車輪
26 ガイドローラ
27 転倒防止係合具

Claims (2)

  1. 地面(1)上を走行する走行車輪(23〜25)を有する1個の扉体(7)を、前記地面(1)側に敷設されたガイドレール(5)に沿って格納用引き込み部(8)の引き込み位置と戸当たり側の閉鎖位置との間で開閉方向に移動自在に備えた引き戸において、前記引き込み部(8)に前記ガイドレール(5)を敷設し、前記扉体(7)の戸当たり側端部に、該扉体(7)に対して内外方向の両側に前記走行車輪(25)を有する支持枠(22)を設け、前記扉体(7)の引き込み部(8)側の端部に、該扉体(7)に対して内外方向の両側に前記走行車輪(23,24)を有する2個の支持枠(20,21)を前記開閉方向に所定の間隔を置いて設け、該2個の支持枠(20,21)間で前記扉体(7)の下側に、前記ガイドレール(5)によって前記開閉方向に案内される前記開閉方向に複数個のガイドローラ(26)と、前記ガイドレール(5)に係合して前記扉体(7)の内外方向への転倒を防止する転倒防止係合具(27)とを備え、前記ガイドレール(5)の両端部に、前記引き込み位置及び前記閉鎖位置で前記2個の支持枠(20,21)の内の対応する支持枠(20,21)の下部側に当接して前記扉体(7)の移動範囲を規制するストッパー(12,13)を前記開閉方向に位置調整自在に設けたことを特徴とする引き戸。
  2. 地面(1)上を走行する走行車輪(23〜25)を有する1個の扉体(7)を、前記地面(1)側に敷設されたガイドレール(5)に沿って格納用引き込み部(8)の引き込み位置と戸当たり側の閉鎖位置との間で開閉方向に移動自在に備えた引き戸において、前記引き込み部(8)に前記ガイドレール(5)を敷設し、前記扉体(7)の引き込み側及び戸当たり側に、該扉体(7)に対して内外方向の両側に前記走行車輪(23,25)を有する支持枠(20,22)を設け、引き込み側の前記支持枠(20)から戸当たり側に所定間隔を置いて前記扉体(7)の下側に固定ブラケット(57)を設け、引き込み側の前記支持枠(20)と前記固定ブラケット(57)との間で前記扉体(7)の下側に、前記ガイドレール(5)によって前記開閉方向に案内される前記開閉方向に複数個のガイドローラ(26)と、前記ガイドレール(5)に係合して前記扉体(7)の内外方向への転倒を防止する転倒防止係合具(27)とを備え、前記ガイドレール(5)の両端部に、前記引き込み位置で前記支持枠(20)に、前記閉鎖位置で前記固定ブラケット(57)に夫々当接して前記扉体(7)の移動範囲を規制するストッパー(12,13)を前記開閉方向に位置調整自在に設けたことを特徴とする引き戸。
JP2002257552A 2002-09-03 2002-09-03 引き戸 Expired - Fee Related JP3965338B2 (ja)

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