JP3153417B2 - 門扉の転倒防止装置 - Google Patents

門扉の転倒防止装置

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JP3153417B2
JP3153417B2 JP14268594A JP14268594A JP3153417B2 JP 3153417 B2 JP3153417 B2 JP 3153417B2 JP 14268594 A JP14268594 A JP 14268594A JP 14268594 A JP14268594 A JP 14268594A JP 3153417 B2 JP3153417 B2 JP 3153417B2
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日本工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引き戸式門扉、伸縮式
門扉等の門扉の転倒防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引き戸式門扉等における転倒防止装置に
は、従来、実開平5−35998号公報に記載されるよ
うに、地面側に敷設された前後一対のガイドレールに、
このガイドレールの最上部に形成された上段水平部と、
この上段水平部の下側に形成された係合溝とを長手方向
に沿って設け、扉体の下部の前後両側に、各ガイドレー
ルの上段水平部に沿って転動する鍔付きの車輪と、係合
溝に係合する係合部を有する転倒防止ブラケットとを備
えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の転倒防止装置
は、ガイドレールの上段水平部に沿って車輪を走行させ
ているため、車輪には鍔付きの特別なものを使用する必
要がある。また鍔付きの車輪を使用しており、鍔部の直
径が大径になるため、扉体の下側の隙間を小さくするに
は、車輪を扉体の前後両側に大きく突出させて配置しな
ければならず、このため、ブロック塀等の出入口構築物
と扉体との間に大きな隙間ができる欠点がある。
【0004】更に、車輪の直径は、鍔部の直径に比較し
て当然小さくなるが、鍔部を大径にするにも自ずと限界
があるので、車輪の直径を小さくせざるを得ず、従っ
て、車輪の直径を小さくすれば、車輪の外周が摩耗し易
くなり、鍔部の損傷と共に車輪の耐久性が著しく低下す
る欠点がある。
【0005】しかも、長期間の使用によって鍔部が損傷
すれば、転倒防止ブラケットの係合部がガイドレールに
接触し、また車輪の外周が摩耗して小径になれば、転倒
防止ブラケットの係合部とガイドレールの係合溝との係
合状態が悪くなって、強風その他の外力が加わった時に
扉体が不用意に転倒する恐れがある。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、特別
な車輪を必要とせず、車輪の耐久性が向上すると共に、
扉体を塀等の出入口構築物に近接して配置することがで
き、しかも車輪が摩耗しても、転倒防止ブラケットの係
合部とガイドレールの係合溝との係合状態を良好に維持
でき、扉体の不用意な転倒を防止できる門扉の転倒防止
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、地面側に敷設された前後一対のガイドレール5 に、
その長手方向に沿って係合溝13を設け、扉体6,7,105 の
下部側の両側に、各ガイドレール5 に沿って走行する車
輪8,9 と、係合溝13に係合する係合部46,84 を有する転
倒防止ブラケット44,82 とを備えた門扉の転倒防止装置
において、各ガイドレール5 の係合溝13の外側に水平部
14を長手方向に沿って設け、各ガイドレール5 の水平部
14上を走行するように扉体6,7,105 に各車輪8,9 を設
け、各転倒防止ブラケット44,82 を上下調整可能に設
け、各水平部14に車輪8,9 の横ずれ防止用のガイド部17
をガイドレール5 の長手方向に設けものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、転倒防止ブラケット44,82 を車輪8,
9 側の車輪ブラケット38,76 に設けたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本発明では、扉体6,7,105 の
開閉時には、扉体6,7,105 の前後一対の車輪8,9 が各ガ
イドレール5 のガイド部17により横ずれを規制されなが
ら、その水平部14上を転動する。このため、各車輪8,9
をガイドレール5 に沿って確実に案内でき、車輪8,9 に
鍔付き等の特別なものを使用する必要がなくなると共
に、各転倒防止ブラケット44,82 のガイドレール5 に対
する接触等も防止できる。
【0010】また各転倒防止ブラケット44,82 の係合部
46,84 が各ガイドレール5 の係合溝13内にあるので、扉
体6,7,105 に強風等による外力が加わっても、転倒防止
ブラケット44,82 によって両扉体6,7,105 の転倒を確実
に阻止し、その不用意な転倒を未然に防止できる。
【0011】各転倒防止ブラケット44,82 は上下調整可
能であるので、長期間の使用により車輪8,9 が摩耗して
小径になった場合には、その摩耗量に応じて転倒防止ブ
ラケット44,82 の位置を上下に調整して、係合部46,84
の係合溝13に対する係合状態を良好に維持できる。
【0012】請求項2に記載の本発明では、転倒防止ブ
ラケット44,82 を車輪ブラケット38,76 に設けているた
め、転倒防止ブラケット44,82 を装着するための取付台
等を別途設ける必要がなく、構造的に簡単になると共
に、車輪8,9 と転倒防止ブラケット44,82 とが略同一位
置に位置するため、扉体6,7 から下方に突出する部材が
少なくなり、外観上の体裁も良く見栄えが良好である。
【0013】また転倒防止ブラケット44,82 が車輪ブラ
ケット38,76 に着いているため、転倒防止ブラケット4
4,82 により扉体6,7 の転倒を阻止する際にも、車輪8,9
と転倒防止ブラケット44,82 とが扉体6,7 の長手方向
に離れている場合に比べて、扉体6,7 に剛性の大小に関
係なく確実にその転倒を阻止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図20は本発明を2連引き戸式門扉に採
用した場合の実施例を例示する。図16及び図17にお
いて、1 はブロック塀等の出入口構築物、2 は出入口で
ある。3 は扉体格納部、4 は戸当たり柱で、これら扉体
格納部3 と戸当たり柱4 は、出入口構築物1 の内側の敷
地内で出入口2 の両側に設けられている。5 は前後一対
のガイドレールで、扉体格納部3 側から戸当たり柱4 側
に亘って出入口2 の地面に左右方向に敷設されている。
【0015】6 は外扉体、7 は内扉体で、これら扉体6,
7 は前後に所定の間隔を隔てて枠組み構成されている。
そして、これら扉体6,7 は、外扉体6 の内部に内扉体7
が伸縮方向に引き出し自在に嵌合されると共に、車輪8,
9 を介してガイドレール5 により出入口2 の開閉方向に
移動自在に支持されており、出入口2 の開放時には扉体
格納部3 に収縮状態で格納し、出入口2 の閉鎖時には、
外扉体6 から内扉体7を引き出した後、内扉体7 が戸当
たり柱4 に当接する位置まで両扉体6,7 をガイドレール
5 に沿って移動させるようになっている。
【0016】各ガイドレール5 は、図5(A)(B)に示すよ
うに、立面部10と、この立面部10の上端から互いに相手
のガイドレール5 側、即ち、内側に屈曲する上段水平部
11と、外側に開放するように立面部10の下端から内側に
凹入状に屈曲形成され且つ上側に係合面12を有する係合
溝13と、この係合溝13の下端側から外側に延びる下段水
平部14と、この下段水平部14の外端から下側に屈曲する
折曲部15とを備え、これら上段水平部11、係合溝13、下
段水平部14及び折曲部15は、ガイドレール5 の長手方向
の全長に設けられている。
【0017】一対のガイドレール5 間には、図1にも示
すように、各ガイドレール5 の上段水平部11と略面一状
となるようにコンクリート等の充填材16が充填されてお
り、この充填材16により各ガイドレール5 のガイド溝13
から上側を補強すると共に、一対のガイドレール5 間に
ゴミ等が溜まらないようにしている。
【0018】各ガイドレール5 は、下段水平部14の上面
が路面と略面一状となるように、折曲部15側が地面内に
埋め込まれている。各ガイドレール5 の下段水平部14は
車輪8,9 の走行用であって、この下段水平部14には、外
側で車輪8,9 を案内する車輪8,9 の横ずれ防止用の帯板
状のガイド部17が設けられている。ガイド部17は、その
外側が立面部10よりも外方に位置し且つ内側が立面部10
よりも若干ガイド溝13内に入るように、ガイドレール5
の長手方向の全長に設けられている。なお、前後一対の
ガイドレール5 は、アングル材等の連結材18によって互
いに連結されている。
【0019】外扉体6 は、図17乃至図20に示すよう
に、前後にガイドレール5 と略同程度の間隔を置いてガ
イドレール5 と略平行に左右方向に配置された一対の前
下枠19及び後下枠20と、この両下枠19,20 の左右両端及
び中央部を前後に連結する3本の連結枠21と、後下枠20
の左右両端に垂直に立設された左右一対の縦枠22と、ガ
イドレール5 と略平行に左右方向に配置され且つ両縦枠
22の上端を左右に連結する後上枠23と、左右方向に等間
隔を置いて前下枠19と後上枠23との間に配置された多数
の格子材24と、各格子材24の上下方向の中央部を左右方
向に連結する横桟33とから構成されている。
【0020】各下枠19,20 は、図1乃至図4に示すよう
に、上下方向に長い断面矩形筒状であり、この各下枠1
9,20 の内側には前後に相対応するガイド溝19a,20a が
左右方向の全長に形成され、また前下枠19の上面には、
その後部側に左右方向の全長に凸状の格子材取付部19b
が一体に形成されている。後上枠23は上下方向に長い断
面矩形筒状で、この後上枠23の前面側には、その上端部
側に左右方向の全長に凸状の格子材取付部23b が一体に
形成されている。
【0021】各下枠19,20 の左右両端には、図3及び図
4に示すように、その開口端を塞ぐ鋳物製の下枠キャッ
プ25がネジ26により着脱自在に固定されている。下枠キ
ャップ25は内扉体7 の抜け出しを規制するためのストッ
パー兼用であって、図6に示すように、下枠19,20 の外
側壁の内側に嵌合する突出部27と、下枠19,20 の内側壁
の内側に嵌合する突出部28とを一体に有し、その突出部
27に2個のネジ孔27aが形成され、このネジ孔27a に各
下枠19,20 の外側壁の外側からネジ26が螺合されてい
る。突出部28は内側壁に形成されたガイド溝19a,20a を
迂回するように凹部28a を有する。
【0022】なお、図6は後下枠20側の下枠キャップ25
を示し、前下枠20側の下枠キャップ25は、前下枠19の格
子材取付部19b の端部を塞ぐ凸部を上側に有する構造と
なっている。各連結枠21は、図1及び図2に示すよう
に、下枠19,20 の下側にスペーサ29を介してボルト30等
により固定されている。なお、各スペーサ29はリベット
により連結枠21の上面に固着されている。
【0023】各縦枠22は、図1乃至図3に示すように、
後下枠20と後上枠23との両端部間に介在されており、各
縦枠22の上下両端に嵌合するU字状のブラケット31、裏
板32、ネジ34等を介して後下枠20及び後上枠23に夫々固
定されている。
【0024】各格子材24は、直杆部24a と、この直杆部
24a の上端から後方に湾曲する湾曲部24b とを有し、直
杆部24a を縦枠22と略平行にした状態で、この直杆部24
a の下端が前下枠19の格子材取付部19b に、湾曲部24b
の後端部が後上枠23の格子材取付部23b 上に夫々ネジ35
によって固定されている。なお、各格子材24の後端は、
L字状の当て板36に当接しており、また当て板36は後上
枠23の上側の全長に装着されている。
【0025】外扉体6 には、その各下枠19,20 の左右両
端部に車輪8 が装着されている。各車輪8 は、図1、図
7及び図8に示すように、車軸37を介して逆U字状の車
輪ブラケット38に回転自在に軸支され、その車輪ブラケ
ット38は上下方向の縦軸39の下端に固定されている。縦
軸39はボルトにより構成され、各下枠19,20 に下側から
挿入した状態で、裏板40に固定されたナット41とロック
ナット42とにより、各下枠19,20 に上下方向に調節可能
に固定されている。裏板40はその両端の2本のボルト43
により下枠19,20 に固定されている。
【0026】各車輪ブラケット38には、図1、図5(A)
(B)、図7及び図8に示すように、転倒防止ブラケット4
4が2本のボルト45により上下方向に位置調節自在に装
着されている。転倒防止ブラケット44には、ガイドレー
ル5 側にL字状に突出する係合部46が下端部に形成され
ると共に、上部側にボルト45が挿通する左右一対の長孔
47が上下方向に形成され、また中間部に車軸37の端部と
干渉しないように長孔48が形成されている。係合部46は
ガイドレール5 の係合溝13に外側から挿入され、外扉体
6 に前後方向の外力が作用した時に、ガイドレール5 の
係合溝13の上面に下側から係合して、この外扉体6 の前
後方向への転倒を防止するようになっている。
【0027】外扉体6 には、図1、図18乃至図20に
示すように、その中央の連結枠21の下側に逆U字状の取
付ブラケット49がボルト50により固定され、この取付ブ
ラケット49の前後一対の各脚部に、転倒防止ブラケット
51がボルト52により上下方向に位置調節自在に装着され
ている。各転倒防止ブラケット51は下端部に互いに内向
きに屈曲する係合部53を有するL字状であって、その各
係合部53が受け金具54の一対の係合溝55に係脱自在に係
合するようになっている。
【0028】受け金具54は、図16に仮想線で示すよう
に、外扉体6 と内扉体7 とを伸長状態に伸ばして出入口
2 を閉塞した時に、その外扉体6 側の各転倒防止ブラケ
ット51に対応すべく、出入口2 内で一対のガイドレール
5 間の充填材16上に固定されている。そして、この受け
金具54は、外扉体6 に前後方向の外力が作用した時に、
転倒防止ブラケット51がその係合溝55の上側に係合し
て、外扉体6 の前後方向への転倒を防止するようになっ
ている。
【0029】受け金具54は、図9及び図10に示すよう
に、中央部が球面状に突出する偏平な円板であって、各
転倒防止ブラケット51の係合部53が係脱自在に係合する
一対の係合溝55の他に、各係合溝55の一端を閉塞するス
トッパー56が設けられ、このストッパー56に転倒防止ブ
ラケット51が係合して外扉体6 の開放方向への移動を規
制するようになっている。
【0030】内扉体7 は、図17乃至図20に示すよう
に、外扉体6 の各下枠19,20 の内側に近接するように前
後に間隔を置いてガイドレール5 と略平行に左右方向に
配置された一対の前下枠57及び後下枠58と、この両下枠
57,58 の左右両端間を前後に連結する2本の連結枠59
と、両下枠57,58 の中央間を前後に斜め方向に連結する
2本の斜め連結枠60と、後下枠58の左右両端に垂直に立
設された左右一対の縦枠61と、ガイドレール5 と略平行
に左右方向に配置され且つ両縦枠61の上端を左右に連結
する後上枠62と、左右方向に等間隔を置いて前下枠57と
後上枠62との間に配置された多数の格子材63と、各格子
材63の上下方向の中央部を左右方向に連結する横桟64と
から構成されている。
【0031】各下枠57,58 は、図1乃至図4に示すよう
に、外扉体6 の各下枠19,20 と同一断面形状の部材が用
いられており、この各下枠57,58 には内向きに相対応す
る溝57a,58a が全長に形成され、また前下枠57の上面に
はその後部側に左右方向の全長に凸状の格子材取付部57
b が一体に形成されている。後上枠62は上下方向が長い
断面矩形筒状で、この後上枠62の前面側には、その上端
部側に左右方向の全長に凸状の格子材取付部62b が一体
に形成されている。
【0032】なお、内扉体7 の各下枠57,58 の左右両端
にも、外扉体6 の各下枠19,20 と同様に、その開口端を
塞ぐ鋳物製の下枠キャップ65がネジにより着脱自在に固
定されている。各連結枠59は、図1及び図4に示すよう
に、両下枠57,58 と同一断面形状であって、前下枠57と
後下枠58との両端部間に介在され、各溝57a,58a,59a に
嵌合するL字状の連結金具66と、この連結金具66に対応
する裏板67とに螺合するネジ68により互いに連結されて
いる。
【0033】各下枠57,58 の戸当たり柱4 と反対側の端
部には、図11に示すように、その外側に下枠ガイドユ
ニット69が2個ずつ装着されている。各下枠ガイドユニ
ット69は、図1、図2、図4及び図12に示すように、
リベット70により各下枠57,58 に装着されたローラ取付
台71と、このローラ取付台71に外側にローラ軸72を介し
て回転自在に軸支されたガイドローラ73と、このガイド
ローラ73の上下両側でローラ取付台71に固着された合成
樹脂製のスライドガイド板74とから構成されている。
【0034】各ガイドローラ73は外扉体6 の各下枠19,2
0 に形成されたガイド溝19a,20a に転動自在に嵌合さ
れ、またスライドガイド板74はガイド溝19a,20a の上下
両側で各下枠19,20 に摺動自在に対向して左右方向に長
く配置されており、内扉体7 を外扉体6 に対して伸縮さ
せる時に、この内扉体7 の一端側を各ガイドローラ73及
びスライドガイド板74により支持案内するようになって
いる。なお、スライドガイド板74はリベット70によって
ローラ取付台71に固定されている。
【0035】内扉体7 には、その前下枠57及び後下枠58
の戸当たり柱4 側の端部に前後一対の車輪9 が装着され
ている。各車輪9 は、図13及び図14に示すように、
車軸75を介して逆U字状の車輪ブラケット76に回転自在
に軸支され、その車輪ブラケット76は上下方向の縦軸77
の下端に固定されている。縦軸77はボルトにより構成さ
れ、車輪取付台78に下側から螺合され且つロックナット
79により上下方向に位置調節可能に固定されている。車
輪取付台78は内扉体7 の前下枠57及び後下枠58に側面に
当接させた状態で、ボルト80と裏板81等により下側から
各下枠57,58 に固定されている。
【0036】各車輪ブラケット76には、図13及び図1
4に示すように、転倒防止ブラケット82が2本のボルト
83により上下方向に位置調節自在に装着されている。転
倒防止ブラケット82には、ガイドレール5 側にL字状に
突出する係合部84が下端部に形成されると共に、上部側
にボルト83が挿通する左右一対の長孔85が上下方向に形
成され、また中間部に車軸75の端部と干渉しないように
長孔86が形成されている。係合部84はガイドレール5 の
係合溝13に外側から挿入され、内扉体7 に前後方向の外
力が作用した時に、ガイドレール5 の係合溝13の上面に
下側から係合して、この内扉体7 の前後方向への転倒を
防止するようになっている。
【0037】各縦枠61は、図1及び図2に示すように、
後下枠58と後上枠62との両端部間に介在されており、各
縦枠61の上下両端に嵌合するU字状のブラケット87、裏
板88、ネジ89等を介して後下枠58及び後上枠62に夫々固
定されている。各格子材63は、直杆部63a と、この直杆
部63a の上端から後方に湾曲する湾曲部63b とを有し、
直杆部63a を縦枠61と略平行にした状態で、この直杆部
63a の下端が前下枠57の格子材取付部57b に、湾曲部63
b の後端部が後上枠62の格子材取付部62b 上に夫々ネジ
90によって固定されている。
【0038】なお、各格子材63の後端は、L字状の当て
板91に当接しており、また当て板91は後上枠62の上側の
全長に装着されている。外扉体6 の後上枠62には、図1
8に示すように、戸当たり柱4 側の縦枠61の近傍に、内
扉体7 の後上枠62を前後両側から案内する上枠ガイドユ
ニット92が設けられている。
【0039】上枠ガイドユニット92は、図1、図3及び
図15に示すように、外扉体6 の後上枠23に固定された
ローラブラケット93と、内扉体7 の後上枠62を前後両側
から挟持して案内するように、ローラブラケット93に縦
方向の支軸94を介して支持された前後各2個のガイドロ
ーラ95とから構成されている。ローラブラケット93は内
扉体7 の後上枠62の下側に配置され、後端側に段違い状
に上側に屈曲する取付部93a を有し、この取付部93a が
外扉体6 の後上枠23の下側にボルト96、裏板32等を介し
て着脱自在に固定されている。
【0040】内扉体7 の各下枠57,58 には、図13及び
図18に示すように、内扉体7 を外扉体6 内に挿入した
時に、外扉体6 の連結枠59に当接するストッパー97が設
けられている。このストッパー97はゴム等の弾性体から
なり、ボルト98により各下枠57,58 の下側に固定されて
いる。
【0041】戸当たり柱4 は、内扉体7 の縦枠61及び格
子材63に対応する側面視形状に構成されている。99は把
手で、内扉体7 の戸当たり柱4 側段部の前後両側に設け
られている。100 は施錠装置で、戸当たり柱4 に設けら
れている。101 は落とし棒で、外扉体6の戸当たり柱4
側端部の内側に装着されたブラケット102 に上下動可能
に設けられ、外扉体6 を扉体格納部3 側に格納した時
に、路面側の係合孔に係合して外扉体6 を移動不能にロ
ックするためのものである。
【0042】なお、下枠19,20 等の他にも、各枠の端部
にはその開口を塞ぐキャップが装着されている。この引
き戸式門扉では、出入口2 を開放する開放時には、扉体
格納部3 において、外扉体6 内に内扉体7 を挿入して収
縮させた状態で、これら外扉体6 と内扉体7 とを出入口
2 の一端の扉体格納部3 側に格納する。
【0043】この開放状態から外扉体6 及び内扉体7 を
引き出して出入口2 を閉鎖する場合には、次のように行
う。即ち、内扉体7 の把手99を把持して戸当たり柱4 側
にa矢示方向に引っ張ると、先ず内扉体7 がガイドレー
ル5 と外扉体6 の各下枠19,20 のガイド溝19a,20a とに
よって支持案内されながら移動して、外扉体6 と内扉体
7 とが伸長して行く。
【0044】この時、内扉体7 の戸当たり柱4 側端部に
は前後一対の車輪9 があり、この各車輪9 が各ガイドレ
ール5 のガイド部17により前後方向への横ずれを規制さ
れながら、その下段水平部14上を転動する。また内扉体
7 の戸当たり柱4 と反対側端部には、各下枠57,58 の外
側に前後一対の下枠ガイドユニット69があり、この各下
枠ガイドユニット69のガイドローラ72が外扉体6 の各下
枠19,20 のガイド溝19a,20a 内を転動すると共に、各ス
ライドガイド板74がガイド溝19a,20a の上下両側で各下
枠19,20 に沿って摺動して内扉体7 の下部側の前後方向
への揺れを規制する。
【0045】更に、外扉体6 の後上枠23の戸当たり柱4
側の端部には上枠ガイドユニット92があり、この上枠ガ
イドユニット92の各ガイドローラ95が内扉体7 の後上枠
62を前後両側から挟持して案内し、内扉体7 の上部側の
前後方向への揺れを規制する。従って、内扉体7 は、こ
れらにより案内されながらガイドレール5 に沿って戸当
たり柱4 側へと速やかに移動し、外扉体6 から戸当たり
柱4 側へと容易且つ円滑に抜けて行く。
【0046】そして、内扉体7 が外扉体6 から引き出さ
れて最大伸長状態まで達すると、内扉体7 の各下枠57,5
8 のガイドローラ73が、外扉体6 の各下枠19,20 の戸当
たり柱4 側端部に装着された下枠キャップ25に当接する
ので、外扉体6 と内扉体7 はそれ以上には伸長しなくな
る。
【0047】そこで、把手99を更にa矢示方向に戸当た
り柱4 側へと引っ張ると、ガイドローラ73、下枠キャッ
プ25を介して外扉体6 が戸当たり柱4 側に引っ張られ
て、外扉体6 は伸長状態のままで内扉体7 と一体にガイ
ドレール5 に沿って戸当たり柱4 側へと移動する。
【0048】この時、外扉体6 の左右両端部に装着され
た前後一対の車輪8 は、内扉体7 側の前後一対の車輪9
と同様に、各ガイドレール5 のガイド部17により前後の
横ずれを規制されながら、その下段水平部14上を転動す
る。
【0049】内扉体7 が戸当たり柱4 側に移動してその
端部が戸当たり柱4 に当接すると、施錠装置100 が作動
して内扉体7 を戸当たり柱4 に施錠し、外扉体6 と内扉
体7とによって出入口2 を完全に閉鎖する。この閉鎖状
態の時に、外扉体6 の中央の連結枠21に設けた転倒防止
ブラケット51の係合部53が受け金具54の一対の係合溝55
に係合する。
【0050】出入口2 を開放する時には、内扉体7 の施
錠を解除した後、把手99を持って内扉体7 を開放方向へ
と反a矢示方向に押す。すると内扉体7 が外扉体6 内に
挿入され、外扉体6 と内扉体7 とが収縮して行く。そし
て、収縮限界まで内扉体7 が外扉体6 内に挿入される
と、内扉体7 のストッパー97が外扉体6 の戸当たり柱4
側端部の連結枠21に当接して収縮しなくなる。
【0051】出入口2 の一部を開放する場合には、この
ようにストッパー97が連結枠21に当接するまで内扉体7
を外扉体6 側に移動させて収縮させれば良い。この状態
では外扉体6 を戸当たり柱4 側に押しても、その中央の
転倒防止ブラケット51が受け金具54の係合溝55の一端側
のストッパー56に当接するため、外扉体6 が戸当たり柱
4 側へと移動することはない。つまり、外扉体6 は、そ
の転倒防止ブラケット51が受け金具54のストッパー56に
係合する位置から戸当たり柱4 側へは移動不能である。
【0052】出入口2 を完全に開放する場合には、スト
ッパー97が連結枠21に当接した後も、更に内扉体7 側を
反a矢示方向に押して行けば、外扉体6 と内扉体7 とが
収縮状態のままで扉体格納部3 側へと移動して、出入口
2 を開放する。
【0053】各扉体6,7 の車輪8,9 側には、その各車輪
ブラケット38,76 に転倒防止ブラケット44,82 があり、
両扉体6,7 がガイドレール5 上の何れの位置にある時に
も、この前後一対の転倒防止ブラケット44,82 の係合部
46,84 が各ガイドレール5 の係合溝13内にあるので、こ
れら各扉体6,7 の上部側に前後方向の外力が加われば、
前後何れかの係合部46,84 が必ず前後何れかのガイドレ
ール5 の係合溝13に係合して、各扉体6,7 の転倒を阻止
することができる。
【0054】また出入口2 を完全に閉鎖した時等、外扉
体6 が最大限まで出入口2 側に突出した状態にある時に
は、その転倒防止ブラケット51が受け金具54の係合溝55
に係合しているため、外扉体6 が長尺であるにも拘わら
ず、この転倒防止ブラケット51と受け金具54とによっ
て、外扉体6 の中央部側に加わる前後方向の外力に抗す
ることができる。
【0055】従って、強風等による外力が加わっても、
この各転倒防止ブラケット44,51,82によって両扉体6,7
の転倒を確実に阻止し、その不用意な転倒を未然に防止
できるので、安全性が著しく向上する。各ガイドレール
5 に、その係合溝13の外側に車輪8,9 が転動する下段水
平部14を設け、この下段水平部14に車輪8,9 の横ずれを
防止するガイド部17を設けており、開閉時にはガイド部
17で各車輪8,9 を案内して横ずれを防止しながら、各車
輪8,9 が下段水平部14上を走行する。
【0056】このため、従来のように鍔付きの特別な車
輪を使用する必要がなく、市販の廉価な車輪8,9 を使用
できると共に、転倒防止ブラケット44,82 がガイドレー
ル5の立面部10等に接触することがなく、各車輪8,9 を
ガイドレール5 に沿って確実に案内することができる。
【0057】また車輪8,9 に鍔付き等の特別なものを使
用する必要がないので、各車輪8,9を各扉体6,7 の下側
に配置する等、各車輪8,9 を扉体6,7 の前後両側に大き
く突出させて配置する必要がなくなり、各扉体6,7 と出
入口構築物1 等との間の隙間を小さくし、各扉体6,7 を
出入口構築物1 等に近接させて配置することができる。
【0058】各車輪8,9 を外扉体6 の前後幅内に収め、
各扉体6,7 の下側に車輪8,9 を配置しているにも拘わら
ず、車輪8,9 に鍔等がないので、各車輪8,9 の直径を比
較的大きく採りつつも、各扉体6,7 を低くすることがで
きる。
【0059】しかも、ガイドレール5 の下段水平部14は
路面と略面一状であって、この下段水平部14から上側に
上段水平部11、立面部10、係合溝13があり、この一対の
ガイドレール5 間に、上段水平部11と略面一状にコンク
リート等の充填材16を充填しており、この部分が車輪8,
9 走行用の下段水平部14よりも高くなっているため、大
径の車輪8,9 を使用しても、外扉体6 及び内扉体7 の下
側の空間を小さくすることができる。
【0060】更に、各ガイドレール5 は下段水平部14が
路面と略面一状であって、従来のようにガイドレール5
の一部が路面よりも低くなる溝状とはなっていないの
で、ガイドレール5 の部分に雨水やゴミ等が溜まる恐れ
もない。
【0061】各ガイドレール5 の下段水平部14が路面と
略面一状である上に、その係合溝13側にガイド部17があ
り、このガイド部17の一部を係合溝13内に入れることが
可能であるため、ガイド部17の外側の下段水平部14の幅
を十分に確保することが容易である。このため、各車輪
8,9 の材質に応じてその幅を大にする等の余裕ができ、
鍔等が必要でなく大径の車輪8,9 を使用できること等と
相まって、車輪8,9 の耐久性が向上し、外周の摩耗等を
極力小さくすることができる。
【0062】また特に、各転倒防止ブラケット44,82
は、車輪ブラケット38,76 に対して長孔47,85 の範囲内
で上下方向に調節自在であるため、長期間の使用により
車輪8,9 が摩耗して小径になった場合には、その摩耗量
に応じて転倒防止ブラケット44,82 の位置を上下に調整
して、係合部46,84 の係合溝13に対する係合状態を良好
に維持でき、各扉体6,7 の転倒を確実に防止することが
できる。
【0063】しかも、転倒防止ブラケット44,82 を車輪
ブラケット38,76 に設けているため、転倒防止ブラケッ
ト44,82 を各扉体6,7 の下枠19,20,57,58 等に設ける場
合に比較して、転倒防止ブラケット44,82 を装着するた
めの取付台等を別途設ける必要がなく、構造的に簡単に
なると共に、車輪8,9 と転倒防止ブラケット44,82 とが
略同一位置に位置するため、下枠19,20,57,58 から下方
に突出する部材が少なくなり、外観上の体裁も良く見栄
えが良好である。
【0064】更に、車輪8,9 と転倒防止ブラケット44,8
2 とが扉体6,7 の長手方向に離れていれば、転倒防止ブ
ラケット44,82 で扉体6,7 の転倒を阻止する際に、扉体
6,7に捩じり方向の外力が作用するので、転倒を確実に
阻止するためには扉体6,7 の剛性が問題になるが、転倒
防止ブラケット44,82 を車輪ブラケット38,76 に着けて
おり、車輪8,9 と転倒防止ブラケット44,82 とが扉体6,
7 の長手方向の略同一位置にあるため、扉体6,7 に剛性
の大小に関係なく確実にその転倒を阻止できる。
【0065】また転倒防止ブラケット44,82 の調整手段
として、転倒防止ブラケット44,82に長孔47,85 を形成
し、車輪ブラケット38,76 側はネジ孔のみとしているた
め、車輪ブラケット38,76 に長孔47,85 を形成する場合
に比較して、車輪ブラケットの強度の低下を防止するこ
とができる。
【0066】図21乃至図22は本発明を伸縮式門扉に
採用した場合の実施例を例示する。伸縮式門扉の扉体10
5 は、逆U字状等に形成された多数の縦桟106 と、この
各縦桟106 間を連結するパンタグラフ機構107 とを備
え、扉体105 の長手方向に伸縮自在に構成されている。
適当箇所の扉体105 の下部には、車輪取付台108 が設け
られ、この車輪取付台108 に車輪ブラケット38、縦軸39
等を介して車輪8 が取り付けられている。そして、車輪
8 の近傍又は適宜位置の縦桟106 の下部に転倒防止ブラ
ケット44が上下調節自在に装着されている。縦桟106 は
断面コ字状等であり、転倒防止ブラケット44は縦桟106
の左右内壁で左右への傾きが規制されている。
【0067】この場合にも、前記実施例と同様の利点が
あるが、この実施例では、縦桟106を転倒防止ブラケッ
ト44の装着用に利用すると共に、縦桟106 で転倒防止ブ
ラケット44の傾きを規制しているため、転倒防止ブラケ
ット44の装着部分の構造を簡単にすることができる。
【0068】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらに限定されるものではない。例え
ば、ガイドレール5 のガイド部17は、下段水平部14に一
体に成形しても良い。また本発明は、外扉体6 と内扉体
7 とを備えた伸縮型の引き戸式門扉の他に、伸縮不能な
引き戸式門扉等にも採用することができ、ガイドレール
5に沿って走行する形式の門扉全般に広く利用可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、各ガ
イドレール5 の係合溝13の外側に水平部14を長手方向に
沿って設け、各ガイドレール5 の水平部14上を走行する
ように扉体6,7,105 に各車輪8,9 を設け、各転倒防止ブ
ラケット44,82 を上下調整可能に設け、各水平部14に車
輪8,9 の横ずれ防止用のガイド部17をガイドレール5 の
長手方向に設けているので、次のような顕著な効果を奏
する。
【0070】 各ガイドレール5 の係合溝13の外側
に、扉体6,7,105 の各車輪8,9 が走行する水平部14があ
り、この水平部14に横ずれ防止用のガイド部17を設けて
いるため、各車輪8,9 をガイドレール5 に沿って確実に
案内でき、車輪8,9 に鍔付き等の特別なものを使用する
必要がなくなると共に、車輪8,9 側の転倒防止ブラケッ
ト44,82 がガイドレール5 に接触するようなことも確実
に防止できる。
【0071】 車輪8,9 に鍔付き等の特別なものを使
用する必要がないので、車輪8,9 を扉体6,7,105 の下側
に配置する等、車輪8,9 を扉体6,7,105 の前後両側に大
きく突出させて配置する必要がなくなり、扉体6,7,105
と出入口構築物1 等との間の隙間を小さくし、扉体6,7,
105 を出入口構築物1 等に近接させて配置することがで
きる。
【0072】 車輪8,9 に鍔付き等の特別なものを使
用する必要がないので、扉体6,7,105の下側の隙間を比
較的小さく抑えつつ、車輪8,9 の直径を大きくして外周
の摩耗等を極力小さくできる等、車輪8,9 の耐久性を向
上させることができる。
【0073】 転倒防止ブラケット44,82 が上下調節
可能であるため、仮に長期間の使用により車輪8,9 が摩
耗して小径になった場合にも、転倒防止ブラケット44,8
2 を上下に調整して、係合部46,84 の係合溝13に対する
係合状態を良好に維持でき、強風等による外力による扉
体6,7,105 の転倒を確実に防止することができる。
【0074】請求項2に記載の本発明によれば、転倒防
止ブラケット44,82 を車輪8,9 側の車輪ブラケット38,7
6 に設けているので、次のような顕著な効果を奏する。
【0075】 転倒防止ブラケット44,82 を車輪ブラ
ケット38,76 に設けているため、転倒防止ブラケット4
4,82 を扉体6,7 の下枠19,20,57,58 等に設ける場合に
比較して、転倒防止ブラケット44,82 を装着するための
取付台等を別途設ける必要がなく、構造を簡単にするこ
とができると共に、車輪8,9 と転倒防止ブラケット44,8
2 とが略同一位置に位置するため、外観上の体裁も良好
にすることができる。
【0076】 転倒防止ブラケット44,82 が車輪ブラ
ケット38,76 に着いているため、転倒防止ブラケット4
4,82 により扉体6,7 の転倒を阻止する際にも、車輪8,9
と転倒防止ブラケット44,82 とが扉体6,7 の長手方向
に離れている場合に比べて、扉体6,7 に剛性の大小に関
係なく確実にその転倒を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す門扉の下部側の側面断
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す門扉の後部側の側面断
面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す扉体6,7,105 の戸当た
り柱側端部の正面断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す門扉の戸当たり柱と反
対側の平面断面図である。
【図5】(A) は本発明の一実施例を示すガイドレール部
分の断面図、(B) は本発明の一実施例を示すガイドレー
ル部分の正面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す下枠キャップの側面図
である。
【図7】本発明の一実施例を示す内扉体6,7,105 側の車
輪部の一部切り欠き正面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す内扉体6,7,105 側の車
輪部の一部切り欠き側面図である。
【図9】本発明の一実施例を示す受け金具の平面図であ
る。
【図10】本発明の一実施例を示す受け金具の側面図で
ある。
【図11】本発明の一実施例を示す扉体の概略平面図で
ある。
【図12】本発明の一実施例を示す内扉体の下枠ガイド
ユニットの正面図である。
【図13】本発明の一実施例を示す外扉体側の車輪部の
一部切り欠き正面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す外扉体側の車輪部の
一部切り欠き側面図である。
【図15】本発明の一実施例を示す内扉体の上枠ガイド
ユニット部分の断面図である。
【図16】本発明の一実施例を示す門扉の概略平面図で
ある。
【図17】本発明の一実施例を示す門扉の概略斜視図で
ある。
【図18】本発明の一実施例を示す門扉全体の一部切り
欠き正面図である。
【図19】本発明の一実施例を示す門扉全体の一部切り
欠き平面図である。
【図20】本発明の一実施例を示す門扉全体の側面図で
ある。
【図21】本発明の他の実施例を示す伸縮式門扉の一部
切り欠き側面図である。
【図22】本発明の他の実施例を示す伸縮式門扉の縦桟
の断面図である。
【符合の説明】
1 出入口構築物 2 出入口 3 扉体格納部 4 戸当たり柱 5 ガイドレール 6 外扉体 7 内扉体 8,9 車輪 13 係合溝 14 下段水平部 17 ガイド部 19,57 前下枠 20,58 後下枠 23,62 後上枠 38,76 車輪ブラケット 44,82 転倒防止ブラケット 46,84 係合部 105 扉体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 忠晴 香川県仲多度郡仲南町大字佐文801番地 の1 日本工機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−126096(JP,U) 実開 昭61−129100(JP,U) 実開 平4−59298(JP,U) 実開 平5−35998(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面側に敷設された前後一対のガイドレ
    ール(5) に、その長手方向に沿って係合溝(13)を設け、
    扉体(6)(7)(105) の下部側の両側に、各ガイドレール
    (5) に沿って走行する車輪(8)(9)と、係合溝(13)に係合
    する係合部(46)(84)を有する転倒防止ブラケット(44)(8
    2)とを備えた門扉の転倒防止装置において、各ガイドレ
    ール(5) の係合溝(13)の外側に水平部(14)を長手方向に
    沿って設け、各ガイドレール(5) の水平部(14)上を走行
    するように扉体(6)(7)(105) に各車輪(8)(9)を設け、各
    転倒防止ブラケット(44)(82)を上下調整可能に設け、各
    水平部(14)に車輪(8)(9)の横ずれ防止用のガイド部(17)
    をガイドレール(5) の長手方向に設けたことを特徴とす
    る門扉の転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 転倒防止ブラケット(44)(82)を車輪(8)
    (9)側の車輪ブラケット(38)(76)に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の門扉の転倒防止装置。
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