JPH0667797U - 車輪装置つき門扉 - Google Patents

車輪装置つき門扉

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JPH0667797U JP009859U JP985993U JPH0667797U JP H0667797 U JPH0667797 U JP H0667797U JP 009859 U JP009859 U JP 009859U JP 985993 U JP985993 U JP 985993U JP H0667797 U JPH0667797 U JP H0667797U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 門扉本体1のグラつきを防止するのに、落し
棒装置を不要となし、且つ傾斜地に設置する場合であっ
ても車輪12とガイドレール5との係合方式を採用する
ことができるようにする。 【構成】 折畳み式あるいは伸縮式に開閉される門扉本
体1の下部に車輪装置10を設け、且つ該車輪装置10
を地面上に敷設したガイドレール5でガイドさせながら
開閉方向に走行させるようにした車輪装置つき門扉にお
いて、車輪装置10は、門扉本体1に対して上下にスラ
イド自在とした縦杆11と、該縦杆11の下端部に取付
けられていてガイドレール5に案内される車輪12と、
縦杆11を門扉本体1に対して下方に付勢するスプリン
グ16とを備えて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、折畳み式あるいは伸縮式に開閉される門扉本体の下部に車輪装置を 設けた車輪装置つき門扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、折畳み式あるいは伸縮式に開閉される門扉において、閉扉状態にお ける門扉本体が内外方向にグラつくのを防止するための手段として、落し棒装置 を使用したもの(例えば実開平2ー150398号公報の第10図)、あるいは 門扉本体の下部に固定した車輪を地面上に敷設したガイドレールでガイドしたも の(例えば実開昭59ー19876号公報)、等が知られている。
【0003】 上記実開平2ー150398号公報(第10図)のように、落し棒装置を使用 した門扉では、閉扉状態において落し棒を地面側に係合させることによって門扉 本体のグラつきを防止し得るようになっている。他方、上記実開昭59ー198 76号公報のように、車輪をガイドレールでガイドするようにした門扉では、該 車輪がガイドレールでガイドされていることによって門扉本体のグラつきを防止 し得るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のように落し棒装置を使用した、折畳み開閉式又は伸縮開閉式 の門扉では、門扉開閉操作の度に落し棒を係脱操作しなければならず、その落し 棒係脱操作が面倒であるという問題があった。
【0005】 又、上記のように車輪をガイドレールでガイドさせた折畳み開閉式又は伸縮開 閉式の門扉では、門扉設置部分が水平面である場合は特に問題が生じないが、傾 斜地に設置する場合のようにガイドレールを傾斜状態で敷設する必要がある場合 には、従来から行われているような車輪とガイドレールの係合によるグラつき防 止構造を採用することができない。即ち、折畳み開閉式又は伸縮開閉式の門扉で は、門扉本体の開閉時に該門扉本体が水平方向に変位するため、その下部に固定 している車輪も水平方向に移動するようになって、該車輪が傾斜状態にあるガイ ドレールに沿って移動できなくなるという問題がある。
【0006】 本考案は、上記した従来の折畳み開閉式あるいは伸縮開閉式の門扉の問題点に 鑑み、門扉本体のグラつきを防止するのに、落し棒装置を不要となし、且つ傾斜 地に設置する場合であっても車輪とガイドレールとの係合方式を採用することが できるようにした車輪装置つき門扉を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、折畳み式あるいは伸縮式に開閉される門扉本体の下部に車輪装置を 設け、且つ該車輪装置を地面上に敷設したガイドレールでガイドさせながら開閉 方向に走行させるようにした車輪装置つき門扉において、車輪装置は、門扉本体 に対して上下にスライド自在とした縦杆と、該縦杆の下端部に取付けられていて ガイドレールに案内される車輪と、縦杆を門扉本体に対して下方に付勢するスプ リングとを備えて構成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本考案の門扉に使用されている車輪装置においては、門扉本体に対して上下に スライド自在とした縦杆の下端部に車輪を取付けており、且つ該縦杆をスプリン グによって下方に付勢した状態で設置しているので、門扉本体を開閉させる際に 、車輪が地上に敷設しているガイドレールに対して常に正常に係合するようにな る。特に、門扉設置部が傾斜地であってガイドレールが傾斜状態で敷設されてい る場合のように、門扉本体の開閉操作時において門扉本体における車輪取付部か らガイドレールまでの鉛直方向の距離が変化する場合であっても、縦杆の上下ス ライド作用とスプリングによる下方付勢作用とによって、車輪の高さがガイドレ ールに対して上下方向に追従して、該車輪がガイドレールと常時正常に係合する ようになる。
【0009】
【考案の効果】
従って、本考案の車輪装置つき門扉では、車輪が常時ガイドレールに係合して いるので、門扉本体を円滑に開閉できるとともに、閉扉状態において落し棒装置 がなくても門扉本体のグラつきを防止できる。又、車輪が上下スライド自在で且 つスプリングによって下方付勢状態で設置されているので、ガイドレールを傾斜 状態で敷設している場合であっても、門扉本体の開閉操作時に車輪の高さがガイ ドレールに追従するようになり、傾斜地においても折畳み開閉式あるいは伸縮開 閉式の車輪装置つき門扉を設置することができるという効果がある。
【0010】
【実施例】
以下、図1〜図16を参照して本考案のいくつかの実施例を説明すると、図1 〜図6には本考案の第1実施例、図7〜図9には同第2実施例、図10〜図11 には同第3実施例、図12には同第4実施例、図13〜図15には同第5実施例 、図16には同第6実施例の車輪装置つき門扉が示されている。
【0011】 又、これらの実施例では、門扉を傾斜地に設置したものが示されている。尚、 各実施例において、この門扉を設置している傾斜面は、吊元側から戸当り側に向 けて角度約2°程度下り傾斜している。そして、例えば間口が4000mm程度あ る場合には、吊元側端と戸当り側端との水平面からの高低差が約140mm程度生 じるようになる。
【0012】 図1〜図6に示す第1実施例の車輪装置つき門扉は、複数枚(図示例では合計 6枚)の扉面体6,6・・を順次ヒンジ8で枢着して折畳み開閉自在とした門扉 本体1を、吊元側支柱2と戸当り側支柱3間に設置している。
【0013】 各扉面体6,6・・には、その左右両側部にそれぞれ中空の縦枠61,61が 設けられている。又、戸当り側支柱3側から数えて第1番目と第3番目と第5番 目の各扉面体6,6,6における各戸当り側の縦枠61,61,61の下部には 、それぞれ車輪装置10,10,10(合計3カ所)が取付けられている。尚、 この車輪装置10については後で詳しく説明する。
【0014】 又、戸当り側支柱3側から数えて第1番目と第3番目と第5番目の各扉面体6 ,6,6における各戸当り側の縦枠61,61,61と、吊元側端部の扉面体6 における吊元側の縦枠61の各上部には、それぞれ門扉本体1を吊下げた状態で 走行させるための滑車装置21,21・・(合計4カ所)が取付けられている。 この滑車装置21は、縦枠61の上端部に支軸22を立設させ、且つ該支軸22 の上部に横長のブロック材23を取付けるとともに、該ブロック材23の前後各 側(矢印A,B側)にそれぞれ2個づつ(合計4個)の車輪24,24・・を取 付けて構成している。尚、この滑車装置21では、縦枠61と支軸22間、ある いは支軸22とブロック材23間を回動自由状態としている。
【0015】 両支柱2,3間の上部には、水平方向に向けて上部ガイドレール4が設置され ている。この上部ガイドレール4は、上記各滑車装置21,21・・の車輪24 をガイドして門扉本体1を吊下げ支持するとともに、各扉面体6,6・・の上部 側を折畳み自在にガイドするものである。尚、この上部ガイドレール4及び滑車 装置21の構造は、この種の吊下げ式折畳み門扉に従来から使用されているもの を採用しており、詳しい説明は省略する。
【0016】 上部ガイドレール4における吊元側の側方(家屋側)には、所定小長さ範囲に 補助ガイド31が設けられている(図2参照)。この補助ガイド31は、門扉本 体1の開扉状態(図2の折畳み状態)から該門扉本体1を伸長させる際に、扉面 体6,6の上部に設けたローラ32,32をガイドして該扉面体6を吊元側の所 定小範囲のみで開く(伸長させる)ようにするためのものである。又、図2にお いて符号35は、門扉本体1の閉扉状態から開放(折畳む)させる際に、吊元側 から数えて第1番目と第2番目の各扉面体6,6をスムーズに折曲させるための 蹴り出し部材で、上部ガイドレール4の吊元側寄りの適所に設けられている。こ の蹴り出し部材35には、門扉本体1の開放操作時に吊元側から第2番目の扉面 体6の上部に設けたローラ36が衝突し、該ローラ36が矢印A側に蹴り出され ることにより、吊元側から数えて第1番目と第2番目の各扉面体6,6が若干角 度だけ強制的に折曲されるようになる。尚、上記ガイド機構(符号31と32) 、及び蹴り出し機構(符号35と36)はそれぞれ公知であり、且つ本願考案に さほど重要でないので詳しい説明を省略する。
【0017】 又、両支柱2,3間の下部には、下部ガイドレール5が傾斜面に沿って傾斜状 態で敷設されている。この第1実施例の下部ガイドレール5は、逆T型のレール 材を使用し、その立上り壁51の上端部が地表面Gから若干高さ(例えば15mm 程度)だけ突出するようにして埋設されている。
【0018】 前記各車輪装置10,10,10は、下端部に車輪12を取付けた縦杆11を を扉面体6の縦枠61内において上下スライド自在に装着し、さらに該車輪つき 縦杆11を縦枠61に対してスプリング16で下方に付勢した状態で設置して構 成されている。
【0019】 縦杆11は、400〜500mm程度の長さをもつ丸棒が使用されている。又、 該縦杆11の長さ方向のほぼ中間部にはスプリング受けとなる環状の膨出部13 が設けられている。尚、図示例では、スプリング受けとして環状の膨出部13を 採用しているが、他の実施例では縦杆11にピンを差し込んだりあるいは突起物 を固定したりしてスプリング受けとすることもできる。他方、扉面体6の縦枠6 1内には、上下に間隔をもって2つの支持金具14,15が取付けられている。 この各支持金具14,15には、縦杆11を上下に挿通させるガイド穴14a, 15aが形成されている。そして、この縦杆11は、上下の支持金具14,15 の各ガイド穴14a,15aを通して上下にスライド自在なる状態で設置されて いる。尚、この縦杆11は、前記滑車装置21の支軸22と上下同心位置に設け られている。
【0020】 縦杆11の下端部には、車輪取付用の取付枠121が取付けられている。この 取付枠121は、図5及び図6に示すように上板と前後側板とをもつ断面コ型に 形成されていて、縦杆11の下端部を、取付枠上板に設けた穴124を貫通した 状態で取付枠両側板間にピン122で枢支している。尚、取付枠上板の穴124 は、図5に示すように左右方向に長穴となっており、取付枠121が縦杆11に 対して所定角度だけ揺動し得るようにしている。
【0021】 車輪12は、この第1実施例では左右方向(門扉開閉方向)に2つ設けられて いる。この各車輪12,12は、取付枠121の前後各側板間にそれぞれ車輪軸 123,123で枢支して取付けられている。又、該各車輪12,12は、前後 外側部にそれぞれフランジを有しており、該両フランジで下部ガイドレール5の 立上り壁51を前後(図5、図6において矢印A−B方向)からガードするよう にして係合させている。又、各車輪12,12は、車輪軸123に対して該車輪 軸方向に移動自在となっており、取付枠121が下部ガイドレール5に対して前 後(図5、図6において矢印A−B方向)に位置ずれした場合に、車輪12,1 2が車輪軸方向に移動して、該車輪12と下部ガイドレール5とがきしんだり車 輪12が転動不能になったりするのを防止し得るようになっている。
【0022】 縦杆11の外周には、上部支持金具14と膨出部13との間に縦杆押下げ用の スプリング16が介設されている。このスプリング16は、縦杆11を下方に付 勢して、図3に示すように閉扉状態における戸当り側端部の車輪装置10におい ても車輪12が下部ガイドレール5上に付勢された状態となるようにしている。 尚、この縦杆11は、下方からの押上げ力が加わると、スプリング16の付勢力 に抗して上動せしめられる。
【0023】 この第1実施例の車輪装置つき門扉においては、門扉本体上部の滑車装置21 ,21・・が上部ガイドレール4にガイドされ、他方、門扉本体下部の車輪装置 10,10,10が下部ガイドレール5にガイドされているので、門扉本体1の 全体が前後方向(矢印A−B方向)にグラつくことがない。又、閉扉状態におい ては、下部ガイドレール5が傾斜状態で敷設されている関係上、門扉本体1と下 部ガイドレール5との間の間隔は、戸当り側に向かって漸次大きくなっている。 ところが、各車輪装置10,10,10の縦杆11は、スプリング16の付勢力 によって下方に付勢されているので、各車輪装置10,10,10の車輪12は 常に下部ガイドレール5に正常に係合しており、下部ガイドレール5が傾斜状態 で敷設されている場合でも、門扉本体1の下部が前後方向(門扉の内外方向)に グラつくことがない。さらに、門扉本体1を閉扉状態から開放操作すると各扉面 体6,6・・が吊元側に折畳まれて、上部の各滑車装置21,21,21は上部 ガイドレール4にガイドされて吊元側に直線移動するとともに下部の各車輪装置 10,10,10も下部ガイドレール5にガイドされて吊元側に直線移動する。 このとき、下部ガイドレール5が上り傾斜しているので、車輪装置10の車輪1 2に上方への押圧力が作用し、それによって縦杆11がスプリング16の付勢力 に抗して上方にスライドして門扉本体1の折畳み動作が可能となる。そして、門 扉本体1の開放状態(図2及び図4の折畳み状態)では、各車輪装置10,10 ,10のスプリング16,16,16が圧縮された状態に維持される。尚、門扉 本体1の折畳み状態から閉扉方向に操作すると、各車輪装置10,10,10の 縦杆11がスプリング16で下方に付勢されていることにより、車輪12が戸当 り側に移動するにつれて下動せしめられ、該車輪12は下部ガイドレール5に対 して常時係合状態を維持するようになる。
【0024】 図7〜図9に示す第2実施例の車輪装置つき門扉では、各扉面体6,6(又は 扉面体6と端部枠)間に縦長のヒンジ部材9を介設して、該ヒンジ部材9の左右 両側部にそれぞれ扉面体6の側端部(又は端部枠の側端部)をヒンジ結合(符号 8)している。そして、この第2実施例では、車輪装置10を、戸当り側から数 えて第1番目と第3番目と第5番目の各ヒンジ部材9,9,9の一側面(車道側 の側面)にそれぞれ設けている。即ち、ヒンジ部材9の一側面には、縦長のカバ ー材18が取付けられており、該カバー材18内の空間部に車輪装置10の縦杆 11を支持する上下2つの支持金具14,15が取付けられている。そして、該 各支持金具14,15に、第1実施例と同様に車輪12つきの縦杆11を上下ス ライド自在に装着するとともに、該縦杆11をスプリング16で下方に付勢させ ている。尚、この第2実施例では、車輪装置10の縦杆11が扉面体6の厚さ方 向中心線より外側に位置している関係上、下部ガイドレール5も該車輪装置10 の各車輪12に対応して扉面体厚さの中心線より外側にずらせて設置している。 その他の構成は、第1実施例とほぼ同様である。
【0025】 図10〜図11に示す第3実施例の車輪装置つき門扉では、門扉本体1として 、多数本(図示例では16本)の縦桟7,7・・を順次所定間隔をもって上下2 つのリンク装置81,82で伸縮自在に連結したものを使用している。各縦桟7 ,7・・は、この実施例では、道路側と家屋側とに設けられた2本1組の縦棒7 a,7bで構成されており、該各縦棒7a,7b間に上下各リンク装置81,8 2を介設している。尚、各縦棒7a,7bは、それぞれ中空のものが採用されて いる。そして、この第3実施例では、吊元側から数えて第1番目と第6番目と第 11番目の各縦桟7,7,7における道路側縦棒7aの下部にそれぞれ車輪装置 10,10,10を設けている。この各車輪装置10の縦杆11は、道路側縦棒 7a内において上下スライド自在に装着されている。尚、車輪装置10のその他 の構成は第1〜第2実施例のものとほぼ同様である。
【0026】 図12に示す第4実施例は、第1〜第3実施例における下部ガイドレール5の 変形例を示しているが、この第4実施例の下部ガイドレール5では、立上り壁に 変えて凹型のガイド溝52を形成して、該ガイド溝52内で車輪12をガイドす るようにしている。即ち、車輪12をその両サイドからガイドするようにしてい る。
【0027】 図13〜図15に示す第5実施例の車輪装置つき門扉では、上部ガイドレール を省略している。そして、門扉本体1の開扉状態(折畳み状態)から伸長させる 際に各扉面体6,6を吊元側の所定小範囲の場所でのみ開く(伸長させる)よう にするための補助ガイド31を下部ガイドレール5と一体に形成している。この 補助ガイド31は、戸当り側端部から大部分の長さを下部ガイドレール5に近接 ・平行して直線状態で設置し(符号31a部分)、且つ吊元側の所定小範囲の部 分を家屋側に膨出させている(符号31b部分)。又、この補助ガイド31にガ イドされるローラ32は、戸当り側から数えて第2番目と第4番目と第6番目の 各扉面体6,6,6の各戸当り側縦枠61の側面(家屋側の側面)にそれぞれ設 けられている。この各ローラ32,32,32は、補助ガイド31が下部ガイド レール5とともに傾斜状態で設置されている関係上、上下にスライド自在に設置 している。この各ローラ32の上下スライド機構は、車輪装置10とほぼ同様な 構造を採用している。即ち、図15に示すように、該ローラ32は、縦枠61の 家屋側の側面に取付けた縦長のカバー材18(図9のカバー材とほぼ同構造)内 で上下にスライド自在な縦杆33の下端部に取付けられているとともに、該縦杆 33をスプリング34で下方に付勢している。そして、この各ローラ32,32 ,32は、補助ガイド31の直線部分(31a部分)でガイドされている範囲で は直線方向にのみ移動し、補助ガイド31の膨出部(31b部分)において該膨 出部に沿って側方に移動するようになる。尚、この第5実施例における各車輪装 置10,10,10は、第1実施例のものと同様に構成されている。又、第5実 施例では、下部ガイドレール5として凹状のガイド溝を採用しているが、第1〜 第3実施例のように凸状のガイドレールを使用してもよい。
【0028】 図16に示す第6実施例の車輪装置つき門扉では、門扉本体1として、2枚の 扉面体6,6を左右それぞれ2つ折りに開閉するようにした両開き式の折り戸を 採用している。又、この第6実施例では、車輪装置10を各門扉本体1,1にお けるそれぞれ内側の扉面体6の内側端部(反吊元側端部)の縦枠61に設けてい る。尚、この実施例では、車輪装置10の車輪12は1個だけ使用しているが、 その他の構成は第5実施例とほぼ同様である。
【0029】 又、上記第1〜第5実施例では、車輪装置10の車輪12は前後2個1組とし ているが、第6実施例のように1つの車輪装置10に対して1個の車輪12だけ でもよいことは勿論である。
【0030】 尚、上記第1〜第6の各実施例では、下部ガイドレール5を吊元側から戸当り 側に向けて下り傾斜させた状態で設置しているが、該下部ガイドレール5は、戸 当り側から吊元側に向けて下り傾斜させた状態で設置してもよい。又、下部ガイ ドレール5は、水平状態で設置することもでき、その場合には、車輪装置10の 縦杆11が下方に付勢されていることにより、上下方向の取付寸法誤差を吸収で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる車輪装置つき門扉
の正面図である。
【図2】図1の門扉における開扉状態の一部平面図であ
る。
【図3】図1の門扉における戸当り側部分の一部拡大断
面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】本考案の第2実施例にかかる車輪装置つき門扉
の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII拡大断面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】本考案の第3実施例にかかる車輪装置つき門
扉の正面図である。
【図11】図10のXI−XI拡大断面図である。
【図12】本考案の第4実施例にかかる車輪装置つき門
扉の一部断面図である。
【図13】本考案の第5実施例にかかる車輪装置つき門
扉の正面図である。
【図14】図13の平面図である。
【図15】図13のXV−XV拡大断面図である。
【図16】本考案の第6実施例にかかる車輪装置つき門
扉の正面図である。
【符号の説明】
1は門扉本体、2は吊元側支柱、3は戸当り側支柱、4
は上部ガイドレール、5はガイドレール(下部ガイドレ
ール)、6は扉面体、7は縦桟、8はヒンジ、10は車
輪装置、11は縦杆、12は車輪、14,15は支持金
具、16はスプリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折畳み式あるいは伸縮式に開閉される門
    扉本体(1)の下部に車輪装置(10)を設け、且つ該
    車輪装置(10)を地面上に敷設したガイドレール
    (5)でガイドさせながら開閉方向に走行させるように
    した車輪装置つき門扉であって、 前記車輪装置(10)は、前記門扉本体(1)に対して
    上下にスライド自在とした縦杆(11)と、該縦杆(1
    1)の下端部に取付けられていて前記ガイドレール
    (5)に案内される車輪(12)と、前記縦杆(11)
    を門扉本体(1)に対して下方に付勢するスプリング
    (16)とを備えて構成した、ことを特徴とする車輪装
    置つき門扉。
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