JPH08121012A - 引き違い扉装置 - Google Patents

引き違い扉装置

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JPH08121012A
JPH08121012A JP28257994A JP28257994A JPH08121012A JP H08121012 A JPH08121012 A JP H08121012A JP 28257994 A JP28257994 A JP 28257994A JP 28257994 A JP28257994 A JP 28257994A JP H08121012 A JPH08121012 A JP H08121012A
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door
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両扉体がフラットになる引き違い扉装置の開
動を軽く円滑に行わせること。 【構成】 第一ガイドレール6Aの溝形レール部8に嵌
合する垂直軸ホィール17を有する走行ユニット14A
に支持された第一扉体1は、移動方向一端に傾斜案内面
38aを備え、第二ガイドレール3Aの溝形レール部9
bに嵌合する垂直軸ホィール22aを有する走行ユニッ
ト4Aに平行リンク5a,5bを介して支持された第二
扉体2は、第一扉体1の傾斜案内面38aに隣接する側
の端部の上下両端内側角部に軸支された上下一対の垂直
軸ローラ34aを備えるとともにスプリング33によっ
て内向きに付勢され、第一扉体1が、第二扉体2側へ開
動したとき、傾斜案内面38aで第二扉体2の垂直軸ロ
ーラ34aを外側へ押し出すことにより当該第二扉体2
を外側へ平行移動させ、当該第二扉体2の内側に進入し
た第一扉体1の表面に第二扉体2の垂直軸ローラ34a
が当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作り付け収納部の開閉
扉や各種収納家具の開閉扉として活用し得る引き違い扉
装置で、特に、閉じたときに各扉体表面が面一に並ぶ引
き違い扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】閉じたときに各扉体表面が面一状態に並
ぶ引き違い扉装置としては各種のものが知られている
が、何れも構造、特にガイドレール構造が非常に複雑な
もので、実用的なものではなかった。このような問題点
を解消し得るものとして、実公平1−22068号公報
に記載されているように、一方の第一扉体を一般的な引
き違い扉と同様に左右直線運動のみ可能に第一ガイドレ
ールに支持し、他方の第二扉体は、第二ガイドレールに
左右直線運動のみ可能に支持された走行ユニットに平行
リンクを介して内外方向に平行移動可能に支持して成る
引き違い扉装置が考えられた。
【0003】この平行リンク利用の引き違い扉装置で
は、両扉体表面が面一状態で並ぶ閉扉状態から第一扉体
を開動させたとき、この第一扉体が第二扉体を外側へ押
し出して平行移動させながら当該第二扉体の内側へ進入
し、両扉体表面が面一状態で並ぶ閉扉状態から第二扉体
を開動させたときには、この第二扉体自体が第一扉体の
外側へ平行移動し、当該第一扉体の外側を開動するもの
である。
【0004】上記のような平行リンク利用の引き違い扉
装置は、第一扉体を支持案内する第一ガイドレールと第
二扉体を支持案内する第二ガイドレールとが、夫々一般
的な引き違い扉装置のガイドレールと同様、各扉体の開
閉行程の全域にわたって連続する直線状のもので良く、
特殊な経路切り換え機構などが不要なものである。しか
も第二扉体を支持する走行ユニットと平行リンク、及び
第二扉体を内向きに付勢するスプリングなどが特別な部
品として設けられるだけで、全体として構造が極めて簡
単で安価に実施し得るものであるが、従来の平行リンク
利用の引き違い扉装置では、次のように構成されてい
た。
【0005】即ち、第一扉体の上部と第二扉体の上部を
支持する走行ユニットとを、夫々線状ガイドレールとこ
れに嵌合する溝付き戸車とで支持し、第一扉体の下部と
第二扉体の下部を支持する走行ユニットとを、夫々溝形
ガイドレールとこれに嵌合する垂直軸ローラとで案内す
るように構成し、両扉体表面が面一状態で並ぶ閉扉状態
において互いに隣接する両扉体の端部の内、第一扉体の
端部には斜め外方に面する摺動用傾斜端面を設け、第二
扉体の端部には第一扉体の摺動用傾斜端面に重なるよう
に斜め内方に面する摺動用傾斜端面が設けられていた。
なお、第二扉体は、第一扉体と面一状態になるように内
側へスプリングにより付勢されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の平
行リンク利用の引き違い扉装置では、第二扉体を外側へ
押し出しながら第一扉体を開動させるとき、両扉体の摺
動用傾斜端面どうしの摺接相対移動を伴うことと、第二
扉体に作用しているスプリングの付勢力により第一扉体
の上部が内側へ押圧され、このために当該第一扉体の上
部を支持する線状ガイドレールと溝付き戸車との間の摩
擦力が大きくなることとによって、第一扉体開動時の抵
抗が非常に大きく、軽く円滑に開動させることができな
い。本発明は、このような従来の問題点を解決すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成上の特徴を後述する実施例の参照符号を
付して示すと、第一扉体(1) 、第二扉体(2) 、上下一対
の第一ガイドレール(6A,6B) 、及び上下一対の第二ガイ
ドレール(3A,3B) を有し、第一扉体(1) は、上下一対の
第一ガイドレール(6A,6B) の各々に係合する走行ユニッ
ト(14A,14B) と、移動方向一端に設けられた傾斜案内面
(38a,38b) とを備え、各走行ユニット(14A,14B) は、上
下各第一ガイドレール(6A,6B) の溝形レール部(8,11)に
嵌合する垂直軸ホィール(17,19) を有するとともに、上
下何れかの走行ユニット(14A) は、対応する第一ガイド
レール(6A)の水平レール面(7a)上を転動する支持用水平
軸ホィール(16)を有し、第二扉体(2) は、上下一対の第
二ガイドレール(3A,3B) の各々に係合する走行ユニット
(4A,4B) と、平行リンク(5a,5b) と、スプリング(33)
と、上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b) とを備え、各走
行ユニット(4A,4B) は、上下各第二ガイドレール(3A,3
B) の溝形レール部(9a,9b,12)に嵌合する垂直軸ホィー
ル(22a,22b,26)を有するとともに、上下何れかの走行ユ
ニット(4A)は、対応する第二ガイドレール(3A)の水平レ
ール面(9c)上を転動する支持用水平軸ホィール(23)を有
し、平行リンク(5a,5b) は、上下各走行ユニット(4A,4
B) と第二扉体(2) とを連結して、当該第二扉体(2) を
第一扉体(1) の走行経路と重なる内側位置(P1)と第一扉
体(1) の走行経路に対する外側位置(P2)との間で平行移
動可能にし、スプリング(33)は、第二扉体(2) を内側位
置(P1)に復帰させる方向に付勢し、上下一対の垂直軸ロ
ーラ(34a,34b) は、第二扉体(2) が内側位置(P1)にある
ときに第一扉体(1) の傾斜案内面(38a,38b) に隣接する
側の端部の上下両端内側角部に軸支され、第一扉体(1)
が、内側位置(P1)にある第二扉体(2) 側へ開動したと
き、傾斜案内面(38a,38b) で第二扉体(2) の垂直軸ロー
ラ(34a,34b) を外側へ押し出すことにより当該第二扉体
(2) を外側位置(P2)へ平行移動させ、当該第二扉体(2)
の内側に進入した第一扉体(1) の表面に第二扉体(2) の
垂直軸ローラ(34a,34b) が当接する点に特徴を有する。
【0008】上記本発明装置を実施するに際して、第一
扉体(1) には、その上下両端に全長にわたって連続する
ように帯状カバー部材(36a,36b) を付設し、前記傾斜案
内面(38a,38b) は、当該上下両帯状カバー部材(36a,36
b) の端部に形成し、第二扉体(2) の上下一対の垂直軸
ローラ(34a,34b) が、第一扉体(1) の上下両帯状カバー
部材(36a,36b) の表面上を転動するように構成すること
ができる。また、上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b)
は、第二扉体(2) に取付けられた平行リンク軸受ユニッ
ト(28a,31a) に軸支することができる。
【0009】第二扉体(2) には、垂直軸ローラ(34a,34
b) のある側とは反対側の後端部(2b)の内側にも上下一
対の垂直軸ローラ(35a,35b) を軸支し、第二扉体(2) が
内側位置(P1)にあるときは、第二扉体2の内側四隅にあ
る垂直軸ローラ(34a〜35b)が前記ガイドレール(3A,6B)
の表面(3a,6a) に当接するように構成することができ
る。また、平行リンク(5a,5b) は、第二扉体(2) が内側
位置(P1)にあるとき、走行ユニット(4A,4B) 側のリンク
支軸(27,30) が第二扉体(2) 側のリンク支軸(29,32) よ
りも第一扉体(1) のある側に位置する向きに傾斜させる
ことができる。
【0010】さらに、第二扉体(2) には、垂直軸ローラ
(34a,34b) のある側とは反対側の後端部(2b)が隣接する
側壁面(40a) に当接転動する垂直軸ローラ(42)を軸支す
ることができるし、少なくとも外側位置(P2)にある第二
扉体(2) が前記側壁(40)から離れる方向への移動に対し
抵抗を与えるキャッチ手段(43)を、第二扉体(2) の垂直
軸ローラ(34a,34b) のある側とは反対側の後端部(2b)と
これに隣接する側壁(40)とに配設することができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図1は、2枚の扉体1,2を使用した引
き違い扉装置を示し、第一扉体1は、第二扉体2を支持
案内する上下一対の直線状の第二ガイドレール3A,3
Bと平行な第一ガイドレール(図示省略)に往復移動自
在に支持されている。第二扉体2は、第二ガイドレール
3A,3Bに係合する上下一対の走行ユニット4A,4
Bに平行リンク5a,5bを介して支持され、第一扉体
1の走行経路と重なる内側位置P1(図1A参照)と、
第一扉体1の走行経路に対する外側位置P2との間で平
行移動可能である。
【0012】図2〜図4に基づいて具体的に説明する
と、第一扉体1を支持案内する第一ガイドレールは、上
側第一ガイドレール6Aと下側第一ガイドレール6Bと
の上下一対から成り、上側の第一及び第二両ガイドレー
ル6A,3Aは、第二ガイドレール3Aが上側になるよ
うに上下2段に一体化され、下側の第一及び第二両ガイ
ドレール6B,3Bは、第一ガイドレール6Bが上側に
なるように上下2段に一体化されている。
【0013】上側第一ガイドレール6Aは、外向きに開
口した溝形レール部7と下向きに開口した溝形レール部
8とを備え、上側第二ガイドレール3Aは、上下一対の
互いに相対向する溝形レール部9a,9bと、上側溝形
レール部9aの近くで外向きに開口するスリット10と
を備え、下側第一ガイドレール6Bは、下向きに開口し
た溝形レール部11を備え、下側第二ガイドレール3B
は、上向きに開口する溝形レール部12を備えている。
なお、上下に一体化された下側の第一及び第二両ガイド
レール6B,3Bは、その中間に外向きのスリット13
を備えている。
【0014】第一扉体1は、上下一対の走行ユニット1
4A,14Bを介して第一ガイドレール6A,6Bに支
持されている。上側走行ユニット14Aは、第一扉体1
の走行方向両端近傍の内側に取付けられた2つのホィー
ルユニット15a,15bから成り、各ホィールユニッ
ト15a,15bは同一構造のもので、夫々、上側第一
ガイドレール6Aの溝形レール部7に遊嵌してその底面
である水平レール面7a上を転動する支持用水平軸ホィ
ール16と、上側第一ガイドレール6Aの溝形レール部
8に遊嵌して転動する垂直軸ホィール17とを備えてい
る。下側走行ユニット14Bは、第一扉体1の走行方向
両端近傍の内側に取付けられた2つのホィールユニット
18a,18bから成り、各ホィールユニット18a,
18bは同一構造のもので、夫々、下側第一ガイドレー
ル6Bの溝形レール部11に遊嵌して転動する垂直軸ホ
ィール19を備えている。
【0015】第二扉体2を支持する上側走行ユニット4
Aは、2つのトロリー20a,20bとこの両者を互い
に連結一体化する連結部材21とから構成され、各トロ
リー20a,20bは、上側第二ガイドレール3Aの上
下一対の溝形レール部9a,9bに遊嵌して転動する上
下一対の垂直軸ホィール22a,22bと、下側溝形レ
ール部9bに遊嵌してその底面である水平レール面9c
上を転動する支持用水平軸ホィール23とを備えてい
る。下側走行ユニット4Bは、2つのトロリー24a,
24bとこの両者を互いに連結一体化する連結部材25
とから構成され、各トロリー24a,24bは、下側第
二ガイドレール3Bの溝形レール部12に遊嵌して転動
する垂直軸ホィール26を備えている。
【0016】平行リンク5a,5bは、上下各走行ユニ
ット4A,4Bごとに配設され、上側走行ユニット4A
と第二扉体2の上端部とを連結する平行リンク5a,5
bは、上側走行ユニット4Aの各トロリー20a,20
bに垂直に支持されたリンク支軸27と、第二扉体2の
上端で走行方向両端部に取付けられた軸受ユニット28
a,31aに垂直に支持されたリンク支軸29とに両端
が支承されている。なお、各トロリー20a,20b側
のリンク支軸27は、上下一対の垂直軸ホィール22
a,22bの支軸を兼用している。下側走行ユニット4
Bと第二扉体2の下端部とを連結する平行リンク5a,
5bは、下側走行ユニット4Bの各トロリー24a,2
4bに垂直に支持されたリンク支軸30と、第二扉体2
の下端で走行方向両端部に取付けられた軸受ユニット2
8b,31bに垂直に支持されたリンク支軸32とに両
端が支承されている。なお、各トロリー24a,24b
側のリンク支軸30は、垂直軸ホィール26の支軸を兼
用している。
【0017】図2に示すように、この実施例では上側走
行ユニット4Aの連結部材21と片側の平行リンク5a
との間に引張コイルスプリング33が介装されている。
このスプリング33は、第二扉体2を外側位置(図1B
のP2で示す位置)から内側位置(図1AのP1で示す
位置)に戻す方向に付勢するものである。従って、各ト
ロリー20a,20b,24a,24bと平行リンク5
a,5bとの間や、各平行リンク5a,5bと軸受ユニ
ット28a,28b,31a,31bとの間、あるいは
走行ユニット4A,4Bと第二扉体2との間などに介装
することもできるし、介装場所によっては、引張コイル
スプリングではなく捩じりスプリングを使用することも
できる。
【0018】第二扉体2の内側四隅には、垂直軸ローラ
34a,34b及び35a,35bが軸支されている。
上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは、上側の平
行リンク5a,5bを軸支する軸受ユニット28a,3
1aに軸支され、下側の2つの垂直軸ローラ34b,3
5bは、下側の平行リンク5a,5bを軸支する軸受ユ
ニット28b,31bに軸支されている。しかして、第
二扉体2がスプリング33の付勢力で第二ガイドレール
3A,3Bに接近する内向きに付勢されることにより、
上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは上側第二ガ
イドレール3Aの表面3aに当接し、下側の2つの垂直
軸ローラ34b,35bは下側第一ガイドレール6Bの
表面6aに当接することにより、第二扉体2を、第一扉
体1と表面が面一になる内側位置P1に保持する。
【0019】一方、第一扉体1及び第二扉体2の上下両
端には、その走行方向全長にわたって連続する帯状カバ
ー部材36a,36b及び37a,37bが装着されて
いる。これら帯状カバー部材36a〜37bは、木製の
各扉体1,2の上下両端縁を保護するとともに、デザイ
ン的効果を得るためのものであるが、第二扉体2に軸支
された上側の2つの垂直軸ローラ34a,35aは上側
の帯状カバー部材36a,37aと同一レベルに軸支さ
れ、下側の2つの垂直軸ローラ34b,35bは下側の
帯状カバー部材36b,37bと同一レベルに軸支され
ている。
【0020】また、図1A、図2及び図3に示すように
第二扉体2が第一扉体1の走行経路に重なる内側位置P
1にあって、両扉体1,2で収納空間の開口部を閉じて
いるとき、第二扉体2の端部に隣接する第一扉体1の端
部1aは、横断面形状において斜め外向きの傾斜面を有
する楔形に形成され、当該楔形端部1aに隣接する第二
扉体2の端部2aは、横断面形状において斜め内向きの
傾斜面を有する楔形に形成されて、両端部1a,2aが
互いに小間隙を隔てて重なり合うように構成されてい
る。そして各扉体1,2の帯状カバー部材36a〜37
bの端部も楔形端部1a,2aに沿うように折曲され、
第一扉体1の楔形端部1aに重なる上下両帯状カバー部
材36a,36bの端部により、傾斜案内面38a,3
8bが形成されている。
【0021】なお、下側走行ユニット4Bの2つのトロ
リー24a,24bを連結する連結部材25は、その両
端螺軸部が各トロリー24a,24bに対し螺嵌するロ
ッドから構成されている。このように、両トロリー24
a,24b間の間隔を調整することのできる連結部材2
5を使用することにより、平行リンク5a,5bが完全
に平行状態となるように調整することができるので、上
側走行ユニット4Aの2つのトロリー20a,20bも
このような連結部材で連結するのが望ましい。
【0022】以上のように構成された引き違い扉装置に
おいて、図1A、図2及び図3に示すように第二扉体2
が第一扉体1の走行経路に重なる内側位置P1にあっ
て、両扉体1,2で収納空間の開口部を閉じている状態
では、両扉体1,2の表面は面一状態に連続している。
このとき、スプリング33により内側に引き寄せられて
いる第二扉体2の各垂直軸ローラ34a〜35bがガイ
ドレール3A,6Bの表面3a,6aに当接していて、
当該第二扉体2の位置(姿勢)を規制している。
【0023】上記の閉扉状態から第一扉体1を図1Bに
示すように第二扉体2の方へ開動させると、当該第一扉
体1は、上下一対の第一ガイドレール6A,6Bと各走
行ユニット14A,14Bとの係合により、第一ガイド
レール6A,6Bと平行な走行経路を直線的に移動する
ことになる。そしてこの第一扉体1の楔形端部1aにお
ける上下一対の傾斜案内面38a,38bが、図2及び
図3に示すように隣接している第二扉体2の楔形端部2
aにおける上下一対の垂直軸ローラ34a,34bを介
して第二扉体2を外側へ押し出すことになる。このとき
第二扉体2は、第二ガイドレール3A,3Bに係合して
いる走行ユニット4A,4Bに平行リンク5a,5bを
介して支持されているので、図1Bに示すように当該第
二扉体2は、その後端部(楔形端部2aとは反対側)2
bが側壁40の側面40aに対し前方へ摺接移動するこ
とと、走行ユニット4A,4Bが第一扉体1の開動方向
側へ若干量移動することとを伴いながら、第一扉体1の
走行経路の外側へ直線的に平行移動することになる。勿
論、図2に仮想線で示すように、走行ユニット4A,4
Bの少なくとも一方に対するストッパー41を設けてお
くときは、第二扉体2は、その後端部(楔形端部2aと
は反対側)2bと側壁40との摺接移動を伴うことな
く、第一扉体1の開動方向とは逆方向に若干量移動しな
がら外側へ平行移動することになる。
【0024】このようにして第一扉体1は、第二扉体2
を内側位置P1から外側位置P2に押し出しながら当該
第二扉体2の内側へ進入する。このとき第一扉体2は、
スプリング33の付勢力を第二扉体2の垂直軸ローラ3
4a,34bを介して受けて第一ガイドレール6A,6
Bの方へ押圧されるが、当該第一ガイドレール6A,6
Bの溝形レール部8,11の一側面と走行ユニット14
A,14Bの垂直軸ホィール17,19との当接転動
と、第一扉体1の上下一対の帯状カバー部材36a,3
6bの表面と第二扉体2側の上下一対の垂直軸ローラ3
4a,34bとの当接転動により、第一扉体1が受ける
開動抵抗は比較的小さくなり、円滑に開動させることが
できる。
【0025】図1Cに示すように、第一扉体1が走行経
路端部まで開動すると、両扉体1,2で閉じられていた
収納空間の開口部の内、第一扉体1によって閉じられて
いた略半分の領域が開かれる。係る状態から第一扉体1
を図1Aに示す元の位置まで閉動するときは、第二扉体
2が一体に移動するのを手で止めながら第一扉体1を第
二扉体2の内側から引き抜くように閉動させれば良い。
第一扉体1が第二扉体2の内側から脱出すると、スプリ
ング33の付勢力により第二扉体2が外側位置P2から
内側位置P1まで平行移動し、収納空間の開口部が、表
面が面一状態に直列する両扉体1,2によって再び閉じ
られる。
【0026】第二扉体2で閉じられている側を開くとき
は、当該第二扉体2を第一扉体1のある側へ開動させる
ことになるが、このときは、図2及び図3に示すように
第二扉体2の楔形端部2aにおける上下一対の垂直軸ロ
ーラ34a,34bが、第一扉体1の楔形端部1aにお
ける上下一対の傾斜案内面38a,38b上に乗り上げ
ることにより、第二扉体2が第一扉体1の外側へ平行移
動しながら開動することになる。
【0027】そして第二扉体2が、図1Dに示すように
第一扉体1の外側に重なる走行経路端部まで開動するこ
とにより、両扉体1,2で閉じられていた収納空間の開
口部の内、第二扉体2によって閉じられていた略半分の
領域が開かれる。この第二扉体2の開動行程中、垂直軸
ローラ34a,34bが第一扉体1の上下一対の帯状カ
バー部材36a,36bの表面上を転動する。係る状態
から第二扉体2を図1Aに示す元の位置まで閉動すると
きは、第一扉体1が一体に移動するのを手で止めながら
第二扉体2を第一扉体1から引き離すように閉動させれ
ば良い。第二扉体2が第一扉体1の外側位置から離れる
と、スプリング33の付勢力により第二扉体2が外側位
置P2から内側位置P1まで平行移動し、収納空間の開
口部が、表面が面一状態に直列する両扉体1,2によっ
て再び閉じられる。
【0028】なお、第二扉体2に設けられた垂直軸ロー
ラ34a〜35bの内、第一扉体1の傾斜案内面38
a,38bに隣接する楔形端部2aとは反対側の後端部
2bに設けられた上下一対の垂直軸ローラ35a,35
bは本発明において必須のものではないので省いても良
い。また、これら垂直軸ローラ34a〜35bを平行リ
ンク5a,5bのための軸受ユニット28a,28b,
31a,31bに軸支したが、これら軸受ユニット28
a,28b,31a,31bとは別のブラケットを利用
して別の場所に軸支することもできる。
【0029】第一扉体1に設けた傾斜案内面38a,3
8bは、上下一対の帯状カバー部材36a,36bの表
面を利用して形成したので上下一対となっているが、垂
直軸ローラ34a,34bの位置が帯状カバー部材36
a,36bに対応していないとき、あるいはこのような
帯状カバー部材36a,36bが付設されていないとき
は、第一扉体1の楔形端部1aにおいて上下両端間で連
続している傾斜面をそのまま利用することができる。勿
論これらの場合には、垂直軸ローラ34a,34bは、
第一扉体1の表面に直接接触して転動することになる。
【0030】さらに、各扉体1,2の高さが低くて軽量
であるために、下端側で支持しても座屈変形する恐れが
ない場合は、第一扉体1の上側走行ユニット14Aに軸
支した支持用水平軸ホィール16や第二扉体2の上側走
行ユニット4Aに軸支した支持用水平軸ホィール23
は、下側走行ユニット14B,4Bに軸支しても良い。
この場合、第一扉体1の下側走行ユニット14Bに軸支
する支持用水平軸ホィール16が転動する水平レール面
は、図4に示すように下側第一ガイドレール6Bの上端
外側面6bとすることができる。このように構成すれ
ば、上側第二ガイドレール3Aの下側に上側第一ガイド
レール6Aの溝形レール部7のみを一体形成すれば良い
ので、上側のガイドレール全体の高さを低くすることが
できる。勿論、上側の第一及び第二両ガイドレール6
A,3Aと下側の第一及び第二両ガイドレール6B,3
Bとは、左右水平2列に一体化することもできるし、各
別に構成された4本の第一及び第二ガイドレールを上下
または左右水平方向に並列させて配設することもでき
る。
【0031】平行リンク5a,5bは、図5Aに示すよ
うに、第二扉体2が内側位置P1にあるとき、第二扉体
2側のリンク支軸29,32が走行ユニット4A,4B
側のリンク支軸27,30よりも第一扉体1のある側に
位置する向きに傾斜するように配設することもできる。
この場合には、開動する第一扉体1により第二扉体2が
外側へ押し出されるとき、走行ユニット4A,4Bが第
一扉体1の開動方向とは逆方向に若干量移動することに
なる。
【0032】以上の実施例では、第一扉体1と第二扉体
2との2枚で収納空間の開口部を開閉するように構成し
たが、図5Bに示すように、収納空間の開口部の両端に
位置する2枚の第二扉体2A,2Bとその中間に位置す
る1枚の第一扉体1とで当該開口部を閉じるように構成
することもできる。この場合、両第二扉体2A,2Bは
共通の第二ガイドレール3A,3Bに夫々走行ユニット
4A,4Bを介して支持することができ、一方の第二扉
体2Aで閉じられている部分を開くときは当該第二扉体
2Aを中央の第一扉体1の外側に重なる位置まで開動さ
せ、他方の第二扉体2Bで閉じられている部分を開くと
きは当該第二扉体2Bを中央の第一扉体1の外側に重な
る位置まで開動させ、中間の第一扉体1で閉じられてい
る部分を開くときは当該第一扉体1を第二扉体2Aまた
は2Bの何れかの内側に重なる位置まで開動させること
になる。従って、第一扉体1を支持する第一ガイドレー
ル6A,6B(図示省略)は、収納空間の開口部の全巾
にわたって架設しても良いし、片側の第二扉体2Bまた
は2Aに重なる領域を除く領域にのみ架設しても良い。
【0033】また図5Cに示すように、収納空間の開口
部の両端に位置する2枚の第一扉体1A,1Bとその中
間に位置する1枚の第二扉体2とで当該開口部を閉じる
ように構成することもできる。この場合、両第一扉体1
A,1Bは共通の第一ガイドレール6A,6B(図示省
略)に夫々走行ユニット14A,14B(図示省略)を
介して支持することができ、一方の第一扉体1Aで閉じ
られている部分を開くときは当該第一扉体1Aを中央の
第二扉体2の内側に重なる位置まで開動させ、他方の第
一扉体1Bで閉じられている部分を開くときは当該第一
扉体1Bを中央の第二扉体2の内側に重なる位置まで開
動させ、中間の第二扉体2で閉じられている部分を開く
ときは当該第二扉体2を第一扉体1Aまたは1Bの何れ
かの外側に重なる位置まで開動させることになる。従っ
て、第二扉体2を支持する第二ガイドレール3A,3B
は、収納空間の開口部の全巾にわたって架設しても良い
し、片側の第一扉体1Bまたは1Aに重なる領域を除く
領域にのみ架設しても良い。
【0034】図1〜図4に示す実施例において図2に仮
想線で示したストッパー41を使用しない場合、あるい
は図5Aに示す実施例の場合、もしくは図5Bに示す実
施例で第二扉体2A,2Bの平行リンク5a,5bを図
示のように図1〜図4に示す実施例と同様の向きに傾斜
させるとともにストッパー41を併用しない場合には、
第一扉体1によって外側へ押し出されて直線的に平行移
動する第二扉体2,2A,2B(以下、第二扉体2を例
にとって説明する)の後端部2bが側壁40の側面40
aと摺接することになる。このときの摩擦抵抗が第一扉
体1の開動抵抗を大きくする要因となるので、図6に示
すように第二扉体2の後端部2bに、側壁40の側面4
0aに当接転動する垂直軸ローラ42を軸支して、第二
扉体2が第一扉体1によって外側へ押し出されて直線的
に平行移動する際の摩擦抵抗を小さくすることができ
る。この垂直軸ローラ42は、先の実施例における第二
扉体2の後端2b側の垂直軸ローラ35a,35bと兼
用させることもできる。
【0035】また、第一扉体1が第二扉体2の内側に重
なる位置まで開動した後、当該第一扉体1を元の位置ま
で閉動させるとき、外側に重なっている第二扉体2が第
一扉体1と一体に移動するのを手で止めておく必要があ
るが、この手間を省くために、図7及び図8に示すよう
に、第二扉体2の後端部2bと側壁40の側面40aと
に、第二扉体2が第一扉体1によって外側へ押し出され
て直線的に平行移動するのを許すキャッチ手段43を配
設することができる。このキャッチ手段43としては、
例えば図示のように、側壁40の側面40aに取付けら
れた板ばね製の雌形キャッチ本体44と、第二扉体2の
後端部2bに取付けられた雄形嵌合片45とから成るも
のが利用できる。
【0036】この場合、雌形キャッチ本体44は、第二
扉体2の直線的平行移動の全行程において雄形嵌合片4
5を弾性的に把持し得る長さを有するものとしても良い
が、図1Dに示すように開動限位置にある第二扉体2を
元の位置まで閉動させたときに、その行程終端において
第二扉体2が第一扉体1の傾斜案内面38a,38bに
沿って斜め内方へ平行移動するので、このとき雄形嵌合
片45がキャッチ本体44と干渉しないようにキャッチ
本体44の長さを短くし、内側位置P1にある第二扉体
2が外側へある程度直線的に平行移動したときに雄形嵌
合片45がキャッチ本体44内に嵌入するように構成す
ることが望ましい。なお、板ばね製の雌形キャッチ本体
44を第二扉体2の後端部2bに取付け、長尺の雄形嵌
合片45を側壁40側に取付けても良い。また、このよ
うなキャッチ手段43と図6に示した垂直軸ローラ42
とを併用することもできる。
【0037】
【発明の作用及び効果】本発明の引き違い扉装置は以上
のように実施し得るものであって、係る本発明装置によ
れば、スプリング(33)によって第一扉体(1) の走行経路
に重なる内側位置(P1)側へ付勢されている第二扉体(2)
を外側へ押し出しながら当該第二扉体(2) の内側に第一
扉体(1) を進入させるとき、即ち第一扉体(1) を開動さ
せるとき、第一扉体(1) と第二扉体(2) との互いに突き
合う端部どうしの押し合いが、第一扉体(1) の傾斜案内
面(38a,38b) と第二扉体(2) の上下一対の垂直軸ローラ
(34a,34b) との間で行われ、固定面どうしの摺接運動を
伴わないこと、そして、第一扉体(1) が第二扉体(2) の
内側に入り込んだ後の両扉体(1,2) 間の相対移動時に
も、第一扉体(1) の表面上を第二扉体(2) の前記上下一
対の垂直軸ローラ(34a,34b) が転動して、固定面どうし
の摺接運動を伴わないこと、さらに、前記スプリング(3
3)の付勢力を前記垂直軸ローラ(34a,34b) を介して内向
きに受ける第一扉体(1) は、上下一対の第一ガイドレー
ル(6A,6B) の溝形レール部(8,11)と当該第一扉体(1) の
上下一対の走行ユニット(14A,14B) の垂直軸ホィール(1
7,19) との嵌合により位置(姿勢)が保持された状態で
開動することによって、第二扉体(2) を外側へ押し出し
ながら当該第二扉体(2) の内側に第一扉体(1) を進入さ
せる第一扉体(1) の開動作用を、軽く円滑に行わせるこ
とができる。
【0038】また、第二扉体(2) を第一扉体(1) の外側
へ平行移動させながら開動させることも、上記各条件に
加えて、当該第二扉体(2) が、上下各第二ガイドレール
(3A,3B) の溝形レール部(9a,9b,12)と上下一対の走行ユ
ニット(4A,4B) の垂直軸ホィール(22a,22b,26)との嵌合
により位置(姿勢)が保持された状態で開動することに
より、軽く円滑に行わせることができる。
【0039】特に請求項2に記載の構成によれば、第二
扉体(2) の上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b) に対して
作用する第一扉体(1) 側の傾斜案内面(38a,38b) と、第
二扉体(2) の内側に第一扉体(1) が入り込んで走行する
ときに前記垂直軸ローラ(38a,38b) が当接転動する第一
扉体(1) の表面とが、当該第一扉体(1) の上下両端に全
長にわたって連続するように付設された帯状カバー部材
(36a,36b) によって構成されるので、当該帯状カバー部
材(36a,36b) さえ前記垂直軸ローラ(38a,38b)の転動が
軽く円滑に行われるように例えば金属材料で構成すれ
ば、第一扉体(1)の表面の材質や意匠に関係なく、第一
扉体(1) の開動をより軽く円滑に行わせることができ
る。さらに、第一扉体(1) の表面に垂直軸ローラ(38a,3
8b) の転動跡を付けることがなくなる。
【0040】請求項3に記載の構成によれば、第二扉体
(2) の上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b) の取付けに専
用のブラケットが不要になり、部品取付け作業工数も少
なくなる。請求項4に記載の構成によれば、第二扉体
(2) が内側位置(P1)にあるとき、第二扉体2の内側四隅
にある各垂直軸ローラ(34a〜35b)がガイドレール(3A,6
B) の表面(3a,6a) に当接して位置(姿勢)が決まり、
第二扉体(2) を支持する平行リンク(5a,5b) の揺動範囲
を規制するストッパーを設けなくとも、第一及び第二両
扉体(1,2) で収納空間開口部を閉じているときの両扉体
(1,2) の表面を面一状態に維持し得る。
【0041】請求項5に記載の構成によれば、第二扉体
(2) を支持する平行リンク(5a,5b)を、第二扉体(2) が
内側位置(P1)にあるとき、第二扉体(2) 側のリンク支軸
(29,32) が走行ユニット(4A,4B) 側のリンク支軸(27,3
0) よりも第一扉体(1) のある側に位置する向きに傾斜
させる場合と比較して、両平行リンク(5a,5b) 間の扉体
走行方向の間隔を広くとることができ、大型で大重量の
第二扉体(2) であっても安定的に吊り下げることができ
る。
【0042】さらに請求項6に記載の構成によれば、第
二扉体(2) の内側に第一扉体(1) が進入するときに当該
第二扉体(2) が直線的に外側へ平行移動する構成であっ
ても、第二扉体後端部(2b)の垂直軸ローラ(42)が側壁面
(40a) に当接転動するので、第二扉体(2) の直線的平行
移動が軽く円滑に行われる。換言すれば、第二扉体(2)
の内側への第一扉体(1) の開動がより一層軽く円滑に行
われることになる。
【0043】また、請求項7に記載の構成によれば、少
なくとも外側位置(P2)にある第二扉体(2) が前記側壁(4
0)から離れる方向への移動に対しキャッチ手段(43)が抵
抗を与えるので、第二扉体(2) の内側に入り込んだ第一
扉体(1) を引き抜くように閉動させるときに第二扉体
(2) が同一方向に一体に移動するのを手で止めておく必
要がなくなり、取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図〜C図は第一扉体の開動操作時の状態を
示す概略平面図であり、D図は第二扉体の開動操作時の
状態を示す概略平面図である。
【図2】 各扉体の上側の支持案内構成を示す横断平面
図である。
【図3】 各扉体の下側の支持案内構成を示す横断平面
図である。
【図4】 第一扉体を開動させた状態での縦断側面図で
ある。
【図5】 A図〜C図は夫々別の実施例を示す概略平面
図である。
【図6】 第二扉体に関する別の実施例を示す要部の平
面図である。
【図7】 第二扉体に関するさらに別の実施例を示す要
部の平面図である。
【図8】 図7に示すキャッチ手段の詳細を示す縦断正
面図である。
【符号の説明】
1 第一扉体 1a 第一扉体の楔形端部 1A 第一扉体 1B 第一扉体 2 第二扉体 2a 第二扉体の楔形端部 2b 第二扉体の後端部 2A 第二扉体 2B 第二扉体 3A 上側第二ガイドレール 3B 下側第二ガイドレール 4A 第二扉体の上側走行ユニット 4B 第二扉体の下側走行ユニット 5a 平行リンク 5b 平行リンク 6A 第一扉体の上側ガイドレール 6B 第一扉体の下側ガイドレール 7a 水平レール面 8 溝形レール部 9a 溝形レール部 9b 溝形レール部 11 溝形レール部 12 溝形レール部 14A 第一扉体の上側走行ユニット 14B 第一扉体の下側走行ユニット 16 支持用水平軸ホィール 17 垂直軸ホィール 19 垂直軸ホィール 22a 垂直軸ホィール 22b 垂直軸ホィール 23 支持用水平軸ホィール 26 垂直軸ホィール 27 リンク支軸 28a リンク軸受ユニット 28b リンク軸受ユニット 29 リンク支軸 30 リンク支軸 31a リンク軸受ユニット 31b リンク軸受ユニット 32 リンク支軸 33 引張コイルスプリング 34a 垂直軸ローラ 34b 垂直軸ローラ 35a 垂直軸ローラ 35b 垂直軸ローラ 36a 帯状カバー部材 36b 帯状カバー部材 37a 帯状カバー部材 37b 帯状カバー部材 38a 傾斜案内面 38b 傾斜案内面 40 側壁 40a 側壁の側面 41 走行ユニット用ストッパー 42 垂直軸ローラ 43 キャッチ手段 44 板ばね製雌形キャッチ本体 45 雄形嵌合片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一扉体(1) 、第二扉体(2) 、上下一対の
    第一ガイドレール(6A,6B) 、及び上下一対の第二ガイド
    レール(3A,3B) を有し、 第一扉体(1) は、上下一対の第一ガイドレール(6A,6B)
    の各々に係合する走行ユニット(14A,14B) と、移動方向
    一端に設けられた傾斜案内面(38a,38b) とを備え、各走
    行ユニット(14A,14B) は、上下各第一ガイドレール(6A,
    6B) の溝形レール部(8,11)に嵌合する垂直軸ホィール(1
    7,19) を有するとともに、上下何れかの走行ユニット(1
    4A) は、対応する第一ガイドレール(6A)の水平レール面
    (7a)上を転動する支持用水平軸ホィール(16)を有し、 第二扉体(2) は、上下一対の第二ガイドレール(3A,3B)
    の各々に係合する走行ユニット(4A,4B) と、平行リンク
    (5a,5b) と、スプリング(33)と、上下一対の垂直軸ロー
    ラ(34a,34b) とを備え、各走行ユニット(4A,4B) は、上
    下各第二ガイドレール(3A,3B) の溝形レール部(9a,9b,1
    2)に嵌合する垂直軸ホィール(22a,22b,26)を有するとと
    もに、上下何れかの走行ユニット(4A)は、対応する第二
    ガイドレール(3A)の水平レール面(9c)上を転動する支持
    用水平軸ホィール(23)を有し、平行リンク(5a,5b) は、
    上下各走行ユニット(4A,4B) と第二扉体(2) とを連結し
    て、当該第二扉体(2) を第一扉体(1) の走行経路と重な
    る内側位置(P1)と第一扉体(1) の走行経路に対する外側
    位置(P2)との間で平行移動可能にし、スプリング(33)
    は、第二扉体(2) を内側位置(P1)に復帰させる方向に付
    勢し、上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b) は、第二扉体
    (2) が内側位置(P1)にあるときに第一扉体(1)の傾斜案
    内面(38a,38b) に隣接する側の端部の上下両端内側角部
    に軸支され、 第一扉体(1) が、内側位置(P1)にある第二扉体(2) 側へ
    開動したとき、傾斜案内面(38a,38b) で第二扉体(2) の
    垂直軸ローラ(34a,34b) を外側へ押し出すことにより当
    該第二扉体(2) を外側位置(P2)へ平行移動させ、当該第
    二扉体(2) の内側に進入した第一扉体(1) の表面に第二
    扉体(2) の垂直軸ローラ(34a,34b) が当接する引き違い
    扉装置。
  2. 【請求項2】第一扉体(1) は、その上下両端に全長にわ
    たって連続するように付設された帯状カバー部材(36a,3
    6b) を備え、傾斜案内面(38a,38b) は、当該上下両帯状
    カバー部材(36a,36b) の端部に形成され、 第二扉体(2) の上下一対の垂直軸ローラ(34a,34b) は、
    第一扉体(1) の上下両帯状カバー部材(36a,36b) の表面
    上を転動する請求項1に記載の引き違い扉装置。
  3. 【請求項3】第二扉体(2) の上下一対の垂直軸ローラ(3
    4a,34b) は、第二扉体(2) に取付けられた平行リンク軸
    受ユニット(28a,31a) に軸支されている請求項1または
    2に記載の引き違い扉装置。
  4. 【請求項4】第二扉体(2) には、垂直軸ローラ(34a,34
    b) のある側とは反対側の後端部(2b)の内側にも上下一
    対の垂直軸ローラ(35a,35b) が軸支され、第二扉体(2)
    が内側位置(P1)にあるときは、第二扉体2の内側四隅に
    ある各垂直軸ローラ(34a〜35b)が前記ガイドレール(3A,
    6B) の表面(3a,6a) に当接する請求項1〜3の何れかに
    記載の引き違い扉装置。
  5. 【請求項5】平行リンク(5a,5b) は、第二扉体(2) が内
    側位置(P1)にあるとき、走行ユニット(4A,4B) 側のリン
    ク支軸(27,30) が第二扉体(2) 側のリンク支軸(29,32)
    よりも第一扉体(1) のある側に位置する向きに傾斜して
    いる請求項1〜4の何れかに記載の引き違い扉装置。
  6. 【請求項6】第二扉体(2) には、垂直軸ローラ(34a,34
    b) のある側とは反対側の後端部(2b)が隣接する側壁面
    (40a) に当接転動する垂直軸ローラ(42)が軸支されてい
    る請求項1〜5の何れかに記載の引き違い扉装置。
  7. 【請求項7】キャッチ手段(43)を備え、当該キャッチ手
    段(43)は、第二扉体(2) の垂直軸ローラ(34a,34b) のあ
    る側とは反対側の後端部(2b)とこれに隣接する側壁(40)
    とに配設され、少なくとも外側位置(P2)にある第二扉体
    (2) が前記側壁(40)から離れる方向への移動に対し抵抗
    を与える請求項1〜6の何れかに記載の引き違い扉装
    置。
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