JPH0530382U - 引き戸の下部構造 - Google Patents

引き戸の下部構造

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JPH0530382U
JPH0530382U JP084844U JP8484491U JPH0530382U JP H0530382 U JPH0530382 U JP H0530382U JP 084844 U JP084844 U JP 084844U JP 8484491 U JP8484491 U JP 8484491U JP H0530382 U JPH0530382 U JP H0530382U
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JP
Japan
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door
sliding door
rail
door roller
roller
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Pending
Application number
JP084844U
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English (en)
Inventor
文治 長谷川
Original Assignee
文治 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 戸車と戸車用レールとの摩擦抵抗及び摩擦音
を減らし、引き戸の開閉を滑らかにするとともに戸車用
レールの耐久性を良くする。 【構成】 断面略U字状の転動部を有する戸車3を引き
戸4の下部に装着する一方、その戸車3を所定方向に導
く戸車用レール2には、戸車3の転動部が両側の斜面に
当接できる断面略V字状の案内溝5a,5bを互いに平
行状態に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、出入口や窓等に取り付けられる引き戸を開閉可能とするための引き 戸の下部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、引き戸の下部構造は戸車用レール20と戸車21と から構成されている。戸車用レール20は、レール板22の上面に離脱防止壁2 3が一定間隔で2〜3箇所突設されるとともに、その離脱防止壁23間の中央部 には断面円形の戸車接触部24が上端に形成された間壁25が突設されている。 他方、戸車21には戸車接触部24に載置されたとき、安定した状態で転動でき るように球面状溝部21aと案内枠21b,21bとが設けられていて、戸車本 体26により引き戸の下部枠27の内底部に装着された戸車21が戸車用レール 20に案内されて引き戸が開閉可能とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の戸車用レール20では、断面円形の戸車接触部24の上部 を戸車21の球面状溝部21aが包み込んだ状態で接触するとともに案内枠21 b,21bが戸車21の間壁25からの離脱を防止できるように構成されている ため、戸車21が戸車接触部24上を離脱現象なしに転動することはできるが、 戸車接触部24と球面状溝部21aとの接触面積が大きいことから、引き戸を開 閉するときの摩擦抵抗及び騒音が大きいという欠点がある。さらに、戸車接触部 24は引き戸の全重量を垂直に受け止めているのでその接触面が磨耗し易く、戸 車用レール20の耐久性が低下するという欠点がある。
【0004】 そこで本考案では、戸車用レールと戸車との摩擦抵抗及び騒音を減らし、かつ 、戸車用レールの耐久性を良くすることを解決すべき技術的課題とするものであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための技術的手段は、引き戸の下部構造を次のように構成 することである。すなわち、引き戸を開閉可能とするための引き戸の下部構造で あって、前記引き戸の下部には凸曲面形状の転動部を有する戸車を装着する一方 、その戸車を支持するとともに所定方向に導く戸車用レールには前記転動部が両 側の傾斜面に当接できる断面略V字状の案内溝を形成する。
【0006】
【作用】
引き戸の下部に装着された戸車が、戸車用レールの案内溝内で所定方向に転動 することにより、その引き戸が開閉可能とされる。このとき、戸車の転動部は凸 曲面形状に形成されているため、断面略V字状の案内溝の両側の傾斜面にほぼ点 接触状態で当接しつつ転動し、接触部への荷重を分散させることができる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案に係る戸車用レールの実施例を説明する。図2は建物の出入口 や窓等に引き戸が取り付けられた状態を示す正面図であり、図1は戸車用レール を示す斜視図である。また、図3は図2のAA断面図である。 図において、建物の出入口や窓等に形成された開口枠1の敷居1aの上面には レール2が取着されるとともに、鴨居1bの下面には上部押え枠1cが取着され ていて、戸車3が装着された引き戸4がレール2上に載置されている。 レール2はアルミ押出し等により一体成形されたアルミサッシで、平行な2本 の案内溝5a,5bが設けられ、それぞれの溝は鉛直線に対して約45°の角度 に傾斜した斜面を有する左右対称の断面略V字状に形成されている。この案内溝 5a,5bの内側斜面の上端は短い傾斜部6a,6bを介して平面状の中間連結 部7に連結されるとともに、その中間連結部7からは支え部7a,7bが垂直下 向に延出され、敷居1aに当接可能とされている。さらに、案内溝5a,5bの 外側の片側斜面上端には長い傾斜部8が形成され、支え部7a,7bの下端と同 一高さの位置まで延出される一方、他側斜面上端には短い傾斜部6cが形成され 、その短い傾斜部6cの端部は前記中間連結部7と同一高さに形成された平面状 の延長部9に連結されるとともに、その延長部9からL状端部9aが垂直下向に 曲折し、支え部7a,7bの下端と同一高さの位置まで延出されている。 従って、一対の案内溝5a,5bは、溝底部下端が敷居1aに当接するととも に、長い傾斜部8とL状端部9aと支え部7a,7bとにより敷居1a上で支え られ、中間連結部7の中心部に一定間隔で明けられた孔7cに挿通されたネジ1 0により敷居1aに固定されている。 一方、戸車3は、軸中心半断面略U字状に形成された転動部を有し、戸車本体 11に取着されていて、戸車本体11の上部に設けられた調整ボルト12により 昇降可能に構成されている。そして、戸車本体11が引き戸4の内底部に装着さ れている。なお、引き戸4にはガラス13が取り付けられている。
【0008】 上記のように、戸車用レールは、一対の案内溝5a,5bが短い傾斜部6a, 6bを介して中間連結部7に連結されるとともに、長い傾斜部8の端部と、案内 溝5a,5bの溝底部下端と、L状端部9aとが敷居1aの上面に当接する構成 とされているので戸車3が載置されたとき、引き戸4の全荷重に充分耐えうる剛 性を有している。 また、図4に示すように、レール2に戸車3が載置された状態においては、戸 車3の転動部が案内溝5a,5bの溝両側の斜面で支持され、かつ、点接触状態 で当接しつつ転動可能とされている。このため、引き戸4の全荷重を溝両側の斜 面に分散できることから、接触部への荷重を減少させることができる。従って、 摩擦抵抗が小さく、案内溝5a,5bの溝両側の斜面の磨耗を少なくすことがで きるとともに、引き戸4を開閉するときの摩擦音の発生が極めて少なくなる。 さらに、案内溝5a,5bは断面略V字状に形成されているため、載置される 戸車3の転動部の幅寸法に対しての許容範囲が広く、寸法の異なる多種類の戸車 3に対して適応できるとともに、その転動部を常にV字状溝の中心線に沿った正 しい位置で転動させることができる。従って、戸車3を案内溝5a,5bから離 脱させることなく案内できるため、引き戸4の案内溝直角方向へのがたつきが無 く、開け閉めする作業をスムーズにさせることができる。
【0009】
【考案の効果】
本考案に係る引き戸の下部構造は上述のように、引き戸の下部に装着された戸 車の凸曲面形状の転動部が戸車用レールの案内溝の両側の斜面に点接触状態で当 接しつつ転動可能とされているため、両側の接触部へ荷重を分散できるとともに 摩擦抵抗を小さくすることができる。このため、引き戸を滑らかに開閉させると ともに、開閉時の騒音を減らすことができ、さらに、戸車用レールの耐久性を良 くするという効果がある。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る戸車用レールを示す斜視
図である。
【図2】本考案の実施例に係る引き戸の下部構造を示す
正面図である。
【図3】図2のAA断面図である。
【図4】本考案の実施例に係る戸車と戸車用レールとを
示す部分側面図である。
【図5】従来例に係る戸車と戸車用レールとを示す要部
断面図である。
【符号の説明】
2 レール 3 戸車 4 引き戸 5a,5b 案内溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸を開閉可能とするための引き戸の
    下部構造であって、前記引き戸の下部には凸曲面形状の
    転動部を有する戸車を装着する一方、その戸車を支持す
    るとともに所定方向に導く戸車用レールには前記転動部
    が両側の傾斜面に当接できる断面略V字状の案内溝を形
    成したことを特徴とする引き戸の下部構造。
JP084844U 1991-09-20 1991-09-20 引き戸の下部構造 Pending JPH0530382U (ja)

Priority Applications (1)

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JP084844U JPH0530382U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 引き戸の下部構造

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JP084844U JPH0530382U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 引き戸の下部構造

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JPH0530382U true JPH0530382U (ja) 1993-04-20

Family

ID=13842111

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP084844U Pending JPH0530382U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 引き戸の下部構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013193197A (ja) * 2012-03-23 2013-09-30 Okamoto Machine Tool Works Ltd 工作機械用開閉扉の摺動案内装置
KR20160059307A (ko) * 2014-11-18 2016-05-26 두산공작기계 주식회사 공작기계

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152064B2 (ja) * 1981-03-31 1986-11-11 Nippon Kokan Kk

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