JP3623300B2 - 引戸用の上部案内装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、伸縮自在なビームを案内要素に利用した引戸用の上部案内装置に関する。引戸の重量は戸パネルの下部に設けた戸車ないしは同種の走行具が支持する。
【0002】
【従来の技術】
この種の引戸では、戸パネルの開閉ストロークに対応する長さの下レールおよび上レールを設け、これら一対のレールで戸パネルを開閉案内する。1個の戸パネルで開口面を開閉する場合にも、戸パネルの開閉ストロークと同長の上下レールが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
戸パネルをアウトセットする場合には、少なくとも上レールが開口面の上部周縁と、これに連続する壁面上に露出するため体裁が悪く、室内の雰囲気を損ないやすい。こうした欠点を補うために、伸縮自在なビームを案内要素に利用した引戸が公知であり、例えば特開昭60−253683号公報、特公昭59−44524号公報、特開昭58−143076号公報はその一例である。但し、これらは基本的に吊戸であって、戸重量の全てを伸縮できるビームで支持している。
【0004】
吊戸型の引戸は例えば経年変化によって戸パネルがそり変形し、あるいは戸枠が歪み変形して、戸パネルが戸枠と擦れ合うような場合に、戸パネルの姿勢や位置を補正することができない。スライド伸縮するビームで戸重量を支持するので、ビーム部分に調整機構を組み込むことが困難なためである。
ビーム部分と戸パネルとの間に別途調整機構を設けることは不可能ではないが、その分だけ構造が複雑になるうえ、位置や姿勢等の戸パネルの補正操作を複数の吊持個所で行う必要があり操作が面倒である。伸縮ビームの固定ガイド枠が室内側へ向かって開口するので、室内の雰囲気を損ないやすく、枠内に塵埃が堆積しやすい不利もある。
【0005】
この発明の目的は、開口面の外側に戸パネルを配置するアウトセット型の引戸に好適であり、居室や個室型の事務室等の雰囲気が重視される室内に違和感なく適用できる引戸用の上部案内装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、経年変化等によって戸パネルや戸枠がそり変形するような場合に、戸パネルの上下方向の位置調整や前後方向の位置調整を行って、戸パネルが戸枠に対して擦れるのを補正できる引戸用の上部案内装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、案内装置の内部に戸パネルの前後方向の位置調整機構が組み込んであり、室内装置の側端部の一個所から調整ねじを操作するだけで、戸パネルを少ない手間で簡単に前後に位置調整できる、引戸用の上部案内装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の上部案内装置では、戸パネル1が開口面の外側に配置され、開口面の下側に設けた下部レール3で開閉自在に案内支持してある引戸を対象とする。上部案内装置は、開口枠6に固定されるガイド枠7と、戸パネル1に固定されるスライド枠8と、両枠7・8の間に配置されて、両枠7・8に対して相対スライドできる遊動ビーム9とからなる。ガイド枠7とスライド枠8の内面のそれぞれには、下部レール3と平行な第1レール11と第2レール18を設ける。遊動ビーム9には、第1レール11に沿って転動する上ローラ22と、第2レール18に沿って転動する下ローラ24とを設ける。戸パネル1の開放途中に遊動ビーム9と接当して、遊動ビーム9をスライド枠8と同行移動させる第1接当具20と、戸パネル1の閉止途中に遊動ビーム9と接当して、遊動ビーム9をスライド枠8と同行移動させる第2接当具21とを、それぞれスライド枠8に設ける。
【0007】
具体的には、遊動ビーム9を、ガイド枠7の内面に設けた第1レール11で上ローラ22を介して吊持する。下ローラ24を遊動ビーム9の下面に垂直方向の軸25を中心にして遊転自在に支持し、さらに第2レール18を上向きに開口するコ字枠で形成して、スライド枠8と遊動ビーム9とを上下に相対移動できるよう構成する。遊動ビーム9に上下ローラ22・24のいずれか一方を前後に位置調整する前後調整機構を設ける。
遊動ビーム9に下ローラ24の軸25を支持する調整枠27を左右スライド自在に設ける。軸25は調整枠27に対して前後動可能に支持する。調整枠27を左右へ調整操作するねじ28を遊動ビーム9の側端に設ける。調整枠27が左右スライドする際に、軸25を介して下ローラ24を前後操作するカム部29を遊動ビーム9に設ける。
【0008】
【作用】
閉止位置にある戸パネル1を開き操作すると、その上部に固定したスライド枠8が同行移動する。このとき、スライド枠8の第2レール18は下ローラ24を介して遊動ビーム9で移行案内されるので、戸パネル1が前後に傾動するのを規制できる。戸パネル1がある程度開放されると、図4に示すようにスライド枠8に設けた第1接当具20が遊動ビーム9に接当して、これを同行移動させる。以後は、上ローラ22がガイド枠7の第1レール11に沿って転動し、遊動ビーム9とスライド枠8とはガイド枠7から側方へ突出して、戸パネル1の上部を支持する。戸パネル1を完全に開放した状態において、遊動ビーム9の移動終端側はガイド枠7の内部にあって、上ローラ22が第1レール22で支持されている。この状態から戸パネル1を閉じ操作すると、まず戸パネル1とスライド枠8のみが移動し、ある程度移動した後に第2接当具21が遊動ビーム9と接当して、これを同行移動させる。戸パネル1を完全に閉じると、遊動ビーム9およびスライド枠8は、ガイド枠7の下方へ復帰移動する。
【0009】
スライド枠8の第2レール18を上向きに開口するコ字枠で形成し、第2レール18を遊動ビーム9の下面に設けた下ローラ24で移行案内することにより、スライド枠8と遊動ビーム9とを上下に相対移動させることができる。つまり、戸パネル1の例えば戸車2を操作してパネル位置を上下に調整できる。
遊動ビーム9に設けた前後調整機構は、上ローラ22または下ローラ24と遊動ビーム9の前後位置を変更して、戸パネル1を前後に移動調整できる。
【0010】
下ローラ24の軸25を調整枠27で支持し、調整枠27をねじ28で左右に操作して、下ローラ24を遊動ビーム9に対して前後に調整移動する前後調整機構によれば、複数の下ローラ24を同時に調整操作でき、調整構造を簡素化できる。遊動ビーム9の側端に調整用のねじ28を設けると、調整操作をガイド枠7の一側で行える。
【0011】
【実施例】
図1ないし図7はこの発明に係る引戸用の上部案内装置の実施例を示す。図2において、符号1は戸パネル、2は戸パネル1の下部両側に埋設した戸車、3は床面に埋設した下部レールである。下部レール3には、戸車2を走行案内する断面V字状の溝が設けてある。戸車2はユニット化されており、戸パネル1の側端面に露出する調整ビスを操作することによって、戸パネル1の前後位置を変更調整できる。符号4は戸パネル1を閉止保持するラッチ型の錠であり、この錠4は戸パネル1の開閉操作用の把手を兼ねるハンドル5を回動操作することにより解錠できる。
【0012】
上記の戸パネル1を前後傾動不能に開閉案内するために、開口枠6の上縁に沿って上部案内装置を設ける。上部案内装置は、開口枠6の上部外面に固定されるガイド枠7と、戸パネル1の上端面に固定されるスライド枠8と、両枠7・8の間に配置される遊動ビーム9とからなる。
【0013】
図3において、ガイド枠7は下向きに開口する断面コ字形のアルミニウム形材からなり、その上壁内面に下向きに開口する断面C字状の第1レール11を一体に設け、さらに開口枠6への取付側壁に外側方へ向かって開口する受溝12を一体に設ける。この受溝12に挿嵌した角ナット40にビス39をねじ込んで、ガイド枠7を開口枠6に締結固定する(図1参照)。ガイド枠7の両端には、それぞれプラスチック成形品からなるキャップ13・14を圧嵌固定する。これら両キャップ13・14のうち、左方のキャップ13は、スライド枠8および遊動ビーム9をガイド枠7から出退できるよう、側面視で門形に形成してある。第1レール11の上壁内面の両端寄りには、遊動ビーム9の出退限界を規定するためのストッパー軸15・16を、下向きに突出する状態で固定する。
【0014】
スライド枠8は上向きに開口する断面コ字形のアルミニウム形材からなり、その下壁内面の前後中央に上向きに開口する断面コ字状の第2レール18を一体に設ける。スライド枠8の断面外形寸法は、ガイド枠7の断面外形寸法よりひと回り小さく設定してあり、スライド枠8の全体をガイド枠7の内部に収容でき、この収容状態において、第2レール18は第1レール11と小さな間隔を間にして上下に対向している。スライド枠8の開き始端(図に向かって左方端)には、プラスチック成形品からなる化粧キャップ19を圧嵌固定する。さらに、第2レール18の底壁内面の左右両端寄りのそれぞれに、金属旋削品からなるピン状の第1接当具20と第2接当具21を、それぞれ上向きに突出する状態で固定する。
【0015】
遊動ビーム9は中空の金属枠体からなり、その右半部上面の二個所に、第1レール11に沿って転動する上ローラ22を垂直の軸23で遊転自在に支持し、左半部下面の二個所に、第2レール18に沿って転動する下ローラ24を垂直の軸25で遊転自在に支持する。
【0016】
図1および図4に示すように、上ローラ22をガイド枠7の側端から第1レール11に嵌め込むことにより、遊動ビーム9の全体がガイド枠7に吊持される。この組み付け状態において、上ローラ22の下面は第1レール11の一方の受壁11aで支持され、ローラ周面は第1レール11の前後の内面壁で移動案内される。遊動ビーム9をガイド枠7に組み込んだ後、ストッパー軸15・16をガイド枠7にかしめ固定する。この後、戸パネル1に固定したスライド枠8をガイド枠7に下面側から差し込み、遊動ビーム9の下ローラ24に第2レール18を下面側から嵌め込ことにより、戸パネル1を前後傾動不能に保持できる。
【0017】
上記のように、戸パネル1を上部案内装置で案内支持した状態において下ローラ24の周面は第2レール18の前後の内面壁のいずれか一方と接当して、戸パネル1の上側の前後位置を規制している。戸車2を前後調整して戸パネル1の前後位置を変更するのに並行して、戸パネル1の上部も同様に前後調整できるようにするために、遊動ビーム9に前後調整機構を設け、これで下ローラ24を前後に調整移動している。
【0018】
図5および図6において、前後調整機構は、遊動ビーム9の内部に左右スライド自在に収容した調整枠27と、調整枠27を左右に移動操作するねじ28と、調整枠27が左右に移動するとき、軸25を介して下ローラ24を前後操作するカム部29などを主要部材にして構成する。調整枠27は左右に長い帯板からなり、その板面の左右二個所に軸25を支持する前後に長い長孔30を通設し、板面左端側に他より前後幅が狭い操作部31を設ける。この操作部31を、遊動ビーム9の左側端に固定したガイドブロック32で出退自在に案内支持し、操作部31の側端に調整ブロック33を固定する。
【0019】
ねじ28は既製のビスに止め輪用の溝を追加工して形成してあり、そのねじ軸を調整ブロック33に挿通した後、軸途中部に止め輪34を装着して、調整ブロンク33に対して回動は自在であるが、軸方向へは同行できるよう組み付ける。ねじ軸の先端はガイドブロック32に設けたねじ穴35にねじ込まれる。これにより、ねじ28をねじ込み操作すると調整枠27を右方スライドでき、逆向きに回動操作すると調整枠27を左方スライドできる。
【0020】
カム部29は遊動ビーム9の上下壁のそれぞれに通設した前後方向へ傾斜する左右一対の長溝からなり、これらのカム部29で下ローラ24の軸25の上下を支持する。軸25の上端は、遊動ビーム9の上面に配置された薄い支持板36(図3参照)にかしめ固定する。これにより、下ローラ24は遊動ビーム9に対して前後動可能に支持される。
【0021】
ねじ28を操作して調整枠27を左右にスライド操作すると、軸25も同方向へ移動しようとする。しかし軸25の上下はカム部29の溝壁と接当しているので、軸25は溝壁に沿って斜めに前後移動し、調整枠27の長孔30とカム部29とが交差する位置に固定される。軸25および下ローラ24の前後移動に伴って、スライド枠8も同量だけ前後に移動し、これにより戸パネル1の上方の前後位置が調整される。ねじ28はドライバー等の工具で回動操作するが、そのために、スライド枠8に装着した化粧キャップ19の端壁に操作口38が開口してある。
【0022】
上記のように構成した上部案内装置によれば、戸パネル1を開き操作すると、まずスライド枠8のみが下ローラ24に案内されて移動し、戸パネル1を半分近く開放したときに、第1接当具20が遊動ビーム9の下ローラ24に接当して、遊動ビーム9を同行移動させる。このとき、上ローラ22は受壁11aに支持されて第1レール11に沿って転動する。戸パネル1を完全に開き操作した状態では、図4に示すように、左方のストッパー軸15が上ローラ22を受け止めて、それ以上遊動ビーム9が進出するのを防止する。遊動ビーム9はその右半分がガイド枠7で支持され、その左半分がガイド枠7の側方に突出してスライド枠8を支えている。実際には、図2に示すように遊動ビーム9の突出部はスライド枠8内に収容されているので、これを見ることはできず、戸パネル1はスライド枠8のみで支持されているように見える。
【0023】
上記の状態から戸パネル1を閉じ操作すると、まずスライド枠8のみが下ローラ24に案内されて閉じ側へ移動する。場合によっては、遊動ビーム9がスリップを伴いながら同行移動する。そして、戸パネル1を半分近く閉じ操作すると、開き始端側に設けた第2接当具21が左方の下ローラ24に接当して、遊動ビーム9を同行移動させる。戸パネル1を完全に閉じ操作した状態では、遊動ビーム9およびスライド枠8はそれぞれガイド枠7内へ入り込んで隠蔽されるので、外観上の体裁を向上できる。塵埃がスライド枠8や遊動ビーム9に堆積することも良く防止できる。なお、右方のストッパー軸26は、遊動ビーム9がスライド枠8に押し出されて先行移動するような場合に、上ローラ22と接当して遊動ビーム9の退入限界を規制するために設けてある。
【0024】
戸パネル1の前後調整を行う場合には、化粧キャップ19の外側方からドライバーを差し込んで、ねじ28を回動操作するだけで戸パネル1を前後方向に調整移動できるので、調整作業に要する手間を軽減できる。調整枠27で左右の下ローラ24を同時に調整操作するので、個別に位置調整機構を設ける場合に比べて構造を簡素化できる。
【0025】
上ローラ22と第1レール11の隙間が大きい場合に、ローラ中心軸が傾くことがある。こうした場合には、図7に示すように、遊動ビーム9に上ローラ22より小径の補助ローラ22aを1個以上設け、上ローラ22を転動支持するための受壁11aと、補助ローラ22aを転動支持するための受壁11bを、上下に段差を有する状態で第1レール11の底壁に設ける。このように、上ローラ22と補助ローラ22aを、左右一対の受壁11a・11bで転動自在に支持すると、遊動ビーム9に偏った荷重が作用する場合にも遊動ビーム9を水平に支持でき、戸パネル1を常に正立姿勢でガイドできる。
【0026】
上記の実施例以外に、第1・第2の接当具20・21は遊動ビーム9に接当してこれを同行移動するように変更することができる。必要があれば、遊動ビーム9に両接当具20・21あるいはストッパー軸15・16と接当するブロックを設けることができる。
上ローラ22は遊動ビーム9を吊持する機能を備えておればよく、この限りでは、水平ないしは傾斜する軸23で上ローラ22を軸支できる。ガイド枠7およびスライド枠8は、それぞれプレス成形した枠体で形成することができる。この発明の上部案内装置は、2個の戸パネル1を左右それぞれに開閉操作する、両開き型の引戸にも適用できる。
前後調整機構は、上ローラ22と遊動ビーム9との間に設けることができる。この場合には、上ローラ22の軸23を調整基準にして、遊動ビーム9が前後に移動操作される。調整枠27は遊動ビーム9の外面に配置してもよい。
【0027】
【発明の効果】
この発明の上部案内装置では、戸パネル1を開放する場合に限って、スライド枠8および遊動ビーム9がガイド枠7から突出して、戸パネル1の上部を前後傾動不能に支持し、戸パネル1を閉止した状態では、スライド枠8および遊動ビーム9をカイド枠7の下方に退縮収容して、これらが開口面に隣接する壁面に突出するのを解消した。従って、この発明の上部案内装置によれば、アウトセット型の引戸を室内の雰囲気を損なうことなく設けることができ、従来は適用がためらわれるような居室等にも違和感なく適用できる。
【0028】
スライド枠8と遊動ビーム9を上下に相対移動可能に組み、さらに遊動ビーム9に前後調整機構を設けるので、引戸を施工する際の戸パネル1の位置調整を容易に行えるうえ、例えば戸パネル1がそり変形して開閉に支障を来す場合にも、戸パネル1の上下・前後の位置調整を行って戸パネル1と開口枠6の対応関係を容易に修復でき、施工後のメテナンスやアフターサービスを容易化できる。
遊動ビーム9に設けた調整枠27をねじ28でスライド操作し、左右の下ローラ24を同時に前後操作する調整構造によれば、前後調整機構を簡素化できるうえ、調整に要する手間も省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部案内装置の縦断側面図である。
【図2】引戸を開放した状態の斜視図である。
【図3】ガイド枠と遊動ビームとスライド枠のそれぞれを分離した状態の縦断正面図である。
【図4】引戸を開放した状態における上部案内装置の縦断正面図である。
【図5】前後調整機構を示す横断平面図である。
【図6】遊動ビームと調整枠を分離した斜視図である。
【図7】遊動ビームの支持構造の別実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 戸パネル
3 下部レール
6 開口枠
7 ガイド枠
8 スライド枠
9 遊動ビーム
11 第1レール
18 第2レール
20 第1接当具
21 第2接当具
22 上ローラ
24 下ローラ
25 軸
27 調整枠
28 ねじ
29 カム部
Claims (2)
- 戸パネル1が開口面の外側に配置され、開口面の下側に設けた下部レール3で開閉自在に案内支持してある引戸用の上部案内装置であって、
上部案内装置は、開口枠6に固定されるガイド枠7と、戸パネル1に固定されるスライド枠8と、両枠7・8の間に配置されて、両枠7・8に対して相対スライドできる遊動ビーム9とからなり、
ガイド枠7とスライド枠8との内面のそれぞれには、下部レール3と平行な第1レール11と第2レール18とが設けられており、
遊動ビーム9には、第1レール11に沿って転動する上ローラ22と、第2レール18に沿って転動する下ローラ24とが設けられており、
遊動ビーム9が、ガイド枠7の内面に設けた第1レール11で上ローラ22を介して吊持されており、
遊動ビーム9の下面に垂直方向の軸25を中心にして遊転自在に支持した下ローラ24に、上向きに開口する断面コ字状の第2レール18を下面側から嵌め込むことにより、スライド枠8と遊動ビーム9とが上下に相対移動できるよう構成されており、
戸パネル1の開放途中に遊動ビーム9と接当して、遊動ビーム9をスライド枠8と同行移動させる第1接当具20と、戸パネル1の閉止途中に遊動ビーム9と接当して、遊動ビーム9をスライド枠8と同行移動させる第2接当具21とが、それぞれスライド枠8に設けてあり、
遊動ビーム9に上下ローラ22・24のいずれか一方を前後に位置調整する前後調整機構が設けられている引戸用の上部案内装置。 - 遊動ビーム9に下ローラ24の軸25を支持する調整枠27が左右スライド自在に設けられており、
軸25は調整枠27に対して前後動可能に支持されており、
調整枠27を左右へ調整操作するねじ28が遊動ビーム9の側端に設けられており、
調整枠27が左右スライドする際に、軸25を介して下ローラ24を前後操作するカム部29が遊動ビーム9に設けてある請求項1記載の引戸用の上部案内装置。
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