JPH0420133Y2 - - Google Patents

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JPH0420133Y2
JPH0420133Y2 JP5630386U JP5630386U JPH0420133Y2 JP H0420133 Y2 JPH0420133 Y2 JP H0420133Y2 JP 5630386 U JP5630386 U JP 5630386U JP 5630386 U JP5630386 U JP 5630386U JP H0420133 Y2 JPH0420133 Y2 JP H0420133Y2
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JP
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door
shoji
sliding
axle
window
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は引き違いサツシやその他の引き戸あ
るいは折りたたみドアを移動可能に支持する戸車
構造に関するものである。
(従来の技術) 通常、窓に設置される複数枚の障子は互いに引
き違いとすることにより窓を開閉するように構成
されるため、その障子を支持する枠は少なくとも
障子2枚分の幅を必要としたが、近年の障子の薄
形化にともない、障子自身の薄形化とともに常に
は引き違い状態で動作する各障子を閉窓時には直
列状態に面一に支持して枠の見込み寸法を障子2
枚分の厚みより狭くしたものが提案されている。
そして、障子を引き違い状態から直列状態に移動
させる手段として、例えば戸車を支持する戸車軸
を同戸車に対し軸方向に移動可能としたものが提
案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記のような戸車支持構造では戸車
軸が戸車に対し常に軸方向に移動可能であるた
め、その障子を引き違い操作するときに金属製の
戸車軸先端が戸車に対し軸方向に移動して同じく
アルミ等の金属で形成される他の障子の下框ある
いはレール等に摺接して、異音を発生したり引き
違い操作のために要する操作力が増大する等の問
題点があつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するために、引き
戸1の下框1bから窓の前後方向に突出する戸車
軸31に戸車16,17を回転可能に支持すると
ともに同戸車16,17を戸車軸31の軸方向に
移動可能とし、その戸車16,17をレール3
5,36上に配設して移動操作可能とした引き戸
において、戸車軸31の先端に合成樹脂で成型さ
れた被覆部材34を嵌合固定した構成としてい
る。
(作用) 上記手段により、戸車軸31先端は合成樹脂の
被覆部材34で覆われているため、他の金属部分
と摺接しても滑り易く、また戸車16,17の戸
車軸31からの抜けも防止される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
従つて説明すると、第2図に示すように引き違い
サツシを構成する2枚の引き戸としての障子1,
2は窓枠3内をそれぞれ引き違い動作するように
構成され、各障子1,2のガラス4(第1図参
照)の裏側にはブラインド5が吊下支持され、そ
のブラインド5は各障子1,2の取手6内に設け
られる操作つまみ7を操作することによりラダー
コード8を介してスラツト9を角度調節できるよ
うになつている。なお、各障子1,2の外側(第
1図において左方)には通常さらに一対の引き違
い障子(図示しない)が配設され、障子1,2と
ともに二重サツシを構成している。
一方の障子1の縦框1aにはハンドル10a,
10bがそれぞれ回動可能に設けられ、第2図乃
び第3図に示すように両障子1,2で閉窓した状
態から障子1を後方すなわち窓の外側へ移動させ
ることにより、第4図に示すように両障子1,2
が窓枠3内で直列状態に支持されるようになつて
いる。そして、この状態からハンドル10a,1
0bを第2図に示す縦方向に回動させれば、窓枠
3の上枠3a、縦枠3b及び他方の障子2の縦框
2aにそれぞれ係止片11a,11b,11cが
突出されて、障子1が窓枠3及び他方の障子2に
固定されるようになつている。
次に、障子1,2を窓枠3内で直列状態に支持
するための構造を説明すると、障子2はその下框
2bに設けられた第一の戸車12が窓枠3の下枠
3c上に設けられた主レール13上を移動し、上
框2cから上方へ突出するガイド部材14が上枠
3aのガイド凹部15内を移動するようになつて
いる。従つて、障子2は窓枠3内を主レール13
に沿つて左右方向にのみ移動可能に支持されてい
る。
障子2に対し前後方向に移動する障子1は下枠
3c上を窓の左右方向にのみ移動する第二の戸車
16及び第三の戸車17が下框1bの左右両側に
取着されている。その詳細な構造を次に説明する
と、第5図及び第6図に示すように第二及び第三
の戸車16,17を下框1bに取着するための取
付部材18は四角枠状に形成され、その上片中央
部は上方へ屈曲されて取付部19が形成されると
ともに、左右両側には取付片20が突出されてい
る。そして、取付部19及び取付片20がネジ2
1で下框1bに固定されている。
取付部材18の一側には固定支軸22が固定さ
れ、同取付部材18他側の上片及び下片には第7
図及び第8図に示すように固定支軸22を中心と
する円弧状の案内溝23が形成されている。その
案内溝23間には内周面にネジが刻設された取付
筒24が配設され、同取付筒24には上方から案
内溝23を貫通して調節ネジ25が螺入され、下
方から同じく案内溝23を貫通して回動支軸26
が挿入され、その回動支軸26の下端には前記第
二及び第三の戸車16,17を支持するための戸
車ケース27が固定されている。そして、調節ネ
ジ25の取付筒24への螺入量を調節すれば、回
動支軸26が取付部材18から露出する長さを調
節することができ、従つて調節ネジ25により障
子1と下枠3cとの間隔を調節できるようになつ
ている。
前記固定支軸22と取付筒24は長円筒状の連
結体28の両端部に回転可能に嵌合されている。
従つて、第8図及び第9図に示すように回動支軸
26は固定支軸22を中心として案内溝23に沿
つて移動可能となつている。連結体28の固定支
軸22外周部分にはカム突部29が形成され、そ
のカム突部29には取付部材18内側面から山形
に突出される板バネ30が係合している。そし
て、カム突部29及び板バネ30の形状と同板バ
ネ30の付勢力により、第8図及び第9図に示す
ように回動支軸26は常には連結体28を介して
案内溝23の両端部に保持されるようになつてい
る。
戸車ケース27には第二及び第三の戸車16,
17を支持するための一対の戸車軸31の基端が
固定され、その戸車軸31の先端部は前記主レー
ル13に向かつて突出されている。戸車軸31の
先端部には第二及び第三の戸車16,17が回転
可能に支持されている。その詳細な構造を第10
図に従つて説明すると、戸車軸31の先端部には
合成樹脂で成型された摺動筒32が軸方向に移動
可能に嵌合され、その摺動筒32の中間部には間
隔保持部材としてのフランジ33が形成されてい
る。そして、第二の戸車16及び第三の戸車17
がフランジ33の前後に区画された状態で摺動筒
32に回転可能に嵌合されている。
戸車軸31の先端には合成樹脂で成型された被
覆部材34が嵌合され、同戸車軸31先端を被覆
部材34内に位置させて前記主レール13に当接
しないようにしている。
戸車軸31の先端側に支持される第二の戸車1
6は第三の戸車17より若干小径に形成され、そ
の第二の戸車16は前記主レール13上部から斜
め下方に延設される第一の副レール35に沿つて
移動し、第三の戸車17は下枠3cから上方へ延
設される第二の副レール36に沿つて移動するよ
うになつている。従つて、障子1が第一及び第二
の副レール35,36に沿つて移動されると、第
二及び第三の戸車16,17は互いに逆回転しな
がら移動するようになつている。
第2図に示す障子1,2で窓を閉じた状態にお
いて障子1の第二及び第三の戸車16,17に対
抗する位置の主レール13には、第5図に示すよ
うに挿通孔37が形成され、障子1を室内側から
屋外側に向かつて第1図矢印A方向へ押し出す
と、同図に鎖線で示すように戸車軸31が挿通孔
37を貫通し、このとき障子1の下框1bは障子
2の下框2bの移動軌跡上まで移動するようにな
つている。
障子1の上框1cは第1図に示すように窓枠3
の上枠3aに支持装置38で支持されているが、
前記下框1bと同様に障子2の移動軌跡上へ移動
可能に支持されている。
次に、上記のように構成された障子1,2の作
用を説明する。
さて、この障子1,2は第3図に示すように常
には通常の障子と同様に引き違い動作により窓を
開閉することができる。このとき、障子1のハン
ドル10a,10bは水平方向に回動されて各係
止片11a,11b,11cが縦框1aから突出
していない状態である。この状態で障子1を引き
違い動作すると、第二及び第三の戸車16,17
はそれぞれ第一及び第二の副レール35,36に
沿つて互いに逆回転しながら転動するが、両戸車
16,17は合成樹脂で成型された摺動筒32に
回転可能に嵌合され、そのフランジ33で所定の
間隔を隔てた状態で回動されるので、両戸車1
6,17が互いに擦り合つて異音を発生させるこ
とはなく、さらに摺動筒32を介在させることに
より両戸車16,17と戸車軸31との間の摩擦
を軽減して障子1を円滑にかつ静粛に引き違い動
作させることができる。
一方、第二及び第三の戸車16,17は上方及
び下方からそれぞれ延設される第一及び第二の副
レール35,36にそれぞれ嵌合しているので、
戸車軸31の第5図矢印B方向へのガタつきは完
全に防止される。従つて、障子1の重量が取付部
材18及び回動支軸26を介して戸車軸31基端
部に作用しても戸車軸31は常に水平方向に保持
されてガタつくことはなく、障子1を円滑に引き
違い動作させることができる。
さらに、戸車軸31先端には合成樹脂の被覆部
材34が嵌合されているので、第二の戸車16及
び摺動筒32の戸車軸31からの抜けが防止され
るとともに、障子1の引き違い動作時に戸車軸3
1が主レール13方向に若干移動しても戸車軸3
1と主レール13とが直接当接することはなく、
被覆部材34が滑らかに摺接して異音の発生を防
止し、障子1を円滑にかつ静粛に引き違い動作さ
せることができる。
以上のような引き違い動作の後、第2図に示す
ように障子1,2で窓を閉じた状態からハンドル
10a,10bを持つて障子1を窓の外側すなわ
ち第1図矢印A方向へ押すと、常には第8図に示
す状態に位置する取付部材18が固定支軸22に
対する回動支軸26の案内溝23に沿つた回動に
より第9図に示す位置まで移動し、これと同時に
戸車軸31が挿通孔37を貫通して第5図に鎖線
で示す位置まで突出する。すると、前記取付部材
18の移動及び戸車軸31の移動にともなう戸車
ケース27の移動により、第5図に鎖線で示すよ
うに障子1の下框1bがが障子2の移動軌跡上ま
で移動されるとともに、上框1cも支持装置38
の作用により障子2の移動軌跡上まで移動され
る。そして、この状態からハンドル10a,10
bを操作すれば、第2図に示すように各係止片1
1a,11b,11cで障子1を障子2との直列
状態に固定することができる。
なお、この考案は前記実施例のような引き違い
サツシの他に、引き戸や折りたたみドア等に実施
することも可能である。
考案の効果 以上詳述したように、この考案は戸車軸31先
端と他の金属部分との摺動による異音の発生及び
操作力の増大を防止し、かつ戸車16,17の戸
車軸31からの抜けも防止することができる優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した引き違い障子の
縦断面図、第2図はその障子の正面図、第3図は
その障子の引き違い状態を示す平面図、第4図は
直列状態を示す平面図、第5図は窓の前後方向に
移動させる障子の支持構造を示す側面図、第6図
は同じくその正面図、第7図は同じく平面図、第
8図はその支持構造の取付部材の横断面図、第9
図は同じくその動作を示す横断面図、第10図は
戸車部分の縦断面図である。 障子……1、下框……1b、第二の戸車……1
6、第三の戸車……17、戸車軸……31、被覆
部材……34、第一の副レール……35、第二の
副レール……36。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引き戸の下框から窓の前後方向に突出する戸車
    軸に戸車を回転可能に支持するとともに同戸車を
    戸車軸の軸方向に移動可能とし、その戸車をレー
    ル上に配設して移動操作可能とした引き戸におい
    て、戸車軸31の先端に合成樹脂で成型された被
    覆部材34を嵌合固定したことを特徴とする引き
    戸の戸車支持構造。
JP5630386U 1986-04-14 1986-04-14 Expired JPH0420133Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5630386U JPH0420133Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5630386U JPH0420133Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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Publication Number Publication Date
JPS62166983U JPS62166983U (ja) 1987-10-23
JPH0420133Y2 true JPH0420133Y2 (ja) 1992-05-08

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JP5630386U Expired JPH0420133Y2 (ja) 1986-04-14 1986-04-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6118873B1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-19 アクシス株式会社 引き違い戸装置

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JPS62166983U (ja) 1987-10-23

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