JPS6023419Y2 - 障子の戸車 - Google Patents

障子の戸車

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Publication number
JPS6023419Y2
JPS6023419Y2 JP10587680U JP10587680U JPS6023419Y2 JP S6023419 Y2 JPS6023419 Y2 JP S6023419Y2 JP 10587680 U JP10587680 U JP 10587680U JP 10587680 U JP10587680 U JP 10587680U JP S6023419 Y2 JPS6023419 Y2 JP S6023419Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoji
inner case
fixing pin
outer case
leaf spring
Prior art date
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Expired
Application number
JP10587680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5729666U (ja
Inventor
潔 宮本
Original Assignee
不二サッシ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 不二サッシ株式会社 filed Critical 不二サッシ株式会社
Priority to JP10587680U priority Critical patent/JPS6023419Y2/ja
Publication of JPS5729666U publication Critical patent/JPS5729666U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は障子の案内に用いる戸車に関する。
障子の戸車は上下方向の調整と障子の引寄せ時のレール
に対する相対運動と連輪、軸受及びその軸の摩耗した場
合の取換が可能なように三機能を備えることが戸車に取
って望ましいが、従来はそれらの内二機能しか備えてい
ない。
従来の戸車は障子の引寄せ時の軸方向移動を車輪の踏面
を円形にし、車輪のフランジとレールとの間に余裕を設
けて踏面とレール間で滑らせているが、これらは引寄せ
時障子を持上げることになるので引寄せが重く、又障子
走行時の下部の蛇行が生じる。
戸車の車輪を車軸に対して軸方向に移動させて引寄せに
対応するものは車軸が障子の全荷重を受けているため引
寄せについての抵抗ともなり、又障子の走行時の摩耗に
より車軸について段部を車輪が引寄せ時移動するため戸
車の孔及び軸を偏摩耗させる。
又後者は軸方向の片側にのみばね力により車輪を押圧す
るようになっており、障子の一対の戸車は勝手の違う別
のものを準備する必要がある。
車輪は殆んどの戸車で交換できるように作られているが
交換に際して取付ねじを外して再びねじ止めするため取
換えに時間がか)す、又わずられしいものである。
この考案は上下方向に調整装置を備え、障子の引寄せ時
の車輪の軸方向に加わる荷重が殆んどなく従って車輪の
軸と車輪間を相対移動させない構造であり、戸車取換を
工具なしでワンタッチで行うことのできる戸車によって
望ましいとせられる三機能を備えた障子の戸車であって
一つの戸車でもって障子の両側に用いることのできる戸
車を提供することを目的とするものである。
この考案は障子の下框に固定する外ケース下部に見込み
方向に水平な固定ピンを備え、該固定ピンにくい違い直
交して外ケースの上部に障子外より回動可能な上下調整
ねじを備え、該固定ピンを回動して係合する係止溝を下
部に設けた内ケースに車軸を固定して車輪を枢着して、
該係止溝の溝の深において固定ピンの回動の中心として
外ケースの上下調整ねじにより内ケースを押して揺動さ
せ車輪を上下し、見込み方向にゆるく外ケースに嵌入す
る内ケースと外ケース間に板ばねを装着してなるもので
ある。
以下、図面に従ってこの考案の実施例について説明する
第1図は側面図、第2図は第1図の左正面図、第3図は
第1図の底面図、第4図は分解斜視図である。
障子の下框1の端部には外ケース2が上端を下框1の部
材に悩接して嵌入し、下框1を図示たがね10で両側よ
り外ケース2の取付ブラケット2′に向ってかしめて固
定するようになっており、平面形はS゛コ字形板材の外
ケース2の下方には見込み方向に固定ピン3がかしめて
固定されている。
固定ピン3にくい違い直交する位置の外ケース2の上部
には障子外より回動可能で内ケース6端に衝接する上下
調整ねじ4がゆるみ止め5を介してねじ込まれている。
固定ピン3には内ケース6に設けた下部より上方に入り
込んで奥で水平に屈折した固定ピン3の直径と等しい幅
の鍵形の係止溝7の奥において内ケース6は支持されて
おり、内ケース6は平面形コ字形の板材であって見込み
方向には外ケース2にゆるくはまって両側には間隔をお
いている。
内ケース6には係止溝7を間にして上下調整ねじ4端の
衝接する位置と反対の位置で固定ピン3に平行な車軸8
が固定され、車軸8に図示されない軸受を介して車輪9
が嵌入している。
車輪9は踏面がレールに一致して両フランジとレール間
に隙間をおいた形状である。
内ケース6の両側には山形の突起11が板材より打出し
て設けである。
外ケース2、内ケース6の間には板ばね12が嵌入して
いる。
板ばね12は平面形かはマコ字形をしており、根本側の
両側は外ケース2にはS゛沿って当接し、外ケース2よ
り外方に延出して二叉端の見込み方向の間隔は内ケース
6の幅よりもせまく、先端が内ケース6を両側より弾圧
するようになっている。
板ばね12は段部13が外ケース2の取付ブラケット2
′下面に当接し、固定ピン3が板ばね12の孔を挿通し
て支持されている。
組立状態において板ばね12の先端部近くの幅よりも内
ケース6の突起11の方が外に出ている。
車軸8、車輪9あるいはそれらを介する軸受が摩耗した
ときの交換はそれらと内ケース6と共に交換される。
取外しは第1図において固定ピン3を中心に内ケース6
を反時計方向に回動すると、突起11は板ばね12上端
に当り、板ばね12の先端部を押し広げる。
更に回動すると第5図のように車輪9が下に来て内ケー
ス6は下る。
そこで続いて内ケース6を押上げると固定ピン3に沿つ
て係止溝7の奥で案内されて第6図の如くなり、第6図
の状態より内ケース6を左行させると係止溝7は固定ピ
ン3より離れる(第7図)。
内ケース6をそのま)下へ抜くと内ケース6と共に車軸
8、車輪9それらを介する軸受が共にユニットで取外さ
れる。
板ばね12は先端が近よって自由状態となる。
取換のための組立は車軸8、車輪9及びそれを介する軸
受を備えた内ケース6を以上と逆に車輪9を下に停止溝
7を右側にした位置で第7図の下方の位置より、板ばね
12を広げて挿入すると第7図のようになり、板ばね1
2により内ケース6は挟持保持される。
そのま)右行させると固定ピン3に係止溝7は入り第6
図の状態となる。
次にそのま)内ケース6を下すと係止溝7の奥に固定ピ
ン3は位置することになる(第5図)。
固定ピン3を中心に内ケース6を時計方向に回動すると
突起11は板ばね12に当り板ばね12の先端を広げて
通過し第1図の状態となる。
障子を建込んで上下調整ねじ4を回して内ケース6を固
定ピン3を中心に回動すると車輪9は上下するので障子
の納まりを調整できる。
障子を開閉するときは第3図の状態を保って車輪9は回
転する。
障子を引寄せると車輪9のフランジと下枠のレールは係
合しているので車輪9は見込み方向には微小距離しか変
位せず、下框1が見込み方向に移動する。
下框1が移動すると外ケース2も同方向に移動する。
従って板ばね12の根本側は外ケース2に従って移動し
ようとし、板ばね12の根本側の屈折部12′は内ケー
ス6を見込み方向に移動させ、屈折部12′附近も板ば
ね12はわずかに変形する。
即ち、内ケース6の根本側は外ケース2よりも移動量は
少い。
一方車輪9は車輪9に対しては内ケース6は側面が隙間
なく組立てられているから、内ケース6の車輪9のある
先端部は車輪9の見込み方向の移動した分だけ見込み方
向に移動可能であるが、内ケース6の根本側が見込み方
向により大きく移動するので第8図に示すように傾く。
この際レールと車輪9のフランジとの隙間がこの傾きを
許し得ることにより、板ばね12は内ケース6の傾動に
抵抗する。
内ケース6の傾動に際して固定ピン3と係止溝7の片側
の第1図において水平部分が固定ビン3上を滑ってこの
回動を許すことになる。
結局、内ケース6は車輪9の部分で極めてわずかに見込
み方向に移動し、根本側で引寄せの大きさにはS゛近い
距離移動して傾く、引寄せ時には障子の重量のかかった
見込み方向の摺動抵抗はなく、自在に撓み得る板ばね1
2とレール上でわずかに回動する車輪9の抵抗のみであ
るから戸車部分における引寄せの抵抗は大きくなく、引
寄せ力は殆んど障子と開口枠間等の気密パツキンに有効
に作用する。
障子の引寄せを解除すると以上と逆に第3図の状態に復
元する。
以上のとおり、この考案の障子の戸車によれば戸車は上
下方向の調整を組立状態で行うことができ、障子の引寄
せに対応して移動し、車輪等、摩耗部分の交換ができる
引寄せに際しては戸車部分では抵抗は少く気密パツキン
を押えるのに引寄せ力は有効に使用される。
車輪等の摩耗部分の取換は工具を必要とせずにワンタッ
チで取換ができる。
見付方向を軸として対称な形であるから障子の両側の戸
車に同一の戸車が使える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の障子の戸車の実施例の側面図、第2
図は第1図の正面図、第3図は第1図の底面図、第4図
は分解斜視図、第5図乃至第7図は第1図を一部断面図
で示す作用を示す側面図、第8図は第3図の作用を示す
底面図である。 1・・・・・・下框、2・・・・・・外ケース、3・・
・・・・固定ピン、4・・・・・・上下調整ねじ、5・
・・・・・ゆるみ止め、6・・・・・・内ケース、7・
・・・・・係止溝、8・・・・・・車軸、9・・・・・
・車輪、10・・・・・・たがね、11・・曲突起、1
2・・・・・・板ばね、13・・・・・・段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 障子の下框に固定する外ケース下部に障子の移動方向と
    直交する方向に水平な固定ピンを備え、該固定ピンにく
    い違い直交して外ケースの上部に障子外より回動可能で
    内ケース端に先端が衝接する上下調整ねじを備え、該固
    定ピンに回動して係合する下方より入り込んだ係止溝を
    下部に設けた内ケースに該係止溝を間にして上下調整ね
    じ端の衝接する位置と反対の位置で固定ピンに平行な車
    軸を固定して該車軸に車輪を枢着し、該係止溝を固定ピ
    ンに係合し、見込み方向にゆるく外ケースに嵌入する内
    ケースと外ケース間に内ケースを保持する板ばねを装着
    した障子の戸車。
JP10587680U 1980-07-25 1980-07-25 障子の戸車 Expired JPS6023419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10587680U JPS6023419Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 障子の戸車

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JP10587680U JPS6023419Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 障子の戸車

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Publication Number Publication Date
JPS5729666U JPS5729666U (ja) 1982-02-16
JPS6023419Y2 true JPS6023419Y2 (ja) 1985-07-12

Family

ID=29467234

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JP10587680U Expired JPS6023419Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 障子の戸車

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6058770U (ja) * 1983-09-30 1985-04-24 新明和工業株式会社 引戸の戸車取付装置
JPS62157464U (ja) * 1986-03-28 1987-10-06
JPH0510708Y2 (ja) * 1988-04-21 1993-03-16
JP2566482Y2 (ja) * 1991-07-08 1998-03-25 株式会社春宮 装身具等の商品陳列具

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Publication number Publication date
JPS5729666U (ja) 1982-02-16

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