JPH0528309Y2 - - Google Patents

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JPH0528309Y2
JPH0528309Y2 JP1988055146U JP5514688U JPH0528309Y2 JP H0528309 Y2 JPH0528309 Y2 JP H0528309Y2 JP 1988055146 U JP1988055146 U JP 1988055146U JP 5514688 U JP5514688 U JP 5514688U JP H0528309 Y2 JPH0528309 Y2 JP H0528309Y2
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JP
Japan
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wheel
door
rail
enlarged groove
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、戸車走行装置に関する。
従来の技術 従来の戸車走行用レールとしては、戸車の溝付
き車輪が転動自在にのせられて走行する凸条を備
えたもの、あるいは戸車の車輪が嵌め込まれて走
行する横断面U形もしくはV形の凹溝を有するも
のが知られている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の戸車走行用レールのう
ち、前者のレールでは、凸条がレールの全長にわ
たつて設けられているため、これを室内に設置し
た場合には歩くとき人がつまずきやすく、また掃
除のさいにレールの凸条がじやまになるという問
題があつた。
また後者の戸車走行用レールでは、凹溝内に、
ちり、ほこり、ごみ等のダストが入り込んで溜ま
りやすく、また戸車の走行のさい、車輪とレール
の凹溝との間のがたつきにより騒音を生じやすい
という問題があつた。
この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解
決し、戸車走行用レールのガイド用の溝内にダス
トが侵入して溜まるようなことが全くなく、従つ
て掃除が簡単で、室内を清潔に保つことができ、
しかも戸の開閉のさい、騒音を生じるようなこと
がなく、戸の開閉を非常に静かにかつ安定に行な
い得、また室内に設置した場合、歩く者がつまづ
いたり、あるいは掃除のさいにじやまになつたり
するようなことがなく、さらにその製造を容易か
つ安価になし得る、戸車走行装置を提供しようと
するにある。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、戸
車走行用レールにガイド用の内部拡大溝が設けら
れ、戸車の車輪の外周面にレールの内部拡大溝に
嵌まり合う凸部が車輪の円周方向に設けられると
ともに、該凸部の少なくとも一側の車輪外周面
が、内部拡大溝の開口部側縁のレール表面に転動
自在にのせられる戸車走行装置において、内部拡
大溝内にダスト侵入防止用ゴム・パイプが内部拡
大溝の略全長にわたつて嵌め込まれ、該ゴム・パ
イプは内部拡大溝の内面に沿つてその下半部の幅
が広く、かつ上半部の幅が内部拡大溝の開口部に
沿つて狭くなされており、レールの内部拡大溝内
に車輪の凸部が、ダスト侵入防止用ゴム・パイプ
の上半部を上から押え込むように嵌め入れられて
いる、戸車走行装置を要旨としている。
作 用 上記戸車走行装置によれば、戸車走行用レール
の内部拡大溝内にダスト侵入防止用ゴム・パイプ
が嵌め込まれている。該ゴム・パイプは、内部拡
大溝の内面に沿つてその下半部の幅が広く、かつ
上半部の幅が内部拡大溝の開口部に沿つて狭くな
されており、内部拡大溝内に車輪の凸部が、ゴ
ム・パイプの上半部を上から押え込むように嵌め
入れられ、もちろん車輪の環状凸部一側の外周面
は、内部拡大溝の開口部側縁のレール表面に転動
自在にのせられている。
従つて、上記戸車を備えた引戸を開くと、戸車
の車輪は、これの環状凸部によつてゴム・パイプ
の上半部を上から押えて、これを変形せしめなが
ら転動する。引戸全体の重量は、内部拡大溝の開
口部側縁のレール表面に受けられる。戸車の車輪
の環状凸部の通過によつてゴム・パイプの上半部
は凹むが、該環状凸部の通過後はその弾発力によ
つて元の形状に戻り、内部拡大溝を塞いだ状態を
保つことができる。このため、内部拡大溝内への
ダストの侵入を有効に防止することができ、また
車輪の環状凸部がゴム・パイプの上半部上を通過
するため、全く騒音が生じない。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
図面において、この考案による戸車走行装置
は、室内の床Fに設置された戸車走行用レール1
に2条の内部拡大溝2が設けられ、各内部拡大溝
2内に横断面円形のダスト侵入防止用ゴム・パイ
プ3が内部拡大溝2の略全長にわたつて嵌め込ま
れており、ゴム・パイプ3は内部拡大溝2の内面
に沿つてその下半部3bの幅が広く、かつ上半部
3aの幅が内部拡大溝2の開口部に沿つて狭くな
され、ゴム・パイプ3の上半部3aは内部拡大溝
2の開口部より上方に若干突出せしめられてい
る。
一方、一組の引戸4の各下端部に前後一対の戸
車5(片側のみ図示)が備えられ、各戸車5の車
輪6の外周面中央にレール1の内部拡大溝2に嵌
まり合う環状凸部8が車輪6の円周方向に設けら
れている。
各引戸4は、例えばアルミニウム製の枠10内
にガラス板、あるいは鏡板等のパネル20が嵌め
込まれたものであり、これの下枠材11に平面よ
りみて略コ形の戸車取付ブラケツト12が固定さ
れ、このブラケツト12の左右両側壁13,13
の先端部に平面よりみて長いコ形の車輪枠15が
ピン14によつて揺動自在に取り付けられてい
る。そしてこの車輪枠15の左右一対の軸受翼部
16の先端部に、車軸17によつて上記車輪5が
回動自在に取り付けられている。
なお、引戸4に対する戸車5の高さは、ブラケ
ツト12と車輪枠15に装備された高さ調節ねじ
18を回すことによつて調節することが可能であ
る。
上記において、レール1の内部拡大溝2内に、
戸車5の車輪6の環状凸部8がダスト侵入防止用
ゴム・パイプ3の上半部3aを上から押え込むよ
うに嵌め入れられ、該車輪6の環状凸部8両側の
外周面7が、内部拡大溝2の開口部側縁のレール
表面に転動自在にのせられている。
従つて、引戸4を開くと、引戸4の下端部の戸
車5の車輪6は、これの環状凸部8によつてゴ
ム・パイプ3の上半部3aを上から押えて変形せ
しめながら転動し、車輪6の環状凸部8両側の外
周面7は内部拡大溝2の開口部側縁のレール表面
にのせられて、引戸4全体の重量が該レール表面
に受けられるものである。
戸車5の車輪6の環状凸部8の通過によつてゴ
ム・パイプ3の上半部3aは凹むが、該環状凸部
8の通過後はその弾発力によつて元の形状に戻
り、内部拡大溝2の開口部を塞いだ状態を保つこ
とができる。このため、内部拡大溝2内へのダス
トの侵入を有効に防止することができ、また車輪
6の環状凸部8がゴム・パイプ3の上半部3a上
を通過するため、全く騒音が生じない。
なお、引戸4の上端部は天井に設けられた上部
ガイド・レール21に嵌め合わされて案内され
る。
この実施例においては、戸車走行用レール1の
2条の内部拡大溝2の中間に横断面略H形の補強
部9が設けられていて、これの上面に内部拡大溝
が形成されているが、これは浅くかつ巾が広いの
で、ダストが溜まり難いものであり、例えダスト
が溜まつた場合でもこれを容易に除去することが
できる。しかしこのような浅くかつ巾の広い内部
拡大溝は戸車5の案内用としては不向きである。
また実施例では、車輪6の外周面中央に環状凸
部8が設けられているが、これは車輪6の外周面
の巾の一側に片寄つて設けられている場合もあ
る。
考案の効果 この考案は、上述のように、戸車走行用レール
にガイド用の内部拡大溝が設けられ、戸車の車輪
の外周面にレールの内部拡大溝に嵌まり合う凸部
が車輪の円周方向に設けられるとともに、該凸部
の少なくとも一側の車輪外周面が、内部拡大溝の
開口部側縁のレール表面に転動自在にのせられる
戸車走行装置において、内部拡大溝内にダスト侵
入防止用ゴム・パイプが内部拡大溝の略全長にわ
たつて嵌め込まれ、該ゴム・パイプは内部拡大溝
の内面に沿つてその下半部の幅が広く、かつ上半
部の幅が内部拡大溝の開口部に沿つて狭くなされ
ており、レールの内部拡大溝内に車輪の凸部が、
ダスト侵入防止用ゴム・パイプの上半部を上から
押え込むように嵌め入れられているもので、この
考案によれば、戸車を備えた引戸を開くと、戸車
の車輪は、これの環状凸部によつてゴム・パイプ
の上半部を上から押えて、これを変形せしめなが
ら転動する。引戸全体の重量は、内部拡大溝の開
口部側縁のレール表面に受けられる。戸車の車輪
の環状凸部の通過によつてゴム・パイプの上半部
は凹むが、該環状凸部の通過後はその弾発力によ
つて元の形状に戻り、内部拡大溝を塞いだ状態を
保つことができる。このため、内部拡大溝内への
ダストの侵入を有効に防止することができ、内部
拡大溝内にダストが侵入して溜まるようなことが
なく、従つて掃除が簡単で室内を清潔に保つこと
ができる。しかも車輪の環状凸部がゴム・パイプ
の上半部の上を通過するため、騒音を生じるよう
なことが全くなく、戸の開閉を非常に静かにかつ
安定に行ない得る。また、レールに従来のような
凸条がないので、室内に設置した場合、歩く者が
つまづいたり、あるいは掃除のさいにじやまにな
つたりするようなことがないし、また非常に安価
なゴム・パイプをダスト侵入防止用部材として、
レールの内部拡大溝内に、該溝の内面に沿つてそ
の下半部を広く、かつ上半部を狭くして溝の開口
部より上方に若干突出するように、嵌め込むだけ
でよいので、戸車走行装置の製造を、きわめて容
易かつ安価になし得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は要部拡大斜視図、第2図は要部拡大一部切欠側
面図、第3図は一部省略縦断面図である。 1……戸車走行用レール、2……内部拡大溝、
3……ダスト侵入防止用ゴム・パイプ、3a……
上半部、3b……下半部、4……引戸、5……戸
車、6……車輪、7……外周面、8……環状凸
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 戸車走行用レール1にガイド用の内部拡大溝2
    が設けられ、戸車5の車輪6の外周面にレール1
    の内部拡大溝2に嵌まり合う凸部8が車輪6の円
    周方向に設けられるとともに、該凸部8の少なく
    とも一側の車輪外周面7が、内部拡大溝2の開口
    部側縁のレール表面に転動自在にのせられる戸車
    走行装置において、内部拡大溝2内にダスト侵入
    防止用ゴム・パイプ3が内部拡大溝2の略全長に
    わたつて嵌め込まれ、該ゴム・パイプ3は内部拡
    大溝2の内面に沿つてその下半部3bの幅が広
    く、かつ上半部3aの幅が内部拡大溝2の開口部
    に沿つて狭くなされており、レール1の内部拡大
    溝2内に車輪6の凸部8が、ダスト侵入防止用ゴ
    ム・パイプ3の上半部3aを上から押え込むよう
    に嵌め入れられている、戸車走行装置。
JP1988055146U 1988-04-22 1988-04-22 Expired - Lifetime JPH0528309Y2 (ja)

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JP1988055146U JPH0528309Y2 (ja) 1988-04-22 1988-04-22

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JPH01157868U JPH01157868U (ja) 1989-10-31
JPH0528309Y2 true JPH0528309Y2 (ja) 1993-07-20

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297847A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Skb:Kk 制動構造を備えた戸車ユニット

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JP6906295B2 (ja) * 2016-11-30 2021-07-21 株式会社Lixil 引戸レール部材、建具、建具の施工方法および建具の改修方法

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JPS6164986A (ja) * 1984-09-06 1986-04-03 福永 宏志 引き戸等に於ける敷居の溝と扉との関係

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