JP2003082916A - 引戸門扉 - Google Patents

引戸門扉

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JP2003082916A
JP2003082916A JP2001275977A JP2001275977A JP2003082916A JP 2003082916 A JP2003082916 A JP 2003082916A JP 2001275977 A JP2001275977 A JP 2001275977A JP 2001275977 A JP2001275977 A JP 2001275977A JP 2003082916 A JP2003082916 A JP 2003082916A
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JP
Japan
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roller
door
fitting portion
door body
hanging
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Application number
JP2001275977A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Mashima
博行 真島
Shinjiro Hashimoto
新次郎 橋本
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Shikoku Chemicals Corp
Nissei Kogyo KK
Original Assignee
Shikoku Chemicals Corp
Nissei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉体と吊元支持体の間に発生するガタを抑
えると共に、円滑な開閉操作を可能とした引戸門扉を提
供する。 【解決手段】 ローラ8Bの周縁部には回転中心軸と
平行状となる外接周部81を形成し、ローラ嵌合部6B
にはローラの外接周部81が接触して転動するローラ転
動面61Bを形成し、ローラ転動面61Bの両側縁には
ローラ8B側に向けて傾斜するローラ位置規制面62を
形成し、ローラ8Bの外接周部81とローラ嵌合部6B
のローラ転動面61Bを略同じ幅とし、ローラ8Bとロ
ーラ位置規制面62の間に隙間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、吊元支持体に扉
体を移動自在に保持した引戸門扉であって、開閉時にお
ける扉体の移動を円滑なものとし、開閉操作性を改善に
した引戸門扉に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、実用新案登録第2544291号
公報に示されるように、吊元支持体となる吊元側に位置
する扉体、あるいは吊元支柱に設けたローラを隣接する
扉体のガイド溝に嵌合し、隣接する扉体を移動自在に保
持した引戸門扉が知られている。図8に示したとおりこ
の従来技術は、ローラaの周縁を回転中心軸と交差する
傾斜状に面取りし、この傾斜面bを断面が逆V字状を呈
するガイド溝dのローラ転動面eに密着させ、ローラa
とガイド溝dとの間に生じる隙間を無くし、吊元支持体
と扉体の間に生じるガタを飛躍的に低減した引戸門扉を
提供するものである。 【0003】しかしながら、静止状態における扉本体と
吊元支持体とのガタは低減できるものの、ガイド溝dの
ローラ転動面eを転動するローラaの傾斜面bは、回転
中心軸に対して交差状となっているため、傾斜面bの位
置によって回転中心軸からの距離(半径)が変化し、ロ
ーラaの回転量に対するローラaの転動距離が異なる。
即ち図7に示したとおり、ローラaの回転中心軸fから
の距離(半径)はr1<r2であるので、傾斜面bの外
側と内側とではローラaの回転量に対するローラaの転
動距離が異なり、ローラ走行面eと傾斜面bとの間に滑
りが発生する。そしてこの滑りが扉体の移動操作時にお
ける摩擦抵抗となり、扉体にノッキング現象に似た振動
が発生し、円滑な開閉操作ができないものであった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、扉
体と吊元支持体の間に発生するガタは従来と同様に低減
すると共に、円滑な開閉操作を可能とした引戸門扉を提
供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、吊元支持体あるい
は扉体の何れか一方にローラを設け、吊元支持体あるい
は扉体の何れか他方にローラ嵌合部を形成し、ローラを
ローラ嵌合部に嵌合して吊元支持体に扉体を移動自在に
保持した引戸門扉において、ローラの周縁部には回転中
心軸と平行状となる外接周部を形成し、ローラ嵌合部に
はローラの外接周部が接触して転動するローラ転動面を
形成し、ローラ転動面の両側縁にはローラ側に向けて傾
斜するローラ位置規制面を形成し、ローラの外接周部と
ローラ嵌合部のローラ転動面を略同じ幅とし、ローラと
ローラ位置規制面の間に隙間を形成したことによって、
所期の目的を達成したものである。 【0006】本発明は、吊元支持体となる吊元支柱に扉
体を保持する場合は勿論のこと、隣接する複数の扉体を
ローラとローラ嵌合部との関係により連結し、吊元側に
位置する扉体を吊元支持体とし、これに扉体を保持した
所謂連結引戸門扉にも適用することができる。 【0007】扉体にローラ嵌合部を設ける際には、縦框
と横框を矩形状に枠組みした扉体枠を形成し、横框にロ
ーラ嵌合部を一体的に形成することにより、部品点数を
削減した外観の良好な引戸門扉を提供することができ
る。 【0008】 【作用】この発明によれば、ローラの外接周部とローラ
嵌合部のローラ転動面を略同じ幅とし、ローラとローラ
位置規制面の間に隙間を形成しているので、ローラの回
転中心軸方向における動きを規制し得て、吊元支持体と
扉体の間に発生するガタを抑えることができ、ローラの
回転中心軸と平行状となる外接周部のみがローラ転動面
を介して扉体に接触しているので、ローラが転動する距
離の差による滑りに伴う摩擦は発生せず、円滑な開閉操
作を実現することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1ないし図6は本発明
引戸門扉の実施例であり、図中1は引戸門扉であり、2
は扉体、3は吊元支持体である吊元支柱、4は戸当り支
柱を表わす。なお本実施例においては、一つの扉体2を
吊元支柱3に支持した一般的な引戸門扉について表わし
ているが、複数の扉体を連結した連結式引戸門扉として
も本発明を逸脱するものではない。また扉体2は吊元支
柱3に保持しているが、吊元支柱に代えて塀等の固定構
造物を吊元支持体とすることも可能である。 【0010】扉体2は、上横框21、下横框22、戸当
り縦框23、吊元縦框24を矩形状に枠組して構成さ
れ、戸当り縦框23と吊元縦框24の間には複数の横桟
材25が平行に配設されている。戸当り縦框23には、
開閉操作用の取っ手5が設けられ、さらに戸当り縦框2
3の内部には、錠装置(不図示)が内装され、錠装置は
これと同じ高さに設けられた戸当り支柱4の錠受け(不
図示)と施錠可能となっている。 【0011】上横框21の吊元支柱3側にはローラ嵌合
部6が開口形成され、ローラ嵌合部6の上下中央位置に
は隔壁6Wが形成されている。上横框21はアルミニウ
ム製形材により形成され、図1に示したとおり隔壁6W
によって区画形成される上側ローラ嵌合部6Aと下側ロ
ーラ嵌合部6Bは、同じアルミニウム製の押出し形材に
より一体的に形成されている。また、下横框22の吊元
支柱3側にもローラ嵌合部6(6C)が開口して形成さ
れている。 【0012】吊元支柱3は、平行に立設した一対の支柱
31,31と、この支柱31を連結するローラ取付ブラ
ケット32と連結ブラケット33により構成されてい
る。上方に位置するローラ取付ブラケット32にはロー
ラ支持杆7が上下2本平行に配設されており、螺子71
によってローラ取付ブラケット32に取付けられてい
る。夫々のローラ支持杆7の両端部には、扉体2の上横
框21の位置に対応するローラ8(8A,8B)が設け
られており、ローラ支持杆7に取付けられたローラ8は
ローラ嵌合部6(6A,6B)に嵌合する。上側のロー
ラ支持杆7に設けられた2個のローラ8Aは、上側ロー
ラ嵌合部6Aに嵌合し、下側に位置するローラ支持杆5
に設けられた2個のローラ8Bは、下側ローラ嵌合部6
Bに嵌合する。さらに、支柱31,31の下方にもロー
ラ8CがL字状ブラケット10を介して設けられてお
り、ローラ8Cは扉体2の下横框22に形成したローラ
嵌合部6Cに嵌合する。なお、このように、吊元支柱3
に設けた6個のローラ8によって、扉体2が移動自在に
保持されている。 【0013】ローラ8は全て同じ形態を有しており、周
縁部には回転中心軸と平行状となる外接周部81が形成
され、外接周部81の両側縁には回転中心軸に向けて傾
斜する傾斜面82が形成されている。上側ローラ嵌合部
6Aの下壁には平板状のローラ転動面61(61A)が
形成され、ローラ転動面61Aの上面を上側ローラ8A
の外接周部81が接触し、ローラ8Aが転動する。下側
ローラ嵌合部6Bの上壁にはローラ8Bの外接周部81
の幅と略等しいローラ転動面61(61B)が形成さ
れ、ローラ転動面61Bの両側縁にはローラ8Bに向け
て傾斜するローラ位置規制面62が形成されている。ロ
ーラ転動面61Bの下面に下側ローラ8Bの外接周部8
1が接触し、ローラ8Bが転動する。 【0014】下側ローラ嵌合部6Bのローラ位置規制面
62とローラ8Bの傾斜面82の間には、図4に示した
とおり隙間Sが設けられており、ローラ8Bは外接周部
81のみで下側ローラ嵌合部6Bと接触している。な
お、ローラ8Aと8Bはローラ転動面61Aと61Bに
圧接するよう、上横框21の隔壁6Wを挟持している。
ローラ8Aとローラ8Bとの間隔は、上下に配設された
ローラ支持杆7,7間に跨って取付けられる螺子9を締
めたり緩めたりすることにより、ローラ支持杆7,7の
幅を調節し、ローラ8A,8Bがローラ転動面61A,
61Bと接触する圧力が調節される。 【0015】ローラ8Aとローラ8Bによって挟持され
るローラ嵌合部6の隔壁6Wは、アルミニウム製形材に
よって一体的に形成されているので、縦横框21,2
2,23,24を枠組して形成される扉体2の歪みによ
る影響を受けることなく、ローラ8A,8Bとローラ転
動面61A,61Bとの間にガタは発生しない。そし
て、上横框21はローラ8A,8Bに挟着された状態を
保って移動し、閉成操作時における扉体2の戸当り端に
おける垂れを抑えることができる。 【0016】吊元支柱3の下方位置に設けられたローラ
8Cは、下横框22のローラ嵌合部6(6C)に嵌合し
ており、ローラ嵌合部6Cの上壁にはローラ8Cの外接
周部81の幅と略等しいローラ転動面61Cが形成さ
れ、ローラ転動面61Cの両側縁にはローラ8Cに向け
て傾斜するローラ位置規制面62が形成されている。そ
して、ローラ転動面61Cの下面に下側ローラ8Cの外
接周部81が接触し、ローラ8Cが転動する。ローラ嵌
合部6Cのローラ位置規制面62とローラ8Cの傾斜面
82の間には、ローラ8Bとローラ嵌合部6Bとの関係
と同様に隙間Sが設けられており、ローラ8Cの外接周
部81のみがローラ嵌合部6Cと接触している。ローラ
8Cが取付けられたL字状ブラケット10は、螺子11
を介して支柱31に取付けられており、螺子11が挿通
するL字状ブラケット10の透孔を上下方向に延びる長
孔とすることによって、支柱31の高さ方向におけるL
字状ブラケット10の取付け位置調節が可能であり、ロ
ーラ8Cをローラ転動面61Cに圧接することが可能で
ある。 【0017】以上の構成から成る本発明引戸門扉によれ
ば、吊元支柱3に設けたローラ8によって支持される扉
体2は、ローラ8の回動によって円滑に移動でき、ロー
ラ8の外接周部81のみが上下横框21,22のローラ
嵌合部6A,6Bと接触し、それ以外の傾斜面62等は
扉体2と接触していないので、ローラ6の転動距離の差
による滑りに伴う摩擦が発生せず、扉体2の移動時にお
ける振動を抑えることができる。扉体2と吊元支柱3と
の間におけるガタは、ローラ8の外接周部81とローラ
転動面61B,61Cの幅を略同じとしているので、ロ
ーラ転動面61B,61Cに圧接するローラ8B,8C
はローラ位置規制面62を転動することはなく、常にロ
ーラ転動面61B,61Cの範囲内に規制され、ローラ
8の回転中心軸方向における扉体2の移動、即ち扉体2
と吊元支柱3との間におけるガタを抑えることができ
る。 【0018】図6は本発明の他の実施例を表わすもので
あり、ローラ8には傾斜部82が設けられていない。こ
の実施例によれば、長期の使用においてローラ8の外接
周部81が摩耗しても、ローラ8の幅は変わらないの
で、ローラ位置規制面62とローラ8が接触することが
なく、長期にわたって円滑な開閉操作を維持することが
できる。 【0019】なお、上記実施例は吊元支柱3に一枚の扉
体2を保持した一般的な引戸門扉について説明したが、
複数の扉体を連結した連結引戸門扉に本発明を適用する
ことも可能である。具体的には、隣接する一方の扉体に
ローラを設け、他方の扉体にはローラ嵌合部を設け、ロ
ーラをローラ嵌合部に嵌合して一方の扉体に他方の扉体
を吊持ち支持することにより複数の扉体を連結し、最も
吊元側に位置する扉体のみを吊元支柱に支持すれば良
い。また上記実施例は、吊元支柱にローラを設け、扉体
にローラ嵌合部を設けたものについて説明したが、扉体
にローラを設け、ローラ嵌合部を吊元支持体側に設けた
引戸門扉に適用することも可能である。 【0020】 【発明の効果】本発明引戸門扉によれば、回転中心軸と
平行状となるローラの外接周部をローラ転動面と接触さ
せ、ローラの外接周部とローラ転動面は略同じ幅とし、
ローラとローラ位置規制面との間に隙間を設け、ローラ
の外接周部のみによって扉体と吊元支持体が接触してい
るので、ローラの転動距離の差による滑りが発生せず、
扉体の円滑な開閉操作が実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明引戸門扉の上横框近傍を表わす拡大断
面図 【図2】 本発明引戸門扉の下横框近傍を表わす拡大断
面図 【図3】 本発明引戸門扉の吊元支持体である吊元支柱
の全体図 【図4】 本発明引戸門扉のローラとローラ嵌合部との
関係を表わす説明図 【図5】 本発明引戸門扉の全体図 【図6】 本発明引戸門扉の他の実施例を表わす説明図 【図7】 ローラの説明図 【図8】 従来技術の説明図 【符号の説明】 1 引戸門扉 2 扉体 3 吊元支柱(吊元支持体) 6 ローラ嵌合部 8 ローラ 61 ローラ転動面 62 ローラ位置規制面 81 外接周部 S 隙間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吊元支持体あるいは扉体の何れか一方
    にローラを設け、吊元支持体あるいは扉体の何れか他方
    にローラ嵌合部を形成し、ローラをローラ嵌合部に嵌合
    して吊元支持体に扉体を移動自在に保持した引戸門扉に
    おいて、ローラの周縁部には回転中心軸と平行状となる
    外接周部を形成し、ローラ嵌合部にはローラの外接周部
    が接触して転動するローラ転動面を形成し、ローラ転動
    面の両側縁にはローラ側に向けて傾斜するローラ位置規
    制面を形成し、ローラの外接周部とローラ嵌合部のロー
    ラ転動面を略同じ幅とし、ローラとローラ位置規制面の
    間に隙間を形成したことを特徴とする引戸門扉。
JP2001275977A 2001-09-12 2001-09-12 引戸門扉 Pending JP2003082916A (ja)

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