JP4686334B2 - ノンレール引戸のクローザ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、門扉に供されるノンレール引戸を開扉後に自動的に閉扉するノンレール引戸のクローザ機構に関する。
一般に、支持門柱に引戸を地面から浮かせた状態でスライド自在に支持させることにより、戸当り門柱との間のスペースを開閉するノンレール引戸は、上記支持門柱の上下に取付けた各1対の戸車に引戸の上下に形成されたガイドレールを吊り込んだ構成になっている。
一方、引戸の自閉装置としては、特許文献1に示されるように、引戸自体が上吊りタイプで、病院などの建物の開口部の上部壁に設けたものが知られている。
また、門扉にクローザ機構を備えたものとして特許文献2に示されるものも知られている。これは、引戸の引き込み側にドアクローザとともにパンタグラフ状の伸縮枠を配置し、この枠の重力による降下力を引戸の開放方向への力に変換し、ドアクローザによる閉鎖方向の力を減衰させるものである。
特開平7−150855号公報 特開2003−227283公報
しかしながら、上記いずれのものも大掛りで、ノンレール引戸にはコスト的に実現が難しいものであった。また、特許文献2のものは外部にパンタグラフ状の伸縮枠が露出するので、外観が損なわれるという問題がある。
本発明は上記問題点を解消し、簡単な構造で、コストも低く抑えることができ、さらには外観も損なわれることがないノンレール引戸のクローザ機構を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、支持門柱と戸当り門柱との間に引戸を配置し、支持門柱に設けた戸車に上記引戸を吊り込むノンレール引戸において、上記引戸の引き込み側の上部又は下部に引戸の走行方向に沿って案内レールを有するレール部材を配置し、引戸の戸尻部に、上記案内レールを上下から挟み込む案内ローラを有する走行案内部を設けるとともに、上記走行案内部又はその近傍にワイヤリールを備えたリール式クローザを取り付け、上記支持門柱又はレール部材の支持門柱近傍位置には上記ワイヤの端部を固定したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記走行案内部又はその近傍にリール式クローザを取り付け、上記支持門柱又はレール部材に上記ワイヤの端部を固定することに代え、上記レール部材の上記支持門柱近傍位置に上記リール式クローザを取り付け、上記走行案内部またはその近傍に上記ワイヤの端部を固定したことを特徴とする。
本発明によれば、引戸を開き方向に移動させると、リール式クローザのワイヤがリール内蔵ケースから繰り出されていくとともにゼンマイが巻き締められていく。開扉後に引戸を解放すると、上記ゼンマイの弾性復元力によりワイヤが引き戻されるから、引戸は引き込み側に引き戻され、閉扉方向に移動する。このとき、引戸の移動速度が加速されないように、クローザの制動装置が働き、上記移動速度にブレーキがかかるため、ゆっくりと移動しながら閉じるので、安全である。
また、従来のようなパンタグラフ状の部材がないので、構造が簡単であり、コストを低く抑えることができ、また外観もよい。
しかも、引戸が閉じ方向に移動するときには、クローザにより引戸の戸尻上端が引っ張られるので、引戸は持ち上がるように力が働く。しかし、上記走行案内部の上下の案内ローラがレール部材の案内レールを挟み込むように係合しているから、移動時に引戸が上下に動こうとしても、引戸は常に案内レールに沿って安定的に移動するから、円滑な開閉走行を確保することができる。
図1はノンレール引戸の内観からの正面図で、この門は、支持門柱1と戸当り門柱2との間に引戸3を配置し、この引戸3を、特開2000−248864公報などによって公知の機構により、上記支持門柱1の上下に設けた戸車4(図2参照)に上記引戸3を吊り込むことによってスライド可能に支持したものである。
上記引戸3は閉扉時には手動により支持門柱1から戸当り門柱2側に移動させて門柱間スペースを閉鎖するが、開扉時にはクローザ機構により自動的に引き込み側に移動して上記スペースを開放するように構成されている。
すなわち、上記引戸3の引き込み側にはクローザ支柱5が設けられ、図2〜図5に示されるように、支持門柱1とクローザ支柱5の上部には、引戸3の走行方向に沿ってレール部材6が配置され、上記支持門柱1とクローザ支柱5の上端部に同形の取付金具7を介して固定されている。このレール部材6の内部には、その長手方向に沿って案内レール8とラックレール9とが平行に設けられている。そして、案内レール8とラックレール9とはカバー10によって覆われている。
なお、図5に示されるように、ラックレール9はレール部材6の底部に形成されたあり溝11に差し込んで取り付けられている。
これに対し、引戸3には、その戸尻部3aに案内ローラ12、13を有する走行案内部14が設けられている。走行案内部14は、上記戸尻部3aに固定された第1の取付金具15とその上部に固定された第2の取付金具16とから構成され、上記案内ローラ12、13は第1の取付金具15と第2の取付金具16にそれぞれ配置され、図4に示されるように、上記レール部材6の案内レール8を上下から挟み込むように配置される。
また、上記走行案内部14の第2の取付金具16には、リール式クローザ17が取り付けられている。すなわち、図2及び図3に示されるように、このクローザ17は、ワイヤを巻装したリール内蔵ケース18と制動装置19とから構成されている。上記リール内蔵ケース18内にはワイヤ20の巻き取りリールとともに、リールがワイヤ繰り出し方向に回転すると巻き締められていくゼンマイが内蔵されている。制動装置19は、歯車21と歯車21の回転に一定のブレーキをかけて回転速度を調整するダンパ機構とから構成され、ダンパ機構は円形のケース22に内蔵されている。上記歯車21は、レール部材6のラックレール9に噛合するように配置されている。なお、リール内蔵ケース18と制動装置19とを予め第2の取付金具16に取り付けておき、この状態で第2の取付金具16を第1の取付金具15に固定すればよい。
次に、上記リール内蔵ケース18内に巻装されたワイヤ20は、図3に示されるように、上記ケース18の下部から導出され、その端部20aは上記支持門柱1のレール部材取付金具7にネジ23により止着されている。
上記構成において、引戸3を手動で図1のように戸当り門柱2まで移動させると、リール式クローザのワイヤ20がリール内蔵ケース18から繰り出されていくとともにゼンマイが巻き締められてエネルギーが蓄力されていく。開扉後に引戸3を解放すると、上記ゼンマイの弾性復元力によりワイヤ20が引き戻されるから、引戸3は引き込み側に引き戻され、閉扉方向に移動する。このとき、引戸3の移動速度が加速されないように、制動装置19が働き、レール部材6のラックレール9に噛合する歯車21の回転にブレーキがかかるため、ゆっくりと移動する。
ところで、引戸3が閉じ方向に移動するときには、クローザにより引戸3の戸尻3aの上端が引っ張られるので、引戸3は持ち上がるように動くことがあり、この場合は、制動装置19の歯車21がラックレール9から外れてブレーキ不良を起こす可能性がある。しかし、上記走行案内部14の上下の案内ローラ12、13がレール部材6の案内レール8を挟み込むように係合しているから、移動時に引戸3が上下に動こうとしても、引戸3は常に案内レール8に沿って安定的に移動する。このため、制動装置19の歯車21がラックレール9から外れるような不具合がなく、円滑な開閉走行を確保することができる。
なお、上述の実施形態では、引戸3の走行案内部14にリール式クローザ17を取り付け、支持門柱1にワイヤ20の端部を固定するものであるが、その反対に、上記レール部材6の上記支持門柱1近傍位置に上記リール式クローザを取り付け、上記走行案内部14またはその近傍に上記ワイヤの端部を固定する構成にしてもよい。
また、上述の実施形態では、レール部材6とクローザ17が上部に設けられているが、その反対に、レール部材を引戸の引き込み側の下部に引戸の走行方向に沿って配置し、それに従ってクローザを取り付ける構成であってもよい。
さらに、リール式クローザは上記走行案内部でなく、その近傍に設けてもよく、ワイヤの端部も、支持門柱又はレール部材に固定してもよい。
なお、案内レール8とラックレール9とはカバー10によって覆われているが、このカバー10は、図6に示されるように、レール部材6の起立板24とL字形のカバー部材25とを連結させることによって構成され、レール部材6とカバー部材25の下部の両端は、支持門柱1とクローザ支柱5の上端部にレール部材6を取り付けるための取付金具7を介して連結されている。
ノンレール引き戸の正面図である。 走行案内部とクローザの取付態様説明図である。 走行案内部とクローザの取付状態を示す斜視図である。 走行案内部とクローザの要部の側面図である。 ラックレールの取付態様を示す斜視図である。 カバーの構成態様説明図である。
符号の説明
1 支持門柱
3 引戸
6 レール部材
8 案内レール
12 案内ローラ
14 走行案内部
17 クローザ
20 ワイヤ

Claims (2)

  1. 支持門柱と戸当り門柱との間に引戸を配置し、支持門柱に設けた戸車に上記引戸を吊り込むノンレール引戸において、上記引戸の引き込み側の上部又は下部に引戸の走行方向に沿って案内レールを有するレール部材を配置し、引戸の戸尻部に、上記案内レールを上下から挟み込む案内ローラを有する走行案内部を設けるとともに、上記走行案内部又はその近傍にワイヤリールを備えたリール式クローザを取り付け、上記支持門柱又はレール部材の支持門柱近傍位置には上記ワイヤの端部を固定したことを特徴とするノンレール引戸のクローザ機構。
  2. 上記走行案内部又はその近傍にリール式クローザを取り付け、上記支持門柱又はレール部材に上記ワイヤの端部を固定することに代え、上記レール部材の上記支持門柱近傍位置に上記リール式クローザを取り付け、上記走行案内部またはその近傍に上記ワイヤの端部を固定したことを特徴とする、請求項1に記載のノンレール引戸のクローザ機構。
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