JP3418017B2 - 引戸装置 - Google Patents

引戸装置

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JP3418017B2
JP3418017B2 JP25640894A JP25640894A JP3418017B2 JP 3418017 B2 JP3418017 B2 JP 3418017B2 JP 25640894 A JP25640894 A JP 25640894A JP 25640894 A JP25640894 A JP 25640894A JP 3418017 B2 JP3418017 B2 JP 3418017B2
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香取茂雄
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引戸装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】障子側に吊車又は戸車を設け、吊車等に
備えたローラを窓枠側に設けた案内レールに沿って転動
させて障子の開閉を行うようにしているのが一般であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例は、吊車式にし
ても戸車式にしても、いずれも窓枠側に設けた案内レー
ル上を転動するローラを障子側に設け、このローラによ
って障子を支持させているため、案内レール上にローラ
を常に載せておかなければならない。
【0004】従って、障子の開閉に係りなく、窓枠は障
子開放時の見付け幅を備えておく必要がある。
【0005】本発明は、窓枠の見付け幅を狭くし、しか
も、障子を左右選択自在に開放のできる引戸装置を提供
することを目的として創案したのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】窓枠の上枠と下枠のそれ
ぞれに、枠部上側レールと枠部下側レールを上下方向に
相対して横設し、これらレール間に介在して転動する框
側ローラを障子の上框および下框の左右両側のそれぞれ
に回動可能に枢着し、障子の前記上框と下框のそれぞれ
に、框部上側レールと框部下側レールを上下方向に相対
して横設し、該框部上側レールと框部下側レールに介在
して転動する枠側ローラを、窓枠の前記上枠と下枠の左
右両側のそれぞれに回動可能に枢着すると共に、上枠と
下枠のそれぞれには枠側ローラ間に介在して窓枠左右方
向に摺動する移動駒を設け、該移動駒を枠部上側レール
と枠部下側レール間に係合した構成としたものである。
【0007】そして、框側ローラを框側ローラ枠を介し
て障子に、枠側ローラを枠側ローラ枠を介して窓枠にそ
れぞれ取付け、一対の枠側ローラ枠において摺動自在に
して移動駒を窓枠に設けると共に、框側ローラ枠に移動
駒との接触部片を設けたり、框部上側レールと框部下側
レールとの間の枠側ローラの係合間隙を通じて、上枠の
屋外端に突設した部片を上框内に、また、下枠の屋外端
に突設した部片を下框内にそれぞれ係合し、各部片の屋
外端に框側ローラの係合間隙を存して枠部上側レールと
枠部下側レールを相対設したりして、前記構成を具体化
するのである。
【0008】
【実施例】図面は本発明に係る引戸装置の一実施例を示
し、図1は縦断面図、図2は図1a−a線に沿う一部の
断面図、図3は框側ローラと枠部側レールの関係を示す
一部の断面図、図4は枠側ローラと框部側レールの関係
を示す一部の断面図、図5は移動駒とレールの関係を示
す略示断面図、図6は受止片とレールの関係を示す略示
断面図、図7は障子と窓枠の関係を示す略示正面図であ
る。
【0009】図中、1は窓枠Aの上枠、2は同じく下枠
で、上枠1と下枠2のそれぞれの屋外端には部片3,
3′を突設してある。4は障子Bの上框、5は同じく下
框で、各框4,5の屋内端には枠側ローラ6a,6bの
係合間隙7を介して框部上側レール8と框部下側レール
9を上下方向に相対設し、該レール8,9間の前記係合
間隙7を通じて前記上枠1と下枠2の屋外端に設けた前
記部片3,3′を、対応する上框4又は下框5内に係合
し、部片3,3′の屋外端には框側ローラ10a,10
bの係合間隙11を介して枠部上側レール12と枠部下
側レール13を上下方向に相対設してある。
【0010】前記枠側ローラ6a,6bは枠側ローラ枠
14に回動自在に枢着したもので、窓枠A側の前記レー
ル12,13を構成する前記部片3,3′の左右両側の
それぞれに設けた切欠15にこの枠側ローラ枠14を係
合し、一方の枠側ローラ6a,6aは前記框部上側レー
ル8に、他の一方の枠側ローラ6bは前記框部下側レー
ル9にそれぞれ接して転動するようにしてある。
【0011】また、枠側ローラ枠14は、前記部片3,
3′にねじ16で固着したものであるが、ねじ16でロ
ーラ枠14を固着する際、受止片17も同時に部片3,
3′に止着してある。
【0012】受止片17は、上枠1および下枠2のそれ
ぞれの左右両側にねじ16で止着した枠側ローラ枠1
4,14の間にして、かつ、枠側ローラ枠14,14そ
れぞれに近接して配され、前記枠部上側レール12と枠
部下側レール13との間の框側ローラ10a,10bの
係合間隙11に連通して、該係合間隙11の奥行側に存
する案内間隙18に係合して前記部片3,3′に止着し
てある。
【0013】上枠1および下枠2のそれぞれに取付けた
この受止片17,17の間には、受止片17,17を接
離する移動駒19を摺動自在にして前記案内間隙18に
摺嵌し、移動駒19の屋外端部19aを案内間隙18よ
り導出して框側ローラ10a,10bの前記係合間隙1
1に係合してある。
【0014】框側ローラ10a,10bは、框側ローラ
枠20に回動自在に枢着したもので、窓枠A側の前記レ
ール12,13より屋外側にして上框4と下框5のそれ
ぞれに納めてねじ21で上、下の框4,5に止着したも
ので、一方の框側ローラ10aを前記枠部上側レール1
2に、他の一方の框側レール10bを枠部下側レール1
3にそれぞれ接して転動するようにしてある。
【0015】また、框側ローラ枠20は、上框1と下框
2の左右両側にねじ21で止着したものであるが、各框
1,2のそれぞれに取付けた框側ローラ枠20の見付け
方向の内端には接触部片22を屋内方向に突設し、枠部
上側レール12と枠部下側レール13が構成する框側ロ
ーラ10a,10bの前記係合間隙11に係合させ、各
框1,2ごとに設けた一対の接触部片22,22間に前
記移動駒19を配し、移動駒19の屋外端部19aはこ
の接触部片22,22を接離する。
【0016】しかして、窓枠A側は建屋に固定してある
から、障子Bを左右のいずれかに移動させると(なお、
図7において、実線で示すものは窓枠A側を、点線で示
すものは障子B側を示している)、窓枠Aの左右いずれ
かの一側の枠側ローラ6a,6b群から障子Bは外れ、
障子Bの左右いずれかの框側ローラ10a,10b群は
窓枠Aから、他の一側の枠側ローラ6a,6b群と他の
一側の框側ローラ10a,10b群の障子側のレール
8,9又は窓枠側のレール12,13との係合によって
障子Bは窓枠Aにいわば片持ち支持され、障子Bの移動
に伴って、一方の接触部片22が移動駒19を押送し、
該移動駒18が他の一方の接触部片22に接して障子B
の移動は規制され全開放されるのである。
【0017】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
障子を開放方向に移動させたとき、障子は窓枠に片持ち
支持され、従って、窓枠を障子とほぼ同幅にした引戸装
置を提供でき、また、障子の移動に伴って移動駒が移動
し、かつ、移動駒の接触部片の接触により障子の移動が
規制され、窓枠から障子が外れるおそれのない経済的な
(窓枠の見付け幅を狭くできるという意味で)引戸装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図。
【図2】図1a−a線に沿う一部の断面図。
【図3】框側ローラと枠部側レールの関係を示す一部の
断面図。
【図4】枠側ローラと框部側レールの関係を示す一部の
断面図。
【図5】移動駒とレールの関係を示す略示断面図。
【図6】受止片とレールの関係を示す略示断面図。
【図7】障子と窓枠の関係を示す略示正面図。
【符合の説明】
A 窓枠 B 障子 1 上枠 2 下枠 3,3′ 部片 4 上框 5 下框 6a,6b 枠側ローラ 7 係合間隙 8 框部上側レール 9 框部下側レール 10a,10b 框側ローラ 11 係合間隙 12 枠部上側レール 13 枠部上側レール 14 枠側ローラ枠 19 移動駒 20 框側ローラ枠 22 接触部片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−245831(JP,A) 実開 昭60−72878(JP,U) 実開 昭60−104566(JP,U) 実開 昭60−104565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 15/06 - 15/06 125 E06B 3/42 - 3/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠の上枠と下枠のそれぞれに、枠部上
    側レールと枠部下側レールを上下方向に相対して横設
    し、これらレール間に介在して転動する框側ローラを障
    子の上框および下框の左右両側のそれぞれに回動可能に
    枢着し、障子の前記上框と下框のそれぞれに、框部上側
    レールと框部下側レールを上下方向に相対して横設し、
    該框部上側レールと框部下側レールに介在して転動する
    枠側ローラを、窓枠の前記上枠と下枠の左右両側のそれ
    ぞれに回動可能に枢着すると共に、上枠と下枠のそれぞ
    れには枠側ローラ間に介在して窓枠左右方向に摺動する
    移動駒を設け、該移動駒を枠部上側レールと枠部下側レ
    ール間に係合した、引戸装置。
  2. 【請求項2】 框側ローラを框側ローラ枠を介して障子
    に、枠側ローラを枠側ローラ枠を介して窓枠にそれぞれ
    取付け、一対の枠側ローラ枠において摺動自在にして移
    動駒を窓枠に設けると共に、框側ローラ枠に移動駒との
    接触部片を設けた、請求項1記載の引戸装置。
  3. 【請求項3】 框部上側レールと框部下側レールとの間
    の枠側ローラの係合間隙を通じて、上枠の屋外端に突設
    した部片を上框内に、また、下枠の屋外端に突設した部
    片を下框内にそれぞれ係合し、各部片の屋外端に框側ロ
    ーラの係合間隙を存して枠部上側レールと枠部下側レー
    ルを相対設した、請求項1又は2記載の引戸装置。
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IT201700011606A1 (it) * 2017-02-02 2018-08-02 In & Tec Srl Sistema di apertura / chiusura automatica mediante una porta, anta o similare di tipo scorrevole

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