JP3008192U

JP3008192U - 吊車装置

Info

Publication number: JP3008192U
Application number: JP1994011586U
Authority: JP
Inventors: 悦一松田
Original assignee: 悦一松田; 松田昭
Priority date: 1994-08-23
Filing date: 1994-08-23
Publication date: 1995-03-07
Anticipated expiration: 2000-08-23

Abstract

(57)【要約】【目的】大重量の移動壁を小さな力にて軽くかつ容易
に移動させることができる吊車装置を提供する。【構成】天井に配設されるレールＲと、レールに沿っ
て走行する移動ユニットＵと、から成る。鉛直杆１を介
して移動壁を吊り下げる基台部２を備える。基台部２の
４つの各辺に、各々、対応する辺に直交する水平軸心Ｌ
廻りに回転自在な単数個の車輪３を、付設して、車輪３
を合計４個とする。相互に平行な対辺に対応する車輪３
の水平軸心Ｌを、その車輪３の走行方向に相互に偏心さ
せる。基台部２の４つの各隅角部の下部に、重量支持用
の転動ボール６を合計４個配設する。基台部２の４つの
各隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイ
ドローラ８を、４個付設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、吊車装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

美術館や博物館あるいは各種の展示会場等に於て使用される移動壁を移動自在に吊持する吊車装置としては、例えば、天井に配設されたレールと、そのレールに沿って走行する車輪を有する移動ユニットと、を備えたものが公知であった。即ち、その従来の吊車装置は、複数個の車輪のみが移動壁の重量を支持しつつレールに沿って走行するように構成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上述のような従来の吊車装置では、移動壁の重量が３トン〜５トン程度の極めて大きい場合に、レールの直線部にて移動壁を停止状態から始動させる際に必要な力も大きくなり、移動壁を動かすのに数人の作業者を要するという問題があった。また、移動作業に大きな力を要するため、作業者の足等が滑り易く、怪我をする虞れがあった。

【０００４】そこで、本考案は、上述の問題を解決して、大重量の移動壁を小さな力にて軽くかつ容易に移動させることができる吊車装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案に係る吊車装置は、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部を備え、該基台部の４つの各辺に、各々、対応する辺に直交する水平軸心廻りに回転自在な単数個の車輪を、付設して、該車輪を合計４個とし、かつ、相互に平行な対辺に対応する上記車輪の水平軸心を、その車輪の走行方向に相互に偏心させ、さらに、上記基台部の４つの各隅角部の下部に、重量支持用の転動ボールを１個ずつ合計４個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００６】また、基台部の相対向する２つの各辺に付設された合計２個の車輪と、該基台部の４つの各隅角部に配設された合計４個の転動ボールにて、全吊持重量を支持するように構成されている。

【０００７】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視矩形状の基台部を備え、該基台部の左右の各辺に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応する辺に直交する水平軸心廻りに回転自在な車輪を、付設し、さらに、上記基台部の前後の各辺の下部に、重量支持用の転動ボールを、４個ずつ合計８個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００８】また、鉛直杆を介して移動壁を吊り下げる平面視矩形状の基台部を備え、該基台部の左右の各辺に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応する辺に直交する水平軸心廻りに回転自在な車輪を、付設し、さらに、上記基台部の４つの各隅角部の下部に、重量支持用の転動ボールを１個ずつ合計４個配設し、かつ、該基台部の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心廻りに回転自在な横ガイドローラを、１個ずつ合計４個付設したものである。

【０００９】また、基台部の左右の各辺に付設された合計２個の車輪と、該基台部の下部に配設された全部の転動ボールにて、全吊持重量を支持するように構成されている。

【００１０】

【作用】

（請求項１によれば）相互に平行な対辺に対応する合計２個の車輪と合計４個の転動ボールにより、（重量を吊持しつつ、レール上面を走行するので、）静止摩擦係数がきわめて小さくなり、移動壁の重量が大きい場合でも小さな力で始動できる。また、基台部の４辺に車輪がるため、レールの十文字状の交叉部に於て走行方向を90°切換えることができる。さらに、相互に平行な対辺に対応する車輪の水平軸心を、その車輪の走行方向に相互に偏心させたため、移動時に基台が前のめりになったり、後のめりになったりしない。また、基台部に横ガイドローラを付設したため、横ガイドローラが嵩張らず、移動用のユニットの高さ寸法を小さくすることができる。

【００１１】（請求項２によれば）２個の車輪と４個の転動ボール以外に補助的な車輪等が必要とならず全体がコンパクトとなる。また、２個の車輪にて大重量の負荷に対する耐久性を確保できると共に、４個の転動ボールにて、始動時及び走行時の摩擦係数を著しく減少させることができる。

【００１２】（請求項３によれば）左右の合計２個の車輪と合計８個の転動ボールにより、（重量を吊持しつつ、レール上面を走行するので、）静止摩擦係数がきわめて小さくなり、移動壁の重量が大きい場合でも小さな力で始動できる。また、左右の車輪の水平軸心を、その車輪の走行方向に相互に偏心させたため、移動時に基台部が前のめりになったり、後のめりになったりしない。さらに、基台部に横ガイドローラを付設したため、横ガイドローラが嵩張らず、移動用のユニットの高さ寸法を小さくすることができる。

【００１３】（請求項４によれば）左右の合計２個の車輪と合計４個の転動ボールにより、（重量を吊持しつつ、レール上面を走行するので、）静止摩擦係数がきわめて小さくなり、移動壁の重量が大きい場合でも小さな力で始動できる。また、左右の車輪の水平軸心を、その車輪の走行方向に相互に偏心させたため、移動時に基台部が前のめりになったり、後のめりになったりしない。さらに、基台部に横ガイドローラを付設したため、横ガイドローラが嵩張らず、移動用のユニットの高さ寸法を小さくすることができる。

【００１４】（請求項５によれば）２個の車輪と８個又は４個の転動ボール以外に補助的な車輪等が必要とならず全体がコンパクトとなる。また、２個の車輪にて大重量の負荷に対する耐久性を確保できると共に、８個又は４個の転動ボールにて、（重量を吊持しつつ、レール上面を走行するので、）始動時及び走行時の摩擦係数を著しく減少させることができる。

【００１５】

【実施例】

以下、図示の実施例に基き本考案を詳説する。

【００１６】図３は本考案に係る吊車装置の一実施例を示し、この装置は、美術館や博物館、あるいは各種の展示会場等の室内に配設される図外の移動壁を吊り下げるためのものであり、移動壁の上端部に取付けられる鉛直杆１と、該鉛直杆１の上端部に軸受40を介して鉛直軸心廻りに回転自在に取付けられる移動ユニットＵと、建物の天井に配設されると共に移動ユニットＵが移動自在に収納されるレールＲと、を備えている。

【００１７】しかして、図１と図２に示すように、移動ユニットＵは、鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平面視略正方形の基台部２を備える。また、基台部２の４つの各辺に、各々、対応する辺に直交する水平軸心Ｌ廻りに回転自在な単数個の車輪３を、付設して、該車輪３…を合計４個とする。かつ、相互に平行な対辺に対応する車輪３，３の水平軸心Ｌ，Ｌを、その車輪３，３の走行方向に相互に偏心させる。

【００１８】さらに、基台部２の４つの各隅角部の下部に、重量支持用の転動ボール６を１個ずつ合計４個配設する。具体的には、基台部２の４つの各隅角部の下面に、下方開口状の球状の凹部４…を設け、その凹部４…内に多数の小球体５…を介して転動ボール６…を回転自在に収納する。７は転動ボール６を凹部４内に保持するための抜止部材であり、凹部４の開口端縁に固着される。

【００１９】また、基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ８を、１個ずつ合計４個付設する。なお、移動ユニットＵの下方の鉛直杆１には、鉛直軸心廻りに回転自在なガイドローラ９が設けられている。このガイドローラ９は、レールＲの後述の水平角筒状部のスリット部の対向内面に、転動自在に当接乃至近接する。

【００２０】次に、図３にもどって、レールＲは、下方に開口する長手方向のスリット部Ｓを有するアルミ製の水平角筒状部10と、該角筒状部10のスリット部Ｓ近傍の内面に配設されるクロムモリブデン鋼製の帯板状受け部材11, 11と、断面コの字状の取付部材12, 12と、を備えている。なお、この取付部材12, 12は、梁等の構造部材に固着され、レールＲが天井に配設される。また、図例ではレールＲの直線部の断面のみを示したが、これ以外にも十字状に交叉部分や所定の曲率半径をもって曲がる曲線部等もある。

【００２１】また、この吊車装置の移動ユニットＵは、基台部２の相対向する２つの各辺に付設された合計２個の車輪３，３と、該基台部２の４つの各隅角部に配設された合計４個の転動ボール６…にて、全吊持重量を支持するように構成されている。即ち、レールＲの帯板状受け部材11, 11の上面に、移動ユニットＵの相互に平行な対辺に対応する２個の車輪３，３と、４個の転動ボール６…が、転動自在に当接する。

【００２２】これにより、移動ユニットＵとレールＲとの間の静止摩擦係数と動摩擦係数の両方が小さくなる。また、基台部２の各辺に補助用の車輪を設けずとも比較的小さな転動ボール６にて摩擦係数を減少させ得るため、移動ユニットＵのコンパクト化に貢献できる。さらに、基台部２の各隅角部の上部に横ガイドローラ８…を付設したため、横ガイドローラ８取付用の板部材やその板部材を基台部２に取付けるための柱部材等が不要となり、移動ユニットＵの高さ寸法Ｈを小さくすることができる。従って、レールＲの高さ寸法Ｉも小さくすることができ、コンパクトな施工を実現できる。

【００２３】また、横ガイドローラ８…は、レールＲの角筒状部10の内側面に転動自在に当接乃至近接する。これにより、基台部２が角筒上部10の内側面に直接接触するのを防止できると共に、移動ユニットＵが移動中に左右に振れなくなる。従って、スムースな走行が得られると共に、移動ユニットＵの走行方向と直角な方向の傾斜を防止できる。

【００２４】しかして、移動ユニットＵの下方の移動壁を、レールＲ方向に沿って人の手で押せば、該移動壁及びその上方の移動ユニットＵをレールＲに沿って移動させることができる。そして、移動壁の重量が例えば３トン〜５トン程度の極めて大きい場合でも、移動壁を小さな力で押すのみで、該移動壁及び移動ユニットＵを、楽に移動させることができる。特に、レールＲの直線部あるいは曲線部に於て、停止状態の移動壁を始動させるのに必要な力が小さくて済み、理論上は１人で移動壁を始動させることも可能となる。なお、実際には、安全のため、移動壁の移動操作は２人以上で行う。

【００２５】また、移動ユニットＵが、レールＲの曲線部を走行する際に、左右の受け部材 11, 11に対して、車輪３が１個ずつと、転動ボール６が２個ずつ転接するため、左右の受け部材11，11に４個以上の車輪が転接する場合に比して、車輪３のスリップによる摩擦抵抗は極めて小さくなる。従って、曲線部でも小さな力で移動壁を移動させることができる。

【００２６】なお、走行の方向と平行な水平軸心Ｌ廻りに回転自在な２個の車輪３，３は、スリット部Ｓの上方に宙に浮いた状態となり、帯板状受け部材11, 11には当接しない。また、レールＲの図示省略の交叉部に於て移動ユニットＵの走行方向を90 °切換えれば、図３に於て宙に浮いた状態の車輪３，３が受け部材11, 11に転接することとなり、逆に、図３に於て受け部材11, 11に転接していた車輪３，３が宙に浮いた状態となる。

【００２７】次に、図４と図５と図６は、本考案に係る吊車装置の他の実施例を示し、移動ユニットＵは、鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平面視矩形状の基台部２を備え、該基台部２の左右の各辺に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応する辺に直交する水平軸心Ｌ，Ｌ廻りに回転自在な車輪３，３を、付設し、さらに、基台部２の前後の各辺の下部に、重量支持用の転動ボール６…を、４個ずつ合計８個配設し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ８…を、１個ずつ合計４個付設したものであり、レールＲの直線部乃至曲線部にて往復移動のみ可能とされている。

【００２８】また、基台部２の左右の各辺に付設された合計２個の車輪３，３と、該基台部２の下部に配設された全部の転動ボール６…にて、全吊持重量を支持するように構成されている。

【００２９】しかして、この吊車装置によれば、２個の車輪３，３と８個の転動ボール６… が、帯板状受け部材11, 11に同時に転接するため、静止摩擦係数及び動摩擦係数が極めて小さくなり、移動壁の始動及び移動を小さな力にて行うことができる。

【００３０】また、図７は、本考案に係る吊車装置の別の実施例を示し、移動ユニットＵは、鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平面視矩形状の基台部２を備え、該基台部２の左右の各辺に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応する辺に直交する水平軸心Ｌ，Ｌ廻りに回転自在な車輪３，３を、付設し、さらに、上記基台部２の４つの各隅角部の下部に、重量支持用の転動ボール６…を１個ずつ合計４個配設し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ８…を、１個ずつ合計４個付設したものであり、往復移動のみ可能とされている。

【００３１】さらに、基台部２の左右の各辺に付設された合計２個の車輪３，３と、該基台部２の下部に配設された全部の転動ボール６…にて、全吊持重量を支持するように構成されている。

【００３２】この吊車装置によれば、２個の車輪３，３と４個の転動ボール６…が、帯板状受け部材11, 11に同時に転接するため、静止摩擦係数及び動摩擦係数が小さくなり、移動壁の始動及び移動を小さな力にて行うことができる。また、図４〜図６に示したものに比して、部品点数（転動ボール６等）が少なくて済むと共に、製造が容易となる。なお、移動の容易性や耐久性の面では図４〜図６に示したものの方が優れている。また、図２，図６又は図７に於て、軸心Ｌ，Ｌが偏心している場合を示しているが、場合によっては、偏心させないで、一本の直線上に配置することも可能である。

【００３３】

【考案の効果】

本考案は上述の構成により、次のような著大な効果を奏する。

【００３４】請求項１記載の吊車装置によれば、レールの交叉部にて移動方向を90°切換えることができる吊車装置に於て、大重量（３トン〜５トン程度）の移動壁を軽くかつ容易に移動させることができる。特に、レールの直線部に於て、停止状態から始動させるのに必要な力が小さくて済み、一人の作業者にて始動させることも可能となる。また、本考案の吊車装置全体の高さ寸法を小さくすることができ、建物の天井等にコンパクトに設置できる。さらに、レールの曲線部をもスムースに走行させることができる。

【００３５】請求項２記載の吊車装置によれば、請求項１記載のものと同様の効果を奏すると共に、２個の車輪３，３と４個の転動ボール６…以外に吊持重量を支持する車輪等が無いため、移動ユニットＵをコンパクトとすることができる。また、部品点数が少なくて済み、製造コストを低くすることができる。

【００３６】請求項３記載の吊車装置によれば、レールに沿って往復移動のみ可能な吊車装置に於て、大重量（３トン〜５トン程度）の移動壁を軽くかつ容易に移動させることができる。特に、レールの直線部に於て、停止状態から始動させるのに必要な力が小さくて済み、一人の作業者にて始動させることも可能となる。また、本考案の吊車装置全体の高さ寸法を小さくすることができ、建物の天井等にコンパクトに設置できる。さらに、耐久性に優れたものとなる。さらに、レールの曲線部をもスムースに走行させることができる。

【００３７】請求項４記載の吊車装置によれば、レールに沿って往復移動のみ可能な吊車装置に於て、大重量（３トン〜５トン程度）の移動壁を軽くかつ容易に移動させることができる。特に、レールの直線部に於て、停止状態から始動させるのに必要な力が小さくて済み、一人の作業者にて始動させることも可能となる。また、本考案の吊車装置全体の高さ寸法を小さくすることができ、建物の天井等にコンパクトに設置できる。また、部品点数が少なくなると共に製造容易となる。さらに、レールの曲線部をもスムースに走行させることができる。

【００３８】請求項５記載の吊車装置によれば、請求項３又は４記載のものと同様の効果を奏すると共に、２個の車輪３，３と８個又は４個の転動ボール６…以外に吊持重量を支持する車輪等が無いため、移動ユニットＵをコンパクトとすることができる。また、部品点数が少なくて済み、製造コストを低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す一部破断した正面図で
ある。

【図２】平面図である。

【図３】使用状態の断面正面図である。

【図４】他の実施例の正面図である。

【図５】側面図である。

【図６】平面図である。

【図７】別の実施例の平面図である。

【符号の説明】

１鉛直杆２基台部３車輪６転動ボール８横ガイドローラＬ水平軸心Ｍ鉛直軸心

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視略正方形の基台部２を備え、該基台部２の４つの各
辺に、各々、対応する辺に直交する水平軸心Ｌ廻りに回
転自在な単数個の車輪３を、付設して、該車輪３…を合
計４個とし、かつ、相互に平行な対辺に対応する上記車
輪３，３の水平軸心Ｌ，Ｌを、その車輪３，３の走行方
向に相互に偏心させ、さらに、上記基台部２の４つの各
隅角部の下部に、重量支持用の転動ボール６…を１個ず
つ合計４個配設し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部
の上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ
８…を、１個ずつ合計４個付設したことを特徴とする吊
車装置。
【請求項２】基台部２の相対向する２つの各辺に付設
された合計２個の車輪３，３と、該基台部２の４つの各
隅角部に配設された合計４個の転動ボール６…にて、全
吊持重量を支持するように構成されている請求項１記載
の吊車装置。
【請求項３】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視矩形状の基台部２を備え、該基台部２の左右の各辺
に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応す
る辺に直交する水平軸心Ｌ，Ｌ廻りに回転自在な車輪
３，３を、付設し、さらに、上記基台部２の前後の各辺
の下部に、重量支持用の転動ボール６…を、４個ずつ合
計８個配設し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の上
部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ８…
を、１個ずつ合計４個付設したことを特徴とする吊車装
置。
【請求項４】鉛直杆１を介して移動壁を吊り下げる平
面視矩形状の基台部２を備え、該基台部２の左右の各辺
に、各々、走行方向に偏心して配設されると共に対応す
る辺に直交する水平軸心Ｌ，Ｌ廻りに回転自在な車輪
３，３を、付設し、さらに、上記基台部２の４つの各隅
角部の下部に、重量支持用の転動ボール６…を１個ずつ
合計４個配設し、かつ、該基台部２の４つの各隅角部の
上部に、鉛直軸心Ｍ廻りに回転自在な横ガイドローラ８
…を、１個ずつ合計４個付設したことを特徴とする吊車
装置。
【請求項５】基台部２の左右の各辺に付設された合計
２個の車輪３，３と、該基台部２の下部に配設された全
部の転動ボール６…にて、全吊持重量を支持するように
構成されている請求項３又は４記載の吊車装置。