JPH0674777U - 床面走行型移動壁の構造 - Google Patents

床面走行型移動壁の構造

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JPH0674777U
JPH0674777U JP2089493U JP2089493U JPH0674777U JP H0674777 U JPH0674777 U JP H0674777U JP 2089493 U JP2089493 U JP 2089493U JP 2089493 U JP2089493 U JP 2089493U JP H0674777 U JPH0674777 U JP H0674777U
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JP
Japan
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moving wall
moving
traveling
ceiling rail
floor
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JP2089493U
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English (en)
Inventor
邦治 荒谷
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Comany Inc
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Comany Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下端にキャスターを備えた移動壁であって、
収納レールへの出入れ時や、天井レールのクロス部を通
過して方向を変換する場合に、移動壁面に作用する押圧
力に対して、該移動壁が傾くことなくスムーズな動きが
得られる床面走行型移動壁の提供。 【構成】 移動壁1の下端にキャスター5、5を備える
とともに、上端両サイドには天井レール2に沿って走行
する走行具4、4を設け、この走行具の少なくとも片方
は、2個の水平車輪6、6をアーム7両端に軸支した構
造とし、該アームは回動可能としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は床面を走行して所定の位置に配列する移動壁に関するものである。
【0002】
【従来技術】
移動壁は、必要時に収納場所から引き出して所定位置に配列して構成する間仕 切りであって、従来の移動壁は天井レールに吊設され、天井レールに沿って移動 する構造となっている。すなわち、移動壁の上端両サイドには走行具を取着し、 走行具は天井レールに遊嵌されて走行することが出来る。該走行具は天井レール の形態(走行形態)並びに移動壁の重量によって種々の型式が存在しているが、 基本的には移動壁の重量を吊設可能なものでなければならない。したがって、天 井レールも走行具と同様に、上記移動壁を吊設するに十分な強度が必要とされ、 更に天井レールを天井に固定する構造も丈夫なものでなければならない。
【0003】 図3は従来の移動壁(イ) を吊設する天井構造を示している。天井レール(ロ) は ブラケット(ハ) に固定され、該ブラケット(ハ) は吊り子(ニ) で吊設され、吊り子 (ニ) はアンカーボルト(ホ) にネジ止め・固定されたプレート(ヘ) に溶接されてい る。また上記ブラケット(ハ) は吊り子(ニ) の両側に振止め(ト) 、(ト) を設け、天 井レール(ロ) を安定して吊設した構造となっている。したがって、上記アンカー ボルト(ホ) 、(ホ) …はコンクリートの打設と同時に埋設しなければならないこと から、間仕切りの仕様までも基本設計の段階で決定され、建物の基礎工事と同時 に天井レールの取付け準備工事を行っておき、内装工事において上記ブラケット (ハ) に天井レール(ロ) を固定し、また移動壁を天井レールに吊設する工事が別に 必要となり、このように作業が分断されて一度に行うことが出来ない。
【0004】 そこで出願人は平成4年11月29日付で「移動壁の走行装置」の名称で実用 新案登録出願を行った(実願平4−87621号、実願平4−87622号)。 この移動壁の走行装置は移動壁の上端に走行具を取着するとともに、下端にキャ スターを備えたものであり、該移動壁はキャスターが床面を転動して移動する。 よって上記走行具は上レールを走行するが、該上レールは移動壁を吊設するもの ではなく、移動壁を所定の場所へ移動させるためのガイド的なものに過ぎない。 したがって、天井レールの取着はその準備工事を必要とせず、天井板を取着する 内装工事と同一時に行い得る。
【0005】 ところで、下端にキャスターを備えた床面走行型移動壁は、その進行方向が移 動壁面と同一方向である場合には、該進行方向に対して走行具とキャスターが各 々2ケ位置することになり、該移動壁が傾くことはない。しかし、移動壁を収納 する場合、又は収納スペースから移動壁を引出す場合には、進行方向が移動壁面 に対して垂直方向となり、走行具とキャスターは進行方向に対して各々1ケづつ が位置する。したがって、移動壁面に作用する押圧力によって該移動壁はバラン スを崩して傾斜し、その結果スムーズな動きが得られないことは勿論、上記走行 具や天井レールの走行面に無理な力を及ぼすことになる。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来の床面走行型移動壁には上記のごとき問題が残されている。 本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、収納部への出し入れが スムーズに行い得る床面走行型移動壁を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の移動壁の基本構造は走行具とキャスターを上・下端に取着したもので 、該移動壁は床面を走行する床面走行型である。そして本考案では上記走行具と して水平車輪を採用し、少なくとも一方側の走行具は2ケの水平車輪を水平に延 びたアームの両端に軸支して構成する。アームはその中心から下方へ軸を垂下し 、軸は移動壁上端に取着した軸受けに上下動可能な状態で嵌入していて、常に下 方へ引っ張る弾性力を付勢している。水平車輪は天井レールに遊嵌されて転動す る訳で、上記弾性力によって水平車輪は天井レールの走行面から離れることはな い。1ケの水平車輪から成る走行具の場合もその軸は上下動可能であって、下方 へ弾性力を付勢する構造となる。そして上記キャスターは移動壁の進行方向にそ の向きを自由に変えることの出来る構造とし、具体的形態は限定しない。
【0008】
【作用】
本考案の移動壁は下端に取着したキャスターによって支えられ、天井レールに 沿って移動することが出来る。走行具は天井レールに遊嵌されて移動するが、2 ケの水平車輪を持つ走行具は、天井レールの走行面に両水平車輪が接触して転動 する。2ケの水平車輪を備えた走行具のアームは常に天井レールと同一方向とな り、移動壁を収納する場合等で、移動壁面が天井レールと垂直を成す場合には、 各水平車輪は該移動壁面から突出した位置にある。したがって、この状態で移動 壁面に押圧力を作用しても、2ケの水平車輪によって移動壁は傾くことなくスム ーズに移動する。これは収納部への出入れ時のみならず、天井レールのクロス部 を通過する場合も同じである。以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細 に説明する。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の床面走行型移動壁によって構成される間仕切りの概略図である 。移動壁1、1…の一部は収納部に配置され、残りの一部は所定の場所に配列さ れた状態にある。周知の通り、天井には天井レール2が配置されていて、移動壁 1、1…は該天井レール2に沿って移動する。そして、天井レール2に連続して 収納レール3a、3bが設けられ、移動壁1、1…は該収納レール3a、3bに 並列して収納され、必要な時に収納レール3a、3bから1枚づつ移動壁1、1 …を引出し、天井レール2に沿って移動させて所定の場所に配置する。ここで移 動壁1は床面走行型であって、そのため上端両サイドに走行具を取着するともに 、下端両サイドにはキャスターを備えている。
【0010】 図2a、bは本考案の移動壁上下端に取着される走行具4と、キャスター5の 具体例を表わしている。走行具4は2ケの水平車輪6、6をアーム7の両端に軸 支しており、アーム7の中心からは軸8が下方へ延びていて、該軸8は軸受け9 に上下動可能に嵌入して取着されている。軸受け9は移動壁1の上端凹部に固定 した門型脚台10から突出しており、上記軸8は軸受け9を貫通して下方へ延び 、該軸8の下端には受け11を取着し、受け11と脚台10の上片12との間に はコイルバネ13を圧縮状態で介在している。
【0011】 圧縮状態のコイルバネ13は受け11を下方へ押し下げるバネ力を作用し、そ の結果、水平車輪6は天井レール2の走行面14に当接して離れることはない。 2ケの水平車輪6、6を軸支したアーム7は常に天井レール2と同一方向を向き 、移動壁1の進行方向となっている。移動壁1の上端両サイドに上記走行具4、 4が取着されることになるが、片方の走行具4は図2に示す2ケの水平車輪6、 6を持つことなく、1ケの水平車輪6を備えた構造としてもよい。水平車輪6が 1ケの場合には上記アーム7を必要としないため、水平車輪6の軸が直接軸受け 9へ嵌入するようになり、同じくコイルバネ13のバネ力を付勢して該水平車輪 6を下方へ引っ張っている。
【0012】 ところで、走行具4の水平車輪6が遊嵌する天井レール2は天井に取着される が、前記図3に示すような取着構造ではなく、天井板が止着される天井部材に固 定される。したがって、天井の据付け工事と同時に天井レール2を取着すること ができ、建物の基礎工事時には天井レール2の取付け準備工事を必要とせず、大 きな省力化となる。
【0013】 一方、キャスター5は移動壁1の下端凹部に固定した脚台10に取着され、車 輪15を軸支した支持具16はネジ軸17に回動可能な状態で連結している。よ って車輪15の転動方向は自由に変更でき、また、ナット18を緩めることによ り、移動壁1の高さを調整可能としている。移動壁1、1…を所定の位置に配列 して間仕切りを構成する場合、床面19の起伏によって各移動壁1、1…の間に 高さのバラツキを生じることを防止するために、上記キャスター5のネジ軸17 を調整する。
【0014】 同図の20は上圧接部材、21は下圧接部材を示し、これら上・下圧接部材2 0、21は移動壁1の上・下端に取着され、圧接装置によって張出されて移動壁 1を固定する。図2の走行具4はそのアーム7が移動壁面に対して垂直方向を向 いているが、該移動壁1と同一方向となれば、上圧接部材20を張出すことがで き、また下圧接部材21を張出しても上記キャスター5が障害になることはない 。
【0015】 ところで、上記走行具4及びキャスター5を上下端に取着した移動壁1は、床 面19を走行しながら天井レール2に沿って移動する。走行具4に2個の水平車 輪6、6を備えても、天井レール2を移動するに際して何ら支障はなく、また図 1に示す収納レール3a、3bへ出入れする場合、該移動壁1は安定して動く。 前記図2に示す走行具4の状態は、該走行具4が収納レール3に遊嵌している場 合であり、移動壁面に対してアーム7は垂直方向を成し、両水平車輪6、6は移 動壁面から外方向へ突出した位置にある。
【0016】 そして、各水平車輪6、6はコイルバネ13のバネ力によって、走行面14に 密着していて、移動壁1を動かすために該移動壁面に作用する押圧力Pに対して 、移動壁1を傾かせることなしに、スムーズに移動させるように機能する。すな わち、両水平車輪6、6は移動壁1を床面に対して常に垂直に起立させるように 機能する。以上述べたように、本考案の移動壁はその下端両サイドにキャスター を設けた床面走行型であって、上端の走行具は少なくとも片方を2個の水平車輪 を備えた走行具としたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【考案の効果】
本考案の移動壁はその下端にキャスターを有しており、該キャスターを介して 床面を移動することができる。そして上端には走行具を備えているため、該走行 具が遊嵌している天井レールに沿って移動壁は動き、所定の位置に配列され、ま た収納レールに収まって収納される。上記走行具は回動するアーム両サイドに水 平車輪を軸支した構造を成しているため、移動壁が収納レールに入った状態では 、該移動壁面は収納レールに対して垂直となり、また両水平車輪は移動壁面から 突出した位置を保つことになる。したがって、収納レールへの出入れに際して移 動壁面に押圧力を作用しても、該移動壁は傾くことなく、スムーズに動き得る。 移動壁面に押圧力を作用する場合は、収納レールへの出入れ時のみならず、天井 レールのクロス部を通過する場合も同様であり、そのためクロス部の通過もスム ーズ化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】床面走行型移動壁によって構成する間仕切り装
置の概略図。
【図2】本考案の床面走行型移動壁の実施例。
【図3】従来の移動壁を吊設する天井レールの取付け構
造。
【符号の説明】
1 移動壁 2 天井レール 3 収納レール 4 走行具 5 キャスター 6 水平車輪 7 アーム 8 軸 9 軸受け 10 脚台 11 受け 12 上片 13 コイルバネ 14 走行面 15 車輪 16 支持具 17 ネジ軸 18 ナット 19 床面 20 上圧接部材 21 下圧接部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動壁の下端両サイドにはキャスターを
    備え、上端両サイドには走行具を設け、キャスターは床
    面を転動するともに走行具は天井レールに沿って走行す
    る床面走行型の移動壁において、上記走行具の少なくと
    も一方は、回動と上下動可能な軸の上端にアームを水平
    に設け、該アーム両サイドには天井レールに遊嵌される
    水平車輪を軸支し、上記軸には下方へ作用する弾性力を
    付勢したことを特徴とする床面走行型移動壁の構造。
JP2089493U 1993-03-30 1993-03-30 床面走行型移動壁の構造 Pending JPH0674777U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019094734A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 大栄建材株式会社 建具の建込み装置及び建具の建込み方法

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