JP6729772B2 - ポリカーボネート樹脂および光学レンズ - Google Patents
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Description
<1> 下記一般式(1)で表される構成単位を含むポリカーボネート樹脂である。
<2> 前記一般式(1)における−CH2O−基が6位に結合した異性体(2,6位の異性体)と、前記一般式(1)における−CH2O−基が7位に結合した異性体(2,7位の異性体)との混合物を含む、上記<1>に記載のポリカーボネート樹脂である。
<3> 前記2,6位の異性体と前記2,7位の異性体とが、質量比で1.0:99.0〜99.0:1.0の割合で含まれる、上記<2>に記載のポリカーボネート樹脂である。
<4> ポリカーボネート樹脂の吸水膨張率が0.01〜0.5%である、上記<1>から<3>のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂である。
<5> ポリカーボネート樹脂のアッベ数が25以上である、上記<1>から<4>のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂である。
<6> ポリカーボネート樹脂のガラス転移温度が110〜160℃である、上記<1>から<5>のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂である。
<7> ポリカーボネート樹脂の重量平均分子量が5,000〜50,000である、上記<1>から<6>のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂である。
<8> 上記<1>から<7>のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂を成形することにより得られる光学レンズである。
<9> 下記一般式(2)で表されるジオール化合物および炭酸ジエステルを反応させる工程を有するポリカーボネート樹脂の製造方法である。
<10> 前記ジオール化合物が、前記一般式(2)における−CH2OH基が6位に結合した異性体(2,6位の異性体)と、前記一般式(2)における−CH2OH基が7位に結合した異性体(2,7位の異性体)との混合物を含む、上記<9>に記載のポリカーボネート樹脂の製造方法である。
本発明のポリカーボネート樹脂は、一般式(1)で表される構成単位(以下、「構成単位(1)」という)を含む。これにはデカヒドロ−1、4:5、8−ジメタノナフタレンジオール(D−NDMと記載することがある)から誘導される構成単位が例示される。後述するように構成単位(1)は、一般式(2)で表されるジオール化合物と炭酸ジエステルを反応させて得られる。
一般式(2)で表されるジオール化合物は、ジシクロペンタジエンまたはシクロペンタジエンと官能基を有するオレフィンを原料として例えば下記式(3)に示すルートで合成することが可能である。
式(C)で表される炭素数13〜19のモノオレフィンは、官能基を有するオレフィンとジシクロペンタジエンのディールスアルダー反応を行うことで製造することが可能である。
前記式(3)中の式(B)で表される炭素数14〜20の二官能性化合物は、式(C)で表される炭素数13〜19のモノオレフィンと一酸化炭素および水素ガスをロジウム化合物、有機リン化合物の存在下でヒドロホルミル化反応せしめることで製造することが出来る。
前記式(3)中の式(A)で表される炭素数14〜16の二官能性化合物は、式(B)で表される炭素数14〜20の二官能性化合物を水素化能を有する触媒および水素の存在下で還元することにより製造することが出来る。
本発明のポリカーボネート樹脂は、一般式(2)で表されるジオール化合物と炭酸ジエステルを原料として溶融重縮合法により製造することができる。一般式(2)で表されるジオール化合物には、ヒドロキシメチル基が2,6位の異性体および2,7位の異性体の混合物が存在する。これらの異性体は質量比で、2,6位の異性体:2,7位の異性体=0.1:99.9〜99.9:0.1である。樹脂の強度、引張伸度、成形体の外観などの樹脂物性の観点から、2,6位の異性体:2,7位の異性体=1.0:99.0〜99.0:1.0であることが好ましく、2,6位の異性体:2,7位の異性体=20:80〜80:20であることがより好ましく、2,6位の異性体:2,7位の異性体=50:50〜80:20であることが特に好ましい。さらに、他のジオール化合物を併用しても良い。この反応では重縮合触媒として、塩基性化合物触媒、エステル交換触媒もしくはその双方からなる混合触媒の存在下、製造することができる。
また、本発明のポリカーボネート樹脂の好ましいガラス転移温度(Tg)は95〜180℃であり、より好ましくは110〜160℃であり、特に好ましくは120〜160℃である。また、ガラス転移温度(Tg)の好ましい下限値として、130℃および140℃が挙げられ、ガラス転移温度(Tg)の好ましい上限値として、150℃が挙げられる。Tgが95℃より低いと、レンズやカメラの使用温度範囲が狭くなるため好ましくない。また、180℃を超えると射出成形を行う際の成形条件が厳しくなるため好ましくない。
吸水膨張率の測定方法はマイクロメーター(精度1000分の1mm)によって行う。吸水率測定に使用する円板の直径を測定し、吸水前後の直径の変化率(%)を吸水膨張率とする。
本発明の光学レンズは、上述した本発明のポリカーボネート樹脂を射出成形機あるいは射出圧縮成形機によりレンズ形状に射出成形することによって得ることができる。射出成形の成形条件は特に限定されないが、成形温度は好ましくは180〜280℃である。また、射出圧力は好ましくは50〜1700kg/cm2である。
GPCを用い、テトラヒドロフランを展開溶媒として、既知の分子量( 分子量分布=1)の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。この検量線に基づいてGPCのリテンションタイムから算出した。
2)ガラス転移温度(Tg):
示差熱走査熱量分析計(DSC)により測定した。
3)屈折率nD、アッベ数νD:
ポリカーボネート樹脂を、40φ、3mm厚の円板にプレス成形(成形条件:200℃、100kgf/cm2、2分)し、直角に切り出し、カルニュー製KPR-200により測定した。
4)全光線透過率:
日本電色工業(株)製MODEL1001 DPにより測定した。なお、全光線透過率は、プレス成形した円板(厚み3mm)について測定した。
5)飽和吸水率
プレス成形した円板(厚み3mm)をJIS-K-7209に準じて測定した。
6)吸水膨張率
吸水率測定に使用したサンプルについて、吸水前と吸水後に、直径をマイクロメーター(Mitutoyo製、精度1000分の1mm)によって測定し、直径の変化率(%)を以下の数式(1)より算出した。
飽和時の吸水膨張率={(飽和吸水時の円板直径)−(吸水率測定前の円板直径)}×100/(吸水率測定前の円板直径)
・・・数式(1)
・500mlステンレス製反応器にアクリル酸メチル173g(2.01mol)、ジシクロペンタジエン167g(1.26mol)を仕込み195℃で2時間反応を行った。下記式(3a)で表されるモノオレフィン96gを含有する反応液を取得し、これを蒸留精製した後、一部を後段の反応に供した。
・300mlステンレス製反応器を使用し、蒸留精製した式(3a)で表されるモノオレフィンのヒドロホルミル化反応をCO/H2混合ガス(CO/H2モル比=1)を用いて行った。反応器に式(3a)で表されるモノオレフィン70g、トルエン140g、亜リン酸トリフェニル0.50g、別途調製したRh(acac)(CO)2のトルエン溶液550μl(濃度0.003mol/L)を加えた。窒素およびCO/H2混合ガスによる置換を各々3回行った後、CO/H2混合ガスで系内を加圧し、100℃、2MPaにて5時間反応を行った。反応終了後、反応液のガスクロマトグラフィー分析を行い、下記式(2a)で表される二官能性化合物76g、式(3a)で表されるモノオレフィン1.4gを含む反応液(転化率98%、選択率97%)であることを確認すると共に、これを蒸留精製した後、一部を後段の反応に供した。
・300mlステンレス製反応器に蒸留精製した式(2a)で表される二官能性化合物50g、Cu−Zn−Al触媒(日揮触媒化成株式会社製:E−01X)10g、トルエン150gを添加し、水素ガスで系内を加圧し、10MPa、215℃で8時間反応を行った。反応後、得られたスラリーをメタノールで希釈し、孔径0.2μmのメンブレンフィルターで触媒をろ過した後、エバポレーターを使用して溶媒を留去し、ガスクロマトグラフィー及びGC−MSで分析し、分子量222の主生成物43gを含有することが確認された(主生成物収率96%)。これをさらに蒸留精製し主生成物を取得した。
モノマー合成例1で取得した成分のNMR分析、ガスクロマトグラフィー分析およびGC−MS分析を行った。NMRスペクトルを図1〜3に示す。
1)NMR測定条件
・装置 :日本電子株式会社製,JNM−ECA500(500MHz)
・測定モード :1H−NMR、13C−NMR、COSY−NMR
・溶媒 :CD3OD(重メタノール)
・内部標準物質:テトラメチルシラン
2)ガスクロマトグラフィー測定条件
・分析装置 :株式会社島津製作所製 キャピラリガスクロマトグラフGC−2010 Plus
・分析カラム :ジーエルサイエンス株式会社製、InertCap1(30m、0.32mmI.D.、膜厚0.25μm)
・オーブン温度:60℃(0.5分間保持)−15℃/分にて昇温−280℃(4分間保持)・検出器 :FID、温度280℃
3)GC−MS測定条件
・分析装置 :株式会社島津製作所製、GCMS−QP2010 Plus
・イオン化電圧:70eV
・分析カラム :Agilent Technologies製、DB−1(30m、0.32mmI.D.、膜厚1.00μm)
・オーブン温度:60℃(0.5分間保持)−15℃/分にて昇温−280℃(4分間保持)検出器温度:280℃
・モノマー合成例1のアクリル酸メチルの代わりにメタクロレイン141g(1.93mol/純度96%)を使用して下記式(3b)で表されるモノオレフィン86gを含有する反応液を取得し、これを蒸留精製した後、一部を後段の反応に供した。
・300mlステンレス製反応器を使用し、式(3b)で表されるモノオレフィンのヒドロホルミル化反応をCO/H2混合ガス(CO/H2モル比=1)を用いて行った。反応器に式(3b) で表されるモノオレフィン70g、トルエン140g、亜リン酸トリフェニル0.55g、別途調製したRh(acac)(CO)2のトルエン溶液580μl(濃度0.003mol/L)を加えた。窒素およびCO/H2混合ガスによる置換を各々3回行った後、CO/H2混合ガスで系内を加圧し、100℃、2MPaにて6時間反応を行った。反応終了後、反応液のガスクロマトグラフィー分析を行った。下記式(2b)で表される二官能性化合物77g、式(3b)で表されるモノオレフィン1.3gを含む反応液であることを確認した(転化率98%、選択率98%)
・300mlステンレス製反応器に蒸留精製した式(2b)で表される二官能性化合物50g、トルエン150g、ラネーコバルト触媒10mlを添加した。水素ガスで系内を加圧し、4MPa、100℃で5時間反応を行った。反応後、得られたスラリーをメタノールで希釈し、孔径0.2μmのメンブレンフィルターで触媒をろ過した。エバポレーターを使用して溶媒を留去し、ガスクロマトグラフィー及びGC−MSで分析し、分子量236の主生成物49gを含有することを確認した(収率96%)。
・得られた主生成物は下記式(1b)で表される二官能性化合物であることが確認された。
・モノマー合成例1と同様にして式(3a)で表されるモノオレフィンの合成ならびに蒸留精製を行った。
・300mlステンレス製反応器を使用し、式(3a)で表されるモノオレフィンのヒドロホルミル化反応をCO/H2混合ガス(CO/H2モル比=1)を用いて行った。ステンレス製のタンクに式(3a)で表されるモノオレフィン70gとトルエン100gを加え、窒素およびCO/H2混合ガスによる置換を各々3回行った後、CO/H2混合ガスで系内を微加圧にした。これとは別に、300mlステンレス製反応器にトルエン40g、亜リン酸トリフェニル0.13g、別途調製したRh(acac)(CO)2のトルエン溶液120μl(濃度0.003mol/L)を加え、窒素およびCO/H2混合ガスによる置換を各々3回行った後、CO/H2混合ガスで系内を加圧し、100℃、2MPaに保持した。前述のステンレス製タンクから式(3a)で表されるモノオレフィンのトルエン溶液を2時間掛けて反応器に供給し(その間、反応器は100℃、2MPaに制御)、供給終了後、100℃、2MPaにて3時間熟成を行った。反応終了後、反応液のガスクロマトグラフィー分析を行った。式(2a)で表される二官能性化合物78g、式(3a)で表されるモノオレフィン0.73gを含む反応液であることを確認した(転化率99%、選択率99%)
・モノマー合成例1同様、式(2a)で表されるジオール化合物を原料として還元反応を行い(反応収率96%)、更に蒸留精製により式(1a)で表されるジオール化合物(D-NDM)を取得した。ガスクロマトグラフィーによる分析より、得られたジオール化合物は、ヒドロキシメチル基が2,6位の異性体=52質量%および2,7位の異性体=48質量%の異性体混合物であることが確認された。
モノマー合成例1のアクリル酸メチルの代わりに、エチルアクロレイン52g(0.61mol/純度99%)を使用して下記式(3c)で表されるモノオレフィン14gを含有する反応液を取得した。同反応を2回行い、蒸留精製した後、一部を後段の反応に供した。
300mlステンレス製反応器を使用し、式(3c) で表されるモノオレフィンのヒドロホルミル化反応をCO/H2混合ガス(CO/H2モル比=1)を用いて行った。反応器に式(3c)で表されるモノオレフィン21.3g、トルエン20g、トリフェニルホスフィン518mg、別途調製したRh(acac)(CO)2のトルエン溶液128μl(濃度0.0384mol/L)を加えた。窒素およびCO/H2混合ガスによる置換を各々3回行った後、CO/H2混合ガスで系内を加圧し、110℃、2MPaにて1.5時間反応を行った。反応終了後、上記の条件で反応液のガスクロマトグラフィー分析を行った。その結果、下記式(2c)で表される二官能性化合物23.8gを含む反応液であることを確認した(収率98%)。
300mlステンレス製反応器に式(2c)で表される二官能性化合物22.7gを含む反応液、シクロヘキサノール38g、Cu−Zn−Al触媒(日揮触媒化成株式会社製:E−01X)2.2gを添加した。水素ガスで系内を加圧し、3MPa、140℃で1.5時間反応を行った。反応後、得られたスラリーをメタノールで希釈し、孔径0.2μmのメンブレンフィルターで触媒をろ過した。エバポレーターを使用して溶媒を留去し、上記の条件でガスクロマトグラフィー及びGC−MSで分析を行った。GC−MS分析より得られた主生成物は式(1c)で表される二官能性化合物であることを確認した。また、式(1c)で表される二官能性化合物の生成量が22gであることも確認した(収率96%)。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:23.53g(0.106モル)、ジフェニルカーボネート:23.02g(0.107モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.07mg(0.8μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、窒素雰囲気760Torrの下1時間かけて215℃に加熱し、撹拌した。オイルバスにて加熱を行い、200℃からエステル交換反応を開始した。反応開始から5分後に攪拌を開始し、20分後、10分かけて760Torrから200Torrまで減圧した。減圧しながら温度を210℃まで加熱し、反応開始後70分後で220℃まで昇温、80分後から30分かけて150Torrまで減圧、温度を240℃まで昇温させるとともに1Torrまで減圧したのち10分間保持し、ポリカーボネート樹脂を得た。
得られたポリカーボネート樹脂のMw=8,000、Tg=110℃であった。このポリカーボネート樹脂の屈折率は1.536、アッベ数55.2であった。全光線透過率は90%であった。また飽和吸水率は0.38%、飽和時の吸水膨張率は0.038%であった。結果を表1および2に示す。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:23.20g(0.104モル)、ジフェニルカーボネート:22.62g(0.106モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.26mg(3.1μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=15,000、Tg=127℃であった。また、屈折率は1.534、アッベ数は56.0であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.34%、飽和時の吸水膨張率は0.036%であった。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:30.9g(0.139モル)、ジフェニルカーボネート:29.8g(0.139モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.09mg(1.1μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=42,000、Tg=141℃であった。また、屈折率は1.531、アッベ数は57.3であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.35%、飽和時の吸水膨張率は0.033%であった。
以下の測定条件で、得られたポリカーボネート樹脂のNMR分析を行った。NMRスペクトルを図4に示す。
NMR測定条件
・装置 :日本電子株式会社製,JNM−ECA500(500MHz)
・測定モード :1H−NMR
・溶媒 :重クロロホルム
・内部標準物質:テトラメチルシラン
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:28.9g(0.130モル)、9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン:6.3g(0.014モル)、ジフェニルカーボネート:31.5g(0.147モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.09mg(1.1μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=27,000、Tg=142℃であった。また、屈折率は1.551、アッベ数は45.5であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.37%、飽和時の吸水膨張率は0.038%であった。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:4.76g(0.021モル)、9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン:37.6g(0.086モル)、ジフェニルカーボネート:23.3g(0.109モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.07mg(0.9μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=32,000、Tg=146℃であった。また、屈折率は1.626、アッベ数は25.3であった。全光線透過率は89%であった。また、飽和吸水率は0.37%、飽和時の吸水膨張率は0.033%であった。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM:11.3g(0.051モル)、9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル)フルオレン:20.0g(0.046モル)、ジフェニルカーボネート:21.0g(0.098モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.05mg(0.6μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=35,000、Tg=144℃であった。また、屈折率は1.597、アッベ数は30.0であった。全光線透過率は89%であった。また、飽和吸水率は0.37%、飽和時の吸水膨張率は0.038%であった。
モノマー合成例3より得られた式(1a)で表されるD-NDMを使用した以外は、実施例1と同様の条件にてポリカーボネート樹脂を合成した。得られたポリカーボネート樹脂はMw=38,000、Tg=140℃、屈折率は1.532、アッベ数は57.2であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.34%、飽和時の吸水膨張率は 0.033%であった。
モノマー合成例3より得られた式(1a)で表されるD-NDM(ヒドロキシメチル基が2,6位の異性体=52質量%および2,7位の異性体=48質量%)の異性体混合物の蒸留を行い、2,6位の異性体=22質量%及び2,7位の異性体=78質量%のD-NDMを得た。このD-NDMを使用した以外は、実施例1と同様の条件にてポリカーボネート樹脂を合成した。得られたポリカーボネート樹脂はMw=41,000、Tg=137℃、屈折率は1.531、アッベ数は57.0であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.35%、飽和時の吸水膨張率は0.033%であった。
モノマー合成例1より得られた式(1a)で表されるD-NDM(ヒドロキシメチル基が2,6位の異性体=76質量%および2,7位の異性体=24質量%)の異性体混合物の蒸留を行い、2,6位の異性体=99.5質量%及び2,7位の異性体=0.5質量%のD-NDMを得た。このD-NDMを使用した以外は、実施例1と同様の条件にてポリカーボネート樹脂を合成した。
得られたポリカーボネート樹脂を用いて屈折率およびアッベ数測定用に成形した円板状成形体は結晶化に起因する白濁が認められ、光学材料として屈折率、およびアッベ数を評価するに至らなかった。また、得られたポリカーボネート樹脂はMw=40,000、Tg=143℃であった。飽和吸水率は0.33%、飽和時の吸水膨張率は0.031%であった。
モノマー合成例2より得られた下記式(1b)で表されるD-NDM:25.05g(0.106モル)、ジフェニルカーボネート:22.78g(0.106モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.26mg(3.1μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、窒素雰囲気760Torrの下1時間かけて215℃に加熱し、撹拌した。オイルバスにて加熱を行い、200℃からエステル交換反応を開始した。反応開始から5分後に攪拌を開始し、20分後、10分かけて760Torrから200Torrまで減圧した。減圧しながら温度を210℃まで加熱し、反応開始後70分後で220℃まで昇温、80分後から30分かけて150Torrまで減圧、温度を240℃まで昇温させるとともに1Torrまで減圧したのち10分間保持し、ポリカーボネート樹脂を得た。
得られたポリカーボネート樹脂のMw=38,000、Tg=135℃であった。このポリカーボネート樹脂の屈折率は1.533、アッベ数は56.8であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.33%、飽和時の吸水膨張率は0.035%であった。
モノマー合成例4より得られた下記式(1c)で表されるD-NDM:26.54g(0.104モル)、ジフェニルカーボネート:22.78g(0.106モル)、および炭酸水素ナトリウム:0.26mg(3.1μモル)を攪拌機および留出装置付きの300mL反応器に入れ、仕込み量以外は実施例1と同様に操作し、ポリカーボネート樹脂を得た。得られたポリカーボネート樹脂はMw=35,000、Tg=133℃であった。また、屈折率は1.534、アッベ数は56.6であった。全光線透過率は90%であった。また、飽和吸水率は0.32%、飽和時の吸水膨張率は0.034%であった。
低アッベ数のビスフェノールA型ポリカーボネート樹脂(分子量Mw=30,000、三菱ガス化学株式会社製 H−4000)を使用して吸水率(%)と吸水膨張率(%)を測定した。結果を表1と2に示す。
高アッベ数のシクロオレフィンポリマー樹脂(分子量Mw=140,000、日本ゼオン株式会社製 ZEONEX 330R)を使用して吸水率(%)と吸水膨張率(%)を測定した。結果を表1と2に示す。
低アッベ数の光学用ポリカーボネート樹脂(分子量Mw=27,000、三菱ガス化学株式会社製 EP5000)を使用して吸水率(%)と吸水膨張率(%)を測定した。結果を表1と2に示す。
オートクレーブにフマル酸ジメチル108g(0.75モル)、ジシクロペンタジエン128g(0.97モル)およびp−キシレン300gを仕込み、窒素ガスで系内を置換した。次いで、オートクレーブの内温を180℃に昇温し、同温度で攪拌下に20時間反応させた。反応終了後、10%のパラジウムを担持させた活性炭6gを添加し、系内を水素ガスで置換したのち、水素ガスを21MPa仕込み、80℃で1時間攪拌下に反応させた。反応混合物を減圧蒸留に付し、次いで、その残渣をエタノールから再結晶することにより、ペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレンジカルボン酸ジメチルを得た。内容300mLのオートクレーブにペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレンジカルボン酸ジメチル52g、銅−クロム酸化物(日揮化学(株)製、N−203−SD)5gおよび1,4−ジオキサン100mLを仕込んだ。次いで、系内を水素ガスで置換したのち、水素ガスを仕込み、30MPaの圧力下、200℃で20時間反応させた。反応終了後、1,4−ジオキサンを除去することにより得られた白色粉末を酢酸エチルから再結晶した結果、下記構造式で表されるペルヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン−2,3−ジメタノールが得られた。
日本工業規格K7113に基づき、得られたポリカーボネート樹脂を1号型試験片の形状に成形し、引っ張り降伏伸び率を測定した(引っ張り速度2mm/min.)。比較例2で得られたポリカーボネート樹脂の引っ張り降伏伸び率は51%であったのに対して、実施例3で得られたポリカーボネート樹脂の引っ張り降伏伸び率は150%であった。
Claims (10)
- 下記一般式(1)で表される構成単位を含むポリカーボネート樹脂であって、
前記一般式(1)における−CH2O−基が6位に結合した異性体(2,6位の異性体)と、前記一般式(1)における−CH2O−基が7位に結合した異性体(2,7位の異性体)との混合物を含み、
前記2,6位の異性体と前記2,7位の異性体とが、質量比で50:50〜80:20の割合で含まれる、前記ポリカーボネート樹脂。 - ポリカーボネート樹脂の吸水膨張率が0.01〜0.5%である、請求項1に記載のポリカーボネート樹脂。
- ポリカーボネート樹脂のアッベ数が25以上である、請求項1または2に記載のポリカーボネート樹脂。
- ポリカーボネート樹脂のガラス転移温度が110〜160℃である、請求項1から3のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
- ポリカーボネート樹脂の重量平均分子量が5,000〜50,000である、請求項1から4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
- 前記一般式(1)で表される構成単位をのみを含む、請求項1から5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
- 9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−フェニルフェニル)フルオレンから得られる構成単位を含む、請求項1から5のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
- 下記一般式(2)で表されるジオール化合物および炭酸ジエステルを反応させる工程を有するポリカーボネート樹脂の製造方法であって、
前記ジオール化合物が、前記一般式(2)における−CH2OH基が6位に結合した異性体(2,6位の異性体)と、前記一般式(2)における−CH2OH基が7位に結合した異性体(2,7位の異性体)との混合物を含み、前記2,6位の異性体と前記2,7位の異性体とが、質量比で50:50〜80:20の割合で含まれる、前記ポリカーボネート樹脂の製造方法。
- 前記ポリカーボネート樹脂が、下記一般式(1)で表される構成単位のみを含む、請求項8に記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。
- 更に、9,9−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−3−フェニルフェニル)フルオレンを炭酸ジエステルと反応させる、請求項8に記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。
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