JP6728373B2 - ワーク自動搬送機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の搬送ロボットを備えたワーク自動搬送機に関する。
複数の加工機械からなる加工機械ラインは、1列に配置された複数の加工機械の間をワークが順番に送られ、各々の加工機械において加工処理や検測処理など所定の処理が実行される。下記特許文献1には、加工機械の間でワークの受渡しをするためのワーク自動搬送機が開示されている。具体的には、加工機械の前を移動可能に組み付けられた搬送ロボットである。複数の加工機械を搭載した架台の前部に搬送用レールが固定され、そこに走行台が移動可能に設けられ、その走行台の上にワークの受渡しを行うロボットアームが搭載されている。
特開2010−155300号公報
ワーク自動搬送機は、複数の加工機械との間でワークの受渡しを行うため、搬送ロボットが所定の範囲を移動できるように構成されている。しかし、加工機械の数が多くなった加工機械ラインでは、ワーク自動搬送機に搭載される搬送ロボットの数が増加することとなる。そのため、ワーク搬送の際には搬送ロボット同士でワークの受渡しを行う必要が生じるが、互いの動きを合わせる必要が生じるのでワークの受渡し処理に時間を要してしまい、生産性を低下させてしまうおそれがある。この点、加工機械ラインにワークの仮置き台を設けることで、一方の搬送ロボットが他方の搬送ロボットに影響されることなく作業を行うことができるようになる。しかし、ワークの仮置き台のためのスペースが必要になり、しかも搬送ロボットの数に応じて仮置き台の数が増えるため、加工機械ライン全体が大型化してしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、搬送ロボット間で効率よくワークの受渡しを行うワーク自動搬送機を提供することを目的とする。
本発明の一態様におけるワーク自動搬送機は、複数の加工部に対してワークを搬送する複数の搬送ロボットと、前記搬送ロボットの駆動を制御する制御装置とを有し、前記搬送ロボットは、前記加工部との間でワークの受渡しを行う受渡し装置と、走行台に搭載した前記受渡し装置を前記加工部に対応して移動させる走行装置と、前記走行台に搭載され、前記受渡し装置から受け取ったワークを保持するワーク保持装置とを有するものであり、前記制御装置は、隣り合う2台の前記搬送ロボットに対して、一方の搬送ロボットの前記受渡し装置、他方の搬送ロボットの前記ワーク保持装置からワークを受け取るワーク受渡し制御部を有するものである。

本発明によれば、隣り合う2台の搬送ロボットに対して、一方の搬送ロボットの受渡し装置と、他方の搬送ロボットのワーク保持装置との間でワークの受渡しを行わせるようにしたので、一方の搬送ロボットのワーク保持装置にワークを保持しておき、所定のタイミングで他方の搬送ロボットが受渡し装置によってそのワークを取りに行くことができるため、ワークの受渡しを行うときに互いの動きを合わせる必要がなくなり、効率よくワークの受渡しを行うことができる。
ワーク自動搬送機を備える加工機械ラインを示した正面図である。 加工機械ラインを構成する加工モジュール(旋盤モジュール)と前カバーを示した斜視図である。 多関節ロボットアームが伸びた状態の搬送ロボットを示した斜視図である。 多関節ロボットアームが折り畳まれた状態の搬送ロボットを示した斜視図である。 搬送ロボット同士のワークの受渡しを示したワーク自動搬送機のイメージ図である。
次に、本発明に係るワーク自動搬送機の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、ワーク自動搬送機を備える加工機械ラインを示した正面図である。この加工機械ライン100は、ワーク搬入部である図面右端のワーク搬入モジュール1と、ワーク搬出部である図面左端のワーク排出モジュール9との間に、旋盤やマシニングセンタ或いは検測機などの各種モジュールが横並びに設置されたものである。ワーク搬入モジュール1から送り込まれたワークはワーク自動搬送機によって搬送され、旋盤などのモジュールで切削加工が行われるなど、各種モジュールでの工程を経て図面左側のワーク排出モジュール9へと搬送される。
ワーク搬入モジュール1の隣には、旋盤モジュール2,3が設置され、更にその隣には検測モジュール4が設置されている。従って、ワークは旋盤モジュール2,3において切削などの第1加工及び第2加工が行われた後、続く検測モジュール4において加工後のワークに関する寸法精度の確認が行われる。そして、検測モジュール4の隣には、中ぐりや穴あけ加工などを行うマシニングセンタモジュール5が設置され、ワークに対する第3加工が行われる。更に、マシニングセンタモジュール5の隣には歯切り加工を行うホブ盤モジュール6が設置され、ワークに対する第4加工が行われる。
そして、ホブ盤モジュール6の隣には、前工程の加工によってワークに生じたバリを取るためのバリ取りモジュール7と、ワークに着いた切屑などを洗い落とすための洗浄モジュール8とが順番に設置され、更にその隣にワーク排出モジュール9が設置されている。加工機械ライン100には、こうした所定の処理が行われる各種モジュール2〜8に対してワークを順番に送り込むためのワーク自動搬送機が設けられている。特に、本実施形態のワーク自動搬送機は、2台の搬送ロボット15A,15Bによってワークの搬送を行うように構成されている。
各種モジュール1〜9の各々(以下、「加工モジュール10」と総称する)は、本体カバー11によって覆われ、前部には図2に示すように前方へと突き出すようにして前カバー12が形成されている。ここで、図2は、加工機械ライン100を構成する加工モジュール10(特に、旋盤モジュール2,3)と前カバー12を示した斜視図である。加工モジュール10は、隣同士が接近した状態でベース13上に搭載されている。そのベース13にはレール131が敷設され、各加工モジュール10は、車輪を備えた可動ベッド上に旋盤やマシニングセンタなどの加工機本体が組み付けられている。従って、ベース13上の加工モジュール10は、レール131に沿って前後方向に移動可能な状態で搭載されている。
加工モジュール10から前方へと突き出すようにして形成された前カバー12は、加工機械ライン100の前部に連続した一つの搬送空間120を構成している。ここで、本実施形態では、加工モジュール10の機体前後方向をZ軸方向、機体幅方向をY軸方向、そして高さ方向をX軸方向として説明する。従って、搬送空間120は、各種モジュール1〜9が並んだライン方向すなわちY軸方向に広がっている。この搬送空間120は、搬送ロボット15A,15Bが移動する空間であり、ワーク自動搬送機は、その搬送ロボット15A,15Bが各種モジュール1〜9の前部に組み付けられている。
図3及び図4は、搬送ロボット15A,15Bを示した斜視図である。特に、図3は、加工モジュール10との間でワークの受渡しを行うため多関節ロボットアーム17が伸びた状態が示されている。また、図4は、搬送空間120を移動するため多関節ロボットアーム17が折り畳まれた状態が示されている。搬送ロボット15は、このようにコンパクトな状態に折り畳まれる一方で、伸びた姿勢によって遠くの位置でも作業が可能な多関節ロボットアーム17によって構成されている。なお、搬送ロボット15A,15Bは同じ構成であるため、両者をまとめて説明する場合には「搬送ロボット15」と記載する。
搬送ロボット15は、ベース13に対して走行装置19が組み付けられ、その走行装置19の上に多関節ロボットアーム17が搭載されている。走行装置19は、ベース13の前面部に支持板21が固定され、そこにY軸方向に沿って配置されたラック22および2本のレール23が固定されている。そして、スライダを備えた走行台25が、レール23に対して摺動可能に組み付けられている。その走行台25には走行用モータ26が設けられ、回転軸に固定されたピニオン27がラック22に噛合している。従って、走行用モータ26が駆動してピニオン27がラック22を転動することにより、走行台25がレール23に沿ってベース13の前面部をY軸方向に移動することになる。
次に、走行台25の上には、旋回テーブル28を介して多関節ロボットアーム17が搭載されている。その多関節ロボットアーム17は、幅方向のサイズを抑えた加工モジュール10とワークの受渡しを可能にした設計になっている。すなわち、多関節ロボットアーム17は、旋回テーブル28に支持台31が固定され、そこに上腕部材32が第1関節33を介して連結され、更に上腕部材32には前腕部材35が第2関節36を介して連結されている。支持台31は、一対の支持プレート311が加工モジュール10の幅寸法に対応して起立し、そこに上腕部材32の幅方向側面を構成する一対の上腕プレート321が第1関節33によって連結されている。
そして、多関節ロボットアーム17は、上腕部材32の中に前腕部材35が収まるように構成されている。前腕部材35は、左右に一対の平行な前腕プレート351を備え、その前腕プレート351と上腕プレート部321が第2関節35によって連結されている。従って、多関節ロボットアーム17は、上腕部材32が第1関節33の駆動によりその角度調整が行われ、前腕部材35は、第2関節36の駆動により上腕部材32に対する角度調整が行われる。更に、多関節ロボットアーム17には、前腕部材35にクランプ機構を備えたロボットハンド38が組み付けられている。そのロボットハンド38は、前腕プレート351に設けられた軸受部材を介して回転可能に取り付けられ、ハンド用モータの駆動により角度調節が行われる。
更に、搬送ロボット15には、走行台25の上にワークを反転させる反転装置18が搭載されている。その反転装置18は、旋回テーブル28に固定された多関節ロボットアーム17の支持台31に対して組み付けられている。反転装置18は、一対の把持爪39が把持用シリンダによって開閉し、ワークを掴むことができるように構成されている。また、反転装置18には、圧縮エアを作動流体として回転を発生させる回転アクチュエータが設けられ、把持爪39によって把持したワークを水平面上で180°回転させることができるようになっている。
続いて、本実施形態の作用について説明する。加工機械ライン100では、ワーク搬入モジュール1から搬送ロボット15Aによってワークが取り出され、旋盤モジュール2をはじめとする各種モジュール2〜9へのワークの搬送が順番に行われる。その際、途中で搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bの搬送に切り替えが行われる。こうした搬送ロボット15は、走行用モータ26の駆動によって回転するピニオン27がラック22を転動し、走行台25が各種モジュール2〜8の前をY軸方向に移動することとなる。走行台25の移動中、その上に搭載された多関節ロボットアーム17は、図4に示す折りたたまれた状態である。
そして、対象となる加工モジュール10の前に停止した搬送ロボット15は、その加工モジュール10との間でワークの受渡しが行われる。ワークの受渡しは、多関節ロボットアーム17が、図4に示す折りたたみ状態から図3に示す伸び状態に変形して行われる。そして、ハンド用モータの駆動によりロボットハンド38が回転して角度調整が行われ、そのロボットハンド38では、作動油の供給及び排出によってクランプ機構のチャック爪が径方向に移動し、ワークの把持及び解放が行われる。
ところで、旋盤モジュール2,3においてワークに対する両面加工が行われるような場合には、本実施形態では搬送途中にワークの反転が行われる。つまり、旋盤モジュール2からワークを受け取った多関節ロボットアーム17は、反転装置18に対してワークの受渡しが行われる。多関節ロボットアーム17と反転装置18とのワークの受渡しは、折りたたみ状態になった多関節ロボットアーム35のロボットハンド36が一対の支持プレート311の間を通って行われる。反転装置18では、把持用シリンダの駆動により左右一対の把持爪39が開閉し、ロボットハンド36からのワークを受け取る。そして、回転アクチュエータの駆動により把持爪39が180°回転し、ワークの向きが反転する。その後、再び多関節ロボットアーム17がワークを受け取ることにより、ロボットハンド38が前工程の場合とは反対の面からワークを把持する掴み替えが行われる。
更に、本実施形態では、この反転装置18を使用し、搬送ロボット15A,15Bの間でワークの受渡しが行われる。複数ある各種モジュール1〜9の間で行われるワークの搬送は、搬送ロボット15Aが前半部分を担当し、後半部分を搬送ロボット15Bが担当することとなる。そのため、ワークの搬送は、加工機械ライン100の途中で搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bへと切り替えられることとなる。この点、本実施形態と同じく各種モジュール1〜9を備えた従来の加工機械ラインでは、例えば検測モジュール4とマシニングセンタモジュール5の後にそれぞれ1台ずつワーク置き台モジュールが設置されていた。そのワーク置き台モジュールは、ワークの受渡しのための仮置きや、品質チェックのための仮置きなどが行われるものであり、加工モジュール10(例えば旋盤モジュール2,3)と同じサイズで形成されている。
しかし、加工機械ライン100にはワーク置き台モジュールは存在しない。本実施形態のワーク自動搬送機は、搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bへのワークの受渡しが直接行われるように構成されているからである。ここで、図5は、搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bへのワークの受渡しを示したワーク自動搬送機のイメージ図である。このワーク自動搬送機50には、図示するように搬送ロボット15A,15Bを駆動制御する搬送用制御装置16が設けられている。搬送用制御装置16は、搬送ロボット15A,15Bを制御するコントローラであり、演算処理装置や記憶装置などが設けられている。特に、記憶装置にはワーク受渡し制御部が設けられ、ワークWの加工ジョブに従って搬送ロボット15A,15Bを駆動させるためのワーク搬送プログラムが格納されている。
加工機械ライン100は、各種モジュール2〜8の7工程に分かれてワークの加工処理や検測処理などが行われる。各種モジュール2〜8には各々に駆動制御装置が搭載され、該当する工程の処理を実行するための処理プログラムが格納されている。その際、各種モジュール2〜8で実行される加工処理や検測処理などの処理時間が各々異なるため、搬送用制御装置16に格納されたワーク搬送プログラムは、サイクルタイムが短くなる効率の良い搬送スケジュールが組まれている。特に、搬送ロボット15A,15B同士で行うワークWの受渡しに関しては、本実施形態の場合、ワーク搬入時に行われるように設定されている。
また、搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bへ受渡しされるワークWは、例えば寸法精度処理が終了したものについて行われる。そこで、検測モジュール4からワークWを受け取った搬送ロボット15Aは、多関節ロボットアーム17のロボットハンド38から反転装置18にワークWが受渡しされる。その反転装置18では、把持爪39が180°回転し、ワークWの向きが反転する。そして、搬送ロボット15Aは、反転装置18にワークWを保持したままワーク搬入モジュール1へと移動し、新たなワークWの取り出しが行われる。
そのとき、搬送ロボット15Aは、図示するように旋回テーブル28の回転によって多関節ロボットアーム17がワーク搬入モジュール1側を向き、背面側にある反転装置18が搬送ロボット15B側を向いた姿勢となる。そのため、搬送ロボット15Bは、新たなワークWの取り出し作業を行っている搬送ロボット15Aから、加工途中のワークWを受け取ることができる。つまり、搬送ロボット15Bは、搬送ロボット15A側へ移動して近づき、旋回テーブル28の回転により向きを変え、多関節ロボットアーム17を伸ばし、その先端部にあるロボットハンド38により搬送ロボット15Aの反転装置18からワークWを受取る。
よって、本実施形態によれば、搬送ロボット15Aの反転装置18にワークWを保持しておき、所定のタイミングで搬送ロボット15BがそのワークWを取りに行くため、ロボットハンド38同士で受渡しを行うときのように互いの動きを合わせる必要がなくなり、効率よくワークWの受渡しを行うことができる。例えば、本実施形態で説明したように、搬送ロボット15Aの多関節ロボットアーム17が行うワーク搬入中に、反転装置18に保持されたワークWを搬送ロボット15Bが取りに行くため、搬送ロボット15Aには動作の無駄がなくなる。そして、これがサイクルタイムの短縮につながる。ただし、ワークWの受渡しはワーク搬入中に限ることはなく、加工機械ライン100の中央部分で行うようにしてもよい。
また、本実施形態のワーク自動搬送機は、搬送ロボット15Aから搬送ロボット15Bへのワークの受渡しを直接行うため、従来の加工機械ラインのようにワーク置き台モジュールを設置する必要がなくなり、ラインの全長を短くすることができる。特に、処理工程が増えればそれだけ加工モジュール10と搬送ロボット15の数が多くなり、それに合わせてワーク置き台モジュールの台数も多くなってしまう。その点、本実施形態のワーク自動搬送機は、ワーク置き台モジュールを省略した必要最小限の加工モジュール10からなる無駄のない加工機械ラインの構成を可能にする。
また、搬送ロボット15同士のワーク受渡しに反転装置18を使用することとしたため、受渡し前にワークWを反転させることにより加工面を同一にして受渡しすることができる。ただし、加工面が切り替わる場合にはワークWを反転させることなく搬送ロボット15Bへ受渡しさせればよい。また、搬送ロボット15Aが反転装置18にワークWを保持させたとしても、直ちに次の搬送ロボット15BにワークWを受渡しする必要はなく、搬送ロボット15AがワークWを保持したまま他のワークWの搬送作業を継続することで、反転装置18は、ワークWの仮置き台としての役割も果たすことができる。
また、仮置き台として使用される反転装置18は、更に加工途中のワークWに対する品質チェックを可能にする。加工機械ライン100では、例えば何十個に1個の割合でワークWを抽出し、作業者による品質チェックが行われる。その場合、作業者が操作パネルのサンプルチェックボタンを押すことで、搬送ロボット15A又は15Bが所定の加工モジュール10の前で停止する。そして、作業者は、該当する前カバー12を開けることで反転装置18からワークWを取り出し、品質チェックを行った後再び反転装置18にワークWを戻す。特に、本実施形態では、決められた位置の仮置き台からワークWを取り出すわけではなく、任意の工程後を選択して搬送ロボット15A,15Bを停止させることができるため、各段階でのワークWについて品質チェックを行うことができる。また、一方の搬送ロボット15で品質チェックを行っている場合、他方の搬送ロボット15は作業を続けることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、加工機械ラインとして9台の加工モジュール10からなるものを示したが、更に多くの加工モジュール10から構成されるものであってもよく、その際、ワーク自動搬送機が3台以上の搬送ロボット15によって構成されるものであってもよい。
1…ワーク搬入モジュール 2,3…旋盤モジュール 4…検測モジュール 5…マシニングセンタモジュール 6…ホブ盤モジュール 7…バリ取りモジュール 8…洗浄モジュール 9…ワーク排出モジュール 10…加工モジュール 15(15A,15B)…搬送ロボット 16…搬送用制御装置 17…多関節ロボットアーム 19…走行装置 18…反転装置 38…ロボットハンド 50…ワーク自動搬送機 100…加工機械ライン W…ワーク


Claims (4)

  1. 複数の加工部に対してワークを搬送する複数の搬送ロボットと、前記搬送ロボットの駆動を制御する制御装置とを有するワーク自動搬送機であり、
    前記搬送ロボットは、前記加工部との間でワークの受渡しを行う受渡し装置と、走行台に搭載した前記受渡し装置を前記加工部に対応して移動させる走行装置と、前記走行台に搭載され、前記受渡し装置から受け取ったワークを保持するワーク保持装置とを有するものであり、
    前記制御装置は、隣り合う2台の前記搬送ロボットに対して、一方の搬送ロボットの前記受渡し装置、他方の搬送ロボットの前記ワーク保持装置からワークを受け取るワーク受渡し制御部を有するものであることを特徴とするワーク自動搬送機。
  2. 前記搬送ロボットのワーク保持装置は、保持したワークを反転させる反転機構を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載のワーク自走搬送機。
  3. 前記受渡し装置は、ロボットハンドを備えた多関節ロボットアームであって、所定の間隔で旋回テーブルに立設された一対の支持部材に組み付けられ、当該一対の支持部材の間を通して前記旋回テーブルに取り付けられた前記ワーク保持装置とワークの受渡しを行うものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワーク自動搬送機。
  4. 前記制御装置のワーク受渡し制御部は、前工程側に位置する前記搬送ロボットが前工程側に旋回したときに、後工程側に位置する前記搬送ロボットが前工程側に位置する前記搬送ロボットとの間でワークの受渡しを行わせるものであることを特徴とする請求項3に記載のワーク自動搬送機。
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