JPH0717447U - ガントリローダ - Google Patents

ガントリローダ

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JPH0717447U
JPH0717447U JP5296493U JP5296493U JPH0717447U JP H0717447 U JPH0717447 U JP H0717447U JP 5296493 U JP5296493 U JP 5296493U JP 5296493 U JP5296493 U JP 5296493U JP H0717447 U JPH0717447 U JP H0717447U
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JP
Japan
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loader
spindle
lathe
work
chuck
Prior art date
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Pending
Application number
JP5296493U
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English (en)
Inventor
寛幸 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0717447U publication Critical patent/JPH0717447U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸旋
盤等、各種の旋盤に使用できて汎用性が高いものとす
る。また、機種の異なる複数の工作機械間にわたって設
置して個々の工作機械に対するワーク搬送を1台で行う
ことを可能とする。 【構成】 走行台3に対して、ローダヘッド6を縦軸回
りで180度反転可能に設置する。ローダヘッド6の反
転駆動装置7は、走行台3上の前後移動台4等に設けて
昇降ロッド5と共に反転駆動を可能とし、あるいは昇降
ロッド6の下端に設けてローダヘッド6のみを反転させ
るようにする。ローダヘッド6には下向きと横向きのロ
ーダチャック9a,9bを設け、両チャック9a,9b
の位置を入れ換え可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タレット旋盤等の工作機械に対してワークの受渡しを行うガント リローダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のガントリローダとして、図4に示す構成のものがある。このガ ントリローダは、架設レールに沿って走行する走行台から昇降ロッド40を垂下 させ、この昇降ロッド40の下端にローダヘッド41を設けたものである。ロー ダヘッド41は、昇降ロッド40内に回転自在に貫通させた回転軸42の下端に 45度の角度で開いたスイベル機構43を介して設けられた回転チャック台44 を有し、回転軸42を180度回転させることにより、回転チャック台44の2 面に設けられた各ローダチャック45a,45bの位置が入れ替わるようにして ある。
【0003】 このガントリローダによると、下向きのローダチャック45aで未加工の素材 ワークW0 を把持しておき、前向きのローダチャック45bで例えば旋盤の主軸 チャック46から加工済みワークWを受け取ることができる。この後、前記回転 軸42を180度回転させることにより、2個のローダチャック45a,45b の位置を入れ替え、素材ワークW0 を主軸チャック46に装着することができる 。加工済みワークWは、下向きのローダチャック45bで把持して搬出位置まで 運ぶことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記構成のガントリローダでは、同じ仕様のものを例えば単軸旋盤、 対向2軸旋盤、および平行2軸旋盤に共通して使用しようとしても、前記各旋盤 は互いに主軸の方向が異なるため、ローダヘッド41の方向が合わなくなる。そ のため、旋盤の種類毎にローダヘッド41の向き等の異なるガントリローダを準 備しなくてはならない。 また、旋盤による加工ラインでは、単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸 旋盤を並べて設置し、同じワークにつき、これらの旋盤で順次各工程の加工を行 う場合がある。このような場合に、前記構成のガントリローダでは、各旋盤毎に 個別にガントリローダを設けると共に、ガントリローダ間に受渡し台等を設置し 、ワークを順次受け渡す必要がある。そのため、ワーク搬送設備が複雑になり、 設備コストが高くなる。
【0005】 この考案の目的は、単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸旋盤等、各種の 工作機械に汎用的に使用でき、かつ複数種類の工作機械間にわたって設置して個 々の工作機械に対するワーク搬送を行うこともできるガントリローダを提供する ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のガントリローダは、走行台に対して、ローダヘッドを縦軸回りで1 80度反転可能に設置し、前記ローダヘッドに互いに異なる方向を向く複数のロ ーダチャックを、互いの位置を入れ換え可能に設けたものである。
【0007】
【作用】
この構成によると、ローダヘッドを180度反転させることができるため、例 えば、単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸旋盤等のいずれの工作機械に対 しても、ローダヘッドの方向を主軸に合わせることができる。そのため、同じ仕 様のガントリローダを、これらの工作機械に汎用的に使用することができる。 また、単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸旋盤等の複数の工作機械にわ たって走行台の走行レールを設けることにより、1台のガントリローダで機種の 異なる複数台の工作機械にワーク搬送が行える。 ローダヘッドの2個のローダチャックは、互いの位置を入れ換え可能としてあ るため、加工済みワークの受取りと、素材ワークの供給とを、ローダの走行台を 停止させたままで行うことができる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。 ガントリローダ1は、図1(B)に示すように、レール2上を走行する走行台 3に、前後方向(Z方向)に移動可能な前後移動台4を設置し、その前後移動台 4に昇降ロッド5を昇降および回転可能に垂下させ、昇降ロッド5の下端にロー ダヘッド6を設けて構成される。前後移動台4には、ローダヘッド反転装置7を 搭載し、昇降ロッド5の任意昇降位置で昇降ロッド5ごとローダヘッド6を反転 駆動可能としてある。ローダヘッド反転装置7は、例えば昇降ロッドの外周に設 けたスプライン部に内径面で噛み合うリング状のギヤと、このギヤを駆動するモ ータ等で構成される。なお、昇降ロッド5は昇降のみ可能なものとしても良く、 その場合は昇降ロッド5に対してローダヘッド6を縦軸心回りに反転可能に支持 し、ローダヘッド回転装置を昇降ロッド5の下端に設置する。
【0009】 ローダヘッド6には、図1(A)に示すように45度の傾斜角度に向けたチャ ック台駆動モータ7と、このモータ7で回転駆動される回転チャック台8が設け られている。回転チャック台8の互いに向きを90度異ならせた2つの取付面に はローダチャック9a,9bが設けられ、上記チャック台駆動モータ7で回転チ ャック台8を180度回転させることにより、両ローダチャック9a,9bが横 向き姿勢と下向き姿勢とに入れ替わる。また、各ローダチャック9a,9bには 、旋盤の主軸チャック19bにワークWを受け渡すときに、ワークに押し付け力 を与えるためのプッシャプレート10が、ばね11で前進付勢状態で取り付けて ある。なお、2個のローダチャック9a,9bは、片方を素材専用とし、もう片 方を製品専用としても良い。その場合、製品用のローダチャック9a(または9 b)のプッシャプレート10は省略される。
【0010】 この構成のガントリローダ1によると、ローダヘッド6を180度反転させる ことができるため、例えば、単軸旋盤、対向2軸旋盤、および平行2軸旋盤等の いずれの工作機械に対しても、ローダヘッド6の方向を主軸に合わせることがで きる。そのため、同じ仕様のガントリローダを、これらの工作機械に汎用的に使 用することができる。また、次に応用例を示すように、単軸旋盤、対向2軸旋盤 、および平行2軸旋盤等の複数の工作機械にわたって走行台3の走行レール2を 設けることにより、1台のガントリローダ1で機種の異なる複数台の工作機械に ワーク搬送が行える。
【0011】 図2は、この実施例のガントリローダ1を、単軸旋盤15、対向2軸旋盤16 、平行2軸旋盤17、およびワーク搬送装置18が並ぶ加工ラインに設置した例 を示す。この加工ラインは、ワーク搬送装置18によって運ばれたきた素材ワー クW0 を、単軸旋盤15、対向2軸旋盤16、平行2軸旋盤17で順次加工し、 加工済みワークWをワーク搬送装置18に戻して搬出するものである。
【0012】 初段の単軸旋盤15は、各旋盤15,16,17の配列方向(X方向)に軸を 向けた1本の主軸19aと、これに対応する1個の工具タレット20aをベッド 21上に配置したものである。主軸19aは主軸チャック19bを有し、主軸台 19に設置されている。工具タレット20aはタレットスライド20に搭載され ている。
【0013】 中段の対向2軸旋盤16は、旋盤配列方向Xに対向する一対の主軸22a,2 2aと、これらに対応する一対の工具タレット23a,23aをベッド24上に 設置したものである。各主軸22aは主軸チャック22bを有し、主軸台22に 設置されている。工具タレット23aはタレットスライド23に搭載されている 。
【0014】 後段の平行2軸旋盤17は、旋盤配列方向Xと直交する方向(Z方向)に軸を 向けて並ぶ一対の主軸25a,25aと、これらに対応する一対の工具タレット 26a,26aをベッド27上に配置したものである。各主軸25aは主軸チャ ック25bを有し、主軸台25に設置されている。工具タレット26aはタレッ トスライド26に搭載されている。
【0015】 ワーク搬送装置18は、一対のスプロケット28,29間に掛装された無端チ ェーン30に連結されている複数のパレット31をロータリテーブル32上で周 回させるようにしたものであり、各パレット31には素材ワークW0 が位置決め して載置され、またガントリローダ1によって運ばれてきた加工済みワークWが 空のパレット31上に載置される。
【0016】 ガントリローダ1は、各旋盤15,16,17の上方からワーク搬送装置18 の上方にわたる区間に架設されたレール2に沿って走行自在に設けてある。
【0017】 上記構成のガントリローダ1によって行われるワークW,W0 の受渡し動作例 を説明する。 先ず、ガントリローダ1がワーク搬送装置18のワーク供給位置P1の上方に 移動し、ローダヘッド6が下降して下向きのローダチャック9a(または9b) でパレット31上の素材ワークW0 を把持する。次に、ローダヘッド6の上昇に より素材ワークW0 を持ち上げ、加工ラインの初段にある単軸旋盤15までレー ル2に沿って移動する。
【0018】 ここで、回転軸5が図3に矢印R1で示すように90度ないし180度回転す ることにより、横向き姿勢にあるローダチャック9bが単軸旋盤15の主軸チャ ック19bと対向する向きとなるように調整される。また、主軸チャック19b の高さまでローダヘッド6が下降し、単軸旋盤15による加工済みの主軸チャッ ク19bのワークWが、空のローダチャック9bに持ち替えられる。ついで、図 3に矢印R2で示すようにローダチャック9a,9bの位置を入れ替えて、素材 ワークW0 の把持状態のローダチャック9aを主軸チャック19bと対向させ、 素材ワークW0 を主軸チャック19bに渡す。
【0019】 この後、ガントリローダ1は対向2軸旋盤16の左側の主軸チャック22bの 上方位置まで移動し、この主軸22aにおける加工の済んだワークWを、空のロ ーダチャック9aに受け取る。ついで、ローダチャック9a,9bの位置が入れ 替わり、単軸旋盤15による工程の済んだワークWが主軸チャック22bに受け 渡される。対向2軸旋盤16の前記主軸チャック22bから他方の主軸チャック 22bへのワークWの受け渡しも、このガントリローダ1で行われる。その場合 は、ローダヘッド6を図2に鎖線で示すように180度反転させて他方の主軸チ ャック22bに対する受渡しを行う。
【0020】 同様にして、対向2軸旋盤16から平行2軸旋盤17の主軸チャック25bへ のワークWの受渡しも、ガントリローダ1で行われる。このときは、図2に鎖線 で示すように、ローダヘッド6を90度回転させ、主軸チャック25bにローダ チャック9a,9bを対向させる。平行2軸旋盤17による加工の終了したワー クWは、ガントリローダ1でワーク搬送装置18のワーク受取位置P2にあるパ レット31に排出する。 このようにして、1台のガントリローダ1により、単軸旋盤15、対向2軸旋 盤16、平行2軸旋盤17およびワーク搬送装置18の間におけるワークWの搬 送が行える。
【0021】
【考案の効果】
この考案のガントリローダは、走行台に対して、ローダヘッドを縦軸回りで1 80度反転可能に設置し、前記ローダヘッドに互いに異なる方向を向く複数のロ ーダチャックを、互いの位置を入れ換え可能に設けたため、単軸旋盤、対向2軸 旋盤、および平行2軸旋盤等、各種の工作機械に使用できて汎用性が高く、また 複数種類の工作機械間にわたって設置して個々の工作機械に対するワーク搬送を 行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案のガントリローダの一実施例
を示す部分破断側面図、(B)は同ガントリローダの正
面図である。
【図2】同ガントリローダを使用した加工ラインの概略
を示す平面図である。
【図3】同ガントリローダの動作を示す説明図である。
【図4】従来例を示す部分破断側面図である。
【符号の説明】
1…ガントリローダ、3…走行台、5…昇降ロッド、6
…ローダヘッド、7…ローダヘッド反転装置、8…回転
チャック台、9a,9b…ローダチャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台に対して、ローダヘッドを縦軸回
    りで180度反転可能に設置し、前記ローダヘッドに互
    いに異なる方向を向く複数のローダチャックを、互いの
    位置を入れ換え可能に設けたガントリローダ。
JP5296493U 1993-09-03 1993-09-03 ガントリローダ Pending JPH0717447U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5296493U JPH0717447U (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ガントリローダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5296493U JPH0717447U (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ガントリローダ

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JPH0717447U true JPH0717447U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12929580

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JP5296493U Pending JPH0717447U (ja) 1993-09-03 1993-09-03 ガントリローダ

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5478893U (ja) * 1977-11-15 1979-06-05
JP2006007364A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Murata Mach Ltd 工作機械のワーク着座確認装置
JP2011240427A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Okuma Corp 並行2主軸旋盤
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JP2014516841A (ja) * 2011-06-16 2014-07-17 アールブルク ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー 3次元対象物の作製装置および作製方法

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