JPS63127850A - ２軸型立旋盤における物品の供給搬出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は立旋盤、特に２軸型立旋盤における物品の供給
及び搬出方法、詳しくは物品の両面の加工を２軸型立旋
盤により効率良く行うようにした物品の供給搬送方法に
関する。

従来の技術 一般に物品の両面を加工するに当っては、先ず１面の加
工を行い、反転して他面の加工を行うものであり、この
反転には手作業または多関節型あるいはスカラ型のロボ
ットが使用されている。

発明が解決しようとする問題点 上記手作業は非能率的であり、これに対してロボットに
よるときは能率的であり、かつ物品の移動搬出入を行う
ための運動の自由度は大きいが、各運動部分の駆動制御
には油圧または電気サーボモータを用い位置決め等はコ
ンピュータを使用した数値制御装置による数値指令また
は動作教示（テーチング）等の高価な制御方法が採られ
ている。また物品の搬送に際してはアーム部の振り回し
半径が大きく、従って動作区域に広い面積が必要である
。

更に物品の上下両側の加工に際しては物品の反転と共に
通常切削寸法、回転速度並びに切削刃物も異なるもので
あり、従って１台の旋盤による加工には問題がある。

問題点を解決するための手段 本発明はかかる点に鑑み、２軸型立旋盤を使用し、物品
の上下両面の加工を能率良く行うと共に、物品の供給搬
送を狭い動作範囲内において迅速に行うことを目的とす
るもので、その特徴とするところは、並列する回転テー
ブルを備えた２軸型立旋盤において、その前面にレール
を敷設し、レール端には物品の供給コンベアと搬出コン
ベアとを対設し、レール上にはオートローダを走行可能
に載置し、オートローダには物品を把持し上下方向に揺
動するアームを回動可能に備え、このオートローダによ
り供給コンベア上の物品を一方の回転テーブルへの供給
と、該回転テーブルにおける物品の一面の加工終了後こ
れを取り上げ反転して他方の回転テーブルへの供給と、
該回転テーブルにおける他面の加工終了後これを取り出
し搬出コンベアへの移送とを予め定められたプログラム
に基ずいて行うことにある。

作用 物品の上下両面の加工は、それぞれ別個の回転テーブル
上において行うため切削作業は能率的に行われる。また
物品の供給、反転、搬出の一連の動作をオートローダに
より行うと共に、その移行量は限定位置までの一移行で
あり、シーケンス制御により行うことができる。

実施例 図において、２軸型立旋盤１はフレーム２の前面に間隔
を存して第１．第２の回転テーブル３ａ。

３ｂを備え、フレーム２の上方のクロスレール４にはラ
ム５ａ、５ｂをクロスレール４に沿って走行自在に設け
、それぞれのラム５ａ、５ｂには刃物台６ａ、６ｂを昇
降可能に支持してなるもので、この立旋盤自体は周知構
造であり説明を省略する６なお、７ａ、７ｂは回転テー
ブル３ａ、３ｂに取付けられるチャックである。

このフレーム２の前方にはフレーム２と平行に２本のレ
ール８，８を設け、レール８，８にはオートローダ１０
を走行可能に載置し、その両側には物品Ｗの供給コンベ
ア１１と搬出用コンベア１２を対設する。

オートローダ１０は例えば本発明者が先に出願した構造
（特願昭６１−２４０５７３号）のものを適用する。こ
のオートローダ１０は物品Ｗを把持するハンド部１４を
先端に取付けたアーム１３を備える。ハンド部１４はラ
ック１６とピニオン１７及びラック進退用シリンダ１８
とからなる開閉手段１５を備え、ラック１６の前後進に
よりハンド部１４を構成するレバー１９．１９はそれぞ
れ支軸２０．２０を支点として回動し、物品Ｗを把持ま
たは開放する。

アーム１３は回動軸２５に軸支されピニオン２７及びこ
れに噛合し昇降するラック２８を備えたアーム駆動装置
２６により回動軸２５を中心として水平位置と垂直位置
間を揺動する。この回動軸２５はボディ３０上に取付け
られ、ボディ３０は適宜の回動手段（図示省略）により
基台３１上に回動可能に取付けられる。上記昇降ラック
２８及びボディ３０の回動手段等については、上述の本
願発明者が先に出願したオートローダに詳述しており、
説明を省略する。

基台３１は上記レール８に嵌合するスライダ３２を備え
、走行駆動シリンダ３３によりフレーム２の前面沿って
往復移行する。３４．３５はストッパである。

なお、アーム１３の長さは把持する物品Ｗを回転テーブ
ル３ａ、３ｂのチャック７ａ、７ｂに受は渡しする長さ
に設定され、オートローダ１０は一方のストッパ３４と
の当接位置において第１の回転テーブル３ａとの対向位
置に、また他方のストッパ３５との当接位置において第
２の回転テーブル３ｂとの対向位置に規制されており、
供給用コンベア１１．ｉｌｌ出用コンベア１２はオート
ローダ１０がそれぞれのストッパ３４．３５による停止
位置において物品の受は渡しが可能な位置に設けられる
。

次に上記オートローダ１０による物品の供給搬送要領を
第５図に基ずいて説明する。先ず供給用コンベア１１上
の物品の受は取りに際しては、オートローダ１０はスト
ッパ３４との当接位置に停止し、同図（ａ）に示すとと
くボディ３０を回動し、アーム１３を供給用コンベア１
１側に指向した後、アームを振り下ろし物品Ｗを挟持す
る。

次いでアーム１３を振り上げ、ボディ３０を９０度回転
してアーム１３を第１回転テーブル３ａ側に指向しく同
図ｂ）、アーム１３を振り下ろし物品Ｗをチャック７ａ
に供給する（同図Ｃ）。ただし物品Ｗの供給に際しては
、ラム５ａは支障のない位置に移行する。

上記物品の供給後はアーム１３を振り上げ位置に復行し
、回転テーブル３ａ上の物品Ｗの上面の加工を開始し、
オートローダ１０は第２回転テーブル３ｂ側に移行し待
期する（同図ｄ）。この回転テーブル３ｂは後述するご
とく物品Ｗの他面を加工するものであり、加工終了後ア
ーム１３を振り下ろし、物品Ｗを挟持し、アームを振り
上げた後９０度回転して搬出用コンベア１２側に指向し
く同図ｅ）、アーム１３を振り下ろし物品Ｗを搬出用コ
ンベア１２上に移す（同図ｆ）。

次いでアーム１３を振り上げ、オートローダ１０を復行
し第１回転テーブル３ａの正面に移行し、アーム１３を
回転テーブル３ａ側に指向して待期する（上述のｂ図参
照）。そして加工終了後はアーム１３を振り下ろし物品
を挟持した後アーム１３を振り上げボディ３ｏを回転し
てアーム１３を１８０度回動しく同図ｇ）、第２回転テ
ーブル３ｂの正面に移行し、アーム１３を振り下ろして
物品Ｗを第２のチャック７ｂに供給する（同図ｈ）。

これにより物品Ｗは第１回転テーブル３ａにおいて１面
の切削加工が、また第２回転テーブル３ｂにおいて反対
面の切削加工を行うものである。

その後はアーム１３を振り上げオートローダ１゜は供給
用コンベア１１側に移行し、上記要領にて供給用コンベ
ア１１上の物品を第１の回転テーブル３ａに供給する。

以上の動作を繰り返す。

発明の効果 以上のごとく本発明によるときは、物品の両面加工を２
軸の立旋盤により能率的に行うと共に、オートローダの
ハンド部における物品の把持開放、アームの昇降回動及
びオートローダ自体の走行停止等は何れも定められた位
置（限定位置）に到達後火の動作指令を発するシーケン
ス制御が可能であり、従来の高価な数値制御を必要とせ
ず、プログラムの編成が容易であり、安価に自動化を計
ることができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明方法の実施態様を示し、第１図は全体平面図
、第２図は正面図、第３図は右側面図、第４図はオート
ローダの平面図、第５図は物品の供給搬送要領の説明図
である。 １は２軸型立旋盤、３ａ、３ｂは回転テーブル、８はレ
ール、１０はオートローダ、１１は物品供給用コンベア
、１２は搬出用コンベア、１３はアームである。 特許出願人　　株式会社オーエム製作所第１図 ジ １：２＠型ｑ旋盤 、−）ａ、３ｂ：回転テーブル ８：レール １０ニオ−１−０−夕 １１：物品供給用コンベア １２：ｗＪ出用コンベア １３：アーム ｍ２ｖＡ １１３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 並列する回転テーブルを備えた２軸型立旋盤において、
   その前面にレールを敷設し、レール端には物品の供給コ
   ンベアと搬出コンベアとを対設し、レール上にはオート
   ローダを走行可能に載置し、オートローダには物品を把
   持し、上下方向に揺動するアームを回動可能に備え、こ
   のオートローダにより供給コンベア上の物品を一方の回
   転テーブルへの供給と、該回転テーブルにおける物品の
   一面の加工終了後これを取り上げ反転して他方の回転テ
   ーブルへの供給と、該回転テーブルにおける他面の加工
   終了後これを取出し搬出コンベアへの移送とを予め定め
   られたプログラムに基ずいて行うことを特徴とする立旋
   盤における物品の供給搬送方法。