JPH0691403A - 工作機械のワーク供給装置 - Google Patents

工作機械のワーク供給装置

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JPH0691403A
JPH0691403A JP26647992A JP26647992A JPH0691403A JP H0691403 A JPH0691403 A JP H0691403A JP 26647992 A JP26647992 A JP 26647992A JP 26647992 A JP26647992 A JP 26647992A JP H0691403 A JPH0691403 A JP H0691403A
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work
machine tool
axis
workpiece
feeding
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JP26647992A
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Inventor
Kazumasa Sakumoto
一正 作本
Naoki Okuno
直起 奥野
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
Original Assignee
Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主として旋削加工用の工作機械にワークを供
給する装置に関するもので、ワークの旋削加工中に素材
から所定長さのワークを切断して次々と工作機械に供給
する最小限のハンドリングを備えた装置を提供すること
により、高精度で高能率の加工を実現する技術手段を得
る。 【構成】 工作機械のZ軸と平行に載置された素材2を
その軸方向に間歇送りで給送する給送手段1と、この給
送手段の送り出し側に位置して上記素材の軸直角方向移
動により当該素材の送り出し端を切断する切断装置11
と、当該切断により切り離されたワークピース20を受
ける受け装置31と、この受け装置31と工作機械のワ
ーク把持装置47との間で上記ワークピースを搬送する
搬送手段41とを備えている。搬送手段41は少なくと
も上記チャック側に伸びたときにZ軸と平行な軸回りに
回動する少なくとも一個の関節45を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として旋削加工用
の工作機械にワークを供給する装置に関するもので、素
材としての長尺材から所定長さのワークピースを切断し
つつ当該ワークピースを工作機械に供給する装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】旋削によって一定長さのワークを加工す
る場合、予め所定長さに切断したワークピースをストッ
カに貯留し、これを1個ずつ工作機械に供給して加工を
行う方法と、工作機械のチャックの中心孔を通して素材
を供給してその先端を加工した後、素材の先端から加工
部を切り落とす方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記前者の方法は、切
断機からストッカへ、そしてストッカから工作機械へと
ワークピースを2回搬送する必要があり、またワークピ
ースは長尺材に比べて搬送時のハンドリングが面倒であ
るという問題があり、少なくともストッカ上へのワーク
ピースの搭載は人手によって整然と行う必要があるな
ど、長時間連続した無人加工が困難であるという欠点が
ある。
【0004】一方上記後者の方法は、長時間の連続無人
加工が容易に可能となるが、長い素材全体を回転させた
状態で旋削加工が行われるため、工作機械のワーク把持
軸に掛かる負担が大きく、振動発生の原因となり、加工
精度を悪くする問題があり、またワークの回転数を高く
することが困難で、従って加工能率が悪くなるという問
題があった。
【0005】この発明は以上の問題を解決するために為
されたもので、素材を所定長さに次々と切断しながら工
作機械に供給することができる装置を提供することによ
り、ワークの旋削加工中に素材から所定長さのワークを
切断し、ハンドリングの問題を最小限に抑え、旋削加工
から突っ切り工程を省き、高精度で高能率の加工を実現
する技術手段を得ることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の工作機械のワ
ーク供給装置は、工作機械のワーク把持装置47の回転
軸(以下「Z軸」という)と平行に載置された素材2を
その軸方向に実質的に間歇送りで給送する給送手段1
と、この給送手段の送り出し側に位置して上記素材の軸
直角方向移動により当該素材の送り出し端を切断する切
断装置11と、当該切断により切り離されたワークピー
ス20を受ける受け装置31と、この受け装置31と工
作機械のワーク把持装置47との間で上記ワークピース
を搬送する搬送手段41とを備えている。この搬送手段
41は少なくとも上記ワーク把持装置側に伸びたときに
Z軸と平行な軸回りに回動する少なくとも一個の関節4
5を備えている。
【0007】搬送手段41は、Z軸と直角に交叉する水
平方向の軸回りに90度回動可能とすることができ、ま
たZ軸回りに回動する関節を2個備えた構造とすること
ができる。前者の構造の場合には、受け装置31にワー
クピースの軸方向を鉛直方向から水平方向に変換する姿
勢変換手段37を設けるか、搬送手段41のハンド42
を搬送手段41の軸線に対して45度をなす方向の軸回
りに180度回動可能に設けることができる。
【0008】また、加工済ワークを搬送する完成品搬出
装置51を、上記給送手段1と互いに平行に且つ送り方
向を反対方向にして上下2段にして設ける構造や、受け
装置31に昇降手段を設けてその下降位置において切断
装置11からワークピース20を受取り、その上昇位置
において上記搬送手段41にワークピース20を引き渡
す構造など、種々の付加構造が採用可能である。
【0009】
【作用】給送手段1は、計算機制御によるプッシャ4の
間歇移動あるいはストッパ24に素材2の先端が当接す
るまでプッシャ4を移動することによって、素材2を所
定長さずつ間歇的に送り出す。素材2の送り出し端に配
置された切断装置11は、素材2の送り出し動作が停止
した後、必要により素材2の先端をクランプした状態
で、切断刃13、67を素材2の軸直角方向に移動させ
て素材2の先端を切り離す。素材2の先端から切り離さ
れたワークピース20は、リフトコンベヤの受け皿3
3、切断前に素材の先端を把持する受けワーク把持装置
61、あるいは切断時に素材の送り出し端をクランプす
るバイス64等の受け装置により受け取られる。その後
ワークピース20は、必要に応じて受け装置31の昇降
動作あるいは姿勢変換動作によりその位置及び/又は方
向を変換された後、搬送手段41の先端のハンド42に
引き渡される。搬送手段41は、工作機械の前方に位置
しておりZ軸と平行な軸回りの回動動作により、ハンド
42で保持したワークピース20を工作機械のワーク把
持装置47に装填する。
【0010】この発明の装置では、素材2の先端から切
り離されたワークピース20が次々と搬送手段41に引
き渡されて工作機械に供給され、又工作機械上でのワー
クピースの加工中に素材2の切断を行うことができるか
ら、素材2から所定長さのワークをロスタイムを生じる
ことなく加工することができ、ワークの旋削速度を高速
化でき、ワークピースのストッカ及び当該ストッカへの
ワークピースの搭載作業も不要である。
【0011】そしてワークピースの受け渡し用の搬送手
段41、素材の切断装置11及び給送手段1が工作機械
の手前側に別置きで設置できるので、既設の工作機械に
も設置することができ、工場における機械配置上の自由
度も大きい。また搬送手段41によって加工済ワークの
アンロードも行わせることもできるから、この発明のワ
ーク供給装置に完成品搬出装置51を連接した構成とす
ることも可能で、この場合に給送手段1と完成品搬出装
置51とを平行にして上下2段に配置してやればワーク
搬送ラインのスペースを小さくできる。
【0012】
【実施例】図1及び図2はこの発明の第1実施例の全体
を示す図である。素材の給送手段(図示実施例ではバー
フィーダ)1は公知の構造のもので、供給する長尺素材
2を軸方向に案内する溝3とプッシャ4とを備えてい
る。プッシャ4は、図示しない駆動装置により溝3に沿
って間歇駆動され、素材2を図の右側の方向へ一定長さ
ずつ送り出す。従来のバーフィーダ1は、図4に示すよ
うに、傾斜ストッカ5上に素材を一列に並べて載置して
おき、送り板6の上昇により先端の素材を1個ずつ溝3
に落とし込むような構造のものが一般的であるが、図5
に示すように、ストックケース7内に積み込まれた素材
をストックケースの前壁8に沿って上昇する傾斜台9で
押し上げて一本の素材のみを傾斜台9の上面に残し、こ
れを溝3に落とし込む構造とすることもでき、この図5
の構造によれば素材2のストック量を図4のものに比べ
て大幅に増大することができる。又傾斜ストッカ5やス
トックケース7の下方に生ずるスペースは、工作機械の
切削液容器として利用することができる。
【0013】切断装置11としては、構造が簡単なこと
及び長い素材を高速回転させる必要がないという理由
で、ディスクグラインダや丸鋸を用いるのが好ましい。
図1及び図3は、ディスクグラインダによる場合の一例
を示したもので、モータ12によって回転駆動されるデ
ィスクグラインダ13が素材2の送り方向と平行な支軸
14回りに揺動可能な揺動フレーム15によって支持さ
れており、揺動フレーム15を揺動させるシリンダ16
が設けられている。バーフィーダ1の素材の送り出し端
には、2つの駆動ローラ22、22と進退可能な1個の
従動ローラ23とで構成されたローラクランプ装置21
が設けられており、又素材の送り出し側の延長上にバー
フィーダ1に向けて進退するストッパ24が設けられて
いる。
【0014】素材2は、従動ローラ23を退避させスト
ッパ24を進出させた状態でプッシャ4の移動によって
送り出され、素材2の先端がストッパ24に当接して停
止した後、従動ローラ23が進出して2つの駆動ローラ
22、22との間で素材2の先端を固定し、ストッパ2
4を退避させ、駆動ローラ22、22で素材2をゆっく
り回転させながら高速回転するディスクグラインダ13
をシリンダ16で進出させて素材2の先端部を切断す
る。ディスクグラインダ13の復帰位置及びその切刃の
摩耗は、センサ17によって検出されている。
【0015】素材2の先端の送り出し位置には、リフト
コンベヤ32が設けられており、素材2の先端は停止中
のリフトコンベヤの2枚の受け皿33の間に送り出され
る。従って切断されたワークピース20は、リフトコン
ベヤ32の受け皿33の上に落下する。そこでリフトコ
ンベヤ32を受け皿33の一間隔分だけ上昇させる。こ
の動作を順次行うことによりリフトコンベヤ32の受け
皿33に素材2から切り離された一定長さのワークピー
ス20が1個ずつ搭載されて上方へ送られて行く。なお
図示のリフトコンベヤ32は、上下のスプロケット34
(図には下側のスプロケットは示されていない)に掛け
回されたチェン35に一定間隔で受け皿33を固定した
チェンコンベヤで、受け皿33からのワークピース20
の落下を防止する案内板36が設けられている。
【0016】リフトコンベヤ32の上方には、姿勢変換
チャック37とプッシャ38とが対向して配置されてい
る。姿勢変換チャック37は素材2の送り方向と直角に
交叉する方向の支軸ピン39回りに水平方向と鉛直方向
に図示しない駆動装置により90度回動可能で、プッシ
ャ38は水平方向に回動した姿勢変換チャック37と対
向している。リフトコンベヤ32によって上昇したワー
クピース20は、プッシャ38によって姿勢変換チャッ
ク37に押しつけられ、姿勢変換チャック37が閉じた
後90度回動することによりその軸方向を鉛直方向に変
換される。
【0017】先端にハンド42を設けた搬送手段(図示
実施例では搬送アーム)41は、中間部に伸縮自在なテ
レスコピック部43を有しており、基端部が90度屈曲
して素材2の送り方向と直角に交叉する支軸44に90
度回動自在に軸支されている。そしてアーム41の屈曲
部45は、図1に実線で示す状態で、素材2の送り方向
と平行な方向の軸(Z軸)回りに回動可能な関節となっ
ている。ハンド42は、2個のフィンガ46を背中合わ
せに設けたもので、アーム41の先端に当該アームの長
手中心軸A回りに180度回動可能である。
【0018】アーム41は、図1に想像線で示すよう
に、テレスコピック部43を縮退させた状態で支軸44
回りに90度回動して倒伏したとき、先端のフィンガ4
6の一方が鉛直方向に回動した姿勢変換チャック37と
対向する。この状態でワークピース20は、姿勢変換チ
ャック37からアームの先端のハンド42へと引き渡さ
れる。アーム41は、支軸44回りに回動して起立した
後、関節45部分の軸(Z軸)回りの角度位置決めとテ
レスコピック部43の伸縮位置決めにより、受け取った
ワークピース20の中心を工作機械のチャック47の中
心と一致させる。アーム41の関節45と支軸44との
間には、第2のテレスコピック部48が設けられてお
り、この部分の縮退動作によってワークピース20は工
作機械のチャック47に挿入される。
【0019】なおハンド42にフィンガ46を背中合わ
せに2個設けた図の実施例の装置では、チャック47に
加工前のワークピースを装填する前にハンド42を18
0度回転させて反対側のフィンガで加工済みのワークを
工作機械のチャック47から受け取り、その後ハンド4
2を180度回転させて未加工のワークピースをチャッ
ク47に装填する。そしてアーム41を垂直方向に復帰
させた後、ハンド42を180度回動させ、アーム41
を伸長した状態で支軸44回りに90度倒伏させること
により、加工済ワークをバーフィーダ1の上方に設けた
完成品搬出装置51に引き渡す構造となっている。
【0020】この図1、2に示す完成品搬出装置51は
間歇周回するパレットコンベヤで、加工済ワークは各パ
レット52に立設された状態で搬送される。完成品搬出
装置51はバーフィーダ1の上方に設けられて互いに平
行な方向に延びており、下層のバーフィーダ1で供給さ
れた素材が加工されて上層のパレットコンベヤ51で反
供給方向に排出されて行くこととなる。
【0021】なおこの図1、2の実施例のものは、予め
切断済みのワークピースの供給排出装置としても用いる
ことができる。その場合には予め切断したワークピース
を完成品搬出装置51のパレット52に載せる。アーム
41のハンド42は、パレット52から未加工ワークピ
ースを一つずつ取り出して工作機械のチャック47に装
填し、チャック47から取り出した加工済ワークを同じ
パレット52上に排出するという動作で切断済みワーク
ピースのロードアンロードを行う。
【0022】上記第1実施例は、比較的軸長さの短いワ
ークの供給及び排出に適した構造であるが、軸長さが長
い場合の構造として図6に示した構造を例示することが
できる。この第2実施例は、第1実施例と同様な構造の
アーム41の先端にその長手方向中心軸Aとこれに45
度傾斜した軸Cとの2軸回りに180度回動するハンド
42を設けたものである。ハンド42の2つのフィンガ
46、46は、ワークピース20を側方より把持する構
造とされ(図7(b) 参照)、又完成品搬出装置51とし
てベルトコンベヤが用いられている。
【0023】素材2から切り離されたワークピース20
をアームのハンド42に引き渡す受け装置31として
は、第1実施例のリフトコンベヤ32と同じものを用い
ることができるが、図6ではローラチャック61を用い
た例を示した。ローラチャック61は、図7(c)に示
すように三つ爪チャックの爪先に自由回転ローラ62を
軸着した構造をしており、上下に延びるガイド杆63に
沿って図示しないシリンダ等により昇降駆動される。
【0024】ローラチャック61は、その加工端におい
て送り出されてくる素材2の先端に対向し、送り出され
た素材の先端を3個のローラ62によって把持する。ロ
ーラチャック61が素材2の先端を回転可能に把持する
ので、ディスクグラインダ13による素材切断時のロー
ラクランプ装置21による素材2の回転が許容される。
ワークピース20が素材2の先端から切り離されると、
ローラチャック61は軸方向に若干後退した後ガイド杆
63に沿って上昇し、その上動端においてアームのハン
ド42にワークピース20を引き渡す。この第2実施例
のハンド42は、45度の軸C回りに回動することによ
ってワークをアーム41の軸方向とこれに直交する方向
とに変換することができるから、水平方向のワークピー
ス20を受け取った後、アーム41を起立させ、ハンド
42をアーム41の中心軸A及び45度の軸C回りにそ
れぞれ180度ずつ回転させることにより、ワークピー
ス20を工作機械のチャック47の方向に向けることが
できる。
【0025】また未加工ワークピース20をチャック4
7に装填する前のチャック47からの加工済ワークの受
け取りは、45度の軸C回りにハンド42を回転させる
ことによって行うことができる。そして受け取った加工
済ワークは、第1実施例の場合と同様に、ハンド42を
アーム中心軸A回りに180度回動させ(ハンド42は
未加工ワークピースを装填する時に45度の軸C回りに
既に180度回動している)、アーム41を伸長させた
状態で支軸44回りに倒伏させることにより、完成品搬
出装置51に寝かせた状態で引き渡すことができる。
【0026】なおこの図6の実施例のものでは、フィン
ガ46の方向を90度変換することができるので、ロー
ラチャック61をその上昇端で90度回動させる機構を
付加してやれば、ワークピースを縦方向にでも横方向に
でも任意の方向で供給排出可能である。
【0027】図7及び図8はこの発明の第3実施例を示
したものである。この第3実施例のものは、素材2から
切断されたワークピースを受け取る受け装置31が昇降
機構や姿勢変換機構を備えておらず、ワークピース20
は切り離された位置でアームのハンド42に引き渡され
る。また切断装置11として丸鋸が用いられており、素
材2の先端をその切断位置の両側でクランプするバイス
64が設けられている。バイス64は、その固定爪65
と可動爪66の両方に丸鋸67が挿入されるスリット6
8、68を備えており、下方に位置する固定爪65を素
材2の送り方向に延在させて切り離されたワークピース
20の受け装置としている。丸鋸67は、図示しない駆
動装置によりガイドレール71に沿って往復駆動される
スライド台72に搭載されており、バーフィーダ1から
送り出された素材の先端がバイス64でクランプされた
後、バイス64のスリット68に進入して素材2の先端
からワークピース20を切り離す。従って切り離された
ワークピース20は、バイス64でクランプされた状態
となっている。
【0028】先端にワークピースを側方から把持するフ
ィンガ46、46を設けたハンド42は、第1実施例と
同様にアーム41の先端にアームの中心軸回りに180
度回動可能に装着されており、このアーム41は、Z軸
と平行な軸回りに回動可能な2つの関節45、73を備
えている。第1の関節45はアームの基端に設けられ、
第2の関節73はアームの中間部に設けられている。ま
たこのアーム41には伸縮機構は設けられていない。ア
ームの基端は、ベースに立設されたコラム74の縦溝7
5に沿って上下動自在に装着され、これを上下動させる
ボールねじ76とその駆動モータ77が設けられてい
る。
【0029】またこの第3実施例のものでは、完成品搬
出装置51がバーフィーダ1の反対側に延びており、ワ
ークピース20を工作機械のチャック47に挿抜する際
及び加工済ワークを完成品搬出装置51に搭載する際
に、アーム41全体をZ軸と平行な方向に往復移動させ
る直線運動機構が第1の関節45部分に設けられてい
る。この直線運動機構は、第1実施例のテレスコピック
部43と同様な公知の構造を用いることができる。
【0030】この第3実施例のものでは、Z軸回りの2
つの関節45、73を持ったアーム41により、低い位
置で切り離されたワークピースを高い位置に持ち上げて
工作機械のチャック47に装填することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、素材か
ら所定長さのワークピースを切り離して、次々と工作機
械に供給することができ、素材の切断とワークピースの
旋削とを並行して行うことができ、振動を抑えて旋削速
度も高速にできるから、高精度かつ高能率の加工が可能
である。またワーク供給装置が工作機械の手前側に別置
きで設置され且つZ軸と平行な軸回りに回動する搬送手
段によってワークピースの受け渡しが行われるので、径
の大きな素材の供給も容易であり、工場内での機器配置
の自由度も大きく、既設の工作機械に設置することも容
易であるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の内部機構の要部を示す正面図
【図2】第1実施例の外観を示す斜視図
【図3】第1実施例の切断装置と受け装置を示す側面図
【図4】給送手段の一例を示す側面図
【図5】給送手段の他の例を示す側面図
【図6】第2実施例の内部機構の要部を示す正面図
【図7】ワーク把持部の各種の例を示す正面図
【図8】第3実施例の外観を示す斜視図
【図9】第3実施例の要部の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 給送手段(バーフィーダ) 2 素材 11 切断装置 20 ワークピース 31 受け装置 37 姿勢変換チャック 41 搬送手段(アーム) 42 ハンド 45 関節 47 ワーク把持装置(チャック) 51 完成品搬出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のワーク把持装置(47)の回転軸
    と平行に載置された素材(2) をその軸方向に実質的に間
    歇送りで給送する給送手段(1) と、この給送手段の送り
    出し側に位置して上記素材の軸直角方向移動により当該
    素材の送り出し端を切断する切断装置(11)と、当該切断
    により切り離されたワークピース(20)を受ける受け装置
    (31)と、この受け装置(31)と工作機械のワーク把持装置
    (47)との間で上記ワークピースを搬送する搬送手段(41)
    とを備えており、この搬送手段は少なくとも上記ワーク
    把持装置側に向いたときに当該ワーク把持装置の回転軸
    と平行な軸回りに回動する少なくとも一個の関節(45)を
    備えている、工作機械のワーク供給装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段(41)が工作機械のワーク把持装
    置(47)の回転軸と直交する水平軸に平行な軸回りに回動
    可能で、受け装置(31)がワークピースの軸方向を鉛直方
    向から水平方向に変換する姿勢変換手段(37)を備えてい
    る、請求項1記載の工作機械のワーク供給装置。
  3. 【請求項3】 搬送手段(41)が工作機械のワーク把持装
    置(47)の回転軸と直交する水平軸に平行な軸回りに回動
    可能で、そのハンド(42)が搬送手段(41)の軸線に対して
    45度をなす方向の軸回りに180度回動可能に設けら
    れた、請求項1記載の工作機械のワーク供給装置。
  4. 【請求項4】 搬送手段(41)が工作機械のワーク把持装
    置(47)の回転軸と平行な軸回りに回動する関節を2個備
    えている、請求項1記載の工作機械のワーク供給装置。
  5. 【請求項5】 加工済ワークを搬送する完成品搬出装置
    (51)と、請求項1記載の給送手段(1) とが互いに平行に
    且つ送り方向を反対方向にして上下2段にして設けられ
    ていることを特徴とする、請求項1、2、3又は4記載
    の工作機械のワーク供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の受け装置(31)が昇降手段
    を備え、その下降位置において請求項1記載の切断装置
    (11)からワークピース(20)を受取り、その上昇位置にお
    いて上記搬送手段(41)にワークピース(20)を引き渡すこ
    とを特徴とする、請求項1、2、3、4又は5記載の工
    作機械のワーク供給装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005161420A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd 旋盤のワーク排出装置
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