JP7116189B2 - 工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに対する2面の加工に適した工作機械に関する。
工作機械では、ワークの掴み替えを行って表裏の2面に加工が行われることがある。下記特許文献1には、そうしたワークの表裏両面の加工を行う工作機械が開示されている。この工作機械では、チャックに把持されたワークが、サドルのX軸方向の移動位置決め、円テーブルの割出しおよび、主軸台のZ軸方向の送りによって正面について加工が行われる。その後、ワークが反転装置へ受渡しされ、裏面加工用チャックが反転装置側に割出しされて、表側加工の終わったワークに対して同様の裏面加工が行われる。
また、下記特許文献2には、ワークを加工する工具の使用回数を計数する計測部を備えることにより、工具の寿命管理が可能な工作機械が開示されている。この工作機械は、主軸にワークを把持する主軸チャックやワークを切削する工具、更にチャックのストロークによってワークの加工を検出するチャックセンサが設けられている。そのため、計測部が検出信号を受け取るごとにカウンタが1ずつ減算され、工具の使用回数が計数される。そして、計測部で計数された個数が予め設定された個数に到達した場合に工具の使用が終了するようになっている。
特開平7-40112号公報 特開2016-49608号公報
工作機械では、加工完了のタイミングで工具の使用回数がカウントされ、適切な加工が可能な設定回数に達した時点で工具の交換が行われる。前記従来例のように、同一機によってワークの表面加工と裏面加工が可能な場合、2面の加工に使用される工具に関する計数は、一般的に1つのワークについて加工が完了した時点で2回分の使用回数がカウントされる。そのため、ワーク加工に対してエラーが生じたような場合には、2面の加工完了と工具交換のタイミングがずれてしまうことがあった。また、従来の工作機械では主軸チャックへワークが把持されると着座状態の判定が行なわれているが、裏面加工時の着座判定が適切に行われないような場合があった。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、ワークに対する2面の加工に適した工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様における工作機械は、主軸チャックによってワークを把持する主軸装置と、前記主軸チャックに把持されたワークに対して工具を移動させる駆動装置と、前記主軸装置および前記駆動装置の駆動制御により1つのワークに対する第1加工面と第2加工面との2加工を行うものであり、2回の加工ごとに当該加工に使用する工具の合計使用回数を2カウントアップさせ、その合計使用回数が予め設定された当該工具の使用最大回数に達したとき、前記第2加工面の加工が終了していない場合には、当該第2加工面の加工を実行させた後に前記主軸装置および前記駆動装置の駆動を停止させるようにした制御装置とを有する。


前記構成によれば、主軸装置の主軸チャックによってワークが把持され、そのワークに対して駆動装置が工具を移動させることにより、ワークに対する加工が行われるが、主軸チャックがワークを掴み替えて2面の加工を行う場合、制御装置が、ワークの加工処理に使用される工具の使用回数情報および、ワークの第1加工面及び第2加工面に関する加工面情報を基に、工具について予め設定された使用最大回数に対応した実際の使用回数を決定するため、ワークに対する2面加工の完了後に、工作機械の駆動を停止させることができる。
工作機械の一実施形態の内部構造を示した側面図である。 工作機械に対するワーク自動搬送機のワーク受渡し時の状態を簡略化して示した図である。 着座判定装置の構成を簡略化して示した図である。 工作機械の制御システムを表すブロック図である。 工具管理プログラムの実行を示したフローチャート図である。 工作機械の加工室内に反転装置を組み込んだ構成を簡易的に示した図である。
次に、本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の工作機械について、その内部構造を示した側面図である。工作機械1は、車輪を備えた可動ベッド18の上に組み付けられ、ベース2の上面に敷設されたレール201に沿って前後方向への移動が可能になっている。工作機械1は、エンドミルやドリルなどの回転工具、或いはバイトなどの切削工具を備える工具台16を有し、その工具台16の旋回割出しが可能なタレット装置15が設けられている。そして、工作機械1には、選択された工具を加工軸方向に移動させる駆動装置が構成されている。
工作機械1は、可動ベッド18上に主軸装置11が搭載され、ワークを把持する主軸チャック12が回転可能な構成を有している。本実施形態では、主軸装置11の水平な主軸と平行な方向、つまり機体前後方向をZ軸方向、Z軸に直交する鉛直な機体上下方向をX軸方向、そしてZ軸およびX軸に直交する機体幅方向をY軸方向として説明する。この工作機械1は、タレット装置15をそのZ軸方向に移動させるZ軸駆動装置13とX軸方向に移動させるX軸駆動装置14とを有する2軸旋盤である。Z軸駆動装置13およびX軸駆動装置14は、摺動可能なZ軸スライド131又はX軸スライド141を有し、サーボモータの回転出力をボールネジ機構によって直進運動に変換して移動するよう構成されている。
工作機械1には閉じられた加工室10が構成され、その下のベース2内に貯留槽21が設けられている。貯留槽21にはスクリューコンベアが組み込まれ、スクリューの回転によって貯留槽21内に溜められた切屑は機体後方へと押し出され、外部における切屑の回収が可能になっている。また、工作機械1には、ワークの加工に対する潤滑や切屑の洗い流しに対してクーラントが使用される。そのため、ベース2内の貯留槽21には使用済のクーラントが溜められ、そこからクーラントタンク22へと送られるようになっている。
切粉などを含んだクーラントは、フィルタによって異物が除かれて再生し、ポンプ23によってクーラントタンク22から送り出されることとなる。ポンプ23に接続されたクーラント管24は、図示するように加工室10内にまで延び、先端のノズルから吹き出すクーラントによって加工時に発生するワークの切屑が貯留槽21内へと流されるようになっている。また、クーラント管24は、分岐した配管がタレット装置15にも延び、工具台16から加工点などへクーラントを噴射させることが可能になっている。
工作機械1は、加工室10を構成する機体カバー3に加え、機体前面部には開閉可能な前カバー4が設けられている。前カバー4は、同じ工作機械1が幅方向に並べられた場合に搬送空間20を形成するものであり、その中には図2に示すように、ワークWの受渡しを行うワーク自動搬送機8が組み込まれている。ここで、図2は、工作機械1に対するワーク自動搬送機8のワーク受渡し時の状態を簡略化して示した図である。工作機械1には、機体カバー3の前面部に自動スライド扉が設けられている。スライド扉が開くことにより、ワーク自動搬送機8が加工室10内にまで進入し、主軸チャック12に対するワークWの受渡しが行われるようになっている。
ワーク自動搬送機8は、走行台36を走行可能にした走行装置25に、多関節ロボット26が組み付けられたものであり、その多関節ロボット26は、上腕部材31と前腕部材32が、第1関節機構33および第2関節機構34の駆動によって形態が変形するよう構成されている。具体的には、上腕部材31と前腕部材32とが折り畳まれて起立した移動姿勢と、図示するように前傾して伸びた作業姿勢とに変形可能になっている。そして、ワーク自動搬送機8の先端部にはチャック機構を備えたロボットハンド27が組み付けられ、ワークWの把持及び解放が可能になっている。また、多関節ロボット26には反転装置28が一体に構成され、ワークWの向きを反転できるようになっている。
ワーク自動搬送機8は、起立姿勢となって搬送空間20内を移動し、工作機械1の正面に停止した後、図示するように前傾姿勢に形態を変えて加工室10内へと入り込み、先端のロボットハンド27によってワークWの受渡しが行われる。その際、工作機械1側では、受け取ったワークWが主軸チャック12によって適切に把持されているか否かの判定が行なわれる。図3は、工作機械1に設けられた着座判定装置17の構成を簡略化して示した図である。
着座判定装置17は、主軸チャック12の当金に検出孔41,42が形成され、ワークが適切に把持された場合には、検出孔41,42の開口部がワークによって一定程度塞がれるようになっている。検出孔41,42には、エア供給管44を介して工場内にあるコンプレッサなどのエア供給源43が接続されている。本実施形態では、径の異なる2種類の検出孔41,42に対し、切換弁45によって圧縮エアの供給が切り換えられるようになっている。なお、検出孔41,42は、図面には各々1つしか示していないが、3つずつ形成され、円周上に等間隔で配置されている。
着座判定装置17は、ワークWによって検出孔41,42が塞がれることにより、エア供給管44内の背圧が高まるため、その値が検出されるようになっている。エア供給管44には流路の絞り量が調整できるように流量調整弁46が接続され、その二次側(主軸チャック12側)には圧力スイッチ47が接続されている。この圧力スイッチ47は、例えば背圧が設定値より高い場合にON信号を発信し、低い場合にはOFF信号を発信するように構成されている。そして、エア供給管44には、流量調整弁46の一次側には供給側圧力計48が接続され、二次側には背圧計49が接続されている。
次に、図4は、工作機械1の制御システムを表すブロック図である。制御装置5は、CPU51のほかにROM52やRAM53、不揮発性メモリ54といった記憶装置などを備えたコンピュータを主体とするものであり、I/055を介して主軸装置11、Z軸駆動装置13、X軸駆動装置14、タレット装置15および着座判定装置17などの各駆動部に接続されている。また、工作機械1は、作業情報や操作画面などの表示のほか、作業者による設定値の入力などが可能な操作表示装置6が機体前面に取り付けられ、それが制御装置5に接続されている。そして、制御装置5には、各種加工に関する加工プログラムやワークの種類、工具や治具に関するワーク加工情報などが記憶部に格納されている。
こうした工作機械1は、ワークWの加工に際して、タレット装置15の旋回割出しにより工具台16の工具が選択され、Z軸駆動装置13及びX軸駆動装置14の駆動により、その工具についてZ軸方向およびX軸方向の所定位置への移動が行われる。主軸装置11では、ワークWを保持した主軸チャック12に回転が与えられ、回転するワークWに工具が当てられて切削加工などが行われる。工作機械1の加工室10内では、ワークWの加工点にクーラントが噴きかけられ、加工に対する潤滑や切屑の洗い流しなどが行われる。ワークWの切屑は、投入口から入って貯留槽21内に溜められ、スクリューの回転によって機体後方へと掻き出されて回収される。
工作機械1は、制御装置5のメモリに第1加工プログラムと第2加工プログラムが格納されており、ワークWに対する表裏2面の加工、つまり1つのワークWに2度の加工が実行される。そのため、把持したワークWの向きと第1又は第2加工プログラムの実行が一致していなければならない。この点、本実施形態では、ワーク搬送情報に基づいてワークWの加工面が特定できるように構成されている。例えば、工作機械1は、他の加工機などと加工ラインを構成し、ワーク自動搬送機8によってワークWが順番に搬送される。したがってワーク自動搬送機8の制御装置には、加工順に応じてワークWを搬送するための搬送情報が格納されている。
そこで、工作機械1では、主軸チャック12によってワークWを受け取る際、ワーク自動搬送機8からワーク搬送情報の取得が行われる。そして、工作機械1は、そのワーク搬送情報に基づいてワークWの加工面を特定し、それによって第1加工プログラムまたは第2加工プログラムの選択が行われる。また、第1加工と第2加工の加工内容が異なる場合、ワークWに対する主軸チャック12のチャック爪の位置を変える必要が生じる場合がある。その際、工作機械1では、主軸チャック12が適切にワークWを把持できるように、ワーク搬送情報に基づいて第1加工と第2加工に応じた位置にチャック爪が割出しされるようになっている。
工作機械1は、主軸チャック12がワークWを受け取る度に、着座判定装置17によって加工前の着座判定が行なわれる。その結果、着座エラーの場合には工作機械1が止められ、作業者によってワークWが機内から取り出されて廃棄される。このとき、第1加工面の加工を終了した第2加工において着座エラーが生じた場合には、前記課題でも述べたように、加工の終了と工具交換のタイミングがずれてしまうことがある。つまり、工具管理のために繰り返し行う工具の使用回数に関する計数と、実際に行われるワークWに対する加工面の対応がずれてしまうことがある。
そこで、本実施形態では、そのような課題に対応した工具管理プログラムが制御装置5に格納されている。図5は、工具管理プログラムの実行を示したフローチャート図である。工具管理プログラムでは、まず操作表示装置6における作業者の入力操作によって、工具毎に、その適切な加工が可能な使用最大回数が予め設定入力される。工作機械1では、工具台16に取り付けられた複数の工具のうち、加工に使用される工具が加工プログラムによって特定されるため、工具毎に工具管理プログラムが実行される。
当該プログラムでは先ず、主軸チャック12に把持されたワークWに対して加工が実行されたか否かが確認される(S101)。ワークWに対する加工が実行された場合には(S101:YES)、加工情報の確認が行われる(S102)。加工情報とは、1つのワークWに対して2回行われる加工のうち、第1回目の加工を示すものであり、加工確認フラグ「1」が立つように設定されている。そのため、当該加工が第1回目の加工の場合には(S102:NO)、加工確認フラグ「1」が立てられるとともに工具管理プログラムが終了する。一方、当該加工が第2回目の加工の場合には(S102:YES)、加工確認フラグ「0」に切り換えられるとともに、メモリに記憶されている当該工具の合計使用回数の値が2カウントアップされる(S103)。
次に、当該工具に関する合計使用回数が設定値に達したか否かが判定される(S104)。合計使用回数が使用最大回数に達していない場合には(S104:NO)、工具管理プログラムが終了し、達している場合には(S104:YES)、当該加工が第2加工プログラムであるか、つまりワークWに対して表裏両面の加工が終了しているかの確認が行われる(S105)。そして、第1及び第2加工面の加工が終了している場合には(S105:YES)、シグナルタワー19を点灯させるなどの警報が行われ、該当工具の交換を行うため工作機械1について駆動停止制御が行われる(S108)。
一方で、使用最大回数時のワークWの加工が、第1加工面つまり表面の加工の場合がある(S105:NO)。着座エラーなどによって第2加工が行われずにワークWが廃棄された場合、次のワークWに対する第1加工面の加工終了時に、加工確認フラグ「1」に従って合計使用回数の値が2カウントアップされるステップS101~S103が実行されてしまうからである。そこで、本実施形態では、使用最大回数に達しても第2加工面の加工が終了していない場合には、工作機械1を駆動停止させることなく、主軸チャック12に反転把持されたワークWに対して第2加工プログラムが実行される(S106)。
そして、ワークWに対して加工が実行されたか否かが確認され(S107)、裏面である第2加工面の加工が終了したところで(S107:YES)、シグナルタワー19を点灯させるなどの警報が行われ、該当工具の交換を行うため工作機械1について駆動停止制御が行われる(S108)。よって、本実施形態では、合計使用回数が使用最大回数に達した時点とワークWの第2加工面に対する加工終了とが一致しない場合でも、該当工具について使用最大回数の加工を終了した後に更に第2加工面の加工まで行わせるようにしたので、ワークWを片面だけ加工した状態で工作機械1の駆動を停止させることを回避することができる。
このように本実施形態では、合計使用回数が使用最大回数に達した時点の加工状況に応じて、当該工具に関する追加加工の判断を行う構成となっている。しかし、他の実施形態として、加工の終了と工具交換のタイミングがずれる原因であるエラーをカウントするようにしてもよい。その第2の工具管理プログラムは、前記実施形態にように、第1回目の加工終了によって加工確認フラグ「1」が立ち、第2回目の加工完了により加工確認フラグ「0」に切り換えられ、メモリに記憶されている当該工具の合計使用回数の値が2カウントアップされる。
一方、ワークWの第1加工面について第1回目の加工が終了し、ワークWの第2加工面について第2回目の加工時に着座エラーなどが生じた場合には、加工確認フラグが「0」に切り換えられとともに、1回目のエラーが生じたことを示すエラー確認フラグ「1」が立てられる。そして、このような場合には、当該工具の合計使用回数についてカウントアップはされない。その後、同じようにワークWの裏面に対する第2加工時に着座エラーが生じたような場合に、加工確認フラグとエラー確認フラグが共に「0」に切り換えられ、当該工具の合計使用回数の値が2カウントアップされる。
よって、このような工具管理プログラムでも、合計使用回数が使用最大回数に達した時点と、ワークWに対する第2加工が終了した状態とが一致するので、ワークWを片面だけ加工した状態で工作機械1の駆動を停止させることを回避することができる。なお、いずれの工具管理プログラムでも第1回目の加工時のエラーを考慮していないが、そのような状況では工具が使用されず、ワークWが片面加工にもなっていないからである。
続いて、ワークWに対して表裏の2面について加工を行う場合、表面である第1加工だけを終えてワーク廃棄が生じてしまう原因としては、前述した着座エラーが起こり易い点が挙げられる。裏面である第2加工の場合、主軸チャック12に対するワークWの着座面が、加工済みの第1加工面となるにも関わらず、従来の着座判定装置では両面について同じ着座判定が行なわれていたからである。この点、本実施形態の着座判定装置17は、表面粗さが大きい第1加工時のワーク表面が着座面となる場合には、径の大きい検出孔41を使用した着座判定が行なわれ、第2加工時に着座面となる加工面に対しては径の小さい検出孔42を使用した着座判定が行なわれるようになっている。
そこで先ず、工作機械1に対してワークストッカなどからワークWが搬送され、主軸チャック12に受渡しされると、制御装置5にはワーク自動搬送機8からワーク搬送情報が送信される。そのため、把持したワークWについて、加工する面つまり主軸チャック12に対する着座面が特定される。そして、着座面に応じて切換弁45が切り換えられ、検出孔41がエア供給源43に接続される。一方、ワークWが主軸チャック12に反転把持された場合には、切換弁45が切り換えられて、検出孔42がエア供給源43に接続される。どちらの検出孔41,42を使用した場合であっても、エア供給源43からエア供給管44内に送り込まれた圧縮エアが検出孔41又は検出孔42から大気に排出される。
そこで、ワークWが主軸チャック12に把持されると、当金にワークWが押し当てられて検出孔41,42が一定程度塞がれることとなる。このとき、ワークWの把持状態が検出孔41,42から圧縮エアを排出する隙間となって現れるため、適切な着座状態の場合にはエア供給管44内の背圧が高まり、圧力スイッチ47がON状態となって検出信号が制御装置5に送信される。ワークWの加工面が着座面となった場合、これまでは径の大きい検出孔41だけで着座状態を判定していたため、適切な着座状態でも隙間が大きくなってしまいエラー判定が出てしまっていた。この点、本実施形態では、径の小さい検出孔42に切り換えることにより、加工面に対する適切な着座判定が行なわれるようになる。
次に、工作機械1においてワークWの表裏両面を加工する場合、ワークWを反転させるためにワーク自動搬送機8の反転装置28が使用される。つまり、ワークWの第1加工終了後に、多関節ロボット26が主軸チャック12と反転装置28との間でワークの受渡しを行い、反転装置28で反転したワークWが主軸チャック12に付け替えられる。このような構成は、ワークWの移動距離が長くなり、多関節ロボット26や反転装置28の動作に時間を要してしまうため、サイクルタイム短縮の妨げになっていた。そこで、こうした課題に対して次のような構成が考えられる。
図6は、工作機械の加工室70内に反転装置を組み込んだ構成を簡易的に示した図である。この工作機械は、前記実施形態と同様に主軸チャック71を有し、ワーク自動搬送機8によってワークの受渡しが可能なものである。主軸チャック71の下には、主軸と平行な方向に突き出したガイド72が突出し、その突き出し量が調整できるよう構成されている。例えば、ラックとピニオンを使用し、駆動モータの回転によってガイドを突き出し方向に往復直線移動させる移動機構が構成されている。そして、ガイド72の上に反転装置73が搭載されている。
反転装置73は、把持爪によってワークWを掴むチャック機構と、把持したワークWを鉛直な軸心を中心に回転させる旋回機構とが設けられている。この反転装置73は、通常はA地点に配置され、把持爪は主軸チャック71と干渉しないように開いた状態で待機する。ワークWの第2加工時には、ガイド72の移動によって反転装置73がB地点に移動し、主軸チャック71からワークWの掴み替えが行われる。次に、C地点にまで移動して反転装置73が回転し、主軸チャック71に対するワークWの向きが変えられる。そして、再びB地点にまで戻り、主軸チャック71とのワークWの掴み替えが行われ、更にA地点にまで移動して待機状態に戻る。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、2軸旋盤である工作機械1や、走行装置25に多関節ロボット26が組み付けたワーク自動搬送機8なおは、本願発明を説明する一例であるため、マシニングセンタななど他の構成の工作機械や、ガントリ式搬送機などにおいても対応可能である。
1…工作機械 5…制御装置 8…ワーク自動搬送機 10…加工室 11…主軸装置 12…主軸チャック 13…Z軸駆動装置 14…X軸駆動装置 15…タレット装置 17…着座判定装置 20…搬送空間 25…走行装置 26…多関節ロボット 28…反転装置 41,42…検出孔 47…圧力スイッチ

Claims (3)

  1. 主軸チャックによってワークを把持する主軸装置と、
    前記主軸チャックに把持されたワークに対して工具を移動させる駆動装置と、
    前記主軸装置および前記駆動装置の駆動制御により1つのワークに対する第1加工面と第2加工面との2加工を行うものであり、2回の加工ごとに当該加工に使用する工具の合計使用回数を2カウントアップさせ、その合計使用回数が予め設定された当該工具の使用最大回数に達したとき、前記第2加工面の加工が終了していない場合には、当該第2加工面の加工を実行させた後に前記主軸装置および前記駆動装置の駆動を停止させるようにした制御装置と、
    を有する工作機械。
  2. 前記制御装置は、第1回目の加工に対応して加工確認フラグを立て、第2回目の加工に対応して前記加工確認フラグを戻すとともに前記合計使用回数の値を2カウントアップさせる請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記制御装置は、加工順にワークを搬送するためのワーク搬送情報を有するワーク自動搬送機から当該ワーク搬送情報を取得し、そのワーク搬送情報に基づいて前記第1加工面または前記第2加工面の加工を実行する請求項1または請求項2に記載の工作機械。
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