JP4572133B2 - 中空ワークの内面加工装置 - Google Patents

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本発明は、デフケースのような中空ワークの内面を加工する内面加工装置に関するものである。
例えば、差動ギヤ機構が収容される自動車のデフケースにおいては、一対のサイドギヤの各背面が摺接する内側平面、およびこれらサイドギヤに噛合う一対のピニオンギヤの各背面が摺接する内側球面を高精度に加工することが要求されている。特に、中空状をなす一体形のデフケースにおいては、主軸に装着されたカッタをデフケースの外部から挿入して内側平面および内側球面を加工することができないため、例えば、特許文献1に記載されているように、総形のカッタをデフケース内に挿入してカッタドライバにより回転駆動し、内側球面を加工するようになっている。
すなわち、特許文献1に記載された加工装置は、互いに対向して配置された一対のカッタドライバの間に、搬送装置の支持アーム等によってデフケースを搬入するとともに、このデフケースの内部にツール吊り下げ機構に回転可能に支持されたカッタを挿入し、カッタの両端を、一対のカッタドライバの先端軸部によって挟持し、その状態でカッタドライバを介してカッタをツール吊り下げ機構内で回転駆動するようにしている。そして、一対のカッタドライバとともにカッタを軸線方向に一体的に移動させることにより、デフケースの内側球面をカッタによって加工するようにしている。
特開2005−34974(段落0013、0014、図5、図6)
しかしながら、上記した特許文献1に記載された内面加工装置においては、中空状ワーク(デフケース)を固定した状態でカッタを回転させて内面を加工する構成であるので、カッタとして総形を用いることが必要となる。このために、内面加工精度が総形のカッタの整形精度に左右され、特に、面粗度は、カッタが総形のために加工条件を変えても変化せず、デフケースのような高精度加工を要求されるものにおいては、総形のカッタによる切削加工の後にバニッシュ等による仕上げ加工を追加することが必要となる場合もある。また、カッタの整形は通常ツールメーカーが行うので、ツールの管理が困難であり、ツール費用も高価となる問題があった。
しかも、上記した特許文献1に記載された内面加工装置においては、デフケースのような内側球面および内側平面を有するワークにおいては、内側球面および内側平面を1台の機械で加工するには、ワークを90度旋回させる必要があり、割り出しテーブルが必要となる問題があった。
本発明は、上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、ワークを回転させながら内側平面と内側球面を旋削加工できる内面加工装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持した主軸台と、該主軸台に対向して配設された心押台と、前記中空ワーク内に挿入され半径方向に移動可能な工具シャンクを保持した加工ユニットと、前記主軸台および心押台にそれぞれ進退移動可能に設けられ前記中空ワーク内に挿入された前記加工ユニットを両側より回転不能に挟持する一対のユニット保持アーバーと、該一対のユニット保持アーバーの協働により前記加工ユニットを軸線方向に移動させる軸線方向移動手段と、前記一方のユニット保持アーバー内を通して前記加工ユニットに保持された前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動手段とによって構成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持した主軸台と、該主軸台に対向して配設された心押台と、前記中空ワーク内に挿入され半径方向に移動可能な工具シャンクを保持した加工ユニットと、該加工ユニットを把持して中空ワーク内に挿入しかつ中空ワーク内より取り出し、中空ワークの加工時は前記加工ユニットを中空ワーク内に置き去りにして退避されるユニット供給装置と、前記主軸台および心押台にそれぞれ進退移動可能に設けられ前記中空ワーク内に挿入された前記加工ユニットを両側より回転不能に挟持する一対のユニット保持アーバーと、該一対のユニット保持アーバーの協働により前記加工ユニットを軸線方向に移動させる軸線方向移動手段と、前記一方のユニット保持アーバー内を通して前記加工ユニットに保持された前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動手段とによって構成したことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1もしくは請求項2において、前記加工ユニットは、異なる工具シャンクを保持した少なくとも2種類の加工ユニットからなり、これら加工ユニットが順次中空ワーク内に挿入されて加工に供せられるようになっていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記中空ワークは、加工部として内側曲面を有し、該内側曲面は、前記軸線方向移動手段と前記半径方向移動手段の2軸同時制御によって加工されるようになっていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、主軸によって回転駆動される中空ワーク内に、工具シャンクを半径方向に移動可能に保持した加工ユニットを挿入し、この加工ユニットを一対のユニット保持アーバーによって両側より回転不能に挟持するようにしたので、通常のNC旋盤と同様に、ワークを回転させた状態で、刃具を軸方向および(または)半径方向に移動することにより、中空ワークの内面を旋削加工することができる。従って、加工精度は刃具形状ではなく、ワークと刃具の相対送り精度によって決まるので、要求される加工精度に応じて相対送り速度を変化させることにより対応できるようになる。また、スローアウェイチップの使用が可能となるので、刃具の管理が容易となり、刃具費用を大幅に削減できるようになる。
請求項2に係る発明によれば、加工ユニットを把持して中空ワーク内に挿入しかつ中空ワーク内より取り出し、中空ワークの加工時は加工ユニットを中空ワーク内に置き去りにして退避されるユニット供給装置を設けたので、加工ユニットを一対のユニット保持アーバーの間に自動的に挟持させることができ、加工ユニットの取替えを簡単かつ迅速に行えるようになり、加工効率を向上することができる。
請求項3に係る発明によれば、加工ユニットを、異なる工具シャンクを保持した少なくとも2種類の加工ユニットによって構成したので、例えば、ワークの直交する2個所に加工個所を有するものにおいても、ワークを旋回させることなく、加工できるようになり、また、特に精度が厳しいワークに対しては、刃具を荒加工用と仕上げ加工用の2種類の加工ユニットで対応することも容易に可能となる。
請求項4に係る発明によれば、中空ワークの内側曲面を、軸線方向と半径方向の2軸同時制御によって加工するようにしたので、内側曲面を容易に加工できるとともに、種々の形状の内側曲面を有するワークに対しても、プログラムの変更によって容易に対応できるようになる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず最初に、中空状の加工対象ワーク、すなわち、デフケースWの形状について図2および図3に基づいて説明する。デフケースWには、一対のサイドギヤをそれぞれ支持する同心的な支持穴W1、W2と、各サイドギヤの背面に摺接する内側平面W3、W4と、各サイドギヤに噛合う一対のピニオンギヤをそれぞれ支持する同心的な支持穴W5、W6と、各ピニオンギヤの背面に摺接する円弧状の内側曲面W7、W8を有している。また、デフケースWには、一対のピニオンギヤを支持する支持穴W5、W6と直交する方向に、サイドギヤおよびピニオンギヤを組み込むための開口窓W9が貫通して形成されている。デフケースWは、後述するように、支持穴W1、W2の中心が主軸中心に一致するように、位置決めピンとクランプ装置によって位置決めクランプされ、加工ユニットによって、内側平面W3、W4および内側曲面W7、W8が旋削加工されるようになっている。
なお、図3は、図2のA−A線に沿って破断した図であるが、便宜上、後述するユニット供給装置60を付加した状態を示している。
図1は内面加工装置の全体を示すもので、10はベッドを示し、このベッド10上には互いに対向して主軸台11と心押台12が設置されている。主軸台11はベッド10上に固定され、心押台12はベッド10上に設けられた案内ベース13上にZ軸方向に進退可能に装架されている。心押台12はサーボモータ14により図略のボールねじを介してZ軸方向に進退移動され、その移動量はサーボモータ14に連結されたエンコーダ14aによって検出される。
主軸台11には、図2に示すように、固定軸20がZ軸方向と平行に固定されている。固定軸20の外周には円筒状の主軸21が回転可能に支持され、主軸駆動モータ22によって回転駆動されるようになっている。主軸21の先端部には主軸面板21aが取付けられ、この主軸面板21aにデフケースWが位置決めピン23によって回転方向に位置決めされるとともに、ピンアーバチャック24によってクランプされるようになっている。ピンアーバチャック24はよく知られているように、円周上複数(例えば3個)のピンアーバー24aが傾斜方向に移動可能に設けられ、これらピンアーバー24aの移動により、その先端に取付けたチャック爪24bにてデフケースWの外周を主軸面板21aの基準面に押圧しながらクランプするものである。しかしながら、チャック24としては、3つ爪チャック等別の構成のクランプ装置も利用できる。
固定軸20の中心部にはユニット保持アーバー25がキー部材26によって軸線方向移動のみ可能に貫挿され、このユニット保持アーバー25は固定軸20の後部に設置されたアーバー進退用シリンダ27によって進退されるようになっている。ユニット保持アーバー25はデフケースWの支持穴W1を貫通して、先端がデフケースWの中空部に挿入されるようになっている。ユニット保持アーバー25の先端には、後述する加工ユニットに嵌合するテーパ状の多角面25aが形成されている。
前記心押台12の先端には、円筒状のユニット保持アーバー31がユニット保持アーバー25と同心上に固設されており、ユニット保持アーバー31はデフケースWの支持穴W2を貫通して、先端がデフケースWの中空部に挿入されるようになっている。ユニット保持アーバー31の先端には、後述する加工ユニットに嵌合するテーパ面31aが形成されている。心押台12には駆動軸30が回転可能に支持されている。駆動軸30の後端にはクランク33が取付けられ、このクランク33に駆動軸30の軸心に対し所定量偏心したカムフォロア34が設けられている。
心押台12にはX軸スライド35がZ軸方向と直交する水平なX軸方向にスライド可能に案内されている。X軸スライド35にはカムフォロア34に係合する係合穴35aが形成され、係合穴35aは図4に示すように、X軸方向と直交する鉛直方向に細長く形成されている。X軸スライド35はサーボモータ36により図略のボールねじ機構を介してX軸方向に移動され、その移動量はサーボモータ36に連結されたエンコーダ36aによって検出される。これにより、サーボモータ36によるX軸スライド35の直線運動がカムフォロア34の円弧運動に変換され、駆動軸30に伝達される。
駆動軸30の先端にはドライバ32が回転を規制されて軸方向に所定量だけ相対移動可能に支持されている。ドライバ32はユニット保持アーバー31を貫通して先端がユニット保持アーバー31より突出され、その突出端に角形係合部32aが形成されている。ドライバ32は駆動軸30との間に設けられた図略のスプリングのばね力により通常前進端位置に保持されている。
40は、デフケースWの加工時にデフケースWの中空部に挿入される内側平面W3、W4加工用の加工ユニットを示し、加工ユニット40のユニット本体41の中心軸心O1上の一端には、前記ユニット保持アーバー25の先端に形成されたテーパ状の多角面25aに係合する多角形状のテーパ穴41aが形成されている。ユニット本体41の中心軸線O1上の他端には、前記ユニット保持アーバー31の先端に形成されたテーパ面31aに嵌合するテーパ穴41bが形成されている。ユニット本体41には工具シャンク42が半径方向(X軸方向)に移動可能に保持され、その一端はユニット本体41より外部に突出されている。工具シャンク42の一端には、両端部にスローアウェイのチップ43a、43bを取付けたバイト43が固定されている。バイト43は中心軸心O1より半径方向に所定量偏倚され、かつ工具シャンク42の半径方向移動により、各スローアウェイチップ43a、43bによりデフケースWの内側平面W3、W4を順次旋削可能である。
ユニット本体41の中心部には、工具シャンク42を貫通して偏心ピン45が中心軸心O1上に回転可能に収納されている。偏心ピン45には、図3に示すように、工具シャンク42に形成された係合穴42aの係合面に係合する偏心部45aが設けられ、偏心ピン45の回転による偏心部45aの円弧運動により工具シャンク42を半径方向に移動できるようになっている。工具シャンク42とユニット本体41との間には、係合穴42aの係合面を常に偏心ピン45に当接させるスプリング46が介挿されている。偏心ピン45の一端には、前記ドライバ32の角形係合部32aに係合する角穴45bが形成され、ドライバ32の回転によって偏心ピン45が回転される。
このように、X軸スライド35の直線運動をカムフォロア34の円弧運動に変換して駆動軸30に伝達するとともに、この駆動軸30の回転による偏心ピン45の円弧運動を工具シャンク42の直線運動に変換することにより、工具シャンク42をX軸スライド35の動きと同じように動作させることができる。従って、円弧によるサインカーブ曲線の運動をNC装置の演算機能で補正する等の処理を不要にできる。なお、カムフォロア34と偏心ピン45では円弧半径が異なり、カムフォロア34のほうが円弧半径が大きいため、X軸スライド35の運動が工具シャンク42に縮小して伝えられるようになる。従って、倍率を入力してZ軸方向と同一ストロークとなるように変換することにより、プログラムも通常のNC旋盤と同じにできる。
上記したサーボモータ36、X軸スライド35、カムフォロア34、駆動軸30、ドライバ32ならびに偏心ピン45等によって、工具シャンク42を半径方向に移動させる半径方向移動手段47を構成している。
また、上記したサーボモータ14、図略のボールねじ、心押台12、ユニット保持アーバー31、ならびにユニット保持アーバー25、アーバー進退用シリンダ27等によって、加工ユニット40を軸線方向に移動させる軸線方向移動手段48を構成している。
図4は、内側曲面W7、W8加工用の加工ユニット50を示すもので、基本的な構成は先に述べた内側平面W3、W4加工用の加工ユニット40と同じものであり、異なる点は、工具シャンク52に内側曲面W7、W8を旋削加工するスローアウェイチップ52aを刃先面を放射方向に向けて直接取付けたことと、ユニット本体51の外形形状をデフケースWとの干渉を避けるために僅かに変更していることである。その他の点は同じであるので、同じ部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
内側平面W3、W4および内側曲面W7、W8加工用の加工ユニット40、50は、例えばベッド10に設置されたロボット等からなるユニット供給装置60のユニット把持爪61により、図3および図5に示すように把持されて、デフケースWの開口窓W9を通してデフケースW内に挿入される。このために、加工ユニット40、50のユニット本体41、51には、ユニット供給装置60の先端に形成された芯出し穴62に嵌合する軸部63と、ユニット把持爪61に把持される把持係合部64がそれぞれ形成され、加工ユニット40、50はユニット把持爪61に位置決め把持される。
次に、数値制御装置70について説明する。図1において、数値制御装置70は、中央処理装置(CPU)71、メモリ72、およびインタフェース(I/F)73、74より構成されている。インタフェース(I/F)73にはNC制御に必要な制御パラメータや、NCプログラムを入力する入出力装置75が接続されている。
また、インタフェース(I/F)74には、サーボモータ駆動ユニット(DUX、DUZ)77、78および主軸駆動ユニット(DUC)79が接続されている。このサーボモータ駆動ユニット(DUX、DUZ)77、78、主軸駆動ユニット(DUC)79は、中央処理装置71からの指令を受けて各サーボモータ14、36および主軸駆動モータ22を駆動する。
メモリ72には、入出力装置75から入力された制御パラメータとNCプログラムをそれぞれ記憶する記憶エリアが設けられている。サーボモータ14、36は、メモリ72に記憶されたNCプログラムの目標位置指令とエンコーダ14a、36aからの現在位置信号との偏差によって制御され、心押台12をZ軸方向の目標位置に位置決め制御するとともに、工具シャンク42(53)を半径方向の目標位置に位置決め制御する。
上記した実施の形態における動作について説明する。デフケースWは、手動で、もしくは搬送装置によって自動的に、支持穴W1にユニット保持アーバー25を挿通させながら、主軸面板21aの先端面に搬送され、位置決めピン23とピンアーバーチャック24によって主軸面板21aの先端面に位置決めクランプされる。その状態で、まず、内側平面W3、W4加工用の加工ユニット40がユニット供給装置60のユニット把持爪61に把持されて、デフケースWの開口窓W9よりデフケースW内に挿入され、中心軸心O1がユニット保持アーバー25、31に一致するように位置される。
次いで、NC指令に基づいてサーボモータ14が駆動され、図略のボールねじを介して心押台12が前進される。これにより、ユニット保持アーバー31がデフケースWの支持穴W2を貫通して、先端のテーパ面31aがユニット本体41のテーパ穴41bに嵌合されるとともに、ドライバ32の先端に形成された角形係合部32aが加工ユニット40の偏心ピン45の角穴45bに係合される。この際、ドライバ32の角形係合部32aが偏心ピン45の角穴45bにうまく係合しない場合が生ずるが、その後のドライバ32の回転によって角形係合部32aは、ドライバ32に作用する図略のスプリングのばね力にて角穴45bに確実に係合される。
このようにして、心押台12が定められた位置まで前進されると、続いて、ユニット保持アーバー25がアーバー進退用シリンダ27によって前進され、その先端の多角状のテーパ面25aがユニット本体41の多角状のテーパ穴41aに係合され、ユニット本体41をユニット保持アーバー31に押圧する。これにより、ユニット本体41は両端をユニット保持アーバー25、31によって均等な保持力で挟持されるとともに、回り止めされる。
ユニット本体41の両端がユニット保持アーバー25、31によって挟持されると、ユニット把持爪61が開放され、ユニット供給装置60は加工ユニット40をデフケースW内に置き去りにして退避される。この原位置状態において、主軸21が主軸駆動モータ22により回転駆動され、デフケースWが回転される。同時に、NC指令に基づいてサーボモータ14が駆動され、心押台12がZ軸方向(例えば図2の左方向)に所定量移動され、一方の内側平面W3に対してスローアウェイチップ43aを切込む。次いで、NC指令に基づいてサーボモータ36が駆動され、X軸スライド35がX軸方向に所定ストロークX1スライドされ、このX軸スライド35の直線運動はカムフォロア34の円弧運動に変換され、駆動軸30が所定速度で所定量回転される。これにより、ドライバ32によって偏心ピン45が所定角度回動され、工具シャンク42が半径方向に所定速度で所定量移動されて、一方のスローアウェイチップ43aにより一方の内側平面W3を旋削加工する。
一方の内側平面W3の旋削加工が終了すると、NC指令に基づいてサーボモータ14が前記と逆方向に駆動され、心押台12が図2の右方向に定められた距離だけ移動され、他方の内側平面W4に対してスローアウェイチップ43bを切込む。次いで、前述したと同様に、駆動軸30をサーボモータ36により回転し、ドライバ32および偏心ピン45を介して工具シャンク42を半径方向に移動させ、他方のスローアウェイチップ43bにより他方の内側平面W4を旋削加工する。
なお、心押台12およびユニット保持アーバー31のZ軸方向移動に伴い、ユニット保持アーバー25はアーバー進退用シリンダ27に抗して、あるいはアーバー進退用シリンダ27によって、ユニット保持アーバー31に追従して移動され、加工ユニット40を常に両端で安定的に保持する。
このようにして、一対の内側平面W3、W4の加工が終了すると、主軸21が一定の角度位置に停止され、かつ心押台12がZ軸方向の原位置に復帰されるとともに、工具シャンク42が半径方向の原位置に復帰される。その状態で、ユニット供給装置60が作動されてユニット把持爪61がデフケースWの開口窓W9よりデフケースW内に挿入され、加工ユニット40を把持する。しかる後、ユニット保持アーバー25がアーバー進退用シリンダ27により後退されるとともに、心押台12およびユニット保持アーバー31がサーボモータ14により一定距離後退され、各ユニット保持アーバー25、31およびドライバ32の先端がユニット本体41のテーパ穴41a、41bおよび偏心ピン45よりそれぞれ離脱される。その状態で、ユニット供給装置60が作動され、ユニット把持爪61に把持した加工ユニット40が開口窓W9を通してデフケースW内より取り出される。
次いで、ユニット供給装置60のユニット把持爪61は、今度は内側曲面W7、W8加工用の加工ユニット50を把持し、加工ユニット50をデフケースW内に供給する。そして、加工ユニット50は、前述したと同様にして、両端をユニット保持アーバー25、31によって挟持されるとともに、回り止めされ、その後、ユニット把持爪61が開放され、ユニット供給装置60が加工ユニット50をデフケースW内に置き去りにして退避される。
しかる後、主軸21が主軸駆動モータ22により回転駆動されて、デフケースWが回転され、次いで、心押台12をサーボモータ14によってZ軸方向の所定位置まで移動させるととともに、駆動軸30をサーボモータ36により回転制御して、工具シャンク52を半径方向の所定位置まで移動させ、スローアウェイチップ52aを図4に示す加工開始点に位置決めする。その状態で、NC指令に基づいてサーボモータ14、36が2軸同時制御され、これによって、スローアウェイチップ52aを内側球面W7、W8に沿って移動させ、内側球面W7、W8を同時に旋削加工する。
内側球面W7、W8の旋削加工が終了すると、主軸21が一定の角度位置に停止されるとともに、心押台12および工具シャンク52が原位置に復帰され、ユニット供給装置60が作動されてユニット把持爪61がデフケースW内の加工ユニット50を把持する。続いて、心押台12およびユニット保持アーバー25が原位置に後退され、ユニット供給装置60によって加工ユニット50がデフケースW内より取り出される。その後、加工が完了したデフケースWの位置決めクランプが解除され、デフケースWは手動で、もしくは搬送装置によって搬出される。
上記した実施の形態においては、デフケースWの内側平面W3、W4および内側球面W7、W8を旋削加工する例について述べたが、本発明は、デフケースに限らず、これと同種の中空ワークの内面加工に応用できるものである。
上記した実施の形態においては、ベッド10上に主軸台11と心押台12を対向して配設した内面加工装置について述べたが、ベッドを通常のNC旋盤のようにスラントベッドによって構成し、このスラントベッド上に主軸台と心押台を取付けることもできる。
上記した実施の形態においては、X軸スライド35の直線運動を2組の偏心機構を介して工具シャンク42、52に伝達し、工具シャンク42、52を半径方向に移動させるようにしたが、工具シャンク42、52を半径方向に移動させる半径方向移動手段47は実施の形態に限定されるものではなく、また、Z軸方向に移動可能な心押台12等によって軸線方向移動手段48を構成したが、Z軸方向の移動は心押台自体を移動させる他に各種の形態を採り得るものであり、さらに、半径方向移動手段47を心押台12側に設けたが、半径方向移動手段は主軸台側に設けることもできる。
また、上記した実施の形態においては、2種類の加工ユニット40、50を用いて、2種類の内面(内側平面W3、W4、内側球面W7、W8)を旋削加工する例について述べたが、本発明は、少なくとも1つの加工ユニットを用いて、1つの内面を旋削加工するものでもよい。
斯様に、実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の単なる一例を示すもので、これに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示す中空ワークの内面加工装置の全体図である。 図1の要部を拡大して断面した図である。 図2のA−A線に沿って切断した断面図である。 図2のB−B線に沿って切断した断面図である。 異なる加工ユニットによる加工状態を示す図である。 図5のC−C線に沿って切断した断面図である。
符号の説明
10・・・ベッド、11・・・主軸台、12・・・心押台、14・・・サーボモータ、20・・・固定軸、21・・・主軸、22・・・主軸駆動モータ、23・・・位置決めピン、24・・・クランプ装置(ピンアーバーチャック)、25・・・ユニット保持アーバー、27・・・アーバー進退用シリンダ、31・・・ユニット保持アーバー、30・・・駆動軸、32・・・ドライバ、34・・・カムフォロア、35・・・X軸スライド、36・・・サーボモータ、40、50・・・加工ユニット、41、51・・・ユニット本体、42、52・・・工具シャンク、43a、43b、52a・・・スローアウェイチップ、45・・・偏心ピン、46・・・スプリング、47・・・半径方向移動手段、48・・・軸線方向移動手段、60・・・ユニット供給装置、61・・・ユニット把持爪、W・・・デフケース、W3、W4・・・内側平面、W7、W8・・・内側曲面、W9・・・開口窓。

Claims (4)

  1. 中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持した主軸台と、該主軸台に対向して配設された心押台と、工具シャンクを半径方向に移動可能に保持し前記中空ワーク内に挿入される加工ユニットと、前記主軸台および心押台にそれぞれ進退移動可能に設けられ前記中空ワーク内に挿入された前記加工ユニットを両側より回転不能に挟持する一対のユニット保持アーバーと、該一対のユニット保持アーバーの協働により前記加工ユニットを軸線方向に移動させる軸線方向移動手段と、前記一方のユニット保持アーバー内を通して前記加工ユニットに保持された前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動手段とによって構成したことを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
  2. 中空ワークの内面を加工する内面加工装置において、前記中空ワークを回転駆動する主軸を回転可能に支持した主軸台と、該主軸台に対向して配設された心押台と、工具シャンクを半径方向に移動可能に保持し前記中空ワーク内に挿入される加工ユニットと、該加工ユニットを把持して中空ワーク内に挿入しかつ中空ワーク内より取り出し、中空ワークの加工時は前記加工ユニットを中空ワーク内に置き去りにして退避されるユニット供給装置と、前記主軸台および心押台にそれぞれ進退移動可能に設けられ前記中空ワーク内に挿入された前記加工ユニットを両側より回転不能に挟持する一対のユニット保持アーバーと、該一対のユニット保持アーバーの協働により前記加工ユニットを軸線方向に移動させる軸線方向移動手段と、前記一方のユニット保持アーバー内を通して前記加工ユニットに保持された前記工具シャンクを半径方向に移動させる半径方向移動手段とによって構成したことを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
  3. 請求項1もしくは請求項2において、前記加工ユニットは、異なる工具シャンクを保持した少なくとも2種類の加工ユニットからなり、これら加工ユニットが順次中空ワーク内に挿入されて加工に供せられるようになっていることを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
  4. 請求項3において、前記中空ワークは、加工部として内側曲面を有し、該内側曲面は、前記軸線方向移動手段と前記半径方向移動手段の2軸同時制御によって加工されるようになっていることを特徴とする中空ワークの内面加工装置。
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