JP2002103115A - 複合加工用工作機械 - Google Patents

複合加工用工作機械

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JP2002103115A
JP2002103115A JP2000297995A JP2000297995A JP2002103115A JP 2002103115 A JP2002103115 A JP 2002103115A JP 2000297995 A JP2000297995 A JP 2000297995A JP 2000297995 A JP2000297995 A JP 2000297995A JP 2002103115 A JP2002103115 A JP 2002103115A
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axis
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JP2000297995A
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Hiroshi Yamaga
浩 山荷
Masaji Watanabe
正次 渡辺
Yoshito Kitamura
義人 北村
Isao Masuda
功 増田
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作物のラインボーリング加工による加工穴
の軸線と加工平面との平行度および加工穴の真円度,同
心度が高精度になるように加工可能な複合加工用工作機
械を提供する。 【解決手段】 工作物4の穴部のラインボーリング加工
と、穴部の軸線CL1と平行な加工平面の平面加工とを
行う複合加工用工作機械1は、穴部をラインボーリング
加工するためのラインバー2の一端8を第1の主軸頭1
0で回転可能に支持し、ラインバーの他端11をバーサ
ポート12で回転可能に支持するラインボーリングバー
支持装置7と、工作物が載置され、ラインバーの軸線方
向と平行なX軸方向に移動可能なテーブル13と、Z軸
方向に軸線CL3を有する主軸15を回転可能に支持
し、直交3軸方向に移動可能な第2の主軸頭14とを備
え、テーブルのX軸方向への移動により、ラインバーに
よる穴部のラインボーリング加工と、主軸15に装着さ
れた工具3による加工平面の平面加工とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインボーリング
バーによるラインボーリング加工と、平面加工用工具に
よる平面加工とを、少なくとも行うことができる複合加
工用工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】工作物が、エンジンのシリンダブロック
などのように同一軸線上に複数の穴部を有している場合
には、この穴部をラインボーリングバー(以下、ライン
バーと記載)でラインボーリング加工することが多い。
複数の刃具を有する長尺のラインバーは、両端を支持さ
れて複数の穴部の中ぐり加工を行う中ぐり棒であり、ラ
インボーリング加工を行うと穴部の同心度等の加工精度
が向上する。従来のラインボーリング加工では、回転可
能な案内部を有する支持体を工作物の両脇に設け、案内
部に支持されたラインバーが、回転,切削送りされるこ
とにより案内部内を滑りながら加工を行うことになる。
ラインバーが支持体の案内部内を滑るには両者間に隙間
が必要であるが、半径方向の隙間は、真円度や同心度な
ど加工精度に影響を与えたり、加工時のびびり現象の原
因になったりする。しかし、この隙間を小さくすればす
るほど、案内部でかじりが発生する危険性が増す恐れが
あった。そこで、ラインバーの両端を高剛性,高精度に
支持してラインボーリング加工を行うことができる工作
機械が要望されている。ボーリングバー(ラインバー)
の両端を支持してラインボーリング加工を行う工作機械
としては、特公昭56−45735号公報に記載されて
いる工作機械が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭56−45735号公報に記載の工作機械では、加
工時に、主軸台とテールストックとをパルスモータによ
って同期送りさせる必要があり構成が複雑であるととも
に、ボーリングバー(ラインバー)の一端は、圧縮スプ
リングによって付勢され軸線方向に移動可能な摺動部材
のテーパ穴に支持されている。したがって、工具体と摺
動部材との隙間によってラインバーの両端を高剛性,高
精度で支持することが困難であり、びびり現象の発生防
止、および真円度,同心度など加工精度の高精度化を図
ることができない恐れがあった。
【0004】特開昭62−4504号公報などには、同
一の主軸に各種工具を装着可能にして、ラインバーによ
るラインボーリング加工と、通常のマシニングセンタに
よる加工とを行うことができる工作機械に関する技術が
記載されている。ラインボーリング加工で複数の穴部の
同心加工が行われるような工作物は、たとえば、工作機
械の主軸頭(または、主軸台)の加工穴中心と案内面
(または、取付け面)や、エンジンブロックのクランク
シャフト支持穴中心とシリンダヘッド取付け面のよう
に、加工穴の中心と加工平面との平行度等の加工精度を
要求されることが多い。このような工作物は、加工済の
穴または平面を基準に段取り替えし、これから加工を行
う平面または穴の基準とした平面または穴に対する平行
度が図面に指示された所望の公差内に入るようにして仕
上げ加工することが多い。
【0005】しかしながら、前記特開昭62−4504
号公報などに記載の工作機械では、ラインボーリング加
工による穴加工時と平面加工時に移動軸を変えること、
テーブルの割出し動作を行うことなどが必要となる。一
方、工作機械は、各軸方向の直角度,割出しテーブルの
割出し精度などが所定の許容精度内に入るように製造さ
れている。これらの精度は極めて高精度になってはいる
が、誤差を0(ゼロ)とすることは困難である。したが
って、ラインボーリング加工による穴加工時と平面加工
時に、割出し動作を行うことなく同じ移動軸で加工でき
るようにすることが要望されていた。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、工作物のラインボーリング加工によ
る加工穴の軸線と加工平面との平行度およびラインボー
リング加工による加工穴の真円度,同心度が高精度にな
るように加工することができる複合加工用工作機械を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる複合加工用工作機械は、工作物の穴
部のラインボーリング加工とこの穴部の軸線と平行な加
工平面の平面加工とを少なくとも行うことができる複合
加工用工作機械であって、前記穴部をラインボーリング
加工するためのラインボーリングバーの一端を第1の主
軸頭で回転可能に支持し、前記ラインボーリングバーの
他端をバーサポートで回転可能に支持するラインボーリ
ングバー支持装置と、前記工作物が載置され、前記ライ
ンボーリングバーの軸線方向と平行な第1の方向に少な
くとも移動可能なテーブルと、前記第1の方向に対して
直交する第2の方向に軸線を有する主軸を回転可能に支
持し、前記第1,第2の方向を含む直交3軸方向に前記
テーブルに対して相対的に移動可能な第2の主軸頭とを
備え、前記テーブルの前記第1の方向への移動により、
前記ラインボーリングバーによる前記穴部のラインボー
リング加工と、前記主軸に装着された工具による前記加
工平面の平面加工とを行うことができるようにしてい
る。
【0008】前記バーサポートは、前記ラインボーリン
グバーを前記第1の方向の前記第1の主軸頭側に所定の
押圧力で押圧可能であるのが好ましい。自動ラインボー
リングバー交換装置によって自動的に交換される前記ラ
インボーリングバーは、前記第1の主軸頭に回転可能に
支持されるボーリング主軸に着脱可能に装着されるもの
であり、前記ラインボーリング加工は、前記ラインボー
リングバーの回転と前記テーブルの前記第1の方向への
移動によって行われるものであるのが好ましい。自動工
具交換装置によって自動的に交換される前記工具は、前
記主軸に着脱可能に装着されるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を、図1から図3までを参照して説明する。図1
は複合加工用工作機械の平面図、図2は工作物をライン
ボーリング加工する状態を示す概略斜視図、図3は図1
のIII−III線矢視図である。図1から図3に示すよう
に、複合加工用工作機械(以下、工作機械と記載)1
は、工作物4にラインボーリングバー(以下、ラインバ
ーと記載)2でラインボーリング加工を行うラインボー
リングマシンの機能と、ラインバー2とは別の工具3で
穴あけ,平面加工,ボーリング加工など通常の加工を行
うマシニングセンタ(以下、MCと記載)の機能とを有
する複合機である。工作機械1は、機械本体16,自動
ラインボーリングバー交換装置(以下、ラインバー交換
装置と記載)17,自動工具交換装置(以下、ATCと
記載)18および自動パレット交換装置(以下、APC
と記載)19を備え、NC(数値制御)装置21により
制御される。機械本体16には、ラインボーリングバー
支持装置7,テーブル13および第2の主軸頭14など
が含まれている。
【0010】図示する工作物4は、同一の軸線CL1上
に穿設された複数の穴部5と、穴部5の軸線CL1と平
行な加工平面6とを有している。工作物4が、たとえば
自動車のエンジン用のシリンダブロック(工作物4)で
ある場合の加工平面6は、クランクシャフト支持用穴と
の寸法精度,平行度が高精度に要求されるシリンダヘッ
ド取付け面に相当する。加工平面6は、工作物4の一つ
の面6aに複数(たとえば、四つ)形成された矩形状の
凸状部6bの表面に、平面状に形成される場合を示して
いる。なお、加工平面6を形成するための凸状部6bの
数,形状,位置などはこれに限定されない。また、加工
平面6は、平面状以外の場合であってもよく、たとえば
軸線CL1と平行な方向に延びる溝内に平面部が形成さ
れている場合であってもよい。また、凸状部6bを形成
せずに、一つの面6a全体を加工平面としてもよい。
【0011】工作機械1は、工作物4の複数の穴部5の
ラインボーリング加工と、穴部5の軸線CL1と平行な
加工平面6の平面加工とを、少なくとも行うことができ
る。複数の穴部5は、ラインバー2により仕上げボーリ
ング加工され、加工平面6はフェイスミル等の工具3に
より平面加工される。工作物4は、複数の穴部5を加工
したラインボーリング加工穴の軸線CL1と、平面加工
された加工平面6とが高精度な平行度を有するように、
工作機械1で精度よく仕上げ加工されることが要求され
る。
【0012】工作機械1のベッド25は、床面26上に
設置されている。ラインボーリングバー支持装置7は、
第1の主軸頭10とバーサポート12を有して、ベッド
25上に設けられている。第1の主軸頭10は、ボーリ
ング主軸9を回転可能に支持している。ラインバー2の
一端8は、ボーリング主軸9に装着され、第1の主軸頭
10で回転可能に支持されている。ラインバー2の他端
11は、バーサポート12により回転可能に支持されて
いる。テーブル13はテーブル装置44に設けられてい
る。テーブル13には工作物4が載置可能になってい
る。テーブル13は、ボーリング主軸9の軸線CL2方
向(すなわち、ラインバー2の軸線方向)と平行なX軸
方向(第1の方向)に移動可能になっている。ラインボ
ーリング加工は、ラインバー2の回転と、テーブル13
のX軸方向への移動によって行われる。工作機械1の第
2の主軸頭14は、X軸方向に対して直交するZ軸方向
(第2の方向)に軸線CL3を有する主軸15を回転可
能に支持している。第2の主軸頭14は、X軸方向,Z
軸方向に対して直交するY軸方向(第3の方向)とZ軸
方向に移動可能になっている。これにより、第2の主軸
頭14は、X軸方向,Z軸方向を含む直交3軸方向にテ
ーブル13に対して相対的に移動可能である。工作機械
1は、テーブル13をX軸方向に移動させることによ
り、ラインバー2で工作物4の複数の穴部5をラインボ
ーリング加工するとともに、主軸15に装着された工具
3で工作物4の加工平面6を平面加工することができる
ようにしている。
【0013】ラインバー交換装置17,ATC18およ
びAPC19は、機械本体16の近傍にそれぞれ設けら
れている。工作機械1を制御するためのNC装置21
は、ベッド25の側方に配設されている。ラインバー交
換装置17は、ボーリング主軸9に対して、ラインバー
2を自動的に交換するとともに着脱可能に装着する。A
TC18は、主軸15に対して、工具3を自動的に交換
するとともに着脱可能に装着する。APC19は、工作
物4が載置されたパレット20を、テーブル13に対し
て自動的に交換する。
【0014】ベッド25の上面には、U軸用(第1の)
滑り案内面(以下、U軸用案内面と記載)27が、X軸
方向と平行なU軸方向に設けられている。U軸用案内面
27に沿って、第1のサドル28がU軸方向に移動可能
に配置されている。第1のサドル28上には、第1の主
軸頭10とボーリング主軸用モータ29が固定されてい
る。U軸用案内面27の間には、U軸用ボールねじの第
1のねじ軸27aが、U軸用案内面27と平行に配置さ
れている。第1のねじ軸27aには、第1のサドル28
に固定された第1のナットがねじ込まれている。第1の
ねじ軸27aは、U軸用サーボモータ30により正逆方
向に回転駆動される。U軸用サーボモータ30に駆動さ
れて第1のねじ軸27aが回転すると、第1のナットが
固定されている第1のサドル28が、U軸用案内面27
に案内支持されてU軸方向に往復移動する。第1のサド
ル28の移動により、第1の主軸頭10がU軸方向に移
動する。これにより、ラインバー2を工作物4の穴部5
に挿通,離脱させたり、ボーリング主軸9とラインバー
交換装置17との間で、ラインバー2を交換することが
できる。
【0015】ラインバー交換装置17によって自動的に
交換されるラインバー2は、第1の主軸頭10がX軸方
向と平行なU軸方向に移動することにより、ボーリング
主軸9に着脱可能に装着される。ボーリング主軸9は、
ラインバー2の一端8に設けられたテーパシャンク2b
が装着されて回転する軸であり、軸線CL2は水平であ
る。ボーリング主軸9には、ラインバー2のテーパシャ
ンク2bをボーリング主軸9の装着部9aに着脱可能に
装着するためのクランプ・アンクランプ機構が設けられ
ている。クランプ・アンクランプ機構は、アンクランプ
用シリンダ9bと、ボーリング主軸9内のクランプ用ば
ね等を有している。このクランプ・アンクランプ機構に
より、ラインバー2のテーパシャンク2bがクランプ・
アンクランプされる。工作物4の同一または異なる形状
の複数の穴部5を同時にまたは順番にラインボーリング
加工するために、ラインバー2には、同一または異なる
構成の一つまたは複数のバイト2aが取付けられてい
る。ボーリング主軸9は、プーリおよびベルトなどを有
する伝達機構31を介してボーリング主軸用モータ29
により回転駆動される。なお、ボーリング主軸用モータ
29は、第1の主軸頭の内部に組み込まれたビルトイン
型のモータであってもよい。また、伝達機構31は歯車
機構であってもよい。
【0016】ベッド25の上部には、バーサポート12
が、第1の主軸頭10に対向して設けられている。バー
サポート12は、ラインバー2の軸線方向の長さに対応
させて、ラインバー2の他端11を支持するように、X
軸方向と平行なP軸方向に往復移動可能になっている。
バーサポート12は、ベッド25の上面に固定されたバ
ーサポート用基台33と、バーサポート用基台33上に
P軸方向に往復移動可能に設けられたバーサポート本体
34と、バーサポート本体34内に回転自在に設けられ
たサポート軸32とを有している。バーサポート本体3
4は、ラインバー2の他端11を支持するサポート軸3
2を回転可能に支持する。バーサポート本体34は、ラ
インバー2を、X軸方向の第1の主軸頭10側に所定の
押圧力Fで押圧することができる。
【0017】バーサポート用基台33の上面には、スラ
イド本体36が固定されている。バーサポート本体34
の下面には、一対の平行なP軸用(第2の)ガイドレー
ル35がP軸方向に設けられている。P軸用ガイドレー
ル35とスライド本体36は、直動転がり案内を構成し
ている。P軸用ガイドレール35とスライド本体36を
介して、バーサポート本体34がP軸方向に移動可能に
配置されている。バーサポート用基台33には、進退移
動用駆動体としてのP軸用流体圧シリンダ装置37がP
軸方向に取付けられている。P軸用流体圧シリンダ装置
37のロッド38は、バーサポート本体34に固定され
た連結部材39を介してバーサポート本体34に連結さ
れている。P軸用流体圧シリンダ装置37に供給される
圧力流体の供給方向を切り換え制御することにより、連
結部材39が固定されているバーサポート本体34が、
一対のP軸用ガイドレール35とスライド本体36に案
内支持されてP軸方向に往復移動する。P軸用流体圧シ
リンダ装置37に圧力流体を供給すれば、ラインバー2
の他端11のテーパシャンク40がサポート軸32の装
着部41に装着され、ラインバー2をボーリング主軸9
の方向に所定の押圧力Fで押圧し続けることができる。
これにより、ラインバー2は、バーサポート12により
プリロードがかけられた状態で、ボーリング主軸9とバ
ーサポート12により、両端を隙間0(ゼロ)の状態で
両持ち支持されることになる。なお、ラインバー2にプ
リロードをかけてその両端を支持することができれば、
P軸用流体圧シリンダ装置37に代えてサーボモータを
使用してもよい。
【0018】ベッド25の上面には、X軸用(第3の)
滑り案内面(以下、X軸用案内面と記載)45がX軸方
向に設けられている。テーブル13を有するテーブル装
置44は、X軸用案内面45に案内されてX軸方向に移
動可能に配置されている。X軸用案内面45の間には、
X軸用ボールねじの第3のねじ軸47が、X軸用案内面
45と平行に配置されている。第3のねじ軸47には、
テーブル装置44に固定された第3のナット48がねじ
込まれている。第3のねじ軸47は、ベッド25に取付
けられたX軸用サーボモータ49により、正逆方向に回
転駆動される。X軸用サーボモータ49に駆動されて第
3のねじ軸47が回転すると、第3のナット48が固定
されているテーブル装置44が、X軸用案内面45に案
内支持されてX軸方向に往復移動する。テーブル装置4
4のテーブル13の移動動作が、ボーリング主軸9に装
着されたラインバー2に対する工作物4のX軸方向の相
対移動となり、また、主軸15に装着された工具3に対
する工作物4のX軸方向の相対移動となる。テーブル1
3は、パレット20をクランプ・アンクランプ可能にク
ランプするパレットクランプ・アンクランプ機構を有し
ている。テーブル13は、テーブル装置44の割出し用
モータ50を駆動することによりB軸(Y軸に平行な軸
Y1のまわりの旋回運動の軸)方向に旋回・割出し可能
になっており、工作物4をB軸方向に旋回させて割出す
ことができる。
【0019】ベッド25上には、コラム55がZ軸方向
(水平方向)に移動可能に立設されている。コラム55
には、第2の主軸頭14がY軸方向(上下方向)に移動
可能に設けられている。第2の主軸頭14には、主軸1
5が回転可能に支持されている。主軸15の軸線CL3
方向と平行な方向が、Z軸方向(第2の方向)である。
Z軸方向とX軸方向とY軸方向が、直交座標系の各軸線
方向(直交3軸方向)をなしている。主軸15は、主軸
用モータ56により回転駆動される。主軸15の前端部
には、ATC18によって自動的に交換される工具3が
着脱可能に装着される。主軸15には、工具3を主軸1
5の装着部に着脱可能に装着するための工具クランプ・
アンクランプ機構が設けられている。この工具クランプ
・アンクランプ機構により、工具3が主軸15にクラン
プ・アンクランプされる。
【0020】ベッド25の上面には、Z軸用(第4の)
滑り案内面(以下、Z軸用案内面と記載)57がZ軸方
向に設けられている。コラム55は、Z軸用案内面57
に沿ってZ軸方向に移動可能に配置されている。Z軸用
ボールねじの第4のねじ軸59が、Z軸用案内面57と
平行に配置されている。第4のねじ軸59には、コラム
55に固定された第4のナットがねじ込まれている。第
4のねじ軸59は、Z軸用サーボモータ58により正逆
方向に回転駆動される。Z軸用サーボモータ58に駆動
されて第4のねじ軸59が回転すると、第4のナットが
固定されているコラム55が、Z軸用案内面57に案内
支持されてベッド25上をZ軸方向に往復移動する。コ
ラム55の移動動作が、工作物4に対する第2の主軸頭
14のZ軸方向の移動となる。
【0021】コラム55には、Y軸用(第5の)滑り案
内面(以下、Y軸用案内面と記載)61がY軸方向に設
けられている。第2の主軸頭14は、Y軸用案内面61
に沿ってY軸方向に移動可能に配置されている。Y軸用
ボールねじの第5のねじ軸61aが、Y軸用案内面61
と平行に配置されている。第5のねじ軸61aには、第
2の主軸頭14に固定された第5のナットがねじ込まれ
ている。第5のねじ軸61aは、コラム55に取付けら
れたY軸用サーボモータ62により正逆方向に回転駆動
される。Y軸用サーボモータ62に駆動されて第5のね
じ軸61aが回転すると、第5のナットが固定されてい
る第2の主軸頭14が、Y軸用案内面61に案内支持さ
れてY軸方向に往復移動する。第2の主軸頭14の移動
動作が、工作物4に対するY軸方向の移動となる。この
ように、コラム55および第2の主軸頭14がZ軸方向
およびY軸方向にそれぞれ移動し、テーブル13がX軸
方向に移動する。これにより、工具3と工作物4は直交
3軸方向に相対的に移動して、工具3により工作物4が
切削加工される。したがって、コラム55および第2の
主軸頭14などは、MCに相当する機能を有しているこ
とになる。
【0022】ラインバー交換装置17は、ラインボーリ
ングバー収納マガジン(以下、ラインバー収納マガジン
と記載)65と交換装置本体66を有して、ベッド25
の側方に設けられている。ラインバー収納マガジン65
は、複数のラインバー2を垂直に吊り下げた状態で保持
している。交換装置本体66は、第1の交換アーム67
により、ラインバー収納マガジン65とボーリング主軸
9との間でラインバー2の交換動作を行う。第1の交換
アーム67は、ラインバー用把持部68でラインバー2
を着脱可能に把持する。第1の交換アーム67は、矢印
E1に示すように旋回中心C1を中心として旋回し、矢印
E2に示すように水平方向に進退移動する。また、ライ
ンバー用把持部68は、第1の交換アーム67の軸線C
L5のまわりに旋回する。これにより、ラインバー用把
持部68は、ラインバー収納マガジン65およびボーリ
ング主軸9に対してラインバー2の交換動作を行うこと
ができる。
【0023】ATC18は、工具マガジン70と、ツイ
ンアームタイプの第2の工具交換アーム71とを有して
いる。工具マガジン70は、ベッド25の側方に設けら
れ、一つまたは複数の工具3を収納している。第2の工
具交換アーム71は、工具マガジン70と主軸15との
間で工具交換動作を行う。第2の工具交換アーム71
は、一方の把持部および他方の把持部でそれぞれ工具3
を着脱可能に把持する。一方と他方の把持部は、第2の
工具交換アーム71の旋回軸72を中心とする旋回動
作、および旋回軸72の軸線方向に進退移動動作を行
う。また、第2の工具交換アーム71は、揺動軸73を
中心に、工具マガジン70側位置,主軸15側位置に揺
動動作を行う。これにより、一方と他方の把持部は、工
具マガジン70の工具交換位置S1に位置決めされた収
納ポットと、主軸15とに対して工具3の交換動作を行
う。
【0024】APC19は、パレット20が載置されX
軸方向に移動するテーブル13に対して、テーブル13
の移動方向(X軸方向)に対して直交する軸線CL4の
方向にパレット20を移動させて搬出入し交換すること
ができる。APC19は、段取り台75とパレット旋回
手段76を有している。段取り台75では、作業者がパ
レット20に対して工作物4の取付け,取外しなど段取
り作業を行う。パレット旋回手段76は、旋回中心C2
まわりに旋回する旋回台77と、圧力流体の流体圧によ
り駆動される、進退移動用駆動体としての第1,第2の
パレット移動用シリンダ装置78,79とを有してい
る。第1のパレット移動用シリンダ装置78は、パレッ
ト20を、段取り台75と旋回台77との間で軸線CL
4方向に往復移動させる。第2のパレット移動用シリン
ダ装置79は、パレット20を旋回台77とテーブル1
3との間で軸線CL4方向に往復移動させる。
【0025】段取り台75上には、未加工の工作物が載
置された段取り済みのパレット20が載置され、テーブ
ル13上の工作物4の加工が完了した場合には、APC
19でパレット20を交換することになる。この場合に
は、第1のパレット移動用シリンダ装置78を駆動し
て、段取り台75上のパレット20を旋回台77に移動
させる。また、第2のパレット移動用シリンダ装置79
を駆動して、テーブル13上のパレット20を旋回台7
7に移動させる。旋回台77を旋回中心C2のまわりに
180度旋回させて、二つのパレット20の位置を入れ
替える。次いで、第1のパレット移動用シリンダ装置7
8により、パレット20を旋回台77から段取り台75
に移動させる。第2のパレット移動用シリンダ装置79
により、パレット20を旋回台77からテーブル13上
に移動させる。その結果、段取り台75には、加工済み
の工作物4が載置されたパレット20が位置決めされ、
テーブル13には、未加工の工作物4が載置されたパレ
ット20が位置決めされて、パレット20が交換された
ことになる。
【0026】次に、工作機械1の動作について説明す
る。工作物4を切削加工する手順がプログラムされたN
C(数値制御)プログラムは、NC装置21のNCプロ
グラムメモリに予め記憶されている。NC装置21は、
必要なNCプログラムをNCプログラムメモリから呼び
出して、工作機械1の加工動作を制御する。仕上げ加工
以前の加工として、工作物4に穴部5および加工平面6
の荒加工や中仕上げ加工などを行う場合がある。工作物
4に対する仕上げ加工以前の加工を他の工作機械で予め
行なった後、この工作機械1で仕上げ加工のみを行なっ
てもよいが、この工作機械1で、仕上げ加工以前の加工
と仕上げ加工の両方を行う場合について説明する。第1
の主軸頭10およびバーサポート12は、所定の待避位
置に待避しており、ボーリング主軸9にはラインバー2
が装着されていない。テーブル13上にはパレット20
がクランプされ、このパレット20上には、未加工の工
作物4が載置されている。コラム55および第2の主軸
頭14も、テーブル13から離れた所定の待避位置に待
避し、主軸15にも所定の工具3が装着されていないも
のとする。
【0027】第2の主軸頭14側は、荒加工などを行う
ための指令を実行する。この指令が出力されると、所定
の工具3が主軸15に装着される。主軸15が、主軸用
モータ56により回転駆動される。X軸用サーボモータ
49により、テーブル装置44をX軸方向に移動・位置
決め制御する。必要に応じて割出し用モータ50を駆動
して、テーブル13を、B軸方向に旋回させて割出すと
ともに位置決め制御する。Z軸用サーボモータ58によ
り、コラム55をZ軸方向に移動・位置決め制御する。
Y軸用サーボモータ62により、第2の主軸頭14をコ
ラム55に対してY軸方向に移動・位置決め制御する。
こうして、テーブル13上の工作物4と、主軸15に装
着された工具3とを、直交3軸方向に相対的に移動させ
かつ位置決め制御する。そして、工作物4を必要に応じ
てB軸方向に割出し制御し、主軸15の回転数を制御し
て、加工領域63で工具3により工作物4を切削加工す
る。たとえば、工作物4の穴部5および加工平面6が荒
加工および中仕上げ加工されるなど、仕上げ加工以前の
加工が行われる。
【0028】加工の種類に応じて工具3を交換する場合
には、第2の主軸頭14側は工具交換のための指令を実
行する。この指令が出力されると、工具マガジン70
は、所望の工具3を工具交換位置S1に移動させる。そ
して、ATC18は、第2の工具交換アーム71によ
り、工具交換位置S1にある所望の工具3と主軸15の
工具とを交換する工具交換を行なって、所望の工具3を
主軸15に装着することになる。また、ラインバー2で
荒加工および中仕上げ加工などを行う場合には、第1の
主軸頭10側は、荒加工などを行うための指令を実行す
る。この指令が出力されると、所定のラインバー2がボ
ーリング主軸9に装着される。そして、ボーリング主軸
9とバーサポート12でラインバー2を両端支持し、ボ
ーリング主軸9を所望の回転数で回転させるとともに、
テーブル13をX軸方向に移動させて加工を行う。
【0029】これら仕上げ加工以前の加工が終了する
と、穴部5および加工平面6の仕上げ加工を行うことに
なる。穴部5と加工平面6の各仕上げ加工は、どちらを
先に行なってもよいが、穴部5を先にラインボーリング
加工した後、加工平面6を平面加工する場合について説
明する。この場合には、第1の主軸頭10側は、ライン
バー収納マガジン65から所望のラインバー2をボーリ
ング主軸9に装着するラインバー交換指令を実行する。
続いて、穴部5を仕上げ加工するための指令を実行す
る。この仕上げ加工の指令が出力されると、テーブル装
置44を制御して、工作物4の穴部5の軸線CL1がX
軸方向を向くように、テーブル13をB軸方向に割出し
て位置決めする。この状態で、穴部5の軸線CL1は、
ボーリング主軸9およびサポート軸32の軸線CL2と
一致している。そして、U軸用サーボモータ30によ
り、第1の主軸頭10をX軸方向に移動・位置決め制御
する。これにより、ラインバー2は、工作物4の複数の
穴部5を貫通する。次いで、P軸用流体圧シリンダ装置
37により、バーサポート12を第1の主軸頭10側に
X軸方向に移動させる。これにより、サポート軸32の
装着部41がラインバー2の他端11のテーパシャンク
40に密着し、かつ、バーサポート12は、ラインバー
2を所定の押圧力Fを維持した状態で押圧する。ライン
バー2は、その一端8がボーリング主軸9に支持され、
他端11がバーサポート12によりプリロードがかけら
れた状態で支持されることになる。また、テーブル装置
44は、X軸方向の一方側の所定位置(たとえば、バー
サポート12に近い所定位置)に位置決めしておく。
【0030】次に、ラインバー2が装着されたボーリン
グ主軸9を、ボーリング主軸用モータ29により回転駆
動する。そして、X軸用サーボモータ49により、テー
ブル装置44を介してテーブル13のみをX軸方向の一
方向に(たとえば、ボーリング主軸9に近づくように)
移動制御する。こうして、テーブル13に取付けられた
工作物4を、ラインバー2に対してX軸方向に相対的に
移動制御するとともに、ボーリング主軸9の回転数を制
御する。これにより、加工領域63において、バイト2
aで工作物4の穴部5をラインボーリング加工する。穴
部5のラインボーリング加工が完了すると、P軸用流体
圧シリンダ装置37により、バーサポート12をテーブ
ル13から離れる待避位置までP軸方向に移動して待避
させる。続いて、U軸用サーボモータ30により、第1
のサドル28をテーブル13から離れる待避位置までU
軸方向に移動して、第1の主軸頭10を待避させる。こ
れにより、ラインバー2は穴部5から離脱する。ライン
バー2をボーリング主軸9からラインバー収納マガジン
65に戻すラインバー交換指令を実行する。
【0031】ラインバー2による穴部5のラインボーリ
ング加工終了後、第2の主軸頭14側は、所望の工具3
に交換するための指令を実行する。この指令が出力され
ると、ATC18は、加工平面6の仕上げ用の平面加工
を行うことができる所望の工具3を選択して工具交換
し、この工具3を主軸15に装着する。X軸用サーボモ
ータ49により、テーブル装置44を介してテーブル1
3をバーサポート12側のX軸方向の所定位置に移動
し、位置決め制御する。次いで、第2の主軸頭14側
は、加工平面6の仕上げ加工を行うための指令を実行す
る。この指令が出力されると、Z軸用サーボモータ58
により、コラム55をテーブル13に近づくようにZ軸
方向に移動・位置決め制御する。Y軸用サーボモータ6
2により、第2の主軸頭14をコラム55に対してY軸
方向に移動・位置決め制御して、主軸15を工作物4に
近づける。主軸15に装着された所望の工具3を、テー
ブル13に取付けられた工作物4の加工平面6の仕上げ
加工を開始できるように、工作物4に対して相対的にX
軸方向,Y軸方向およびZ軸方向に移動させたのち所定
位置に位置決め制御する。そして、主軸15を、主軸用
モータ56により回転駆動するとともに回転数を制御す
る。こうして、工具3が、直交3軸方向の所定位置に位
置決めされた状態から、X軸用サーボモータ49によ
り、テーブル装置44でテーブル13のみをX軸方向の
一方向に(たとえば、ボーリング主軸9に近づくよう
に)移動制御する。これにより、テーブル13上の工作
物4の加工平面6は、工具3により仕上げ用の平面加工
がなされる。
【0032】テーブル13がX軸方向の一方向に一回移
動しただけでは、工作物4の加工平面6の全体の仕上げ
加工が完了しない場合がある。このときは、工具3が加
工平面6より抜けた後、Z軸用サーボモータ58および
Y軸用サーボモータ62により、工具3を工作物4から
若干離した状態で、X軸用サーボモータ49により、テ
ーブル装置44をバーサポート12側の元の所定位置ま
でX軸方向の逆方向に戻した後、前記と同じ動作を繰り
返せばよい。加工が終了したら、工具3を工具マガジン
70に戻す工具交換指令を実行する。こうして、工作物
4の穴部5のラインボーリング加工と加工平面6の平面
加工が完了すると、Z軸用サーボモータ58およびY軸
用サーボモータ62により、第2の主軸頭14はZ軸方
向およびY軸方向の所定の待避位置に待避する。
【0033】工作物4の穴部5と加工平面6の各仕上げ
加工が完了して、工作物4に対する加工が終了すると、
NCプログラムのパレット交換指令により、APC19
は、パレット交換動作を実行する。このパレット交換指
令が出力されると、APC19は、段取り台75上に載
置され次に加工する未加工の工作物4が取付けられたパ
レット20と、テーブル13上に載置され加工済の工作
物4が取付けられたパレット20とを交換する。こうし
て、未加工の工作物4が取付けられたパレット20がテ
ーブル13に載置された後、前記と同様の動作を繰り返
して、この工作物4に対して前記と同様の仕上げ加工以
前の加工と仕上げ加工とを行うことになる。
【0034】上述のように、本実施形態では、工作物4
の穴部5をラインバー2で仕上げ用のラインボーリング
加工する場合には、ラインバー2を移動させないで、テ
ーブル13をX軸方向の一方向(たとえば、ボーリング
主軸9の方向)に移動させることのみにより行なってい
る。また、穴部5のラインボーリング加工の際の移動方
向と同じX軸方向の一方向にテーブル13を移動させる
ことのみにより、工作物4の穴部(ボーリング加工穴)
5の軸線CL1と平行な加工平面6を平面加工してい
る。すなわち、穴部5のラインボーリング加工と加工平
面6の平面加工とを、テーブル13をX軸方向の一方向
に移動させることのみにより行なっている。したがっ
て、各軸間の直角度誤差,テーブル13の割出し誤差な
どの誤差要因が入らないので、穴部5の軸線CL1と加
工平面6が高精度な平行度を有するように工作物4を仕
上げ加工することができる。
【0035】また、ラインバー2は、工作物4を加工す
るときには所定位置で回転のみ行いX軸方向には移動し
ないので、バーサポート12は、サポート軸32を介し
てラインバー2をボーリング主軸9の方向に所定の押圧
力Fで押圧し続けることができる。その結果、ラインバ
ー2にはバーサポート12によりプリロードがかけられ
て、ラインバー2は、その剛性が向上して軸ぶれなどを
起こすことなく、真円度,同心度等が高精度なラインボ
ーリング加工を行うことができる。ラインバー交換装置
17やATC18を設けて、ラインバー2や工具3を自
動的に交換するようにしたので、工作機械1を自動化す
ることができる。コラム55および第2の主軸頭14な
どがMCに相当する機能を有しており、テーブル13は
X軸方向への移動のほかB軸方向にも割出し可能なの
で、主軸15に他の所望の工具3を装着して、工作物4
の穴部5の穿設や穴部5および加工平面6の荒加工,中
仕上げ加工など仕上げ加工以前の加工を行うことができ
る。その結果、一回の段取りで、工作機械1は各種加工
を行うことができる。APC19を設けたので、工作物
4の交換が容易である。また、工作機械1で工作物4を
加工中に、次に加工する未加工の工作物4の段取りを段
取り台75で行うことができるので、工作機械1の全体
の能率が向上する。
【0036】なお、APC19を設けないで、作業者が
テーブル13に対して直接段取り作業を行うようにして
もよい。ラインバー交換装置17を設けないで、作業者
がボーリング主軸9に対して直接ラインバー2を装着す
るようにしてもよい。テーブル13を割出しての加工が
必要でない工作物4の場合には、テーブル13は、B軸
方向に旋回・割出し動作しない場合であってもよい。ま
た、テーブル13をX軸方向だけでなく、Z軸方向、ま
たはY軸,Z軸方向に移動可能にした直交3軸方向に相
対移動する構成のものであってもよい。このことによ
り、ラインバーによる加工範囲が広がる。さらに、X
軸,Y軸,Z軸,U軸,P軸の案内面は、滑り案内面,
転がり案内面,直動転がり案内面など各種案内面を使用
することができる。本発明では、テーブル13をX軸方
向の一方向に一回または複数回移動させることのみによ
り、穴部5および加工平面6の仕上げ加工を行なってい
るので、仕上げ加工を能率よくかつ高精度に行うことが
できる。なお、各図中同一符号は同一または相当部分を
示す。
【0037】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、工
作物のボーリング加工穴の軸線と加工平面とが高精度な
平行度を有するように加工することができる。また、バ
ーサポートが、ラインバーをボーリング主軸の方向に所
定の押圧力で押圧した状態で、ラインバー側を移動させ
るのではなく、テーブルに載置した工作物を移動させる
ようにしたので、ラインバーの剛性を向上させて高精度
な真円度,同心度を有するようにラインボーリング加工
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図3は本発明の実施形態の一例を示す
図で、図1は複合加工用工作機械の平面図である。
【図2】工作物をラインボーリング加工する状態を示す
概略斜視図である。
【図3】図1のIII−III線矢視図である。
【符号の説明】
1 複合加工用工作機械 2 ラインボーリングバー 3 工具 4 工作物 5 穴部 6 加工平面 7 ラインボーリングバー支持装置 8 ラインボーリングバーの一端 9 ボーリング主軸 10 第1の主軸頭 11 ラインボーリングバーの他端 12 バーサポート 13 テーブル 14 第2の主軸頭 15 主軸 17 自動ラインボーリングバー交換装置 18 自動工具交換装置 CL1 穴部の軸線 F 押圧力 X軸方向 第1の方向 Z軸方向 第2の方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 義人 千葉県柏市柏260−11 長谷川ビル6階 株式会社セイキテクノデザイン内 (72)発明者 増田 功 千葉県柏市柏260−11 長谷川ビル6階 株式会社セイキテクノデザイン内 Fターム(参考) 3C036 AA11 LL01 LL07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作物の穴部のラインボーリング加工と
    この穴部の軸線と平行な加工平面の平面加工とを少なく
    とも行うことができる複合加工用工作機械であって、 前記穴部をラインボーリング加工するためのラインボー
    リングバーの一端を第1の主軸頭で回転可能に支持し、
    前記ラインボーリングバーの他端をバーサポートで回転
    可能に支持するラインボーリングバー支持装置と、 前記工作物が載置され、前記ラインボーリングバーの軸
    線方向と平行な第1の方向に少なくとも移動可能なテー
    ブルと、 前記第1の方向に対して直交する第2の方向に軸線を有
    する主軸を回転可能に支持し、前記第1,第2の方向を
    含む直交3軸方向に前記テーブルに対して相対的に移動
    可能な第2の主軸頭とを備え、 前記テーブルの前記第1の方向への移動により、前記ラ
    インボーリングバーによる前記穴部のラインボーリング
    加工と、前記主軸に装着された工具による前記加工平面
    の平面加工とを行うことができるようにしたことを特徴
    とする複合加工用工作機械。
  2. 【請求項2】 前記バーサポートは、前記ラインボーリ
    ングバーを前記第1の方向の前記第1の主軸頭側に所定
    の押圧力で押圧可能であることを特徴とする請求項1に
    記載の複合加工用工作機械。
  3. 【請求項3】 自動ラインボーリングバー交換装置によ
    って自動的に交換される前記ラインボーリングバーは、
    前記第1の主軸頭に回転可能に支持されるボーリング主
    軸に着脱可能に装着されるものであり、 前記ラインボーリング加工は、前記ラインボーリングバ
    ーの回転と前記テーブルの前記第1の方向への移動によ
    って行われるものであることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の複合加工用工作機械。
  4. 【請求項4】 自動工具交換装置によって自動的に交換
    される前記工具は、前記主軸に着脱可能に装着されるこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の複合加工
    用工作機械。
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