JPH0523933A - 自動工具交換装置付複合加工機 - Google Patents
自動工具交換装置付複合加工機Info
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- JPH0523933A JPH0523933A JP19859991A JP19859991A JPH0523933A JP H0523933 A JPH0523933 A JP H0523933A JP 19859991 A JP19859991 A JP 19859991A JP 19859991 A JP19859991 A JP 19859991A JP H0523933 A JPH0523933 A JP H0523933A
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 １台の機械で必要な工具を自動工具交換しな
がら工作物の表裏二面の複合加工を完成させて仕掛品の
ゼロ化と、省スペース，省人化を達成する。 【構成】 固定の左主軸台とこれと対向するＺ軸移動可
能な右主軸台と、Ｘ・Ｙ・Ｚ方向に移動可能かつ任意の
旋回制御可能な第１刃物台２１と、Ｘ・Ｚ方向に移動可
能な第２刃物台２９とを両主軸中心線を挟んで有する複
合旋盤の右側床上に工具交換アームユニット３８を備え
る工具マガジン装置３５を設置し、第１タレット２４の
Ａ位置に割出された工具又は第２タレット３３のＣ位置
に割出された工具を主軸中心と同心かつＺ軸方向右端の
工具交換位置にそれぞれ位置決めして、工具交換アーム
３９により工具マガジン装置の工具交換位置に割出され
た次工具と交換する。
がら工作物の表裏二面の複合加工を完成させて仕掛品の
ゼロ化と、省スペース，省人化を達成する。 【構成】 固定の左主軸台とこれと対向するＺ軸移動可
能な右主軸台と、Ｘ・Ｙ・Ｚ方向に移動可能かつ任意の
旋回制御可能な第１刃物台２１と、Ｘ・Ｚ方向に移動可
能な第２刃物台２９とを両主軸中心線を挟んで有する複
合旋盤の右側床上に工具交換アームユニット３８を備え
る工具マガジン装置３５を設置し、第１タレット２４の
Ａ位置に割出された工具又は第２タレット３３のＣ位置
に割出された工具を主軸中心と同心かつＺ軸方向右端の
工具交換位置にそれぞれ位置決めして、工具交換アーム
３９により工具マガジン装置の工具交換位置に割出され
た次工具と交換する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動工具交換装置（以下
ＡＴＣと呼ぶ）付の二個のタレット刃物台及び対向主軸
台とを有する複合加工機に関するものである。
ＡＴＣと呼ぶ）付の二個のタレット刃物台及び対向主軸
台とを有する複合加工機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、二個のタレット刃物台を有しこの
二個のタレット刃物台に対応可能なＡＴＣを備える旋盤
に特公昭６２−１８３０５号がある。このものは図３に
示すように第１タレット刃物台１０１と第２タレット刃
物台１０２のそれぞれの工具交換位置に対応して、工具
マガジン１０３においても二個所に工具交換位置を設
け、キャリア上の工具交換アーム１０４をこの二個所の
工具交換位置に移動してＡＴＣ動作を行うにしたもので
ある。
二個のタレット刃物台に対応可能なＡＴＣを備える旋盤
に特公昭６２−１８３０５号がある。このものは図３に
示すように第１タレット刃物台１０１と第２タレット刃
物台１０２のそれぞれの工具交換位置に対応して、工具
マガジン１０３においても二個所に工具交換位置を設
け、キャリア上の工具交換アーム１０４をこの二個所の
工具交換位置に移動してＡＴＣ動作を行うにしたもので
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた特
公昭６２−１８３０５号は、ＡＴＣの二個所の工具交換
位置に工具交換アームを移動するためのキャリアが必要
で、それだけ構造が複雑で対向主軸台を設けるスペース
が取りにくく、更にタレット刃物台にＹ軸機能とタレッ
トを任意に旋回制御するＢ軸仕様がないため、複雑な部
品の表裏二面の全加工を１台の機械で消化できず、何工
程もに分割せねばならないという問題点を有していた。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは複雑な工作
物を１台の機械で工具を自動工具交換しながら完成する
まで複合加工することにより、仕掛品のゼロ化，省スペ
ース省人化が達成できるＡＴＣ付複合加工機を提供しよ
うとするものである。
公昭６２−１８３０５号は、ＡＴＣの二個所の工具交換
位置に工具交換アームを移動するためのキャリアが必要
で、それだけ構造が複雑で対向主軸台を設けるスペース
が取りにくく、更にタレット刃物台にＹ軸機能とタレッ
トを任意に旋回制御するＢ軸仕様がないため、複雑な部
品の表裏二面の全加工を１台の機械で消化できず、何工
程もに分割せねばならないという問題点を有していた。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは複雑な工作
物を１台の機械で工具を自動工具交換しながら完成する
まで複合加工することにより、仕掛品のゼロ化，省スペ
ース省人化が達成できるＡＴＣ付複合加工機を提供しよ
うとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるＡＴＣ付複合加工機は、左主軸台とこ
れに対向する右主軸台及びＸ・Ｙ・Ｚの三軸方向に移動
位置決め可能な第１タレット刃物台と、Ｘ・Ｚの二軸方
向に移動位置決め可能な第２タレット刃物台を主軸中心
線を挟んで有する複合加工機において、前記第１タレッ
ト刃物台にＹ軸垂直平面内において旋回角度位置制御可
能に設けられ複数の第１工具取付ステーションを有し前
記第１工具取付ステーションを前記左主軸台対応のＡ位
置と前記右主軸台対応のＢ位置に割出し可能な第１タレ
ットと、前記第２タレット刃物台にＺ軸垂直平面内にお
いて旋回可能に設けられ複数の第２工具取付ステーショ
ンを有し前記左主軸台対応のＣ位置に割出し可能な第２
タレットと、Ｙ軸垂直平面内において旋回可能に設けら
れた工具マガジン装置と、前記Ａ位置又はＣ位置に割出
され主軸中心と同心かつＺ軸方向の所定位置に位置決め
された前記第１タレット又は第２タレットの工具と前記
工具マガジン装置の所定の交換位置に割出された工具を
交換する工具交換アームとを備えてなるものである。
に本発明におけるＡＴＣ付複合加工機は、左主軸台とこ
れに対向する右主軸台及びＸ・Ｙ・Ｚの三軸方向に移動
位置決め可能な第１タレット刃物台と、Ｘ・Ｚの二軸方
向に移動位置決め可能な第２タレット刃物台を主軸中心
線を挟んで有する複合加工機において、前記第１タレッ
ト刃物台にＹ軸垂直平面内において旋回角度位置制御可
能に設けられ複数の第１工具取付ステーションを有し前
記第１工具取付ステーションを前記左主軸台対応のＡ位
置と前記右主軸台対応のＢ位置に割出し可能な第１タレ
ットと、前記第２タレット刃物台にＺ軸垂直平面内にお
いて旋回可能に設けられ複数の第２工具取付ステーショ
ンを有し前記左主軸台対応のＣ位置に割出し可能な第２
タレットと、Ｙ軸垂直平面内において旋回可能に設けら
れた工具マガジン装置と、前記Ａ位置又はＣ位置に割出
され主軸中心と同心かつＺ軸方向の所定位置に位置決め
された前記第１タレット又は第２タレットの工具と前記
工具マガジン装置の所定の交換位置に割出された工具を
交換する工具交換アームとを備えてなるものである。
【０００５】
【作用】工作物の表裏二面を加工する場合は、左主軸台
の左チャックに工作物（素材）を把持して、第１タレッ
ト刃物台の固定工具と回転工具又は及び第２タレット刃
物台の固定工具によりＹ軸制御又はＢ軸制御が必要な複
雑な加工等を含んだ一次加工を行い、右主軸台のＺ軸方
向左側移動で工作物の右端部を右チャックの把持爪内に
挿入し、把持替えを行って右チャックに工作物を把持
し、右主軸台がＺ軸方向右側移動して所定位置に位置決
めされたのち、第１タレットの固定工具と回転工具によ
りＹ軸制御又はＢ軸制御が必要な複雑な加工等を含んだ
二次加工を行う。
の左チャックに工作物（素材）を把持して、第１タレッ
ト刃物台の固定工具と回転工具又は及び第２タレット刃
物台の固定工具によりＹ軸制御又はＢ軸制御が必要な複
雑な加工等を含んだ一次加工を行い、右主軸台のＺ軸方
向左側移動で工作物の右端部を右チャックの把持爪内に
挿入し、把持替えを行って右チャックに工作物を把持
し、右主軸台がＺ軸方向右側移動して所定位置に位置決
めされたのち、第１タレットの固定工具と回転工具によ
りＹ軸制御又はＢ軸制御が必要な複雑な加工等を含んだ
二次加工を行う。
【０００６】次に第１タレット刃物台又は第２タレット
刃物台の装着工具の自動工具交換を行う場合は、第１タ
レットの装着（交換）工具をＡ位置に（第２タレットの
場合はＣ位置に）割出して、交換工具を主軸中心と同心
かつＺ軸方向右端の工具交換位置に位置決めし、工具交
換アームのほぼ９０°と１８０°の旋回と旋回軸方向の
抜き差し動作により工具交換を行う。
刃物台の装着工具の自動工具交換を行う場合は、第１タ
レットの装着（交換）工具をＡ位置に（第２タレットの
場合はＣ位置に）割出して、交換工具を主軸中心と同心
かつＺ軸方向右端の工具交換位置に位置決めし、工具交
換アームのほぼ９０°と１８０°の旋回と旋回軸方向の
抜き差し動作により工具交換を行う。
【０００７】
【実施例】実施例について図１，図２を参照して説明す
る。床上に設置された脚１上に旋盤ベッド２が固着さ
れ、ベッド２の左側に左主軸台３が固着されている。ベ
ッド２は図２に示すようにＺA 軸方向の後側摺動面２ａ
とＺB 軸方向の前側摺動面２ｂが上面を４５°斜め上方
を向いて設けられており、前側摺動面２ｂ上に右主軸台
４が移動可能に載置されている。そして左主軸台３には
左主軸５が、また右主軸台４には右主軸６がそれぞれ回
転可能かつ同心に支持され、左主軸５の先端に左チャッ
ク７が、また右主軸６の先端に右チャック８がそれぞれ
対向して嵌着されている。右主軸台４はベッド２に固着
のＷ軸サーボモータ９によりＷ軸ボールねじ１１を介し
て移動位置決めされ、左主軸５は駆動モータ１２によ
り、また右主軸６は駆動モータ１３によりそれぞれ駆動
される。
る。床上に設置された脚１上に旋盤ベッド２が固着さ
れ、ベッド２の左側に左主軸台３が固着されている。ベ
ッド２は図２に示すようにＺA 軸方向の後側摺動面２ａ
とＺB 軸方向の前側摺動面２ｂが上面を４５°斜め上方
を向いて設けられており、前側摺動面２ｂ上に右主軸台
４が移動可能に載置されている。そして左主軸台３には
左主軸５が、また右主軸台４には右主軸６がそれぞれ回
転可能かつ同心に支持され、左主軸５の先端に左チャッ
ク７が、また右主軸６の先端に右チャック８がそれぞれ
対向して嵌着されている。右主軸台４はベッド２に固着
のＷ軸サーボモータ９によりＷ軸ボールねじ１１を介し
て移動位置決めされ、左主軸５は駆動モータ１２によ
り、また右主軸６は駆動モータ１３によりそれぞれ駆動
される。
【０００８】後側摺動面２ａ上に第１往復台１４が移動
可能に載置されており、往復台１４はベッド２に固着の
図示しないＺA 軸サーボモータによりＺA 軸ボールねじ
１５を介して移動位置決めされる。往復台１４上にＹ軸
方向の摺動面１６ａを有する固定台１６が固着されてお
り、摺動面１６１ａ上にＸＡ軸方向の摺動面１７ａを有
する移動台１７が移動可能に載置され、移動台１７は固
定台１６に固着のＹ軸サーボモータ１８によりＹ軸ボー
ルねじ１９を介して移動位置決めされる。
可能に載置されており、往復台１４はベッド２に固着の
図示しないＺA 軸サーボモータによりＺA 軸ボールねじ
１５を介して移動位置決めされる。往復台１４上にＹ軸
方向の摺動面１６ａを有する固定台１６が固着されてお
り、摺動面１６１ａ上にＸＡ軸方向の摺動面１７ａを有
する移動台１７が移動可能に載置され、移動台１７は固
定台１６に固着のＹ軸サーボモータ１８によりＹ軸ボー
ルねじ１９を介して移動位置決めされる。
【０００９】摺動面１７ａ上に第１刃物台２１が移動可
能に載置され、第１刃物台２１はＸA 軸サーボモータ２
２によりＸA 軸ボールねじ２３を介して移動位置決めさ
れ、第１刃物台２１にＹ軸方向の旋回中心軸のまわりで
旋回可能に第１タレット２４が支持されている。第１タ
レット２４の側面には旋回中心の対称位置に少なくとも
二個の工具取付ステーションが設けられており、一方に
回転工具ＴA が他方に固定工具ＴB が自動及び手動着脱
可能に装着されている。第１タレット２４はＢ軸サーボ
モータ２５により割出し及び旋回制御可能とされ、回転
工具ＴA 又は固定工具ＴB を左主軸台３対応のＡ位置と
右主軸台４対応のＢ位置とに割出すとともに任意の角度
に旋回制御されるようになっている。
能に載置され、第１刃物台２１はＸA 軸サーボモータ２
２によりＸA 軸ボールねじ２３を介して移動位置決めさ
れ、第１刃物台２１にＹ軸方向の旋回中心軸のまわりで
旋回可能に第１タレット２４が支持されている。第１タ
レット２４の側面には旋回中心の対称位置に少なくとも
二個の工具取付ステーションが設けられており、一方に
回転工具ＴA が他方に固定工具ＴB が自動及び手動着脱
可能に装着されている。第１タレット２４はＢ軸サーボ
モータ２５により割出し及び旋回制御可能とされ、回転
工具ＴA 又は固定工具ＴB を左主軸台３対応のＡ位置と
右主軸台４対応のＢ位置とに割出すとともに任意の角度
に旋回制御されるようになっている。
【００１０】前側摺動面２ｂ上に第２往復台２６が移動
可能に載置されており、往復台２６はベッド２に固着の
ＺB 軸サーボモータ２７によりＺB 軸ボールねじ２８を
介して移動位置決めされ、第２往復台２６上のＸB 軸方
向の摺動面２６ａ上に第２刃物台２９が移動可能に載置
され、第２刃物台２９はＸB 軸サーボモータ３１により
ＸB 軸ボールねじ３２を介して移動位置決めされる。第
２刃物台２９にはＺ軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回
可能に第２タレット３３が支持されており、第２タレッ
ト３３の左側面に設けられた複数の工具取付ステーショ
ンに固定工具Ｔｃが自動及び手動着脱可能に装着されて
いる。そして固定工具Ｔｅは左主軸台対応のＣ位置に割
出されるようになっている。
可能に載置されており、往復台２６はベッド２に固着の
ＺB 軸サーボモータ２７によりＺB 軸ボールねじ２８を
介して移動位置決めされ、第２往復台２６上のＸB 軸方
向の摺動面２６ａ上に第２刃物台２９が移動可能に載置
され、第２刃物台２９はＸB 軸サーボモータ３１により
ＸB 軸ボールねじ３２を介して移動位置決めされる。第
２刃物台２９にはＺ軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回
可能に第２タレット３３が支持されており、第２タレッ
ト３３の左側面に設けられた複数の工具取付ステーショ
ンに固定工具Ｔｃが自動及び手動着脱可能に装着されて
いる。そして固定工具Ｔｅは左主軸台対応のＣ位置に割
出されるようになっている。
【００１１】一方ベッド２の右前側床上に工具マガジン
装置３５が設置されており、工具マガジン装置３５はＹ
軸方向の旋回軸のまわりで旋回可能に設けられたドラム
３６の外周部等間隔に、Ｙ軸方向上向きに工具を貯蔵す
る図示しないマガジンポットを有し、このマガジンポッ
トはＭＧ工具交換位置に割出されると図示しない流体圧
駆動の旋回機構により９０°旋回してＺ軸方向本機側を
向くようになっている。工具マガジン装置３５のマガジ
ンフレーム３７には工具交換アームユニット３８が固着
されており、工具交換アームユニット３８の工具交換ア
ーム３９はＺ軸方向の旋回軸のまわりでほぼ９０°と１
８０°に旋回可能かつ旋回軸方向に抜き差し移動可能に
設けられている。
装置３５が設置されており、工具マガジン装置３５はＹ
軸方向の旋回軸のまわりで旋回可能に設けられたドラム
３６の外周部等間隔に、Ｙ軸方向上向きに工具を貯蔵す
る図示しないマガジンポットを有し、このマガジンポッ
トはＭＧ工具交換位置に割出されると図示しない流体圧
駆動の旋回機構により９０°旋回してＺ軸方向本機側を
向くようになっている。工具マガジン装置３５のマガジ
ンフレーム３７には工具交換アームユニット３８が固着
されており、工具交換アームユニット３８の工具交換ア
ーム３９はＺ軸方向の旋回軸のまわりでほぼ９０°と１
８０°に旋回可能かつ旋回軸方向に抜き差し移動可能に
設けられている。
【００１２】続いて本実施例の作用について説明する。
最初に工作物の表と裏の二面を連続加工する場合は、ロ
ボット又はローダにより工作物を左チャック７に把持
し、第１タレット２４の固定工具ＴB をＡ位置に割出
し、ＺA 軸方向及びＸA 軸方向の移動で端面及び外径の
切削加工をする。次いで刃物台２１を干渉のない位置に
退避させたのち、第２タレット３３の固定工具ＴｃをＣ
位置に割出して、ＺB 軸方向の移動で穴ぐり加工を行う
場合、第１タレット２４と第２タレット３３の同時４軸
制御により同時加工を行わせることもできる。
最初に工作物の表と裏の二面を連続加工する場合は、ロ
ボット又はローダにより工作物を左チャック７に把持
し、第１タレット２４の固定工具ＴB をＡ位置に割出
し、ＺA 軸方向及びＸA 軸方向の移動で端面及び外径の
切削加工をする。次いで刃物台２１を干渉のない位置に
退避させたのち、第２タレット３３の固定工具ＴｃをＣ
位置に割出して、ＺB 軸方向の移動で穴ぐり加工を行う
場合、第１タレット２４と第２タレット３３の同時４軸
制御により同時加工を行わせることもできる。
【００１３】この一次加工が終わったあと、第２刃物台
２９が干渉を避けるためＺB 軸方向左端位置に移動位置
決めされ、右主軸台４がＺ軸と平行なＷ軸方向右側に移
動して、工作物の右端部が右チャック８の把持爪内に挿
入され、把持替えが行われて右チャック８に工作物が把
持されたのち、右主軸台４がＷ軸方向右側に移動して左
チャック７から離れ所定位置に位置決めされる。
２９が干渉を避けるためＺB 軸方向左端位置に移動位置
決めされ、右主軸台４がＺ軸と平行なＷ軸方向右側に移
動して、工作物の右端部が右チャック８の把持爪内に挿
入され、把持替えが行われて右チャック８に工作物が把
持されたのち、右主軸台４がＷ軸方向右側に移動して左
チャック７から離れ所定位置に位置決めされる。
【００１４】次いで第１タレット２４の固定工具ＴB が
Ｂ位置に割出されて、工作物裏側の端面おらび外径の切
削加工をする。次いで回転工具ＴA がＢ位置に割出され
て、ドリリング加工又はＹ軸機能を用いたミーリング加
工等が行われる。更に必要に応じて第１タレット２４が
任意の角度に割出され、ＺA 軸とＸA 軸の同期送りで斜
め穴明け加工等が行われて裏側の二次加工が終わり、第
１刃物台２１が干渉のない位置に退避したのち、ロボッ
ト又はローダにより工作物が取外される。尚第１刃物台
２１によるＹ軸機能又はＢ軸機能を用いた複雑な加工は
一次加工二おいても行うことができる。
Ｂ位置に割出されて、工作物裏側の端面おらび外径の切
削加工をする。次いで回転工具ＴA がＢ位置に割出され
て、ドリリング加工又はＹ軸機能を用いたミーリング加
工等が行われる。更に必要に応じて第１タレット２４が
任意の角度に割出され、ＺA 軸とＸA 軸の同期送りで斜
め穴明け加工等が行われて裏側の二次加工が終わり、第
１刃物台２１が干渉のない位置に退避したのち、ロボッ
ト又はローダにより工作物が取外される。尚第１刃物台
２１によるＹ軸機能又はＢ軸機能を用いた複雑な加工は
一次加工二おいても行うことができる。
【００１５】次に第１タレット２４の装着工具を自動交
換する場合は、ＮＣの次工具指令で指定された次工具を
貯蔵するマガジンポットがＭＧ工具交換位置に割出さ
れ、９０°旋回されてＺ軸方向本機側を向き、第１タレ
ット２４の交換する工具側例えば回転工具ＴA がＡ位置
に割出されて、ＸA 軸移動で主軸中心と同心に位置決め
され、同時にＺA 軸方向側に移動し右端の工具交換位置
に位置決めされる。
換する場合は、ＮＣの次工具指令で指定された次工具を
貯蔵するマガジンポットがＭＧ工具交換位置に割出さ
れ、９０°旋回されてＺ軸方向本機側を向き、第１タレ
ット２４の交換する工具側例えば回転工具ＴA がＡ位置
に割出されて、ＸA 軸移動で主軸中心と同心に位置決め
され、同時にＺA 軸方向側に移動し右端の工具交換位置
に位置決めされる。
【００１６】次いで工具交換アーム３９がほぼ９０°旋
回されてマガジン側の次工具と第１タレット側の回転工
具ＴA を同時に把持し、旋回軸方向に伸びて把持した両
工具を抜き取り、１８０°旋回して両工具の位置が入れ
替わり、再び旋回軸方向に縮んで回転工具ＴA がマガジ
ンポットに、また次工具が第１タレットに同時に挿入さ
れて、それぞれがクランプされたのち工具交換アーム３
８がほぼ９０°旋回して両工具から離れる。
回されてマガジン側の次工具と第１タレット側の回転工
具ＴA を同時に把持し、旋回軸方向に伸びて把持した両
工具を抜き取り、１８０°旋回して両工具の位置が入れ
替わり、再び旋回軸方向に縮んで回転工具ＴA がマガジ
ンポットに、また次工具が第１タレットに同時に挿入さ
れて、それぞれがクランプされたのち工具交換アーム３
８がほぼ９０°旋回して両工具から離れる。
【００１７】次に第２タレット３３の装着工具を自動交
換する場合は、交換する工具例えば固定工具Ｔｃを位置
に割出し、ＸB 軸移動で主軸中心と同心に位置決めし、
同時にＺB 軸方向に移動して右端の工具交換位置に位置
決めしたのち、工具交換アーム３９の上述と同様の動作
でＭＧ工具交換位置の次工具が第２タレット３３に装着
され、固定工具Ｔｃがマガジンポットに返却される。
換する場合は、交換する工具例えば固定工具Ｔｃを位置
に割出し、ＸB 軸移動で主軸中心と同心に位置決めし、
同時にＺB 軸方向に移動して右端の工具交換位置に位置
決めしたのち、工具交換アーム３９の上述と同様の動作
でＭＧ工具交換位置の次工具が第２タレット３３に装着
され、固定工具Ｔｃがマガジンポットに返却される。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。対向主軸台と、二個のタ
レット刃物台を有し、一方のタレット刃物台にＹ軸機能
とタレットの旋回角を任意に制御できるＢ軸機能を付与
した複合工作機械にＡＴＣを付加したので、１台の機械
で工作物表裏二面の複合加工が可能となるとともにロボ
ット又はローダ等のマテハンとの併用により長時間無人
運転が可能となる。また１台の機械で全加工が完成する
ので、仕掛品が最小となり、省スペース，省人化が達成
できる。
で次に記載する効果を奏する。対向主軸台と、二個のタ
レット刃物台を有し、一方のタレット刃物台にＹ軸機能
とタレットの旋回角を任意に制御できるＢ軸機能を付与
した複合工作機械にＡＴＣを付加したので、１台の機械
で工作物表裏二面の複合加工が可能となるとともにロボ
ット又はローダ等のマテハンとの併用により長時間無人
運転が可能となる。また１台の機械で全加工が完成する
ので、仕掛品が最小となり、省スペース，省人化が達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施例のＡＴＣ付複合加工機の工具マガジン
装置を省いた正面図である。
装置を省いた正面図である。
【図２】図１のイ−イ線視図で工具マガジン装置を含む
断面図である。
断面図である。
【図３】従来の技術のＡＴＣ付旋盤の正面図である。
２ ベッド ３ 左主軸台 ４ 右主軸台 ２１ 第１刃物台 ２４ 第１タレット ２９ 第２刃物台 ３３ 第２タレット ３５ 工具マカジシン装置 ３８ 工具交換アームユニット ３９ 工具交換アーム
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 左主軸台とこれに対向する右主軸台及び
Ｘ・Ｙ・Ｚの三軸方向に移動位置決め可能な第１タレッ
ト刃物台と、Ｘ・Ｚの二軸方向に移動位置決め可能な第
２タレット刃物台を主軸中心線を挟んで有する複合加工
機において、前記第１タレット刃物台にＹ軸垂直平面内
において旋回角度位置制御可能に設けられ複数の第１工
具取付ステーションを有し前記第１工具取付ステーショ
ンを前記左主軸台対応のＡ位置と前記右主軸台対応のＢ
位置に割出し可能な第１タレットと、前記第２タレット
刃物台にＺ軸垂直平面内において旋回可能に設けられ複
数の第２工具取付ステーションを有し前記左主軸台対応
のＣ位置に割出し可能な第２タレットと、Ｙ軸垂直平面
内において旋回可能に設けられた工具マガジン装置と、
前記Ａ位置又はＣ位置に割出され主軸中心と同心かつＺ
軸方向の所定位置に位置決めされた前記第１タレット又
は第２タレットの工具と前記工具マガジン装置の所定の
交換位置に割出された工具を交換する工具交換アームと
を備えてなることを特徴とする自動工具交換装置付複合
加工機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198599A JP2782290B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | 自動工具交換装置付複合加工機 |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000126953A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-05-09 | Tsugami Corp | 複合加工工作機械 |
| JP2011240432A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Kgk Co Ltd | 複合工作機械 |
| CN117840762A (zh) * | 2024-03-07 | 2024-04-09 | 湖南中钢智能装备有限公司 | 一种高空作业车零部件加工镗铣床 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268202A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-28 | Hitachi Seiki Co Ltd | 自動工具交換装置付数値制御旋盤 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP3198599A patent/JP2782290B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268202A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-28 | Hitachi Seiki Co Ltd | 自動工具交換装置付数値制御旋盤 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2000126953A (ja) * | 1998-10-26 | 2000-05-09 | Tsugami Corp | 複合加工工作機械 |
| JP2011240432A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Kgk Co Ltd | 複合工作機械 |
| CN117840762A (zh) * | 2024-03-07 | 2024-04-09 | 湖南中钢智能装备有限公司 | 一种高空作业车零部件加工镗铣床 |
| CN117840762B (zh) * | 2024-03-07 | 2024-05-17 | 湖南中钢智能装备有限公司 | 一种高空作业车零部件加工镗铣床 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2782290B2 (ja) | 1998-07-30 |
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