JP2900292B2 - Nc工作機械 - Google Patents
Nc工作機械Info
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- JP2900292B2 JP2900292B2 JP3226602A JP22660291A JP2900292B2 JP 2900292 B2 JP2900292 B2 JP 2900292B2 JP 3226602 A JP3226602 A JP 3226602A JP 22660291 A JP22660291 A JP 22660291A JP 2900292 B2 JP2900292 B2 JP 2900292B2
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- Japan
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- headstock
- axis
- tailstock
- turret
- tool
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刃物台側が固定で主軸
台,心押台側が移動する形式のNC旋盤に関するもので
ある。
台,心押台側が移動する形式のNC旋盤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のNC旋盤は、図7に示すように主
軸台101とZ軸方向取付け位置移動可能な心押台10
2により工作物を支持し、刃物台103又は104のX
・Z軸方向移動で切削加工を行う形式のものが普通であ
る。
軸台101とZ軸方向取付け位置移動可能な心押台10
2により工作物を支持し、刃物台103又は104のX
・Z軸方向移動で切削加工を行う形式のものが普通であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたN
C旋盤は、刃物台がX・Z軸方向移動することを前提と
しているため、動作時の慣性やカバー等との干渉等によ
り刃物台の大きさが制限され、刃物台にセットされる工
具本数も制限を受けることになるので複雑な加工工程の
工作物では、加工の途中で工具交換が必要となり、時間
と労力の無駄が生じるという問題点を有している。この
ための自動工具交換装置を取付けると、労力の無駄だけ
は解消される代わりに、占有面積が増大し、機械がコス
トアップし、そのうえ工具受け渡し時間だけは依然とし
て必要であるという問題点が残る。本発明は従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは多数本の工具を一度にセットす
ることのできる大型刃物台とし、複雑な加工工程の工作
物の連続加工を可能とするNC旋盤を提供しようとする
ものである。
C旋盤は、刃物台がX・Z軸方向移動することを前提と
しているため、動作時の慣性やカバー等との干渉等によ
り刃物台の大きさが制限され、刃物台にセットされる工
具本数も制限を受けることになるので複雑な加工工程の
工作物では、加工の途中で工具交換が必要となり、時間
と労力の無駄が生じるという問題点を有している。この
ための自動工具交換装置を取付けると、労力の無駄だけ
は解消される代わりに、占有面積が増大し、機械がコス
トアップし、そのうえ工具受け渡し時間だけは依然とし
て必要であるという問題点が残る。本発明は従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは多数本の工具を一度にセットす
ることのできる大型刃物台とし、複雑な加工工程の工作
物の連続加工を可能とするNC旋盤を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるNC工作機械は、水平なZ軸方向とZ
軸に直角なX軸方向に移動位置決め可能な主軸台と、こ
のZ軸・X軸方向に移動且つ前記主軸台と同心に位置決
め可能な心押台と、該心押台及び前記主軸台をZ軸・X
軸方向のそれぞれ同軸方向で同期移動位置決め可能なN
C制御の駆動手段と、前記主軸及び心押軸の中心線の少
なくとも片側に設けられ旋回割出し可能なタレットを有
する固定刃物台とを含んでなり該固定刃物台による加工
位置を一定位置となしたものである。また心押台に代え
て対向主軸台を設けることもできる。
に本発明におけるNC工作機械は、水平なZ軸方向とZ
軸に直角なX軸方向に移動位置決め可能な主軸台と、こ
のZ軸・X軸方向に移動且つ前記主軸台と同心に位置決
め可能な心押台と、該心押台及び前記主軸台をZ軸・X
軸方向のそれぞれ同軸方向で同期移動位置決め可能なN
C制御の駆動手段と、前記主軸及び心押軸の中心線の少
なくとも片側に設けられ旋回割出し可能なタレットを有
する固定刃物台とを含んでなり該固定刃物台による加工
位置を一定位置となしたものである。また心押台に代え
て対向主軸台を設けることもできる。
【0005】
【作用】主軸台と心押台又は主軸台と対向主軸台に、軸
物工作物を支持した状態で、NCの同期移動指令により
X・Z軸方向の2組の同時2軸制御の同期移動を行わ
せ、固定刃物台のタレットに取付けられ切削位置に割出
されている工具により切削加工を行う。また固定刃物台
を主軸中心線の両側に有する旋盤の場合には、主軸台と
対向主軸台の両方にそれぞれ把持する二つの工作物の同
時加工が可能となる。
物工作物を支持した状態で、NCの同期移動指令により
X・Z軸方向の2組の同時2軸制御の同期移動を行わ
せ、固定刃物台のタレットに取付けられ切削位置に割出
されている工具により切削加工を行う。また固定刃物台
を主軸中心線の両側に有する旋盤の場合には、主軸台と
対向主軸台の両方にそれぞれ把持する二つの工作物の同
時加工が可能となる。
【0006】
【実施例】第1実施例について図1〜図3を参照して説
明する。床上に設置されたベッド1上に、中央の凹部1
aを挟んで両側にZ軸方向の案内1b,1cが設けられ
ている。そして案内1b上には上面にX軸方向の案内2
aを有する左往復台2が、また案内1c上には上面にX
軸方向の案内3aを有する右往復台3がそれぞれ移動可
能に載置されており、左往復台2は図示しないサーボモ
ータによりボールねじ4を介して移動位置決めされ、右
往復台3は図示しないサーボモータによりボールねじ5
を介して移動位置決めされる。
明する。床上に設置されたベッド1上に、中央の凹部1
aを挟んで両側にZ軸方向の案内1b,1cが設けられ
ている。そして案内1b上には上面にX軸方向の案内2
aを有する左往復台2が、また案内1c上には上面にX
軸方向の案内3aを有する右往復台3がそれぞれ移動可
能に載置されており、左往復台2は図示しないサーボモ
ータによりボールねじ4を介して移動位置決めされ、右
往復台3は図示しないサーボモータによりボールねじ5
を介して移動位置決めされる。
【0007】左往復台2上に、主軸台6が移動可能に載
置されており、主軸台6に図示しないビルトインモータ
により回転される主軸7が回転可能に支承され、主軸7
の先端にチャック8が同心に嵌着されている。そして主
軸台6は図示しないサーボモータによりボールねじ9を
介して移動位置決めされる。更に右往復台3上に心押台
11が移動可能に載置されており、心押台11に心押軸
12が主軸5と同心かつ軸方向移動可能に支持され、心
押軸11先端に回転センタ13が着脱可能に装着されて
いる。そして心押台11は図示しないサーボモータによ
りボールねじ14を介して移動位置決めされる。
置されており、主軸台6に図示しないビルトインモータ
により回転される主軸7が回転可能に支承され、主軸7
の先端にチャック8が同心に嵌着されている。そして主
軸台6は図示しないサーボモータによりボールねじ9を
介して移動位置決めされる。更に右往復台3上に心押台
11が移動可能に載置されており、心押台11に心押軸
12が主軸5と同心かつ軸方向移動可能に支持され、心
押軸11先端に回転センタ13が着脱可能に装着されて
いる。そして心押台11は図示しないサーボモータによ
りボールねじ14を介して移動位置決めされる。
【0008】ベッド1の後側には後述の固定刃物台用取
付台1dが一体に設けられており、この取付台1d上に
大型の固定刃物台15が固着され、固定刃物台15に大
径のタレット16がZ軸方向の図示しない旋回中心軸の
まわりで旋回割出し可能に設けられている。このタレッ
ト16はベッド1のほぼ中央に位置し、外周に多数の工
具取付ステーションを有し、この工具取付ステーション
に工具Tが着脱可能に取付けられている。更にベッド1
中央の凹部1aに、X軸方向後側に向けて切粉を排出す
るチップコンベア17が設置され、チップコンベア17
の下に切削液タンク18が取付けられており、機外に切
粉収納箱19が設置されている。
付台1dが一体に設けられており、この取付台1d上に
大型の固定刃物台15が固着され、固定刃物台15に大
径のタレット16がZ軸方向の図示しない旋回中心軸の
まわりで旋回割出し可能に設けられている。このタレッ
ト16はベッド1のほぼ中央に位置し、外周に多数の工
具取付ステーションを有し、この工具取付ステーション
に工具Tが着脱可能に取付けられている。更にベッド1
中央の凹部1aに、X軸方向後側に向けて切粉を排出す
るチップコンベア17が設置され、チップコンベア17
の下に切削液タンク18が取付けられており、機外に切
粉収納箱19が設置されている。
【0009】続いて第1実施例の作用について説明す
る。チャック8に軸物工作物W1の左端部が把持され、
右端面のセンタ穴が心押台11の回転センタ13により
支持され、主軸7の回転で工作物Wが回転され、NCの
2組の同時2軸制御の同期移動指令で主軸台6と心押台
11が工作物支持状態を保って同時にX軸及びZ軸移動
する。即ち主軸台6と心押台11のZ軸方向移動は指令
が+−逆方向に行われることにより同時に右又は左の同
方向に移動し、X軸方向移動は指令が+又は−の同方向
に行われて同時に前又は後ろの同方向に移動される。そ
して、タレット16の切削位置に割出されている最初の
工具Tにより切削加工が行われる。最初の工具Tによる
切削加工が終了すると、主軸台6,心押台11が同期移
動して干渉のない位置に退避したのち、タレット16が
旋回して次の工具Tが切削位置に割出され、前述の方法
で切削加工が再開される。
る。チャック8に軸物工作物W1の左端部が把持され、
右端面のセンタ穴が心押台11の回転センタ13により
支持され、主軸7の回転で工作物Wが回転され、NCの
2組の同時2軸制御の同期移動指令で主軸台6と心押台
11が工作物支持状態を保って同時にX軸及びZ軸移動
する。即ち主軸台6と心押台11のZ軸方向移動は指令
が+−逆方向に行われることにより同時に右又は左の同
方向に移動し、X軸方向移動は指令が+又は−の同方向
に行われて同時に前又は後ろの同方向に移動される。そ
して、タレット16の切削位置に割出されている最初の
工具Tにより切削加工が行われる。最初の工具Tによる
切削加工が終了すると、主軸台6,心押台11が同期移
動して干渉のない位置に退避したのち、タレット16が
旋回して次の工具Tが切削位置に割出され、前述の方法
で切削加工が再開される。
【0010】次に第2実施例について図4を参照して説
明する。第2実施例の第1実施例と異なるところは、右
往復台3上に心押台11に代わって対向主軸台21がX
軸方向移動可能に載置されているところのみであり、他
は同一のため重複を避けるため同一個所には同一符号を
付して説明を省略する。対向主軸台21には内蔵するビ
ルトインモータにより回転される対向主軸22が回転可
能に軸承されており、対向主軸22の先端に対向チャッ
ク23が同心に嵌着されている。
明する。第2実施例の第1実施例と異なるところは、右
往復台3上に心押台11に代わって対向主軸台21がX
軸方向移動可能に載置されているところのみであり、他
は同一のため重複を避けるため同一個所には同一符号を
付して説明を省略する。対向主軸台21には内蔵するビ
ルトインモータにより回転される対向主軸22が回転可
能に軸承されており、対向主軸22の先端に対向チャッ
ク23が同心に嵌着されている。
【0011】続いて第2実施例の作用について説明す
る。軸物工作物W1の左端部がチャック8に、また右端
部が対向チャック23により把持され、主軸7と対向主
軸22の同期回転で工作物W1が回転され,NCの2組
の同時2軸制御の同期移動指令で主軸台6と対向主軸台
7が工作物W1を把持したままの状態で同時にX軸及び
Z軸のそれぞれの同軸方向の同方向に移動して、切削位
置に割出されている最初の工具Tにより切削加工が行わ
れる。最初の工具Tによる切削加工が終わると、主軸台
6,対向主軸台21が同期移動して干渉のない位置に退
避したのち、タレット16が旋回して次の工具Tが切削
位置に割出され、前述の方法で切削加工が再開される。
る。軸物工作物W1の左端部がチャック8に、また右端
部が対向チャック23により把持され、主軸7と対向主
軸22の同期回転で工作物W1が回転され,NCの2組
の同時2軸制御の同期移動指令で主軸台6と対向主軸台
7が工作物W1を把持したままの状態で同時にX軸及び
Z軸のそれぞれの同軸方向の同方向に移動して、切削位
置に割出されている最初の工具Tにより切削加工が行わ
れる。最初の工具Tによる切削加工が終わると、主軸台
6,対向主軸台21が同期移動して干渉のない位置に退
避したのち、タレット16が旋回して次の工具Tが切削
位置に割出され、前述の方法で切削加工が再開される。
【0012】またチャッカーとして使用する場合には、
最初にチャック8に工作物W2の素材を把持して、表面
の一次加工を行い、一次加工が終わると、対向主軸台2
1をZ軸方向チャック8側に移動して対向チャック23
の開口する把持爪中に工作物の右端部を挿入し、対向チ
ャック23を閉じたあとチャック8を開いて把持替えを
行い、主軸台6を干渉のない位置に退避させたのち、対
向主軸台21のX軸及びZ軸方向移動で裏面の二次加工
を行う。
最初にチャック8に工作物W2の素材を把持して、表面
の一次加工を行い、一次加工が終わると、対向主軸台2
1をZ軸方向チャック8側に移動して対向チャック23
の開口する把持爪中に工作物の右端部を挿入し、対向チ
ャック23を閉じたあとチャック8を開いて把持替えを
行い、主軸台6を干渉のない位置に退避させたのち、対
向主軸台21のX軸及びZ軸方向移動で裏面の二次加工
を行う。
【0013】次に第3実施例について図5を参照して説
明する。第3実施例の第2実施例と異なるところは、ベ
ッド1の前後に取付台が設けられており、この取付台上
に大型の後側固定刃物台25と大型の前側固定刃物台2
6が固着されているところのみであり、他は同一のため
重複を避けるため同一個所には同一符号を付して説明を
省略する。後側固定刃物台25にZ軸方向の図示しない
旋回中心軸のまわりで旋回割出可能に大型の後側タレッ
ト27が支持されており、前側固定刃物台26にZ軸方
向の図示しない旋回中心軸のまわりで旋回割出可能に大
型の前側タレット28が支持されている。そして後側タ
レット27と前側タレット28はベッド中央より位置に
互いにZ軸方向に距離を有して設けられている。
明する。第3実施例の第2実施例と異なるところは、ベ
ッド1の前後に取付台が設けられており、この取付台上
に大型の後側固定刃物台25と大型の前側固定刃物台2
6が固着されているところのみであり、他は同一のため
重複を避けるため同一個所には同一符号を付して説明を
省略する。後側固定刃物台25にZ軸方向の図示しない
旋回中心軸のまわりで旋回割出可能に大型の後側タレッ
ト27が支持されており、前側固定刃物台26にZ軸方
向の図示しない旋回中心軸のまわりで旋回割出可能に大
型の前側タレット28が支持されている。そして後側タ
レット27と前側タレット28はベッド中央より位置に
互いにZ軸方向に距離を有して設けられている。
【0014】続いて第3実施例の作用について説明す
る。二個の工作物W2をチャック8と、対向チャック2
3にそれぞれ把持して、主軸台6のX軸及びZ軸移動
と、対向主軸台21のX軸及びZ軸移動によりチャック
8の工作物W2を後側タレット27の工具Tで、対向チ
ャック23の工作物W2を前側タレット28の工具Tに
より同時に切削する。尚、チャック8と対向チャック2
3を同心として軸物工作物の両端部を把持し、後側タレ
ット27の工具T又は前側タレット28の工具Tにより
切削加工を行うことも可能である。またチャック8に工
作物W2の素材を把持して後側タレット27の工具Tに
より表面の一次加工を行い、一次加工の終わった工作物
W2を対向チャックに自動把持替えして、前側タレット
28の工具Tにより行う裏面の二次加工を行うこともで
き、この場合の一次加工と二次加工は同時加工が可能で
ある。
る。二個の工作物W2をチャック8と、対向チャック2
3にそれぞれ把持して、主軸台6のX軸及びZ軸移動
と、対向主軸台21のX軸及びZ軸移動によりチャック
8の工作物W2を後側タレット27の工具Tで、対向チ
ャック23の工作物W2を前側タレット28の工具Tに
より同時に切削する。尚、チャック8と対向チャック2
3を同心として軸物工作物の両端部を把持し、後側タレ
ット27の工具T又は前側タレット28の工具Tにより
切削加工を行うことも可能である。またチャック8に工
作物W2の素材を把持して後側タレット27の工具Tに
より表面の一次加工を行い、一次加工の終わった工作物
W2を対向チャックに自動把持替えして、前側タレット
28の工具Tにより行う裏面の二次加工を行うこともで
き、この場合の一次加工と二次加工は同時加工が可能で
ある。
【0015】次に第4実施例について図6を参照して説
明する。第4実施例の第1実施例と異なるところは、ベ
ッド1の前側上にZ軸方向の案内1b,1cに対して平
行な案内1eが設けられており、この案内1e上に前側
往復台31が移動可能に載置され、前側往復台31上の
X軸方向の案内31a上に刃物台32が移動可能に載置
されている。刃物台32にZ軸方向の図示しない旋回中
心軸のまわりで旋回割出可能にタレット33が設けられ
ており、タレット外周に複数の工具取付ステーションが
設けられている。この第4実施例のNC旋盤は、第1実
施例の作用のほか、左往復台2,右往復台3をそれぞれ
外側移動端近くまで広げなければ支持することのできな
い長物工作物W3の外径切削加工が可能となる。尚第1
実施例,第2実施例,第4実施例のタレット16及び第
3実施例の後側タレット27,前側タレット28は、Z
軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回割出可能なものと限
定されるものではなく、X軸方向の旋回中心軸のまわり
で旋回割出し可能とすることもできる。
明する。第4実施例の第1実施例と異なるところは、ベ
ッド1の前側上にZ軸方向の案内1b,1cに対して平
行な案内1eが設けられており、この案内1e上に前側
往復台31が移動可能に載置され、前側往復台31上の
X軸方向の案内31a上に刃物台32が移動可能に載置
されている。刃物台32にZ軸方向の図示しない旋回中
心軸のまわりで旋回割出可能にタレット33が設けられ
ており、タレット外周に複数の工具取付ステーションが
設けられている。この第4実施例のNC旋盤は、第1実
施例の作用のほか、左往復台2,右往復台3をそれぞれ
外側移動端近くまで広げなければ支持することのできな
い長物工作物W3の外径切削加工が可能となる。尚第1
実施例,第2実施例,第4実施例のタレット16及び第
3実施例の後側タレット27,前側タレット28は、Z
軸方向の旋回中心軸のまわりで旋回割出可能なものと限
定されるものではなく、X軸方向の旋回中心軸のまわり
で旋回割出し可能とすることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明は上述の構成であるので次に記載
する効果を奏する。刃物台側を固定とし、主軸台と心押
台側又は主軸台と対向主軸台側のX・Z方向の2組の同
時2軸制御の移動で切削加工を行う形式のNC旋盤とし
たので、刃物台の大きさを制限する要素が無くなり、多
数の工具を一度に取付可能な大型タレットとすることが
でき、複雑な加工工程の工作物の連続加工が可能とな
り、振りの大きな工作物の加工ができる。そして工具交
換に必要な労力や時間の無駄がなくなる。また刃物台が
固定のため加工位置が定位置となり切粉落下位置が一定
となるため、切削カバー及びチップコンベア,切削液タ
ンク等を小型化することができる。
する効果を奏する。刃物台側を固定とし、主軸台と心押
台側又は主軸台と対向主軸台側のX・Z方向の2組の同
時2軸制御の移動で切削加工を行う形式のNC旋盤とし
たので、刃物台の大きさを制限する要素が無くなり、多
数の工具を一度に取付可能な大型タレットとすることが
でき、複雑な加工工程の工作物の連続加工が可能とな
り、振りの大きな工作物の加工ができる。そして工具交
換に必要な労力や時間の無駄がなくなる。また刃物台が
固定のため加工位置が定位置となり切粉落下位置が一定
となるため、切削カバー及びチップコンベア,切削液タ
ンク等を小型化することができる。
【図1】第1実施例のNC旋盤の正面図である。
【図2】図1の上視図である。
【図3】図1の側面の断面図である。
【図4】第2実施例のNC旋盤の正面図である。
【図5】第3実施例のNC旋盤の上視図である。
【図6】第4実施例のNC旋盤の側面の断面図である。
【図7】従来の技術のNC旋盤の斜視姿図である。
1 ベッド 6 主軸台 11 心押台 15 固定
刃物台 16 タレット 21 対向
主軸台 25 後側固定刃物台 26 前側
固定刃物台 27 後側タレット 28 前側
タレット
刃物台 16 タレット 21 対向
主軸台 25 後側固定刃物台 26 前側
固定刃物台 27 後側タレット 28 前側
タレット
Claims (2)
- 【請求項1】 水平なZ軸方向とZ軸に直角なX軸方向
に移動位置決め可能な主軸台と、このZ軸・X軸方向に
移動且つ前記主軸台と同心に位置決め可能な心押台と、
該心押台及び前記主軸台をZ軸・X軸方向のそれぞれ同
軸方向で同期移動位置決め可能なNC制御の駆動手段
と、前記主軸及び心押軸の中心線の少なくとも片側に設
けられ旋回割出し可能なタレットを有する固定刃物台と
を含んでなり該固定刃物台による加工位置を一定位置と
なしたことを特徴とするNC工作機械。 - 【請求項2】 心押台に代えて対向主軸台を設けたこと
を特徴とする請求項1記載のNC工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226602A JP2900292B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Nc工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226602A JP2900292B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Nc工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542401A JPH0542401A (ja) | 1993-02-23 |
JP2900292B2 true JP2900292B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=16847772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3226602A Expired - Lifetime JP2900292B2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | Nc工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900292B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006175559A (ja) * | 2004-12-22 | 2006-07-06 | Mori Seiki Co Ltd | 旋盤 |
JP2006224274A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Mori Seiki Co Ltd | 加工装置 |
JP2006224275A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Mori Seiki Co Ltd | 加工システム |
JP2006181689A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Mori Seiki Co Ltd | 旋盤 |
JP4509984B2 (ja) * | 2006-08-29 | 2010-07-21 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | パイプ材のくびれ加工装置 |
CN101941080A (zh) * | 2010-07-30 | 2011-01-12 | 广州市敏嘉制造技术有限公司 | 一种精密硬车削数控车床 |
JP7568102B2 (ja) * | 2021-07-01 | 2024-10-16 | 村田機械株式会社 | 対向二軸型旋盤 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5141986B2 (ja) * | 1972-08-26 | 1976-11-12 | ||
JPS5224393A (en) * | 1975-07-31 | 1977-02-23 | Ikegai Corp | Processing method and device of automatic controlling machine tool |
JPH01228701A (ja) * | 1988-03-10 | 1989-09-12 | Tsugami Corp | 工作機械 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP3226602A patent/JP2900292B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0542401A (ja) | 1993-02-23 |
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