JP2589462Y2 - 対向主軸形複合工作機械 - Google Patents
対向主軸形複合工作機械Info
- Publication number
- JP2589462Y2 JP2589462Y2 JP1993070284U JP7028493U JP2589462Y2 JP 2589462 Y2 JP2589462 Y2 JP 2589462Y2 JP 1993070284 U JP1993070284 U JP 1993070284U JP 7028493 U JP7028493 U JP 7028493U JP 2589462 Y2 JP2589462 Y2 JP 2589462Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- spindle
- magazine
- turret
- axis
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、旋盤加工とミーリング
加工などを行う複合形工作機械に関し、さらに詳しく
は、第1の主軸と第2の主軸を対向させて設けるととも
にタレット刃物台に回転工具を取付け可能とし、被加工
物を1台の複合形工作機械で第1工程と第2工程との加
工が可能な対向主軸形複合工作機械に関する。
加工などを行う複合形工作機械に関し、さらに詳しく
は、第1の主軸と第2の主軸を対向させて設けるととも
にタレット刃物台に回転工具を取付け可能とし、被加工
物を1台の複合形工作機械で第1工程と第2工程との加
工が可能な対向主軸形複合工作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】NC旋盤は、1主軸1刃物台および1主
軸2刃物台のものが一般的であった。また、2つの主軸
が対向するとともにこの2つの主軸に各々刃物台が設け
られ、第1の主軸から第2の主軸に被加工物を受け渡し
可能とし、被加工物の第1工程と第2工程とを1台のN
C旋盤で加工できるようにした対向主軸形工作機械が出
現してきた。しかしながら、この対向主軸形工作機械で
は刃物台に装着できる工具本数に限定があり、連続自動
運転時に加工できる被加工物種類に制限が生じるという
問題点が生じた。特に、旋盤加工とミーリング加工など
を行う複合形工作機械では、従来のNC旋盤より多数の
工具を必要とするため、工具本数が限定されるという問
題は顕著となった。
軸2刃物台のものが一般的であった。また、2つの主軸
が対向するとともにこの2つの主軸に各々刃物台が設け
られ、第1の主軸から第2の主軸に被加工物を受け渡し
可能とし、被加工物の第1工程と第2工程とを1台のN
C旋盤で加工できるようにした対向主軸形工作機械が出
現してきた。しかしながら、この対向主軸形工作機械で
は刃物台に装着できる工具本数に限定があり、連続自動
運転時に加工できる被加工物種類に制限が生じるという
問題点が生じた。特に、旋盤加工とミーリング加工など
を行う複合形工作機械では、従来のNC旋盤より多数の
工具を必要とするため、工具本数が限定されるという問
題は顕著となった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記課題を
解決するために創案されたもので、第1刃物台と第2刃
物台に各々第1工具マガジン、第2工具マガジンおよび
第1自動工具交換装置、第2自動工具交換装置を設けた
対向主軸形複合工作機械を提供することを目的とする。
さらに、この考案は、第1の工具マガジンと第2の工具
マガジンとのあいだで相互に所望の工具の受け渡しを行
うことを可能にした工具受け渡し手段を設けた対向主軸
形複合工作機械を提供することを目的とする。
解決するために創案されたもので、第1刃物台と第2刃
物台に各々第1工具マガジン、第2工具マガジンおよび
第1自動工具交換装置、第2自動工具交換装置を設けた
対向主軸形複合工作機械を提供することを目的とする。
さらに、この考案は、第1の工具マガジンと第2の工具
マガジンとのあいだで相互に所望の工具の受け渡しを行
うことを可能にした工具受け渡し手段を設けた対向主軸
形複合工作機械を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記課題を
解決するために創案されたものであって、工作機械の基
体と、この基体の一端に設けられ、被加工物が把持され
る第1把持部を有する第1主軸が回転自在に支持される
第1主軸台と、前記基体の他端側に前記第1主軸の軸線
方向に相対移動自在に、かつ、前記第1主軸の軸線方向
と平行な方向に軸線を有して設けられ、被加工物が把持
される第2把持部が前記第1の把持部と対向するように
設けられた第2主軸が回転自在に支持される第2主軸台
と、前記第1把持部に把持された被加工物を加工するた
め、前記第1主軸の軸線方向およびこの第1主軸の軸線
方向に直交する2方向に相対移動位置決め制御される第
1刃物台と、この第1刃物台に旋回割出し自在に設けら
れ、複数の工具装着部が形成された第1タレットと、前
記刃物台の後方に設けられ、複数の工具が貯蔵される第
1マガジンが旋回割出し制御される第1工具マガジン
と、前記第1タレットと前記第1工具マガジンとのあい
だに設けられ、所定の工具交換位置に割り出された第1
タレットの工具と、所定の工具交換位置に割り出された
前記第1工具マガジンとの工具を交換する第1自動工具
交換装置と、前記第2把持部に把持された被加工物を加
工するため、前記第2主軸の軸線方向およびこの第2主
軸の軸線方向に直交する2方向に相対移動位置決め制御
される第2刃物台と、この第2刃物台に旋回割出し自在
に設けられ、複数の工具装着部が形成された第2タレッ
トと、前記第2刃物台の後方に設けられ、複数の工具が
貯蔵される第2マガジンが旋回割出し制御される第2工
具マガジンと、前記第2タレットと前記第2工具マガジ
ンのあいだに設けられ、所定の工具交換位置に割り出さ
れた第2タレットの工具と、所定の工具交換位置に割り
出された前記第2工具マガジンとの工具を交換する第2
自動工具交換装置と、前記第1主軸を所定の回転数に回
転制御するとともに、前記第1主軸をこの前記第1主軸
の軸線方向のまわり方向に位置決め制御する第1主軸制
御部と、前記第2主軸を所定の回転数に回転制御すると
ともに、前記第2主軸を前記第2主軸の軸線方向のまわ
り方向に位置決め制御する第2主軸制御部とを有するこ
とを特徴とする。
解決するために創案されたものであって、工作機械の基
体と、この基体の一端に設けられ、被加工物が把持され
る第1把持部を有する第1主軸が回転自在に支持される
第1主軸台と、前記基体の他端側に前記第1主軸の軸線
方向に相対移動自在に、かつ、前記第1主軸の軸線方向
と平行な方向に軸線を有して設けられ、被加工物が把持
される第2把持部が前記第1の把持部と対向するように
設けられた第2主軸が回転自在に支持される第2主軸台
と、前記第1把持部に把持された被加工物を加工するた
め、前記第1主軸の軸線方向およびこの第1主軸の軸線
方向に直交する2方向に相対移動位置決め制御される第
1刃物台と、この第1刃物台に旋回割出し自在に設けら
れ、複数の工具装着部が形成された第1タレットと、前
記刃物台の後方に設けられ、複数の工具が貯蔵される第
1マガジンが旋回割出し制御される第1工具マガジン
と、前記第1タレットと前記第1工具マガジンとのあい
だに設けられ、所定の工具交換位置に割り出された第1
タレットの工具と、所定の工具交換位置に割り出された
前記第1工具マガジンとの工具を交換する第1自動工具
交換装置と、前記第2把持部に把持された被加工物を加
工するため、前記第2主軸の軸線方向およびこの第2主
軸の軸線方向に直交する2方向に相対移動位置決め制御
される第2刃物台と、この第2刃物台に旋回割出し自在
に設けられ、複数の工具装着部が形成された第2タレッ
トと、前記第2刃物台の後方に設けられ、複数の工具が
貯蔵される第2マガジンが旋回割出し制御される第2工
具マガジンと、前記第2タレットと前記第2工具マガジ
ンのあいだに設けられ、所定の工具交換位置に割り出さ
れた第2タレットの工具と、所定の工具交換位置に割り
出された前記第2工具マガジンとの工具を交換する第2
自動工具交換装置と、前記第1主軸を所定の回転数に回
転制御するとともに、前記第1主軸をこの前記第1主軸
の軸線方向のまわり方向に位置決め制御する第1主軸制
御部と、前記第2主軸を所定の回転数に回転制御すると
ともに、前記第2主軸を前記第2主軸の軸線方向のまわ
り方向に位置決め制御する第2主軸制御部とを有するこ
とを特徴とする。
【0005】また、この考案は、前記第1工具マガジン
と前記第2工具マガジンとのあいだに設けられ、前記第
1工具マガジンと前記第2工具マガジンとのあいだで相
互に工具の受け渡しを行う工具受け渡し手段を有してい
ることを特徴とする。
と前記第2工具マガジンとのあいだに設けられ、前記第
1工具マガジンと前記第2工具マガジンとのあいだで相
互に工具の受け渡しを行う工具受け渡し手段を有してい
ることを特徴とする。
【0006】
【作用】第1主軸側加工領域では、第1主軸の回転制御
またはC軸方向の移動位置決め制御と、第1刃物台のX
軸、Y軸、Z軸方向の移動位置決め制御で加工が行われ
る。第1刃物台に装着している工具に所望の工具がない
場合には、第1工具マガジンに貯蔵されている工具と第
1刃物台の装着されている工具とを第1自動工具交換装
置で工具交換する。第2主軸側加工領域では、第2主軸
の回転制御またはC軸方向の移動位置決め制御、Z軸方
向の位置決め制御と、第1刃物台のX軸、Y軸方向の移
動位置決め制御で加工が行われる。第2刃物台に装着し
ている工具に所望の工具がない場合には、第2工具マガ
ジンに貯蔵されている工具と第2刃物台に装着されてい
る工具とを第2自動工具交換装置で工具交換する。第1
主軸より第2主軸に被加工物を受け渡す場合には、第2
主軸を第1主軸側に移動させて直接第1主軸側より第2
主軸側に受け渡す。第1主軸側加工領域で加工を行う際
に、所望の工具が第1刃物台および第1工具マガジンに
ない場合には、第2マガジンまたは第2刃物台より第2
工具交換装置、工具受け渡し手段を介して、第1刃物台
に装着させる。第2主軸側加工領域で加工を行う際に、
所望に工具が第2刃物台および第2工具マガジンにない
場合には、第1工具マガジンまたは第1刃物台より第1
工具交換装置、工具受け渡し手段を介して、第2刃物台
に装着させる。
またはC軸方向の移動位置決め制御と、第1刃物台のX
軸、Y軸、Z軸方向の移動位置決め制御で加工が行われ
る。第1刃物台に装着している工具に所望の工具がない
場合には、第1工具マガジンに貯蔵されている工具と第
1刃物台の装着されている工具とを第1自動工具交換装
置で工具交換する。第2主軸側加工領域では、第2主軸
の回転制御またはC軸方向の移動位置決め制御、Z軸方
向の位置決め制御と、第1刃物台のX軸、Y軸方向の移
動位置決め制御で加工が行われる。第2刃物台に装着し
ている工具に所望の工具がない場合には、第2工具マガ
ジンに貯蔵されている工具と第2刃物台に装着されてい
る工具とを第2自動工具交換装置で工具交換する。第1
主軸より第2主軸に被加工物を受け渡す場合には、第2
主軸を第1主軸側に移動させて直接第1主軸側より第2
主軸側に受け渡す。第1主軸側加工領域で加工を行う際
に、所望の工具が第1刃物台および第1工具マガジンに
ない場合には、第2マガジンまたは第2刃物台より第2
工具交換装置、工具受け渡し手段を介して、第1刃物台
に装着させる。第2主軸側加工領域で加工を行う際に、
所望に工具が第2刃物台および第2工具マガジンにない
場合には、第1工具マガジンまたは第1刃物台より第1
工具交換装置、工具受け渡し手段を介して、第2刃物台
に装着させる。
【0007】
【実施例】以下、図面に沿って、この考案による一実施
例について説明する。図1はこの考案の対向主軸形複合
工作機械の正面図である。図2は図1の右側面図であ
る。図3は工具マガジン間で工具を受け渡す受け渡し手
段の平面図である。図4は図3のA矢視図である。1は
対向主軸形複合工作機械のベットである。このベット1
には、第1主軸2aを回転自在に支持している第1主軸
台2が固定されている。第1主軸2aには被加工物を把
持する把持部である第1チャック2bが設けられてい
る。同様に、第2主軸3aを回転自在に支持している第
2主軸台3が、被加工物を把持する把持部である第2チ
ャック3bを第1主軸台2の把持部2bと対向するよう
に設けられている。第2主軸台2は第2主軸3aの軸線
方向であるZ軸方向に移動自在に設けられている。第1
主軸2aおよび第2主軸3aは、旋削加工時に所定の回
転数に回転制御されるとともに、ミーリング加工、ドリ
ル加工時にはC軸(前記Z軸軸線のまわり方向)方向に
割出し位置決め制御される。このような回転制御、C軸
位置決め制御は公知のものであり、ここではこれ以上説
明しない。
例について説明する。図1はこの考案の対向主軸形複合
工作機械の正面図である。図2は図1の右側面図であ
る。図3は工具マガジン間で工具を受け渡す受け渡し手
段の平面図である。図4は図3のA矢視図である。1は
対向主軸形複合工作機械のベットである。このベット1
には、第1主軸2aを回転自在に支持している第1主軸
台2が固定されている。第1主軸2aには被加工物を把
持する把持部である第1チャック2bが設けられてい
る。同様に、第2主軸3aを回転自在に支持している第
2主軸台3が、被加工物を把持する把持部である第2チ
ャック3bを第1主軸台2の把持部2bと対向するよう
に設けられている。第2主軸台2は第2主軸3aの軸線
方向であるZ軸方向に移動自在に設けられている。第1
主軸2aおよび第2主軸3aは、旋削加工時に所定の回
転数に回転制御されるとともに、ミーリング加工、ドリ
ル加工時にはC軸(前記Z軸軸線のまわり方向)方向に
割出し位置決め制御される。このような回転制御、C軸
位置決め制御は公知のものであり、ここではこれ以上説
明しない。
【0008】第1刃物台4は前記Z軸方向、このZ軸と
直交するX軸方向(図1における上下方向)およびX軸
方向、Z軸方向と直交するY軸方向(図2における左右
方向)の3軸方向に移動自在に設けられている。また、
第2刃物台5は、前記X軸方向、前記Y軸方向の2軸方
向に移動自在に設けられている。このような第1刃物台
4、第2刃物台5の移動、位置決め制御はサーボモータ
(図示せず)等による公知な移動機構で行われる。
直交するX軸方向(図1における上下方向)およびX軸
方向、Z軸方向と直交するY軸方向(図2における左右
方向)の3軸方向に移動自在に設けられている。また、
第2刃物台5は、前記X軸方向、前記Y軸方向の2軸方
向に移動自在に設けられている。このような第1刃物台
4、第2刃物台5の移動、位置決め制御はサーボモータ
(図示せず)等による公知な移動機構で行われる。
【0009】第1刃物台4は、刃物台本体24aとこの
刃物台本体24aに対して所定の位置に旋回割出し制御
される第1タレット24bが設けられている。この第1
タレット24bには、複数の工具装着部24cが所定角
度毎に設けられている。この工具装着部24cには、旋
削加工用の固定工具である旋削工具TL が着脱自在に装
着される固定工具装着部と、回転工具が着脱自在に装着
される工具主軸が回転自在に支持されている回転工具装
着部とがある。回転工具には、加工位置に割り出された
とき、X軸方向に工具主軸軸線を有するX軸回転工具T
X と、Z軸方向に工具主軸軸線を有するZ軸回転工具T
Z とがある。このような第1タレット24aの旋回割出
し機構、回転工具用工具主軸の回転機構は公知なもので
ありこれ以上説明しない。固定工具装着部、回転工具装
着部には、皿ばね等付勢部材による公知な工具クランプ
手段(図示せず)が設けられている。また、第1タレッ
ト24bの工具交換位置に対応する刃物台本体24a位
置にはシリンダで構成される工具アンクランプ手段(図
示せず)が設けられている。
刃物台本体24aに対して所定の位置に旋回割出し制御
される第1タレット24bが設けられている。この第1
タレット24bには、複数の工具装着部24cが所定角
度毎に設けられている。この工具装着部24cには、旋
削加工用の固定工具である旋削工具TL が着脱自在に装
着される固定工具装着部と、回転工具が着脱自在に装着
される工具主軸が回転自在に支持されている回転工具装
着部とがある。回転工具には、加工位置に割り出された
とき、X軸方向に工具主軸軸線を有するX軸回転工具T
X と、Z軸方向に工具主軸軸線を有するZ軸回転工具T
Z とがある。このような第1タレット24aの旋回割出
し機構、回転工具用工具主軸の回転機構は公知なもので
ありこれ以上説明しない。固定工具装着部、回転工具装
着部には、皿ばね等付勢部材による公知な工具クランプ
手段(図示せず)が設けられている。また、第1タレッ
ト24bの工具交換位置に対応する刃物台本体24a位
置にはシリンダで構成される工具アンクランプ手段(図
示せず)が設けられている。
【0010】第2刃物台5は、刃物台本体25aとこの
刃物台本体25aに対して所定の位置に旋回割出し制御
される第1タレット25bが設けられている。この第2
タレット25bには、複数の工具装着部25cが所定角
度毎に設けられている。この工具装着部25cには、旋
削加工用の固定工具である旋削工具TL が着脱自在に装
着される固定工具装着部と、回転工具が着脱自在に装着
される工具主軸が回転自在に支持されている回転工具装
着部とがある。回転工具には、加工位置に割り出された
とき、X軸方向に工具主軸軸線を有するX軸回転工具T
X と、Z軸方向に工具主軸軸線を有するZ軸回転工具T
Z とがある。このような第2タレット25aの旋回割出
し機構、回転工具用工具主軸の回転機構は公知なもので
ありこれ以上説明しない。固定工具装着部、回転工具装
着部には、皿ばね等付勢部材による公知な工具クランプ
手段(図示せず)が設けられている。また、第2タレッ
ト25bの工具交換位置に対応する刃物台本体25a位
置にはシリンダで構成される工具アンクランプ手段(図
示せず)が設けられている。
刃物台本体25aに対して所定の位置に旋回割出し制御
される第1タレット25bが設けられている。この第2
タレット25bには、複数の工具装着部25cが所定角
度毎に設けられている。この工具装着部25cには、旋
削加工用の固定工具である旋削工具TL が着脱自在に装
着される固定工具装着部と、回転工具が着脱自在に装着
される工具主軸が回転自在に支持されている回転工具装
着部とがある。回転工具には、加工位置に割り出された
とき、X軸方向に工具主軸軸線を有するX軸回転工具T
X と、Z軸方向に工具主軸軸線を有するZ軸回転工具T
Z とがある。このような第2タレット25aの旋回割出
し機構、回転工具用工具主軸の回転機構は公知なもので
ありこれ以上説明しない。固定工具装着部、回転工具装
着部には、皿ばね等付勢部材による公知な工具クランプ
手段(図示せず)が設けられている。また、第2タレッ
ト25bの工具交換位置に対応する刃物台本体25a位
置にはシリンダで構成される工具アンクランプ手段(図
示せず)が設けられている。
【0011】すなわち、第1刃物台4と第2刃物台5と
は同じ構成を有するが、工具を装着する工具装着部を有
する面が対称的になっており、第1刃物台4と第2刃物
台5とは背中合わせに配設されていて、お互いに最接近
しても干渉することがない。
は同じ構成を有するが、工具を装着する工具装着部を有
する面が対称的になっており、第1刃物台4と第2刃物
台5とは背中合わせに配設されていて、お互いに最接近
しても干渉することがない。
【0012】第1刃物台4の後方のベット1上には、第
1工具マガジン8が配設されている。第1工具マガジン
8は、ベット1に固定されているマガジン本体28aと
このマガジン本体28aに対して旋回割出し可能に設け
られている第1マガジン28bとからなっている。この
第1マガジン28bには、前記固定工具および前記回転
工具を貯蔵する工具貯蔵部が所定角度毎に設けられてい
る。第1刃物台4と第1工具マガジン8とのあいだには
第1自動工具交換装置(以下、第1ATCと記載)6が
設けられている。第1ATC6は、第1工具交換位置に
割り出された第1マガジン28bの工具貯蔵部と、工具
交換位置に割り出された第1タレット24bの工具装着
部とのあいだで工具交換を行うものである。この第1A
TC6には、工具を把持して工具交換動作を行うツイン
アーム28cを有する公知な機構のATCである。
1工具マガジン8が配設されている。第1工具マガジン
8は、ベット1に固定されているマガジン本体28aと
このマガジン本体28aに対して旋回割出し可能に設け
られている第1マガジン28bとからなっている。この
第1マガジン28bには、前記固定工具および前記回転
工具を貯蔵する工具貯蔵部が所定角度毎に設けられてい
る。第1刃物台4と第1工具マガジン8とのあいだには
第1自動工具交換装置(以下、第1ATCと記載)6が
設けられている。第1ATC6は、第1工具交換位置に
割り出された第1マガジン28bの工具貯蔵部と、工具
交換位置に割り出された第1タレット24bの工具装着
部とのあいだで工具交換を行うものである。この第1A
TC6には、工具を把持して工具交換動作を行うツイン
アーム28cを有する公知な機構のATCである。
【0013】第2刃物台5の後方のベット1上には、第
2工具マガジン9が配設されている。第2工具マガジン
9は、ベット1に固定されているマガジン本体29aと
このマガジン本体29aに対して旋回割出し可能に設け
られている第2マガジン29bとからなっている。この
第2マガジン29bには、前記固定工具および前記回転
工具を貯蔵する工具貯蔵部が所定角度毎に設けられてい
る。第2刃物台5と第2工具マガジン9とのあいだには
第2自動工具交換装置(以下、第2ATCと記載)7が
設けられている。第2ATC7は、第2工具交換位置に
割り出された第2マガジン29bの工具貯蔵部と、工具
交換位置に割り出された第2タレット25bの工具装着
部とのあいだで工具交換を行うものである。この第2A
TC7には、工具を把持して工具交換動作を行うツイン
アーム29cを有する公知な機構のATCである。
2工具マガジン9が配設されている。第2工具マガジン
9は、ベット1に固定されているマガジン本体29aと
このマガジン本体29aに対して旋回割出し可能に設け
られている第2マガジン29bとからなっている。この
第2マガジン29bには、前記固定工具および前記回転
工具を貯蔵する工具貯蔵部が所定角度毎に設けられてい
る。第2刃物台5と第2工具マガジン9とのあいだには
第2自動工具交換装置(以下、第2ATCと記載)7が
設けられている。第2ATC7は、第2工具交換位置に
割り出された第2マガジン29bの工具貯蔵部と、工具
交換位置に割り出された第2タレット25bの工具装着
部とのあいだで工具交換を行うものである。この第2A
TC7には、工具を把持して工具交換動作を行うツイン
アーム29cを有する公知な機構のATCである。
【0014】10は工具受け渡し手段であり、第1工具
マガジン8と第2工具マガジン9とのあいだで工具交換
または工具受け渡しを行うものである。工具受け渡し手
段10は、マガジン本体28aまたはマガジン本体29
aのどちらか一方に支持部材11を介して受け渡し本体
10aが固定されている。受け渡し本体10aには、受
け渡しアーム10bが設けられている。受け渡しアーム
10bは、第1マガジン28b、第2マガジン29bに
貯蔵されている工具T1 ,T2 の軸線方向に進退駆動体
(図示せず)により進退移動するとともに、この受け渡
しアーム10bの軸線を中心に回動駆動体(図示せず)
により180度回動する。受け渡しアーム10bの両端
には、工具T1 ,T2 の被把持部を把持駆動体(図示せ
ず)により把持する把持部10cが形成されている。す
なわち、第1マガジン28bおよび第2マガジン29b
の各々の第2工具交換位置に割り出された工具T1 ,T
2を受け渡しアーム10bの把持部10cで把持し、進
退移動軸線方向に前進させて工具T1 ,T2 を第1マガ
ジン28bおよび第2マガジン29bの貯蔵部より離脱
させ、受け渡しアーム10bを180度回動させて工具
T1 ,T2 に位置を入れ替え、進退移動軸線方向に後退
させて工具T1 ,T2 を第2マガジン29bの貯蔵部よ
り戻し、工具T1 ,T2 を第1工具マガジン8、第2工
具マガジン9で相互に使用可能にしたものである。
マガジン8と第2工具マガジン9とのあいだで工具交換
または工具受け渡しを行うものである。工具受け渡し手
段10は、マガジン本体28aまたはマガジン本体29
aのどちらか一方に支持部材11を介して受け渡し本体
10aが固定されている。受け渡し本体10aには、受
け渡しアーム10bが設けられている。受け渡しアーム
10bは、第1マガジン28b、第2マガジン29bに
貯蔵されている工具T1 ,T2 の軸線方向に進退駆動体
(図示せず)により進退移動するとともに、この受け渡
しアーム10bの軸線を中心に回動駆動体(図示せず)
により180度回動する。受け渡しアーム10bの両端
には、工具T1 ,T2 の被把持部を把持駆動体(図示せ
ず)により把持する把持部10cが形成されている。す
なわち、第1マガジン28bおよび第2マガジン29b
の各々の第2工具交換位置に割り出された工具T1 ,T
2を受け渡しアーム10bの把持部10cで把持し、進
退移動軸線方向に前進させて工具T1 ,T2 を第1マガ
ジン28bおよび第2マガジン29bの貯蔵部より離脱
させ、受け渡しアーム10bを180度回動させて工具
T1 ,T2 に位置を入れ替え、進退移動軸線方向に後退
させて工具T1 ,T2 を第2マガジン29bの貯蔵部よ
り戻し、工具T1 ,T2 を第1工具マガジン8、第2工
具マガジン9で相互に使用可能にしたものである。
【0015】次に、この考案の対向主軸形複合工作機械
の作用を説明する。第1主軸2aの第1チャック2bに
把持された被加工物には、第1主軸2aの所定回転数へ
の回転制御と第1刃物台4のX軸、Z軸方向への移動位
置決め制御とにより旋削加工が施される。このとき、第
1刃物台4は、第1タレット24bの固定工具装着部に
装着された所定の固定工具TL が加工位置に割り出さ
れ、この固定工具TL により内外周部、端面部に旋削加
工が行われる。また、第1チャック2bに把持された被
加工物には、第1主軸2aのC軸制御と、第1刃物台4
のX軸、Y軸、Z軸方向への移動位置決め制御および回
転工具装着部の工具主軸の回転制御とによりドリル加
工、ミーリング加工等が施される。このとき、第1刃物
台4は、第1タレット24bの回転工具装着部に装着さ
れた所定のX軸回転工具TX またはZ軸回転工具TZ に
より外周部、端面部にドリル加工、ミーリング加工等が
施される。そして、第1タレット24bに装着されてい
る固定工具TL 、X軸回転工具TX 、Z軸回転工具TZ
では、被加工物の加工が行えない場合には、第1工具マ
ガジン8に貯蔵されている所望の工具と第1タレット2
4bに装着されている工具を第1ATC7によって工具
交換し、加工を行う。
の作用を説明する。第1主軸2aの第1チャック2bに
把持された被加工物には、第1主軸2aの所定回転数へ
の回転制御と第1刃物台4のX軸、Z軸方向への移動位
置決め制御とにより旋削加工が施される。このとき、第
1刃物台4は、第1タレット24bの固定工具装着部に
装着された所定の固定工具TL が加工位置に割り出さ
れ、この固定工具TL により内外周部、端面部に旋削加
工が行われる。また、第1チャック2bに把持された被
加工物には、第1主軸2aのC軸制御と、第1刃物台4
のX軸、Y軸、Z軸方向への移動位置決め制御および回
転工具装着部の工具主軸の回転制御とによりドリル加
工、ミーリング加工等が施される。このとき、第1刃物
台4は、第1タレット24bの回転工具装着部に装着さ
れた所定のX軸回転工具TX またはZ軸回転工具TZ に
より外周部、端面部にドリル加工、ミーリング加工等が
施される。そして、第1タレット24bに装着されてい
る固定工具TL 、X軸回転工具TX 、Z軸回転工具TZ
では、被加工物の加工が行えない場合には、第1工具マ
ガジン8に貯蔵されている所望の工具と第1タレット2
4bに装着されている工具を第1ATC7によって工具
交換し、加工を行う。
【0016】第2主軸3aの第2チャック3bに把持さ
れた被加工物には、第2主軸3aの所定回転数への回転
制御、Z軸方向の移動位置決め制御と、第2刃物台5の
X軸、Z軸方向への移動位置決め制御とにより旋削加工
が施される。このとき、第2刃物台5は、第2タレット
25bの固定工具装着部に装着された所定の固定工具T
L が加工位置に割り出され、この固定工具TL により内
外周部、端面部に旋削加工が行われる。また、第2チャ
ック3bに把持された被加工物には、第2主軸3aのC
軸制御、Z軸方向の移動位置決め制御と、第2刃物台5
のX軸、Y軸方向への移動位置決め制御および回転工具
装着部の工具主軸の回転制御とによりドリル加工、ミー
リング加工等が施される。このとき、第2刃物台5は、
第2タレット25bの回転工具装着部に装着された所定
のX軸回転工具TX またはZ軸回転工具TZ が加工位置
に割り出され、このX軸回転工具TX またはZ軸回転工
具TZ により外周部、端面部にドリル加工、ミーリング
加工等が施される。
れた被加工物には、第2主軸3aの所定回転数への回転
制御、Z軸方向の移動位置決め制御と、第2刃物台5の
X軸、Z軸方向への移動位置決め制御とにより旋削加工
が施される。このとき、第2刃物台5は、第2タレット
25bの固定工具装着部に装着された所定の固定工具T
L が加工位置に割り出され、この固定工具TL により内
外周部、端面部に旋削加工が行われる。また、第2チャ
ック3bに把持された被加工物には、第2主軸3aのC
軸制御、Z軸方向の移動位置決め制御と、第2刃物台5
のX軸、Y軸方向への移動位置決め制御および回転工具
装着部の工具主軸の回転制御とによりドリル加工、ミー
リング加工等が施される。このとき、第2刃物台5は、
第2タレット25bの回転工具装着部に装着された所定
のX軸回転工具TX またはZ軸回転工具TZ が加工位置
に割り出され、このX軸回転工具TX またはZ軸回転工
具TZ により外周部、端面部にドリル加工、ミーリング
加工等が施される。
【0017】そして、第2タレット25bに装着されて
いる固定工具TL 、X軸回転工具TX 、Z軸回転工具T
Z では、被加工物の加工が行えない場合には、第2工具
マガジン9に貯蔵されている所望の工具と第2タレット
25bに装着されている工具を第2ATC8によって工
具交換し、加工を行う。そして、図示しない被加工物供
給部より供給され第1主軸側加工領域で加工された被加
工物は、第2主軸のZ軸方向の移動により第1チャック
と第2チャックとを接近させ、第1主軸から第2主軸へ
受け渡され、第2主軸側加工領域で加工が行われる。そ
の後、図示しない被加工物搬出部より搬出される。この
ように、被加工物は第1主軸、第2主軸と受け渡され、
第1工程、第2工程の旋削加工、ドリル加工、ミーリン
グ加工等が施される。
いる固定工具TL 、X軸回転工具TX 、Z軸回転工具T
Z では、被加工物の加工が行えない場合には、第2工具
マガジン9に貯蔵されている所望の工具と第2タレット
25bに装着されている工具を第2ATC8によって工
具交換し、加工を行う。そして、図示しない被加工物供
給部より供給され第1主軸側加工領域で加工された被加
工物は、第2主軸のZ軸方向の移動により第1チャック
と第2チャックとを接近させ、第1主軸から第2主軸へ
受け渡され、第2主軸側加工領域で加工が行われる。そ
の後、図示しない被加工物搬出部より搬出される。この
ように、被加工物は第1主軸、第2主軸と受け渡され、
第1工程、第2工程の旋削加工、ドリル加工、ミーリン
グ加工等が施される。
【0018】しかし、第1チャック2bに把持されてい
る被加工物を加工するのに、タレット4b、第1工具マ
ガジン8内の工具では足りず、第2工具マガジン9また
はタレット5bにある工具が必要な場合がある。第2工
具マガジン9にある場合について説明を行う。受け渡し
手段10により、第2工具マガジン9にある工具を第1
工具マガジン8側に受け渡す。すなわち、第1マガジン
28bおよび第2マガジン29bを各々の第2工具交換
位置に割出し、工具T1 ,T2 を受け渡しアーム10b
の把持部10cで把持し、工具T1 ,T2 を工具交換し
てT1 ,T2 の工具の位置を入れ替える。第1工具マガ
ジン8に受け渡された工具が第2チャック5bに把持さ
れた被加工物の加工に使用する場合には、第1工具マガ
ジン8内の工具を受け渡し手段10で第2工具マガジン
9側に受け渡し、第2工具マガジン9より第2ATC7
によってタレット5bに工具交換すればよい。このよう
に、使用頻度の少ない工具を両方の加工領域における加
工に共通に使用可能にすることにより、対向主軸形複合
工作機械が保持できる工具本数を大幅に増やすことが可
能となり、対向主軸形複合工作機械において連続無人運
転が可能となった。
る被加工物を加工するのに、タレット4b、第1工具マ
ガジン8内の工具では足りず、第2工具マガジン9また
はタレット5bにある工具が必要な場合がある。第2工
具マガジン9にある場合について説明を行う。受け渡し
手段10により、第2工具マガジン9にある工具を第1
工具マガジン8側に受け渡す。すなわち、第1マガジン
28bおよび第2マガジン29bを各々の第2工具交換
位置に割出し、工具T1 ,T2 を受け渡しアーム10b
の把持部10cで把持し、工具T1 ,T2 を工具交換し
てT1 ,T2 の工具の位置を入れ替える。第1工具マガ
ジン8に受け渡された工具が第2チャック5bに把持さ
れた被加工物の加工に使用する場合には、第1工具マガ
ジン8内の工具を受け渡し手段10で第2工具マガジン
9側に受け渡し、第2工具マガジン9より第2ATC7
によってタレット5bに工具交換すればよい。このよう
に、使用頻度の少ない工具を両方の加工領域における加
工に共通に使用可能にすることにより、対向主軸形複合
工作機械が保持できる工具本数を大幅に増やすことが可
能となり、対向主軸形複合工作機械において連続無人運
転が可能となった。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、対向主軸形複合工作機械において収納可能な工具種
類を増加させることができ、連続無人運転により被加工
物は第1主軸、第2主軸と受け渡され、第1工程、第2
工程の旋削加工、ドリル加工、ミーリング加工等を行う
ことができる。また、工具受け渡し手段を有することに
より、使用頻度の少ない工具を第1主軸側加工領域と第
2主軸側加工領域とに共通に使用させることができるの
で、対向主軸形複合工作機械における連続無人運転化が
より一層図れた。
ば、対向主軸形複合工作機械において収納可能な工具種
類を増加させることができ、連続無人運転により被加工
物は第1主軸、第2主軸と受け渡され、第1工程、第2
工程の旋削加工、ドリル加工、ミーリング加工等を行う
ことができる。また、工具受け渡し手段を有することに
より、使用頻度の少ない工具を第1主軸側加工領域と第
2主軸側加工領域とに共通に使用させることができるの
で、対向主軸形複合工作機械における連続無人運転化が
より一層図れた。
【図1】この考案の対向主軸形複合工作機械の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】工具マガジン間で工具を受け渡す受け渡し手段
の平面図である。
の平面図である。
【図4】図3のA矢視図である。
1 ベッド 2 第1主軸台 3 第2主軸台 4 第1刃物台 5 第2刃物台 6 第1ATC 7 第2ATC 8 第1工具マガジン 9 第2工具マガジン 10 受渡し手段
Claims (2)
- 【請求項1】 工作機械の基体と、 この基体の一端に設けられ、被加工物が把持される第1
把持部を有する第1主軸が回転自在に支持される第1主
軸台と、 前記基体の他端側に前記第1主軸の軸線方向に相対移動
自在に、かつ、前記第1主軸の軸線方向と平行な方向に
軸線を有して設けられ、被加工物が把持される第2把持
部が前記第1の把持部と対向するように設けられた第2
主軸が回転自在に支持される第2主軸台と、 前記第1把持部に把持された被加工物を加工するため、
前記第1主軸の軸線方向およびこの第1主軸の軸線方向
に直交する2方向に相対移動位置決め制御される第1刃
物台と、 この第1刃物台に旋回割出し自在に設けられ、複数の工
具装着部が形成された第1タレットと、 前記刃物台の後方に設けられ、複数の工具が貯蔵される
第1マガジンが旋回割出し制御される第1工具マガジン
と、 前記第1タレットと前記第1工具マガジンとのあいだに
設けられ、所定の工具交換位置に割り出された第1タレ
ットの工具と、 所定の工具交換位置に割り出された前記第1工具マガジ
ンとの工具を交換する第1自動工具交換装置と、 前記第2把持部に把持された被加工物を加工するため、
前記第2主軸の軸線方向およびこの第2主軸の軸線方向
に直交する2方向に相対移動位置決め制御される第2刃
物台と、 この第2刃物台に旋回割出し自在に設けられ、複数の工
具装着部が形成された第2タレットと、 前記第2刃物台の後方に設けられ、複数の工具が貯蔵さ
れる第2マガジンが旋回割出し制御される第2工具マガ
ジンと、 前記第2タレットと前記第2工具マガジンとのあいだに
設けられ、所定の工具交換位置に割り出された第2タレ
ットの工具と、所定の工具交換位置に割り出された前記
第2工具マガジンとの工具を交換する第2自動工具交換
装置と、 前記第1主軸を所定の回転数に回転制御するとともに、
前記第1主軸をこの前記第1主軸の軸線方向のまわり方
向に位置決め制御する第1主軸制御部と、 前記第2主軸を所定の回転数に回転制御するとともに、
前記第2主軸を前記第2主軸の軸線方向のまわり方向に
位置決め制御する第2主軸制御部とを有することを特徴
とする対向主軸形複合工作機械。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記第1工具マガジンと前記第2工具マガジンとのあい
だに設けられ、前記第1工具マガジンと前記第2工具マ
ガジンとのあいだで相互に工具の受け渡しを行う工具受
け渡し手段を有していることを特徴とする対向主軸形複
合工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070284U JP2589462Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 対向主軸形複合工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070284U JP2589462Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 対向主軸形複合工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740048U JPH0740048U (ja) | 1995-07-18 |
JP2589462Y2 true JP2589462Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=13427035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070284U Expired - Lifetime JP2589462Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 対向主軸形複合工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589462Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20105248U1 (de) * | 2001-03-26 | 2002-08-01 | Kaltenbach & Voigt | Fräs-/Schleifmaschine zur Herstellung von zahnmedizinischen Werkstücken |
CN114833640B (zh) * | 2022-04-11 | 2023-04-25 | 重庆城市职业学院 | 一种多主轴机电式轴距铣钻复合加工机 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP1993070284U patent/JP2589462Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740048U (ja) | 1995-07-18 |
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