JP4603604B2 - ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステム - Google Patents

ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステム Download PDF

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Description

本発明は、ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステムに関する。
成型機やマシニングセンタなどの工作機械に対して、その所定の装着部位にワークを取り付けたり、処理が完了したワークを装着部位から取り出したりするのに、ロボットを用いたロボットシステムが公知である。このようなロボットシステムによって、工作機械による多数のワークへの処理の自動化が可能となる。
工作機械へのワークの着脱のためのロボットには、直線移動軸や旋回アームを組み合わせた機構が用いられている。特に、成型品の取出機としては、現在、直線移動軸を組み合わせた直交座標型のロボットが一般的である。このロボットには、旋回アームを用いる場合に比べて、制御時に複雑な座標変換が不要である、動作が判りやすいといったメリットがある反面、嵩張りやすく、特に全高が高くなりがちであり、成型機とは別途に輸送する必要が生じやすいといった面がある。
一方、図6は、旋回アームを組み合わせたロボット50を用いた従来例のロボットシステムを模式的に示している。工作機械60には、ワーク70を出し入れするための扉61が設けられている。ロボット50は、床面に固定されたベース部材51が扉61の正面に位置するように配置されている。それによって、簡素でコンパクトな構成のロボット50によって、工作機械60内で有効に着脱操作を行うことが可能となっている。すなわち、ベース部材51を、扉61の正面からずれた位置に配置した場合には、ベース部材51から、扉61内までの距離が長くなって、アームをより長くするなどの必要が生じがちである。また、アームが扉61に斜めに進入することになるので、構造的に、扉61内で、アームの先端を届かせることができない部位が生じやすくなり、必要な部位にワーク70を位置させるために、追加の機構部などが必要となりがちである。例えば、図6の扉61より左側にロボット50を配置した場合、図示の構成ではアームの先端は、扉61内の空間の左側奥部には届かない。
また、工作機械へワークの着脱のために、旋回アームを組み合わせたロボットを用いた他の従来例のロボットシステムが、特許文献1に開示されている。この従来例では、ロボットは、工作機械上に取り付けられている。この場合にも、ロボットは、ワークの装着部位の近くの適切な位置に配置することができ、簡素でコンパクトな構成で、適切な着脱操作を可能な構成にすることができる。
また、特許文献2,3には、複数の工作機械の間を延びるレールに沿ってロボットを移動可能に構成し、複数の工作機械に対するワークの着脱を1つのロボットで行うようにしたロボットシステムが開示されている。この場合には、ロボットが、工作機械に対して、適当な位置に移動することによって、適切な着脱操作が可能となっている。
特開平10−95028号公報 特開平6−106446号公報 特許第3865703号公報
図6に示すロボットシステムでは、ワーク70の変更時やメンテナンス時などには、作業員が、工作機械60の所で作業を行う場合がある。このような作業では、ワーク70の装着部や保持機構などの調整・検査が必要となる場合が多く、そのため、このような作業は、通常、工作機械60の扉61の正面で行われる。そのために、工作機械60には、その操作パネル62が、扉61が設けられた側面に設けられている。このような作業時には、ロボット50が扉61の正面にあると、作業スペースが狭くなり、作業しにくい。
一方、特許文献1に開示された構成では、工作機械へのワークの着脱のためのロボットが、工作機械上に配置されているので、メンテナンスなどの作業時に、ロボットのために作業スペースが狭くなることはない。しかし、工作機械上に配置できるロボットの重量や大きさは限られているため、大きなワークを扱う場合には、このような構成を用いるのは困難である。また、ロボットを比較的小型にする必要があるため、ロボットの処理可能範囲も狭くなりがちであり、そのために、ワークの供給・搬出装置の配置にも制約が生じがちである。
また、特許文献2,3のように、ロボットをレールで移動可能に構成すれば、メンテナンスなどの作業時に、ロボットを移動させて、工作機械の、ワークの着脱のための扉の正面に作業スペースを確保することができる。しかし、1つの工作機械に対して1つのロボットを用いる構成では、レールを用いてロボットを移動可能な構成とするには、かなりのコストがかかり、かならずしも好ましくない。
本発明の目的は、ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステムにおいて、工作機械の、ワークの着脱用の扉の正面に、工作機械のメンテナンスなどの作業スペースを確保することができる新規な構成のロボットシステムを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明のロボットシステムは、ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステムであって、工作機械は、ワークを着脱のために出し入れする扉を有するロボットシステムにおいて、ロボットは、扉が形成された工作機械の側面に垂直な方向に見て、ロボットのいずれの部分も扉に重ならないようにすることができるように扉から水平方向にずれた位置に設置されたベース部材と、ベース部材に、第1の軸回りに回転可能に結合された回転部材と、回転部材に、第1の軸に垂直な第2の軸回りに旋回可能に結合された第1のアーム部材と、第1のアーム部材に、第2の軸に平行な第3の軸回りに旋回可能に結合された第2のアーム部材と、を有しており、第1の軸は、扉が形成された工作機械の側面に垂直な方向に見たときに、鉛直方向に対して、上方に向かうにつれて扉側に向かうように傾斜して延びている、ことを特徴とする。
この構成によれば、ベース部材が、扉からずれた位置に設置されているので、第1、第2のアーム部材を折り畳むように引っ込めれば、扉の正面からロボットを退避させることができる。また、第1の軸が、扉側に向かうように傾斜しているので、第2のアーム部材の先端を、工作機械の扉内の広範囲の位置に無理なく届かせることができる。
本発明のロボットシステムでは、第2のアーム部材は、第3の軸回りに回転可能に第1のアーム部材に結合された基部と、該基部に、第3の軸に垂直な第4の軸回りに回転可能に結合されたシャフト部とを有し、ロボットは、ワークを保持する保持機構をさらに有し、保持機構は、第2のアーム部材のシャフト部に、第4の軸に垂直な第5の軸回りに旋回可能に結合された基部と、該基部に、第5の軸に垂直な第6の軸回りに回転可能に取り付けられ、ワークの保持部を備える末端部と、を有するのが好ましい。それによって、ワークの姿勢を、工作機械への着脱時などに適切に調節することができる。
本発明のロボットシステムによれば、工作機械の、ワークの着脱用の扉の正面から、ロボットを退避させることができ、それによって、工作機械のメンテナンスなどの作業スペースを確保することができる。なおかつ、簡素な構成のロボットによって、そのアーム部材の先端を、工作機械の扉内の所望の位置に届かせて、ワークの着脱を適切に実行することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のロボットシステムの全体構成を模式的に示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態のロボットシステムは、1つの工作機械10に対して1つのロボット20を用いた構成である。
工作機械10は、成型機やマシニングセンタなどの、成型部品であるワークの作製、供給されるワークに対する成型部品の結合や機械加工などの所定の処理を行う公知のどのような種類のものであってもよい。工作機械10の詳細は、本発明には直接関係しないので、説明を省略する。いずれにしても、工作機械10は、不図示のワークを出し入れするための扉11を有している。また、工作機械10の、扉11が設けられた側面の、扉11の近傍には、操作パネル12が配置されている。詳細には示さないが、扉11内には、処理時にワークを保持するための処理テーブルや治具が備えられた保持部が設けられている。
ロボット20は、工作機械10に対してワークを着脱する働きをする。すなわち、ロボット20は、コンベア15によって搬送されてきたワークを捕捉し、扉11を介して工作機械10内に挿入して工作機械10の保持部に装着し、および/または、工作機械10で処理されたワークを捕捉して工作機械10の保持部から外し、扉11を介して工作機械10の外に出してコンベア15に載せる。
ロボット20は、工作機械10が設置された床面上に設置された台40上に固定されている。台40は、工作機械10の、扉11が形成された側面に面し、この側面に垂直な方向に見て扉11から(図1に示す例では左側に)ずれた位置に配置されている。台40の、ロボット20が固定された面は、扉11が形成された側面に垂直な方向に見たときに、床面に対して、扉11に向かう方向、図1に示す例では右側に面するように傾斜した傾斜面41となっている。
図2は、図1のロボット20の構成の詳細を示している。同図に示すように、ロボット20は、台40の傾斜面41上に固定される概ね直方体形状のベース部材21を有している。ベース部材21には、その底面に垂直な第1の軸31回りに回転可能に回転部材23が結合されている。回転部材23には、第1のアーム部材25が、その一端で、第1の軸31に垂直な第2の軸32回りに旋回可能に結合されている。第1のアーム部材25の他端には、第2のアーム部材27が、その一端で、第2の軸32と平行な第3の軸33回りに旋回可能に結合されている。
このように、ロボット20は、回転機構がシリアルに連結されたいわゆるシリアルリンク機構を有している。これにより、第1〜3の各軸31〜33回りの角度位置を調節することによって、第2のアーム部材27の先端を任意の位置に配置できるようになっている。
第2のアーム部材27は、第3の軸33回りに回転可能に連結された基部27aと、この基部27aに、第3の軸33に垂直な第4の軸34回りに回転可能に結合され、この第4の軸34に沿って延びるシャフト部27bとを有している。シャフト部27bの先端には、ワークを保持する保持機構29が結合されている。保持機構29は、シャフト部27bの先端に、第4の軸34に垂直な第5の軸35回りに旋回可能に結合された基部29aと、基部29aに、第5の軸35に垂直な第6の軸36回りに回転可能に結合された末端部29bを有している。末端部29bの、第6の軸36の方向に面する末端面には図示しないハンド機構が取り付けられ、ハンド機構によってワークを保持する。
このように、第4〜6の軸34〜36回りの回転機構も、もう1つのシリアルリンク機構を構成している。これにより、第4〜6の各軸34〜36回りの角度位置を調節することによって、末端部29bの、ワークの保持面の向きを、したがって、ワークの姿勢を任意の姿勢に調節できるようになっている。
以上のような構成のロボット20は、そのベース部材21が、前述のように、台40の傾斜面41上に固定されて設定されている。その結果、第1の軸31が、傾斜面41に垂直に延び、扉11の形成面に垂直な方向に見たときに、鉛直方向に対して、上方に向かうにつれて工作機械10の扉11側に向かうように、すなわち図の右側に傾斜している。
次に、図3〜4を参照して、本実施形態のロボット20の動作について説明する。
図3は、ロボット20の待機姿勢を示している。この待機姿勢では、第1のアーム部材25は、第2の軸32回りに、ベース部材21の底面とほぼ平行な角度位置に旋回させられている。第1の軸31回りの角度位置は、第1のアーム部材25が、回転部材23から、工作機械10の扉11側とは異なる方向に延びるようになっていればよい。図3に示す例では、第1の軸31回りの角度位置は、第1のアーム部材25が、扉11側とは反対側の、図3の左側に延びる位置になっている。第2のアーム部材27は、第3の軸33回りに、第1のアーム部材25に平行に近い角度位置に旋回させられて、第1のアーム部材25に対して、第3の軸33の所で折り返すように延びている。その結果、第2のアーム部材27は、その先端が、ほぼ第1の軸31の延長線上に位置するようになっており、扉11側には、ほとんど突出していない。
このように、ロボット20を、図3に示す待機姿勢とすることによって、ロボット20の全体を、工作機械10の扉11の正面から退避させることができる。すなわち、工作機械10の、扉11が形成された側面に垂直な方向に、ロボット20のいずれの部分も扉11に重ならないようにすることができる。したがって、図3に示す状態では、作業員が、工作機械10内に扉11を介してアクセスしながら工作機械10のメンテナンスなどの作業を行う際、ロボット20が邪魔になるのを抑制することができる。
また、ロボット20は、扉11に対して、操作パネル12とは反対側に位置しているので、作業員が、操作パネル12を操作する際にも、ロボット20が邪魔になることはない。ただし、操作パネル12の前には、それほど広いスペースが必要ないことも多いので、必ずしも、ロボット20と操作パネル12とは逆側になくてもよい。また、ロボット20の姿勢を低くして、操作パネル12の前にスペースをあけるといった構成としてもよい。
次に、図4は、工作機械10に対して、ロボット20によってワークの着脱を行っている状態を示している。この時、第1の軸31回りの角度位置は、第2の軸32に垂直な線が、工作機械10の扉11側に向く位置となっている。第1の軸31回りの角度位置がこの位置の状態で、第1のアーム部材25を第2の軸32回りに旋回させることによって、第1のアーム部材25を、扉11側に向かって延びる状態とすることができる。また、第2のアーム部材27も、第1のアーム部材25との間の角度を広くするように第3の軸33回りに旋回させることによって、扉11側に向かって延びる状態とすることができる。これらのことによって、第2のアーム部材27の先端の保持機構29を工作機械10の扉11内に届かせることができるようになっている。
この際、第1の軸31が、扉11側に傾斜して延びているため、扉11の形成面に平行な面内で見て、第1および第2のアーム部材25,27は、両者の結合部で折れ曲がることなく、扉11側に向かって真っ直ぐに延びる状態となるようにすることができる。このため、ロボット20を、第1の軸31が鉛直に延びるように配置した場合に比べて、第1および第2のアーム部材25,27をあまり長くしなくても、第2のアーム部材27の先端を扉11内の所望の位置に届かせることができる。したがって、ロボット20を比較的コンパクトに構成することが可能となっている。
また、台40の位置、傾斜面41の角度、および第1のアーム部材25の長さなどを適切に設定することによって、扉11の形成面に垂直な方向に、第1のアーム部材25と第2のアーム部材27の結合部が、扉11に重なるように(図に示す例では、扉11の、ロボット20が配置された側である左側の縁より右側に)位置させることができる。この時、第3の軸33は、鉛直方向に対して傾斜して延びているので、第2のアーム部材27を第3の軸33回りに旋回させることによって、第2のアーム部材27の先端を、水平方向に、第1のアーム部材25と第2のアーム部材27の結合部よりロボット20側に(図に示す例では左側に)位置させることができる。その結果、第2のアーム部材27の先端の保持機構29を、扉11の形成面に垂直な方向に見て、工作機械10内の、扉11の、ロボット20側(図に示す例では左側)の縁よりロボット20側の位置にまで届かせることができる。これは、ロボット20を、第1の軸31が鉛直に延びるように配置した場合には、不可能である。このように、第1の軸31を、扉11の形成面に垂直な方向に見たときに、扉11側に傾斜して延びるように構成することによって、ロボット20によってアクセス可能な工作機械10内の領域を広く確保することができる。
次に、図5は、ロボット20によって、ワークをコンベヤ15から受け取り、あるいは、工作機械10での処理が完了したワークをコンベヤ15に載せている状態を示している。図に示す例では、コンベヤ15は、ロボット20に対して工作機械10の反対側に配置されており、ロボット20は、図4に示す状態に比べて、第1の軸31回りにほぼ180度回転した状態で、コンベヤ15上にアクセスしている。コンベヤ15の配置は、図に示す配置に限られることはなく、コンベヤ15を工作機械10の左右のいずれかの側に配置してもよく、理解されるように、そのような配置でも、ロボット20は、支障なく、コンベヤ15上にアクセスできる。このように、本実施形態の構成では、コンベヤ15の配置には、特別な制約は生じない。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロボット20により工作機械10へワークの着脱を行うロボットシステムにおいて、ロボット20の待機時には、ロボット20を扉11の正面から退避させることができる。それによって、作業員が、工作機械10内に扉11を介してアクセスしながら工作機械10のメンテナンスなどの作業を行う際、ロボット20が邪魔になるのを抑制することができる。
この際、ロボット20は、工作機械10とは別に床面上に設置されるので、工作機械10上に配置する場合のように重量や大きさに制約が生じることはない。そのため、大きく重量のあるワークでも取り扱うことが可能である。また、ワークの供給・搬出装置の配置に制約が生じることもない。
また、ロボット20は、第1〜第3の軸31〜33回りの回転機構をシリアルに連結した簡素な機構で、第1の軸31を、工作機械10の扉11側に向かって傾斜させた構成とすることによって、特殊な機構を用いたり、大型化したりすることなく、工作機械10内に無理なくアクセス可能とすることができる。特に、ロボット20は、工作機械10内の広範囲の位置にアクセス可能なものとすることができる。
なお、上記の実施形態は、本発明を例示するものであり、特許請求の範囲に規定する本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、第4〜第6の軸34〜36回りの回転機構を有するロボット20を示した。この構成によれば、工作機械10に対するワークの着脱時やコンベア15に対するワークの受け取り、受け渡し時に、ワークの姿勢を適切な姿勢に調節することができ、好ましい。しかし、ワークの姿勢があまり問題にならない場合には、第4〜第6の軸34〜36回りの回転機構を省略してもよい。また、第2のアーム部材27を、工作機械10に対するワークの着脱位置や、コンベア15に対する授受位置に位置させた時に、ワークが適切な姿勢になるように、ワークの保持機構を第2のアーム部材27に対して、所定の位置および姿勢で固定しておいてもよい。
また、回転機構に加えて、伸縮機構を組み合わせた構成としてもよい。それによって、ロボットの動作可能範囲をより広くすることができる。
また、上記の実施形態では、ロボット20を、傾斜面41を備える台40上に設置する構成を示した。この構成によれば、傾斜面41の傾斜角度などの異なる種々の台40を用いることによって、共通のロボット20を用いて、種々のシステムに適した構成を実現できるという利点が得られる。しかし、ベース部材21をその上面が傾斜した構成とし、第1の軸31を、ベース部材21の傾斜した上面に垂直な構成としてもよい。あるいは、ベース部材21の水平な上面から、第1の軸31が斜めに突出した構成としてもよい。
また、第1の軸31の傾斜方向は扉が形成された面に対して厳密に平行である必要はなく、コンベアなどの周辺機器の配置などを勘案し、ある程度は平行面に対して角度を持たせることは、本願の目的を達成する上で何ら支障はない。
本発明の一実施形態のロボットシステムを模式的に示す斜視図である。 図1のロボットシステムにおけるロボットをより詳細に示す斜視図である。 図1のロボットシステムにおいて、ロボットが待機姿勢にある状態を示す斜視図である。 図1のロボットシステムにおいて、ロボットが工作機械へのワークの着脱位置にある状態を示す斜視図である。 図1のロボットシステムにおいて、ロボットがコンベアへのワークの授受位置にある状態を示す斜視図である。 従来例のロボットシステムを模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10 工作機械
11 扉
20 ロボット
21 ベース部材
23 回転部材
25 第1のアーム部材
27 第2のアーム部材

Claims (2)

  1. ロボットにより工作機械へワークの着脱を行うロボットシステムであって、前記工作機械は、ワークを着脱のために出し入れする扉を有するロボットシステムにおいて、
    前記ロボットは、前記扉が形成された前記工作機械の側面に垂直な方向に見て、前記ロボットのいずれの部分も前記扉に重ならないようにすることができるように前記扉から水平方向にずれた位置に設置されたベース部材と、該ベース部材に、第1の軸回りに回転可能に結合された回転部材と、該回転部材に、前記第1の軸に垂直な第2の軸回りに旋回可能に結合された第1のアーム部材と、該第1のアーム部材に、前記第2の軸に平行な第3の軸回りに旋回可能に結合された第2のアーム部材と、を有しており、
    前記第1の軸は、前記扉が形成された前記工作機械の側面に垂直な方向に見たときに、鉛直方向に対して、上方に向かうにつれて前記扉側に向かうように傾斜して延びている、
    ことを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記第2のアーム部材は、前記第3の軸回りに回転可能に前記第1のアーム部材に結合された基部と、該基部に、前記第3の軸に垂直な第4の軸回りに回転可能に結合されたシャフト部とを有し、
    前記ロボットは、前記ワークを保持する保持機構をさらに有し、該保持機構は、前記第2のアーム部材の前記シャフト部に、前記第4の軸に垂直な第5の軸回りに旋回可能に結合された基部と、該基部に、前記第5の軸に垂直な第6の軸回りに回転可能に取り付けられ、前記ワークの保持部を備える末端部と、を有する、請求項1に記載のロボットシステム。
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