JP3379115B2 - 加工システム - Google Patents

加工システム

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JP3379115B2
JP3379115B2 JP25472792A JP25472792A JP3379115B2 JP 3379115 B2 JP3379115 B2 JP 3379115B2 JP 25472792 A JP25472792 A JP 25472792A JP 25472792 A JP25472792 A JP 25472792A JP 3379115 B2 JP3379115 B2 JP 3379115B2
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輝之 伊藤
▲けん▼伍 吉岡
文夫 鈴木
穂 平田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械に対して、搬送
ロボットによるワーク交換を行う加工システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の立形マシニングセンタと搬
送ロボットからなる加工システムを示した平面図であ
る。10は立形マシニングセンタであり、この立形マシ
ニングセンタ10は、全体が本体カバー17で覆われ、
Z軸方向(図5の紙面に垂直な方向)に回転軸を有する
主軸11を備えた主軸頭12を有している。40は、複
数台の立形マシニングセンタ10の間を移動する搬送ロ
ボットであり、レール30上を移動して各立形マシニン
グセンタ10のワークを交換する。この時、ワークの交
換は主軸11の前方、即ちレール30に直交する方向か
ら主軸頭12に向けて開口された前面扉14を開閉する
ことにより行われる。また、立形マシニングセンタ10
は、主軸11が鉛直方向に設置されていることから、一
般的に他の工作機械に比べ、このワーク交換用の前面扉
14から主軸11に対して接近性が良いため、前面扉1
4はワークの種類が変わった時や、主軸11の保守点検
時等の作業用扉としても用いられる。この時、作業者は
前面扉14の側方に取り付けられた操作盤15を操作し
ながら作業を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような加工シ
ステムは、通常は無人運転の状態となっている。このよ
うな状態で、作業者がどちらか一方の立形マシニングセ
ンタ10の保守点検作業等を行おうとすると、図5にお
いてEの位置、即ち前面扉14および作業盤15の前で
行わなくてはならない。従って、作業者はレール30上
に位置することになる。しかし、このように作業者が何
らかの理由でレール30を横切らなくてはならない場合
は、安全装置を作動させて加工システム全体を停止させ
た上で保守点検作業を開始するため、停止させる必要の
無いもう一方の立形マシニングセンタ10まで停止して
しまい、作業効率が著しく低下するという問題点があっ
た。
【0004】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、作業者が加工ラインの稼働中
工作機械の保守点検作業等を行っても加工システム全
体が停止しない作業効率の良い加工システムを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、請求項1の発明は、少なくとも2
つの工作機械と、この少なくとも2つの工作機械の側方
かつ床面上に設置されたレールと、前記レール上を移動
して前記少なくとも2つの工作機械にワークを搬入搬出
する単体の搬送ロボットとを備えた加工システムにおい
て、前記工作機械は、前記工作機械を覆う本体カバー
と、この本体カバー上に設けられ、前記レールと略直交
する方向から前記本体カバー内部に向けて開口する側面
扉と、前記本体カバー上に設けられ、前記レールと略平
行な方向から前記本体カバー内部に向けて開口する作業
者が作業を行なうための前面扉と、前記本体カバー内に
設けられ、軸線回りに回転可能な主軸を支持する主軸頭
と、前記本体カバー内に設けられ、前記主軸によって加
工される前記ワークを載置するテーブルとを備え、前記
レールは前記少なくとも2つの工作機械に接近して配置
され、前記搬送ロボットは、前記側面カバーを介して直
接、前記ワークを前記テーブルに対して搬入搬出する
のである。請求項2の発明は、少なくとも2つの工作機
械と、この少なくとも2つの工作機械の側方かつ床面上
に設置されたレールと、前記レール上を移動して前記少
なくとも2つの工作機械にワークを搬入搬出する単体の
搬送ロボットとを備えた加工システムにおいて、前記工
作機械は、前記工作機械を覆う本体カバーと、この本体
カバー上に設けられ、前記搬送ロボットが前記ワークを
搬送搬出するための側面扉と、前記本体カバー上に設け
られ、作業者が作業を行なうための前面扉とを有し、前
記少なくとも2つの工作機械は前記前面扉側で向い合っ
て配置されると共に、前記前面扉が前記レールと略平行
な方向から前記本体カバー内部に向けて開口し、前記側
面扉が前記レールと略直交する方向から前記本体カバー
内部に向けて開口することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1の発明において、搬送ロボットは、
作機械の側方に設けられたレール上を移動し、側面扉を
介してワークをテーブルに対して直接、搬入搬出する。
工作機械の主軸は、テーブル上のワークの加工を行う。
また、作業者が工作機械の保守点検作業等を行う時は前
面扉より行う。請求項2の発明において、搬送ロボット
は、側面扉を介してワークの搬入搬出を行い、作業者が
保守点検作業等を行う時は前面扉より行う。 また、工作
機械が向い合っているため、作業者は2つの工作機械の
両方の作業を行うことができるため、より効率の良い加
工システムを実現できる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は、第1実施例の加工システムを示した斜視
図であり、図2は図1に示される加工システムの平面図
をモデル化した図である。50a,50bは立形マシニ
ングセンタであり、Y軸方向に対して同じ方向を向いて
縦列配置されている。これらの立形マシニングセンタ5
0a,50bの側方にはレール60が配設され、このレ
ール60上には搬送ロボット70が設置されている。こ
の搬送ロボット70は先端にハンド71を備えており、
立形マシニングセンタ50a,50bに必要なワーク2
2の搬入搬出を行うものである。また、レール60の端
部には多数のワーク22が収納されたワーク収納棚80
が配置されている。このワーク収納棚80は、片側半分
が加工前のワークを収納する粗材収納部80aであり、
もう片側半分が加工後の完成したワークを収納する完成
品収納部80bである。
【0008】立形マシニングセンタ50a,50bは、
基本的に同じ構成であるため以下に説明する各構成要素
は同一の符号を用いる。立形マシニングセンタ50a,
50bは、Z軸方向に回転軸を有する主軸51を備え、
Z軸方向に移動可能な主軸頭52を有している。この主
軸頭52の下方にはX軸、Y軸方向に移動可能な加工テ
ーブル53が設置されている。また、立形マシニングセ
ンタ50a,50bは、全体が本体カバー58で覆われ
ており、この本体カバー58には前面扉54と側面扉5
6が設けられている。前面扉54は、2台の立形マシニ
ングセンタ50a,50bの縦列方向、即ちレール60
に平行な方向から主軸頭52に向けて開口されており、
側面扉56は搬送ロボット70に対向する方向、即ちレ
ール60に直交する方向から主軸頭52に向けて開口さ
れている。前面扉54は、作業者による保守点検作業等
を行うための扉であり、側部に操作盤55が取り付けら
れ、通常時はスライドカバー54aによって閉じた状態
となっている。また、側面扉56は搬送ロボット70に
よるワーク22の搬入搬出用の扉であり、ワーク22の
搬入搬出時に自動開閉可能となっている。
【0009】なお、上述した加工システムは、作業者と
搬送ロボット70との衝突を回避するため、作業者がレ
ール60を横切る時は、図示しない安全装置が作動し、
加工システム全体が停止するようになっている。このよ
うな安全装置としては、レール60近傍に作業者が接近
したことをセンサによって直接検出する方法や、レール
60全体を安全柵によって囲み、この安全柵内に作業者
が入る時は、作業者が安全プラグを外すことによって、
加工システム全体を停止させる方法等がある。
【0010】以上の構成に基づいて本実施例の加工シス
テムの作用を説明する。通常の加工時においては、本加
工システムは無人運転の状態となっている。即ち、搬送
ロボット70はレール60上を移動しながらワーク収納
棚80の粗材収納部80aから加工前のワーク22を取
り出し、立形マシニングセンタ50a,50bの加工テ
ーブル53に設置された図略の治具に取り付け、このワ
ーク22の加工が終了すると、加工が完了したワーク2
2を加工テーブル53の治具から取り外し、ワーク収納
棚80の完成品収納部80bに収納する。以上の作業が
繰り返し行われることによって無人運転が行われるが、
この時、搬送ロボット70は、上述したように側面扉5
6からワーク22の搬入搬出を行う。
【0011】この様な無人運転状態中に、立形マシニン
グセンタ50a,50bに異常や、加工ワークの種類変
更による段取り替え等によって、立形マシニングセンタ
50a,50bのいずれか一方のみを停止させなければ
ならない状態が生じると、作業者は、図2におけるBの
方向からAの位置まで立形マシニングセンタ50a,5
0bに接近し、所望の作業を行うことができる。即ち、
Aの位置において作業者は操作盤55を操作して前面扉
54のスライドカバー54aを開き、主軸51の保守点
検作業や、段取り替え作業等を行うことができる。この
時、作業者はレール60上を横切る必要がないため、安
全であるばかりでなく、作業者がレール60上を横切る
ことによって作業者と搬送ロボット70とが衝突する危
険を防止する安全装置が作動することがないので、加工
システム全体が停止することはなく、立形マシニングセ
ンタ50a,50bのどちらか一方を停止させても、も
う一方は加工を続行することが可能である。
【0012】以上、述べたように本実施例の加工システ
ムは、搬送ロボット70が移動するレール60に対して
立形マシニングセンタ50a,50bを縦列配置し、立
形マシニングセンタ50a,50bのレール60と直交
する方向に搬送ロボット70によってワーク22の搬入
搬出を行う側面扉56を開口し、レール60と平行な方
向に作業者が主軸51の保守点検作業等を行う前面扉5
4を設けたために、作業者が所望の作業を行う際にレー
ル60を横切って作業を行う必要がなく安全な作業が行
える。従って、立形マシニングセンタ50a,50bの
どちらか一方を停止させて、保守点検作業等を行っても
安全装置が作動することはないので、もう一方の立形マ
シニングセンタや搬送ロボット70は作業を続行するこ
とが可能であるため、効率の良い加工システムを実現す
ることができる。
【0013】図3、図4は第2実施例、第3実施例を示
したモデル図である。この第2実施例、第3実施例にお
いて第1実施例と同じ構成の部分は同じ符号を用いるこ
とによって説明を省略し、以下には第1実施例と異なる
部分のみを説明する。図3に示す第2実施例は、左右対
象の立形マシニングセンタ50a,50bを向かい合わ
せに縦列配置したものである。このように配置すること
により、作業者はDの方向からCの位置まで立形マシニ
ングセンタ50a,50bに接近することで、立形マシ
ニングセンタ50a,50b両方の作業を行うことがで
きため、より効率の高い加工システムを実現できる。
【0014】図4に示す第3実施例は、第1実施例の立
形マシニングセンタ50a,50bにパレットチェンジ
ャ57を用いたものである。パレットチェンジャ57
は、次に加工するワークを取り付けるパレットが載置さ
れている搬入部57aと、現在加工されている加工テー
ブル53上のパレットを搬出する搬出部57bからな
り、側面扉56を介してパレットの交換を行うものであ
る。このような構成により搬送ロボット70は、立形マ
シニングセンタ50a,50bが加工中であっても搬入
部57a上のパレットに対してワークの交換作業を行う
ことができるため、ワークの交換作業に時間のかかるワ
ークの場合、立形マシニングセンタ50a,50bが加
工を中断する時間を最小限度にすることができ、加工効
率を向上させることができる。
【0015】以上の実施例は、全て2つの立形マシニン
グセンタ50a,50bを用いた場合について述べた
が、立形マシニングセンタの数は2台に限られるもので
はない。即ち、立形マシニングセンタの数がさらに多数
の場合はもとより、1台の場合でも搬送ロボット70の
作業が停止することを防止できるので、効率の良い加工
システムが実現できる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の加工システ
ムは、搬送ロボットが移動するレールの側方に工作機械
を配置し、工作機械を覆う本体カバーにレールと直交
する方向から本体カバー内部に向けて開口した側面扉
と、レールと平行な方向から本体カバー内部に向けて
開口した前面扉とを設けたものである。このため、搬送
ロボットは側面扉よりワークの搬入搬出を行うことがで
き、作業者は前面扉より主軸の保守点検作業等を行うこ
とができる。従って、作業者が所望の作業を行う際にレ
ールを横切って作業を行う必要がなく、安全な作業がで
きるため、作業者が工作機械に対して作業を行う度に安
全装置が作動して加工システム全体が停止してしまうこ
とはなく、加工効率の良い加工システムを実現すること
ができる。また、請求項2の発明では工作機械が向い合
っているため、作業者は2つの工作機械の両方の作業を
行うことができるため、より効率の良い加工システムを
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】第1実施例の平面図をモデル化した図である。
【図3】第2実施例をモデル化した図である。
【図4】第3実施例をモデル化した図である。
【図5】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
50a,50b 立形マシニングセンタ 51 主軸 53 加工テーブル 54 前面扉 56 側面扉 58 本体カバー 60 レール 70 搬送ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−83138(JP,A) 特開 昭62−19358(JP,A) 特開 平4−8457(JP,A) 特開 昭61−25757(JP,A) 特開 平4−115885(JP,A) 実開 平3−126541(JP,U) 実開 平4−37582(JP,U) 実開 昭48−49676(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 41/04 B23Q 7/04 B23Q 7/14 B23Q 11/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの工作機械と、この少なく
    とも2つの工作機械の側方かつ床面上に設置されたレー
    ルと、前記レール上を移動して前記少なくとも2つの工
    作機械にワークを搬入搬出する単体の搬送ロボットとを
    備えた加工システムにおいて、前記工作機械は、 前記工作機械 を覆う本体カバーと、 この本体カバー上に設けられ、前記レールと略直交する
    方向から前記本体カバー内部に向けて開口する側面扉
    と、 前記本体カバー上に設けられ、前記レールと略平行な方
    向から前記本体カバー内部に向けて開口する作業者が作
    業を行なうための前面扉と、前記本体カバー内に設けられ、軸線回りに回転可能な主
    軸を支持する主軸頭と、前記本体カバー内に設けられ、
    前記主軸によって加工される前記ワークを載置するテー
    ブルとを備え、 前記レールは前記少なくとも2つの工作機械に接近して
    配置され、前記搬送ロボットは、前記側面カバーを介し
    て直接、前記ワークを前記テーブルに対して搬入搬出す
    ることを特徴とする加工システム。
  2. 【請求項2】少なくとも2つの工作機械と、この少なく
    とも2つの工作機械の側方かつ床面上に設置されたレー
    ルと、前記レール上を移動して前記少なくとも2つの工
    作機械にワークを搬入搬出する単体の搬送ロボットとを
    備えた加工システムにおいて、 前記工作機械は、 前記工作機械を覆う本体カバーと、この本体カバー上に
    設けられ、前記搬送ロボットが前記ワークを搬送搬出す
    るための側面扉と、前記本体カバー上に設けられ、作業
    者が作業を行なうための前面扉とを有し、前記少なくとも2つの工作機械は前記前面扉側で向い合
    って配置されると共に、 前記前面扉が前記レールと略平
    行な方向から前記本体カバー内部に向けて開口し、前記
    側面扉が前記レールと略直交する方向から前記本体カバ
    ー内部に向けて開口することを特徴とする加工システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つの工作機械は、左右対
    称の配置構成であることを特徴とする請求項2に記載の
    加工システム。
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