JPS59158247A - 両面剥離シ−トおよびそれを含むプリプレグ材料 - Google Patents

両面剥離シ−トおよびそれを含むプリプレグ材料

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JPS59158247A
JPS59158247A JP3100583A JP3100583A JPS59158247A JP S59158247 A JPS59158247 A JP S59158247A JP 3100583 A JP3100583 A JP 3100583A JP 3100583 A JP3100583 A JP 3100583A JP S59158247 A JPS59158247 A JP S59158247A
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細田 幸男
秀雄 秋山
前田 治征
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New Oji Paper Co Ltd
Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特に耐湿寸法安定性及び耐熱寸法安定性に
優れた両面剥離シート、ならびに、そのような剥離シー
トの一面に補強用繊維のプリプレグを担持せしめてなる
プリプレグ材料に関する。
炭素繊維その他の補強用繊維のプリプレグ材料の製造に
おいて、剥離シートが広く用いられている。例えば、炭
素繊維の一方向ブリプレグ材料の製造においては、一方
向に互に並行かつシート状に配列された炭素繊維に熱硬
化性樹脂を含浸させ、これに剥離シートを貼着するとと
もに樹脂を予備硬化する。繊維強化樹脂材料を製造する
場合には、剥離シート貼着プリプレグ、つまりプリプレ
グ材料を任意の形に切断し、剥離シート’に除いて所定
方向に所要枚数積層し、加圧加熱し℃樹脂を硬fヒせし
める。
このようなプリプレグ材料の製造において使用される剥
離シートには、一般に次のような特性が要求される。(
a)両面剥離性を有するとともにプリプレグに対して適
′当な仮着性を示すこと。(b)プリプレグ材料の製造
工程で遭遇する熱に耐えること(例えば、エポキシ樹脂
含浸炭素繊維プリプレグ材料の製造工程では100−1
70℃の熱に耐えること。) o (c)熱収縮率が小
さく、耐熱寸法安定性がよいこと。(d)耐湿寸法安定
性がよいこと。
従来、補強用繊維のプリプレグ材料の製造工程で用いら
れている剥離シートにおいて、上述の諸要求を満足する
ものは知られていない。例えば、従来から広く用いられ
ている剥離シートとして。
クラフト紙と、このクラフト紙の両面に形成したアンカ
ー材のコーティング層と、各コーティング層の表面に形
成した剥離剤のコーティング層とからなるものが知られ
ている。この剥離シートは、吸湿しやすく、かつ弾性率
の低いクラフト紙を主体として構成されているので、吸
湿による剥離シートの伸びや、プリプレグ材料の製造工
程で剥離シートラ緊張し、その後緊張を解くことによる
収縮が太きく、補強用繊維が剥離シートの表面から浮き
上がったり(ボコツキ)、剥離シートの面内で蛇行(た
るみ)したりして配列状態が乱れる。
また、プリプレグ材料が、スクリムクロス貼り合わせプ
リプレグ材料であるような場合には、スクリムクロスが
浮き上がって補強用繊維と剥離してしまう。さらに、使
用に際して剥離シートがらプリプレグを剥がしたとき、
プリプレグがあたかも波板のような状態になり、扱いに
くいばかりか、高物性の繊維強化樹脂材料が得られない
特開昭56−10532号公報には、60%の相対湿度
下で、絶乾状態の寸法に対し0.5%以下の伸びを有す
る紙製剥離シートを用いた一方向プリプレグ材料が提案
されている。しかしながら、発明者らの検討結果では耐
湿寸法安定性のよい紙を用いても製造時にカールやチャ
ネリングの発生を避けるのは困難であって、特に耐湿寸
法安定性と耐熱寸法安定性とを兼備する剥離シートでな
ければ満足すべき結果は得られない。
本発明の目的は、上述の諸要求を満足し、特に耐湿寸法
安定性と耐熱寸法安定性とを兼備せる剥離シート、なら
びにそのような剥離シートに補強用繊維のプリプレグを
担持せしめてなるプリプレグ材料を提供するにある。
従って、本発明はその一面において、紙基材と、この紙
基材の両面に貼り合わせた金属箔と、各金属箔の外表面
に形成した剥離剤のコーティング層と會有することを特
徴とする両面剥離シート?提供する。
本発明は他の一面において、上述のような剥離シートの
一面側に補強用繊維のプリプレグを担持してなることを
特徴とするプリプレグ材料を提供する。
添付図面は本発明の両面剥離シートの代表的な一例を示
す断面図である。同図に示すように、紙基材1の両側の
面には接着剤層3および3′を介して金属箔2および2
が貼り合わされている。さらに、各金近箔の外表面には
下塗り層4および4′ヲ介して剥離剤のコーティング層
5およびりが形成されている。
本発明で用いる紙基材としては、プリプレグ材料の製造
工程で遭遇する帖(一般には100〜170℃)に耐え
、且つ吸湿寸法変化の太きくないものが用いられる。一
般には坪量50〜150El/rr?程度の上質紙、ク
ラフト紙、グラシン紙、ロール紙などが用いられる。特
に、厚み0.05〜0、2 mm程度の片艶晒クラフト
紙は吸湿伸びが小さいので好ましい。
金属箔としては銅、アルミニワム、錫および鉄などの金
属の箔が用いられる。中でも、軽量で下塗剤との接着性
がよいという特長をもつアルミニクム箔が好ましい。金
属箔としては厚さ50μ以下、一般には3〜50μ、好
ましくは5〜20μのものを使用する。金属箔が厚過ぎ
るとプリプレグ材料が塑性変形を起こす。金属箔は、ア
クリル樹脂のような・耐熱性のある接着剤を用いて紙基
材の両面に貼着する。この貼着は接着剤1〜20g/r
r?(固形分換算)を用いて常法に従ってロールコータ
−゛等で圧着し、その後乾燥硬化させることにより行え
ばよい。
金属箔紙基材貼合わせ体の両表面には2通常下塗り層全
介して、剥離剤のコーディング層が形成される。下塗り
層としては、耐熱性および剥離性のよいポリビニルアル
コールその他の親水性高分子物質をエマルジョンまたは
溶液形態で用いればよい。その適用割合は1〜20!!
≠ 算ン程度である。
剥離剤としては常用されるシリコーン系樹脂または長鎖
アルキルアクリレート重合体樹脂のような非シリコーン
系樹脂が用いられる。好ましい剥離剤はポリジメチルシ
ロキサンとポリジメチルハイドロジエンシロキサンとの
縮合反応型または付加反応型シリコーン樹脂である。剥
離剤の適用量は03〜2y≠ たコーティングも常用される方法に従って行うことがで
きる。
上述のように製造される両面剥離シートの一面、つまり
コーティング層5および5′のいずれか一方の外表面に
補強用繊維のプリプレグを仮着して担持させる。
補強用繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、有機高弾性繊維
(たとえば、米国デュポン社のKEVLAR″などのポ
リアラミド繊維)のようなものである。
プリプレグは、単糸数が数千本程度の補強用繊維のスト
ランドを一方向に引き揃えたり、一方向に引き揃えたも
のをその繊維軸が0〜90度の任意の角度で互に又差す
るように多層に積層したものに、B−ステージ状態のエ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂
、ポリイミド樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸してなる。
その表面、つまり剥離シートに担持されている面とは反
対側の面に、炭素繊維、ガラス繊維、有機高弾性繊維な
どからなるスクリムクロスが貼り合わされていてもよい
プリプレグの厚みは、002〜1.0mm、好ましくは
0.03〜0.5 mmであり、補強用繊維の含有量は
30〜85重量%、好ましくll′i40〜80重量係
である。
スクリムクロス全使用する場合、それがガラス繊維から
なるものである場合には厚み0.01〜0゜1 mm、
好寸しくは0.02〜0.05mm、目付10〜809
/靜、好ましくは15〜40gIn?であり、炭素繊維
や有機高弾性繊維からなるものである場合には厚み0.
02〜0.15 mm、好ましくは0.03〜0.1m
+n、目付10〜90 g/rt?、好ましくは20〜
6017−である。
本発明の剥離シートでは、プリプレグの担持側および反
対側に金属箔が貼り合わされているので。
その金属箔に妨げられて紙基材の吸湿変化が事実上起こ
らず、吸湿による伸び全防止することができるCまた、
熱収縮も非常に小さい、さらに、剥離シートは「金属−
紙一金属」という対称積層構造を有するため、剥離シー
ト自体が温度および湿度の変化に遭遇しても反りを生じ
ない。貰だ、金属箔は、クラフト紙などにくらべて弾性
率が高く、プリプレグ材料の構造工程における緊張によ
く耐える。そのため、ポルツキやたるみ、あるいはスク
リムクロスの浮き上がりなどを防止することができ、扱
いやすいばかりか、高物性の繊維強化樹脂材料ヲ萄るこ
とができる。
以下1本発明を実施例についてより具体的に説明する。
実施例 紙基材として片艶晒クラフト紙(坪180g/靜、厚さ
85μ)上質紙(坪量80 g/−d、厚さ85μ)お
よび未晒クラフト紙(坪量80 g/ m”−厚さ85
μ)をそれぞれ使用した。接着剤としてアクリル系接着
剤(ザイビノールRC−902、サイデン化学社製)を
用い、接着剤をロールコータ−で39/dc固離分)塗
布したA/ (アルミニウム)箔(厚み7μ)を各紙基
材の両面に貼合わせて、乾燥させた。次に、得られた積
層基材の両外表面にポリビニルアルコール(デンカポパ
ールに一17E、電気化学工業社製→をそれぞれ2Fl
edずつ塗布し℃乾燥させた。さらに、その一方の面に
は軽剥離用シリコーン剥離剤(S、RX−357、トー
ン・シリコン社製)、他面には重剥離用シリコーン剥離
剤(SRX−370:)−レーシリコン社製)をそれぞ
れ111/lr?C固型分)ずつロールコータ−で塗布
、乾燥硬イヒさせた(試料/%1,2.3)。なお、比
較用試料としてAJ箔を積層せずに紙基材のみを上記と
同様に処理した単層剥離シート′!!:製造した(試料
鷹4,5.6)。
上記の処理によって得られた剥離シートの耐熱性および
耐湿寸法安定性を測定して、第1表に示す結果を得た。
第1表 壷 試料を150℃に加熱後20℃に冷却して、収縮率
帳)を測定。
軸(イ)J、TAPPI紙バルブ試験方法A28−18
に準じて、温度20℃、湿度範囲33%RH〜85%R
HKて測定。
1壷(ロ)特開昭56−10532号に規定される方法
に準じて、絶乾状態の寸法に対するRu2Oチに放置後
の寸法を測定(伸びうとして表示)。
()内はRH60%放置後の水分率係。・輪軸(ン内は
紙基材の伸び(%J 東し株式会社製炭素繊維”トレカ″T−300(平均単
糸径7μ、単糸数6,000本)を一方向に互に並行か
つシート状に引き揃えたものに、油化シェル株式会社製
エポキシ樹脂”エピコート”828と同“エピコート+
1004と、三フッ化ホク素モノエチルアミンと2io
:io:iの重量比でメチルエチルケトンに溶解して樹
脂成分を60重量%とした樹脂液を含浸し1次いでこれ
を2種類の剥離シートの重剥離用剥離剤コーティング層
上に載せ、150℃の熱風乾燥炉中に通してメチルエチ
ルケトンを蒸発させた後、表面温度が110℃である一
対のホットロール間でプレスして炭素繊維を押し拡げ、
プリプレグ材料を作った。
このプリプレグ材料は、剥離シートラ除くプリプレグの
厚みが約0.12mmであり、炭素繊維の含有率が約6
3重量飴であった。さらに、上記プリプレグの上には、
JWみ0.03 mlT+、目(−425,9/iのガ
ラス繊維平織スクリムクロスを貼り合わせた。
上記2毬類の剥離シートは、第1表におけるAl11片
艶晒クラフト紙/A/?(試料7循1のもの)とクラ晒
クラフト紙(試料層4のもの)である。
次に、上記2種類のプリプレグ材料を、臨席り5℃、湿
度7oチRHの家内に放置し、形態の経時変化を観察し
た。観察結果を第2表に示す。
第2表 上記第2表から1本発明のプリプレグ材料(試料層7)
は、カールの発生やスクリムクロスの浮き上がりが極め
て少ないことがわかる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係る両面剥離シートの代表的な一例を示す
断面図である。 参照数字は下記の通りである。 1・・・・・紙基拐、2.Z・・・・・・金属箔、  
3 、3’・・・・・・接羞剤層、4,4′・・・・・
・下塗り層、5,5′・・・・・・剥離剤コーティング
層。 特許出願人 王子製fA株式会社 束  し  株  式  会  社 特許出願代理人 弁理士 青 木    朗 弁理士 西 舘 和 之 弁理士 内 1)幸 男 弁理士 山 口 昭 之

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紙基材と、この紙基材の両面に貼り合わせた金属箔
    と、各金属箔の外表面に形成した剥離剤のコーティング
    層とを有することを特徴とする両面剥離シート。 2、剥離シートの一面に補強用繊維のプリプレグを担持
    してなるプリプレグ材料において、剥離シートとして、
    紙基材と、この紙基材の両面に貼り合わせた金Jl箔と
    、各金属箔の外表面に形成した剥離剤のコーティング層
    とを有する両面剥離シートを用いてなることを特徴とす
    るプリプレグ材料。
JP3100583A 1983-02-28 1983-02-28 両面剥離シ−トおよびそれを含むプリプレグ材料 Granted JPS59158247A (ja)

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