JP6716434B2 - 原動機支持機構及び作業機 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、エンジンの低負荷域から高負荷域までの広い負荷範囲に亘って良好な防振性能を奏し、耐久性の向上と長寿命化を可能としたエンジンの防振支持構造を実現するために、旋回台上でエンジンを防振支持部材を介在させて前後左右4点で防振支持し、さらに、前記旋回台とエンジンとの間の前記4点支持位置以外の位置にエンジンの過大振動変位を吸収する防振部材を設けた構成が開示されている。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、多様な方向に作用する振動等に対して良好に原動機ユニットを支持することができる原動機支持機構及び作業機を提供することを目的とする。
図11は、本実施形態に係る作業機1を示している。本実施形態では、原動機ユニットPを備えた作業機1として、旋回作業機であるミニバックホーが例示されている。但し、本発明に係る作業機1の種類は限定されず、建設機械や農業機械等に本発明を適用することができる。
以下、機体3上に設けられた運転席7に着座した運転者の前側を前方、運転者の後側を後方、運転者の左側を左方、運転者の右側を右方として説明する。また、前後の方向(前後方向)に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。また、機体3の機体幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体3における機体幅方向の中心から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体3における機体幅方向の中心に近づく方向である。
走行装置4は、クローラ式の走行装置である。走行装置4は、機体外方側に設けられている。具体的には、走行装置4は、機体3の右側と左側の下方にそれぞれ設けられている。走行装置4は、油圧モータによって駆動される。走行装置4の前部にはドーザ装置10が設けられている。
機体3は、旋回基板14と、カバー15とを有している。
ウント装置22は、エンジンルームEの後部の他側方側(例えば、右側)に配置され、作業機1の他側方側で原動機ユニットPを支持する。第3マウント装置23は、第1マウント装置21よりも他側方側且つ第2マウント装置22よりも一側方側且つエンジンルームEの後部に配置されている。第3マウント装置23は、原動機ユニットPにおける第1マウント装置21と第2マウント装置22との間を支持する。第4マウント装置24は、エンジンルームEの前部の一側方側に配置され、作業機1の一側方側で原動機ユニットPを支持する。第5マウント装置25は、エンジンルームEの前部の他側方側に配置され、作業機1の他側方側で原動機ユニットPを支持する。なお、上述した説明では、一側方側を「左側」とし、他側方側を「右側」として説明したが、一側方側を「右側」とし、他側方側を「左側」としてもよい。また、一側方側及び他側方側は、左側、右側の他に、前側、後側であってもよい。
第1機体側ブラケット21aは、第1マウント21bと旋回基板14とを接続する。具体的には、第1機体側ブラケット21aは、第1取付フレーム50aの上面に固定され、第1マウント21bの下部を支持している。
第1機体取付部21b1は、第1機体締結部(第1突出部)41bと、第1底板41aと、を有している。第1機体締結部41bは、第1底板41aに固定され、第1底板41aの中央から第1防振支持部材21b2と反対側に突出し、下側開口部21a5に挿入されている。第1機体締結部41bの外周面には雄ねじが形成されており、雌ねじが形成されたナットと螺合されることで、第1マウント21bと第1機体側ブラケット21aとを接続する。即ち、第1機体締結部41b及びナット等によって、機体側締結部が構成されている。
第1支持取付部21b3は、第1天板41cと、第1天板41cに接続された第1支持締結部(第2突出部)41dとを有している。第1支持締結部41dは、第1天板41cの中央から第1防振支持部材21b2と反対側に突出し、上側開口部21c1に挿入されている。第1支持締結部41dの外周面には、雄ねじが形成されており、雌ねじが形成されたナットと螺合されることで、第1マウント21bと第1原動機側ブラケット21cと
を接続する。即ち、第1支持締結部41d及びナット等によって、原動機側締結部が構成されている。
第1防振支持部材21b2は、ゴムやエラストマー等の弾性の材料で形成されており、第1機体取付部21b1と第1支持取付部21b3との間に配置されている。第1防振支持部材(弾性体)21b2は、第1底板41aとの当接面及び第1天板41cとの当接面が原動機ユニットPの振動荷重を受ける受圧面S1であり、弾性変形することによって原動機ユニットPの振動を吸収する。図2Bは、第1防振支持部材21b2の受圧面S1をエンジン2側(上方)から見た平面図を示し、図2Cは、第1防振支持部材21b2の受圧面S1を旋回基板14側(下方)から見た底面図を示している。
図7A、図10に示すように、第2マウント22bは、第2機体取付部22b1と、第2防振支持部材22b2と、第2支持取付部22b3とを有しており、原動機ユニットPを旋回基板14上で支持し且つ原動機ユニットPの振動を吸収する。
第2支持取付部22b3は、第2天板42cと、第2支持締結部(第2突出部)42dとを有している。第2支持締結部42dは、第2天板42cの中央から第2防振支持部材22b2と反対側に突出し、上側開口部22c1に挿入されている。第2支持締結部42dの外周面には、雄ねじが形成されており、雌ねじが形成されたナットと螺合されることで、第2マウント22bと第2原動機側ブラケット22cとを接続する。即ち、第2支持締結部42dとナット等によって、原動機側締結部が構成されている。
第2防振支持部材22b2は、ゴムやエラストマー等の弾性の材料で形成されており、第2機体取付部22b1と第2支持取付部22b3との間に配置されている。第2防振支持部材(弾性体)22b2は、第2底板42aとの当接面及び第2天板42cとの当接面が原動機ユニットPの振動荷重を受ける受圧面S2であり、弾性変形することによって原動機ユニットPの振動を吸収する。図2B及び図2Cに示すように、第2防振支持部材(弾性体)22b2の受圧面S2は、長幅部W1と短幅部W2とを有する形状であって、例えば、平面視で矩形状に形成されている。第2防振支持部材22b2の受圧面S2の長幅部W1、即ち、長手方向は、機体幅方向(第1方向)に沿っている。また、第2防振支持部材22b2の受圧面S2の短幅部W2、即ち、短手方向は、前後方向(第2方向)に沿っている。
第3機体側ブラケット23aは、第2取付フレーム50bを介して旋回基板14上に設けられている。第3機体側ブラケット23aは、第1機体側ブラケット21aよりも機体右側(第2機体側ブラケット22a側)、且つ第2機体側ブラケット22aよりも機体左側(第1機体側ブラケット21a側)に配置されている。また、第3機体側ブラケット2
3aは、原動機ユニットPの重心位置の後方に配置し、第3マウント23bの下部を支持している。図8Aに示すように、第3機体側ブラケット23aは、L字状の板材で構成されていて、横板23a1と、縦板23a2とを有している。縦板23a2は、第2取付フレーム50bの上部に取付けられ、横板23a1は、縦板23a2の左部から左方に延設されている。横板23a1は、原動機ユニットPに向かって水平方向に対して略45°の角度で延びて縦板23a2に接続されている。横板23a1には、下側開口部(第1貫通孔)23a3が形成されている。
第3機体取付部23b1は、第3機体締結部(第1突出部)43bと、第3底板43aとを有している。第3機体締結部43bは、第3底板43aに固定され、第3底板43aの中央から第3防振支持部材23b2と反対側に突出し、下側開口部23a3に挿入されている。第3機体締結部43dの外周面には、雄ねじが形成されており、雌ねじが形成されたナットと螺合されることで、第3マウント23bと第3機体側ブラケット23aとを接続する。即ち、第3機体締結部43b及びナット等によって、機体側締結部が構成されている。
第3支持取付部23b3は、第3天板43cと、第3支持締結部(第2突出部)43dとを有している。第3支持締結部43dは、第3天板43cの中央から第3防振支持部材23b2と反対側に突出し、上側開口部23c1に挿入されている。第3支持締結部43dの外周面には、雄ねじが形成されており、雌ねじが形成されたナットと螺合されることで、第3マウント23bと第3原動機側ブラケット23cとを接続する。即ち、第3支持締結部43dとナット等によって、原動機側締結具が構成されている。
第3防振支持部材23b2は、ゴムやエラストマー等の弾性の材料で形成されており、第3機体取付部23b1と第3支持取付部23b3との間に配置されている。第3防振支持部材(弾性体)23b2は、第3底板43aとの当接面及び第3天板43cとの当接面が原動機ユニットPの振動荷重を受ける受圧面S3であり、弾性変形することによって原動機ユニットPの振動を吸収する。第3防振支持部材23b2の受圧面S3の長手方向の向きは、上述した第1防振支持部材21b2の受圧面S1の長手方向の向き及び第2防振支持部材21bcの受圧面S2の長手方向の向きと異なっている。詳しくは、図2B及び図2Cに示すように、第3防振支持部材23b2の受圧面S3は、長幅部W1と短幅部W2とを有する形状であって、例えば、平面視で矩形状に形成されている。第3防振支持部材23b2の受圧面S3の長幅部W1、即ち、長手方向は、前後方向(第2方向)に沿っている。また、第3防振支持部材23b2の受圧面S3の短幅部W2、即ち、短手方向は、機体幅方向(第1方向)に沿っている。
直方体形状であって、下薄肉部28aと、上薄肉部28cとの間に設けられた部位である。なお、下薄肉部28a及び上薄肉部28cを省略し、第3防振支持部材23b2の全体が防振部28bからなる構成としてもよい。下薄肉部28a、防振部28b及び上薄肉部28cは一体的に形成されている。図2Bに示すように、下薄肉部28aの下面が受圧面S3であり、上薄肉部28cの上面が受圧面S3である。したがって、下薄肉部28aの下面(旋回基板14側の受圧面S3)は第2底板42aの上面と面接触し、上薄肉部28cの上面(エンジン2側の受圧面S3)は第2天板42cの下面と面接触することにより、原動機ユニットPの荷重等を受けることができる。
方向)に沿っており、第1マウント装置21、第2マウント装置22及び第3マウント装置23のうちの他のマウント装置に備えられる防振支持部材は受圧面S1、S2、S3の長手方向が、第1方向と略直交する第2方向(例えば機体前後方向)に沿っている。これにより、多様な方向に作用する振動等に対して良好に原動機ユニットPを支持することができる。即ち、第1〜第3マウント装置21,22,23において、それぞれの防振支持部材を複数方向に向けて配置することで、単一方向のみならず複数方向からの衝撃及び荷重を安定して受けることができる。また、各防振支持部材の受圧面を単一方向に向けて配置する場合に比べて、衝撃や荷重の作用方向にかかわらず各防振支持部材に過負荷が作用することを防止できるので、各防振支持部材の耐久性を向上させることができる。
また、第3マウント装置23は、原動機ユニットPの重心位置に対して作業機1の前後方向に沿って後方側の位置に配置されている。そのため、原動機ユニットPの後方向への振動を第3マウント装置23によって適切に吸収することができ、原動機ユニットPを安定的に支持することができる。例えば、作業機1を前方に走行させている状態から急減速あるいは急停止した場合や、ドーザ装置10によるドーザ作業において土砂等を押し出し始める時などには、原動機ユニットPに前方への慣性力が作用して原動機ユニットPの後部が持ち上げられる方向に動き、その後、元の位置に戻る際に後方および下方への大きな荷重が生じる。上記の構成によれば、そのような荷重が生じた場合であっても、原動機ユニットPの重心位置の後方に配置された第3マウント装置23によって荷重を適切に吸収することができる。
第1〜第5マウント装置21,22,23,24,25には、それぞれ防振支持部材の過剰変位を防ぐストッパが設けられている。
において第1防振支持部材21b1と対向している。第1側板31aは、後述する第1弾性部材31a1を介して第2左側板31bの右面に対向している。
また、第1側板31aには、第1弾性部材31a1が取り付けられている。第1弾性部材31a1は、略直方体形状の薄型の弾性体である。第1弾性部材31a1は、ゴムやエラストマー等の弾性を有した部材である。なお、第1弾性部材31a1は、当該第1側板31aの左面に焼き付け固着されている。第1防振支持部材21b2と第1弾性部材31a1とは一体成型されており、上薄肉部26cで接続されている。なお、本実施形態においては、第1防振支持部材21b2と第1弾性部材31a1とは一体成型されているが、第1防振支持部材21b2と第1弾性部材31a1とは別の部材として、個別に成形されていてもよい。
図6及び図7Aに示すように、第1ストッパ31の第1側板31aは第1右側板31bの右側に配置されており、第2ストッパ32の第1側板32aは第1右側板32bの左側に配置されている。このため、原動機ユニットPが機体幅方向(横方向)に大きく変位した場合に、第1ストッパ31の第1右側板31bが第1側板31aに第1弾性部材31a1を介して当接するか、あるいは第2ストッパ32の第1右側板32bが第1側板32aに第2弾性部材32a1を介して当接する。これにより、原動機ユニットPの変位を制限し、各ストッパの防振支持部材に横方向(左方向および右方向)への過大変位が生じることを防止することができる。言い換えれば、第1ストッパ31と第2ストッパ32とは変
位制限方向が互いに逆方向(機体後方から見て、第1ストッパ31と第2ストッパ32との制限方向が離反方向となる)となるように配置されている。このため、例えば、原動機ユニットPに右側から力が加わった際には第1ストッパ31が原動機ユニットPに左側から力が加わった際には第2ストッパ32が、それぞれ原動機ユニットPの横方向への変位を制限する。
ところで、第1〜第3マウント装置21〜23のうち、少なくとも1つのマウント装置のブラケットは、当該マウント装置を作業機1に取り付ける際に天板及び底板を回転止めする治具の挿入部(切欠き40)を備える。
第1上方ストッパ36aと、第1ストッパ取付部36bとを有している。
第1ストッパ取付部36bは、後述の第1上方ストッパ36aを取り付ける板状部材である。第1ストッパ取付部36bには、当該第1ストッパ取付部36bの右側の縁を切り欠いて、切欠き40(治具挿入部)が形成されている。第1ストッパ取付部36bの横幅は第1機体取付部21b1の横幅未満であり、且つ、機体後方から見て第1ストッパ取付部36bの左右両端部は、第1機体取付部21b1の左右両端部(第1右側板31b,第1左側板31c)よりも内側に収まるように配置されている。
図7A、図8A、図8Bに示すように、第1マウント装置21、第2マウント装置22、第3マウント装置23のうち、少なくとも1つのマウント装置のブラケットは、マウント装置を取り付ける際に天板及び底板と接触し回転止めするリブ23c3を備えている。
本実施形態においては、リブ23c2は、第3原動機側ブラケット23cの右横方向のブラケット縁部23c2に設けられているが、リブとマウントが当接面を有していればよく、原動機側ブラケットの左横方向の縁部に設けられていてもよいし、機体側ブラケットの横方向の縁部に設けられていてもよい。
上述した第2実施形態では、第1〜第3マウント装置21,22,23は、防振支持部材の長手方向への変位を規制するストッパを備えている。そのため、第1〜第3マウント装置21,22,23に、防振支持部材の長手方向に過剰な衝撃が加わると、防振支持部材が過剰変位する虞があるが、当該ストッパによって防振支持部材の過剰変位を規制することができる。これによって、防振支持部材の耐久性の向上を図ることが可能である。
また、各マウント装置のうちの少なくとも1つのマウント装置は、第1突出部を第1貫通孔に挿入し第2突出部を第2貫通孔に挿入して当該マウント装置を両ブラケット間に装着する際に天板および底板の少なくとも一方の回転止めを行うための治具が挿入される挿入部(切欠き40)を、原動機側ブラケットおよび機体側ブラケットの少なくとも一方に備えている。特に、挿入部(切欠き40)は、原動機側ブラケットおよび機体側ブラケットの少なくとも一方における作業機の幅方向の縁部を切り欠いて形成されている。そのため、切欠き40から治具を挿入し、マウントを挟み込むことで当該マウントの回転止めをする治具を挿入することが可能となる。
以上、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2a 駆動軸
16a1 第1突出部
16a2 第2突出部
19 原動機支持機構
21 第1マウント装置
21a 第1機体側ブラケット
21a5 下側開口部(第1貫通孔)
21b2 第1防振支持部材
21c 第1原動機側ブラケット
21c1 上側開口部(第2貫通孔)
22 第2マウント装置
22a 第2機体側ブラケット
22a6 下側開口部(第1貫通孔)
22b2 第2防振支持部材
22c 第2原動機側ブラケット
22c1 上側開口部(第2貫通孔)
23 第3マウント装置
23a 第3機体側ブラケット
23a3 下側開口部(第1貫通孔)
23b2 第3防振支持部材
23c 第3原動機側ブラケット
23c1 上側開口部(第2貫通孔)
23c3 リブ
24 第4マウント装置
24a 第4機体側ブラケット
24c 第4原動機側ブラケット
25 第5マウント装置
25a 第5機体側ブラケット
25c 第5原動機側ブラケット
25c1 上側開口部
31 第1ストッパ
32 第2ストッパ
33 第3ストッパ
34 第4ストッパ
35 第5ストッパ
40 切欠き(挿入部)
41a 第1底板
41b 第1機体締結部
41c 第1天板
41d 第1支持締結部(原動機締結部)
42a 第2底板
42b 第2機体締結部
42c 第2天板
42d 第2支持締結部(原動機締結部)
43a 第3底板
43b 第3機体締結部
43c 第3天板
43d 第3支持締結部(原動機締結部)
S1、S2、S3 受圧面
Claims (13)
- 作業機上で原動機ユニットを支持する複数のマウント装置を備えた原動機支持機構であって、
前記作業機の一側方側で前記原動機ユニットを支持する第1マウント装置と、
前記作業機の他側方側で前記原動機ユニットを支持する第2マウント装置と、
前記原動機ユニットにおける前記第1マウント装置よりも前記他側方側、且つ前記第2マウント装置よりも前記一側方側の位置を支持する第3マウント装置と、
を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置は、
防振支持部材と、
前記防振支持部材の下面側の受圧面に当接する底板と、
前記防振支持部材の上面側の受圧面に当接する天板と、
を備え、
前記防振支持部材の下面側の受圧面の長手方向と、前記防振支持部材の上面側の受圧面の長手方向と、は一致しており、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの一部のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が第1方向に沿っており、前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの他のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が前記第1方向と略直交する第2方向に沿っている原動機支持機構。 - 前記第3マウント装置に備えられる前記防振支持部材は前記長手方向が前記作業機の幅方向に略直交する方向に沿っている請求項1に記載の原動機支持機構。
- 前記第3マウント装置は、前記原動機ユニットの重心位置に対して前記作業機の前後方向に沿って後方側の位置に配置されている請求項2に記載の原動機支持機構。
- 前記原動機ユニットの駆動軸方向は前記作業機の幅方向に沿っており、
前記第1および第2マウント装置に備えられる前記防振支持部材は、前記長手方向が前記作業機の幅方向に沿っている請求項1〜3のいずれか1項に記載の原動機支持機構。 - 前記原動機ユニットの前部かつ前記作業機の一側方側を支持する第4マウント装置と、
前記原動機ユニットの前部かつ前記作業機の他側方側を支持する第5マウント装置とを備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置は、前記原動機ユニットの後部を支持する請求項1〜4のいずれか1項に記載の原動機支持機構。 - 前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置は、前記防振支持部材の受圧面が前記作業機の前方側へ向かうほど下方へ傾斜するように配置されており、
前記第4マウント装置及び前記第5マウント装置は、前記防振支持部材の受圧面が前記作業機の後方側へ向かうほど下方へ傾斜するように配置されている請求項5に記載の原動機支持機構。 - 前記原動機ユニットは、気筒数が奇数のエンジンである請求項1〜6のいずれか1項に記載の原動機支持機構。
- 作業機上で原動機ユニットを支持する複数のマウント装置を備えた原動機支持機構であって、
前記作業機の一側方側で前記原動機ユニットを支持する第1マウント装置と、
前記作業機の他側方側で前記原動機ユニットを支持する第2マウント装置と、
前記原動機ユニットにおける前記第1マウント装置よりも前記他側方側、且つ前記第2マウント装置よりも前記一側方側の位置を支持する第3マウント装置と、
を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置は、防振支持部材を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの一部のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が第1方向に沿っており、前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの他のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が前記第1方向と略直交する第2方向に沿っており、
前記一部のマウント装置は、前記防振支持部材の前記第1方向への変位を規制するストッパを備え、且つ前記防振支持部材の前記第2方向への変位を規制するストッパを備えておらず、
前記他のマウント装置は、前記防振支持部材の前記第2方向への変位を規制するストッパを備え、且つ前記防振支持部材の前記第1方向への変位を規制するストッパを備えていない原動機支持機構。 - 作業機上で原動機ユニットを支持する複数のマウント装置を備えた原動機支持機構であって、
前記作業機の一側方側で前記原動機ユニットを支持する第1マウント装置と、
前記作業機の他側方側で前記原動機ユニットを支持する第2マウント装置と、
前記原動機ユニットにおける前記第1マウント装置よりも前記他側方側、且つ前記第2マウント装置よりも前記一側方側の位置を支持する第3マウント装置と、
を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置は、防振支持部材を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの一部のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が第1方向に沿っており、前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの他のマウント装置に備えられる前記防振支持部材は受圧面の長手方向が前記第1方向と略直交する第2方向に沿っており、
前記各マウント装置は、
前記防振支持部材の下面側に配置され、且つ前記防振支持部材とは反対側に突出する第1突出部を有する底板と、
前記防振支持部材の上面側に配置され、且つ前記防振支持部材とは反対側に突出する第2突出部を有する天板と、
前記底板の下面側に配置され、且つ前記第1突出部が挿通される第1貫通孔を有する機体側ブラケットと、
前記天板の上面側に配置され、且つ前記第2突出部が挿通される第2貫通孔を有する原動機側ブラケットと、
を備え、
前記各マウント装置のうちの少なくとも1つのマウント装置は、前記第1突出部を前記第1貫通孔に挿入し前記第2突出部を前記第2貫通孔に挿入して当該マウント装置を前記両ブラケット間に装着する際に前記天板および前記底板の少なくとも一方の回転止めを行うための治具が挿入される挿入部を、前記原動機側ブラケットおよび前記機体側ブラケットの少なくとも一方に備えている原動機支持機構。 - 前記挿入部は、前記原動機側ブラケットおよび前記機体側ブラケットの少なくとも一方における前記作業機の幅方向の縁部を切り欠いて形成されている請求項9に記載の原動機支持機構。
- 前記各マウント装置のうちの少なくとも1つのマウント装置は、前記第1突出部を前記第1貫通孔に挿入し前記第2突出部を前記第2貫通孔に挿入して当該マウント装置を前記両ブラケット間に装着する際に前記天板および前記底板の少なくとも一方の回転止めを行うためのリブを、前記原動機側ブラケットおよび前記機体側ブラケットの少なくとも一方に備えている請求項9または10に記載の原動機支持機構。
- 前記各マウント装置は、
前記天板の上面側に配置された原動機側ブラケットと、
前記底板の下面側に配置された機体側ブラケットと、
前記天板と前記原動機側ブラケットとを締結する原動機側締結部と、
前記底板と前記機体側ブラケットとを締結する機体側締結部と、
を備え、
前記第1マウント装置、前記第2マウント装置及び前記第3マウント装置のうちの少なくとも1つのマウント装置は、前記原動機側締結部または前記機体側締結部を締め付ける際に前記天板および前記底板の少なくとも一方の回転止めを行うためのリブを、前記原動機側ブラケットおよび前記機体側ブラケットの少なくとも一方に備えている請求項1〜7のいずれか1項に記載の原動機支持機構。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の原動機支持機構を備えている作業機。
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