JP6015092B2 - 建設機械の電装品取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の電装品取付構造に関するものである。
従来より、キャブボックスと、キャブボックス内に位置して床板上に設けられた運転席と、運転席の後側に位置して床板上に設けられ上面側に電装品が配置される支持台とを備えた建設機械用キャブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、搭載する電装品の数が多い場合には、支持台の上面側に全ての電装品を配置することが困難となる。そこで、電装品の数に応じて運転席の後側とキャブの背面壁とのスペースを広げ、支持台の側面や背面、床板の上面、キャブの側面等にも電装品を配置することが考えられる。
特開2000−170209号公報
しかしながら、例えば、中型や小型の建設機械では、キャブ内のスペース自体が小さいため、運転席の後側とキャブの背面壁とのスペースを広げると、その分だけキャブ内の居住スペースが狭くなってしまうという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転シートの後側に電装品を配置しつつ、キャブ内の居住スペースを十分に確保できるようにすることにある。
本発明は、下部走行体と、該下部走行体上に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体のアッパーフレーム上に搭載されたキャブと、該キャブ内に配設された運転シートと、該キャブ内であって、当該運転シートよりも車両後方側に配設されて電装品を格納する格納棚とを備えた建設機械の電装品取付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記格納棚は、車両幅方向に間隔をあけて立設する一対の立設部材と、該一対の立設部材に跨るようにその上端部に設けられた支持部材とを有し、
前記電装品は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した前傾姿勢で前記一対の立設部材の間に配設され
前記運転シートの背もたれ部を前傾させたときの傾斜方向に沿って引き出し可能な傾斜角度で前記電装品を保持するとともに、前記一対の立設部材に対して着脱自在に取り付けられる取付ブラケットを備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、車両幅方向に間隔をあけて立設する一対の立設部材と、一対の立設部材に跨るようにその上端部に設けられた支持部材とを有する門型の格納棚が、キャブ内であって運転シートの車両後側に配設される。電装品は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した前傾姿勢で一対の立設部材の間に配設される。
このような構成とすれば、電装品を格納棚の内部に格納することができるので、電装品を配設するために運転シートの後側とキャブの背面壁とのスペースを広げる必要が無く、キャブ内の居住スペースを十分に確保することができる。また、電装品を一対の立設部材の間に前傾姿勢で配設するようにしたから、電装品を縦置きした場合に比べて格納棚の高さを低めに抑えることができる。さらに、電装品からキャブ底面までのスペースに余裕を持たせることができるので、電装品に接続されるハーネスを配索し易くなる。
また、電装品は、取付ブラケットを介して一対の立設部材に対して着脱自在に取り付けられる。このとき、電装品は、運転シートの背もたれ部を前傾させたときの傾斜方向に沿って引き出し可能な傾斜角度で保持されている。
このような構成とすれば、運転シートの背もたれ部を前傾させると、電装品が背もたれ部の傾斜方向に沿って引き出し可能となっているので、電装品及び取付ブラケットを格納棚からスムーズに取り外して電装品のメンテナンス作業を行うことができる。
の発明は、第の発明において、
前記取付ブラケットは、前記電装品よりも車両幅方向の両外方にそれぞれ延びる一対の正面取付部を有し、
前記一対の立設部材は、前記一対の正面取付部に対応する一対の正面固定部を有し、
前記一対の正面取付部と前記一対の正面固定部とを締結固定する締結部材を備え、
前記一対の正面取付部のうち一方は、対応する前記正面固定部の車両前側の面に当接し、他方の該正面取付部は、対応する該正面固定部の車両後側の面に当接した状態で、前記締結部材によってそれぞれ締結固定されていることを特徴とするものである。
の発明では、取付ブラケットの正面取付部と立設部材の正面固定部とは、締結部材によって締結固定される。一方の正面取付部は、対応する正面固定部の車両前側の面に当接している。他方の正面取付部は、対応する正面固定部の車両後側の面に当接している。
このような構成とすれば、締結部材を緩めて取付ブラケットを取り外す際に、電装品及び取付ブラケットが意図せずに倒れ込んで破損してしまうのを抑えることができる。
具体的に、取付ブラケットの正面取付部を両方とも立設部材の正面固定部の車両前側の面に当接させた場合には、締結部材を緩めると、電装品の重みによって電装品及び取付ブラケットが車両前側に向かって倒れ込もうとする。このとき、作業者が電装品及び取付ブラケットを把持していないと、電装品及び取付ブラケットが車両前側に意図せずに倒れ込んで破損してしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、電装品及び取付ブラケットが車両前側に倒れ込もうとしても、正面固定部の車両後側の面に当接させている正面取付部によってその動きが規制されるので、電装品及び取付ブラケットが破損するのを抑えることができる。
の発明は、第の発明において、
前記取付ブラケットは、前記電装品よりも車両幅方向の外方に延びる正面取付部と、該正面取付部とは反対方向に延びた後で車両後側に屈曲して延びる側面取付部とを有し、
前記一対の立設部材は、前記正面取付部に対応する正面固定部と、前記側面取付部に対応する側面固定部とを有し、
前記正面取付部及び前記正面固定部、並びに前記側面取付部及び前記側面固定部をそれぞれ締結固定する締結部材を備え、
前記正面取付部は、前記正面固定部の車両後側の面に当接し、前記側面取付部は、前記側面固定部の外側面に当接した状態で、前記締結部材によってそれぞれ締結固定されていることを特徴とするものである。
の発明では、取付ブラケットの正面取付部と立設部材の正面固定部とは、締結部材によって締結固定される。また、取付ブラケットの側面取付部と立設部材の側面取付部とは、締結部材によって締結固定される。正面取付部は、正面固定部の車両後側の面に当接している。側面取付部は、側面固定部の外側面に当接している。
このような構成とすれば、車両幅方向の外側から締結部材を緩めて取付ブラケットを取り外すことができる。また、取付ブラケットを取り外す際に、電装品及び取付ブラケットが車両前側に倒れ込もうとしても、正面固定部の車両後側の面に当接させている正面取付部によってその動きが規制されるので、電装品及び取付ブラケットが意図せずに倒れ込んで破損してしまうのを抑えることができる。
の発明は、第1乃至第の発明のうち何れか1つにおいて、
前記取付ブラケットは、前記電装品の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板と、該一対の側面板に跨るようにその車両後側部に一体形成された背面板とを有することを特徴とするものである。
の発明では、電装品の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板と、一対の側面板に跨るようにその車両後側部に一体形成された背面板とで取付ブラケットが形成される。
このような構成とすれば、複数の電装品(例えば、小型のリレー等)を背面板の表面に並べて取り付けることで、一対の立設部材の間に複数の電装品を配設できる。また、取付ブラケットを取り外せば、複数の電装品を同時に取り外すことができる。さらに、格納棚の内部を背面板で仕切っているので、背面板よりも車両後側に設けられた収容スペースに工具等を収容することができる。
本発明によれば、電装品を格納棚の内部に格納できるので、電装品を配設するために運転シートの後側とキャブの背面壁とのスペースを広げる必要が無く、キャブ内の居住スペースを十分に確保することができる。また、電装品を一対の立設部材の間に前傾姿勢で配設するようにしたから、電装品を縦置きした場合に比べて格納棚の高さを低めに抑えることができる。さらに、電装品からキャブ底面までのスペースに余裕を持たせることができるので、電装品に接続されるハーネスを配索し易くなる。
本発明の実施形態1に係る建設機械の構成を示す斜視図である。 キャブ内の構成を示す斜視図である。 キャブ内の構成を示す側面図である。 電装品及び取付ブラケットの構成を示す斜視図である。 電装品を格納棚に格納する前の状態を示す斜視図である。 取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す正面図である。 図6のA−A矢視断面図である。 図6のB−B矢視断面図である。 取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す平面図である。 取付ブラケットを格納棚から取り外している途中の状態を示す平面図である。 本実施形態2に係る取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す平面図である。 取付ブラケットを格納棚から取り外している途中の状態を示す平面図である。 本実施形態3に係る取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図には、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
《実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る建設機械の構成を示す斜視図である。図1に示すように、建設機械10は、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回自在に設置された上部旋回体12とを備えている。
上部旋回体12には、アッパーフレーム13、アタッチメント14、エンジンルーム15、及びキャブ20等が設けられている。なお、本実施形態の建設機械10は、後方小旋回型である。旋回半径が小さくなるように、上部旋回体12は相対的に小さく構成されており、上部旋回体12の後部の外郭線は、上方から見て円弧状に形成されている。
アタッチメント14は、上部旋回体12の前部に設置され、ブーム14a、アーム14b、バケット14c等で構成されている。ブーム14a等のそれぞれは、油圧制御された油圧シリンダ14dの伸縮に連動して動作し、掘削等の作業を行う。これらブーム14a等の操作はキャブ20において行われる。
エンジンルーム15は、上部旋回体12の後部に設けられている。エンジンルーム15の内部には、図示は省略するが、エンジンや油圧機器等が密集した状態で収容されている。この建設機械10では、エンジンルーム15の後部は、カウンターウエイト16によって覆われている。
キャブ20は、矩形箱形の運転室であり、アタッチメント14に隣接して上部旋回体12の左前部に設置されている。上部旋回体12の左側面を構成しているキャブ20の左側面には、作業者がキャブ20に出入りするためのドア21が設けられている。
図2はキャブ内の構成を示す斜視図、図3は側面図である。図2及び図3に示すように、キャブ20の床面を構成している底板22の四隅には、防振マウント23が配設されている。底板22は、防振マウント23を介してアッパーフレーム13に支持されている。
底板22には、シート台座24が設置されている。シート台座24の上面には、前後方向に延びるスライドレール25が配設されている。運転シート30は、スライドレール25を介してシート台座24に設置され、車両前後方向にスライド自在となっている。運転シート30は、作業者が着座する着座部31と、背もたれ部32と、ヘッドレスト部33とを備えている。
運転シート30の左右両側には、アタッチメント14を駆動するための操作レバー26が設けられている。また、運転シート30の前方には、底板22から上方に延びる走行レバー27が設けられている。この走行レバー27を操作することにより、下部走行体11を前進又は後退させることができる。
運転シート30の前方の足元には、走行ペダル28が設けられている。作業者は、走行ペダル28の踏み込み量を調整することにより、下部走行体11の走行速度を調整することができる。走行ペダル28の車両幅方向の外方には、フットレスト29が設けられている。
キャブ20内であって運転シート30の後方には、電装品50を格納するための門型の格納棚40が配設されている。電装品50は、取付ブラケット60を介して格納棚40の内部に着脱自在に取り付けられている。電装品50の下部には、ハーネス51が接続されている。ハーネス51は、電装品50と底板22との間に配索されている。
図4は、電装品及び取付ブラケットの構成を示す斜視図である。図4に示すように、電装品50は、箱状に形成されたエンジンコントローラである。電装品50の左右両端面には、上下方向に間隔をあけて取付孔50aが形成されている。なお、本実施形態では、電装品50としてエンジンコントローラを例示して説明しているが、この形態に限定するものではない。
電装品50の上面及び背面は、カバー板52で覆われている。カバー板52は、断面L字状に折り曲げられた板状体である。カバー板52の上面には、左右方向に間隔をあけて突起部53が設けられている。
取付ブラケット60は、電装品50の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板61と、一対の側面板61の前端部から車両幅方向の外方に向かってそれぞれ延びる一対の正面取付部62と、一対の側面板61の上端部から車両幅方向の内方に向かってそれぞれ延びる一対の上面板63とを有している。
側面板61は、その後端縁が車両前方に向かって斜め上方に傾斜している。また、側面板61には、電装品50の取付孔50aに対応して上下方向に間隔をあけて側面取付孔61aが形成されている。そして、締結部材としての締結ボルト55(図5参照)を側面取付孔61aから挿通させ、電装品50の取付孔50aに締結させることにより、電装品50と取付ブラケット60とが締結固定される。このとき、電装品50は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した前傾姿勢で取付ブラケット60に保持されている。
正面取付部62には、上下方向に間隔をあけて正面取付孔62aが形成されている。ここで、右側の正面取付部62の背面側で且つ正面取付孔62aの開口位置には、締結ナット56が接合されている。一対の正面取付部62は、後述する格納棚40の一対の正面固定部43に締結固定される。上面板63には、カバー板52の突起部53が嵌合される嵌合孔63aが形成されている。
図5は、電装品を格納棚に格納する前の状態を示す斜視図である。図5に示すように、格納棚40は、車両幅方向に間隔をあけて立設する一対の立設部材41と、一対の立設部材41に跨るようにその上端部に設けられた支持部材42とを有する。なお、本実施形態では、支持部材42をヒューズボックスによって構成しているが、この形態に限定するものではない。
一対の立設部材41には、取付ブラケット60の一対の正面取付部62に対応して、その前端部から車両幅方向の内方に向かってそれぞれ延びる一対の正面固定部43が設けられている。
正面固定部43には、正面取付部62に対応して上下方向に間隔をあけて正面固定孔43aが形成されている。ここで、左側の正面固定部43の背面側で且つ正面固定孔43aの開口位置には、締結ナット56(図8参照)が接合されている。また、左側の立設部材41には、上下方向に間隔をあけて側面固定孔41aが形成されている。
図6〜図9に示すように、取付ブラケット60の正面取付部62と立設部材41の正面固定部43とは、締結ボルト55及び締結ナット56によって締結固定されている。ここで、左側の正面取付部62は、対応する正面固定部43の車両前側の面に当接している。また、右側の正面取付部62は、対応する正面固定部43の車両後側の面に当接している。
このような構成とすれば、締結ボルト55を緩めて取付ブラケット60を取り外す際に、電装品50及び取付ブラケット60が車両前側に倒れ込もうとしても、右側の正面固定部43の車両後側の面に当接させている右側の正面取付部62によってその動きが規制される。これにより、電装品50及び取付ブラケット60が意図せずに倒れ込んで破損してしまうのを抑えることができる。
また、電装品50及び取付ブラケット60を格納棚40に取り付けた状態では、電装品50は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した前傾姿勢となっている。この傾斜角度は、図3に示すように、運転シート30の背もたれ部32を前傾させたときの傾斜方向に沿って引き出し可能な角度に設定されている。
ここで、電装品50及び取付ブラケット60を格納棚40から取り外す際には、まず、図3に示すように、運転シート30の背もたれ部32を前傾させる。そして、締結ボルト55を取り外して、図10に示すように、取付ブラケット60を時計回り方向に回転させ、正面固定部43の車両後側の面に当接している右側の正面取付部62を手前側に移動させる。その後、電装品50及び取付ブラケット60を、背もたれ部32の傾斜方向に沿って引き出すことで、電装品50及び取付ブラケット60を格納棚40からスムーズに取り外して電装品50のメンテナンス作業を行うことができる。
なお、電装品50及び取付ブラケット60の取付作業は、上述した取り外し作業と逆の手順で行えばよいため、説明を省略する。
《実施形態2》
図11は、本実施形態2に係る取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す平面図である。前記実施形態1との違いは、取付ブラケット60を立設部材41の側面から締結固定するようにした点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図11に示すように、取付ブラケット60は、電装品50の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板61と、一対の側面板61の前端部から車両幅方向の外方に向かってそれぞれ延びる一対の正面取付部62と、一対の側面板61の上端部から車両幅方向の内方に向かってそれぞれ延びる一対の上面板63とを有している。
ここで、左側の正面取付部62の左端部には、車両後側に向かって屈曲して延びる側面取付部64が一体形成されている。側面取付部64には、上下方向に間隔をあけて側面取付孔(図示省略)が形成されている。
また、左側の立設部材41には、側面取付孔に対応して上下方向に間隔をあけて側面固定孔41a(図5参照)が形成されている。この立設部材41は、側面取付部64を固定する側面固定部を構成しており、その内面側で且つ側面固定孔41aの開口位置には、締結ナット56が接合されている。
右側の正面取付部62は、対応する正面固定部43の車両後側の面に当接し、側面取付部64は、対応する立設部材41の外側面に当接した状態で、締結ボルト55及び締結ナット56によってそれぞれ締結固定されている。
このような構成とすれば、締結ボルト55を緩めて取付ブラケット60を取り外す際に、電装品50及び取付ブラケット60が車両前側に倒れ込もうとしても、右側の正面固定部43の車両後側の面に当接させている右側の正面取付部62によってその動きが規制されるので、電装品50及び取付ブラケット60が意図せずに倒れ込んで破損してしまうのを抑えることができる。
《実施形態3》
図13は、本実施形態3に係る取付ブラケットを格納棚に取り付けた状態を示す斜視図である。図13に示すように、取付ブラケット60は、電装品50の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板61と、一対の側面板61の前端部から車両幅方向の外方に向かってそれぞれ延びる一対の正面取付部62と、一対の側面板61の上端部から車両幅方向の内方に向かってそれぞれ延びる一対の上面板63と、一対の側面板61に跨るようにその車両後側部に一体形成された背面板65とを有している。
ここで、左側の正面取付部62の左端部には、車両後側に向かって屈曲して延びる側面取付部64が一体形成されている。側面取付部64には、上下方向に間隔をあけて側面取付孔(図示省略)が形成されている。
側面板61の内側面及び背面板65の車両前側の面には、複数の電装品50が取り付けられている。このように、一対の側面板61に跨るように背面板65を一体形成した取付ブラケット60を用いることで、複数の電装品50を背面板65の表面に並べて取り付けることができ、一対の立設部材41の間に複数の電装品50を配設できる。また、取付ブラケット60を取り外せば、複数の電装品50を同時に取り外すことができる。さらに、格納棚40の内部を背面板65で仕切っているので、背面板65よりも車両後側に設けられた収容スペースに工具等を収容することができる。
以上説明したように、本発明は、運転シートの後側に電装品を配置しつつ、キャブ内の居住スペースを十分に確保できるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 建設機械
11 下部走行体
12 上部旋回体
13 アッパーフレーム
20 キャブ
30 運転シート
32 背もたれ部
40 格納棚
41 立設部材(側面固定部)
42 支持部材
43 正面固定部
50 電装品
55 締結ボルト(締結部材)
60 取付ブラケット
61 側面板
62 正面取付部
64 側面取付部
65 背面板

Claims (4)

  1. 下部走行体と、該下部走行体上に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体のアッパーフレーム上に搭載されたキャブと、該キャブ内に配設された運転シートと、該キャブ内であって、当該運転シートよりも車両後方側に配設されて電装品を格納する格納棚とを備えた建設機械の電装品取付構造であって、
    前記格納棚は、車両幅方向に間隔をあけて立設する一対の立設部材と、該一対の立設部材に跨るようにその上端部に設けられた支持部材とを有し、
    前記電装品は、車両前方に向かって斜め上方に傾斜した前傾姿勢で前記一対の立設部材の間に配設され
    前記運転シートの背もたれ部を前傾させたときの傾斜方向に沿って引き出し可能な傾斜角度で前記電装品を保持するとともに、前記一対の立設部材に対して着脱自在に取り付けられる取付ブラケットを備えたことを特徴とする建設機械の電装品取付構造。
  2. 請求項において、
    前記取付ブラケットは、前記電装品よりも車両幅方向の両外方にそれぞれ延びる一対の正面取付部を有し、
    前記一対の立設部材は、前記一対の正面取付部に対応する一対の正面固定部を有し、
    前記一対の正面取付部と前記一対の正面固定部とを締結固定する締結部材を備え、
    前記一対の正面取付部のうち一方は、対応する前記正面固定部の車両前側の面に当接し、他方の該正面取付部は、対応する該正面固定部の車両後側の面に当接した状態で、前記締結部材によってそれぞれ締結固定されていることを特徴とする建設機械の電装品取付構造。
  3. 請求項において、
    前記取付ブラケットは、前記電装品よりも車両幅方向の外方に延びる正面取付部と、該正面取付部とは反対方向に延びた後で車両後側に屈曲して延びる側面取付部とを有し、
    前記一対の立設部材は、前記正面取付部に対応する正面固定部と、前記側面取付部に対応する側面固定部とを有し、
    前記正面取付部及び前記正面固定部、並びに前記側面取付部及び前記側面固定部をそれぞれ締結固定する締結部材を備え、
    前記正面取付部は、前記正面固定部の車両後側の面に当接し、前記側面取付部は、前記側面固定部の外側面に当接した状態で、前記締結部材によってそれぞれ締結固定されていることを特徴とする建設機械の電装品取付構造。
  4. 請求項1乃至のうち何れか1つにおいて、
    前記取付ブラケットは、前記電装品の車両幅方向に間隔をあけて配設された一対の側面板と、該一対の側面板に跨るようにその車両後側部に一体形成された背面板とを有することを特徴とする建設機械の電装品取付構造。
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