JP5986278B2 - コントローラ組立体および作業機械用キャブ - Google Patents

コントローラ組立体および作業機械用キャブ Download PDF

Info

Publication number
JP5986278B2
JP5986278B2 JP2015165659A JP2015165659A JP5986278B2 JP 5986278 B2 JP5986278 B2 JP 5986278B2 JP 2015165659 A JP2015165659 A JP 2015165659A JP 2015165659 A JP2015165659 A JP 2015165659A JP 5986278 B2 JP5986278 B2 JP 5986278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
controller assembly
main body
mounting member
connecting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015165659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016084698A (ja
Inventor
義朗 本間
義朗 本間
大介 塚本
大介 塚本
宏章 田中
宏章 田中
智子 菊間
智子 菊間
長野 正裕
正裕 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2015165659A priority Critical patent/JP5986278B2/ja
Publication of JP2016084698A publication Critical patent/JP2016084698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986278B2 publication Critical patent/JP5986278B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、コントローラ組立体および作業機械用キャブに関するものである。
近年、作業機械において、高機能化に伴い従来より多数のマシンコントローラが搭載されている。
このようなマシンコントローラの構成および配置は、たとえば特許第5538575号公報に開示されている。この公報においては、側面視においてU字形状のブラケットの底面上に制振部材を介在して置板が配置されており、その置板上にマシンコントローラが配置されている。ブラケットと置板との間の制振部材により振動が減衰されるため、置板上に配置されたコントローラが車両の加速度に対して保護される。
特許第5538575号公報
上記公報においては、マシンコントローラは運転席の後方に配置されている。この位置には、複数のコントローラが集中配置されており、油圧ショベルの高機能化に伴いコントローラが従来よりも増設されている。このため、コントローラを配置するためのスペースが少なくなり、機器の組立や修理が困難になるという問題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、機器の組立や修理が容易なコントローラ組立体および作業機械用キャブを提供することである。
本発明のコントローラ組立体は、取付部材と、連結プレートと、制振部材と、第1のコントローラ本体と、連結部材とを備えている。連結プレートは、取付部材の下方に配置されている。制振部材は、取付部材と連結プレートとの間に装着されている。第1のコントローラ本体は、取付部材の上方に配置されている。連結部材は、連結プレートと第1のコントローラ本体とを接続している。
本発明のコントローラ組立体によれば、取付部材の下側に制振部材を介在して連結プレートが取り付けられており、かつ連結プレートに連結部材を介在して取付部材上側の第1のコントローラ本体が取り付けられている。このため、取付部材を他の部材に固定することにより、他の部材から取付部材に振動が入力されても、制振部材によってその振動を減衰させることができ、第1のコントローラ本体に伝わる振動を低減することができる。
そして上記のとおり取付部材は他の部材に取り付けられるため、取付部材を当該他の部材の固定箇所にまで延在させる必要がある。このため、延在させた長さ分だけ取付部材の寸法が大きくなる。一方、連結プレートは、制振部材を介在して取付部材に連結され、かつ連結部材を介在して第1のコントローラ本体に接続されていればよい。このため、連結プレートにはそれほど大きな寸法は要求されない。よって、連結プレートの寸法を取付部材の寸法よりも小さくすることができる。
この寸法の小さい連結プレートが寸法の大きい取付部材よりも下方に配置されているため、コントローラ組立体の下方に位置する部材と連結プレートとが干渉しにくくなる。このため、コントローラ組立体の下方のスペースを有効に活用することが容易となり、機器の組立や修理が容易となる。
上記のコントローラ組立体においては、第1のコントローラ本体は、互いに対向する第1の側面および第2の側面を有する本体部と、その本体部の第1の側面に設けられたコネクタとを含んでいる。平面視において、第1の側面から第2の側面に向かう方向において連結プレートの寸法は取付部材の寸法よりも小さい。
このように取付部材よりも寸法の小さい連結プレートが取付部材よりも下方に配置されている。このため、連結プレートがコントローラ組立体の下方に配置された部材と干渉しにくくなる。よって、コントローラ組立体の下方のスペースを有効に活用することが容易となり、機器の組立や修理が容易となる。
上記のコントローラ組立体においては、平面視において、第1の側面から第2の側面に向かう方向において連結プレートの寸法は第1のコントローラ本体の本体部の寸法よりも小さい。
連結プレートは取付部材と制振部材を介在して繋がれ、かつ連結部材を介在して第1のコントローラ本体に接続されればよいため、平面視において第1のコントローラ本体よりも小さい寸法にすることができる。これにより、コントローラ組立体の下方のスペースをより有効に活用することができ、機器の組立や修理がより容易となる。
本発明の作業機械用キャブは、上記のいずれかに記載のコントローラ組立体と、そのコントローラ組立体の取付部材を支持するベースプレートとを備えている。
本発明の作業機械用キャブによれば、取付部材がベースプレートに支持されることにより、コントローラ組立体をベースプレートに支持させることが可能となる。
上記の作業機械用キャブにおいては、ベースプレートには貫通孔が形成されている。取付部材は、ベースプレートの上面に支持された支持部と、支持部からベースプレートの貫通孔内を通ってベースプレートの下側に延びる下垂部と、下垂部の下端に接続された底面部とを含んでいる。第1のコントローラ本体は、底面部の上方に配置されている。
このようにベースプレートの貫通孔内を通して取付部材を配置することにより、コントローラ組立体をベースプレートの上面より下方に配置することが可能となる。
上記の作業機械用キャブにおいては、第2のコントローラ本体と、空気調和ユニットと、ダクトと、ヒューズボックスとがさらに備えられている。第2のコントローラ本体は、第1のコントローラ本体の側方に配置されている。ダクトは空気調和ユニットに接続され、かつコントローラ組立体の下方に配置された部分を有している。平面視において、ダクトはコントローラ組立体と重畳するように配置されている。ヒューズボックスは第2のコントローラ本体の上方であって後方に配置されている。
このように第1のコントローラ本体と第2のコントローラ本体とが横並びに配置されることにより、第2のコントローラ本体の上方のスペースを大きく確保することができる。このため、第2のコントローラ本体の上方であって後方のスペースにヒューズボックスを配置することが容易となる。
また上記のとおり本発明のコントローラ組立体においては、寸法の小さい連結プレートが取付部材よりも下方に配置されている。このため、コントローラ組立体を組み付ける際に連結プレートがコントローラ組立体の下方に配置されたダクトと干渉しにくくなり、機器の組立や修理が容易となる。
以上説明したように本発明によれば、機器の組立や修理が容易なコントローラ組立体および作業機械用キャブを実現することができる。
本発明の一実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。 図1の油圧ショベルのキャブを示す部分拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す組立斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す平面図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体を作業機械用キャブ内に組み付ける前の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体を作業機械用キャブ内に組み付けた状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体を作業機械用キャブ内に組み付けた状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体を作業機械用キャブ内に組み付けた状態のコントローラ組立体とダクトとの配置関係を示す一部破断側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態における作業機械の構成について説明する。以下、本発明の思想を適用可能な作業機械の一例として油圧ショベルと、その油圧ショベルに用いられるキャブとについて図1および図2を用いて説明する。なお本発明は油圧ショベル以外にブルドーザ、ホイールローダなどのキャブを有する作業機械にも適用可能である。
図1は本発明の一実施の形態における油圧ショベルの構成を概略的に示す斜視図である。図2は図1の油圧ショベルのキャブを示す部分拡大斜視図である。
図1に示されるように、油圧ショベル30は、下部走行体22と、上部旋回体23と、作業機24とを主に有している。
下部走行体22は左右一対の履帯22aが回動することにより自走可能に構成されている。上部旋回体23は下部走行体22に旋回自在に設置されている。作業機24は、上部旋回体23の前方側に起伏自在に軸支されている。この作業機24は、ブーム24a、アーム24b、バケット24c、油圧シリンダ24d、24e、24fなどを有している。
上記の下部走行体22と上部旋回体23とで、作業車両本体が主に構成されている。上部旋回体23は、車両本体のたとえば前方左側にキャブ20を有し、車両本体の後方側にエンジンを収納するエンジンルーム26、カウンタウェイト27などを有している。上部旋回体23の上面にはアンテナ29が設置されている。
キャブ20は内部空間を有している。キャブ20の内部空間には、オペレータが着座するための運転席28が配置されている。運転席28の後方にはバックパネル25が配置されている。
図2に示されるように、バックパネル25の後方には、空気調和ユニット18が配置されている。図2においては下側のバックパネル25のみが示されており、上側のバックパネルの一部の図示が省略されている。これにより本来であれば上側のバックパネルにより覆われて見えない、コントローラ組立体10、ベースプレート11、ダクト12、13、ヒューズボックス14、第2のコントローラ本体17などが図2に現れている。
コントローラ組立体10および第2のコントローラ本体17の各々はベースプレート11に支持されている。第2のコントローラ本体17はコントローラ組立体10の側方に配置されており、コントローラ組立体10と第2のコントローラ本体17とは横並びに配置されている。
空気調和ユニット18には、ダクト12、13の各々が接続されている。コントローラ組立体10の下方には、ダクト12、13の各々の一部が位置している。ダクト12は、空気調和ユニット18から送出された風をキャブ20の内部空間の下方領域に導くものである。ダクト13は、空気調和ユニット18から送出された風を吹出口16aに導くものである。
ヒューズボックス14は複数のヒューズを有している。このヒューズボックス14は、第2のコントローラ本体17の上方であって後方に配置されている。またキャブ20の内部空間内には、ICTモニタ41が配置されている。このICTモニタ41は、たとえば前方右側のピラーに支持されている。
なお、本実施の形態では、車両の前後・左右は、キャブ20の運転席28に着座するオペレータを基準としている。前後方向とは、運転席28に着座したオペレータの前後方向をいう。左右方向とは、運転席28に着座したオペレータの左右方向をいう。上下方向とは、運転席28に着座したオペレータの上下方向をいう。運転席28に着座したオペレータに正対する方向を前方向とし、前方向に対向する方向を後方向としている。運転席28に着座したオペレータが正面に正対した側方向の右側、左側をそれぞれ右方向、左方向としている。運転席28に着座したオペレータの足元側を下側とし、頭上側を上側としている。
次に、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の各構成部材の構成について図3を用いて説明する。
図3は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す分解斜視図である。図3に示されるように、コントローラ組立体10は、第1のコントローラ本体1と、取付部材2と、連結プレート3と、制振部材4と、連結部材3dとを主に有している。
第1のコントローラ本体1は、たとえば情報化施工システムにおける作業機械および作業機の位置情報を処理するためのものである。第1のコントローラ本体1は、本体部1aと、複数のコネクタ1bと、張り出し固定部1cとを有している。本体部1aは、略直方体の形状を有しており、内部にMPU(Micro Processing Unit)などの処理装置を有している。複数のコネクタ1bは、ケーブルなどを接続するための部分である。複数のコネクタ1bは、本体部1aの1つの側面に集中して設けられている。張り出し固定部1cは、本体部1aの側面から側方に張り出している。張り出し固定部1cは、複数のコネクタ1bが設けられた側面とは異なる側面に設けられている。
取付部材2は、底面部2aと、下垂部2bと、支持部2cとを有している。底面部2a、下垂部2bおよび支持部2cは1枚の板材から一体的に形成されている。底面部2aは、平板よりなっている。底面部2aには複数の貫通孔2aaが形成されている。また底面部2aには、底面部2aの下方に突き出したボス部2abが設けられている。このボス部2abには、たとえば雌ネジ部が形成されている。
下垂部2bは、底面部2aの互いに対向する2辺の各々に接続され、その接続部から上方に延びている。支持部2cは、下垂部2bの上端に接続されており、かつ下垂部2bに対して側方へ折り曲げられている。支持部2cには固定部2caが設けられている。この固定部2caは、ベースプレート11(図2)に取付部材2を固定するための部分であり、たとえばボルトである。固定部2caは、ボルトに限定されず、ベースプレート11に支持部2cを固定できる部分であれば、ピン、溶接などであってもよい。
連結プレート3は、平板部3aと、段部3bと、フランジ部3cとを有している。平板部3a、段部3bおよびフランジ部3cは1枚の板材から一体的に形成されている。平板部3aは、平板よりなっている。フランジ部3cは段部3bを介在して平板部3aに接続されている。フランジ部3cには、貫通孔3caが形成されている。
フランジ部3cの上面(第1のコントローラ本体1側の面)には、連結部材3dが取り付けられている。連結部材3dは、例えば円柱形状の剛体よりなっており、先端に雌ネジ部が形成されている。
制振部材4は、油圧ショベル30およびキャブ20に入力される振動を減衰させたり、振動の増幅を防ぐことにより、第1のコントローラ本体1の振動を低減するものである。制振部材4は、取付部材2と連結プレートとの間に配置されており、たとえばゴムなどの弾性体からなっている。この制振部材4は、円環形状または円筒形状を有し、軸線方向に貫通孔を備えている。
次に、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の組み立てについて図3および図4を用いて説明する。
図4は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す組立斜視図である。図3および図4に示されるように、取付部材2のボス部2abに制振部材4が嵌められている。この制振部材4を介在して取付部材2の下方側に連結プレート3が取り付けられている。この状態において、取付部材2と連結プレート3との間に制振部材4が装着されている。
連結プレート3は、ボルト6をボス部2abの雌ネジ部に螺合させることにより取付部材2に吊り下げて保持されている。取付部材2のボス部2abは、連結プレート3の上方から制振部材4を介在してフランジ部3cの貫通孔3caを通り、さらに別の制振部材4の貫通孔に嵌入されている。ボルト6は、ワッシャ5を介在してボス部2abの雌ネジ部に螺合されている。
連結プレート3が取付部材2に制振保持された状態において、連結部材3dは、取付部材2の貫通孔2aa内を通って、取付部材2の下方から上方へ突き抜けている。貫通孔2aaの径は、連結部材3dの外径よりも大きく設定されている。これにより連結部材3dは、貫通孔2aaの周縁に当接しないように貫通孔2aa内を通されている。
第1のコントローラ本体1は、連結部材3dを介在して連結プレート3に固定されている。具体的には、第1のコントローラ本体1の張り出し固定部1cと連結部材3dとは、ボルト(図示せず)を張り出し固定部1cの貫通孔内を通したうえで連結部材3dの雌ネジ部に螺合させることにより互いに固定されている。第1のコントローラ本体1を連結プレート3に固定した状態において、第1のコントローラ本体1は取付部材2に接しておらず、隙間を介して互いに離れている。
上記のようにしてコントローラ組立体10が組み立てられている。このようにして組み立てられたコントローラ組立体10は、固定部2caで支持部2cをベースプレート11(図2)に固定することによってキャブ20に取り付けられている。
次に、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体10の組み立てられた状態の構成について図4〜図6を用いて説明する。
図5は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す側面図である。図6は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体の構成を示す平面図である。図4および図5に示されるように、取付部材2の下方に連結プレート3が配置されている。取付部材2と連結プレート3との間には制振部材4が装着される。制振部材4の上面が取付部材2の下面に当接しており、制振部材4の下面が連結プレート3の上面に当接している。なお制振部材4は取付部材2および連結プレート3の各々に直接当接していなくてもよく、取付部材2と連結プレート3との間に装着されていればよい。
また取付部材2および連結プレート3の間に装着された制振部材4以外に、別の制振部材4が連結プレート3の下方に装着されている。この別の制振部材4の上面は連結プレート3の下面に当接しており、当該別の制振部材4の下面はワッシャ5の上面に当接している。この別の制振部材4も連結プレート3およびワッシャ5の各々に直接当接していなくてもよく、連結プレート3とワッシャ5との間に装着されていればよい。
取付部材2の上方に第1のコントローラ本体1が配置されている。連結プレート3と第1のコントローラ本体1とは連結部材3dにより接続されている。連結部材3dの下面が連結プレート3の上面に当接しており、連結部材3dの上面が第1のコントローラ本体1の張り出し固定部1cの下面に当接している。
第1のコントローラ本体1と取付部材2とは、隙間を介在して互いに離れており、直接接していない。取付部材2と連結プレート3とは、隙間を介在して互いに離れており、直接接していない。
図6に示されるように、平面視において、連結プレート3の短手方向の寸法LAは、取付部材2の短手方向の寸法LCよりも小さい。連結プレート3の短手方向の寸法LAは、第1のコントローラ本体1の本体部1aの短手方向の寸法LBよりも小さい。取付部材2の短手方向の寸法LCは、第1のコントローラ本体1の本体部1aの短手方向の寸法LBよりも大きい。
また平面視において取付部材2の底面部2aの短手方向の寸法LCaは、第1のコントローラ本体1の本体部1aの短手方向の寸法LBよりも大きい。このため平面視においては、第1のコントローラ本体1の本体部1aの全体が取付部材2の底面部2aと重畳している。
なお上記における本体部1a、取付部材2および連結プレート3の各々の短手方向は、本体部1aのコネクタ1bが設けられた第1の側面からその第1の側面に対向する第2の側面に向かう方向である。また、その短手方向は、取付部材2における底面部2a、下垂部2bおよび支持部2cが並ぶ方向である。
次に、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体10のキャブ20への取り付けと、その取り付け後の構成とについて図7〜図10を用いて説明する。
図7と図8とは、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体をキャブ内に組み付ける前の状態と組み付けた後の状態とを示す斜視図である。図9は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体をキャブ内に組み付けた状態を示す正面図である。図10は、本発明の一実施の形態におけるコントローラ組立体をキャブ内に組み付けた状態のコントローラ組立体とダクトとの配置関係を示す一部破断側面図である。
図7および図8に示されるように、コントローラ組立体10はキャブ20のベースプレート11に支持される。ベースプレート11には貫通孔11aが形成されており、この貫通孔11aに嵌り込むようにコントローラ組立体10がベースプレート11に取り付けられる。
コントローラ組立体10をベースプレート11に取り付ける際には、取付部材2の支持部2cがベースプレート11の上面に支持される。この支持部2cとベースプレート11とが、ボルト2caとナット11c(図10)とで締め付けられている。
図9に示されるように、コントローラ組立体10がベースプレート11に取り付けられた状態においては、第1のコントローラ本体1の側方に第2のコントローラ本体17が配置されており、第1のコントローラ本体1と第2のコントローラ本体17とは互いに横並びに配置されている。2つの第2のコントローラ本体17は縦方向に並んで配置されている。第2のコントローラ本体17の上方であって後方にはヒューズボックス14が配置されている。
図5に示されるように、コントローラ組立体10がベースプレート11に取り付けられた状態においては、取付部材2の支持部2cは、ベースプレート11の上面に支持されている。取付部材2の下垂部2bは、その支持部2cからベースプレート11の貫通孔11a内を通ってベースプレート11の下側に延びている。取付部材2の底面部2aは、下垂部2bの下端に接続されている。第1のコントローラ本体1の本体部1aは、底面部2aの上方に配置されている。
図10に示されるように、コントローラ組立体10の真下領域にダクト12の一部およびダクト13の一部が配置されている。平面視において、ダクト12、13の各々の一部はコントローラ組立体10と重畳するように配置されている。特にダクト13の一部は、コントローラ組立体10の真下領域のうち後方側の領域RA(図6、図10)内に配置されている。
次に、本実施の形態の作用効果について、取付部材が連結プレートよりも下方に位置する比較例と対比して説明する。
本実施の形態のコントローラ組立体10によれば、図4に示されるように取付部材2に制振部材4を介在して連結プレート3が取り付けられており、かつ連結プレート3に連結部材3dを介在して第1のコントローラ本体1が取り付けられている。このため図8に示されるように、取付部材2をベースプレート11に固定することにより、ベースプレート11から取付部材2に振動が入力されても、制振部材4によってその振動を減衰させることができ、第1のコントローラ本体1に伝わる振動を低減することができる。
また取付部材2はベースプレート11に固定される部材である。このため、ベースプレート11に固定される箇所まで取付部材2を延在させる必要があり、延在させた長さ分だけ取付部材2の寸法が大きくなる。一方、連結プレート3は、制振部材4を介在して取付部材2に連結され、かつ連結部材3dを介在して第1のコントローラ本体1に接続されていればよい。このため連結プレート3には、それほど大きな寸法を要求されない。よって、連結プレート3の寸法を取付部材2の寸法より小さくすることができる。
仮に寸法の大きい取付部材2が寸法の小さい連結プレート3よりも下方に位置する場合には、図5の破線で示すように領域Rに取付部材2が位置することになり、コントローラ組立体10の下方に配置された部材(たとえばダクト13:図10)と干渉しやすくなる。
これに対して本実施の形態によれば、図5に示されるように寸法の小さい連結プレート3が取付部材2よりも下方に配置されている。このため図5に示す領域Rには、取付部材2は位置しない。よって領域Rにおいて、取付部材2および連結プレート3が他の部材と干渉することはなくなる。これにより、連結プレート3がコントローラ組立体10の下方に配置された部材(たとえばダクト13:図10)と干渉しにくくなる。このため、コントローラ組立体10の下方のスペースを有効に活用することが容易となり、機器の組立や修理が容易となる。
また、取付部材2の下側に配される制振部材4により取付部材2の上側に配される第1のコントローラ本体1が制振されるので、取付部材2の位置を基準の高さとすると第1のコントローラ本体1の位置を従来より低くできる。そのため、第1のコントローラ本体1の上方により広い空間を得ることができる。
また図6に示されるように、平面視において連結プレート3の短手方向における寸法LAは取付部材2の短手方向における寸法LCよりも小さい。図5に示されるように、この取付部材2よりも寸法の小さい連結プレート3が取付部材2よりも下方に配置されている。このためコントローラ組立体10の下方の領域Rにおいてダクト13(図10)と干渉しにくくなる。このため、コントローラ組立体10の下方のスペースを有効に活用することが容易となり、機器の組立や修理が容易となる。
また上記のとおり連結プレート3は取付部材2に制振部材4を介在して繋がれ、かつ連結部材3dを介在して第1のコントローラ本体1に接続されればよい。このため図6に示されるように、平面視において第1のコントローラ本体1の本体部1aの短手方向の寸法LBよりも連結プレート3の短手方向の寸法LAを小さい寸法にすることができる。これにより、コントローラ組立体10の下方のスペースをより有効に活用することができ、機器の組立や修理がより容易となる。
また図7および図8に示されるように、取付部材2がベースプレート11に支持されることにより、コントローラ組立体10をベースプレート11に支持させることが可能となる。
また図7および図10に示されるように、ベースプレート11の貫通孔11a内を通して取付部材2を配置することにより、コントローラ組立体10をベースプレート11の上面より下方に配置することが可能となる。
また図8および図9に示されるように、第1のコントローラ本体1と第2のコントローラ本体17とが横並びに配置されることにより、第2のコントローラ本体17の上方のスペースを大きく確保することができる。このため、第2のコントローラ本体17の上方であって後方のスペースにヒューズボックス14を配置することが容易となる。
なお上記の実施の形態においては、第1のコントローラ本体1が情報化施工用マシンコントローラである場合について説明したが、これ以外のコントローラであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1のコントローラ本体、1a 本体部、1b コネクタ、1c 張り出し固定部、2 取付部材、2a 底面部、2aa,3ca,11a 貫通孔、2ab ボス部、2b 下垂部、2c 支持部、2ca,6 ボルト、3 連結プレート、3a 平板部、3b 段部、3c フランジ部、3d 連結部材、4 部材、5 ワッシャ、10 コントローラ組立体、11 ベースプレート、11c ナット、12,13 ダクト、14 ヒューズボックス、16a 吹出口、17 第2のコントローラ本体、18 空気調和ユニット、20 キャブ、22 下部走行体、22a 履帯、23 上部旋回体、24 作業機、24a ブーム、24b アーム、24c バケット、24d バケットシリンダ、24e アームシリンダ、24f ブームシリンダ、25 バックパネル、26 エンジンルーム、27 カウンタウェイト、28 運転席、29 アンテナ、30 油圧ショベル、41 モニタ。

Claims (6)

  1. 取付部材と、
    前記取付部材の底面部の下方に突き出して設けられたボス部と、
    前記取付部材の下方に配置された連結プレートと、
    前記ボス部に嵌められ、かつ前記取付部材と前記連結プレートとの間に装着される第1制振部材と、
    前記取付部材の上方に配置された第1のコントローラ本体と、
    前記連結プレートと前記第1のコントローラ本体とを接続する連結部材と、
    前記ボス部に嵌められ、かつ前記連結プレートの下方に装着される第2制振部材とを備えた、コントローラ組立体。
  2. 前記第1のコントローラ本体は、互いに対向する第1の側面および第2の側面を有する本体部と、前記本体部の前記第1の側面に設けられたコネクタとを含み、
    平面視において、前記第1の側面から前記第2の側面に向かう方向において前記連結プレートの寸法は前記取付部材の寸法よりも小さい、請求項1に記載のコントローラ組立体。
  3. 平面視において、前記第1の側面から前記第2の側面に向かう方向において前記連結プレートの寸法は前記第1のコントローラ本体の前記本体部の寸法よりも小さい、請求項2に記載のコントローラ組立体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコントローラ組立体と、
    前記コントローラ組立体の前記取付部材を支持するベースプレートとを備える、作業機械用キャブ。
  5. 前記ベースプレートには貫通孔が形成されており、
    前記取付部材は、前記ベースプレートの上面に支持された支持部と、前記支持部から前記ベースプレートの前記貫通孔内を通って前記ベースプレートの下側に延びる下垂部と、前記下垂部の下端に接続された底面部とを含み、
    前記第1のコントローラ本体は、前記底面部の上方に配置されている、請求項4に記載の作業機械用キャブ。
  6. 前記第1のコントローラ本体の側方に配置された第2のコントローラ本体と、
    空気調和ユニットと、
    前記空気調和ユニットに接続され、かつ前記コントローラ組立体の下方に配置された部分を有するダクトと、
    ヒューズボックスとを備え、
    平面視において、前記ダクトは前記コントローラ組立体と重畳するように配置されており、
    前記ヒューズボックスは前記第2のコントローラ本体の上方であって後方に配置されている、請求項4または請求項5に記載の作業機械用キャブ。
JP2015165659A 2015-08-25 2015-08-25 コントローラ組立体および作業機械用キャブ Expired - Fee Related JP5986278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165659A JP5986278B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 コントローラ組立体および作業機械用キャブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015165659A JP5986278B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 コントローラ組立体および作業機械用キャブ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014553569A Division JPWO2016063395A1 (ja) 2014-10-23 2014-10-23 コントローラ組立体および作業機械用キャブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016084698A JP2016084698A (ja) 2016-05-19
JP5986278B2 true JP5986278B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=55972394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015165659A Expired - Fee Related JP5986278B2 (ja) 2015-08-25 2015-08-25 コントローラ組立体および作業機械用キャブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5986278B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6914640B2 (ja) * 2016-11-18 2021-08-04 住友建機株式会社 ショベル

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326875A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Sony Corp 電子機器におけるダンパーの組付構造
JP4039285B2 (ja) * 2003-03-18 2008-01-30 マックス株式会社 ファンモータ取付構造および空調装置
JP2008152895A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Funai Electric Co Ltd ハードディスク内蔵dvdレコーダ及びハードディスクユニットの取付構造
US8418448B2 (en) * 2008-05-22 2013-04-16 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Exhaust gas treatment device for construction machine
JP2011202357A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械
JP5538575B1 (ja) * 2013-01-18 2014-07-02 株式会社小松製作所 コントローラ組立体、作業機械のキャブおよび作業機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016084698A (ja) 2016-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5697812B1 (ja) キャブおよび作業機械
WO2016063395A1 (ja) コントローラ組立体および作業機械用キャブ
US8646557B2 (en) Construction machine
JP5834152B2 (ja) ガード付き作業車両用キャブおよび油圧ショベル
JP2012082595A (ja) 建設機械
EP2960380B1 (en) Construction machine
JP6213526B2 (ja) 作業機械
JP5986278B2 (ja) コントローラ組立体および作業機械用キャブ
JP6047263B2 (ja) コントローラ組立体および作業車両
JP6262118B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP5668719B2 (ja) 建設機械
JP5939629B2 (ja) 建設機械
WO2010122696A1 (ja) 建設機械におけるキャブ保護構造
JP5394353B2 (ja) 電動式建設機械
JP7330837B2 (ja) ショベル
JP2010185218A (ja) 作業機械における操作パターン切換弁の取付構造
JP5164177B2 (ja) キャブを備えた建設機械
JP6015092B2 (ja) 建設機械の電装品取付構造
JP2009270270A (ja) スイッチ装置
JP2010163775A (ja) 作業機械
JP2009270269A (ja) 作業機械
JP2023033717A (ja) 作業機械

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986278

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees