JP6681096B2 - 吸込具および電気掃除機 - Google Patents
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Description
また、本発明の一態様に係る電気掃除機は、上記の吸込具と、電動送風機を有し、前記吸込具と連通する掃除機本体とを備える。
背景技術に記載の文献では、キャニスター型の電気掃除機に、モップアタッチメントを収納する収納部が設けられている。キャニスター型の電気掃除機は、掃除機本体が大きいだけでなく、電源コードの長さによって清掃可能な範囲が制限されてしまうため、機動力が低い一方、モップアタッチメントのような補助集塵具は機動性が高い。しかし、補助集塵具のヘッド部を容易に掃除できないといった問題がある。
明細書に記載の電気掃除機において、前記収容部は開口が前記取手具側に向いた有底筒状をしている。これにより、補助集塵具の取り出しを容易に行うことができる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記収容部に収容されている補助集塵具を保持する保持部が前記掃除機本体及び取手具の少なくとも一方に設けられている。これにより、補助集塵具を掃除機本体及び取手具の少なくとも一方との一体感を出すことができる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記保持部は、さらに、前記一対の板状部の対向面から相手側に突出する凸部を備える。これにより、前記補助集塵具をしっかりと保持できる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記補助集塵具はヘッド部と柄部とを備え、前記収容部は前記ヘッド部を収容し、前記保持部は前記柄部を保持する。これにより、補助集塵具を一体感を出した状態で補助集塵具を収容することができる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記柄部は前記ヘッド部に近い部位に屈曲部分を有し、前記掃除機本体は前記取手具よりも太く、前記補助集塵具は、前記柄部の屈曲部分が前記掃除機本体と前記取手具との間の段差部分に沿うように、配される。これにより、意匠性を損なうことなく補助集塵具を収容することができる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記収容部は前記掃除機本体から着脱可能である。これにより、収容部を簡単に掃除することができる。
明細書に記載の電気掃除機において、前記収容部は水洗い可能な材料により構成されている。これにより、収容部に溜まったゴミ等を水洗いにより容易に掃除することができる。
別態様に係る吸込具において、前記規制部は、係合部と、該係合部が係合する被係合部とを含み、前記固定具と、前記連通部または前記カバー体とのうち一方に前記係合部を有し、前記固定具と、前記連通部または前記カバー体とのうち他方に前記被係合部を有する。
別態様に係る吸込具において、前記規制部は、本体部と、前記係合部が設けられる張出部とを有し、前記張出部は、前記本体部に対し、前記回転軸が延伸する軸方向から離れる外方側に張り出す。
別態様に係る吸込具において、前記張出部は前記軸方向に弾性変形可能である。
別態様に係る吸込具において、前記張出部は、前記本体部との間に空間を有する。
ここで、電気掃除機3における吸込具310、掃除機本体340および取手具390がこの順で並ぶ方向を軸方向(Z)とし、吸込具310の吸込口323(回転ブラシ319の回転軸)が延伸する方向を幅方向(X)とし、軸方向と幅方向とに直交する方向(回転ブラシ319の進行する方向)を奥行方向(Y)とする。
収容部410が第1円筒部分343に取り付けられた状態では、第1側面部411および第2側面部415の前端が第1円筒部分343の外周面349に近接している。このため、収容部410と第1円筒部分343との間に埃が入るのを防止できる。また収容部410と第1円筒部分343の一体感を出せる。
なお、第1円筒部分343の中心軸Cが、拡張部分363の中心軸Cからずれており、これにより、収容部410が、拡張部分363に対して奥行方向(Y)に面一または引込んでいてもよい。
配線カバー367は、内部に、コネクタ379(図5参照)と第1円筒部分343内のバッテリーとを接続する配線を収容する。配線カバー367は、拡張部分363の外部に露出しているが、これに限らない。例えば、配線カバー367を拡張部分363の内部に収容してもよい。
上述の通り、収容部410は、掃除機本体340に着脱可能に取り付けられる。しかし、これに限らず、収容部410は、掃除機本体340に着脱不能に取り付けられてもよい。収容部410は、掃除機本体340と一体的に形成されていてもよい。
各板状部401の形状は、軸方向(Z)に一定の長さを有していれば、矩形状に限らない。例えば、半円形状、台形状、三角形状でもよい。台形状および三角形状の場合、上端から下端に向けて奥行方向(Y)の寸法が大きくなるものでもよく、その逆でもよい。
連通口513の形状は略四角形状に限らない。例えば、円形状、長円状、三角形状、六角形状でもよい。連通口513の数量は7つに限らない。1つでもよく、7以外の複数でもよい。ただし、1つの大きな孔よりも複数の小さな孔にしたほうが、孔を通過する流体の流速を大きくでき、塵埃の取り残しを防止または低減できる。
吸込具載置台510は、T字状をしており、後方に延伸する延伸部分に支柱540が立設されている。この延伸部分も利用して、内部空間525が形成されている。これにより、吸込具載置台510をスリムに形成しながら、内部空間525の奥行方向(Y)の寸法を十分に確保できる。また、延伸部分が幅方向(X)の中央なので、支柱540のバランスをよくできる。
なお、吸込具310は、吸込具310の両側面に吸込口323に連通する溝329を有する。この溝329を通じて横方向からも空気を吸引することができる。吸込具載置台510の第2突出片531は、この溝329を塞ぐ機能を有することとしてもよい。これにより、溝329を通じた空気漏れを防止または低減できる。
なお、突出部515の形状は、上記の形状に限らず、前端から後端まで一定の高さでもよい。また、前端から後端に向かい次第に高さを増すこととしてもよく、逆に、前端から後端に向かい次第に高さを減ずることとしてもよい。
位置決め部527は、上記の構成に限らず、吸込具310の外周に沿って全周設けられてもよい。また、載置部511から突出した突出片ではなく、吸込具310の形状に適合する載置部511から凹んだ凹部としてもよい。
また、挿入口523は、前面部521ではなく、側面部に設けられてもよい。
第2の実施形態に係る電気掃除機ユニット1001は、図13に示される通り、電気掃除機1003および掃除機支持装置1005を備える。
電気掃除機1003は、吸込具1310、掃除機本体340および取手具390をこの順で備える、いわゆるスティック型の掃除機である。
なお、第2の実施形態においても、幅方向(X)、奥行方向(Y)および軸方向(Z)は、第1の実施形態と同じ定義である。
電気掃除機1003は、第1の実施形態と同様に補助集塵具450を取手具390側から取り出し自在に収容する収容部410を備える。収容部410は掃除機本体340に装着される。電気掃除機1003は掃除機支持装置1005から充電される。
掃除機支持装置1005は、電気掃除機1003の吸込具1310を載置するための吸込具載置台1510、および、電気掃除機3の掃除機本体340を支える支柱540を備える。
第2の実施形態では、主に、電気掃除機1003の吸込具1310の一部と掃除機支持装置1005の吸込具載置台1510とが第1の実施形態と異なる。このため、これらの相違点を中心に以下説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成について、同じ符号を用い、その構成の説明は省略する。
吸込具1310は、図14の(a)に示される通り、底部の吸込口1323を介して外部と連通する吸込空間1312を内部に有している。吸込空間1312は、当該空間を構成する内壁1315の連通口1317を介して集塵パイプ1320の内部と連結される(連通する)。なお、集塵パイプ1320は、掃除機本体340の第2円筒部分373(の内部空間)に着脱可能に連結される。
吸込口1323は、第1領域1325および第2領域1327を含み、吸込空間1312は、第1領域1325の裏側に存在する第1空間1314、および、第2領域1327の裏側に存在する第2空間1316を有する。
なお、第1空間1314の引き出し線は、第1領域1325、回転ブラシ319および内壁1315等の引き出し線と区別するために、その先端を矢印としている。同様に、第2空間1316の引き出し線は、第2領域1327および内壁1315等の引き出し線と区別するために、その先端を矢印としている。
第2空間1316は、第1空間1314(回転ブラシ319)と連通口1317との間に存在している。これにより、回転ブラシ319により掻き出された塵埃は第2空間1316から連通口1317に向かう。
つまり、吸込具1310は奥行方向(Y)に隣接して2つの空間を有し、その一方が回転ブラシ319を収容する第1空間1314であり、他の方が旋回気流を生じさせる第2空間1316である。
回転ブラシ319は1個または複数個のブラシが回転軸に例えばスパイラル状に設けられてなる。なお、ブラシは、ゴム材料等の板状体を利用してもよいし、樹脂等の複数本の繊維状体を利用してもよい。繊維状体を利用する場合、繊維状体の全部又は一部として、例えばアクリル繊維やナイロン繊維に硫化銅を化学結合させた有機導電性繊維等の除電繊維を利用してもよい。
第2空間1316における幅方向(X)と直交する断面の形状(内壁形状)は、円形状又は円形状に似た形状における清掃面側が欠けたような形状をしている。
連通口1317は幅方向(X)に長い形状をしている。つまり、回転ブラシ319の軸心に沿って長い形状をしている。連通口1317は第2空間1316におけるストレート部1316aに設けられている。
第1空間1314と第2空間1316とを区画する区画壁1315aが内壁1315に含まれ、区画壁1315aにおける幅方向(X)の中間部分の欠け部に張出部材が着脱可能に取り付けられている。
なお、回転ブラシ319から離れた塵埃は隣接する第2空間1316側に吸引された後、連通口1317から集塵パイプ1320を経由して掃除機本体340に吸引される。
張出部1318の幅方向(X)の長さは、図14の(b)に示される通り、連通口1317の幅方向の長さよりも長くなっている。
張出部1318における軸方向(Z)の下端は、図16の(b)および図17に示される通り、清掃面に達しないように構成されている。これにより、張出部1318により掻き取られた塵埃が効率よく第2空間1316へ移動する。
張出部1318は、図16の(b)に示される通り、区画壁1315aにおける幅方向(X)の端部の下端(清掃面側の端)よりも清掃面と反対側に位置している。つまり、張出部1318の下端は、清掃面を基準にしたときに、第2空間1316のテーパー部1316bを構成する区画壁1315aの下端よりも高くなっている。これにより、第2空間1316のテーパー部1316bでの密閉性を高めることができ、第2空間1316内において幅方向(X)の端から連通口1317に向かう旋回気流を強めることができる。
張出部1318における軸方向(Z)の下端は、図15に示される通り、連通口1317の下端よりも高くなっている。
(1)全体構成
集塵パイプ1320は、図18に示される通り、第2空間1316に面して配される連通側パイプ1322と、掃除機本体340側に配される本体側パイプ1324と、連通側パイプ1322に対して本体側パイプ1324を幅方向(X)に平行なX軸と奥行方向(Y)に平行なY軸とを回転軸として回転可能に連結する連結パイプ1326とを備える。なお、連結パイプ1326は連結下パイプ1328と連結上パイプ1330とから構成される。
連通側パイプ1322の上流側開口は、底部カバー1313の内壁1315に設けられた開口に嵌合する固定状態で、底部カバー1313に装着される。なお、底部カバー1313に連通側パイプ1322が取り付けられると、連通側パイプ1322の上流側開口は連通口1317として機能する。
本体側パイプ1324の下流側端部は、掃除機本体340側との接続部として機能し、回転ブラシ319を駆動部(図示せず)により回転駆動させるために電気的にも接続する。
連結パイプ1326は、連通側パイプ1322に対してY軸周りに回転可能に連結されている。本体側パイプ1324は、連結パイプ1326に対してX軸廻りに回転可能に連結されている。集塵パイプ1320は、連結パイプ1326が連通側パイプ1322に対してY軸周りに回転するのを規制したり、その回転規制を解除したりする規制解除構造を有している。
連通側パイプ1322と連結パイプ1326との連結は、図19の(a)に示される通り、連通側パイプ1322の下流側の円筒部1322aが、連結下パイプ1328の上流側端部の円筒状の嵌合部1328aに嵌合し、この状態で、「C」字状の固定具1331により固定される。
ここでの円筒部1322aは嵌合部1328a内に挿入するため、円筒部1322aの筒軸が回転軸であるY軸となり、連結パイプ1326が連通側パイプ1322に対して回転可能となる。この状態では、円筒部1322aは嵌合部1328aから抜ける。
連結下パイプ1328の嵌合部1328aに固定具1331用に周方向に延伸する溝1328dを有し、溝1328dの底壁に貫通孔1328b,1328cが設けられている。具体的に、貫通孔1328b,1328cの位置は、固定具1331の凸部1331a,1331bの位置に対応している。なお、「C」字状の固定具1331は半円よりも長い円弧状をし、凸部1331aは円弧の略中央にあり、凸部1331bは円弧の両端にある。これにより、固定具1331が連結下パイプ1328から外れ難くできる。なお、固定具1331は、連結パイプ1326に固定されており、固定具1331だけで回転することはない。
被係合部1322cは、固定具1331が存在する側と反対側であって筒軸と平行な方向に凹入する凹部分1322dを有する。係合部1331cは、連通側パイプ1322側であって筒軸と平行な方向に突出する凸部分1331dを有する。凸部分1331dが凹部分1332dに係合する(嵌る)と、連結パイプ1326の連通側パイプ1322に対する回転が規制される。
なお、凹部分1322dおよび凸部分1331dは、係合方向とする直交する方向から見る(図19の(c)である)と、その外観形状が円弧状をしている。これにより、回転規制の解除をスムーズに行うことができる。
なお、被係合部1322cは、図19の(a)および(b)に示される通り、円筒部1322aと同軸の外側円筒部1322fに設けられており、連結下パイプ1328の回転時の係合部1331cの軌道上に被係合部1322cが位置する。
これにより、連結パイプ1326が連通側パイプ1322に対して回転した際に、係合部1331cが連通側パイプ1322と反対側に弾性変形し、凸部分1331dの凹部分1322dへの係合又は凹部分1322dからの係合解除をスムーズに行うことができる。
このように、U字部1331fの構造を採用することで、本体部1331eとU字部1331fとの間の空間を適宜選択することで、凸部分1331dと凹部分1322dとの係合具合又は係合解除具合を調整できる。なお、凸部分1331dを設ける部位はU字部1331f以外の形状、例えば、L字部、O字部等の形状であってもよい。
掃除機支持装置1005は電気掃除機1003を支持する。ここでの掃除機支持装置1005は、電気掃除機1003に内蔵されたバッテリーを充電する充電ステーションである。掃除機支持装置1005は、図13に示される通り、電気掃除機1003の吸込具1310を載置するための吸込具載置台1510、電気掃除機3(掃除機本体340)を支える支柱540を備え、吸込具載置台1510は、吸込具1310に代えて装着される隙間ノズル1007を保持するノズル保持部1535を有している。
鉄板1534は、補助集塵具450のヘッド部451に帯電した電荷を除電する機能を有する。鉄板1534は、設置面に近い位置に配され、電気掃除機1003を安定した状態で支持させる機能を有する。鉄板1534は、挿入口523の幅方向(X)の寸法より大きく、内部空間525を形成する側壁525aよりも内部空間525と反対側に延伸している。これにより、鉄板1534を固定するための特別な構成が不要となり、簡易に実施できる。
張出部分1536は、載置部511又はベース部1530における幅方向(X)の寸法と、載置部511と支柱540とを合わせた奥行方向(Y)の寸法を2辺とする長方形領域内に収まるように設けられている。これにより、掃除機支持装置1005の設置面積を実質的に広めることなく、隙間ノズル1007を保持できる。
第1の実施形態では、電気掃除機3の一対の板状部401により補助集塵具450の柄部457が挟持されるように保持されている。
しかしながら、第3の実施形態では、補助集塵具2450が電気掃除機2003に係合構造を利用して保持されている。以下、電気掃除機2003の保持部および補助集塵具2450について説明する。
なお、係合関係は、補助集塵具の柄部の係合部分により、電気掃除機の被係合部分が係合される関係であってもよい。
L字状板部分2399aが、逆U字状板部分2458aと柄部2457の端面2457aとで形成される貫通孔2460を通過して係合することで、補助集塵具2450の柄部2457が電気掃除機2003により支持される。
なお、係合部分は、凸領域2399bに代えて、L字状板部分が嵌合(しまり嵌め)するような溝を有してもよい。
第1部分2459は長手方向の両側に貫通孔2459a,2459bを有している。第2部分2463は、長手方向におけるヘッド部(451)と反対側の貫通孔2463aから外側に突出する操作ボタン2464を有している。
操作ボタン2464は、第1部分2459の貫通孔2459a,2459bに嵌合し且つ第1部分2459および第2部分2463の厚み方向(内外方向)に出没可能に支持されたボタン部2466と、ボタン部2466を貫通孔2463aの内外方向に付勢する弾性ばね2468とを有する。
補助集塵具2450を使用する際には、ボタン部2466を第1部分2459の内側に押し込んで、ボタン部2466の貫通孔2459aへの嵌合状態を解除する。そして、第2部分2463を第1部分2459から引き出して、ボタン部2466を第1部分2459の貫通孔2459bに嵌合させる。これにより、第2部分2463が第1部分2459から引き出された長い状態で、使用できる。
なお、ここでの第1部分2459の貫通孔2459a,2459bは長手方向の両側に2個設けられているが、長手方向に間隔をおいて3個以上設けてもよい。これにより、より細かい長さ調整が可能となる。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
上記実施形態では、電気掃除機3は、電源コードを付属しない掃除機であるが、これに限らない。電源コード付きの掃除機であってもよい。
つまり、内部空間525に挿入されたヘッド本体の繊維状本体が電気掃除機の回転ブラシ(ナイロン繊維)に絡まることなく、ヘッド本体から塵埃を吸収できる。
規制解除構造は、第1パイプ側(一例が連通側パイプである第1パイプ又は第1パイプの周辺部材である)に対して、第2パイプ側(一例が連結パイプである第2パイプ又は第2のパイプの周辺部材である)を回転可能に連結する場合において、第2パイプ側は第1パイプ側の被係合部に係合して第1パイプに対する回転を規制する係合部を有し、被係合部および係合部の少なくとも一方は、第1パイプに対して第2パイプが回転しようとすると弾性変形可能に構成されている。これにより、係合関係の解除および復帰が容易に行うことができる。
第2の実施形態では、第2パイプに固定されている固定具1331(周辺部材の一例である)に係合部1331cが設けられているが、連結パイプ1326に係合部が設けられてもよい。つまり、第2パイプと一体で回転する部材に係合部があればよい。
第2の実施形態では、第1パイプである連通側パイプ1322に被係合部1322cを設けているが、第1パイプが装着される底部カバー(周辺部材の一例である)に被係合部又は係合部を設けてもよいし、上部カバー(周辺部材の一例である)に被係合部又は係合部を設けてもよい。
第2の実施形態では、係合部1331cは、第1パイプに対する回転の回転軸と平行な方向に突出する凸部分1331dにより構成され、被係合部1322cは回転軸と平行の方向に凹入する凹部分1322dにより構成されている。しかしながら、被係合部と係合部の関係が逆であってもよい。つまり、凸部分の係合部が第1パイプ側にあり、凹部分の被係合部が第2パイプ側にあってもよい。
さらに、凸部分および凹部分は、回転軸と平行に設けられているが、回転軸と直交する方向の外向き又は内向きに設けられてもよい。
第2の実施形態では、固定具1331において凸部分1331dが設けられているU字部1331fが弾性変形可能となっているが、凸部分を例えば薄肉片で形成して凸部分自身を弾性変形可能に構成してもよい。
第2空間1316は、回転ブラシ319の回転軸と平行な方向であってその両側部分がテーパー部1316bとなっているが、テーパー状でなくてもよい。なお、両側部分がテーパー状をしていなくても旋回気流は発生するが、テーパー状にした方が強い旋回気流が得られる。
第1空間および第2空間の前後の位置関係は特に限定するものではない。但し、吸込口323,1323の第1領域325,1325において、回転ブラシ319の回転方向の下流側に第2空間が存在する方が好ましい。
旋回気流に着目すると、電気掃除機のタイプ(スティック型、キャニスター型)、補助集塵具や収容部の有無、掃除機支持装置の有無等は関係ない。
3 電気掃除機
5 掃除機支持装置
310 吸込具
340 掃除機本体
390 取手具
399 保持部
401 板状部
405 凸部
450 補助集塵具
451 ヘッド部
457 柄部
465 屈曲部分
Claims (8)
- 第1方向に延びる吸込口から掃除機本体に塵埃を吸い込むための吸込具において、
前記吸込口と連通する連通部を有するカバー体と、
前記第1方向と直交する前後方向に延伸する軸を回転軸として回転可能に前記連通部に接続され且つ前記連通部と前記掃除機本体とが連通するパイプ部と、
前記連通部と前記パイプ部とを回転可能に固定する固定具と、
前記パイプ部の回転を規制する規制部と
を備え、
前記規制部は、前記回転軸の軸方向に沿って突出する係合部と、前記回転軸の軸方向に沿って前記係合部側に突出する突出部分と、前記係合部が係合する被係合部とを含み、
前記規制部は、前記固定具と前記連通部との係合または前記固定具と前記カバー体との係合により、前記パイプ部の回転を規制し、
前記係合部は、前記回転軸回りの回転により、前記突出部分に接触して前記被係合部に係合し、
前記固定具と、前記連通部または前記カバー体とは、前記回転軸回りの回転方向に沿った領域であって、前記回転軸の軸方向において対向する対向領域をそれぞれ有し、
前記固定具と、前記連通部または前記カバー体とのうち一方の前記対向領域に前記係合部を有し、他方の前記対向領域に前記被係合部と前記突出部分とを有し、
前記突出部分は、前記被係合部に対して前記回転軸回りの回転方向の両側に設けられている
吸込具。 - 前記被係合部は、前記回転軸の軸方向であって前記係合部の突出方向に凹入し、
前記突出部分は、前記被係合部側に近くなるに従って、前記係合部側に近づく方向に傾斜している
請求項1に記載の吸込具。 - 前記連通部の一部が前記パイプ部内で重なった状態で、前記固定具によって前記連通部と前記パイプ部とを回転可能に固定する
請求項1または2に記載の吸込具。 - 前記固定具は、前記パイプ部と一体的に回転する
請求項1〜3の何れか1項に記載の吸込具。 - 前記規制部は、本体部と、前記係合部または前記被係合部が設けられる張出部とを有し、
前記張出部は、前記本体部に対し、前記回転軸が延伸する軸方向から離れる外方側に張り出す
請求項1〜4の何れか1項に記載の吸込具。 - 前記張出部は前記軸方向に弾性変形可能である
請求項5に記載の吸込具。 - 前記張出部は、前記本体部との間に空間を有する
請求項5または6に記載の吸込具。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸込具と、
電動送風機を有し、前記吸込具と連通する掃除機本体と
を備える電気掃除機。
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