JP2022087375A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動及び騒音の小さい電気掃除機を提供する。【解決手段】本発明の電気掃除機は、前方に突出した形状の吸気孔40b1と、吸気孔40b1の後方がテーパ状に広がるテーパ部を有するケーシング40bと、ケーシング40b内に配置されたインペラ40cと、を備えたファンモータ40と、ファンモータ40を駆動するモータ40aと、吸気孔40b1とテーパ部の外周に装着され、テーパ部の形状に沿った突起を複数個持つ第1の弾性部材60を備えることを特徴とする電気掃除機。【選択図】図9

Description

本発明は、電気掃除機に関する。
本技術分野の背景技術として、特開平02-279125号公報(特許文献1)がある。この公報には、「吸気孔が突出した形状をしたケーシングを有するファン部とこのケーシングに内包されたインペラを駆動するモータ部からなるファンモータと、このファンモータを内包する掃除機本体と、ケーシングの突出した吸気孔の周囲に取り付けられたリング状の防振ゴム兼シールと、モータ部側の端部に取り付けられ、一端が本体に係止されることによりファンモータを軸方向に支持して掃除機本体に対するファンモータの軸方向の動きを規制する後部防振ゴムとを有し、リング状の防振ゴム兼シールは、ケーシングの突出した吸気孔の外周に工大固着され、その前端部が本体仕切り板と圧接されることによりシール部を構成し、このシール部が圧接する本体仕切り板の連通孔の径が防振ゴム兼シールの支持部の内径よりも大きく、しかもケーシングの突出した吸気孔の先端が本体仕切り板の後方に位置する構成の電気掃除機とし、この構成を第一の手段とするものである。」と記載されている。
特開平02-279125号公報
特許文献1に記載の電気掃除機では、ファンモータのケーシングの中央支持部の径方向の支持及び軸方向の支持はファン側に取り付けられたリング状の防振ゴム兼シールのせん断方向の剛性を利用することで非常に軟らかい支持が可能になる。しかし、径方向はケーシングの突出した部分のみを支持しているため、防振ゴムとケーシングの密着面積が小さく、充分に防振できず騒音が発生する場合がある。
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、ケーシングと弾性部材の密着面積をより大きくし、防振性能向上が図れる電気掃除機の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の電気掃除機は、前方に突出した形状の吸気孔と、吸気孔の後方がテーパ状に広がるテーパ部を有するケーシングと、ケーシング内に配置されたインペラと、を備えたファンモータと、ファンモータを駆動するモータと、吸気孔とテーパ部の外周に装着され、テーパ部の形状に沿った突起を複数個持つ第1の弾性部材を備えることを特徴とする電気掃除機。
本発明によれば、振動及び騒音の小さい電気掃除機を提供することができる。
電気掃除機を支持台に収納した状態の斜視図。 電気掃除機のハンディ状態の斜視図。 図2のIII方向矢視図。 電気掃除機のハンディ状態の分解斜視図。 電気掃除機のハンディ状態を分解した側面図。 図2のI方向矢視図。 電気掃除機の上面図。 図7のII-II断面図。 (a)ファンモータ40、第1の弾性部材60及び第2の弾性部材65の側面図。(b)ファンモータ40、第1の弾性部材60及び第2の弾性部材65を左斜め上前方から見た斜視図。 (a)第1実施形態の第1の弾性部材60の正面図。(b) 第1実施形態の第1の弾性部材60の背面図。 (a)第2の弾性部材65の正面図。(b) 第2の弾性部材65の背面図。 (a)第2実施形態の第3の弾性部材61の正面図。(b) 第2実施形態の第3の弾性部材61の背面図。 図8のP部拡大した、モータケース30、第1の弾性部材60、第2の弾性部材65、ファンモータ40組状態の図。 モータケース30の左斜め上後方から見た斜視図。 電気掃除機を右側から視た側面図。 電気掃除機に付属品の延長管、標準吸口が接続された状態の正面図。 電気掃除機及び支持台の側面図。 スティック状態の電気掃除機で床面を掃除するときの使用形態の側面図。 スティック状態の電気掃除機で高い場所を掃除するときの使用形態図の側面図。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、実施形態の電気掃除機100を支持台70に収納した状態の斜視図を示す。図1以下の図面では、掃除機本体1からみた前後左右上下の方向を適宜示している。
電気掃除機100は、ハンディ状態(図2参照)、スティック状態図(図1、図16参照)などの各種の使用形態に変えて掃除を行うことができる。電気掃除機100が収納される支持台70は、ベース部71とスタンド部72とを備えている。
図1に示すように、電気掃除機100は、支持台70に延長管300(付属品)と標準吸口400(付属品)を接続したスティック状態で収納される。
電気掃除機100は、何れも図示しない小型吸口(付属品)、ほうき型吸口(付属品)、延長ホース(付属品)などを接続して用いることができる。なお、標準吸口400は、モータによってブラシが回転するパワーブラシ式のものである。
図2に、実施形態の電気掃除機100のハンディ状態の斜視図を示す。図4に、電気掃除機100のハンディ状態の分解斜視図を示す。
電気掃除機100は、掃除機本体1、ダストケース2(集塵装置)、蓄電池3、ハンディ清掃部材90を備えて構成されている。
掃除機本体1は、本体部10、モータケース部11、ハンドル部12を備えている。
図3に示すように、本体部10は、延長管300や標準吸口400(図1参照)などが接続される吸引口である接続口10aが形成されている。接続口10aは、吸込管10bの入口を形成している。
接続口10aは、略円形の開口を前方に有して形成されている。接続口10aは、本体部10、モータケース部11、ハンドル部12などと同様の樹脂で成形されている。モータケース部11の上板11dは、後方にいくにしたがって下降する傾斜を有している。
接続口10aには、付属品(アタッチメント)である延長管300(図1参照)、標準吸口400、小型吸口(図示せず)、ほうき型吸口(図示せず)などが接続できる構成である。接続口10aには、回路基板50(図8参照)と電気的に接続されている端子(図示せず)が内蔵されている。図1に示す標準吸口400などのモータ駆動する付属品が接続された場合は、電気的に接続されたモータ(図示せず)によってブラシが回転する。
図4に示す本体部10には、ダストケース2が着脱自在に取り付けられるとともに、接続口10aから吸い込まれた塵挨を含む空気をダストケース2に送り込む導入管14(図7、図8参照)を備えている。図5に、電気掃除機100のハンディ状態を分解した側面図を示す。図6に、図2のI方向矢視図を示す。
モータケース部11には、ファンモータ40(図8参照)と回路基板50が内包されている。回路基板50は、後下方に傾斜したモータケース部11の上板11dに沿ってまたは上板11dに略平行に配置されている。
モータケース部11の前面には、ダストケース2で集塵された後の清浄な空気が吸い込まれる円形の吸込口11a(図4参照)が形成されている。
図2に示すハンドル部12は、本体部10の後側に設けられ、略L字状に形成された把持部12aを有している。把持部12aは、前後方向に後ろ側ほど漸次高くなるように直線状に延びる第1把持部12a1と、略上下方向に直線状に延びる第2把持部12a2と、を有している。第1把持部12a1は、第2把持部12a2よりも前側に位置している。第1把持部12a1は、前後方向に後ろ側ほど漸次高くなるように延びている。第2把持部12a2は、第1把持部12a1の後端から後方に向けて斜め下方に向けて延びている。そのため、隙間12cに手を入れやすくなっている。
第1把持部12a1と第2把持部12a2とは、略棒状かつ連続して形成されている。第1把持部12a1と第2把持部12a2とを、それぞれ直線状に構成することで、使用者が持ち手の位置を認識し易い。
また、第1把持部12a1と第2把持部12a2とが直角に近い角度で折れ曲がるように接続されているので、第1把持部12a1を把持しているときに第2把持部12a2の方に手がずれ難く、逆に第2把持部12a2を把持しているときに第1把持部12a1の方に手がずれ難くなる。
そのため、隙間12c(図2参照)に手を入れやすくなっている。
図2に示すように、ハンドル部12の第1把持部12a1の上面には、操作ボタン12bが設けられている。操作ボタン12bは、例えば、「強」、「標準」、「切」の3つのボタンで構成されている。
本体部10の前端上部には、延長管300などの付属品を取り外す際に操作される一つの解除ボタン18aが設けられている。解除ボタン18aを押下操作することで、本体部10と付属品とのロックが解除されて、本体部10から付属品の取り外しが可能となる。解除ボタン18aが一つで構成されるので、電気掃除機100の小型軽量化を図れる。
図4に示すように、本体部10の前端には、ハンディ清掃部材90を取り付けることができる。ハンディ清掃部材90は、略円筒形の筒体91を有している。筒体91は、先端側に軟質の毛91a1を束にして植毛したブラシ部91aを有している。筒体91は、硬質な材料で形成され、本体部10に接続可能な接続部91bを有している。筒体91は、ブラシ部91aと接続部91bとが一体に形成されている。接続部91bを硬質のもので形成することで、ハンディ清掃部材90を本体部10に脱落することなく安定した状態で取り付けることができる。ハンディ清掃部材90は、ブラシ部91aを有するので、ブラシ部91aでゴミを掻き出しながら、電気掃除機100で吸引できるので、掃除が効率的に行える。そのため、電気掃除機100の使い勝手が向上する。
筒体91の先端に植毛された環状の短毛91a1を備えたブラシ部91aを有するので、ハンディ清掃部材90の先端を床面に密着させることが可能になり、吸引力を向上できる。
図4に示す本体部10の接続口10aの外側面には、縦方向に細長い嵌合溝10e、10c(図5参照)が形成されている。嵌合溝10eは、左右両側に1条ずつと、嵌合溝10cが下部に形成されている。接続部91bの基端には、嵌合溝10e、嵌合溝10cと凹凸嵌合して係止される突起部(図示せず)が形成されている。本体部10の接続口10aの外側面に縦方向に細長い嵌合溝10e、10cが形成されるので、本体部10の接続口10aにハンディ清掃部材90に取り付け易く、使い勝手が向上する。
図6に示す蓄電池3は、リチウムイオン、ニッケル水素などの二次電池で構成され、吸引力を発生させるファンモータ40のモータ40aなどに電力を供給する。図4に示すように、蓄電池3は、合成樹脂製の略半円筒状のケース3aを有している。ケース3aを前後方向にスライドさせることで本体部10に対して着脱できる。
図5に示すように、ダストケース2は、サイクロン方式のものであり、導入管14(図7、図8参照)から吸込んだ塵埃を含む空気を、塵埃と空気とに分離し、塵埃を集める機能を有する。図7に、実施形態の電気掃除機100の上面図を示す。
ダストケース2は、モータケース部11の前方に軸方向を前後方向にして配置され、略円柱形状の収容部2aを有している。ダストケース2の上面(側面)には、導入管14と繋がる略矩形状の流入口2b(図4参照)が形成されている。流入口2bに流入した塵挨を含む空気は、旋回流となり、塵埃に遠心力が働き、ダストケース2内で塵挨と空気とに分離された後、塵埃が分離された空気がダストケース2の後部(図8の矢印M)から排出される。
図4に示すように、ダストケース2の前面には、ダストケース2内に溜まった塵埃を廃棄する際に開閉する蓋2cがヒンジ部2dを介して回動自在に支持されている。また、蓋2cの上部には、蓋2cのロックを解除するための蓋ロック機構2eが設けられている。
図2に示すように、電気掃除機100は、ダストケース2が本体部10の下方かつモータケース部11の前方に取り付けられる。この場合、ダストケース2を掃除機本体1に装着すると、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れる。これは、蓋ロック機構2eを反対側(外側)に設けた場合、掃除中に蓋ロック機構2eが解除されるおそれがある。しかし、蓋ロック機構2eが掃除機本体1側に隠れるようにすることで、誤動作を防止することができる。
また、ダストケース2には、お手入れブラシ2s(図4参照)が着脱自在に設けられている。お手入れブラシ2sは、ダストケース2が掃除機本体1に装着されたときに外部から見え難い位置に配置されている。このため、運転中に外れ難く、また、お手入れブラシ2sを電気掃除機100とは別の場所に保管しておく必要もない。
図7に示すように、本体部10に形成された導入管14は、始めに右斜め後方に延びてその後下方に延びて、ダストケース2の流入口2b(図4参照)と接続されている。導入管14により、図5に示すダストケース2の収容部2a内において旋回流を発生させることができる。収容部2a内の旋回流によって、遠心力による塵埃の分離を効果的に行うことができる。
図8に、図7のII-II断面図を示す。
本体部10のモータケース部11には、ファンモータ40と、ファンモータ40の周りに第1の弾性部材60と第2の弾性部材70が収容されている。モータケース部11内には、ファンモータ40の上方に、掃除機本体1を制御する回路基板50が収容されている。
ファンモータ40と回路基板50とは、上下方向に重なるように配置されている。このため、掃除機本体1の前後方向の寸法を短くできる。また、ファンモータ40は、モータケース部11がハンドル部12側と重畳して形成されることで、本体部10の前後方向(全長)の寸法を短くできる。
また、ファンモータ40及び回路基板50は、ハンドル部12の第1把持部12a1の下方に位置している。これにより、使用者が第1把持部12a1を握って操作する場合、電気掃除機100の重心が第1把持部12a1の下方近傍になる。このため、電気掃除機100の先を上向きで使用する場合、電気掃除機100を安定して保持できる。
また、第1把持部12a1および第2把持部12a2とモータケース部11の上面板11dとの間には、手を挿入するための隙間12cが形成されている。
モータケース部11の上面板11dは、後方が下がる傾斜を有して形成されている。
回路基板50は、モータケース部11の上面板11dに沿ってまたは平行に近い傾斜をもって配置されている。これにより、手を挿入するための隙間12cを狭くすることなく、モータケース部11の内部の空間を広く活用できる。そのため、モータケース部11の上下寸法を短くでき、掃除機本体1の小型化を図れる。
蓄電池3は、ハンドル部12の第2把持部12a2の下方に配置されている。蓄電池3は、例えば、エネルギ効率の高いリチウムイオン電池で構成することができる。
ダストケース2内には、収容部2aの軸方向の後端にフィルタ5が収容されている。フィルタ5は、プリーツ状に折って構成されたものであり、フィルタ面積を大きくできるとともに、フィルタ5による圧力損失を低減することができる。フィルタ5は、例えば高密度のHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)で構成されている。
(第1実施形態)
図9 (a)にファンモータ40、第1の弾性部材60および第2の弾性部材65の側面図、(b) にファンモータ40、第1の弾性部材60および第2の弾性部材65を左斜め上前方から見た斜視図を示す。
図9(a)、図9(b)に示すように、ファンモータ40は吸気孔40b1が前方に突出しその後方にテーパ状に広がるテーパ部40b2を有するケーシング40bと、これに内包されたインペラ40cと、このインペラ40cを駆動するモータ部40aにより構成されている。
図10(a)に第1の弾性部材60の正面図、(b) に第1の弾性部材60の背面図を示す。
図10(a)、図10(b)に示すように、第1の弾性部材60は円筒形状をしており、内側には環状の面で構成された円環部60aと、円周に沿うように放射状に複数個の突起部60bが等間隔に配置されている。各突起部60bは略15度の間隔で配置されている。なお、この間隔は略15度より大きい構成としても小さい構成としてもよい。突起部60bは後方にテーパ状に広がっている。この突起部60bが有するテーパ形状はケーシング40bのテーパ部40b2に沿うように構成されている。このように等間隔に突起部60bを備えることによって、モータ部40aをバランスよく保持することができ、防振効果を高めることができ、さらにモータが揺れることによる騒音も防ぐことができる。さらに、突起部60bを複数備えることによって、より強固にモータ部40aを安定してモータケース部11内に保持することができる。なお、突起部60bは図のように10以上の突起を有するものでも、それ以下のものでもよい。なお、図9および図10においては第1の弾性部材60は突起部60bとしているが、これに限られることなく、ケーシング40bのテーパ部40b2に沿う環状面で支持してもよい。
第1の弾性部材60の円環部60aはケーシング40bの突出した吸気孔40b1の外周部に装着され、突起部60bは突出した吸気孔後方のテーパ部40b2に密着する。これにより、ファンモータ40と第1の弾性部材60の密着する面積が大きくなり、ファンモータ40の振動をより吸収することができ、ファンモータ40の振動低減が実現できる。
図11(a)に第2の弾性部材65の正面図、(b)に 第2の弾性部材65の背面図を示す。
図11 (a)、図11(b)に示すように、第2の弾性部材65は円筒形状をしており、外周に8個の円形部65aと2個の矩形部65bと12個の突起65cが配置されている。
8個の円形部65aは、第2の弾性部材65の円筒形状の円の中心に対して点対称の位置に配置されている。なお、円形部65aは図11のように10個以下の円形部を有するものでもよいし、それ以上でもよい。
2個の矩形部65bは、第2の弾性部材65の円筒形状の円の中心に対して点対称の位置に配置されている。なお、矩形部65aは図11のように5個以下の矩形部を有するものでもよいし、それ以上でもよい。
円形部65aと矩形部65bはモータケース部11に挟持されており、ファンモータ40の径方向の動きを抑制している。
12個の突起65cは円周上に等間隔に配置され、ファンモータ40の軸方向の動きを抑制することができ、ファンモータ40の振動低減、さらに騒音も防ぐことができる。なお、突起部65cは図11のように10個以上の円形部を有するものでもよいし、それ以下でもよい。
図13に図8のP部拡大した、モータケース30、第1の弾性部材60もしくは後述する第2実施形態の第3の弾性部材61と、第2の弾性部材65と、ファンモータ40の組状態の図を示し、図13にモータケース30の左斜め上後方から見た斜視図を示す。
図12、図13に示すように、第1の弾性部材60の外周部60fはモータケース30の円形リブ30aによって挟持されており、ファンモータ40の径方向の動きを抑制している。また、第1の弾性部材60の前面部60cはモータケース30の仕切り板30bと圧接しており、ファンモータ40の軸方向の動きを抑制している。
また、第1の弾性部材60の前面部60cとモータケース30の仕切り板30bが圧接、第1の弾性部材60の前面裏部60dとケーシング40bの突出した吸気孔40b1前面部が圧接することで、モータケース30とファンモータ40間の気密を確保している。従って、当該部分に気密を確保するための追加部材を必要とせず、部品点数の削減及び軽量化を可能としている。
また、第1の弾性部材60の吸気孔側の穴部60eの径はファンモータ40の吸気孔側穴径より大きい構成としている。また、第1の弾性部材60の吸気孔側の前面部60cは前方から後方にかけて穴径が小さくなるような構成としている。これにより、ファンモータ40に流入する空気の流れを滑らかにし、吸気の損失の低減を実現している。
従って本実施例によれば、第1の弾性部材60がファンモータ40駆動時の衝撃を吸収しファンモータ40が本体100に触れることを防ぐことができ、本体への固定が確実になり品質が向上する。第1の弾性部材60を備えることで、主にファンモータ40に内包されるインペラ40cによる振動を低減することができる。さらに第2の弾性部材65を備えることで、主にモータ40aによる振動を低減することができる。なお、本実施例では第1の弾性部材60と第2の弾性部材65両方を備える構成を開示しているが、それに限られることはなく、いずれか一方で在っても振動を低減することはできるが、2つの弾性部材を両方備えることでより低振動・低騒音の電気掃除機を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、前述した第1の弾性部材60の変形例について図12(a)、図12(b)を用いて説明する。なお、本実施例は第1の弾性部材60を第3の弾性部材61に変更するのみであって他の構成については同じ構成となっている。図12(a)は第3の弾性部材61の正面図を示し、(b)は 第2実施形態の第3の弾性部材61の背面図を示す。図12に示すように第3の弾性部材61は円筒形状をしており、内側には環状の面で構成された円環部61aと、円周に沿うように規則的に配置された複数個の突起部61bが配置されている。三角形状を保ちながら、規則的に突起部61bを備えることによって、ファンモータ40をバランスよく保持することができ、防振効果を高めることができる。さらに、モータが揺れることによる騒音も防ぐことができる。
図14にモーターケース30を示す。モーターケースは略円筒形状が内部に入り込んだ形をしており、内部に円形リブ30aと、仕切り板30bとを有する。
図15に、電気掃除機100を右側から視た側面図を示す。
ダストケース2の下部後端と掃除機本体1の下部前端には、ダストケース2を掃除機本体1に着脱するための着脱機構2g,19が設けられている。すなわち、ダストケース2を掃除機本体1に装着するときは、着脱機構2gと着脱機構19とが所定の機構により連結される。着脱機構2g,19は電気掃除機100の最下方に延出していて、特に、着脱機構19の下端が電気掃除機100の最下方となり、この着脱機構19の下には脚部19aが設けられている。また、蓄電池3の最後尾下端にも脚部3nが設けられている。 図17に示すように、電気掃除機100の下側を下として、水平な床面Yの上に載置したときは、ファンモータ40や蓄電池3のような重い部品が電気掃除機100の後方下部に存在することもあり、電気掃除機100は脚部19a,3nで水平な床面Y上に支持される。このとき、脚部19aが電気掃除機100の最下端に位置し、また、脚部19aは電気掃除機100の長手方向の中間位置に存在するため、水平な床面Yの上に載置した電気掃除機100は、図15に示すように、前方が斜め上側を向く。
よって、吸引口となる接続口10aの先端部も斜め上側を向き、ハンディ清掃部材90の先端90sも斜め上側を向く。そのため、電気掃除機100は水平な床面Y上に支持された状態において、接続口10aやハンディ清掃部材90の内部に残っている塵埃が外部にこぼれ落ちにくい。
図15に示すように蓄電池3への充電は掃除機本体1の右側部に設けられた端子tに図示しないACアダプタを接続することによって行うことができる。
図16に、電気掃除機100に付属品の延長管300、標準吸口400が接続された状態の正面図を示す。
電気掃除機100は、掃除機本体1にハンディ清掃部材90が接続された状態で、延長管300を接続できるように構成されている。このように、掃除機本体1にハンディ清掃部材90を接続したままでも、延長管300を接続する接続口10a(図4参照)の位置は変わらない。よって、掃除機本体1と延長管300と標準吸口400とを接続した全長を短く抑えることができる。これにより、標準吸口400の位置が手元により近くなるので、電気掃除機100の取り回しが良好になり、使い勝手を向上できる。
電気掃除機100は、図16に示すスティック状態から、標準吸口400が接続された延長管300を取り外して、図2に示すハンディ状態にしたとしても、掃除機本体1にはハンディ清掃部材90が取り付けられたままである。よって、吸引力が高められた状態で掃除を行うことができる。
電気掃除機100について、延長管300及び標準吸口400を接続した使用方法以外に、例えば、接続口10aに標準吸口400を直接接続して、ハンディ状態の電気掃除機100として使用できる。
このように、電気掃除機100では、掃除機本体1にハンディ清掃部材90を取り付けたままで、様々な付属品(アタッチメント)を着脱することができる。そのため、電気掃除機100は、掃除の使用形態を迅速に切り替えて掃除を行える。また、ハンディ清掃部材90は、掃除機本体1に取り付けたままにできるので、ハンディ清掃部材90を取り付けたハンディ状態の電気掃除機100において、塵埃を掻き出しながら掃除を行うことができる。また、ハンディ清掃部材90を取り外す必要がないので、無くすこともない。
図17に、電気掃除機100及び支持台70の側面図を示す。
電気掃除機100は、掃除機本体1に、延長管300と標準吸口400を接続したままの状態で支持台70に支持される。具体的には、延長管300の先端部に、先端を下側とした略L字形のフック301が設けられている。電気掃除機100を支持台70で支持するのに際して、フック301を支持台70のスタンド部72に設けられた係止部72aに係止させる。また、標準吸口400を載置面71a上の係止部71a1に係止させる。これにより、掃除機本体1側を上側にするとともに、標準吸口400側を下側として、電気掃除機100の全体を支持台70に支持させることができる。
このように、電気掃除機100をスティック状態のままで支持台70に設置できるので、次に掃除をする際に、電気掃除機100を直ちにスティック状態のまま使用できる。
図1に示すように、ベース部71の載置面71aは、延長管300よりも前方に延びて形成されている。これにより、延長管300に標準吸口400を接続した状態、つまり掃除機本体1に延長管300と標準吸口400を接続した状態(スティック状態)で、標準吸口400を載置面71aで支持できる。よって、電気掃除機100を支持台70に安定して支持させることができる。
図18に、スティック状態の電気掃除機100で床面Yを掃除するときの使用形態の側面図を示す。図16は、電気掃除機100に、ハンディ清掃部材90を装着したまま、延長管300及び標準吸口400を接続してスティック状態にして、電気掃除機100を使用者よりも前方に突き出して床面Yを掃除する場合である。
この場合、使用者は、ハンドル部12の第2把持部12a2を把持しながら、電気掃除機100を前後に移動させながら掃除を行うことができる。また、図示していないが、電気掃除機100を使用者の左右の脇に位置した状態で床面Yを掃除する場合には、使用者は、ハンドル部12の第1把持部12a1を把持しながら、電気掃除機100を前後に移動させることができる。このように、使用者が床面Yを掃除する場合には、ハンドル部12の位置を持ち替えて掃除できる。
従来のスティック状態にしたときに重心が先端側にある電気掃除機(特開2016-137165号公報参照)では、電気掃除機を床面Yより高い場所で掃除する場合、使用者が電気掃除機の先を上向きに持ち上げる必要があるので手首に負担が掛かり易くなる不都合があった。
図18に、スティック状態の電気掃除機100で高い場所を掃除するときの使用形態図の側面図を示す。
本電気掃除機100では、図18に示すように、重量物であるファンモータ40(図8参照)や蓄電池3がハンドル部12に近い位置(使用者の手元に近い位置)にあるので、電気掃除機100の重心が、使用者の手元に近くなる。
これにより、電気掃除機100をスティック状態にして、電気掃除機100を床面Yより高い場所、例えば階段Kを掃除する場合であっても掃除し易くなり、使い勝手を向上できる。
なお、図19では、階段Kを掃除する場合を例に挙げて説明したが、電気掃除機100を持ち上げてエアコンの室内機のパネルなどを掃除する場合にも有効である。
また、電気掃除機100をスティック状態で使用している場合において、階段Kの角(隅)に残った塵埃を取り除くときに、電気掃除機100から延長管300及び標準吸口400を取り外してハンディ状態にする。この場合、電気掃除機100にはハンディ清掃部材90が装着されたままであるので、そのまま直ちに階段Kの角(隅)に残った塵埃を取り除く掃除を行うことができ、塵埃の吸い残しを抑制できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
30 モータケース
30a モータケースの円形リブ
30b モータケースの仕切り板
40 ファンモータ
40a モータ
40b ケーシング
40b1 ケーシングの突出した吸気孔
40b2 ケーシングのテーパ部
60 第1の弾性部材
60a 第1の弾性部材の内側円環部
60b 第1の弾性部材の内側突起部
60c 第1の弾性部材の前面部
60d 第1の弾性部材の全面裏部
60e 第1の弾性部材の穴部
60f 第1の弾性部材の外周部
61 第3の弾性部材
61a 第3の弾性部材の内側円環部
61b 第3の弾性部材の内側突起部
65 第2の弾性部材
65a 第2の弾性部材の円形部
65b 第2の弾性部材の矩形部
65c 第2の弾性部材の突起

Claims (6)

  1. 前方に突出した形状の吸気孔と、前記吸気孔の後方がテーパ状に広がるテーパ部を有するケーシングと、前記ケーシング内に配置されたインペラと、を備えたファンモータと、
    前記ファンモータを駆動するモータと、
    前記吸気孔と前記テーパ部の外周に装着され、前記テーパ部の形状に沿った突起を複数有する第1の弾性部材と、を備えることを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1に記載の電気掃除機において、前記突起は前記第1の弾性部材の中心から放射状に配置されていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1に記載の電気掃除機において、前記突起は前記第1の弾性部材の内側において規則的に配置さていることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の電気掃除機において、
    前記第1の弾性部材より後方であって、前記ファンモータの外周に装着された第2の弾性部材を備えることを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項4に記載の電気掃除機において、
    前記第2の弾性部材は、前記ファンモータの後部の外周部に対称に配置された突起を複数有することを特徴とする電気掃除機。
  6. 請求項1から3のいずれかに記載の電気掃除機は、
    前記ファンモータと前記モータとが収容されるモータケース部をさらに備え、
    前記モータケース部は円形リブを有し、
    前記円形リブは前記第1の弾性部材の外周部を挟持することを特徴とする電気掃除機。
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