JP6674488B2 - 車両用スロープ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用スロープに関する。
特許文献1には、互いにスライド移動可能な複数の板体を備える車両用スロープが記載されている。かかる車両用スロープは、複数の板体が互いに重ね合わせられた状態で車体の床壁部上に格納されている。使用時において、車両用スロープは、複数の板体が互いに重ね合わせられた状態のまま、ガイドローラを介して車外へ引き出され、その後、複数の板体が順次引き出されることによって、車体の床壁部と車外の地面とに架設される。
特開2017−29640号公報
特許文献1の車両用スロープは、複数の板体が重ね合わせられた状態のまま車内から車外へ引き出される際には、ガイドローラが複数の板体の移動を支援する。しかし、車外に引き出された複数の板体が順次引き出される際には、複数の板体の操作荷重を利用者が負担することとなる。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、利用者による操作を好適に支援することが可能な車両用スロープを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明の車両用スロープは、互いに相対的にスライド移動可能な2段以上の板体と、前記板体の幅方向端部に設けられるサイドレールと、一の前記サイドレールと隣接する他の前記サイドレールとの相対的なスライド移動を支援するスライド支援機構と、を備え、前記スライド支援機構は、本体部と、前記本体部から突出する一対のシャフト部と、を有する回動体を備え、前記回動体の前記本体部は、一の前記サイドレールに対して前記シャフト部によって回動可能に軸支されるとともに、一の前記サイドレールと隣接する他の前記サイドレールに対して当接し、前記回動体の回動軸は、2段以上の前記板体が車体と車外との間に架設された状態において、一の前記サイドレールに対して、車幅方向外方に向かうにつれて上方へ行くように傾斜する軸であり、前記回動体の前記本体部は、前記回動軸を極とした場合における異なる緯度の2か所で他の前記サイドレールの異なる2面と当接することを特徴とする。
本発明によると、利用者による当該車両用スロープの操作を好適に支援することができる。
本発明の実施形態に係る車両用スロープを備える車両を模式的に示す側面図である。 車両用スロープを模式的に示す断面図である。 スライド支援機構の配置例を示す図であり、(a)は板体が重ね合わせられた状態を模式的に示す側面図、(b)は板体が引き出された状態を模式的に示す側面図である。 スライド支援機構の配置例を示す図であり、(a)は板体が重ね合わせられた状態を模式的に示す側面図、(b)は板体が引き出された状態を模式的に示す側面図である。 スライド支援機構の配置例を示す図であり、(a)は板体が重ね合わせられた状態を模式的に示す側面図、(b)は板体が引き出された状態を模式的に示す側面図である。 (a)(b)は、回動体の形状の例を示す図である。 (a)(b)は、回動体の形状の例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図1中に矢印で示される、「前後」は、車両の前後方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)をそれぞれ示している。また、板体及びサイドレールに関して、1段目の板体が車体の床壁部に軸支されている側の端部を基端部とし、基端部と対向する側の端部を先端部とする。また、板体の面内において基端部及び先端部を結ぶ線分に直交する方向を幅方向とする。本実施形態において、板体及びサイドレールの幅方向は、車幅方向と一致する。
<車両用スロープ>
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両用スロープ1は、車体2の後部開口3を介して、車体2の床壁部4と、床壁部4よりも低い車外の地面Gとの間に架設されることによって、対象物(車椅子等)を車内と車外との間で移動可能とする。
図2に示すように、車両用スロープ1は、複数の板体10(10A,10B,10C)と、板体10の幅方向両端部に設けられるサイドレール20(20A,20B,20C)と、回動体30(30A,30B)と、を備える。
<板体>
複数の板体10は、後記する展開状態において、対象物(車椅子等)が当該板体10の上面を移動可能な金属製部材である。1段目の板体10Aの基端部は、車体2の床壁部4に対して回動可能に軸支されている。2段目の板体10Bは、1段目の板体10Aに対してスライドレール20A,20Bを介して、当該板体10Aに重ね合わせられた状態と当該板体10Aの先端部方向へ引き出された状態との間をスライド可能に設けられている。3段目の板体10Cは、2段目の板体10Bに対してスライドレール20B,20Cを介して、当該板体10Bに重ね合わせられた状態と当該板体10Bの先端部方向へ引き出された状態との間をスライド可能に設けられている。
複数の板体10A〜10Cは、互いに重ね合わせられた状態で車体2の床壁部4に載置される格納状態をとることができる。格納状態において、2段目の板体10Bは、1段目の板体10Aの下側に配置されており、3段目の板体10Cは、2段目の板体10Bの下側に配置されている。また、複数の板体10A〜10Cは、互いに重ね合わせられた状態で車体2の床壁部4から起立する起立状態をとることができる。起立状態において、複数の板体10A〜10Cは、車体2の後部開口3を開閉可能なバックドア5(閉状態)に沿う状態となる。また、複数の板体10A〜10Cは、互いに引き出された状態で車体2の床壁部4と車外の地面Gとの間に架設される展開状態をとることができる。展開状態において、2段目の板体10Bは、1段目の板体10Aの上側に配置されており、3段目の板体10Cは、2段目の板体10Bの上側に配置されている。
<サイドレール>
図2に示すように、サイドレール20は、板体10の幅方向両端部に沿って延設される金属製又は樹脂製部材である。なお、図2では、板体10の右端部に沿って延設されるサイドレール20のみが図示されている。
1段目の板体10Aの車幅方向両端部に設けられるサイドレール20Aは、基部21と、延出部22と、立設部23と、を一体に備える。基部21は、板体10Aの車幅方向端部に外嵌される溝形状を有する。延出部22は、基部21の車幅方向外端部から幅方向外方へ延設されている。立設部23は、延出部22の車幅方向外端部から板体10B方向(展開状態における上方)へ立設されている。
2段目の板体10Bの車幅方向両端部に設けられるサイドレール20Bは、1段目のサイドレール20Aに対して長手方向にスライド移動可能に組み付けられている。サイドレール20Bは、基部21と、延出部22と、立設部23と、を一体に備える。基部21は、板体10Bの車幅方向端部に外嵌される溝形状を有する。延出部22は、基部21の車幅方向外端部の板体10C側端部から車幅方向外方へ延設されている。立設部23は、延出部22の車幅方向外端部から板体10C方向(展開状態における上方)へ延設されている。
3段目の板体10Cの車幅方向両端部に設けられるサイドレール20Cは、2段目のサイドレール20Bに対して長手方向にスライド移動可能に組み付けられている、サイドレール20Cは、基部21と、延出部22と、を一体に備える。基部21は、板体10Cの車幅方向端部に外嵌される溝形状を有する。延出部22は、基部21の車幅方向外端部の板体10Bとは反対側端部から車幅方向外方へ延設されている。
サイドレール20A〜20Cは、隣接するもの同士が互いに重ね合わせられた状態と引き出された状態との間でスライド移動可能となるようにストッパ等を有する。また、サイドレール20A〜20Cは、隣接するもの同士が板体10の面に直交する方向へ離間することを防止するように組み付けられている。
1段目のサイドレール20Aの延出部22の一面22a(展開状態における上面)及び立設部23の車幅方向内側面23aと、2段目のサイドレール20Bの基部21の車幅方向外側面及び延出部22の一面22c(展開状態における下面)と、の間には、回動体30Aが設けられている。また、2段目のサイドレール20Bの延出部22の一面22a(展開状態における上面)及び立設部23の車幅方向内側面23aと、3段目のサイドレール20Cの基部21の車幅方向外側面21a及び延出部22の一面22c(展開状態における下面)と、の間には、回動体30Bが設けられている。
<スライド支援機構:回動体及びテーパローラ>
図2及び図6(a)に示すように、回動体30は、本体部31と、本体部31から突出する一対のシャフト部32,32と、を備える。本体部31は、板体10及びサイドレール20のスライド移動を支援する部位であって、球形状又は楕円球形状(図2では、球形状)を呈する。一対のシャフト部32,32は、本体部31の回転軸(図2及び図6における一点鎖線参照)を構成するように、一直線上に配置されている。シャフト部32の先端部は、先細の円錐形状を呈する。
回動体30Aは、1段目の板体10Aのサイドレール20Aに回動可能に軸支されている。回動体30Aにおいて、一方のシャフト部32の先端部は、サイドレール20Aの延出部22の一面22a(展開状態における上面)に形成された凹部22bに収容されている。一方のシャフト部32の先端部は、凹部22bに設けられたテーパローラ40Aによって、当該シャフト部32の軸線周りに回動可能に支持されている。回動体30Aにおいて、他方のシャフト部32の先端部は、サイドレール20Aの立設部23の車幅方向内側面23aに形成された凹部23bに収容されている。他方のシャフト部32の先端部は、凹部23bに設けられたテーパローラ40Aによって、当該シャフト部32の軸線周りに回動可能に支持されている。
回動体30Aにおいて、本体部31は、サイドレール20Bの基部21の車幅方向外側面21a及び延出部22の一面22c(展開状態における下面)に当接する。すなわち、回動体30Aは、回動軸を極とした場合における異なる緯度の2箇所でサイドレール20Bの異なる2面21a,22cと当接する。
回動体30Bは、2段目の板体10Bのサイドレール20Bに回動可能に軸支されている。回動体30Bにおいて、一方のシャフト部32の先端部は、サイドレール20Bの延出部22の一面22a(展開状態における上面)に形成された凹部22bに収容されている。一方のシャフト部32の先端部は、凹部22bに設けられたテーパローラ40Bによって、当該シャフト部32の軸線周りに回動可能に支持されている。回動体30Bにおいて、他方のシャフト部32の先端部は、サイドレール20Bの立設部23の車幅方向内側面23aに形成された凹部23bに収容されている。他方のシャフト部32の先端部は、凹部23bに設けられたテーパローラ40Bによって、当該シャフト部32の軸線周りに回動可能に支持されている。
回動体30Bにおいて、本体部31は、サイドレール20Cの基部21の車幅方向外側面21a及び延出部22の一面22c(展開状態における下面)に当接する。すなわち、回動体30Bは、回動軸を極とした場合における異なる緯度の2箇所でサイドレール20Cの異なる2面21a,22cと当接する。
すなわち、回動体30A及びテーパローラ40Aの組み合わせ、及び、回動体30B及びテーパローラ40Bの組み合わせが、一のサイドレール20と隣接する他のサイドレール20との相対的なスライド移動を支援するスライド支援機構を構成する。
回動体30の回動軸は、展開状態において、車幅方向外方に向かうにつれて上方へいくように傾斜している。本実施形態において、回動体30の回動軸は、板体10の幅方向に対して45°の傾斜角に設定されている。
<摩擦部>
車両用スロープ1は、摩擦部50(51A,52A,53A,54A,51B,52B,53B,54B)を備える。摩擦部50は、当接する部材との間で摩擦抵抗を生じることによって、車両用スロープ1の操作荷重を調節するための部材である。かかる摩擦部50は、ブラシ、樹脂製又はゴム製の板状部材等によって実現可能である。
摩擦部51Aは、1段目のサイドレール20Aの先端部側において、基部21の一面(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部51Aは、2段目のサイドレール20Bの基部21の一面(展開状態における下面)との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部52Aは、1段目のサイドレール20Aの先端部側において、延出部22の一面22a(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部52Aは、2段目のサイドレール20Bの基部21の一面(展開状態における下面)との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部53Aは、1段目のサイドレール20Aの先端部側において、延出部22の一面22a(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部53Aは、回動体30Aの本体部31との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部54Aは、1段目のサイドレール20Aの先端部側において、立設部23の車幅方向内側面23aに取り付けられている。摩擦部54Aは、回動体30Aの本体部31との間で摩擦抵抗を生じる。
摩擦部51Bは、2段目のサイドレール20Bの先端部側において、基部21の一面(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部51Bは、3段目のサイドレール20Cの基部21の一面(展開状態における下面)との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部52Bは、2段目のサイドレール20Bの先端部側において、延出部22の一面22a(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部52Bは、3段目のサイドレール20Cの基部21の一面(展開状態における下面)との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部53Bは、2段目のサイドレール20Bの先端部側において、延出部22の一面22a(展開状態における上面)に取り付けられている。摩擦部53Bは、回動体30Bの本体部31との間で摩擦抵抗を生じる。摩擦部54Bは、2段目のサイドレール20Bの先端部側において、立設部23の車幅方向内側面23aに取り付けられている。摩擦部54Bは、回動体30Bの本体部31との間で摩擦抵抗を生じる。
<錘部>
図1に示すように、車両用スロープ1は、錘部60B,60Cを備える。錘部60Bは、2段目の板部10B及び/又はサイドレール20Bの先端部の一面(展開状態における下面)に取り付けられている。錘部60Cは、3段目の板部10C及び/又はサイドレール20Cの先端部の一面(展開状態における下面)に取り付けられている。
<動作例>
利用者が車両用スロープ1を使用する場合には、利用者は、板体10A〜10Cが互いに重ね合わせられた状態の車両用スロープ1を車外に回動させる。続いて、利用者は、板体10A〜10Cの先端部が板体10A〜10Cの基端部よりも下方に位置する状態において、板体10Cを先端部側に引っ張ることによって、板体10Cを板体10Bから引き出すとともに板体10Bを板体10Aから引き出す。
ここで、回動体30Bは、本体部31が3段目のサイドレール20Cの面21a,22cと当接した状態で回転することによって、3段目の板体10C及びサイドレール20Cの引き出し方向への移動を支援する。同様に、回動体30Aは、本体部31が2段目のサイドレール20Bの面21a,22cと当接した状態で回転することによって、2段目の板体10B及びサイドレール20Bの引き出し方向への移動を支援する。
また、錘部60Cは、3段目の板体10C及びサイドレール20Cの引き出し方向への移動を促進し、利用者の操作荷重を低減する。同様に、錘部60Bは、2段目の板体10B及びサイドレール20Bの引き出し方向への移動を促進し、利用者の操作荷重を低減する。
一方、3段目のサイドレール20C及び/又は回動体30Bは、摩擦部51B〜54Bに対して摺動する。すなわち、摩擦部51B〜54Bは、3段目のサイドレール20C及び/又は回動体30Bとの間で摩擦抵抗を生じることによって、3段目の板体10C及びサイドレール20Cの自重による利用者が意図しない移動を抑制することができる。同様に、2段目のサイドレール20B及び/又は回動体30Aは、摩擦部51A〜54Aに対して摺動する。すなわち、摩擦部51A〜54Aは、2段目のサイドレール20B及び/又は回動体30Aとの間で摩擦抵抗を生じることによって、2段目の板体10B及びサイドレール20Bの自重による利用者が意図しない移動を抑制することができる。
<回動体の配置例>
続いて、回動体30の配置例について、サイドレール20Aとサイドレール20Bとの間に配置する場合を例にとって説明する。以下の説明は、サイドレール20B,20Cの間に配置される回動体30Bに関しても同様である。図3(a)(b)に示す例では、複数の回動体30は、展開状態におけるサイドレール20Aとサイドレール20Bとのラップ代の範囲内において、サイドレール20Aに取り付けられている。すなわち、複数の回動体30は、サイドレール20Aの先端部側において、サイドレール20Bのスライド方向に配列されている。
図4(a)(b)に示す例では、複数の回動体30は、展開状態におけるサイドレール20Aとサイドレール20Bとのラップ代の範囲内において、サイドレール20Bに取り付けられている。すなわち、複数の回動体30は、サイドレール20Bの基端部側において、サイドレール20Bのスライド方向に配列されている。この場合には、サイドレール20A,20Bは、上下反転した形状を有し、サイドレール20Aがサイドレール20Bの上側に配置されていることが好ましい。
図5(a)(b)に示す例では、複数の回動体30の一部は、展開状態におけるサイドレール20Aとサイドレール20Bとのラップ代の範囲内において、サイドレール20Aに取り付けられている。また、複数の回動体30の他部は、展開状態におけるサイドレール20Aとサイドレール20Bのラップ代の範囲内において、サイドレール20Bに取り付けられている。すなわち、複数の回動体30の一部は、サイドレール20Aの先端部側において、サイドレール20Bのスライド方向に配列されている。また、複数の回動体30の他部は、サイドレール20Bの基端部側において、サイドレール20Bのスライド方向に配列されている。
<回動体の形状例>
続いて、回動体30の形状例について、サイドレール20Aとサイドレール20Bとの間に配置する場合を例にとって説明する。以下の説明は、サイドレール20B,20Cの間に配置される回動体30Bに関しても同様である。なお、図6及び図7において、摩擦体52A,53A,54Aは、省略されている。図6(a)に示すように、回動体30の本体部31は、球形状を呈する構成であってもよい。
図6(b)に示すように、回動体30の本体部31は、球形状を呈するとともに、サイドレール20及び/又は摩擦部40と当接しない部位が肉抜きされた肉抜き部31aを有する構成であってもよい。この場合には、本体部31が肉抜きされていない場合と比較して、回動体30の低モーメント化を実現することができる。
図7(c)に示すように、回動体30の本体部31は、長径方向を回動軸とする楕円球形状を呈する構成であってもよい。この場合には、本体部31が球形状を呈する場合と比較して、回動体30の小型化及び車両用スロープ1の幅方向の小型化を実現することができる。
図7(d)に示すように、回動体30の本体部31は、長径方向を回動軸とする楕円球形状を呈するとともに、サイドレール20及び/又は摩擦部40と当接しない部位が肉抜きされた肉抜き部31aを有する構成であってもよい。この場合には、本体部31が肉抜きされていない場合と比較して、回動体30の低モーメント化を実現することができる。
本発明の実施形態に係る車両用スロープ1は、互いに相対的にスライド移動可能な2段以上の板体10と、前記板体10の幅方向端部に設けられるサイドレール20と、一の前記サイドレール20と隣接する他の前記サイドレール20との相対的なスライド移動を支援するスライド支援機構(回動体30及びテーパローラ40A,40B)と、を備えることを特徴とする。
したがって、車両用スロープ1は、隣接する一対のサイドレール20,20間のスライド支援機構によって、2段以上の板体10を互いに引き出す際の操作荷重を低減することができる。すなわち、車両用スロープ1は、利用者による当該車両用スロープ1の操作(展開操作)を好適に支援することができる。
また、車両用スロープ1は、前記スライド支援機構が、一の前記サイドレール20に対して回動可能に軸支されるとともに、一の前記サイドレール20と隣接する他の前記サイドレール20に対して当接する回動体30を備え、前記回動体30の回動軸は、一の前記サイドレール20に対して、他の前記サイドレール20が重なる方向に向かうにつれて、一方の前記サイドレール20が設けられる前記板体10から離間するように傾斜する軸であり、前記回動体30は、前記回動軸よりも前記板体10の幅方向内方において、他の前記サイドレール20と当接することを特徴とする。
したがって、車両用スロープ1は、スライド支援機構を回動体30によって構成することによって、当該車両用スロープ1の幅方向の小型化を実現することができる。
また、車両用スロープ1は、回動体30の回動軸が板体10の幅方向に対して傾斜しているので、2段以上の板体10を互いに引き出す際の操作荷重を好適に低減することができる。すなわち、車両用スロープ1は、利用者による当該車両用スロープ1の展開操作を好適に支援することができる。
また、車両用スロープ1は、前記回動体30が、他の前記サイドレール20の異なる2面21a,22cと当接することを特徴とする。
したがって、車両用スロープ1は、回動体30が他のサイドレール20の1面のみと当接する場合と比較して、2段以上の板体10を互いに引き出す際の操作荷重をより好適に低減することができる。すなわち、車両用スロープ1は、利用者による当該車両用スロープ1の展開操作をより好適に支援することができる。
また、車両用スロープ1は、隣接する2段の前記板体10が相対的にスライド移動する際に、隣接する2段の前記板体10、前記サイドレール20又は前記スライド支援機構に対して摩擦抵抗を生じる摩擦部50を備えることを特徴とする。
したがって、車両用スロープ1は、摩擦部50を備えることによって、板体10及びサイドレール20の自重による意図しない引き出し方向へのスライド移動を抑制することができる。
また、車両用スロープ1は、2段以上の前記板体10及び前記サイドレール20のうち、車体2に取り付けられている前記板体10及び前記サイドレール20以外の前記板体10及び前記サイドレール20のいずれかに設けられる錘部60B,60Cを備え、前記錘部60B,60Cは、2段以上の前記板体10が前記車体2と車外との間に架設された状態における、前記板体10及び前記サイドレール20のいずれかの下面に設けられていることを特徴とする。
したがって、車両用スロープ1は、錘部60B,60Cが対象物の乗降に邪魔になることなく、板体10及びサイドレール20の引き出し方向へのスライド移動を好適に支援することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で適宜変形可能である。例えば、摩擦部50及び錘部60B,60Cは、適宜省略可能である。また、摩擦部50の取付部位及び摩擦発生対象は前記したものに限定されず、例えば、一の板体10に取り付けられた摩擦部50が隣接する他の板体10との間に摩擦を発生する構成であってもよい。
1 車両用スロープ
2 車体
3 後部開口
4 床壁部
5 バックドア
10,10A,10B,10C 板体
20,20A,20B,20C サイドレール
30,30A,30B 回動体(スライド支援機構)
40A,40B テーパローラ(スライド支援機構)
50,51A,51B,52A,52B,53A,53B,54A,54B 摩擦部
60B,60C 錘部

Claims (3)

  1. 互いに相対的にスライド移動可能な2段以上の板体と、
    前記板体の幅方向端部に設けられるサイドレールと、
    一の前記サイドレールと隣接する他の前記サイドレールとの相対的なスライド移動を支援するスライド支援機構と、
    備え、
    前記スライド支援機構は、
    本体部と、前記本体部から突出する一対のシャフト部と、を有する回動体を備え、
    前記回動体の前記本体部は、一の前記サイドレールに対して前記シャフト部によって回動可能に軸支されるとともに、一の前記サイドレールと隣接する他の前記サイドレールに対して当接し、
    前記回動体の回動軸は、2段以上の前記板体が車体と車外との間に架設された状態において、一の前記サイドレールに対して、車幅方向外方に向かうにつれて上方へ行くように傾斜する軸であり、
    前記回動体の前記本体部は、前記回動軸を極とした場合における異なる緯度の2か所で他の前記サイドレールの異なる2面と当接する
    ことを特徴とする車両用スロープ。
  2. 隣接する2段の前記板体が相対的にスライド移動する際に、隣接する2段の前記板体、前記サイドレール又は前記スライド支援機構に対して摩擦抵抗を生じる摩擦部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用スロープ
  3. 2段以上の前記板体及び前記サイドレールのうち、前記車体に取り付けられている前記板体及び前記サイドレール以外の前記板体及び前記サイドレールのいずれかに設けられる錘部を備え、
    前記錘部は、2段以上の前記板体が前記車体と車外との間に架設された状態における、前記板体及び前記サイドレールのいずれかの下面に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用スロープ。
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