JP2007306997A - 折り畳みスロープ - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト高を招くこと無く、車室内空間での高さが比較的低い車両であっても採用することができる折り畳みスロープを提供する。
【解決手段】スロープ本体3を、車両のフロア21に回動自在に支持された第1スロープ構成部材23と、第1スロープ構成部材23に回動自在に支持された第2スロープ構成部材25と、第2スロープ構成部材25に回動自在に支持された第3スロープ構成部材27で構成する。第1スロープ構成部材23の先端部を上方へ回動して折り畳む際に、第1スロープ構成部材23の裏面61と第2スロープ構成部材25の裏面55とが対向するように山折り可能とし、第2スロープ構成部材25の表面52と第3スロープ構成部材27の表面91とが対向するように谷折り可能とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、格納時に折り畳まれる折り畳みスロープに関する。
従来、後部室に折り畳みスロープが設けられた車両が知られている。
この折り畳みスロープは、格納時に山折りにされる基端側スロープ構成部材と先端側スロープ構成部材とからなり、起立した基端側スロープ構成部材を傾倒しながら前記先端側スロープ構成部材をドア開口部より車室外へ延出することにより、フロア面と路面との間に傾斜面を形成できるように構成されている。これにより、この傾斜面を利用することで、当該車両への車椅子の乗降を容易に行えるように構成されている。
このような折り畳みスロープを、車室内空間の高さが比較的低い車両に採用する場合、スロープ本体を構成する基端側スロープ構成部材と先端側スロープ構成部材との長さ寸法を短くしなければならず、この場合、このスロープ本体で形成される傾斜面の傾斜が急になる。
このため、このような車両においては、車高を可変する車高調整装置が採用されており、折り畳みスロープ展開時に車高を低くすることによって、前記スロープ本体で形成される傾斜面を緩やかにできるように構成されている。
しかしながら、このような車両にあっては、折り畳みスロープに加えて高価な車高調整装置を設けなければならなかった。
これにより、コスト高を招くという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、コスト高を招くこと無く、車室内空間での高さが比較的低い車両であっても採用することができる折り畳みスロープを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の折り畳みスロープにあっては、展開時に車室内と路面との間に傾斜面を形成するスロープ本体が格納時に折り畳まれる折り畳みスロープにおいて、前記スロープ本体を、基端部が車両に回動自在に支持された第1スロープ構成部材と、該第1スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材と、該第2スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材とで構成し、前記第1スロープ構成部材の先端部を上方へ回動して折り畳む際に、前記第1スロープ構成部材の裏面と前記第2スロープ構成部材の裏面とが対向するように前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを山折り可能に支持するとともに、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを谷折り可能に支持した。
すなわち、展開時に車室内と路面との間に傾斜面を形成するスロープ本体は、基端部が車両に回動自在に支持された第1スロープ構成部材と、該第1スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材と、該第2スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材とによって構成されており、格納時には、各スロープ構成部材の連結部分を折り曲げて折り畳むことができる。これにより、折り畳み時には、コンパクト化が図れる一方、展開時には、全長を長くすることができる。
そして、前記第1スロープ構成部材の先端部を上方へ回動して折り畳む際には、前記第1スロープ構成部材の裏面と前記第2スロープ構成部材の裏面とが対向するように前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とが山折りされる。また、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とが谷折りされる。
このため、展開時には、山折りされた前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを展開した後に、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように谷折りされた前記第3スロープ構成部材を展開することで、前記スロープ本体が展開される。
また、請求項2の折り畳みスロープにおいては、前記スロープ本体を展開した状態で前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを連結した先端側連結部を前記路面から離れた状態に維持する為の先端側脚部を前記スロープ本体に設けた。
すなわち、前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とは、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように谷折り可能に支持されており、展開状態において、前記第3スロープ構成部材に荷重が加えられた場合、前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを連結した先端側連結部が谷折りされる恐れがある。
そこで、前記スロープ本体に先端側脚部を設け、前記先端側連結部を前記路面から離れた状態に維持することによって、前記先端側連結部での不用意な折れ曲がりが防止される。
さらに、請求項3の折り畳みスロープでは、前記スロープ本体を展開した状態で前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを連結した基端側連結部を前記路面に支持する基端側脚部を、前記第1スロープ構成部材及び前記第2スロープ構成部材のそれぞれに回動自在に支持した。
すなわち、前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを連結した基端側連結部は、前記スロープ本体を展開した状態において、基端側脚部によって路面に支持される。
そして、この基端側脚部は、前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とのそれぞれに回動自在に支持されている。このため、前記第1スロープ構成部材の先端部を上方へ回動して起立するとともに、前記第1スロープ構成部材の裏面と前記第2スロープ構成部材の裏面とが対向するように前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを山折りにした状態において、両スロープ構成部材に回動自在に支持された前記基端側脚部が垂下する。
以上説明したように本発明の請求項1の折り畳みスロープにあっては、スロープ本体を、基端部が車両に回動自在に支持された第1スロープ構成部材と、該第1スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材と、該第2スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材とで構成することによって、折り畳んだ格納時には、コンパクト化を図ることができる。このため、車室内空間の高さの低い車両であっても採用することができる。
また、この折り畳み時にコンパクト化される前記スロープ本体は、展開時において、その全長を長くすることができる。これにより、車室内と路面との間に前記スロープ本体によって形成される傾斜面を緩やかにすることができる。
このように、車高を低くすること無く、前記スロープ本体で形成される傾斜面を緩やかにすることができるので、車高を低くする為の車高調整装置が不要となり、低コスト化を図ることができる。
一方、格納時に折り畳まれたスロープ本体を展開する際には、山折りされた前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを展開した後に、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように谷折りされた前記第3スロープ構成部材を展開することで、前記スロープ本体を展開することができる。
このため、前記各スロープ構成部材を同方向に折り畳む場合と比較して、スロープ本体の展開容易性を維持しつつ、折り畳み時には、スロープ本体を起立した状態で格納することができる。
また、請求項2の折り畳みスロープにおいては、前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とは、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように谷折り可能に支持されており、展開状態において、前記第3スロープ構成部材に荷重が加えられた場合には、前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを連結した先端側連結部が谷折りされる恐れがある。
しかし、前記スロープ本体に先端側脚部を設け、前記先端側連結部を前記路面から離れた状態に維持することによって、展開状態において前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材の回動を防止するロック機構などを設けること無く、前記先端側連結部での不用意な折れ曲がりを防止することができる。
さらに、請求項3の折り畳みスロープでは、前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを連結した基端側連結部を、前記スロープ本体を展開した状態において、基端側脚部によって路面に支持することができる。これにより、前記基端側連結部での剛性を高めることができる。
そして、この基端側脚部は、前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とのそれぞれに回動自在に支持されており、前記第1スロープ構成部材の先端部を上方へ回動して起立するとともに、前記第1スロープ構成部材の裏面と前記第2スロープ構成部材の裏面とが対向するように前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを山折りにした状態において、両スロープ構成部材に回動自在に支持された前記基端側脚部を垂下することができる。
このため、前記基端側脚部が下面側に突出するように前記第1スロープ構成部材又は前記第2スロープ構成部材に固定する場合と比較して、折り畳んで起立したスロープ本体から前記基端側脚部が側方へ向けて突出するといったことが無く、格納時にスロープ本体から前記基端側脚部が突出する場合に生じ得る不具合を未然に防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実地の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる折り畳みスロープ1を示す図であり、図1の(a)には、この折り畳みスロープ1が設けられた車両2が示されている。また、図1の(b)には、前記折り畳みスロープ1のスロープ本体3が示されており、該スロープ本体3は、展開時において、前記車両2の後部室4と路面5との間に傾斜面を形成するように構成されている。
すなわち、この車両2は、前記後部室4を備えており、該後部室4には、車椅子利用者が車椅子11に着座したまま乗車できるように構成されている。この車両2の後端部には、後部開口部12が設けられており、該後部開口部12は、バックドア13で開閉されるように構成されている。該バックドア13で開閉される前記後部開口部12の近傍には、前記折り畳みスロープ1が設けられている。
この折り畳みスロープ1の前記スロープ本体3は、前記後部室4のフロア21後縁部にフロア固定ヒンジ22,22を介して基端部が回動自在に支持された第1スロープ構成部材23と、該第1スロープ構成部材23の先端部に中間部ヒンジ24,24を介して基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材25と、該第2スロープ構成部材25の先端部に先端部ヒンジ26,26を介して基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材27とで構成されている。
前記第1スロープ構成部材23は、図2及び図3に示すように、前記車椅子11の左右タイヤ31(図1参照)の離間距離より大きな幅寸法に設定された第1平板32と、該第1平板32の両縁が表面33側へ向けて起立された第1フランジ34,34とによって構成されている。
前記第1スロープ構成部材23を固定した前記フロア固定ヒンジ22は、図4にも示すように、蝶番で構成されており、その一方の片が前記フロア21に固定されている。また、前記フロア固定ヒンジ22の他方の片は、前記第1スロープ構成部材23を構成する前記第1平板32の表面33に固定されており、当該フロア固定ヒンジ22は、その軸部42が前記第1スロープ構成部材23の表面33側に突出した状態で固定されている。
これにより、前記第1スロープ構成部材23を、前記フロア21上で起立させた起立状態と、車両後方R側へ傾倒して前記後部開口部12から斜め下方へ延出させた延出状態との間で回動できるように構成されている。
前記第2スロープ構成部材25は、図2及び図3に示したように、前記第1スロープ構成部材23と同じ幅寸法に設定された第2平板51と、該第2平板51の両縁が表面52側へ向けて起立された第2フランジ53,53とによって構成されている。前記第2平板51は、その中途部に幅方向に延在する折曲部54が設定されており、該折曲部54を境とした先端側は、当該第2平板51の裏面55側へ向けて傾斜するように構成されている。
前記中間部ヒンジ24は、蝶番で構成されており、その一方の片が前記第1スロープ構成部材23を構成する前記第1平板32の裏面61に固定されている。また、前記中間部ヒンジ24の他方の片は、前記第2スロープ構成部材25を構成する前記第2平板51の裏面55に固定されており、当該中間部ヒンジ24は、その軸部62が両スロープ構成部材23,25の裏面61,55側に突出した状態で固定されている。
これにより、前記第1スロープ構成部材23の先端部を上方へ回動して折り畳む際に、図4にも示したように、前記第1スロープ構成部材23の裏面61と前記第2スロープ構成部材25の裏面55とが対向するように、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とが連結されてなる基端側連結部71を山折りできるように構成されている。
前記第3スロープ構成部材27は、前記第2スロープ構成部材25の前記第2平板51の幅寸法より狭い第3平板81によって構成されており、当該第3スロープ構成部材27を、前記第2スロープ構成部材25の両第2フランジ53,53間に配置できるように構成されている。
前記先端部ヒンジ26も、図2に示したように、蝶番で構成されており、その一方の片が前記第2スロープ構成部材25を構成する前記第2平板51の表面52に固定されている。また、前記先端部ヒンジ26の他方の片は、前記第3スロープ構成部材27を構成する前記第3平板81の表面91に固定されており、当該先端部ヒンジ26は、その軸部92が両スロープ構成部材25,27の表面52,91側に突出した状態で固定されている。
これにより、前記第2スロープ構成部材25の表面52と前記第3スロープ構成部材27の表面91とが対向するように前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27とが連結されてなる先端側連結部101を谷折りできるように構成されている。
また、前記第3平板81の長さ寸法は、当該第3スロープ構成部材27を前記先端部ヒンジ26で前記第2スロープ構成部材25側へ折り返した状態で、その先端部が前記第2平板51の前記折曲部54より基端側に延出する長さに設定されている。これにより、前記第3スロープ構成部材27を、図2中破線で示したように、前記第2スロープ構成部材25に重ね合わせた状態で、前記第2平板51の前記折曲部54より基端側に延出する前記第3スロープ構成部材27の先端部と前記第2スロープ構成部材25との間に間隙111を形成できるように構成されている。
前記第2スロープ構成部材25の両第2フランジ53,53の基端部には、当該スロープ本体3を展開した状態で下方に延出する基端側脚部121,121がリベット122,122で固定されており(一方のみ図示)、この基端側脚部121,121は、長方形状の平板によって構成されている。これにより、当該スロープ本体3を展開した状態で、前記基端側脚部121,121が路面5に着地して当該スロープ本体3を支持することにより、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とを連結した前記基端側連結部71を前記路面5から離れた位置に保持できるように構成されている。
また、前記第2スロープ構成部材25の両第2フランジ53,53の先端部には、当該スロープ本体3を展開した状態で下方に延出する先端側脚部131,131がリベット132,132で固定されており(一方のみ図示)、この先端側脚部131,131は、前記基端側脚部121,121より短い長方形状の平板によって構成されている。これにより、当該スロープ本体3を展開した状態で、前記先端側脚部131,131が路面5に着地して当該スロープ本体3を支持することにより、前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27とを連結した前記先端側連結部101を前記路面5から離れた位置に保持できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態では、展開状態141において、車両2の後部室4と路面5との間に傾斜面を形成するスロープ本体3は、基端部が車両2のフロア21に回動自在に支持された第1スロープ構成部材23と、該第1スロープ構成部材23の先端部に基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材25と、該第2スロープ構成部材25の先端部に基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材27とによって構成されており、格納された折り畳み状態142では、各スロープ構成部材23,25,27の連結部分を折り曲げて折り畳むことができ、コンパクト化を図ることができる。このため、車室内空間の高さの低い車両2であっても当該折り畳みスロープ1を採用することができる。
また、前記スロープ本体3は、展開状態141において、その全長を長くすることができる。これにより、後部室4のフロア21と路面5との間に前記スロープ本体3によって形成される傾斜面を緩やかにすることができる。
このように、車高を低くすること無く、前記スロープ本体3で形成される傾斜面を緩やかにすることができるので、車高を低くする為の車高調整装置が不要となり、低コスト化を図ることができる。
そして、前記第1スロープ構成部材23の先端部を上方へ回動して折り畳む際には、図4に示したように、前記第1スロープ構成部材23の裏面61と前記第2スロープ構成部材25の裏面55とが対向するように前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とが山折りされる。また、前記第2スロープ構成部材25の表面52と前記第3スロープ構成部材27の表面91とが対向するように前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27とが谷折りされる。
一方、折り畳み状態142で格納されたスロープ本体3を展開する際には、山折りされた前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とを展開した後に、前記第2スロープ構成部材25の表面52と前記第3スロープ構成部材27の表面91とが対向するように谷折りされた前記第3スロープ構成部材27を展開することで、前記スロープ本体3が展開された展開状態141を形成することができる。
このため、前記各スロープ構成部材23,25,27を同方向に折り畳む場合と比較して、スロープ本体3の展開容易性を維持しつつ、折り畳み時には、スロープ本体3を起立した状態で格納することができる。
そして、前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27とは、前記第2スロープ構成部材25の表面52と前記第3スロープ構成部材27の表面91とが対向するように谷折り可能に支持されており、前記展開状態141において、前記第3スロープ構成部材27に荷重が加えられた場合、前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27とを連結した先端側連結部101が谷折りされる恐れがある。
しかし、前記スロープ本体3には先端側脚部131が設けられており、この先端側脚部131によって前記先端側連結部101が前記路面5から離れた状態に維持するため、前記展開状態141において、前記第2スロープ構成部材25と前記第3スロープ構成部材27の回動を防止するロック機構などを設けること無く、前記先端側連結部101での不用意な折れ曲がりを防止することができる。
また、前記スロープ本体3に設けられた基端側脚部121によって、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25の回動を防止するロック機構などを設けること無く、前記基端側連結部71での不用意な折れ曲がりを防止することができる。
(第2の実施の形態)
図5及び図6は、第1の実施の形態の基端側脚部121の変形例を示す図であり、第1の実施の形態と同一又は同等部分に付いては、同符号を付して説明を割愛する。
すなわち、前記第1スロープ構成部材23における前記第1フランジ34の先端部には、第1係合ピン201が突設されており、前記第2スロープ構成部材25における第2フランジ53の基端部には、第2係合ピン202が突設されている。
また、前記スロープ本体3における第2スロープ構成部材25の基端部を支持する基端側脚部211は、前記第1スロープ構成部材23の第1フランジ34と前記第2スロープ構成部材25の第2フランジ53とに架橋する水平部212と、該水平部212の中央部より垂下した垂下部213とによってT字状に形成されている。前記水平部212の一端部には、円形穴214が設けられており、前記水平部212の他端部には、当該水平部212の長さ方向に長い横長の長穴215が形成されている。
前記基端側脚部211の前記円形穴214には、前記第1係合ピン201が回動自在に遊嵌されており、前記基端側脚部211の前記長穴215には、前記第2係合ピン202が移動自在に遊嵌されている。これにより、折り畳み時には、前記第2係合ピン202が前記長穴215に沿って移動できるように構成されている。
前記基端側脚部211より延出した前記各係合ピン201,202の先端部には、ワッシャ221,221が設けられるとともに、スナップリング222,222が係止されており、前記基端側脚部211は、前記スロープ本体3からの離脱が防止されている。
以上の構成にかかる本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とを連結した基端側連結部71を、前記スロープ本体3を展開した展開状態141において、前記基端側脚部211によって路面5に支持することができる。これにより、前記基端側連結部71での剛性を高めることができる。
そして、この基端側脚部211は、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とのそれぞれに回動自在に支持されており、前記第1スロープ構成部材23の先端部を上方へ回動して起立するとともに、前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とが対向するように前記第1スロープ構成部材23と前記第2スロープ構成部材25とを山折りにした状態において、図6の(a)に示すように、両スロープ構成部材23,25に回動自在に支持された前記基端側脚部211の垂下部213を垂下することができる。
このため、前記基端側脚部121が下面側に突出するように前記第1スロープ構成部材23又は前記第2スロープ構成部材25に固定する場合と比較して、折り畳んで起立したスロープ本体3から前記基端側脚部121が車両前方F又は車両後方Rへ向けて突出するといったことが無く、格納時にスロープ本体3から前記基端側脚部121が突出する場合に生じ得る不具合、具体的には、基端側脚部121と車椅子11が干渉したり、基端側脚部121とバックドア13が干渉するといった不具合を未然に防止することができる。
本発明の一実施の形態を示す図で、(a)は全体を示す模式図であり、(b)はスロープ本体を示す斜視図である。 同実施の形態のスロープ本体を示す側面図である。 同実施の形態のスロープ本体を示す要部の平面図である。 同実施の形態のスロープ本体の使用形態を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)はスロープ本体の要部を示す側面図であり、(b)はスロープ本体の要部を示す拡大図である。 (a)は同実施の形態のスロープ本体を折り畳んだ状態を示す側面図であり、(b)は他のスロープ本体を折り畳んだ状態を示す側面図である。
符号の説明
1 折り畳みスロープ
3 スロープ本体
4 後部室
5 路面
23 第1スロープ構成部材
25 第2スロープ構成部材
27 第3スロープ構成部材
52 表面
55 裏面
61 裏面
71 基端側連結部
91 表面
101 先端側連結部
121 基端側脚部
131 先端側脚部
142 折り畳み状態
141 展開状態
211 基端が脚部

Claims (3)

  1. 展開時に車室内と路面との間に傾斜面を形成するスロープ本体が格納時に折り畳まれる折り畳みスロープにおいて、
    前記スロープ本体を、基端部が車両に回動自在に支持された第1スロープ構成部材と、該第1スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第2スロープ構成部材と、該第2スロープ構成部材の先端部に基端部が回動自在に支持された第3スロープ構成部材とで構成し、
    前記第1スロープ構成部材の先端部を上方へ回動して折り畳む際に、前記第1スロープ構成部材の裏面と前記第2スロープ構成部材の裏面とが対向するように前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを山折り可能に支持するとともに、前記第2スロープ構成部材の表面と前記第3スロープ構成部材の表面とが対向するように前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを谷折り可能に支持したことを特徴とする折り畳みスロープ。
  2. 前記スロープ本体を展開した状態で前記第2スロープ構成部材と前記第3スロープ構成部材とを連結した先端側連結部を前記路面から離れた状態に維持する為の先端側脚部を前記スロープ本体に設けたことを特徴とする請求項1記載の折り畳みスロープ。
  3. 前記スロープ本体を展開した状態で前記第1スロープ構成部材と前記第2スロープ構成部材とを連結した基端側連結部を前記路面に支持する基端側脚部を、前記第1スロープ構成部材及び前記第2スロープ構成部材のそれぞれに回動自在に支持したことを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳みスロープ。
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