JP3213700U - 折り畳み式テーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡易な折り畳み式のテーブルを提供する。【解決手段】前後方向に延びる頂板部11の前端部と後端部から第一脚部12と第二脚部を垂下設した中央部材10と、中央部材の左側および右側端部にヒンジHによって上下方向に回動可能に軸着された第一天板21および第二天板22と、第一脚部12の内面左側にヒンジによって水平方向に回動可能に軸着された第一レッグ体31と、第二脚部の内面右側にヒンジによって水平方向に回動可能に軸着された第二レッグ体32とで構成する。展開時には、天板21,22が略水平姿勢となり頂板部11の上面と面一状態を形成し、レッグ体31,32が天板を下から支持する。折り畳み時には、レッグ体が頂板部の下位に収納状態で配置され、天板が、レッグ体に隣接して略垂直姿勢を形成する。【選択図】図1
Description
本考案は、持ち運びや収納に便利で、構造が簡易な折り畳み式のテーブルに関する。
従来から、屋外などで使用するための折り畳み式のテーブルが創案されている(例えば、特許文献1参照)。こうした折り畳み式のテーブルは、折り畳んで小型化した状態で屋外などの目的地に運び、そこで展開して通常のテーブルとして使用することができるので便利である。
しかし、特許文献1に記載のテーブルを含むこれまでの折り畳み式のテーブルは便利ではあるものの、必須構成部材である天板と脚に加えて、それらを補助するための支持棒や案内棒を必要としている。従って、構造が比較的複雑である。構造が複雑であると、当然ながら製造が厄介であり、その分、高価となりやすく、故障も発生し易いといった問題が発生する。
本考案はこうした点に鑑み創案されたもので、持ち運びや収納が便利であると共に、従来のものと比較して構造が簡易な折り畳み式のテーブルを提供することを課題とする。
図1乃至図7を参照して説明する。請求項1に記載の折り畳み式テーブル1は、折り畳み自在であり、前後方向に延びる頂板部11の前端部から第一脚部12を垂下設すると共に、後端部から第二脚部13を垂下設した中央部材10と、前記中央部材10の左側端部にヒンジHによって上下方向に回動可能に軸着された第一天板21と、前記中央部材10の右側端部にヒンジHによって上下方向に回動可能に軸着された第二天板22と、前記第一脚部12の内面左側にヒンジHによって水平方向に回動可能に軸着された第一レッグ体31と、前記第二脚部13の内面右側にヒンジHによって水平方向に回動可能に軸着された第二レッグ体32とを備える。
そして、展開時には、第一天板21と第二天板22が略水平姿勢を形成し、それらの上面が、前記頂板部11の上面と面一状態を形成し、第一レッグ体31の下端が接地し、その上端が前記第一天板21を下から支持し、第二レッグ体32の下端が接地し、その上端が前記第二天板22を下から支持するように構成する。
また、折り畳み時には、前記第一レッグ体31が頂板部11の下位左側に収納状態で配置されると共に、前記第二レッグ体32が頂板部11の下位右側に収納状態で配置され、前記第一天板21が、前記第一レッグ体31の左側に隣接して略垂直姿勢を形成すると共に、前記第二天板22が前記第二レッグ体32の右側に隣接して略垂直姿勢を形成するように構成する。
請求項1に記載の折り畳み式テーブル1は、中央部材10、天板20(第一天板21および第二天板22)、およびレッグ体30(第一レッグ体31および第二レッグ体32)のみで構成されるので、従来技術における折り畳み式のテーブルと比較して構成が極めて簡易である。従って、持ち運びおよび収納が便利であると共に、製造が容易であり、廉価に提供でき、さらに故障の発生を抑制することができる。
本考案に係る折り畳み式テーブルの実施形態を、図1乃至図7に示す。これは屋外などで使用することができ折り畳み式テーブルのであり、中央部材10、第一天板21、第二天板22、第一レッグ体31および第二レッグ体32を備え、前後幅が約70cm、左右幅が約140cm、高さが約70cmの木製である。なお、こうした寸法や材質は限定されず、例えば、材質に関してはプラスチックや軽金属などで形成することもできる。
中央部材10は、前後方向に延びる頂板部11の前端部から第一脚部12を垂下設すると共に、後端部から第二脚部13を垂下設して構成している。また、第一脚部12と第二脚部13の下端部間に、平板状の架設部材14を配置して中央部材10に充分な機械的(構造的)強度を与えている。なお、中央部材10の第一脚部12と第二脚部13の上端部外面には回動式の把手Tを設けている(特に、図4参照)。
第一天板21は、中央部材10の左側端部にヒンジHによって上下方向に回動可能に軸着される。第二天板22は、中央部材10の右側端部にヒンジHによって上下方向に回動可能に軸着される。なお、第一天板21と第二天板22とで、テーブルの機能に必須の天板20を構成する。
また、第一天板21および第二天板22は共に、複数の板材で構成した矩形状の天板本体20aの四方を枠体20bで囲んで構成し、充分な剛性と確保している。また、天板本体20aには左右方向に補強板20cを設けて、第一天板21および第二天板22の剛性を高めている(図5参照)。
第一レッグ体31は、第一脚部12の内面左側にヒンジHによって水平方向に回動可能に軸着される。第二レッグ体32は、第二脚部13の内面右側にヒンジHによって水平方向に仮想水平面上を回動可能に軸着される。この第一レッグ体31および第二レッグ体32はそれぞれ、基部垂直材30a、上部水平材30b、下部水平材30c、および先端垂直材30dで略矩形状に構成され、基部垂直材30aが、第一脚部12および第二脚部13にそれぞれ連結される。先端垂直材30dの上端部には天板20の下面に当接することのできる上部突出部30eを形成し、下端部には地面に接触することのできる下部突出部30fを形成している。
そして、展開時には、第一天板21と第二天板22がほぼ水平姿勢(水平姿勢またはそれに近い姿勢)を形成し、それらの上面が、頂板部11の上面と面一状態を形成するように構成している。また、この展開時には、前記したように第一レッグ体31の先端垂直材30dの下端(下部突出部30f)が接地し、その上端(上部突出部30e)が第一天板21を下から支持し、また、第二レッグ体32の先端垂直材30dの下端(下部突出部30f)が接地し、その上端(上部突出部30e)が第二天板22を下から支持するように構成している。なお、この際、第一水平材の上面を、天板20の補強板20cの下面に当てて支持することもできる。
また、折り畳み時には、第一レッグ体31が頂板部11の下位左側に収納状態で配置されると共に、第二レッグ体32が頂板部11の下位右側に収納状態で配置されるように構成される。さらに、この折り畳み時には、第一天板21が、第一レッグ体31の左側に隣接してほぼ垂直姿勢(垂直姿勢またはそれに近い姿勢)を形成すると共に、第二天板22が前記第二レッグ体32の右側に隣接してほぼ垂直姿勢(同上)を形成する。
本実施形態に係る折り畳み式テーブル1は、次のように使用することができる。まず、折り畳んだ状態から、第一天板21(第二天板22でも良い)を上下方向に90度以上回動した状態で、第一レッグ体31を水平方向に所望角度回動する。この状態で、先端垂直材30dの下部突出部30fを接地させると共に、第一天板21をその自重によって降下させて、その下面に上部突出部30eを当接させる。これにより、第一天板21を第一レッグ体31で下から支持することができる。第二天板22(第一天板21でも良い)も同様の作業によって第二レッグ体32によって支持する。このように、当該折り畳み式テーブル1は、天板20とレッグ体30をそれぞれ回動するのみで、極めて容易に展開させることができる。
なお、第一レッグ体31および第二レッグ体32の回動角度は限定されないが、第一天板21および第二天板22の中央部分を支持するためには45度程度の回動が好ましい。この展開状態で折り畳み式テーブル1を通常のテーブルと同じように使用することができる。
展開状態の折り畳み式テーブル1を折り畳むには、第一天板21(第二天板22でも良い)をやや持ち上げた状態とした後、第一レッグ体31を水平方向に回動して元の状態に戻した後、第一天板21をその自重で上下方向に回動させて元の位置に戻す。同様に、第二天板22も同様の作業によって元の状態に戻す。これにより、折り畳み状態とすることができる。このように当該折り畳み式テーブル1は、天板20とレッグ体30をそれぞれ回動するのみで、極めて容易に折り畳むことができる。
なお、第一脚部12と第二脚部13との間に架設した架設部材14は、中央部材10を補強する役目の他に第一レッグ体31および第二レッグ体32の折り畳み回動位置を設定する役目も担う。すなわち、折り畳むために回動した第一レッグ体31は、架設部材14の左側面に当接してその位置が決定され、第二レッグ体32は架設部材14の右側面に当接してその位置が決定される。従って、レッグ体30の折り畳み作業をさらに簡単、確実かつ容易に行うことができる。
また、展開状態および折り畳んだ状態の折り畳み式テーブル1は、中央部材10に設けた把手Tを持って持ち運ぶことができる。従って、当該折り畳み式テーブル1の持ち運びをさらに容易に行うことができる。
本実施形態に係る折り畳み式テーブル1は、以下の作用効果を発揮する。
(イ)中央部材10、天板20(第一天板21および第二天板22)、およびレッグ体30(第一レッグ体31および第二レッグ体32)のみで構成しており、また、これらの部材を補助するための特別な機構を必要としていない。従って、持ち運びおよび収納に便利であると共に、構成が極めて簡易である。その結果、製造が容易であり、廉価に提供でき、さらに故障の発生を抑制することができる。
(イ)中央部材10、天板20(第一天板21および第二天板22)、およびレッグ体30(第一レッグ体31および第二レッグ体32)のみで構成しており、また、これらの部材を補助するための特別な機構を必要としていない。従って、持ち運びおよび収納に便利であると共に、構成が極めて簡易である。その結果、製造が容易であり、廉価に提供でき、さらに故障の発生を抑制することができる。
(ロ)天板20とレッグ体30をそれぞれ回動するのみで容易に展開状態とすることができる。従って、極めて使用性に優れる。
(ハ)天板20とレッグ体30をそれぞれ回動するのみで容易に折り畳み状態とすることができる。従って、極めて使用性優れる。
(ハ)天板20とレッグ体30をそれぞれ回動するのみで容易に折り畳み状態とすることができる。従って、極めて使用性優れる。
(ニ)架設部材14によってレッグ体30の折り畳み位置を決定するので、当該レッグ体30の折り畳み作業をさらに容易かつ確実に行うことができる。
(ホ)中央部材10に把手Tを設けたので、展開状態あるいは折り畳み状態にある折り畳み式テーブル1を、容易に持ち運びすることができる。
(ホ)中央部材10に把手Tを設けたので、展開状態あるいは折り畳み状態にある折り畳み式テーブル1を、容易に持ち運びすることができる。
本考案に係る折り畳み式テーブルセット2の実施形態を、図8および図9に示す。これは、上記実施形態に係る折り畳み式テーブル1と、折り畳んだ状態の折り畳み式テーブル1を、その頂面、前面、後面、左側面および右側面に近接して囲むものであり、頂壁51、前壁52、後壁53、左側壁54および右側壁55を有する有頂四角筒形状のカバー体50とで構成される。このカバー体50の底面には挿入開放部57を形成しており、そこから折り畳み式テーブル1を挿入する。カバー50の形成材料は限定されないが、例えば、ダンボールや柔軟性樹脂材などで形成することができる。
本実施形態に係る折り畳み式テーブルセット2は、折り畳み式テーブル1をその外面に近接するカバー体50で囲っているので、折り畳んだ折り畳み式テーブル1の姿勢を展開させることなくそのまま保持することができる。すなわち、例えば、天板20は左側壁54と右側壁55に近接するので、不意の力が作用してもその回動が未然に防止される。
なお、このカバー体50には、折り畳み式テーブル1の把手Tを突出させることのできる大きさの開口部56を形成している。従って、折り畳んだ状態の折り畳み式テーブル1にカバー体50を装着して持ち運ぶ場合は、この開口部56から把手Tを突出させて、その把手Tを把持して行うことができる。従って、この折り畳み式テーブルセット2を容易に持ち運ぶことができる。
1 折り畳み式テーブル
2 折り畳み式テーブルセット
10 中央部材
11 頂板部
12 第一脚部
13 第二脚部
14 架設部材
20 天板
20a 天板本体
20b 枠体
20c 補強板
21 第一天板
22 第二天板
30 レッグ体
30a 基部垂直材
30b 上部水平材
30c 下部水平材
30d 先端垂直材
30e 上部突出部
30f 下部突出部
31 第一レッグ体
32 第二レッグ体
50 カバー体
51 頂壁
52 前壁
53 後壁
54 左側壁
55 右側壁
56 開口部
57 挿入開放部
H ヒンジ
T 把手
2 折り畳み式テーブルセット
10 中央部材
11 頂板部
12 第一脚部
13 第二脚部
14 架設部材
20 天板
20a 天板本体
20b 枠体
20c 補強板
21 第一天板
22 第二天板
30 レッグ体
30a 基部垂直材
30b 上部水平材
30c 下部水平材
30d 先端垂直材
30e 上部突出部
30f 下部突出部
31 第一レッグ体
32 第二レッグ体
50 カバー体
51 頂壁
52 前壁
53 後壁
54 左側壁
55 右側壁
56 開口部
57 挿入開放部
H ヒンジ
T 把手
Claims (1)
- 折り畳み自在のテーブルであって、
前後方向に延びる頂板部(11)の前端部から第一脚部(12)を垂下設すると共に,後端部から第二脚部(13)を垂下設した中央部材(10)と、
前記中央部材の左側端部にヒンジ(H)によって上下方向に回動可能に軸着された第一天板(21)と、
前記中央部材の右側端部にヒンジによって上下方向に回動可能に軸着された第二天板(22)と、
前記第一脚部の内面左側にヒンジによって水平方向に回動可能に軸着された第一レッグ体(31)と、
前記第二脚部の内面右側にヒンジによって水平方向に回動可能に軸着された第二レッグ体(32)と、を備え、
展開時には,第一天板と第二天板が略水平姿勢を形成し,それらの上面が,前記頂板部の上面と面一状態を形成し,第一レッグ体の下端が接地し,その上端が前記第一天板を下から支持し,第二レッグ体の下端が接地し,その上端が前記第二天板を下から支持し、
折り畳み時には,前記第一レッグ体が頂板部の下位左側に収納状態で配置されると共に,前記第二レッグ体が頂板部の下位右側に収納状態で配置され,前記第一天板が,前記第一レッグ体の左側に隣接して略垂直姿勢を形成すると共に,前記第二天板が前記第二レッグ体の右側に隣接して略垂直姿勢を形成することを特徴とする折り畳み式テーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004233U JP3213700U (ja) | 2017-09-14 | 2017-09-14 | 折り畳み式テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004233U JP3213700U (ja) | 2017-09-14 | 2017-09-14 | 折り畳み式テーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3213700U true JP3213700U (ja) | 2017-11-24 |
Family
ID=60409628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017004233U Active JP3213700U (ja) | 2017-09-14 | 2017-09-14 | 折り畳み式テーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3213700U (ja) |
-
2017
- 2017-09-14 JP JP2017004233U patent/JP3213700U/ja active Active
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Legal Events
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