ところが、第1の枠体の両端部の内面には第1の脚部が取り付けられている。このため、第1、第2の天板を閉じ合せようとすると、第2の枠体が第1の脚部に当接する。すなわち、上記テーブルは第1の脚部が邪魔で第1、第2の天板を閉じ合わせることができないという致命的な欠陥を有している。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、折り畳んだ状態で厚みの低減を図ることができる新たな折り畳みテーブルを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の折り畳みテーブルは、第1の天板と、前記第1の天板の長さ方向の寸法の半分以下の前記長さ方向の寸法を有する一対の第2の天板と、前記第1の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第1の枠部と、前記第2の天板の裏面の幅方向の両端部の前記第1の枠部よりも内側部分に設けられた一対の第2の枠部と、前記第2の天板又は前記第2の枠部の内面に取り付けられ、且つ前記第2の天板の前記裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在な脚部と、前記第2の天板が前記第1の天板の前記裏面に前記長さ方向に各々観音開き状に開閉可能となるように、前記第1、第2の枠部に取り付けられた一対の蝶番とを備えている。前記蝶番は、前記第1の枠部の内面に取り付けられた第1の羽部と、前記第2の枠部の外面に取り付けられた第2の羽部と、前記第1、第2の羽部を回動自在に軸支しており且つ前記第1、第2の天板が展開されたとき、前記長さ方向において前記第1、第2の枠部間に位置する回動軸部とを有している。
このような第1の折り畳みテーブルによる場合、第2の天板を第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に各々閉じ合わせると、第2の枠部が第1の枠部の内側に位置する。しかも、脚部が第2の天板又は第2の枠部の内面に取り付けられているので、第1の枠部と干渉しない。すなわち、第2の天板を第1の天板の裏面に各々閉じ合せた状態で、前記第2の枠部及び脚部が第1の天板の裏面側の第1の枠部の間の空間に収容されるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
本発明の第2の折り畳みテーブルは、第1の天板と、前記第1の天板の長さ方向の寸法の半分以下の前記長さ方向の寸法を有する一対の第2の天板と、前記第1の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第1の枠部と、前記第2の天板の裏面の幅方向の両端部の前記第1の枠部よりも内側部分に設けられた一対の第2の枠部と、前記第2の天板又は前記第2の枠部の内面に取り付けられ、且つ前記第2の天板の前記裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在な脚部と、前記第2の天板が前記第1の天板の前記裏面に前記長さ方向に各々観音開き状に開閉可能となるように、前記第1、第2の枠部に取り付けられた一対の蝶番とを備えている。前記蝶番は、前記第1の枠部の内面に取り付けられた第1の羽部と、前記第2の枠部の外面に取り付けられた第2の羽部と、前記第1、第2の羽部を回動自在に軸支する回動軸部とを有している。第1、第2の羽部の高さ寸法を第2の枠部の高さ寸法の略半分である。前記第1、第2の羽部の少なくとも一方が、第1、第2の天板を閉じ合せた状態で、該第1、第2の羽部の下面同士が当接する程度の厚みを有している。このような第2の折り畳みテーブルによる場合、第2の天板を第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に各々閉じ合わせると、第2の枠部が第1の枠部の内側に位置する。しかも、脚部が第2の天板又は第2の枠部の内面に取り付けられているので、第1の枠部と干渉しない。すなわち、第2の天板を第1の天板の裏面に各々閉じ合せた状態で、前記第2の枠部及び脚部が第1の天板の裏面側の第1の枠部の間の空間に収容されるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。また、第1、第2の羽部の下面同士を当接させることにより、閉じ合せた状態における第1、第2の天板のガタツキの低減を図ることができる。
上記第1、第2の折り畳みテーブルは、第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に設けられた一対の第1の壁部と、第2の天板の裏面の長さ方向の両端部のうち内側の端部に設けられた第2の壁部と、第1の壁部と蝶番の第1の羽部とに取り付けられた略L字状の第1の補強部材と、第2の壁部と第2の枠部の内面とに取り付けられた略L字状の第2の補強部材とを更に備えている。第2の枠部が第1の補強部材の蝶番の第1の羽部に取り付けられた片部よりも内側に位置している。
この場合、第1の補強部材が第1の壁部と蝶番の第1の羽部とに取り付けられ、第2の補強部材が第2の壁部と第2の枠部の内面とに取り付けられているので、蝶番の取り付け強度が向上する。
本発明の第3の折り畳みテーブルは、第1の天板と、前記第1の天板の長さ方向の寸法の半分以下の前記長さ方向の寸法を有する一対の第2の天板と、前記第1の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第1の枠部と、前記第2の天板の裏面の幅方向の両端部の前記第1の枠部よりも外側部分に設けられた一対の第2の枠部と、前記第1の天板又は前記第1の枠部の内面に取り付けられ、且つ前記第1の天板の前記裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在な脚部と、前記第2の天板が前記第1の天板の前記裏面に前記長さ方向に各々観音開き状に開閉可能となるように、前記第1、第2の枠部に取り付けられた一対の蝶番とを備えている。前記蝶番は、前記第1の枠部の外面に取り付けられた第1の羽部と、前記第2の枠部の内面に取り付けられた第2の羽部と、前記第1、第2の羽部を回動自在に支持しており且つ前記第1、第2の天板が展開されたとき、前記長さ方向において前記第1、第2の枠部間に位置する回動軸部とを有している。
このような第3の折り畳みテーブルによる場合、第2の天板を第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に各々閉じ合わせると、第1の枠部が第2の枠部の内側に位置する。しかも、脚部が第1の天板又は第1の枠部の内面に取り付けられているので、第2の枠部と干渉しない。すなわち、第2の天板を第1の天板の裏面に各々閉じ合せた状態で、前記第1の枠部及び脚部が第2の天板の裏面側の第2の枠部の間の空間に収容されるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
本発明の第4の折り畳みテーブルは、第1の天板と、前記第1の天板の長さ方向の寸法の半分以下の前記長さ方向の寸法を有する一対の第2の天板と、前記第1の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第1の枠部と、前記第2の天板の裏面の幅方向の両端部の前記第1の枠部よりも外側部分に設けられた一対の第2の枠部と、前記第1の天板又は前記第1の枠部の内面に取り付けられ、且つ前記第1の天板の前記裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在な脚部と、前記第2の天板が前記第1の天板の前記裏面に前記長さ方向に各々観音開き状に開閉可能となるように、前記第1、第2の枠部に取り付けられた一対の蝶番とを備えている。前記蝶番は、前記第1の枠部の外面に取り付けられた第1の羽部と、前記第2の枠部の内面に取り付けられた第2の羽部と、前記第1、第2の羽部を回動自在に支持する回動軸部とを有している。前記第1、第2の羽部の高さ寸法は前記第1の枠部の高さ寸法の略半分となっている。前記第1、第2の羽部の少なくとも一方が、前記第1、第2の天板を閉じ合せた状態で、該第1、第2の羽部の下面同士が当接する程度の厚みを有している。
このような第4の折り畳みテーブルによる場合、第2の天板を第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に各々閉じ合わせると、第1の枠部が第2の枠部の内側に位置する。しかも、脚部が第1の天板又は第1の枠部の内面に取り付けられているので、第2の枠部と干渉しない。すなわち、第2の天板を第1の天板の裏面に各々閉じ合せた状態で、前記第1の枠部及び脚部が第2の天板の裏面側の第2の枠部の間の空間に収容されるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。また、第1、第2の羽部の下面同士を当接させることにより、閉じ合せた状態における第1、第2の天板のガタツキの低減を図ることができる。
上記第3、第4の折り畳みテーブルは、第1の天板の裏面の長さ方向の両端部に設けられた一対の第1の壁部と、第1の天板の裏面の長さ方向の両端部のうち内側の端部に設けられた第2の壁部と、第1の壁部と第1の枠部の内面とに取り付けられた略L字状の第1の補強部材と、第2の壁部と蝶番の第2の羽部とに取り付けられた略L字状の第2の補強部材とを更に備えた構成とすることができる。この場合、第1の枠部が第2の補強部材の蝶番の第2の羽部に取り付けられた片部よりも内側に位置している。
この場合、第1の補強部材が第1の壁部と第1の枠部の内面とに取り付けられ、第2の補強部材が第2の壁部と蝶番の第2の羽部とに取り付けられているので、蝶番の取り付け強度が向上する。
上記第1、第2、第3、第4の折り畳みテーブルは、第2の天板の裏面の幅方向の両端部及び長さ方向の外側端部に設けられたU字枠を備えた構成とすることができる。前記U字枠は、前記第2の枠部をなす第1、第2辺部を有する構成とすることが可能である。
また、前記脚部は、第2の天板又は第2の枠部の内面ではなく、U字枠の第1、第2辺部の間の中間部に回動自在に取り付けることができる。
本発明の第5の折り畳みテーブルは、第1の天板と、第1の天板よりも長さ寸法が小さい第2の天板と、第2の天板を第1の天板の裏面の長さ方向の一端部に開閉可能に取り付ける第1の蝶番と、第1の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第1の枠部と、第2の天板の裏面の幅方向の両端部の第1の枠部よりも内側部分に設けられた一対の第2の枠部と、第1の脚部とを備えている。第1の枠部は、長さ寸法が第2の枠部よりも大きくなっており且つ第1、第2の天板が閉じ合わされた状態で第2の枠部に対向する対向部分と第2の枠部に対向しない非対向部分とを有している。第1の脚部は、第1の天板の第2の枠部よりも内側部分又は第1の枠部の非対向部分の内面に取り付けられ且つ第1の天板の裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。
前記第5の折り畳みテーブルは、第2の天板又は第2の枠部の内面に取り付けられ且つ第2の天板の裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在な第2の脚部を更に備えた構成とすることが可能である。
このような第5の折り畳みテーブルによる場合、第2の天板を第1の天板の裏面に閉じ合わせると、第2の枠部が第1の枠部の内側に位置する。しかも、第1の脚部が第1の天板の第2の枠部よりも内側部分又は第1の枠部の非対向部分の内面に取り付けられているので、第1、第2の天板を閉じ合せた状態で、第1の脚部が第2、第1の枠部と干渉しない。すなわち、第2の天板を第1の天板の裏面に閉じ合せた状態で、前記第2の枠部及び第2の脚部が第1の天板の裏面側の第1の枠部の間の空間に収容され、第1の脚部が第2の天板の外側に配置されるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
前記第1の蝶番が第1、第2の天板ではなく第1、第2の枠部に取り付けられている場合、前記第1の蝶番は、第1の枠部の内面に取り付けられた第1の羽部と、第2の枠部の外面に取り付けられた第2の羽部と、第1、第2の羽部を回動自在に支持する回動軸部とを有している。
前記第1の蝶番の第1、第2の羽部の高さ寸法を第2の枠部の高さ寸法の略半分とすることができる。この場合、前記第1、第2の羽部の少なくとも一方が、第1、第2の天板を閉じ合せた状態で、該第1、第2の羽部の下面同士が当接する程度の厚みを有していることが好ましい。このように第1、第2の羽部の下面同士を当接させることにより、閉じ合せた状態における第1、第2の天板のガタツキの低減を図ることができる。
本発明の第5の折り畳みテーブルは、第1の天板の裏面の長さ方向の他端部に取り付けられ、第1の枠部の間を連結する第1の連結部を更に備えている場合、前記第1の脚部は、第1の天板の第2の枠部よりも内側部分又は第1の枠部の非対向部分の内面ではなく、第1の連結部に該第1の連結部に沿って折り畳み可能に取り付けられるようにしても良い。
この場合、前記第1の脚部が第1の連結部に沿って折り畳み可能になっている。すなわち、前記第1の脚部が前記第1の天板の幅方向に折り畳み可能になっている。このため、第1、第2の天板に対して閉じ合わされた状態で、第1の脚部が第2の天板と緩衝しないようにするために、前記第1の天板の長さ寸法を第1の脚部の幅寸法分だけ前記第2の天板よりも大きくすれば足りる。よって、前記第1の天板が前記第2の天板よりも長くなりすぎるのを抑止することができる。
前記第5の折り畳みテーブルが、第2の天板の裏面に取り付けられ、第2の枠部の間を連結する第2の連結部を更に備えている場合、 第2の脚部は、第2の天板又は第2の枠部の内面ではなく、第2の連結部に該第2の連結部に沿って折り畳み可能に取り付けられるようにしても良い。
前記第5の折り畳みテーブルは、第3の天板と、第3の天板よりも長さ寸法が小さい第4の天板と、第1の天板の長さ方向の他端部と第3の天板の長さ方向の一端部と開閉自在に取り付ける第2の蝶番と、第4の天板を第3の天板の裏面の長さ方向の他端部に開閉可能に取り付ける第3の蝶番と、第3の天板の裏面の幅方向の両端部に設けられた一対の第3の枠部と、第4の天板の裏面の幅方向の両端部の第3の枠部よりも内側部分に設けられた一対の第4の枠部と、第3の脚部とを更に備えた構成とすることができる。この場合、前記第3の枠部は、長さ寸法が第4の枠部よりも大きくなっている。前記第3の脚部は、第4の天板又は第4の枠部の内面に取り付けられ且つ第4の天板の裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在になっている。
前記第2の蝶番が第1、第3の天板ではなく第1、第3の枠部に取り付けられている場合、前記第2の蝶番は、第1の枠部の内面に取り付けられた第1の羽部と、第3の枠部の外面に取り付けられた第2の羽部と、第1、第2の羽部を回動自在に軸支する回動軸部とを有している。
前記第3の蝶番が第3、第4の天板ではなく第3、第4の枠部に取り付けられている場合、前記第3の蝶番は、第1の枠部の内面に取り付けられた第1の羽部と、第3の枠部の外面に取り付けられた第2の羽部と、第1、第2の羽部を回動自在に軸支する回動軸部とを有している。
前記第3の蝶番の第1、第2の羽部の高さ寸法は第4の枠部の高さ寸法の略半分とすることができる。この場合、前記第3の蝶番の第1、第2の羽部の少なくとも一方が、第3、第4の天板を閉じ合せた状態で、該第1、第2の羽部の下面同士が当接する程度の厚みを有している。このように第1、第2の羽部の下面同士を当接させることにより、閉じ合せた状態における第1、第2の天板のガタツキの低減を図ることができる。
前記第5の折り畳みテーブルが、前記第4の天板の裏面の長さ方向の他端部に取り付けられ、第4の枠部の間を連結する連結部を更に備えている場合、前記第3の脚部は、第4の天板又は第4の枠部の内面ではなく、前記連結部に該連結部に沿って折り畳み可能に取り付けられている。
この場合、前記第3の脚部が前記連結部に沿って折り畳み可能になっている。すなわち、前記第3の脚部が前記第4の天板の幅方向に折り畳み可能になっている。
以下、本発明の実施例1乃至5に係る折り畳みテーブルについて説明する。
まず、本発明の実施例1に係る折り畳みテーブルについて上記図1乃至図8を参照しつつ説明する。ここに掲げる折り畳みテーブルは、中央テーブル100、一対の両側テーブル200、4つの蝶番300、4つの第1、第2の補強部材400a、400b、4つの脚部500及び2つの脚補強部材600を備えている。以下、各部について詳しく説明する。
中央テーブル100は、図1乃至図7に示すように、天板110(第1の天板)、一対の枠部120、一対の壁部130及び図示しない十字梁部を有している。天板110は略矩形状の板体である。天板110の幅方向の両端部には枠部120が各々取り付けられている。枠部120は、図7(a)に示すように、天板110の幅方向の両端部が各々嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部121と、この嵌合部121に各々設けられた板状の枠部本体122とを有している。嵌合部121が天板110の幅方向の両端部に各々取り付けられることにより、枠部本体122が天板110の裏面の幅方向の両端部上に各々配置される。天板110の長さ方向の両端部には壁部130が各々取り付けられている。壁部130は、天板110の長さ方向の両端部が各々嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部131と、この嵌合部131に各々設けられた板状の壁部本体132とを有している。壁部本体132の高さ寸法は枠部本体121の高さ寸法の略半分となっている。嵌合部131が天板110の長さ方向の両端部に各々取り付けられることにより、壁部本体132が天板110の裏面の長さ方向の両端部上に各々配置される。また、天板110の裏面には十字梁部が取り付けられている。十字梁部は下向き略U字状の板体である第1、第2の梁部を有する。枠部120の枠部本体間には第1の梁部が、壁部130の壁部本体間に第2の梁部は懸架されている。第1、第2の梁部は交差しており、この交差点が鋲で天板110の裏面に止められている。なお、天板110の裏面の一対の枠部120及び壁部130により区画される空間が一対の両側テーブル200の後述するU字枠220の枠部本体222を収容する収容空間となる。
各両側テーブル200は、図1乃至図7に示すように、天板210(第2の天板)、U字枠220、壁部230及び図示しない梁部を有している。天板210は天板110の略半分の長さ寸法を有する略矩形状の板体である。天板210の外側の両角部は1/4円弧状に面取りされている。天板210の幅方向の両端部及び外側端部にはU字枠220が取り付けられている。このU字枠220は、図7(b)に示すように、天板210の幅方向の両端部及び外側端部が嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部221と、この嵌合部221に設けられた板状の枠部本体222とを有している。枠部本体222の両端部222a(U字枠の第1、第2辺部)が特許請求の範囲における一対の第2の枠部に相当する。両端部222aは、図3及び図4に示すように、中央テーブル100の枠部120の枠部本体122及びこれに取り付けられた第1の補強部材400aの第2の片部420aよりも内側に位置している。また、天板210の長さ方向の両端部のうち内側の端部には壁部230が取り付けられている。壁部230は、天板210の内側の端部が嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部231と、この嵌合部231に設けられた板状の壁部本体232とを有している。壁部本体232の高さ寸法は枠部本体222の高さ寸法の略半分となっている。嵌合部231が天板210の内側端部に取り付けられることにより、壁部本体232が天板210の内側端部上に配置される。U字枠220の枠部本体222の中間部222bと壁部230の壁部本体232との間に下向き略U字状の板体である梁部が懸架されている。
各蝶番300は、図3乃至図6に示すように、第1、第2の羽部310、320及び回動軸部330を有している。第1の羽部310は同一の2枚の板体311、312を前記幅方向に重ね合せた構成となっている。この板体311、312が中央テーブル100の枠部120の枠部本体122の内面に取り付けられている。また、第2の羽部320は、板状の羽部本体321と、この羽部本体321の外面に取り付けられた補強板322とを有する構成となっている。羽部本体321及び補強板322がU字枠220の端部222aの外面に取り付けられている。回動軸部330は第1、第2の羽部310、320の端部を貫通するボルトとナットとで構成されている。この回動軸部330のボルトを支点として第1、第2の羽部310、320が回動することにより、両側テーブル200が中央テーブル100の裏面の長さ方向の両端部に対して観音開き状に開閉可能となる。
第1、第2の羽部310、320の高さ寸法は、図6に示すように、U字枠220の枠部本体222の高さ寸法の略半分となっている。また、第1の羽部310の厚さ寸法は板体311、312の2枚の板の厚さ寸法となっており、第2の羽部320の厚さ寸法は羽部本体321及び補強板322の2枚の板の厚さ寸法となっていることから、両側テーブル200が中央テーブル100の裏面側に閉じ合わされた状態で、第1の羽部310の内側の板体312と第2の羽部320の補強板322との下面同士が当接するようになっている。
各第1の補強部材400aはステンレス等の略L字状の板体である。第1の補強部材400aは、図3乃至図6に示すように、第1の片部410aと、第1の片部410aに対して略直角に折り曲げられた第2の片部420aとを有する。第1の片部410aは中央テーブル100の壁部本体132に取り付けられている。第2の片部420aは蝶番300の第1の羽部310の内側の板体312の内面に当接した状態で、該第1の羽部310と共に中央テーブル100の枠部本体122の内面に取り付けられている。
各第2の補強部材400bはステンレス等の略L字状の板体である。第2の補強部材400bは、第1の片部410bと、第1の片部410bに対して略直角に折り曲げられた第2の片部420bとを有する。第1の片部410bは両側テーブル200の壁部本体232に取り付けられている。第2の片部420bは両側テーブル200の枠部本体222の端部222aの内面に取り付けられている。
各脚部500は、図1、図3、図4、図5、図6及び図8に示すように、回動脚510と、この回動脚510に着脱自在に取り付けられる延長脚520とを有している。回動脚510は円筒状のポールである。この回動脚510が、両側テーブル200の枠部本体222の端部222aの内面に該両側テーブル200の天板210の裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在に取り付けられている。また、回動脚510の基端部と端部222aとには懸架部材511が取り付けられている。この懸架部材511は回動自在に連結された2つの板状体で構成されている。回動脚510が折り畳み位置に位置しているときには、図4に示すように、前記板状体が互いに重なるように折り畳まれる。回動脚510が起立位置に位置しているときには、図1及び図3に示すように、前記板状体が一直線状になり、回動脚510の基端部と端部222aとの間に懸架される。
延長脚520は円筒状のポールである。この延長脚520の上端部の外径が回動脚510の先端部の内形よりも小さくなっている。すなわち、延長脚520の上端部が回動脚510の先端部に挿入されるようになっている。延長脚520は、図8に示すように、該上端部の外周面から出没自在な突起部521と、前記上端部内に収容され、突起部521を突出方向に付勢する略U字状のバネ部材522とを有している。突起部521が回動脚510の先端部に設けられた係止孔512に挿入されることにより、延長脚520が回動脚510に取り付けられた状態でロックされる。また、延長脚520は、図3乃至図5に示すように、回動脚510から取り外された状態で、図示しない係止部材によって第2の天板210の裏面側に取り付けられている。
各脚補強部材600は、図1に示すように、天板210の幅方向に隣り合う脚部500の回動脚510を連結する略U字状のポールである。脚補強部材600の両端部には、係止片610が回動自在に取り付けられている。この係止片610の先端部がフック形状となっており、脚部500の延長脚520の係止ポール523に係止されるようになっている。
以下、このような構成の折り畳みテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、脚補強部材600の係止片610を延長脚520の係止ポール523から取り外す。その後、延長脚520の突起部521をバネ部材522の付勢力に抗して延長脚520内に押し込み、該延長脚520を回動脚510の先端部から抜く。その後、回動脚510を起立位置から折り畳み位置にかけて回動させる。なお、延長脚520は前記係止部材に係止させる。
その後、図2に示すように、両側テーブル200を中央テーブル100の裏面側に各々閉じ合わせる。すると、両側テーブル200のU字枠220の端部222aが中央テーブル100の枠部120の枠部本体122に取り付けられた蝶番300の第1の羽部310及び第1の補強部材400aの第2の片部420aの内側に位置する。すなわち、両側テーブル200のU字枠220及び脚部500が中央テーブル100の上記収容空間に各々収容される。このとき、第1の羽部310の内側の板体312と第2の羽部320の補強板322との下面同士が当接する。
このような折り畳みテーブルによる場合、両側テーブル200を中央テーブル100の裏面側に各々閉じ合せた状態で、両側テーブル200のU字枠220の端部222aが中央テーブル100の枠部120の枠部本体122に取り付けられた蝶番300の第1の羽部310及び第1の補強部材400aの第2の片部420aの内側に各々位置するようになっている。また、脚部500の回動脚510が両側テーブル200の第2の天板210の裏面側で端部222aに沿って配置され、延長脚520が第2の天板210の裏面側に各々取り付けられているので、両側テーブル200を中央テーブル100の裏面側に閉じ合せた状態で、脚部500の回動脚510及び延長脚520が枠部120の枠部本体122に干渉することはない。よって、上述の如く、両側テーブル200のU字枠220及び脚部500を中央テーブル100の上記収容空間に各々収容することができるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
また、両側テーブル200のU字枠220の端部222aが、中央テーブル100の枠部120の枠部本体122及びこれに取り付けられた第1の補強部材400aの第2の片部420aよりも内側に位置しているので、第2の片部420aと干渉することもない。よって、第1、第2の補強部材400a、400bを取り付けることにより、蝶番300の取り付け強度を向上させることができる。
しかも、両側テーブル200を中央テーブル100の裏面側に各々閉じ合せた状態で、第1の羽部310の内側の板体312と第2の羽部320の補強板322との下面同士が当接するようになっているので、閉じ合せた状態で両側テーブル200のガタツキの低減を図ることができる。
次に、本発明の実施例2に係る折り畳みテーブルについて上記図9を参照しつつ説明する。図9に示す折り畳みテーブルは、両側テーブル200’にU字枠220の代わりに一対の枠部220’(第2の枠部)が設けられている点及び脚部500’が両側テーブル200’ではなく中央テーブル100’に取り付けられている点が実施例1のテーブルと相違している。以下、その相違点についてのみ詳しく説明し、重複する説明については省略する。なお、前記折り畳みテーブルの各構成部材の符号については、’を付して実施例1と区別する。
枠部220’は実施例1の枠部120と略同じ構成となっている。この枠部220’が天板220’の幅方向の両端部に各々取り付けられている。枠部220’の板状の枠部本体222’が枠部120’の枠部本体122’よりも外側に位置している。
蝶番300’は、第1の羽部310’が枠部本体122’の外面に取り付けられ、第2の羽部320’が枠部本体222’の内面に取り付けられている。第1の羽部310’は、板状の羽部本体311’と、この羽部本体311’の外面に取り付けられた補強板312’とを有する構成となっている。第2の羽部320’は同一の2枚の板体321’、322’を第2の天板210の幅方向に重ね合せた構成となっている。両側テーブル200’が中央テーブル100’の裏面側に閉じ合わされると、第1の羽部310’の内側の補強板312’と第2の羽部320’の板体322’との下面同士が当接する。また、第1の補強部材400a’は、第1の片部410a’が中央テーブル100’の壁部130’に取り付けられ、第2の片部420a’が中央テーブル100’の枠部本体122’の内面に取り付けられている。第2の補強部材400b’は、第1の片部410b’が両側テーブル200’の壁部230’に取り付けられ、第2の片部420b’が蝶番300’の第2の羽部320’と共に両側テーブル200’の枠部本体222’の内面に取り付けられている。
脚部500’は脚部500と略同じ構成となっている。この脚部500’の回動脚510’は、上記実施例1と同様に枠部本体122’の内面に各々回動自在に取り付けられている。脚部500’の懸架部材511’は、回動脚510の基端部と枠部本体222’とに取り付けられている。なお、脚部500’の回動脚510’を第1の天板110’に回動自在に取り付けることも可能である。
このような折り畳みテーブルによる場合、両側テーブル200’を中央テーブル100の裏面側に各々閉じ合せた状態で、両側テーブル200’の一対の枠部220’の枠部本体222’が、中央テーブル100’の枠部120’の枠部本体122’に取り付けられた蝶番300’の第1の羽部310’の外側に各々位置するようになっている。また、脚部500’の回動脚510’が中央テーブル100’の第1の天板110’の裏面側で枠部本体122’に沿って折り畳まれているので、両側テーブル200’を中央テーブル100’の裏面側に閉じ合せた状態で、脚部500’の回動脚510’が枠部220’の枠部本体222’に干渉することはない。よって、中央テーブル100’の枠部120’を両側テーブル200’の一対の枠部220’の内側に収容することができるので、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
次に、本発明の実施例3に係る折り畳みテーブルについて上記図10を参照しつつ説明する。図10に示す折り畳みテーブルは、第1、第2のテーブル100’’、200’’の2つである点で実施例1の折り畳みテーブルと相違している。以下、その相違点についてのみ詳しく説明し、重複する説明については省略する。なお、第1、第2のテーブル100’’、200’’の符号については、’’を付して実施例1の中央テーブル100及び両側テーブル200と区別する。なお、図10においては、第1のテーブル100’’の裏面側に閉じ合わされた第2のテーブル200’’を破線で示している。
第1のテーブル100’’は中央テーブル100と略同じ構成となっている。第2のテーブル200’’は両側テーブル200と略同じ構成となっている。第1のテーブル100’’の裏面側に第2のテーブル200’’が閉じ合わされるようになっている。すなわち、第1のテーブル100’’と第2のテーブル200’’とは実施例1の中央テーブル100及び両側テーブル200と同様に、蝶番300により開閉自在に取り付けられている。第1のテーブル100’’の天板110’’(第1の天板)の長さ寸法は第2のテーブル200’’の天板210’’(第1の天板)の長さ寸法よりも長くなっている。枠部120’’の長さ寸法もU字枠220’’の長さ寸法よりも長くなっている。また、枠部120’’の枠部本体122’’は、第1のテーブル100’’の裏面側に第2のテーブル200’’が閉じ合わされた状態で、U字枠220’’の端部222a’’に対向する対向部分と’’端部222a’’に対向しない非対向部分とを有している。
第1、第2の脚部500a’’、500b’’は実施例1の脚部500と同様の構成である。第1の脚部500a’’は、脚部500と同様に、枠部120’’の枠部本体122’’の前記非対向部分の内面に回動自在に取り付けられている。第2の脚部500b’’は、実施例1の脚部500と同様に、U字枠220’’の端部222a’’の内面に回動自在に取り付けられている。
蝶番300及び第1、第2の補強部材400a、400bについては上記実施例と同じである。
このような折り畳みテーブルによる場合、第1のテーブル100’’の裏面側に第2のテーブル200’’が閉じ合わされた状態で、第1の脚部500a’’が第2のテーブル200’’の外側に配置され、第2のテーブル200’’のU字枠220’’及び第2の脚部500b’’が第1のテーブル100’’の収容空間(すなわち、一対の枠部120’’及び壁部130’’により区画される空間)に収容されるので、第1の脚部500a’’がU字枠220’’と、第2の脚部500b’’が枠部120’’の枠部本体122’’と干渉しない。よって、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。
次に、本発明の実施例4に係る折り畳みテーブルについて上記図11及び図12を参照しつつ説明する。図11に示す折り畳みテーブルは、第1のテーブル100’’’の構造及び第1の脚部700aの構造が実施例3の折り畳みテーブルと相違している。以下、その相違点についてのみ詳しく説明し、重複する説明については省略する。なお、第1のテーブル100’’’の符号については、’’’を付して実施例3の第1のテーブル100’’と区別する。第1の脚部の符号については700aを新に付す。
第1のテーブル100’’’は、図12(a)示すように、天板110’’’(第1の天板)、U字枠120’’’、壁部130’’’及び梁部140’’’を有している。天板110’’’は、図12(b)に示すように、天板210’’よりも後述する第1の脚部700aの取り付けスペースα1の分長い略矩形状の板体である。天板110’’’の外側の両角部は1/4円弧状に面取りされている。天板110’’’の幅方向の両端部及び外側端部にはU字枠120’’’が取り付けられている。このU字枠120’’’は、天板110’’’の幅方向の両端部及び外側端部が嵌合する断面視横向き凹字状の嵌合部121’’’と、この嵌合部121’’’に設けられた板状の枠部本体122’’’とを有している。枠部本体122’’’の両端部122a’’’(一対の第1の枠部)の長さ寸法がU字枠220’’の枠部本体222’’の両端部222a’’(一対の第2の枠部)の長さ寸法よりも大きくなっている。両端部122a’’’には第1の補強部材400aの第2の片部420aが蝶番300の第1の羽部310と共に取り付けられている。
壁部130’’’は壁部130と略同じ構成となっている。この壁部130’’’は天板110’’’の内側端部に取り付けられている。第1のテーブル100’’の壁部130’’’の壁部本体132’’’には、第1の補強部材400aの第1の片部410aが取り付けられている。梁部140’’’は、壁部130’’’とU字枠120’’’の枠部本体122’’’の両端部122a’’’の間の中間部122b’’’(第1の連結部)とに懸架された略凹字状のフレームである。この壁部130’’’とU字枠120’’’とによりU字枠220’’の枠部本体222’’を収容する収容空間が区画される。
U字枠220’’の両端部222a’’は、図12(a)示すように、U字枠120’’’の両端部122a’’の及びこれに取り付けられた第1の補強部材400aの第2の片部420aよりも内側に位置している。
蝶番300は実施例3と同じ構成である。すなわち、蝶番300の第1の羽部310がU字枠120’’’の両端部122a’’’の内面に取り付けられ、第2の羽部320がU字枠220’’の両端部222a’’の外面に取り付けられている。この蝶番300により第2のテーブル200’’が第1のテーブル100’’’の裏面側に向けて開閉可能となる。
第1の脚部700aは、回動脚710aと、この回動脚710aに着脱自在に取り付けられる延長脚720aとを有している。回動脚710aは円筒状のポールである。この回動脚710aがU字枠120’’’の枠部本体122’’’の中間部122b’’’の内面に、該中間部122b’’’及び天板110’’’の裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在に取り付けられている。すなわち、回動脚710aは、中間部122b’’’に沿って第1のテーブル100’’’の幅方向に折り畳み可能になっている。
また、回動脚710aの基端部と中間部122b’’’とには第1の懸架部材711aが取り付けられている。この第1の懸架部材711aは回動自在に連結された2つの板状体で構成されている。回動脚710aの基端部と端部122a’’’とには第2の懸架部材712aが取り付けられている。第2の懸架部材712aは、端部122a’’’に取り付けられたL字板と、一端部が前記L字板に回動自在に取り付けられた回動板とを有する構成となっている。前記回動板の他端部は回動脚710aの基端部に回動自在に取り付けられている。
回動脚710aが折り畳み位置に位置しているときには、第1の懸架部材711aの前記板状体が互いに重なるように折り畳まれ、第2の懸架部材712aの回動板が天板210の裏面に沿って倒れる。一方、回動脚710aが起立位置に位置しているときには、第1の懸架部材711aの前記板状体が一直線状になって回動脚710aの基端部と中間部122b’’’との間に懸架され、第2の懸架部材712aの回動板が起立して回動脚710aの基端部と端部122a’’’との間に懸架される。なお、回動脚710a、第1の懸架部材711a及び第2の懸架部材712aの回動板の取り付け領域が上記取り付けスペースα1となる。
延長脚720aは延長脚520と略同じ構成の円筒状のポールである。この延長脚720aの上端部が回動脚710aの先端部に着脱自在に挿入されるようになっている。
以下、このような構成の折り畳みテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、第1の脚部700aの延長脚720aを回動脚710aから引き抜く。その後、回動脚710aを起立位置から折り畳み位置にかけて第1のテーブル100’’’の幅方向に向けて回動させる。その一方で、第2の脚部500b’’の延長脚520b’’を回動脚510b’’の先端部から抜く。その後、回動脚510b’’を起立位置から折り畳み位置にかけて第2のテーブル200’’の長さ方向に向けて回動させる。
その後、図12(b)に示すように、第2のテーブル200’’を第1のテーブル100’’’の裏面側に閉じ合わせる。すると、第2のテーブル200’’のU字枠220’’の端部222a’’が第1のテーブル100’’’のU字枠120’’’の端部122a’’’に取り付けられた蝶番300の第1の羽部310及び第1の補強部材400aの第2の片部420aの内側に位置する。すなわち、第2のテーブル200’’のU字枠220’’及び第2の脚部500b’’の回動脚510b’’が第1のテーブル100の’’’のU字枠120’’’の上記収容空間に収容される。このとき、第1の羽部310の内側の板体312と第2の羽部320の補強板322との下面同士が当接する。
このような折り畳みテーブルによる場合、第1のテーブル100’’’の裏面側に第2のテーブル200’’が閉じ合わされた状態で、第1の脚部700aが第2のテーブル200’’の外側に配置され、第2のテーブル200’’のU字枠220’’及び第2の脚部500b’’の回動脚510b’’が第1のテーブル100’’’の上記収容空間に収容されるので、第1の脚部700aがU字枠220’’の枠部本体222’’と、第2の脚部500b’’がU字枠120’’’の両端部122a’’’と干渉することがない。よって、本テーブルの折り畳み状態における厚みを低減することができる。しかも、第1の脚部700aが第1のテーブル100’’’の中間部122b’’’沿って折り畳に可能となっているため、第1のテーブル100’’’を取り付けスペースα1分第2のテーブル200’’よりも長くすれば足りる。すなわち、第1の脚部500a’’が取り付けられている場合に比べて、第1のテーブル100’’’の長さ寸法を小さくすることが可能になる。
なお、天板110’’’、200’’の外形が大きい場合には、図13に示すように、天板110’’’に十字状の梁部141’’’、142’’’を取り付け、天板210’’に梁部240’’を取り付けると良い。また、第2の脚部500b’’を第1の脚部700aと同じ構成とすることも可能である。
次に、本発明の実施例5に係る折り畳みテーブルについて上記図14乃至図16を参照しつつ説明する。図14に示す折り畳みテーブルは、第1、第2、第3、第4のテーブル100a、100b、100c、100dと、一対の第1、第2、第3の蝶番300a、300b、300cと、一対の第1、第2、第3、第4の補強部材400a、400b、400c、400dと、一対の第1、第2、第3の脚部700a、700b、700cとを備えている。
第1、第3のテーブル100a、100cは、図15に示すように、実施例1の中央テーブル100と略同じ構成となっている。第2、第4のテーブル100b、100dは実施例1の両側テーブル200と略同じ構成となっている。第1のテーブル100aの天板110a(第1の天板)及び一対の枠部120aの長さ寸法は、図16(a)及び(b)に示すように、第2のテーブル100bの天板110b(第2の天板)及びU字枠120bの両端部122b1の長さ寸法よりも取り付けスペースα2(すなわち、第1の脚部700aの取付領域)分以上大きくなっている。一対の枠部120a及び壁部130aにより第2のテーブル100bのU字枠120bを収容する収容空間が区画されている。第2のテーブル100bのU字枠120bの両端部122b1(一対の第2の枠部)が第1のテーブル100aの枠部120aの枠部本体122b及びこれに取り付けられた第1の補強部材400aの第2の片部420aよりも内側に位置している。第3のテーブル100cの天板110c(第3の天板)及び一対の枠部120cの長さ寸法は、図16(b)に示すように、第4のテーブル100dの天板110d(第4の天板)及びU字枠120dの両端部122d1(一対の第4の枠部)の長さ寸法よりも大きくなっている。一対の枠部120c及び壁部130cにより第4のテーブル100dのU字枠120dを収容する収容空間が区画されている。第4のテーブル100dのU字枠120dの両端部122d1が第3のテーブル100cの枠部120cの枠部本体122c及びこれに取り付けられた第3の補強部材400cの第2の片部420cよりも内側に位置している。
第1の蝶番300aは実施例1の蝶番300と略同じ構成となっている。第1の蝶番300aにより第1のテーブル100aと第2のテーブル100bとが開閉自在に取り付けられている。また、第2の蝶番300bも実施例1の蝶番300と略同じ構成となっている。この第2の蝶番300bにより、第3のテーブル100cと第4のテーブル100dとが開閉自在に取り付けられている。
第3の蝶番300cは、第1、第2の羽部310c、320c及び回動軸部330cを有している。第1の羽部310cは第1のテーブル100aの枠部120aの枠部本体122aの外面に取り付けられた板状体である。また、第2の羽部320cは、第3のテーブル100cの枠部120cの枠部本体122cの外面に取り付けられた板状体である。回動軸部330cは、図14に示すように、第1、第2の羽部310c、320cの斜め下方に延設された延設部を貫通するボルトとナットとで構成されている。この回動軸部330cのボルトを支点として第1、第2の羽部310c、320cが回動することにより、第1のテーブル100aと第3のテーブル100cとが開閉自在に取り付けられる。
各第1の補強部材400aは実施例1の第1の補強部材400aと略同じ構成となっている。第1の補強部材400aの第1の片部410aは第1のテーブル100aの壁部130aの壁部本体132aに取り付けられている。第1の補強部材400aの第2の片部420aは第1の蝶番300aの第1の羽部310aの内側の板体312aの内面に当接した状態で、該第1の羽部310aと共に第1のテーブル100aの枠部120aの枠部本体122aの内面に取り付けられている。
各第2の補強部材400bは実施例1の第2の補強部材400bと略同じとなっている。第2の補強部材400bの第1の片部410bは第2のテーブル100bの壁部130bの壁部本体132bに取り付けられている。第2の補強部材400bの第2の片部420bは第2のテーブル100bのU字枠120bの枠部本体122bの端部122b1の内面に取り付けられている。
各第3の補強部材400cは実施例1の第1の補強部材400aと略同じ構成となっている。第3の補強部材400cの第1の片部410cは第3のテーブル100cの壁部130cの壁部本体132cに取り付けられている。第3の補強部材400cの第2の片部420cは第2の蝶番300bの第1の羽部310bの内側の板体312bの内面に当接した状態で、該第1の羽部310bと共に第3のテーブル100cの枠部120cの枠部本体122cの内面に取り付けられている。
各第4の補強部材400dは実施例1の第2の補強部材400bと略同じとなっている。第4の補強部材400dの第1の片部410dは第4のテーブル100dの壁部130dの壁部本体132dに取り付けられている。第4の補強部材400dの第2の片部420dは第4のテーブル100dのU字枠120dの枠部本体122dの端部122d1の内面に取り付けられている。
第1の脚部700aは実施例4の第1の脚部700aと同じ構成となっている。第1の脚部700aの回動脚710aが第1のテーブル100aの壁部130aの壁部本体132a(第1の連結部)の内面に、該壁部本体132a及び天板110aの裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在に取り付けられている。すなわち、回動脚710aは、壁部本体132aに沿って第1のテーブル100aの幅方向に折り畳み可能になっている。
また、回動脚710aの基端部と壁部本体132aとには第1の懸架部材711aが取り付けられている。この第1の懸架部材711aは回動自在に連結された2つの板状体で構成されている。回動脚710aの基端部と枠部120aの枠部本体122aとには第2の懸架部材712aが取り付けられている。第2の懸架部材712aは、枠部本体122aに取り付けられたL字板と、一端部が前記L字板に回動自在に取り付けられた回動板とを有する構成となっている。前記回動板の他端部は回動脚710aの基端部に回動自在に取り付けられている。よって、回動脚710aが折り畳み位置に位置しているときには、第1の懸架部材711aの前記板状体が互いに重なるように折り畳まれ、第2の懸架部材712aの回動板が天板210の裏面に沿って倒れる。一方、回動脚710aが起立位置に位置しているときには、第1の懸架部材711aの前記板状体が一直線状になって回動脚710aの基端部と壁部本体132aとの間に懸架され、第2の懸架部材712aの回動板が起立して回動脚710aの基端部と前記L字板との間に懸架される。
第2の脚部700bは第1の脚部700aと同じ構成となっている。第2の脚部700bの回動脚710bが第2のテーブル100bのU字枠120bの両端部122b1の間の中間部122b2(第2の連結部)の内面に、該中間部122b2及び天板110bの裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在に取り付けられている。すなわち、回動脚710bは、中間部122b2に沿って第2のテーブル100bの幅方向に折り畳み可能になっている。
また、回動脚710bの基端部と中間部122b2とには第1の懸架部材711bが取り付けられている。この第1の懸架部材711bは回動自在に連結された2つの板状体で構成されている。回動脚710bの基端部と端部122b1とには第2の懸架部材712bが取り付けられている。第2の懸架部材712bは、端部122b1に取り付けられたL字板と、一端部が前記L字板に回動自在に取り付けられた回動板とを有する構成となっている。前記回動板の他端部は回動脚710bの基端部に回動自在に取り付けられている。回動脚710bが折り畳み位置に位置しているときには、第1の懸架部材711bの前記板状体が互いに重なるように折り畳まれ、第2の懸架部材712bの回動板が天板210の裏面に沿って倒れる。一方、回動脚710bが起立位置に位置しているときには、第1の懸架部材711bの前記板状体が一直線状になって回動脚710bの基端部と中間部122b2との間に懸架され、第2の懸架部材712bの回動板が起立して回動脚710bの基端部と前記L字板との間に懸架される。
第3の脚部700cも第1の脚部700aと同じ構成となっている。第3の脚部700cの回動脚710cが第4のテーブル100dのU字枠120dの両端部122d1の間の中間部122d2(連結部)の内面に、該中間部122d2及び天板110dの裏面に沿う折り畳み位置から前記裏面に対して略直角に起立する展開位置にかけて回動自在に取り付けられている。すなわち、回動脚710cは、中間部122d2に沿って第4のテーブル100dの幅方向に折り畳み可能になっている。
また、回動脚710cの基端部と中間部122d2とには第1の懸架部材711cが取り付けられている。この第1の懸架部材711cは回動自在に連結された2つの板状体で構成されている。回動脚710cの基端部と端部122d1とには第2の懸架部材712cが取り付けられている。第2の懸架部材712cは、端部122d1に取り付けられたL字板と、一端部が前記L字板に回動自在に取り付けられた回動板とを有する構成となっている。前記回動板の他端部は回動脚710cの基端部に回動自在に取り付けられている。よって、回動脚710cが折り畳み位置に位置しているときには、第1の懸架部材711cの前記板状体が互いに重なるように折り畳まれ、第2の懸架部材712cの回動板が天板210の裏面に沿って倒れる。一方、回動脚710cが起立位置に位置しているときには、第1の懸架部材711cの前記板状体が一直線状になって回動脚710cの基端部と中間部122d2との間に懸架され、第2の懸架部材712cの回動板が起立して回動脚710cの基端部と前記L字板との間に懸架される。
以下、このような構成の折り畳みテーブルを折り畳む手順について説明する。まず、第1の脚部700aの延長脚720aを回動脚710aから引き抜く。その後、回動脚710aを起立位置から折り畳み位置にかけて第1のテーブル100aの幅方向に向けて回動させる。同様に、第2の脚部700bの延長脚720bを回動脚710bから引き抜く。その後、回動脚710bを起立位置から折り畳み位置にかけて第2のテーブル100bの幅方向に向けて回動させる。同様に、第3の脚部700cの延長脚720cを回動脚710cから引き抜く。その後、回動脚710cを起立位置から折り畳み位置にかけて第4のテーブル100dの幅方向に向けて回動させる。
その後、図16(a)に示すように、第2のテーブル100bを第1のテーブル100aの裏面側に閉じ合わせる。すると、第2のテーブル100bのU字枠120bの両端部122b1が第1のテーブル100aの枠部120aの枠部本体122b及びこれに取り付けられた第1の補強部材400aの第2の片部420aよりも内側に位置する。すなわち、第2のテーブル100bのU字枠120b及び第2の脚部700bの回動脚710bが第1のテーブル100aの上記収容空間に収容される。このとき、第1の蝶番300aの第1の羽部310aの内側の板体312aと第2の羽部320aの補強板322aとの下面同士が当接する。なお、第1の脚部700aは、第2のテーブル100bが第1のテーブル100aの裏面側に閉じ合わせられた状態で、第2のテーブル100bの外側に配置されるので、第2のテーブル100bのU字枠120bと干渉しない。
その後、図16(b)に示すように、第4のテーブル100dを第3のテーブル100cの裏面側に閉じ合わせる。すると、第4のテーブル100dのU字枠120dの両端部122d1が第3のテーブル100cの枠部120cの枠部本体122c及びこれに取り付けられた第3の補強部材400cの第2の片部420cよりも内側に位置する。すなわち、第4のテーブル100dのU字枠120d及び第3の脚部700cの回動脚710cが第3のテーブル100cの上記収容空間に収容される。このとき、第2の蝶番300bの第1の羽部310bの内側の板体312bと第2の羽部320bの補強板322bとの下面同士が当接する。なお、第4のテーブル100dを第3のテーブル100cの裏面側に閉じ合わせた後に、第2のテーブル100bを第1のテーブル100aの裏面側に閉じ合わせても良い。
その後、図16(c)に示すように、第1のテーブル100aと第3のテーブル100cを閉じ合わせる。すると、第2のテーブル100bと第4のテーブル100dとが当接する。
このような折り畳みテーブルによる場合、第1のテーブル100aの裏面側に第2のテーブル100bが閉じ合わされた状態で、第1の脚部700aが第2のテーブル100bの外側に配置され、第2のテーブル100bのU字枠120b及び第2の脚部700bの回動脚710bが第1のテーブル100aの上記収容空間に収容される。また、第3のテーブル100cの裏面側に第4のテーブル100dが閉じ合わされた状態で、第4のテーブル100dのU字枠120d及び第4の脚部700dの回動脚710dが第3のテーブル100cの上記収容空間に収容される。よって、本テーブルの折り畳み状態における厚みを2枚分低減することができる。しかも、第1の脚部700aがU字枠120bの枠部本体122bと、第2の脚部700bが枠部120aの枠部本体122aと、第3の脚部700cが枠部120cの枠部本体122cと干渉することがない。更に、第1の脚部700aが第1のテーブル100aの中間部122a2沿って折り畳に可能となっているため、第1のテーブル100aを取り付けスペースα分第2のテーブル100bよりも長くすれば足りるので、第1のテーブル100aの長さ寸法を小さくすることが可能になっている。
なお、上述した折り畳みテーブルは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施例1及び2では、第2の天板210、210’の長さ寸法は第1の天板110、110’の長さ寸法の略半分であるとしたが、半分以下である限り任意に設計変更することが可能である。また、第1の天板110、110’の幅方向の両端部には枠部120、120’が取り付けられているとしたが、少なくとも枠部本体122、122’が第1の天板110の幅方向の両端部上に設けられていれば良い。また、枠部220’についても、枠部本体222’が第2の天板210’の幅方向の両端部上に設けられていれば良い。
また、実施例1では、第2の天板210の幅方向の両端部及び外側端部にはU字枠220が取り付けられているとしたが、U字枠220の枠部本体222の端部222aが第2の天板210の幅方向の両端部上に設けられていれば良い。この点は、実施例2のU字枠220’、実施例3及び4のU字枠220’’、実施例4のU字枠120’’’並びに実施例5のU字枠120b、120dについても同様である。
また、上記実施例1では、蝶番300がU字枠220の枠部本体222の端部222aと、枠部120の枠部本体122とに取り付けられているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、蝶番300を天板110と天板210とに取り付けることも可能である。この点は、実施例2の蝶番300’、実施例3及び4の蝶番300並びに実施例5の第1、第2、第3の蝶番300a、300b、300cについても同様である。
上記実施例1では、脚部500の回動脚510が端部222aの内面に回動自在に取り付けられているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、脚部が第2の天板210自体に回動自在に取り付けられていても良いし、U字枠220の中間部222bに回動自在に取り付けられていても良い。また、脚部500は、回動脚510及び延長脚520を有する構成であるとしたが、第1の天板、第1の枠部の内面、第2の天板又は第2の枠部の内面に回動自在に取り付けられるものである限り任意に設計変更することが可能である。この点は、脚部500’、500a’’、500b’’、第1の脚部700a、第2の脚部700b及び第3の脚部700cについても同様である。なお、上記実施例において、脚部500、500’、500a’’、500b’’、第1の脚部700a、第2の脚部700b及び第3の脚部700cを混在したり置換したりすることができる。
第1、第2の補強部材400a、400bについては、省略することが可能である。この場合、上記壁部も省略することが可能である。
なお、上述した折り畳みテーブルの各部を構成する素材、形状や寸法等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。