JP2015098249A - 車両用スロープ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドドア用乗降口から地上に対して安定して設置でき、スロープを車室内に収納しても乗降の邪魔にならず、而も普通小型車両に適用できるスロープを提供する。
【解決手段】板状部材11A、11B、11Cを蛇腹状に折り畳むことができるスロープ10が折り畳まれた際に、最下段に位置する板状部材11Cの長さ方向の他方の端部10bと、サイドドア用乗降口O内の床面とに連結され、折り畳まれたスロープを車室内と車室外との間を回動可能にするリンク機構13と、折り畳まれた際に最上段に位置する板状部材の長さ方向の他方の端部及び床面に設けられ、スロープが展開された際に最上段に位置する板状部材11Aを床面に着脱自在に固定するロック機構14と、最下段に位置する板状部材及びリンク機構に設けられ、折り畳まれたスロープをリンク機構によって立脚させた状態で回転させて折り畳まれたスロープを床面に傾倒させる回転機構15とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用スロープ装置に係り、特に車両の側部に設けられたサイドドア乗降口から地上にスロープを下ろし、車両に対して車椅子の出し入れを容易にする車両用スロープ装置に関する。
従来から、車椅子を使用している人が自動車に乗降するための種々の発明が開示されている。例えば、第1スロープ部に第2スロープ部を重ねたスロープ収納状態で、車体後部を開閉するリヤドアのドア開口部の車室内に搭載可能であるとともに、スロープ展開状態で車両から地上に下ろし車椅子の出し入れを可能にする車両用のスロープ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
このスロープ装置は、第1スロープ部に脚部がヒンジで回動可能に設けられている。また、スロープ装置は、スロープ展開状態では脚部は上端が第1スロープ部及び第2スロープ部を支持するとともに下端が地上に接する使用状態となるように構成されている。したがって、第1スロープ部と第2スロープ部の何れか一方のみに荷重が加わっていても、脚部によりスロープが支持されているので、撓み変形を防止することができる。
また、車椅子を搭載する搭載部と、搭載部を車両のドア乗降口において車室内と車室外との間で移動させる2つのアームを有するリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動部とを備えたスライド可能に折り畳み可能な2アーム車椅子リフトが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
この車椅子リフトは、車椅子が搭載部に搭載されると、リンク機構を駆動部で駆動させることで、車椅子を車室内に自動的に収納することができる。
また、複数のスロープ板を直立状態でアコーディオンのように折り畳むことができるように構成されているスロープ格納アセンブリが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
このスロープ格納アセンブリは、ドア乗降口の車室内において直立状態でアコーディオンのように折り畳まれている複数のスロープ板を展開させ、このドア乗降口の車室内において展開されたスロープを車室外に傾倒させると、この傾倒しているスロープ上で車室外にある車椅子を移動させて車室内に収納することができる。
また、低床式バスの後部や中央の乗降口に形成されたステップ部の床下に設置するのに好適なもので、車両の床下に固設した前方開口状のボックス内に設けられたスロープ板と、スロープ板の後方に設けられた移動体と、ボックス内の後方部に設けられ移動体を駆動する駆動部とを備え、移動体における両側部の一対の側板の前端部がスロープ板の後方部側面に軸着されている車椅子用の乗降車装置が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
この車椅子用の乗降車装置は、車両の床下からスロープ板を駆動部で駆動されている移動体によって揺動させて車室外の地上まで降下させることで、車椅子を低床式バスの車室内に収納することができ、その後、スロープ板を駆動部で駆動されている移動体によって揺動させて車両の床下に収納することができる。
また、複数の板状部材と、幅方向の端部が隣接した板状部材同士を回動自在に連結する連結部と、両端に配置された板状部材の外側部に突設された脱輪防止壁と、脱輪防止壁に設けられた発光装置とを備えている可搬式スロープが開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
この可搬式スロープは、車椅子で段差を通過する際に平坦なスロープを形成することができると共にスロープ自体の軽量化により持ち運びを容易にすることができ、さらに、車椅子の脱輪を効果的に防止することができる。
また、幅方向の端部が隣接するように整列された複数のスロープ板と、整列された複数のスロープ板のすべてを当該スロープ板の幅方向に沿って連結する可撓性を有する長尺補強部材とを備え、長尺補強部材はスロープ板の長さ方向において両端部及び中心部の3ヶ所に配置されているポータブルスロープが開示されている(例えば、特許文献6参照。)。
このポータブルスロープは、可撓性を有する長尺補強部材によって整列された複数のスロープ板を連結していることから、当該整列された複数のスロープ板をロール巻きにすることができるので、使用性、可搬性に優れている。
特開2006−123661号公報 米国特許出願公開第2007/0183880号明細書 国際公開第01/95847号 特開2003−112578号公報 特開2012−200396号公報 米国特許第6463613号明細書
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1のスロープ装置では、自動車のフロントドアやリヤドアであるサイドドア用乗降口に適用する場合、第1スロープに第2スロープを重ねて車室内において直立させ、且つスロープ板面をサイドドア用乗降口に沿わせてスロープ収納状態にしなければならないので、乗員の乗降の邪魔になると共に、普通小型車両(コンパクトカー)に適用することが困難になる難点があった。
また、背景技術に記載した特許文献2の2アーム車椅子リフトでは、サイドドア用乗降口に適用する場合、搭載部をリンク機構によって直立させた収納状態にしなければならないので、乗員の視界を妨げると共に側突安全性の確保も困難になり、また、普通小型車両(コンパクトカー)に適用することが困難になる難点があった。さらに、複雑なリンク機構と、そのリンク機構を駆動する駆動部とを備えているので、製品コストが上がる難点もあった。
また、背景技術に記載した特許文献3のスロープ格納アセンブリでは、サイドドア用乗降口に適用する場合、サイドドア用乗降口内に複数のスロープ板を直立状態でアコーディオンのように折り畳んだ収納状態にしなければならないので、乗員の視界を妨げると共に側突安全性の確保も困難になり、また、普通小型車両(コンパクトカー)に適用することが困難になる難点があった。
また、背景技術に記載した特許文献4の車椅子用の乗降車装置では、床下にスロープ板、移動体及び駆動部を収納するスペースが必要なので、普通小型車両(コンパクトカー)では低床化することが困難になる難点があった。また、複雑なリンク機構である移動体と、その移動体を駆動する駆動部とを備えているので、製品コストが上がる難点もあった。
また、背景技術に記載した特許文献5の可搬式スロープでは、車両のサイドドア用乗降口に適用する場合、サイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することが困難になるという難点があった。
また、背景技術に記載した特許文献6のポータブルスロープでは、車両のサイドドア用乗降口に適用する場合、サイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することが困難になり、また、ロール収納タイプであるので、装置が嵩張り大きな収納スペースが必要となると共に車椅子の脱輪防止壁を設けることができなくなる難点があった。なお、スロープに車椅子の脱輪防止壁を設けていない場合、国土交通省が創設した標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させることができない。
さらに、コンパクトな車体である普通小型車両(コンパクトカー)においても、悪路走破性を向上させるために車両の乗降口の床面が地上に対して高くなっている車種もあるので、このような車種の場合にはスロープの傾斜勾配を標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させることが困難であった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、スロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができると共に、当該スロープを車室内に収納する際、乗降の邪魔になったり、大きな収納スペースを必要とすることになったりせず、而も普通小型車両(コンパクトカー)に適用させることができる車両用スロープ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、製品コストが上がることを抑えることができる車両用スロープ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、普通小型車両(コンパクトカー)においてスロープを標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させることができる車両用スロープ装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様である車両用スロープ装置は、複数の板状部材と、幅方向の端部が隣接した板状部材同士を回動自在に連結する連結部とを有し、各連結部をヒンジにして複数の板状部材を蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該複数の板状部材を展開させることで1枚の平坦な通路板にできるスロープが、当該スロープの長さ方向の一方の端部を車両の車室外となる地上に接地できるように車両のサイドドア用乗降口内に搭載されるものである。
この本発明の第1の態様である車両用スロープ装置は、スロープが折り畳まれた際に最下段に位置する板状部材の長さ方向の他方の端部と、サイドドア用乗降口内の床面とに連結され、折り畳まれたスロープを車室内と車室外との間を回動可能に構成されているリンク機構と、スロープが折り畳まれた際に最上段に位置する板状部材の長さ方向の他方の端部及び床面に設けられ、スロープが展開された際に最上段に位置する板状部材を床面に着脱自在に固定するロック機構と、最下段に位置する板状部材及びリンク機構に設けられ、折り畳まれたスロープを当該リンク機構によって立脚させた状態で車両の前後方向のうち何れか一方向に回転させて当該折り畳まれたスロープを床面に傾倒させる回転機構とを備えているものである。
また、リンク機構は、3つのリンクと、2つの回転対偶を構成する軸とから構成され、第1のリンクの一端は床面に固定され、第2のリンクの一端は最下段に位置する板状部材の長さ方向の他方の端部に固定され、第1のリンクの他端は第3のリンクの一端に第1の軸で連結され、第2のリンクの他端は第3のリンクの他端に第2の軸で連結されているものである。
また、リンク機構は、第1の軸上には第1のトーションスプリング及び第2の軸上には第2のトーションスプリングがそれぞれ設けられ、第1のトーションスプリングは第1のリンクに対して第3のリンクが常時開くように当該第1のリンク及び当該第3のリンクに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置され、第2のトーションスプリングは第3のリンクに対して第2のリンクが常時閉まるように当該第2のリンク及び当該第3のリンクに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置されているものである。
また、回転機構は、折り畳まれたスロープを車両の前後方向のうち何れか一方向に回転させるために、最下段に位置する板状部材を回動自在にリンク機構の第2のリンクに軸着する回動軸と、回動軸を回動中心にして円弧状に移動するように第2のリンクに突設されている傾倒スライドピンと、第2のリンクに穿設され円弧状に移動する傾倒スライドピンが摺動可能に係合されるカム穴とから構成されているものである。なお、本明細書において「軸着」とは軸によって回動可能に支持することを意味し、「穿設」とは穴をあけることを意味する。
また、ロック機構は、最上段に位置する板状部材を着脱自在にサイドドア用乗降口内に固定する丸落としである。
本発明の第1の態様である車両用スロープ装置は、車室内に折り畳まれたスロープを、リンク機構によって車室外に向けて回動し、当該スロープの長さ方向の一方の端部を地上に接地させ、この状態で、折り畳まれたスロープを展開することで1枚の平坦な通路板にさせ、さらに、ロック機構によって最上段に位置する板状部材を床面に固定することで、展開されたスロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができる。したがって、車椅子を展開されたスロープ上で移動させて車室内に格納することができる。
また、この展開されたスロープを車室内に収納する場合には、ロック機構によってスロープの最上段に位置する板状部材の床面に対する固定状態を解除させて折り畳み、この折り畳まれたスロープをリンク機構によって立脚させ、さらに、回転機構によって、例えば車両の前方向に回転させて当該折り畳まれたスロープを床面に傾倒させる。したがって、この折り畳まれたスロープはサイドドアに沿って傾倒されることになるので、側突安全性の確保の妨げにならない。
なお、車室内に搭載させた車椅子を降車させる場合には、サイドドアに沿って傾倒されている折り畳まれたスロープを回転機構によって立脚させ、リンク機構によって立脚されている折り畳まれたスロープを車室外に向けて回動して、当該スロープの長さ方向の一方の端部を地上に接地させ、この状態で、スロープを展開することで1枚の平坦な通路板にさせ、さらに、ロック機構によって最上段に位置する板状部材を床面に固定することで、展開されたスロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができる。したがって、車椅子をこの展開されたスロープ上で移動させて車室外に出すことができる。
そして、車椅子を車室外に出した後に展開されたスロープを車室内に収納する場合には、ロック機構によってスロープの最上段に位置する板状部材の床面に対する固定状態を解除させて折り畳み、リンク機構によって車室内に回動させてこの折り畳まれたスロープを床面に収納することができる。
本発明の第2の態様は第1の態様である車両用スロープ装置において、折り畳まれたスロープを回転機構によって床面に傾倒させた際に当該折り畳まれたスロープの長さ方向の一方の端部を水平方向に揺動させるために、リンク機構の第2のリンクとスロープの最下段に位置する板状部材との間に摺動可能に設けられ、回動軸と傾倒スライドピンとに固定されている傾倒板と、傾倒板とスロープの最下段に位置する板状部材とを連結するヒンジとを備えているものである。
本発明の第2の態様である車両用スロープ装置によれば、折り畳まれたスロープを回転機構によって床面に傾倒させた際に、車室内に突設している構造体に干渉しないようにすることができる。
本発明の第3の態様は第1の態様又は第2の態様である車両用スロープ装置において、折り畳まれたスロープをリンク機構によって床面に傾倒して収納するために、当該床面に設置されたシートはシートクッションをシートバック側へ跳ね上げ収納可能とする跳ね上げ機構を備えているものである。
本発明の第3の態様である車両用スロープ装置によれば、折り畳まれたスロープをリンク機構によって床面に傾倒した際に、シートのシートクッション下に収納することができるようになるので、乗員の視界を妨げたり、乗員の乗降の邪魔になったりすることを防ぐことができる。
本発明の第4の態様は第1の態様乃至第3の態様のうち何れか1つの態様である車両用スロープ装置において、スロープのスロープ長を延長させるために、複数の板状部材と、幅方向の端部が隣接した板状部材同士を回動自在に連結する連結部とを有し、各連結部をヒンジにして複数の板状部材を蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該複数の板状部材を展開させることで1枚の平坦な通路板にできる延長スロープを備えているものである。
この本発明の第4の態様である車両用スロープ装置は、延長スロープの複数の板状部材を展開させたときの当該各板状部材の長さ方向の一方の端部それぞれに、スロープの複数の板状部材を展開させたときの当該各板状部材の長さ方向の一方の端部を重ねた際に生じる段差を吸収するために、延長スロープの各板状部材の長さ方向の一方の端部の上部側それぞれに切り欠かれた切欠部と、延長スロープが折り畳まれた際に最下段に位置する板状部材の長さ方向の一方の端部の下部側に固定されている第1の脚部と、延長スロープが折り畳まれた際に最上段に位置する板状部材の長さ方向の一方の端部の切欠部の先端から突出するように設けられ、当該切欠部の面上より低く形成された段差部と、段差部の下部側に固定され、延長スロープの複数の板状部材を展開させて第1の脚部と複数の板状部材の長さ方向の他方の端部とが所定のスロープ角で地上に接地しているときにおいて地上に接地すると共に、延長スロープが折り畳まれた場合には第1の脚部とは干渉しないように配置される第2の脚部と、スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部、及び延長スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部のうち何れか一方の各外側部に突設されている係止ピンと、スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部、及び延長スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部のうち何れか他方の各外側部に、軸着ピンで回動可能に軸着され先端部に係止ピンが係合する切欠が形成されている掛金とを備えているものである。
また、掛金に軸着ピンで回動可能に軸着され切欠に係止ピンが係合している場合に、係止ピンが切欠から外れないように係止ピンを弾性部材の弾発力で常時押圧するフックを備えているものである。
また、スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部に脱輪防止壁が突設され、延長スロープの両端に配置された板状部材それぞれの外側部に脱輪防止壁が突設されている場合には、係止ピン及び掛金は対応する脱輪防止壁に設けられているものである。
このような車両用スロープ装置は、展開されているスロープがサイドドア用乗降口から地上に出されている場合において、折り畳まれた延長スロープを展開させ、展開された延長スロープの複数の板状部材の各切欠部に、展開されているスロープの複数の板状部材の長さ方向の一方の端部を重ね、さらに、このように接続されているスロープと延長スロープとを、係止ピンに掛金の切欠を係合することで、当該スロープから当該延長スロープが外れないように連結することができる。したがって、スロープの傾斜勾配(スロープ角)を緩やかにすることができるので、スロープの傾斜勾配を標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させ、商品性を高めることができる。
本発明の第5の態様は第4の態様である車両用スロープ装置において、第1の脚部は、延長スロープの複数の板状部材を展開させた場合において、当該第1の脚部が固定されている板状部材及び第2の脚部が固定されている板状部材を除く延長スロープの板状部材を下部から支持することができるように形成されているものである。
このような第5の態様である車両用スロープ装置によれば、延長スロープと共にスロープの強度を高めることができるので、車椅子を安定した状態で移動させることができる。
本発明の第6の態様は第4の態様又は第5の態様である車両用スロープ装置において、スロープの3枚の板状部材それぞれの長さ方向の一方の端部の上面には面取り及び、下面には切欠部が形成され、延長スロープの3枚の板状部材それぞれの長さ方向の一方の端部の上面には面取り及び、段差部の端面に面取りが形成されているものである。
このような第6の態様である車両用スロープ装置によれば、積載時等の車両の床面高さ変化によりスロープの傾斜勾配が緩やかな状態で、スロープが延長スロープによって延長される場合にも、延長スロープの3枚の板状部材の長さ方向の一方の端部それぞれに、スロープの3枚の板状部材の長さ方向の一方の端部を重ねた時に生じる段差を吸収することができる。
本発明の第7の態様は第4の態様乃至第6の態様のうち何れか1つの態様である車両用スロープ装置において、延長スロープの最下段に位置する板状部材の他方の端部には、折り畳まれた延長スロープの上面を実質的に水平状態で固定できると共に、最下段に位置する板状部材方向に折り畳むことができる第3の脚部を備えているものである。
このような第7の態様である車両用スロープ装置によれば、第1の脚部と、展開した第3の脚部とで、折り畳まれた延長スロープの上面を実質的に水平状態にすることができるので、延長スロープを乗降補助用ステップとして用いることで乗降性を向上させることができる。
本発明の車両用スロープ装置によれば、スロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができると共に、当該スロープを車室内に収納する際、乗降の邪魔になったり、大きな収納スペースを必要とすることになったりせず、而も普通小型車両(コンパクトカー)に適用させることができる。
また、本発明の車両用スロープ装置によれば、スロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができると共に、当該スロープを車室内に収納する際、乗降の邪魔になったり、大きな収納スペースを必要とすることになったりせず、而も普通小型車両(コンパクトカー)に適用させることができ、さらに、製品コストが上がることを抑えることができる。
また、本発明の車両用スロープ装置によれば、スロープをサイドドア用乗降口から地上に対して安定した状態で設置することができると共に、当該スロープを車室内に収納する際、乗降の邪魔になったり、大きな収納スペースを必要とすることになったりせず、而も普通小型車両(コンパクトカー)に適用させることができ、さらに、普通小型車両(コンパクトカー)においてスロープを標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させることができる。
本発明の車両用スロープ装置における好ましい実施の形態例を示す説明図で、(A)はリンク機構及びロック機構の動作状態の斜視図、(B)は回転機構の動作状態の斜視図である。 本発明の車両用スロープ装置の構成要素であるスロープを示す図で、(A)は展開された状態の斜視図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は折り畳んだ状態の正面図、(D)はシートのシートクッションの下に収納した状態の説明図である。 本発明の車両用スロープ装置の構成要素であるリンク機構及びロック機構を示す詳細図で、(A)は斜面図、(B)は(A)の右方向から見た斜視図、(C)は(A)のC−C断面図である。 本発明の車両用スロープ装置の構成要素であるロック機構を示す詳細図で、(A)は斜視図、(B)は(A)のD−D断面図、(C)は(A)のE−E断面図である。 本発明の車両用スロープ装置における好ましい他の実施の形態例を示す説明図で、(A)は本発明の車両用スロープ装置の構成要素である傾倒板及びヒンジを示す図1(B)のA−A断面図、(B)は(A)の折り畳まれたスロープの傾倒状態の斜視図である。 図1に示す本発明の車両用スロープ装置の動作状態を示す説明図で、(A)は折り畳まれたスロープを車室内から車室外に移動させる状態の斜視図、(B)は折り畳まれたスロープを展開させる状態の斜視図、(C)は展開されたスロープを使用して車椅子を車室外から車室内に移動させる状態の斜視図である。 図1に示す本発明の車両用スロープ装置の動作状態を示す説明図で、(A)は展開されたスロープを使用して車室外から車室内に移動された車椅子を固定後、展開されたスロープを折り畳む状態の斜視図、(B)は折り畳まれたスロープを車室内で立脚させる状態の斜視図、(C)は立脚させた折り畳まれたスロープを傾倒させる状態の斜視図である。 本発明の車両用スロープ装置における好ましい他の実施の形態例を示す説明図で、(A)はスロープのスロープ長を延長スロープで延長させた状態の斜視図、(B)は(A)のF−F断面図、(C)は延長スロープの折り畳んだ状態の斜視図、(D)は延長スロープの折り畳んだ状態の正面図である。 図8に示す延長スロープを示す説明図で、(A)は折り畳んだ状態の側面図、(B)は折り畳んだ状態の第1の脚部及び第2の脚部との関係を示す部分斜面図、(C)はスロープと延長スロープとの連結構造を示す部分斜視図、(D)、(E)は展開された状態のスロープと延長スロープとの関係を示す部分側面図である。 図8に示す延長スロープの使用例を示す説明図で、(A)は斜視図、(B)は側面図である。
以下、本発明の車両用スロープ装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明の車両用スロープ装置は、車両の側部に設けられたサイドドア、例えば図1(A)、(B)に示すように、リヤサイドドア用乗降口Oから地上Eにスロープ10を下ろし、車両Cに対して車椅子2の出し入れを容易にするためのものである。この車両用スロープ装置1は図1(A)、(B)、図2(A)、(B)に示すように、3枚の板状部材11A、11B、11Cと、3枚の板状部材11A、11B、11Cの幅方向の端部が隣接した板状部材同士を回動自在に連結する連結部12A、12Bとを有し、各連結部12A、12Bをヒンジにして3枚の板状部材11A、11B、11Cを蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該3枚の板状部材11A、11B、11Cを展開させることで1枚の平坦な通路板にできるスロープ10が、当該スロープ10の長さ方向の一方の端部10aを車両Cの車室外となる地上Eに接地できるようにリヤサイドドア用乗降口O内に搭載されるものである。
3枚の板状部材11A、11B、11Cは、乗員による作業が容易にでき、また、車椅子を載せた際に大きく撓んだり折れたりしないように、材質が軽量である繊維強化プラスチック(FRP)やアルミニウムで形成されている。また、連結部12A、12Bは、ヒンジの他、可撓性を有する合成樹脂製のテープを用いてもよい。
このような車両用スロープ装置1は図1(A)、(B)、図2(A)、(B)、図3(A)、(B)、(C)、図4(A)、(B)、(C)に示すように、リンク機構13、ロック機構14及び回転機構15を備えている。
リンク機構13は、スロープ10が折り畳まれた際に最下段に位置する板状部材11Cの長さ方向の他方の端部10bと、サイドドア用乗降口O内の床面Fとに連結され、折り畳まれたスロープ10を車室内と車室外との間を回動可能に構成されている。
このリンク機構13(特に、図3(A)、(B)、(C)参照。)は、例えば、3つのリンク131A、131B、131Cと、2つの回転対偶を構成する軸132A、132Bとから構成されている。第1のリンク131Aの一端は床面Fに固定され、第2のリンク131Bの一端は最下段に位置する板状部材11Cの長さ方向の他方の端部10bに固定され、第1のリンク131Aの他端は第3のリンク131Cの一端に第1の軸132Aで連結され、第2のリンク131Bの他端は第3のリンク131Cの他端に第2の軸132Bで連結されている。
また、リンク機構13(特に、図3(A)、(B)、(C)参照。)は、第1の軸132A上には第1のトーションスプリング133a、133b及び第2の軸132B上には第2のトーションスプリング134a、134bがそれぞれ設けられている。第1のトーションスプリング133a、133bは第1のリンク131Aに対して第3のリンク131Cが常時開くように当該第1のリンク131A及び当該第3のリンク131Cに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置されている。第2のトーションスプリング134a、134bは第3のリンク131Cに対して第2のリンク131Bが常時閉じるように当該第2のリンク131B及び当該第3のリンク131Cに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置されている。なお、図3(A)、(B)、(C)に示すように、第1のトーションスプリング133a、133bは対向する各腕が一体化され、第2のトーションスプリング134a、134bは対向する各腕が一体化されている。
リンク機構13は、このように構成させることにより、第1のトーションスプリング133a、133b及び第2の軸132B上には第2のトーションスプリング134a、134bの弾発力によって、車室内に傾倒された状態で収納されている折り畳まれたスロープ10を立脚させることが容易になる。
ロック機構14は、スロープ10が折り畳まれた際に最上段に位置する板状部材11Aの長さ方向の他方の端部10b及び床面Fに設けられ、スロープ10が展開された際に最上段に位置する板状部材11Aを床面Fに着脱自在に固定するように構成されている。
このロック機構14(特に、図4(A)、(B)、(C)参照。)は、例えば、最下段に位置する板状部材11Aを着脱自在にサイドドア用乗降口O内に固定する丸落としである。丸落とし14は、最上段に位置する板状部材11Aの長さ方向の他方の端部10bにヒンジ141によって固定され中空穴142aが形成された第一金具142と、床面Fに固定され中空の筒部143aを有する第二金具143と、第一金具142の中空穴142aと第二金具143の筒部143aとに挿通され、第一金具142の中空穴142a及び第二金具143の筒部143a内をスライドすることで第一金具142と第二金具143とを連結可能なスライドロックピン144とを備えて構成されている。
ロック機構14は、このように構成させることにより、スライドロックピン144をスライドさせるだけで第一金具142と第二金具143とを連結させたり、離脱させたりすることができるので、スロープ10が展開された際に最上段に位置する板状部材11Aを床面Fに着脱自在に固定することが容易になる。
回転機構15は、最下段に位置する板状部材11C及びリンク機構13に設けられ、折り畳まれたスロープ10を当該リンク機構13によって立脚させた状態で車両Cの前方向に回転させて当該折り畳まれたスロープ10を床面Fに傾倒させるように構成されている。
この回転機構15(特に、図3(A)、(B)、(C)参照。)は、例えば、折り畳まれたスロープ10を車両Cの前方向に回転させるために、最下段に位置する板状部材11Cを回動自在にリンク機構13の第2のリンク131Bに軸着する回動軸151と、回動軸151を回動中心にして円弧状に移動するように第2のリンク131Bに突設されている傾倒スライドピン152と、第2のリンク131Bに穿設され円弧状に移動する傾倒スライドピン152が摺動可能に係合されるカム穴153とから構成されている。
なお、折り畳まれたスロープ10が立脚されている場合において、最下段に位置する板状部材11Cを第2のリンク131Bに固定するために、最下段に位置する板状部材11Cを第2のリンク131Bにねじ止めするスロープ板部固定ピン154Aと、第2のリンク131Bに形成される切り欠きに係合させるスロープ板部係止ピン154Bとを備えている。
回転機構15は、このように構成させることにより、折り畳まれたスロープ10を回動軸151を回動中心にして回動すると、傾倒スライドピン152がカム穴153に沿って移動させることができるので、当該折り畳まれたスロープ10を床面Fに安定した状態で傾倒させることができる。
また、車両用スロープ装置1は図1(B)、図3(B)、図5(A)に示すように、折り畳まれたスロープ10を回転機構15によって床面Fに傾倒させた際に当該折り畳まれたスロープ10の長さ方向の一方の端部10aを水平方向に揺動させるために、リンク機構13の第2のリンク131Bとスロープ10の最下段に位置する板状部材11Cとの間に摺動可能に設けられ、回動軸151と傾倒スライドピン152とに固定されている傾倒板161と、傾倒板161と折り畳まれたスロープ10の最下段に位置する板状部材11Cとを連結するヒンジ162とを備えている。これは、折り畳まれたスロープ10を回転機構15によって床面Fに傾倒させた際に、車室内に突設している構造体、例えば図5(A)に示すようなピラー部Pに干渉しないようにするものである。
なお、折り畳まれたスロープ10を回転機構15によって床面Fに傾倒させた際に当該折り畳まれたスロープ10の長さ方向の一方の端部10aを水平方向に揺動させる必要がない車両の場合には、傾倒板161及びヒンジ162を備える必要性がないので、スロープ10の最下段に位置する板状部材11Cを回動軸151と傾倒スライドピン152とに固定させておく。
また、図5(B)に示すように、折り畳まれたスロープ10を回転機構15によって傾倒させた際、当該折り畳まれたスロープ10が床面Fを傷つけないようにするために、床面Fとの当接側となるスロープ10の3枚の板状部材11A、11B、11Cのうち何れか1つには先端に弾性部材171aが固定された支持金具171が取り付けられている。また、この際、傾倒されている折り畳まれたスロープ10が容易には動かないようにするために、折り畳まれたスロープ10を着脱自在に車室内の構造体に固定する丸落とし172を備えている。この丸落とし172は上述した丸落とし14と同様の構造なので詳細な説明は省略する。
なお、折り畳まれたスロープ10をリンク機構13によって床面Fに傾倒して収納するため図1(A)に示すように、当該床面Fに設置されたシートSはシートクッションSCをシートバックSB側へ跳ね上げ収納可能とする跳ね上げ機構(図示せず。)を備えている。このシートクッションSCをシートバックSB側へ跳ね上げ収納可能とする跳ね上げ機構は既存のものを使用するので、詳細な説明は省略する。
また、折り畳まれたスロープ10をシートS下に収納した際、当該スロープ10が車両の走行中に揺れ動かないようにするために、当該折り畳まれたスロープ10は図1(A)に示すようなバックル等の留め金具でベルト部を締め付ける固定バンド181で床面Fに固定される。
また、折り畳まれたスロープ10がばらけないようにするために、当該折り畳まれたスロープ10は図1(A)、(B)、図2(C)、図6(A)、図7(B)、(C)に示すようなバックル等の留め金具でベルト部を締め付ける固定バンド182を備えるとよい。
このように構成された本発明の車両用スロープ装置1の動作について、図6(A)、(B)、(C)、図7(A)、(B)、(C)を参照して説明する。なお、折り畳まれたスロープ10が収納されているのはリヤシートSのシートクッションSCの下であり、折り畳まれたスロープ10を出し入れするのはリヤドア乗降口Oとする。
自動車のリヤドアから車椅子を搭載するためには、リヤドアを開き、図6(A)に示すように、まず、跳ね上げ機構を備えたリヤシートSのシートクッションSCを跳ね上げ、その跳ね上げ状態で固定する。この固定機構も周知なので、説明は省略する。そして、床面Fに傾倒状態で収納されている折り畳まれたスロープ10を、リンク機構13によって車室外に向けて回動し、当該スロープ10の長さ方向の一方の端部10aを地上Eに接地させる。この状態で、図6(B)に示すように、折り畳まれたスロープ10を展開することで1枚の平坦な通路板にさせ、さらに、ロック機構14によって最上段に位置する板状部材11Aを床面Fに固定する。これにより、展開されたスロープ10をリヤドア用乗降口Oから地上Eに対して安定した状態で設置することができる。したがって、図6(C)に示すように、車椅子2を展開されたスロープ10上で移動させて車室内に格納することができる。
また、この展開されたスロープ10を車室内に収納する場合には図7(A)に示すように、ロック機構14によってスロープ10の最上段に位置する板状部材11Aの床面Fに対する固定状態を解除させて折り畳む。この折り畳まれたスロープ10を図7(B)に示すように、リンク機構13によって立脚させる。さらに、図7(C)に示すように、回転機構15によって、車両の前方向に回転させて当該折り畳まれたスロープ10を床面Fに傾倒させる。したがって、この折り畳まれたスロープ10はリヤドアに沿って傾倒されることになるので、側突安全性の確保の妨げにならない。
なお、車室内に搭載させた車椅子2を降車させる場合には、リヤドアに沿って傾倒されている折り畳まれたスロープ10を回転機構15によって立脚させ、リンク機構13によって立脚されている折り畳まれたスロープ10を車室外に向けて回動して、当該スロープ10の長さ方向の一方の端部10aを地上に接地させる。この状態で、折り畳まれたスロープ10を展開することで1枚の平坦な通路板にさせ、さらに、ロック機構14によって最上段に位置する板状部材11Aを床面Fに固定することで、展開されたスロープ10をリヤドア用乗降口Oから地上Eに対して安定した状態で設置することができる。したがって、車椅子2をこの展開されたスロープ10上で移動させて車室外に出すことができる。
そして、車椅子2を車室外に出した後に展開されたスロープ10を車室内に収納する場合には、ロック機構14によってスロープ10の最上段に位置する板状部材11Aの床面Fに対する固定状態を解除させて折り畳み、リンク機構13によって車室内に回動させてこの折り畳まれたスロープ10を床面Fに収納することができる。
このように、本発明の車両用スロープ装置1によれば、当該車両用スロープ装置1を上述のようにコンパクトに構成することができるので、スロープ10をリヤドア用乗降口Oから地上Eに対して安定した状態で設置することができると共に、当該スロープ10を車室内に収納する際、乗降の邪魔になったり、大きな収納スペースを必要とすることになったりせず、而も普通小型車両(コンパクトカー)に適用させることができる。
また、本発明の車両用スロープ装置1によれば、複雑なリンク機構と、そのリンク機構を駆動する駆動部とを備えなくてもよいので、製品コストが上がることを抑えることができる。
さらに、本発明の車両用スロープ装置1は図8(A)、(B)に示すように、スロープ10のスロープ長を延長させるために、3枚の板状部材21A、21B、21Cと、3枚の板状部材21A、21B、21Cの幅方向の端部が隣接した板状部材同士を回動自在に連結する連結部22A、22Bとを有し、各連結部22A、22Bをヒンジにして複数の板状部材を蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該3枚の板状部材21A、21B、21Cを展開させることで1枚の平坦な通路板にできる延長スロープ20を備えている。
この延長スロープ20は、さらに、スロープ長を延長させてスロープの傾斜勾配(スロープ角)を緩やかにするために、切欠部211a、211b、211c、第1の脚部22、段差部23、第2の脚部24、係止ピン25及び掛金26を備えている。
切欠部211a、211b、211cは、延長スロープ20の3枚の板状部材21A、21B、21Cを展開させたときの当該各板状部材21A、21B、21Cの長さ方向の一方の端部20aそれぞれに、スロープ10の3枚の板状部材11A、11B、11Cを展開させたときの当該各板状部材11A、11B、11Cの長さ方向の一方の端部10aを重ねた際に生じる段差を吸収するために、延長スロープ20の各板状部材21A、21B、21Cの長さ方向の一方の端部20aの上部側それぞれに切り欠かれている。
第1の脚部22は図9(E)に示すように、延長スロープ20が折り畳まれた際に最下段に位置する板状部材21Cの長さ方向の一方の端部20a(切欠部211c)の下部側に固定されている。
段差部23は図9(D)に示すように、延長スロープ20が折り畳まれた際に最上段に位置する板状部材21Aの長さ方向の一方の端部20aの切欠部211aの先端から突出するように設けられ、当該切欠部211aの面上より低く形成されている。
第2の脚部24は図8(C)、図9(A)、(B)、(D)に示すように、段差部23の下部側に固定され、延長スロープ20の3枚の板状部材21A、21B、21Cを展開させて第1の脚部22と3枚の板状部材21A、21B、21Cの長さ方向の他方の端部20bとが所定のスロープ角で地上Eに接地しているときにおいて地上Eに接地すると共に、延長スロープ20が折り畳まれた場合には第1の脚部22とは干渉しないように配置されている。
また、積載時等の車両の床面高さ変化によりスロープ10の傾斜勾配が緩やかな状態で、スロープ10が延長スロープ20によって延長される場合にも、延長スロープ20の3枚の板状部材21A、21B、21Cの長さ方向の一方の端部20aそれぞれに、スロープ10の3枚の板状部材11A、11B、11Cの長さ方向の一方の端部10aを重ねた時に生じる段差を吸収するために、図9(D)に示すように、3枚の板状部材11A、11B、11Cそれぞれの長さ方向の一方の端部10aの上面には面取り10c及び下面には切欠部10dが形成され、さらに、図9(E)に示すように、3枚の板状部材21A、21B、21Cそれぞれの長さ方向の一方の端部20aの上面には面取り211d及び、段差部23の端面に面取り23aが形成されている。なお、図9(D)、(E)では、積載時等の車両の床面高さ変化により傾斜勾配が緩やかな状態のスロープ10は2点鎖線で示してある。
係止ピン25は図9(C)に示すように、延長スロープ20の両端に配置された板状部材21A、21Cそれぞれの外側部に突設されている。
掛金26は図9(C)に示すように、スロープ10の両端に配置された板状部材11A、11Cそれぞれの外側部に軸着ピン261で回動可能に軸着され先端部に係止ピン25が係合する切欠26aが形成されている。
なお、図9(C)に示すように、掛金26に軸着ピン261で回動可能に軸着され切欠26aに係止ピン25が係合している場合に、係止ピン25が切欠26aから外れないように係止ピン25を弾性部材である引張りコイルばね262の弾発力で常時押圧するフック28を備えてもよい。このフック28には摘み部28aが形成され、この摘み部28aを引張りコイルばね262の弾発力に抗して図9(C)中上方に持ち上げることで、フック28を回動自在に掛金26に固定する軸着ピン281を回動中心にしてフック部28bを係止ピン25から外すことができる。
また、第1の脚部22は、延長スロープ20の3枚の板状部材21A、21B、21Cを展開させた場合において、当該第1の脚部22が固定されている板状部材21C及び第2の脚部24が固定されている板状部材21Aを除く延長スロープの板状部材21Bを下部から支持することができるように形成されている。第1の脚部22を、このように形成することで、延長スロープ20と共にスロープ10の強度を高めることができるので、車椅子を安定した状態で移動させることができる。
また、延長スロープ20は図8(A)、(B)、(C)、(D)、図9(A)、(B)、(C)に示すように、スロープ10の両端に配置された板状部材11A、11Cそれぞれの外側部に脱輪防止壁111が突設され、延長スロープ20の両端に配置された板状部材21A、21Cそれぞれの外側部に脱輪防止壁211が突設されている場合には、係止ピン25は延長スロープ20の各脱輪防止壁211に突設され、掛金26はスロープ10の各脱輪防止壁111に軸着ピン261で回動可能に軸着されている。なお、図9(C)においては、脱輪防止壁に係止ピン及び掛金が設けられている。
さらに、延長スロープ20の最下段に位置する板状部材21Cの他方の端部20bには、折り畳まれた延長スロープ20の上面を実質的に水平状態で固定できると共に、最下段に位置する板状部材21C方向に折り畳むことができる第3の脚部27を備えているとよい。この第3の脚部27を備えることで、第1の脚部22と、展開した第3の脚部27とで、折り畳まれた延長スロープ20の上面を実質的に水平状態にすることができるので、延長スロープ20を乗降補助用ステップとして用いることで乗降性を向上させることができる。
また、折り畳まれた延長スロープ20がばらけないようにするために、当該折り畳まれた延長スロープ20は図8(C)、(D)、図9(B)、図10(A)、(B)に示すようなバックル等の留め金具でベルト部を締め付ける固定バンド201、202を備えるとよい。このような延長スロープ20は、スロープ長を延長しない限りは使用するものではないので、トランクルーム等の収納スペースに収納することになる。
このように構成された延長スロープ20でスロープ10のスロープ長を延長させる場合について説明する。
展開されているスロープ10がリヤドア用乗降口Oから地上Eに出されている場合において、折り畳まれた延長スロープ20を展開させ、展開された延長スロープ20の3枚の板状部材21A、21B、21Cの各切欠部211a、211b、211cに、展開されているスロープ10の3枚の板状部材11A、11B、11Cの長さ方向の一方の端部10aを重ね、さらに、このように接続されているスロープ10と延長スロープ20とを、係止ピン25に掛金26の切欠26aを係合することで、当該スロープ10から当該延長スロープ20が外れないように連結することができる。したがって、車両の乗降口の床面が地上に対して高くなっている車種でもスロープ10の傾斜勾配(スロープ角)を緩やかにすることができるので、スロープ10の傾斜勾配を標準仕様ユニバーサルデザインタクシーの認定制度に規定されている標準仕様認定項目に適合させ、商品性を高めることができる。
なお、上述した実施例においては、スロープ10を構成するスロープ板である板状部材の枚数、及び延長スロープを構成するスロープ板である板状部材の枚数は何れも3枚にしていたが、これに限らず、上述した本発明の特有の作用、効果を得ることができれば何枚でもよい。
また、上述した実施例においては、スロープ10を設置させる位置をリヤドア用乗降口にしていたが、これに限らず、上述した本発明の特有の作用、効果を得ることができればフロントドアでもよい。
また、上述した実施例においては、折り畳まれたスロープ10を傾倒させる方向が車両の前方向に設定されていたが、これに限らず、上述した本発明の特有の作用、効果を得ることができれば折り畳まれたスロープ10の収納位置によっては後方向に設定してもよい。
また、上述した実施例においては、延長スロープ20の係止ピン25が延長スロープ20の両端に配置された板状部材21A、21Cそれぞれの外側部に設けられ、掛金26がスロープ10の両端に配置された板状部材11A、11Cそれぞれの外側部に設けられていたが、これに限らず、係止ピン25をスロープ10の両端に配置された板状部材11A、11Cそれぞれの外側部に設け、掛金26を延長スロープ20の両端に配置された板状部材21A、21Cそれぞれの外側部に設けてもよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……車両用スロープ装置

10……スロープ
10a……長さ方向の一方の端部
10b……長さ方向の他方の端部
11A、11B、11C……板状部材
12A、12B……連結部
13……リンク機構
131A、131B、131C……リンク
132A、132B……軸
133a、133b……第1のトーションスプリング
134a、134b……第2のトーションスプリング
14……ロック機構(丸落とし)
15……回転機構
151……回動軸
152……傾倒スライドピン
153……カム穴
161……傾倒板
162……ヒンジ

20……延長スロープ
20a……長さ方向の一方の端部
20b……長さ方向の他方の端部
21A、21B、21C……板状部材
211a、211b、211c……切欠部
22A、22B……連結部
22……第1の脚部
23……段差部
24……第2の脚部
25……係止ピン
26……掛金
26a……切欠
261……軸着ピン
262……引張コイルばね(弾性部材)
27……第3の脚部

C……車両
O……サイドドア用乗降口
F……床面
E……地上

Claims (13)

  1. 複数の板状部材と、幅方向の端部が隣接した前記板状部材同士を回動自在に連結する連結部とを有し、前記各連結部をヒンジにして前記複数の板状部材を蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該複数の板状部材を展開させることで1枚の平坦な通路板にできるスロープが、当該スロープの長さ方向の一方の端部を車両の車室外となる地上に接地できるように前記車両のサイドドア用乗降口内に搭載される車両用スロープ装置であって、
    前記スロープが折り畳まれた際に最下段に位置する前記板状部材の前記長さ方向の他方の端部と、前記サイドドア用乗降口内の床面とに連結され、折り畳まれた前記スロープを車室内と前記車室外との間を回動可能に構成されているリンク機構と、
    前記スロープが折り畳まれた際に最上段に位置する前記板状部材の前記長さ方向の前記他方の端部及び前記床面に設けられ、前記スロープが展開された際に前記最上段に位置する板状部材を前記床面に着脱自在に固定するロック機構と、
    前記最下段に位置する板状部材及び前記リンク機構に設けられ、折り畳まれた前記スロープを当該リンク機構によって立脚させた状態で前記車両の前後方向のうち何れか一方向に回転させて当該折り畳まれたスロープを前記床面に傾倒させる回転機構とを備えていることを特徴とする車両用スロープ装置。
  2. 前記リンク機構は、3つのリンクと、2つの回転対偶を構成する軸とから構成され、前記第1のリンクの一端は前記床面に固定され、前記第2のリンクの一端は前記最下段に位置する前記板状部材の前記長さ方向の前記他方の端部に固定され、前記第1のリンクの他端は前記第3のリンクの一端に前記第1の軸で連結され、前記第2のリンクの他端は前記第3のリンクの他端に前記第2の軸で連結されていることを特徴とする請求項1記載の車両用スロープ装置。
  3. 前記リンク機構は、前記第1の軸上には第1のトーションスプリング及び前記第2の軸上には第2のトーションスプリングがそれぞれ設けられ、前記第1のトーションスプリングは前記第1のリンクに対して前記第3のリンクが常時開くように当該第1のリンク及び当該第3のリンクに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置され、前記第2のトーションスプリングは前記第3のリンクに対して前記第2のリンクが常時閉まるように当該第2のリンク及び当該第3のリンクに対してスプリング両端部の各腕が個別に係合されるように配置されていることを特徴とする請求項2記載の車両用スロープ装置。
  4. 前記回転機構は、前記折り畳まれたスロープを前記車両の前記前後方向のうち何れか一方向に回転させるために、前記最下段に位置する板状部材を回動自在に前記リンク機構の前記第2のリンクに軸着する回動軸と、前記回動軸を回動中心にして円弧状に移動するように前記第2のリンクに突設されている傾倒スライドピンと、前記第2のリンクに穿設され前記円弧状に移動する前記傾倒スライドピンが摺動可能に係合されるカム穴とから構成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用スロープ装置。
  5. 前記ロック機構は、前記最上段に位置する板状部材を着脱自在に前記サイドドア用乗降口内に固定する丸落としであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  6. 折り畳まれた前記スロープを前記回転機構によって前記床面に傾倒させた際に当該折り畳まれたスロープの前記長さ方向の前記一方の端部を水平方向に揺動させるために、
    前記リンク機構の前記第2のリンクと前記スロープの前記最下段に位置する板状部材との間に摺動可能に設けられ、前記回動軸と前記傾倒スライドピンとに固定されている傾倒板と、
    前記傾倒板と前記スロープの前記最下段に位置する板状部材とを連結するヒンジとを備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項5のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  7. 前記折り畳まれたスロープを前記リンク機構によって前記床面に傾倒して収納するために、当該床面に設置されたシートはシートクッションをシートバック側へ跳ね上げ収納可能とする跳ね上げ機構を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  8. 前記スロープのスロープ長を延長させるために、複数の板状部材と、幅方向の端部が隣接した前記板状部材同士を回動自在に連結する連結部とを有し、前記各連結部をヒンジにして前記複数の板状部材を蛇腹状に折り畳んで格納状態にできると共に、折り畳まれた当該複数の板状部材を展開させることで1枚の平坦な通路板にできる延長スロープを備え、
    前記延長スロープは、
    前記延長スロープの前記複数の板状部材を展開させたときの当該各板状部材の長さ方向の一方の端部それぞれに、前記スロープの前記複数の板状部材を展開させたときの当該各板状部材の前記長さ方向の前記一方の端部を重ねた際に生じる段差を吸収するために、前記延長スロープの前記各板状部材の前記長さ方向の前記一方の端部の上部側それぞれに切り欠かれた切欠部と、
    前記延長スロープが折り畳まれた際に最下段に位置する前記板状部材の前記長さ方向の前記一方の端部の下部側に固定されている第1の脚部と、
    前記延長スロープが折り畳まれた際に最上段に位置する前記板状部材の前記長さ方向の前記一方の端部の前記切欠部の先端から突出するように設けられ、当該切欠部の面上より低く形成された段差部と、
    前記段差部の下部側に固定され、前記延長スロープの前記複数の板状部材を展開させて前記第1の脚部と前記複数の板状部材の前記長さ方向の他方の端部とが所定のスロープ角で前記地上に接地しているときにおいて前記地上に接地すると共に、前記延長スロープが折り畳まれた場合には前記第1の脚部とは干渉しないように配置される第2の脚部と、
    前記スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの外側部、及び前記延長スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの外側部のうち何れか一方の前記各外側部に突設されている係止ピンと、
    前記スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの外側部、及び前記延長スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの外側部のうち何れか他方の前記各外側部に、軸着ピンで回動可能に軸着され先端部に前記係止ピンが係合する切欠が形成されている掛金とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  9. 前記掛金に軸着ピンで回動可能に軸着され前記切欠に前記係止ピンが係合している場合に、前記係止ピンが前記切欠から外れないように前記係止ピンを弾性部材の弾発力で常時押圧するフックとを備えていることを特徴とする請求項8記載の車両用スロープ装置。
  10. 前記スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの前記外側部に脱輪防止壁が突設され、前記延長スロープの両端に配置された前記板状部材それぞれの前記外側部に脱輪防止壁が突設されている場合には、前記係止ピン及び前記掛金は対応する前記脱輪防止壁に設けられていることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の車両用スロープ装置。
  11. 前記第1の脚部は、前記延長スロープの前記複数の板状部材を展開させた場合において、当該第1の脚部が固定されている前記板状部材及び前記第2の脚部が固定されている前記板状部材を除く前記延長スロープの前記板状部材を下部から支持することができるように形成されていることを特徴とする請求項8乃至請求項10のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  12. 前記スロープの前記3枚の板状部材それぞれの前記長さ方向の前記一方の端部の上面には面取り及び、下面には切欠部が形成され、前記延長スロープの前記3枚の板状部材それぞれの前記長さ方向の前記一方の端部の上面には面取り及び、前記段差部の端面に面取りが形成されていることを特徴とする請求項8乃至請求項10のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
  13. 前記延長スロープの前記最下段に位置する板状部材の前記他方の端部には、折り畳まれた前記延長スロープの上面を実質的に水平状態で固定できると共に、前記最下段に位置する板状部材方向に折り畳むことができる第3の脚部を備えていることを特徴とする請求項8乃至請求項12のうち何れか1項に記載の車両用スロープ装置。
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