JP2009279269A - 格納式スロープ板構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性が高く、走破性の低下を生じさせることなく、簡単に短時間で車両の乗降口と地面との間に架設することができる格納式スロープ板構造を提供する。
【解決手段】複数重に折畳み可能で車両乗降口に設置される車椅子乗降用スロープ板と、前記乗降口の幅方向端縁部に配置され、前記スロープ板に結合して、前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とする第一のヒンジと、前記スロープ板に結合し、前記スロープ板を前記車両の外方向へ回動可能とする第二のヒンジと、前記複数重に折畳んだスロープ板を展開する第三のヒンジと、前記スロープ板展開時に該スロープ板が上下方向へ屈曲することを防止する屈曲防止部材とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両乗降口に設置され、車両から地上にスロープを下ろし車椅子等の車両への乗降を安全かつ容易にする格納式スロープ板構造に関する。
従来より、超低床バスなどの車両においては、乗降口床面と地面(路面又は歩道面)との間にスロープ板を架設することにより、車椅子使用者が安全かつ容易に乗降できるようにしている。このような車椅子使用者の乗降時に架設するスロープ板は、車椅子使用者の乗降時以外には必要なく、また車椅子使用者が車両に乗降する頻度は高くないため、通常は車内の乗降口付近又は乗降口下側に設けた収納箱内に前記スロープ板は収納されており、必要に応じて運転手などの乗務員が前記収納箱から前記スロープ板を取り出して、前述のように乗降口床面と地面との間にスロープ板を架設するようにしている。
しかしながら、前記スロープ板の架設作業は、スロープ板が大きな重量を有することに加え、スロープ板上端位置をバスの乗降口床面の所定位置に合わせる位置決め作業や、スロープ板が前記乗降口から外れることを防止するためにスロープ板をベルトなどで固定する固定作業が必要であるため長時間の重労働であり、作業を行う乗務員への負担が大きいという問題がある。さらに前記スロープ板の架設には長時間を要するため、路線バスなどではスロープ板の架設作業により後続車両への迷惑及び運行ダイヤが乱れる可能性もある。
そのため、スロープ板の架設作業を楽に短時間で行うことができる技術として、乗降口の下側を二重構造とし、該二重構造部分にスロープ板の収納部を設け、該収納部にレール、ローラ等を介してスロープ板を収納し、スロープ板使用時には前記レール、ローラを使用してスロープ板を前記収納部から引き出して乗降口床面と地面との間に架設することを可能とした技術が、例えば特許文献1、特許文献2に開示されている。
登録実用新案第2542090号公報 登録実用新案第2597387号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示された技術においては、乗降口の下側を二重構造としてスロープ板の収納部を設けるため、前記収納部が車両下方へ突出し、車両の最低地上高が低くなり、道路と歩道との縁石を乗り越える場合等の走破性が低下するという問題がある。
さらに、乗降口の下側を二重構造とする必要があるために乗降口の下側に他の車両部品が配されている既存の車両に対して特許文献1又は2に開示されている技術を適用することはできず、特許文献1又は2に開示されている技術を適用するためには車両の設計、製作時から乗降口下側を二重構造としておく必要があり、車体共通化の汎用性が低いという課題もある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、汎用性が高く、走破性の低下を生じさせることなく、簡単に短時間で車両の乗降口と地面との間に架設することができる格納式スロープ板構造を提供することを目的とする。
第一の板部材と第二の板部材から成り、該第二の板部材は、該第一の板部材と重なる後退位置と、該後退位置よりも第一の板部材の先端側に位置する進出位置との間で移動可能に前記第一の板部材に連結され、車両乗降口に設置される車椅子乗降用スロープ板と、前記乗降口の幅方向端縁部に配置され、前記スロープ板に結合して、前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とする第一のヒンジと、前記スロープ板に結合し、前記スロープ板を前記車両の外方向へ回動可能とする第二のヒンジと、前記第二の板部材が進出位置に位置するスロープ板展開時に該スロープ板が上下方向へ屈曲することを防止する屈曲防止部材とを備えたことを特徴とする。
前記第一のヒンジにより前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とするとともに前記第二のヒンジによりスロープ板を車両外方向へ回動可能としたので、前記スロープ板を車両乗降口の車幅方向壁面に収納できるため、車両乗降口付近に大きな面積をとらずにスロープ板を収納することができる。また前記第二の板部材を前記後退位置として収納し、前記スロープ板使用時には前記第二の板部材を進出位置とすることでさらに収納面積を小さくすることができるとともに展開時の作業が容易になる。
また、前述のようにスロープ板を車内に収納することができるため乗降口の下側を二重構造にする必要がなく、乗降口下側を二重構造にするためのコストが必要なくなるとともに、乗降口下側周辺の車両部品の配置の自由度が大きくなる。さらに、乗降口下側に二重構造とした収納部を設ける必要がないため、車両の最低地上高を高く確保することができ、車両の走破性の低減を防止することができる。
上記課題を解決するため本発明においては、
複数重に折畳み可能で車両乗降口に設置される車椅子乗降用スロープ板と、前記乗降口の幅方向端縁部に配置され、前記スロープ板に結合して、前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とする第一のヒンジと、前記スロープ板に結合し、前記スロープ板を前記車両の外方向へ回動可能とする第二のヒンジと、前記複数重に折畳んだスロープ板を展開する第三のヒンジと、前記スロープ板展開時に該スロープ板が上下方向へ屈曲することを防止する屈曲防止部材とを備えたことを特徴とする。
前記第一のヒンジにより前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とするとともに前記第二のヒンジによりスロープ板を車両外方向へ回動可能としたので、前記スロープ板を車両乗降口の車幅方向壁面に収納できるため、車両乗降口付近に大きな面積をとらずにスロープ板を収納することができる。また前記スロープ板を折畳んで収納し、前記スロープ板使用時には前記第三のヒンジを用いて展開することでさらに収納面積を小さくすることができるとともに展開時にスロープ板に段差が生じない。また、前記第一〜第三のヒンジによって、前記スロープ板の収納及び展開が可能となるため、スロープ板の収納及び展開を容易に短時間で実施することができる。
また、前述のようにスロープ板を車内に収納することができるため乗降口の下側を二重構造にする必要がなく、乗降口下側を二重構造にするためのコストが必要なくなるとともに、乗降口下側周辺の車両部品の配置の自由度が大きくなる。さらに、乗降口下側に二重構造とした収納部を設ける必要がないため、車両の最低地上高を高く確保することができ、車両の走破性の低減を防止することができる。
また、前記スロープ板が前記乗降口の幅方向に回動したときに、前記スロープ板が前記第一のヒンジを中心にして回動することを規制するストッパ部材が配設されていることを特徴とする。
これにより、前記スロープ板の使用時に、スロープ板が前記第一のヒンジを中心にして回動することを規制することができるため、前記スロープ板を使用して安全に車椅子で前記車両への乗降が可能となる。
また、前記屈曲防止部材は、断面が略C型を成し、前記スロープ板の乗降口幅方向の端縁部に前記略C型の開口部が前記端縁部に嵌着した棒状型部材で、前記複数重に折畳まれたスロープ板の折畳み部又は前記第一の板部材と第二の板部材の境界部を跨ぐ位置に移動可能としたことを特徴とする。
前記スロープ板の乗降口幅方向に略C型の開口部を有した棒状型部材を嵌着させ、前記棒状型部材をスロープ板展開時に複数重に折畳まれたスロープ板の折畳み部又は前記第一の板部材と第2の板部材の境界部を跨ぐ位置に移動させることにより、スロープ板の屈曲を確実に防止することができる。
以上記載のごとく本発明によれば、汎用性が高く、走破性の低下を生じさせることなく、簡単に短時間で車両の乗降口と地面との間に架設することができる格納式スロープ板構造を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、実施例1におけるスロープ板を車内に収納した状態における乗降口周辺の斜視図であり、図2は実施例1におけるスロープ板を車内に収納した状態における第一のヒンジ及び第二のヒンジ周辺の斜視図である。本実施例1に適用される車両は車両側面に乗降口を有する超低床バスであるが、車椅子使用者が車椅子に乗ったまま乗降する乗降口を有する車両であればその他の車両にも適用することができる。
スロープ板を車内に収納した状態における乗降口周辺の構成について図1及び図2を参照して説明する。
スロープ板3は、前記乗降口の前方に直立させた軸4の車両内側方向に取り付けられ、車椅子使用者の乗降時以外には図1に示したように乗降口1の前方に設けられた壁面2に立てかけられ、さらにバンド11を用いて前記軸4とともに壁面2に固定されている。また、スロープ3は後述するように第一の板部材と第二の板部材から成っており、前記第二の板部材は前記第一の板部材内に収納されている。
さらに、前記軸4はその下側端部で、軸4及びスロープ板3を乗降口の幅方向即ち車両前後方向に回動可能とする第一のヒンジ7と、軸4及びスロープ板3を乗降口1の車両外側方向へ回動可能とする第二のヒンジ5に結合されている。前記第一のヒンジ7及び第二のヒンジ5は乗降口1の前方の床面に直接固定するか、図2に示したように乗降口1の前方の床面に切り欠き部9を設けて床面下側の車両部品(不図示)に固定する。切り欠き部9は必ずしも設ける必要はないが、切り欠き部9を設けた方が、第一のヒンジ7及び第二のヒンジ5と軸4との結合位置が低い位置となるため、スロープ板3を前記壁面2に立てかけて収納時に安定しやすい。
また前記軸4には収納時における車両後方側に凸部6が設けられており、前記第一のヒンジ7によって軸4を回動させたときに前記凸部6と対向する位置の前記乗降口1の床面には凹部8が前記凸部6と嵌合するように設けられている。
図3は、実施例1におけるスロープ板架設の手順を示す説明図であり、図4は、実施例1におけるスロープ板架設時の側面図であり、図5は、実施例1におけるスロープ板架設時のスロープ板の斜視図であり、図6は、図5におけるA−A断面図である。
スロープ板を車内に収納した状態から、車椅子使用者がバスに乗降できるようにスロープ板を架設する手順を図1、図3、図4及び図5を参照して説明する。
通常、図1に示し前述したようにスロープ板3は壁面2に立てかけられバンド11によって固定されて収納されている。
車椅子使用者の乗降時などのスロープ板3を使用する必要がある場合、運転手などのバス乗務員は以下の手順によってスロープ板3を乗降口1と地面の間に架設する。
まず、スロープ板3及び軸4を固定しているバンド11を取り外す。バンド11を取り外した状態は図3(A)で示したようになる。
次に図3(B)に示したように、第一のヒンジ7を用いてスロープ板3及び軸4を車両後方側に、スロープ板3及び軸4が乗降口1の床面に接するまで回動させる。このとき、前述のように軸4を回動させたときに軸4に設けた凸部6と対向する位置の乗降口1の床面に凹部8が凸部6と嵌合するように設けられているため、凸部6と凹部8が嵌合する。
次に、
1、前記第二のヒンジ5を用いて軸4を中心にスロープ板3を車両外方側に回動させる。
2、スロープ板3を形成し軸4に取り付けられている第一の板部材3a内部から第二の板部材3bを引き出し、該第二の板部材3bの下側端部を歩道10などの地面に当接させる。
なお、前記第二の板部材3bの下側端部と歩道10との当接位置は、第一の板部材3aからの第二の板部材3bの引き出し量を変えることによりスロープ板の取付角度を微調整することができ、歩道の有無や歩道高さの違いなど、乗降口と地面との高さが異なった場合でもスロープ板3は使用可能である。
これによりスロープ板3が乗降口1床面と地面(歩道10)との間に図4に側面図を示したように架設される。
さらに、スロープ板3を構成する第一の板部材3aと第二の板部材3bとには、第二の板部材3bを第一の板部材3aから引き出したときに連続するように、それぞれスロープ板架設時における上面に溝部13a、13b、下面に溝部13c(不図示)、13dが設けられており、該溝部内を移動可能に断面が略C型を成し、前記溝部に嵌着した棒状型の屈曲防止部材15が設けられている。
前記屈曲防止部材15は、スロープ板3の不使用時、即ち第二の板部材3bが第一の板部材3aに収納されている時には第一の板部材3aに設けられた溝部13a、13cに嵌着させ、スロープ板3の使用時、即ち第二の板部材3bが第一の板部材3aから引き出されている時には第一の板部材3aと第二の板部材3bの境界部を跨ぐ位置で、第一の板部材3aに設けられた溝部13a、13c及び第二の板部材3bに設けられた溝部13c、13dに嵌着させる。
屈曲防止部材15を第一の板部材3aと第二の板部材3bの境界部を跨ぐ位置で前記各溝部13a、13b、13c、13dに嵌着させることで、第一の板部材3aと第二の板部材3bとの境界でのスロープ板3の屈曲を防止することができる。
以上により車椅子使用者は、車椅子に乗ったままスロープ板3上を通ってスムースに乗降口から乗降することができる。
また、スロープ板3を収納する場合には上記と逆の操作をすればよい。
即ち、以下の手順でスロープ板3を収納する。
1、屈曲防止部材15を第一の板部材3aに設けられた溝部13a、13cに嵌着させる位置に移動させる。
2、第二の板部材3bを第一の板部材3a内に収納する。
3、第二のヒンジ5を用いて軸4を中心にスロープ板3を車両内方側に回動させる。
4、第一のヒンジ7を用いてスロープ板3及び軸4を車両前方側に回動させ、壁面2にスロープ板を立てかける。
5、バンド11でスロープ板3及び軸4を壁面2に固定する。
以上説明したように、本実施例1によれば、第一のヒンジ7によりスロープ板3を乗降口1の車両後方に回動可能とするとともに第二のヒンジ5によりスロープ板3を車両外方向へ回動可能としたので、スロープ板3を車両乗降口の車幅方向に位置する壁面2に立てかけて収納できるため、車両乗降口付近に大きな面積をとらずにスロープ板3を収納することができる。また第二の板部材3bを第一の板部材3a内に収納し、スロープ板3使用時には第二の板部材3bを第一の板部材3aから引き出すことでさらに収納面積を小さくすることができるとともに、展開時の作業を容易に行うことができる。
また、乗降口下側に二重構造とした収納部を設ける必要がないため、車両の最低地上高を高く確保することができ、車両の走破性の低減を防止することができる。
図8は実施例2におけるスロープ板架設時のスロープ板3の斜視図である。スロープ板3の形状以外は実施例1と同じであるため、図3(c)を図7に置き換えて図1〜図4を流用し説明を省略する。
実施例2においては、スロープ板収納時には、スロープ板3を第三のヒンジ24で前記軸4に取り付けられた第一スロープ部23aと、歩道10に当接する第二スロープ部23bとが重なるように二重に折畳んで収納する。なお、本実施例2においてはスロープ板3を二重に折畳んで収納するが、三重以上の複数重に折畳むようにすることもできる。
また、スロープ板3を展開して使用する場合には、折畳み部に設けた第三のヒンジ24を用いて展開し、第二スロープ部23bを歩道10などの地面に当接させる(図7参照)。
さらに、スロープ板3を構成する第一スロープ部23aと第二スロープ部23bとには、スロープ板3を第三のヒンジ24を用いて展開したときに連続するように、それぞれスロープ板架設時における上面に溝部33a、33b、下面に溝部33c(不図示)、33d(不図示)が設けられており、該溝部内を移動可能に断面が略C型を成し、前記溝部に嵌着した棒状型の屈曲防止部材35が設けられている。
前記屈曲防止部材35は、スロープ板3の不使用時、即ち折畳み時には第一スロープ部23aに設けられた溝部33a、33cに嵌着させ、スロープ板3の使用時、即ち展開時には第一スロープ部23aと第二スロープ部23bの境界部を跨ぐ位置で、第一スロープ部23aに設けられた溝部33a、33c及び第二スロープ部23bに設けられた溝部33c、33dに嵌着させる。
屈曲防止部材35を第一スロープ部23aと第二スロープ部23bの折り畳み位置を跨ぐ位置で前記各溝部33a、33b、33c、33dに嵌着させることで、第一スロープ部23aと第二スロープ部23bとの境界でのスロープ板3の屈曲を防止することができる。
以上説明したように、本実施例2によれば、第一のヒンジ7によりスロープ板3を乗降口1の車両後方に回動可能とするとともに第二のヒンジ5によりスロープ板3を車両外方向へ回動可能としたので、スロープ板3を車両乗降口の車幅方向に位置する壁面2に立てかけて収納できるため、車両乗降口付近に大きな面積をとらずにスロープ板3を収納することができる。またスロープ板3を折畳むことで収納面積を小さくすることができるとともに、展開時にスロープ板に段差が生じず車椅子での通行がしやすい。
また、乗降口下側に二重構造とした収納部を設ける必要がないため、車両の最低地上高を高く確保することができ、車両の走破性の低減を防止することができる。
実施例1におけるスロープ板を車内に収納した状態における乗降口周辺の斜視図である。 実施例1におけるスロープ板を車内に収納した状態における第一のヒンジ及び第二のヒンジ周辺の斜視図である。 実施例1におけるスロープ板架設の手順を示す説明図である。 実施例1におけるスロープ板架設時の側面図である。 実施例1におけるスロープ板架設時のスロープ板の斜視図である。 図5におけるA−A断面図である。 実施例2におけるスロープ板架設の手順の一部を示す説明図である。 実施例2におけるスロープ板架設時のスロープ板の斜視図である。
符号の説明
1 乗降口
2 壁面
3 スロープ板
3a 第一の板部材
3b 第二の板部材
5 第二のヒンジ
6 凸部
7 第一のヒンジ
8 凹部
10 歩道
11 バンド
13a、13b、13c、13d 溝部
15 屈曲防止部材
24 第三のヒンジ
33a、33b、33c、33d 溝部
35 屈曲防止部材

Claims (4)

  1. 第一の板部材と第二の板部材から成り、該第二の板部材は、該第一の板部材と重なる後退位置と、該後退位置よりも第一の板部材の先端側に位置する進出位置との間で移動可能に前記第一の板部材に連結され、車両乗降口に設置される車椅子乗降用スロープ板と、
    前記乗降口の幅方向端縁部に配置され、前記スロープ板に結合して、前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とする第一のヒンジと、
    前記スロープ板に結合し、前記スロープ板を前記車両の外方向へ回動可能とする第二のヒンジと、
    前記第二の板部材が進出位置に位置するスロープ板展開時に該スロープ板が上下方向へ屈曲することを防止する屈曲防止部材とを備えたことを特徴とする格納式スロープ板構造。
  2. 複数重に折畳み可能で車両乗降口に設置される車椅子乗降用スロープ板と、
    前記乗降口の幅方向端縁部に配置され、前記スロープ板に結合して、前記スロープ板を前記乗降口の幅方向に回動可能とする第一のヒンジと、
    前記スロープ板に結合し、前記スロープ板を前記車両の外方向へ回動可能とする第二のヒンジと、
    前記複数重に折畳んだスロープ板を展開する第三のヒンジと、
    前記スロープ板展開時に該スロープ板が上下方向へ屈曲することを防止する屈曲防止部材とを備えたことを特徴とする格納式スロープ板構造。
  3. 前記スロープ板が前記乗降口の幅方向に回動したときに、前記スロープ板が前記第一のヒンジを中心にして回動することを規制するストッパ部材が配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の格納式スロープ板構造。
  4. 前記屈曲防止部材は、断面が略C型を成し、前記スロープ板の乗降口幅方向の端縁部に前記略C型の開口部が前記端縁部に嵌着した棒状型部材で、前記複数重に折畳まれたスロープ板の折畳み部又は前記第一の板部材と第二の板部材の境界部を跨ぐ位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1〜3何れかに記載の格納式スロープ板構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015098249A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 トヨタ自動車東日本株式会社 車両用スロープ装置
JP2015150328A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 住友ゴム工業株式会社 携帯用スロープ、それを用いた展開方法及び折畳み方法

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