JP6642492B2 - スロープ及び車両用スロープ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スロープ及び車両用スロープ装置に関する。
例えば、特許文献1には、車両後端から後方側へ向かって展開される車両用スロープ装置に関する技術が開示されている。この車両用スロープ装置は、スライド機構及び折畳み機構を備えており、スライド機構によりスロープ部材(スロープ)がスライド可能とされ、スロープ部材はスライドして展開及び格納可能とされている。また、折畳み機構により、スロープ部材を支持する支持レッグが当該スロープ部材に対して折畳み可能とされ、展開及び格納可能とされている。そして、この支持レッグは、展開された状態で、地面に当接しスロープ部材が支持される。
特許第5102010号公報
しかしながら、上記先行技術では、支持レッグが棒状体であり、支持レッグの先端部が地面に接触するようになっている。このため、当該支持レッグを介してスロープ部材側では、応力が集中しやすくなる。したがって、スロープ部材自体の変形を抑制するため、スロープ部材の板厚を厚くする必要があるが、この場合、スロープの重量が増加してしまう。
本発明は上記事実を考慮し、スロープの支持剛性を高めつつ、スロープの重量増加を抑制することができるスロープ及び車両用スロープ装置を得ることが目的である。
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明のスロープは、スロープ面を有するスロープ本体と、前記スロープ本体が使用されるとき、前記スロープ本体の延在方向に対して直交するスロープ本体の幅方向の両端側において、当該スロープ本体の延在方向の中央部を含んで延在方向に沿って配置され、側面視で前記スロープ本体の延在方向の一端部側から他端部側へ向かうにつれて高さが低くなるように形成された三角形状を成し、下端が接地面に接地されて当該スロープ本体を下方側から支持する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記スロープ本体に対して折り畳まれた状態で格納され、当該スロープ本体の幅方向に沿って展開された状態で、前記スロープ本体は使用可能とされる
請求項1記載の本発明のスロープでは、スロープ面を有するスロープ本体が使用されるとき、当該スロープ本体は支持部材によって下方側から支持されるようになっている。ここで、支持部材は、スロープ本体の延在方向の中央部を含んでスロープ本体の延在方向に沿って配置されており、側面視でスロープ本体の延在方向の一端部側から他端部側へ向かうにつれて高さが低くなるように形成された三角形状を成している。そして、支持部材の下端が接地面に接地された状態で、スロープ本体は下方側から支持されることとなる。
例えば、スロープ本体を支持する支持部(支持部材とは異なる)がスロープ本体の延在方向の中央部のみに設けられた場合、スロープ本体に作用する荷重は当該支持部が存在するためにスロープ本体の延在方向の中央部に集中することになる。また、スロープ本体の延在方向の前端と支持部との間、及びスロープ本体の延在方向の後端と支持部との間には、支持部は設けられていないため、その領域ではスロープ本体の撓みが懸念される。この懸念をなくすため、スロープ本体の剛性を上げるべく板厚を厚くすると、その分、スロープの重量が増加してしまう。
これに対して、本発明では、前述のように、支持部材は、スロープ本体の延在方向の中央部を含んでスロープ本体の延在方向に沿って配置されているため、スロープ本体の延在方向の中央部にのみ支持部が設けられた場合と比較して、スロープ本体に作用する荷重は分散されることとなり、結果的に、スロープ本体の支持剛性を高めることができる。
すなわち、本発明では、スロープ本体の延在方向に沿って支持部材が配置されることで、スロープ本体では広範囲に支持反力を得ることができ、スロープ本体の撓みを抑制することができる。つまり、支持部材も含めたスロープ全体で剛性が高くなり、その分、スロープ本体の板厚を薄くすることができる。その結果、スロープの軽量化が可能となる。
なお、ここでの「三角形状」では、所謂「略三角形状」を意味している。このため、例えば、支持部材において、スロープ本体の延在方向の他端部側の頂部が切り落とされた形状であったとしても、全体として三角形を成していればよい。
さらに、本発明では、支持部材は、スロープ本体に対して折り畳まれた状態で格納されるように設定されており、スロープ本体の幅方向に沿って展開されるようになっている。すなわち、支持部材は、格納された状態から、スロープ本体の幅方向の内側から外側へ向かって展開され、或いは、スロープ本体の幅方向の外側から内側へ向かって展開されることとなる。このように、支持部材が、スロープ本体に対して折り畳まれた状態で格納されることで、支持部材が折り畳まれない場合と比較して、スロープの収納性が向上する。
請求項2記載の本発明のスロープは、請求項1記載の本発明のスロープにおいて、前記スロープ本体の延在方向の先端部及び後端部のうち、少なくとも一方には、前記スロープ面とで成す角度を調整可能なヒンジパネルが設けられている。
請求項2記載の本発明のスロープでは、スロープ本体の延在方向の先端部及び後端部のうち、少なくとも一方にはヒンジパネルが設けられており、このヒンジパネルは、スロープ本体のスロープ面とで成す角度を調整可能となっている。これにより、支持部材の高さ方向の寸法とスロープ本体における延在方向に沿った寸法との間の寸法調整を図ることができる。
請求項記載の本発明のスロープは、請求項1又は請求項2に記載のスロープにおいて、前記支持部材は、前記スロープ本体の幅方向の両端側において当該スロープ本体の延在方向に沿って第1軸部が設けられ、前記第1軸部を中心に回動可能とされている。
請求項記載の本発明のスロープでは、支持部材は、スロープ本体の幅方向の両端部において、スロープ本体の延在方向に沿って第1軸部が設けられており、当該第1軸部を中心に回動可能とされており、簡単な構成で支持部材を格納又は展開させることができる。
請求項記載の本発明のスロープは、請求項1又は請求項2に記載のスロープにおいて、前記支持部材は、前記スロープ本体の幅方向に沿って回動可能とされ、当該支持部材が展開された状態において、側面視で三角形状を成し、自由端部が前記接地面に接地する支持壁と、前記支持部材が展開された状態で前記支持壁と共に閉断面部を形成し、当該支持部材が格納される際は、前記閉断面部内へ向かって内折れするヒンジ壁と、を含んで構成されている。
請求項記載の本発明のスロープでは、支持部材は、支持壁とヒンジ壁を含んで構成されており、支持壁は、スロープ本体の幅方向に沿って回動可能とされ、支持部材が展開された状態において、側面視で三角形状を成し、支持壁の自由端部が接地面に接地するようになっている。一方、ヒンジ壁は、支持部材が展開された状態で、支持壁と共に閉断面部を形成するようになっており、支持部材が格納される際は、当該閉断面部の内側へ向かって内折れするようになっている。すなわち、支持部材が格納される際は、支持壁の回動と共にヒンジ壁の内折れによって、支持部材は折り畳まれることとなる。
請求項記載の本発明のスロープは、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のスロープにおいて、前記スロープ本体は、第1スロープ部材と、前記支持部材が格納され、前記第1スロープ部材とその板厚方向に重なって格納状態とされ、かつ前記第1スロープ部材に対して前記スロープ本体の延在方向に沿って相対的にスライドして第1スロープ部材の先端側に展開される第2スロープ部材と、を含んで構成されている。
請求項記載の本発明のスロープでは、スロープ本体は、第1スロープ部材と第2スロープ部材とを含んで構成されており、第2スロープ部材に支持部材が格納された状態で、第2スロープ部材と第1スロープ部材とがその板厚方向に重なって格納状態とされる。そして、展開する際は、第2スロープ部材が、第1スロープ部材に対してスロープ本体の延在方向に沿って相対的にスライドして第1スロープ部材の先端側に配置される。
このように、支持部材が格納された第2スロープ部材が第1スロープ部材とその板厚方向に重なって格納されるため、第1スロープ部材、第2スロープ部材及び支持部材を板厚方向にコンパクトにまとめることができる。
すなわち、本発明では、第1スロープ部材を接地面に置いた状態では、第2スロープ部材を水平方向に沿ってスライドさせるだけで、スロープ本体の格納、展開を行うことができる。このため、例えば、第2スロープ部材を第1スロープ部材に対して回動させて、格納又は展開させる場合と比較して、便利である。
なお、ここでの「第1スロープ部材とその板厚方向に重なって格納状態とされ」は、第1スロープ部材と第2スロープ部材とがその板厚方向に単純に重なった状態の他、例えば、第1スロープ部材側において、第2スロープ部材をスライドさせるレール部が設けられ、当該第1スロープ部材に第2スロープ部材が収容されて、第1スロープ部材と第2スロープ部材とがその板厚方向に重なる状態も含まれる。
請求項記載の本発明のスロープは、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のスロープにおいて、前記スロープ本体に設けられ、当該スロープ本体の幅方向に沿って設けられスロープ本体をその延在方向に圧縮するように折り畳む折畳みの起点となる第1折れ線と、前記支持部材に設けられ、前記第1折れ線に対して前記スロープ本体の板厚方向の異なる位置で当該支持部材を前記スロープ本体の幅方向の内側へ折り畳む折畳みの起点となる第2折れ線と、をさらに有している。
請求項記載の本発明のスロープでは、スロープ本体に第1折れ線が設けられており、当該第1折れ線を折畳みの起点として、スロープ本体をその延在方向に圧縮するように折り畳むことができる。また、支持部材には第2折れ線が設けられており、当該第2折れ線を折畳みの起点として、第1折れ線に対してスロープ本体の板厚方向の異なる位置で支持部材をスロープ本体の幅方向の内側へ折り畳むことができる。
つまり、スロープ本体を格納、展開する際に、スロープ本体と支持部材とが干渉しないようにしている。これにより、例えば、圧縮されたスロープ本体を展開させる際に、その動作に追従して支持部材を展開させることができる。
請求項記載の本発明の車両用スロープ装置は、車両後端側に設けられた連結部に、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のスロープが連結され、前記連結部において車両幅方向に沿って設けられた第2軸部を中心に前記スロープが車両前後方向に沿って回動可能とされる。
請求項記載の本発明の車両用スロープ装置では、車両後端側に設けられた連結部にスロープが連結されている。連結部には、車両幅方向に沿って第2軸部が設けられており、当該第2軸部を中心にスロープが車両前後方向に沿って回動可能とされ、スロープ(スロープ本体)を車両後方側に回動させると、スロープ本体の先端部が接地面に接地される。
これにより、車両後部に設けられた荷室内のフロア部と接地面とがスロープ本体によって架け渡され、荷室内のフロア面と接地面とがスロープ本体のスロープ面を介して連続して形成されることとなる。そして、この状態で、スロープの支持部材は、下端が接地面に接地して、スロープ本体を下方側から支持するようになっている。
請求項記載の本発明の車両用スロープ装置は、請求項記載の本発明の車両用スロープ装置において、前記スロープの格納状態では、当該スロープは、車両後部に設けられた荷室内において起立した状態で配置されている。
請求項記載の本発明の車両用スロープ装置では、スロープは、車両後部に設けられた荷室内において起立した状態で格納されるため、荷室内でスロープがコンパクトに収納でき、その分、荷室スペースを拡大させることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るスロープは、スロープの支持剛性を高めつつ、スロープの重量増加を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るスロープは、ヒンジパネルを介して、支持部材の高さ方向の寸法とスロープ本体における延在方向に沿った寸法との間の寸法調整を図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るスロープは、簡単な構成で支持部材を格納又は展開させることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るスロープは、支持部材が格納される際は、支持壁の回動と共にヒンジ壁を内折れさせることによって、支持部材を簡単に折り畳むことができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るスロープは、第1スロープ部材、第2スロープ部材及び支持部材を板厚方向にコンパクトにまとめることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係るスロープは、スロープ本体の展開動作に追従して支持部材を展開させることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両用スロープ装置は、スロープが車両後端に連結されているため、スロープの安定感が増大する、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両用スロープ装置は、荷室内でスロープがコンパクトに収納でき、その分、荷室スペースを拡大させることができる、という優れた効果を有する。
第1実施形態に係る車両用スロープ装置において、スロープが展開された状態が実線で示され、スロープが格納された状態が二点鎖線で示された概略側面図である。 図1の2−2線に沿って切断した状態であり、スロープを支持する支持部材が展開された状態が実線で示され、支持部材が格納された状態が二点鎖線で示された断面図である。 第1実施形態に係るスロープの裏面側かつ斜め後端側から見た、(A)、(B)は、支持部材の格納途中、又は展開途中の状態を示す斜視図であり、(C)は、支持部材が展開された状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両用スロープ装置の変形例であり、スロープが展開された状態が実線で示され、スロープが格納された状態が二点鎖線で示された概略側面図である。 第2実施形態に係る車両用スロープ装置において、スロープが展開された状態が実線で示され、スロープが格納された状態が二点鎖線で示された概略側面図である。 第2実施形態に係るスロープの側方かつ斜め上方側から見た、(A)は、スロープが展開された状態を示す斜視図、(D)は、スロープが折り畳まれた状態を示す斜視図が示されており、(B)、(C)は、スロープの展開、又は折畳み途中の状態が示す斜視図である。 第2実施形態に係るスロープを支持する支持部材のヒンジ部において、(A)は、スロープの幅方向の内側から見た要部拡大側面図であり、(B)は、(A)において、7(B)−7(B)線に沿って切断したときの断面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る車両用スロープ装置の一実施形態について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車両幅方向右側を矢印RH、車両幅方向左側を矢印LHで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、特記なく前後、左右、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両左右方向の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
<第1実施形態>
(車両用スロープ装置の構成)
まずは、本発明の第1実施形態に係る車両用スロープ装置について説明する。
図1に示されるように、車両10の後端にはバックドア開口部12が形成されており、バックドア14によってバックドア開口部12が開閉可能とされている。バックドア14は、車両上下に二分されており、バックドア開口部12の上部側を開閉するバックドア上部16と、バックドア開口部12の下部側を開閉するバックドア下部(以下、「テールゲート」という)18と、を含んで構成されている。
バックドア開口部12の周辺上部には、車両幅方向の両端部にドアヒンジ上部20が設けられている。このドアヒンジ上部20には、車両幅方向に沿って軸部22が配設されており、当該軸部22にバックドア上部16が回動可能に支持されている。そして、軸部22を中心に、バックドア上部16がバックドア開口部12の上部側に対して開閉可能とされる。
また、バックドア開口部12の周辺下部には、車両幅方向の両端部にドアヒンジ下部24が設けられている。このドアヒンジ下部24には、車両幅方向に沿って軸部26が配設されており、当該軸部26にテールゲート18が回動可能に支持されている。そして、軸部26を中心に、テールゲート18がバックドア開口部12の下部側に対して開閉可能とされる。なお、テールゲート18は、バックドア上部16が開放された状態で、バックドア開口部12の下部側を開閉可能とさせる。
本実施形態における車両10では、車室内28の後部が荷室スペース(以下、「荷室内」という)30となっており、荷室内30では、例えば、車椅子(図示省略)が固定可能とされている。このため、車両10には、スロープ(車両用スロープ装置)32が備わっており、荷室内30のフロア部34は、車両後方側へ向かうにつれて下方側へ向かって緩やかに傾斜する傾斜面とされている。
ここで、テールゲート18は、当該テールゲート18の車両内側を構成するテールゲートインナパネル36と、テールゲート18の車両外側の上部を構成するテールゲートアウタパネル38と、を含んで構成されており、テールゲート18における車両外側の下部には、バンパ40が設けられている。なお、本実施形態では、テールゲートインナパネル36が、スロープ44のスロープ面44Aと連続するスロープ面36Aを構成している。つまり、本実施形態では、テールゲートインナパネル36とスロープ44とで、車両用スロープ装置32が構成されている。
テールゲート18の自由端部18Aには、車両幅方向に沿って一対の連結部42が設けられており、当該連結部42にスロープ44が連結されている。連結部42には車両幅方向に沿って軸部(第2軸部)43が設けられており、スロープ44は軸部43を中心に車両前後方向に沿って回動可能とされている。
(スロープの構成)
ここで、本実施の形態に係るスロープについて説明する。
図1に示されるように、スロープ44は、スロープ本体46と、スロープ本体46の延在方向の先端46A側(接地面GL側)及び後端46B側(連結部42側)にそれぞれ設けられたヒンジパネル48、50と、を含んで構成されている。
具体的に説明すると、スロープ本体46の先端46Aにはヒンジ部52が設けられており、当該ヒンジ部52を介して、スロープ本体46の先端46Aにヒンジパネル48が連結されている。また、スロープ本体46の後端46Bには、ヒンジ部54が設けられており、当該ヒンジ部54を介して、スロープ本体46の後端46Bにヒンジパネル50が連結されている。なお、ヒンジ部52、54については、例えば、図3(C)で示す蝶番等で構成されている。以下で説明するヒンジ部においてもこれと同様であるため、説明は省略する。
そして、このヒンジ部52、54により、ヒンジパネル48、50は、ヒンジパネル48、50の表面側のスロープ面48A、50Aとスロープ本体46の表面側のスロープ面46Cとの間で、それぞれ成す角度(図示省略)を調整可能とされている。
また、スロープ本体46の裏面46D側には、スロープ本体46の先端46Aから後端46Bまで、スロープ本体46の延在方向の略全域に亘って、支持部材56が展開及び格納可能に設けられている。この支持部材56について、以下に具体的に説明する。
図2に示されるように、支持部材56は、支持壁58とヒンジ壁60とを含んで構成されている。ここで、スロープ本体46の幅方向の両端には、ヒンジ部62が設けられており、当該ヒンジ部62に、支持壁58がスロープ本体46の幅方向に沿って回動可能とされている。
そして、図2の二点鎖線で示されるように、支持壁58は格納された状態で、スロープ本体46の裏面46D側と重なるようにして配置され、図2の実線で示されるように、展開された状態で、スロープ本体46の裏面46Dに対して直交した状態で配置される(起立させる)。
また、図1の実線で示されるように、支持壁58は、展開された状態において、側面視で三角形状を成しており、スロープ本体46の後端(スロープ本体の延在方向の一端部)46Bから先端(スロープ本体の延在方向の他端部)46Aへ向かうにつれて支持壁58の高さが低くなるように形成されている。つまり、ここでは、支持壁58の自由端部(下端)58Aがスロープ本体46の延在方向に沿って配置された状態で接地面GLに接地されることとなる。
そして、支持壁58の自由端部58Aが接地面GLに接地された状態で、ヒンジ部52、54を介して、ヒンジパネル48、50において、スロープ本体46のスロープ面46Cに対する角度が調整され、ヒンジパネル48の先端48Bが接地面GLに接地される。
図2に示されるように、支持壁58の自由端部58Aには、ヒンジ部64を介してヒンジ壁60が一体に設けられており、当該ヒンジ壁60は、支持壁58が展開された状態で、支持壁58と共にスロープ本体46の先端46Aを頂部とする三角錐状の閉断面部68を形成してスロープ本体46を下側から支持している。
なお、図3(A)〜(C)は、スロープ44の裏面46D側かつ斜め後端(スロープ本体46の後端46B)側から見た斜視図が示されている。そして、図3(A)、(B)は、支持部材56の格納途中、又は展開途中の状態が示されており、図3(C)は、支持部材56が展開された状態が示されている。また、ここでは、スロープ44について、簡易的に示すため線図で表している。
図2及び図3(C)に示されるように、ヒンジ壁60の高さ方向の中央には、ヒンジ部66が設けられており、当該ヒンジ部66を起点として、図3(B)に示されるように、ヒンジ壁60が閉断面部68の内側へ向かって内折れ可能とされている。
また、図3(C)に示されるように、スロープ本体46の裏面46D側には、スロープ本体46の幅方向の端部においてスロープ本体46の延在方向の略全域に亘る直線Pと、スロープ本体46の後端46Bにおけるスロープ本体46の幅方向の中央部からスロープ本体46の先端46Aにおけるスロープ本体46の幅方向の端部までを結ぶ直線Qと、を含んで形成された三角形状の凹部70(図2参照)がスロープ本体46の幅方向の両側に設けられている。
そして、図2の二点鎖線で示されるように、支持部材56において、ヒンジ部66を介してヒンジ壁60が内折れした状態で、ヒンジ部64を介して支持壁58がヒンジ壁60に重なり、支持部材56が凹部70内に格納される。また、スロープ本体46の幅方向に隣り合う凹部70と凹部70の間には、三角形状の凸部72が設けられており、凹部70内に支持部材56が格納可能とされた状態で、支持壁58の外面58Bと凸部72の表面(スロープ本体46の裏面46D)とが略面一とされるように設定されている。
(自動車用スロープ装置の作用及び効果)
図1の実線で示されるように、テールゲート18を開放させると、スロープ44が展開可能とされる。具体的に説明すると、テールゲート18の自由端部18Aに設けられた連結部42の軸部43を中心にスロープ44を車両後方側かつ上方側へ向かって回動させ、ヒンジパネル48の先端48Bを接地面GLに接地させる。
このとき、図2の二点鎖線で示されるように、スロープ本体46の裏面46D側に格納された支持部材56を展開させる。つまり、支持部材56の支持壁58において、ヒンジ部62を中心にスロープ本体46の幅方向の外側へ向かって回動させる。そして、図2の実線で示されるように、支持壁58を起立させ、支持壁58の自由端部58Aを接地面GLに接地させる。このように、支持壁58が起立する際 ヒンジ壁60は、ヒンジ部66を介して、閉断面部68の外側へ向かって伸展され、支持壁58と共に起立して、スロープ本体46を下側から支持する。
前述のように、図1に示すスロープ本体46の先端側及び後端側には、ヒンジ部52、54を介してヒンジパネル48、50がそれぞれ設けられ、ヒンジパネル48、50は、スロープ本体46のスロープ面46Cとで成す角度を調整できるようになっている。そして、図1の実線で示されるように、ヒンジパネル48、50において、当該スロープ面46Cとで成す角度を調整可能とすることで、支持部材56の高さ(寸法;H)とスロープ本体46における延在方向に沿った長さ(寸法;L)との間の寸法調整を図ることができる。
当該支持壁58の自由端部58Aが接地面GLに接地された状態で、ヒンジ部52、54を介して、ヒンジパネル48、50において、スロープ本体46のスロープ面46Cとで成す角度が調整されることによって、ヒンジパネル48の先端48Bが確実に接地面GLに接地されるようにする。
これにより、車両10の荷室内30のフロア部34、テールゲートインナパネル36のスロープ面36A、スロープ44のスロープ面44A及び接地面GLが連続することとなる。なお、ここでの「連続」とは、必ずしもこれらの面が同一面状に繋がることを意味するものではなく、車両10の荷室内30のフロア部34と接地面GLとを架け渡すスロープとして、人や車椅子などが通過可能であればよいため、各部材間において多少の段差が生じてもよい。
一方、図1の二点鎖線で示されるように、テールゲート18が閉止された状態では、連結部42の軸部43を介してスロープ44は荷室内30側に収容可能とされる。ここで、前述のように、スロープ44は、スロープ本体46とヒンジパネル48、50とを含んで構成されており、ヒンジパネル48、ヒンジパネル50はそれぞれヒンジ部52、54を介して、スロープ本体46のスロープ面46Cとで成す角度を調整できるようになっている。
このため、スロープ44が荷室内30に収容された状態で、ヒンジパネル48、50をそれぞれ略垂直に配置させることで、スロープ本体46を略水平となるように配置させることができる。なお、この場合、スロープ本体46に対して支持部材56を格納させる必要があり、支持部材56を格納させる際、ヒンジ壁60において、ヒンジ部66を閉断面部68の内側へ向かって所定値以上の力で押圧する。
これにより、図3(B)に示されるように、ヒンジ壁60は閉断面部68の内側へ向かって内折れし、図3(A)に示されるように、ヒンジ壁60の上に支持壁58が重なり、支持部材56は折り畳まれる。この状態で、図2の二点鎖線で示されるように、支持部材56は、スロープ本体46の裏面46D側に設けられた凹部70内に収容され格納される。そして、このとき、支持壁58の外面58Bとスロープ本体46の裏面46Dとは、略面一とされるように設定されている。
これにより、スロープ本体46を略水平に配置することにより、スロープ本体46上に物(図示省略)を載置することができる。なお、ヒンジ部66は所定値未満の力で押圧した場合は、ヒンジ壁60は閉断面部68の内側へ向かって内折れしないように設定されている。
以上説明したように、本実施形態では、図1の実線で示されるように、スロープ44が使用されるとき、当該スロープ44は支持部材56によって下方側から支持されるようになっている。この支持部材56は、スロープ本体46の延在方向の略全域に亘って設けられており、支持部材56は展開及び格納可能とされている。
スロープ44が展開された状態で、支持部材56の一部を構成する支持壁58は、側面視で三角形状を成す支持壁58の自由端部58Aがスロープ44の延在方向に沿って配置されて接地面GLに接地され、この状態で、スロープ44は支持部材56によって下方側から支持される。
例えば、図示はしないが、スロープ本体を支持する支持部がスロープ本体の延在方向の中央部のみに設けられた場合、スロープ本体に作用する荷重は当該支持部を介してスロープの延在方向の中央部に集中することになる。また、スロープ本体の延在方向の前端部と支持部との間、及びスロープ本体の延在方向の後端部と支持部との間には、支持部は設けられていないため、その領域ではスロープ本体の撓みが懸念される。この懸念をなくすため、スロープ本体の剛性を上げるべく板厚を厚くすると、その分、スロープ本体の重量が増加してしまう。
これに対して、本実施形態では、前述のように、図1の実線で示される支持部材56はスロープ本体46の延在方向の略全域に亘って配置されているため、その分、スロープ本体46に作用する荷重は分散されることとなり、結果的に、スロープ本体46の支持剛性を高めることができる。
すなわち、本実施形態では、スロープ本体46の延在方向に沿って支持部材56が配置されることで、スロープ本体46では広範囲に支持反力を得ることができ、スロープ本体46の撓みを抑制することができる。つまり、支持部材56も含めたスロープ44全体で剛性が高くなり、その分、スロープ本体46の板厚を薄くすることができる。その結果、スロープ44の軽量化が可能となる。したがって、本実施形態におけるスロープ44によれば、支持剛性を高めつつ、重量増加を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、スロープ本体46の延在方向に沿って接地面GLに接地される支持部材56がスロープ本体46に設けられているため、本実施形態におけるスロープ44では、十分な支持反力が得られ、人や物がスロープ面44Aを通過する際の安定性が増す。
さらにまた、本実施形態では、支持部材56は、支持壁58とヒンジ壁60を含んで構成されており、支持部材56が展開された状態において、支持壁58の自由端部58Aが接地面GLに接地するようになっている。一方、ヒンジ壁60は、支持部材56が展開された状態で、支持壁58と共に閉断面部68を形成するようになっている。このように、支持部材56が展開された状態において、支持壁58と共にヒンジ壁60によって閉断面部68を形成することで、スロープ44を使用する際に、支持反力を増大させることができる。
また、ヒンジ壁60には、ヒンジ部66が設けられており、支持部材56が格納される際は、当該閉断面部68の内側へ向かって内折れするようになっている。つまり、ここでは、支持部材56が格納される際は、支持壁58の回動と共にヒンジ壁60の内折れによって、支持部材56を簡単に折り畳むことができる。
なお、本実施形態では、当該支持部材56において、支持壁58とは別にヒンジ壁60を含んで構成されているが、このヒンジ壁60については、必ずしも必要ではない。
また、本実施形態では、スロープ本体46の先端46A及び後端46Bには、ヒンジ部52、54を介して、ヒンジパネル48、50がそれぞれ設けられており、ヒンジパネル48、50は、スロープ本体46のスロープ面46Cとの間で成す角度を調整できるようになっている。
これにより、支持部材56の高さ(H)とスロープ本体46における延在方向に沿った長さ(L)との間の寸法調整を図ることができる。例えば、支持部材56の高さ(H)に対して、スロープ本体46の長さ(L)が予め設定された長さよりも短い場合は、スロープ本体46のスロープ面46Cとヒンジパネル48のスロープ面48A、ヒンジパネル50のスロープ面50Aとで成す角度は小さくなり、スロープ本体46の長さ(L)が予め設定された長さよりも長い場合は、当該角度は大きくなる。
すなわち、ヒンジパネル48、50を介して、ヒンジパネル48のスロープ面48A、ヒンジパネル50のスロープ面50Aと、スロープ本体46のスロープ面46Cとで成す角度を調整し、支持部材56の高さ(H)とスロープ本体46における延在方向に沿った長さ(L)との間で寸法を調整する。これにより、支持壁58の自由端部58Aを確実に接地面GLに接地させることができると共に、ヒンジパネル48の先端48Bを確実に接地面GLに接地させることができる。
また、図2に示されるように、本実施形態では、スロープ本体46の幅方向の両端にヒンジ部62が設けられ、当該ヒンジ部62に、支持壁58がスロープ本体46の幅方向に沿って回動可能とされ、支持壁58がスロープ本体46の幅方向の内側へ向かって回動した状態で支持部材56は折り畳まれ、スロープ本体46の裏面46Dの凹部70内に格納される。
つまり、簡単な構成で支持部材56を格納又は展開させることができる。そして、支持部材56が、スロープ本体46に対して折り畳まれた状態で格納されることにより、支持部材56が折り畳まれない場合と比較して、スロープ44の収納性が向上する。また、スロープ本体46の裏面46Dの凹部70を設け、当該凹部70内に支持部材56が格納されることにより、スロープ44をコンパクトにすることができる。
さらに、本実施形態では、支持部材56は、スロープ本体46に対して折り畳まれた状態で格納され、当該スロープ本体46が展開される際に、スロープ本体46の幅方向に沿って展開される。すなわち、支持部材56は、格納された状態から、スロープ本体46の幅方向の内側から外側へ向かって展開される。
(本実施形態の変形例)
図1に示されるように、本実施形態では、テールゲートインナパネル36がスロープ44のスロープ面44Aと連続するスロープ面36Aを構成し、当該スロープ44は、開放されたテールゲート18の自由端部18Aと接地面GLとの間を架け渡すスロープとして適用されたが、これに限るものではない。例えば、図4に示されるように、バックドア開口部12の周辺下部と接地面GLとの間を架け渡すスロープ74として適用されてもよい。
但し、この場合、図1で示すスロープ44よりもストロークが長くなってしまう。このため、図4では、スロープ74において、スロープ部76(第2スロープ部材)とは別に、テールゲートインナパネル36の上に配置されるスロープ部78(第1スロープ部材)を含んで構成されている。
そして、スロープ74と同様に、スロープ部76の裏面側に支持部材56が格納可能とされる。一方、スロープ部78の幅方向の両側壁78Aには、スロープ74の延在方向に沿ってレール部80が設けられており、スロープ部76をスライド可能としている。このため、スロープ部76に支持部材56が格納された状態で、スロープ部78内にスロープ部76を収容させることができる。これにより、スロープ部78とスロープ部76とがその板厚方向に重なり、格納状態とされる。
このように、本実施の形態に係るスロープ74は、支持部材56が格納されたスロープ部76とその板厚方向に重なって格納されるため、スロープ部78、スロープ部76及び支持部材56を板厚方向にコンパクトにまとめることができ、収納性が高い。
以上のように、本実施形態では、スロープ部78を接地面GL(テールゲートインナパネル36上でもよい)に置いた状態で、スロープ部76をスロープ部78のレール部80に沿ってスライドさせるだけで、スロープ74の格納、展開を行うことができる。このため、例えば、図示はしないが、スロープ部76をスロープ部78に対して回動させて、格納又は展開させる場合と比較して、便利である。
なお、スロープ部76をスロープ部78に対して回動させて、格納又は展開させる場合、スロープ部78とスロープ部76とがその板厚方向に単純に重なることとなるが、この実施形態では、スロープを簡易的に構成することができるため、スロープのストロークが短い場合は、この形態が好ましい。
例えば、本実施形態では、図1に示されるように、スロープ44をテールゲート18に連結させ、車両用スロープ装置32として適用した例について説明したが、これに限るものではなく、単にスロープとして、つまり、段差が設けられた2つの平面上を架け渡す部材として適用されてもよい。
<第2実施形態>
(車両用スロープ装置の構成)
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用スロープ装置について説明する。なお、第1実施形態と略同じ作用及び効果については説明を割愛する。
図5に示されるように、スロープ82は、当該スロープ82の延在方向に沿って6枚のヒンジパネル84、86、88、90、92、94を含んで構成されている。そして、隣接するヒンジパネル84とヒンジパネル86、ヒンジパネル86とヒンジパネル88、ヒンジパネル88とヒンジパネル90、ヒンジパネル90とヒンジパネル92、ヒンジパネル92とヒンジパネル94は、それぞれ蝶番状のヒンジ部(第1折れ線)96、98、100、102、104によって連結されている。これにより、本実施形態におけるスロープ82は、その延在方向に圧縮して折り畳みが可能となっている。
ここで、図6(A)〜(D)には、スロープ82を側方かつ斜め上方側から見た斜視図が示されている。そして、図6(A)は、スロープ82が展開された状態が示されており、図6(D)は、スロープ82が折り畳まれた状態が示されている。図6(B)、(C)はスロープ82の展開、又は折畳み途中の状態が示されている。また、ここでは、スロープ82について、簡易的に示すため線図で表している。
スロープ82について、さらに具体的に説明すると、図6(A)〜(D)に示されるように、スロープ82は、前述のように、延在方向に沿って6枚のヒンジパネル84、86、88、90、92、94で構成され、隣接するヒンジパネル84、86、88、90、92、94同士がヒンジ部96、98、100、102、104によって連結されている。ヒンジパネル84、86、88、90、92、94は、スロープ82の幅方向に沿って設けられているため、スロープ82は、幅方向に沿った折れ線を起点として、谷部Rと山部Sが交互になって折畳み可能とされる。
なお、図6(D)に示されるように、スロープ82が折り畳まれた状態で、スロープ82の延在方向の両端側に位置するヒンジ部96とヒンジ部104については、谷部Rとなるようにしている。また、図6(A)に示されるように、スロープ82が展開された状態で、スロープ82の延在方向の両端側に位置するヒンジパネル84とヒンジパネル94を除き、ヒンジパネル86、88、90、92の下方側には、支持部材106が設けられている。
当該支持部材106は、ヒンジ壁106A、106Bを含んで構成されており、ヒンジ壁106Aとヒンジ壁106Bは、スロープ82の上下方向(板厚方向)に沿って設けられたヒンジ部(第2折れ線)108を介して連結されている。また、支持部材106の長手方向(スロープ82の延在方向)の一端部及び他端部には、スロープ82の上下方向に沿ってヒンジ部110、112がそれぞれ設けられている。これにより、支持部材106は、スロープ82の幅方向の内側へ折り畳み可能とされている。
ここで、図7(A)、(B)に示されるように、例えば、ヒンジ部108では、支持部材106のヒンジ壁106A側に軸部114が設けられ、ヒンジ壁106B側に当該軸部114を支持する軸受部116が設けられている。軸受部116には、軸部114との接触部に摺動部材118が設けられており、軸部114との間で摺動抵抗が得られるようになっている。
また、軸受部116には、軸部114の移動軌跡上にストッパ120が設けられており、軸部114が当接することによって、ヒンジ壁106Aの回動が規制されるようになっている。つまり、支持部材106は、スロープ82の幅方向の外側へ向かって折り畳まれないようになっている。
一方、支持部材106の折畳みの起点となるヒンジ部108は、スロープ82の折畳みの起点となるヒンジ部96、98、100、102、104、特に谷部Rとなるヒンジ部96、100、104に対してスロープ82の上下方向の異なる位置に設けられ、スロープ82を格納、展開させる際に、スロープ82と支持部材106とが干渉しないようにしている。これにより、例えば、圧縮されたスロープ82を展開させる際に、スロープ82の動作に追従して支持部材106を展開させることができる。
また、図6(D)で示されるように、スロープ82の延在方向で折り畳んだ後、図5の二点鎖線で示されるように、車両10の荷室内30に収容される場合、スロープ82の支持部材106がスロープ82の上部側に配置される。この場合、スロープ82は、荷室内30において、起立した状態で収容(格納)されることとなる。本実施形態では、スロープ82及び支持部材106がスロープ82の延在方向に圧縮されるようにしてきれいに折り畳まれるため、荷室内30でスロープ82がコンパクトに収納でき、その分、荷室内30の空間を広くすることができる。
なお、本実施形態では、スロープ82は、延在方向に沿って6枚のヒンジパネルで構成されているが、ヒンジパネルの枚数は6枚に限るものではない。また、本実施形態においても第1実施形態と同様に、段差が設けられた2つの平面上を架け渡す部材としてスロープ82が適用されてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両
30 荷室内
32 車両用スロープ装置
36 テールゲートインナパネル
36A スロープ面
42 連結部
43 軸部(第2軸部)
44 スロープ
44A スロープ面
46 スロープ本体
46A 先端(スロープ本体の延在方向の他端部)
46B 後端(スロープ本体の延在方向の一端部)
46C スロープ面
48 ヒンジパネル
48A スロープ面
50 ヒンジパネル
50A スロープ面
56 支持部材
58 支持壁
58A 自由端部(支持部材の下端)
60 ヒンジ壁
62 ヒンジ部(第1軸部)
68 閉断面部
74 スロープ(スロープ本体)
76 スロープ部(第2スロープ部材)
78 スロープ部(第1スロープ部材)
96 ヒンジ部(第1折れ線)
98 ヒンジ部(第1折れ線)
100 ヒンジ部(第1折れ線)
102 ヒンジ部(第1折れ線)
104 ヒンジ部(第1折れ線)
106 支持部材
108 ヒンジ部(第2折れ線)
GL 接地面
R 谷部(第1折れ線)
S 山部(第1折れ線)

Claims (8)

  1. スロープ面を有するスロープ本体と、
    前記スロープ本体が使用されるとき、前記スロープ本体の延在方向に対して直交するスロープ本体の幅方向の両端側において、当該スロープ本体の延在方向の中央部を含んで延在方向に沿って配置され、側面視で前記スロープ本体の延在方向の一端部側から他端部側へ向かうにつれて高さが低くなるように形成された三角形状を成し、下端が接地面に接地されて当該スロープ本体を下方側から支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材は、前記スロープ本体に対して折り畳まれた状態で格納され、当該スロープ本体の幅方向に沿って展開された状態で、前記スロープ本体は使用可能とされるスロープ。
  2. 前記スロープ本体の延在方向の先端部及び後端部のうち、少なくとも一方には、前記スロープ面とで成す角度を調整可能なヒンジパネルが設けられている請求項1に記載のスロープ。
  3. 前記支持部材は、前記スロープ本体の幅方向の両端側において当該スロープ本体の延在方向に沿って第1軸部が設けられ、前記第1軸部を中心に回動可能とされている請求項1又は請求項2に記載のスロープ。
  4. 前記支持部材は、
    前記スロープ本体の幅方向に沿って回動可能とされ、当該支持部材が展開された状態において、側面視で三角形状を成し、自由端部が前記接地面に接地する支持壁と、
    前記支持部材が展開された状態で前記支持壁と共に閉断面部を形成し、当該支持部材が格納される際は、前記閉断面部内へ向かって内折れするヒンジ壁と、
    を含んで構成されている請求項1又は請求項2に記載のスロープ。
  5. 前記スロープ本体は、
    第1スロープ部材と、
    前記支持部材が格納され、前記第1スロープ部材とその板厚方向に重なって格納状態とされ、かつ前記第1スロープ部材に対して前記スロープ本体の延在方向に沿って相対的にスライドして第1スロープ部材の先端側に展開される第2スロープ部材と、
    を含んで構成されている請求項1〜請求項の何れか1項に記載のスロープ。
  6. 前記スロープ本体に設けられ、当該スロープ本体の幅方向に沿って設けられスロープ本体をその延在方向に圧縮するように折り畳む折畳みの起点となる第1折れ線と、
    前記支持部材に設けられ、前記第1折れ線に対して前記スロープ本体の板厚方向の異なる位置で当該支持部材を前記スロープ本体の幅方向の内側へ折り畳む折畳みの起点となる第2折れ線と、
    をさらに有する請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のスロープ。
  7. 車両後端側に設けられた連結部に、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載のスロープが連結され、前記連結部において車両幅方向に沿って設けられた第2軸部を中心に前記スロープが車両前後方向に沿って回動可能とされる車両用スロープ装置。
  8. 前記スロープの格納状態では、当該スロープは、車両後部に設けられた荷室内において起立した状態で配置されている請求項7に記載の車両用スロープ装置。
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