JP6667952B2 - 液体計量容器 - Google Patents

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Description

本発明は、内容液の収容空間に連なる筒状の口部を備えた容器本体と、口部に装着されるノズルキャップと、ノズルキャップを閉塞する計量キャップとを有する液体計量容器に関する。
従来から、洗濯用の液体洗剤や柔軟剤等の比較的粘度の高い内容液を収容する容器として、内容液の収容空間を備えた容器本体の口部にノズルを備えたノズルキャップが装着されるとともに、このノズルキャップを計量キャップで閉塞した構成の液体計量容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような液体計量容器では、ノズルは樋状に形成され、ノズルキャップの隔壁により支持されてその先端がノズルキャップの先端開口から外側に向けて突出するとともにノズルキャップの内周面に対して間隔を空けて配置されるのが一般的である。これにより、ノズルを通して内容液を狙った場所に容易に注出させることができるとともに、内容液の注出後にノズルの外面に沿って垂れ落ちる内容液を口部の外側に垂れ落ちさせることなく容器本体の内部に戻すことができる。
一方、計量キャップは、例えば透明ないし半透明の樹脂材料により有頂筒状に形成された計量カップ部と計量カップ部の側壁の外周面に一体に設けられたキャップ本体部とを備えた構成とされている。計量カップ部はリブ状の突起ないし印刷等で表示された目盛を有しており、この目盛を用いて注出された液体を計量することができる。また、計量キャップは、ノズルキャップに装着された状態においては計量カップ部の開口端がノズルキャップの内側部分に位置するようになっており、これにより、計量カップ部の内部に残った内容液を口部の外側に垂れ落ちさせることなく容器本体の内部に戻すことができる。
特開2010−126232号公報
しかしながら、上記従来の液体計量容器では、計量キャップはキャップ本体部においてノズルキャップの先端に装着される構成となっているので、キャップ本体部をノズルキャップの先端に装着した状態でノズルキャップの開口端から突出するノズルを計量カップ部で覆う構成とするためには、キャップ本体部を計量カップ部の高さ方向の略中間部位に設ける必要があった。そのため、計量カップ部に設けられる目盛はキャップ本体部を跨いで表示されることになり、計量の際に目盛が見づらくなって液体の計量作業が煩雑になるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容液を容易に注出することができるとともに計量キャップを用いた液体の計量作業を容易に行うことができる液体計量容器を提供することにある。
本発明の液体計量容器は、内容液の収容空間に連なる筒状の口部を備えた容器本体と、前記口部に装着されるノズルキャップと、該ノズルキャップを閉塞する計量キャップとを有する液体計量容器であって、前記ノズルキャップは、前記口部に内側から嵌合する案内筒を備え、該口部に装着される装着キャップ部と、前記案内筒の内周面に摺動自在に係合する係合筒と該係合筒の内側に隔壁を介して一体に連なるノズルとを備え、該ノズルが前記装着キャップ部の内側に収容される収容位置と該ノズルの先端が前記装着キャップ部から外部に突出する突出位置との間で移動自在の可動ノズル部とを有し、前記計量キャップは、前記装着キャップ部に着脱自在に装着されて該装着キャップ部の先端開口を覆う有頂筒状のキャップ本体部と、前記キャップ本体部の頂壁と該頂壁の内面から突出する筒状壁とで区画形成された計量カップ部とを備え、前記可動ノズル部が、前記係合筒の内周面に被係合部を備え、前記計量カップ部が、前記筒状壁の下端側における外周面に、前記被係合部に着脱自在に係合する係合部を備えていることを特徴とする。
本発明の液体計量容器は、上記構成において、前記案内筒が係止部を備え、前記係合筒が、前記可動ノズル部が前記収容位置にあるときに前記係止部に係合して該可動ノズル部の前記案内筒に対する前記収容位置よりも下方側に向けた移動を阻止する第1の被係止部と、前記可動ノズル部が前記突出位置にあるときに前記案内筒の端部に係合して該可動ノズル部の前記案内筒に対する前記突出位置よりも上方側に向けた移動を阻止する第2の係止部とを備えるのが好ましい。
本発明の液体計量容器は、上記構成において、前記キャップ本体部の頂壁が平坦な板状に形成されているが好ましい。
本発明によれば、内容液を容易に注出することができるとともに計量キャップを用いた液体の計量作業を容易に行うことができる液体計量容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である液体計量容器の要部を拡大して示す断面図である。 図1に示す計量キャップの詳細を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、容器本体から計量キャップを取り外す様子を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である液体計量容器1は、例えば洗濯用の液体洗剤や柔軟剤等の比較的粘度の高い内容液を収容する用途に用いられるものであり、容器本体10、ノズルキャップ20及び計量キャップ30を有している。
容器本体10は、内側に収容空間11を備える胴部12と、収容空間11に連なる円筒状の口部13とを備えたボトル形状に形成されており、その収容空間11に内容液(不図示)を収容することができる。この容器本体10としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等の合成樹脂製のものを用いることができる。なお、口部13は円筒状に限らず、例えば楕円筒状や角筒状など筒状であれば他の形状に形成することもできる。
ノズルキャップ20は装着キャップ部21と可動ノズル部22とを有し、装着キャップ部21において容器本体10の口部13に装着されている。装着キャップ部21及び可動ノズル部22は、例えば合成樹脂製とすることができる。
より具体的に説明すると、装着キャップ部21は口部13よりも大径の円筒状の装着筒23を備え、この装着筒23の内周面に一体に設けられた雌ねじ23aが口部13の外周面に一体に設けられた雄ねじ13aにねじ結合することで、装着キャップ部21は口部13に装着されている。装着筒23の下端には複数の凹溝23bが設けられ、口部13の根元部分に設けられた係止リブ13bが凹溝23bに係合している。これにより、装着キャップ部21は口部13に対して装着状態に保持され、口部13から容易に取り外されないようになっている。
図示する場合では、装着キャップ部21は口部13にねじ結合によって装着される構成となっているが、これに限らず、例えばアンダーカット等の他の手段により口部13に装着される構成とすることもできる。この場合、口部13の形状に合わせて、装着筒23を例えば楕円筒状や角筒状などの他の形状に形成することもできる。
装着キャップ部21は装着筒23の内側に案内筒24を備えている。案内筒24は口部13よりも小径で且つ口部13や装着筒23と同軸の円筒状に形成されており、その上端において装着筒23の上端に一体に連結している。案内筒24は口部13の内側に配置され、その外周面において口部13の内周面に内側から液密に嵌合している。図示する場合では、口部13を先端部分が縮径した形状に形成し、案内筒24を口部13の縮径部分の内周面に嵌合させた構成としているが、これに限らず、例えば口部13を縮径部分が設けられない構成とし、案内筒24の外周面の全体を口部13の内周面の全体に嵌合させるなど、案内筒24が口部13に内側から嵌合していればその形態は種々変更可能である。
装着キャップ部21はさらに被装着筒25を備えている。被装着筒25は装着筒23より小径且つ案内筒24よりも大径であるとともに装着筒23及び案内筒24と同軸の円筒状に形成されており、装着筒23と案内筒24との連結部分に一体に連なり、当該連結部分から上方に向けて突出している。被装着筒25の外周面には計量キャップ30を装着するための雄ねじ25aが一体に設けられている。なお、被装着筒25の内周面は案内筒24の内周面よりも大径となっており、被装着筒25の内周面と案内筒24の内周面との間には段差が設けられている。
可動ノズル部22は、係合筒26と、この係合筒26の内側に隔壁27を介して一体に連なるノズル28とを備え、案内筒24の内側に装着されている。
係合筒26は、軸方向の両端に案内筒24よりも小径の上側大径部26aと下側大径部26bとを備えるとともに、上側大径部26aと下側大径部26bの間にこれらよりも小径の小径部26cを備えた略円筒状に形成されている。
ノズル28は側面に軸方向に沿って一端から他端にまで延びるスリット28aを備えた断面C字形状つまり樋状に形成され、係合筒26と略同軸となって係合筒26の内周面に対して径方向に間隔を空けて配置されている。ノズル28のスリット28aが設けられる側の側面は軸方向に対して僅かに傾斜しており、これによりノズル28は僅かに先細の形状となっている。また、ノズル28の先端は、スリット28aが設けられる側が容器本体10の収容空間11に向けて下がるように口部13の開口端に対して斜めに傾斜する形状とされており、当該先端は係合筒26の上端よりも上方に向けて突出している。このような構成により、容器本体10の収容空間11に収容された内容液を、ノズル28を通して所望の位置に容易に注出させることができる。
なお、ノズル28の先端は、斜めに傾斜する形状に限らず、口部13の開口端に平行な形状や、側方から見て丸みを帯びるようにカットした形状とするなど、種々の形状とすることができる。
隔壁27は、ノズル28のスリット28aが設けられた部分が最下部となるテーパー状に形成されており、その外周縁において係合筒26の小径部26cの内周面に全周に亘って一体に連なるとともに内周縁においてノズル28の根元側の端部に一体に連なっている。これにより、係合筒26とノズル28の間の隙間は隔壁27により閉塞され、つまり口部13の開口端と収容空間11との間は隔壁27によって仕切られている。したがって、内容液の注出後にノズル28の外面に沿って垂れ落ちる内容液を口部13の外側に垂れ落ちさせることなく隔壁27の最下部に集めてスリット28aを通して収容空間11に戻すことができる。
係合筒26の上側大径部26aの外周面には第1の被係止部26dが一体に設けられている。第1の被係止部26dは、上側大径部26aの外周面から径方向外側に向けて突出するとともに上側大径部26aの全周に亘って延びる円環状の爪形状に形成されており、その外周面において案内筒24の内周面に摺動自在に係合している。これにより、可動ノズル部22は、ノズル28の先端が装着キャップ部21の被装着筒25の上端(被装着筒25の上端)よりも下方に位置するようにノズル28が装着キャップ部21の内側に収容される収容位置と、ノズル28の先端が装着キャップ部21の上端(被装着筒25の上端)よりも上方に位置するように装着キャップ部21から外部に突出する突出位置との間で移動自在となっている。
第1の被係止部26dは、その外径寸法が案内筒24の内径寸法よりも僅かに大きく形成され、上側大径部26aを僅かに縮径方向に弾性変形させた状態で案内筒24の内周面に当接する構成とするのが好ましい。これにより、第1の被係止部26dを案内筒24の内周面に弾性的に当接させて係合筒26と案内筒24との間を確実に液密にシールすることができる。
案内筒24の下端部分には係止部24aが一体に設けられている。係止部24aは案内筒24の内周面から径方向内側に向けて突出するとともに案内筒24の内周面の全周に亘って延びる円環状の爪形状に形成されている。可動ノズル部22が収容位置にあるときには、係合筒26に設けられた第1の被係止部26dが案内筒24に設けられた係止部24aに上方側から係合する。これにより、可動ノズル部22の案内筒24に対する収容位置よりも下方側に向けた移動が阻止される。
一方、係合筒26の下側大径部26bの外周面には第2の被係止部26eが一体に設けられている。第2の被係止部26eは下側大径部26bの外周面から径方向外側に向けて突出するとともに下側大径部26bの全周に亘って延びる円環状の爪形状に形成されている。可動ノズル部22が突出位置にあるときには、係合筒26に設けられた第2の被係止部26eが案内筒24の下方側の端部に下側から係合する。これにより、可動ノズル部22の案内筒24に対する突出位置よりも上方側に向けた移動が阻止される。このとき、係止部24aの内周面が下側大径部26bの外周面に当接するとともに、第1の被係止部26dは案内筒24よりも上方に移動して被装着筒25の内周面に間隔を空けて対向する。
計量キャップ30は、例えば透明ないし半透明の樹脂製となっており、キャップ本体部31と計量カップ部32とを備えている。
キャップ本体部31は、合成樹脂材料により、被装着筒25よりも大径の円筒状に形成された装着筒31aと、平坦な板状に形成されて装着筒31aの上端に一体に設けられた頂壁31bとを有する有頂筒状に形成されている。装着筒31aの内周面には雌ねじ31cが一体に設けられており、この雌ねじ31cを被装着筒25の外周面に形成された雄ねじ25aにねじ結合させることにより、キャップ本体部31は装着キャップ部21に着脱自在に装着されている。
キャップ本体部31が装着キャップ部21に装着されると、装着キャップ部21の先端開口がキャップ本体部31により覆われ、ノズルキャップ20が閉塞される。一方、キャップ本体部31が装着キャップ部21から取り外されると、装着キャップ部21の先端開口からノズル28が露出し、内容液を注出可能な状態となる。
計量カップ部32は、キャップ本体部31の頂壁31bの内面から突出する円筒状の筒状壁32aを有し、この筒状壁32aとキャップ本体部31の頂壁31bとで区画形成されてカップ状に形成されている。図2に示すように、筒状壁32aの側面には、例えばリブ状の突起ないし印刷等で表示された計量用の目盛33が設けられている。
図1に示すように、筒状壁32aの下端側における外周面には係合部32bが一体に設けられている。係合部32bは筒状壁32aの外周面から径方向外側に向けて突出するとともに筒状壁32aの全周に亘って延びる円環状に形成されている。一方、可動ノズル部22の係合筒26には被係合部26fが一体に設けられている。被係合部26fは係合筒26の小径部26cの内周面から径方向内側に向けて突出するとともに小径部26cの全周に亘って延びる円環状に形成されている。可動ノズル部22が収容位置にあり、計量キャップ30がキャップ本体部31においてノズルキャップ20に装着された状態においては、計量カップ部32の筒状壁32aは係合筒26の内側に配置され、係合部32bは被係合部26fに下方側から係合する。
なお、筒状壁32aの下端に円環状のリップ部32cを一体に設け、計量キャップ30がノズルキャップ20に装着されたときに、リップ部32cが隔壁27の外周縁に当接する構成とすることもできる。これにより、計量カップ部32に残った内容液が筒状壁32aの先端と隔壁27との間から筒状壁32aの外側に回り込んで筒状壁32aの外周面に付着することを防止することができる。
計量キャップ30は、図2に示すように、平坦な板状に形成されたキャップ本体部31の頂壁31bを下側とし、計量カップ部32の開口を上側とした姿勢とすることにより、液体を計量する計量カップとして用いることができる。このとき、計量カップ部32はキャップ本体部31の頂壁31bから上方に向けて突出しているので、キャップ本体部31が邪魔になることなく計量カップ部32の目盛33を視認することができる。
このような構成の液体計量容器1では、可動ノズル部22を収容位置と突出位置とに移動可能な構成としたので、内容液の注出時には可動ノズル部22を突出位置とすることで、ノズル28を装着キャップ部21の先端開口から突出させて当該ノズル28から内容液を所定の位置に容易に注出させることができるとともに、可動ノズル部22を収容位置とすることでノズル28に干渉させることなく計量キャップ30として有頂筒状のキャップ本体部31の頂壁31bの内面から計量カップ部32を突出させた構成のものを使用することが可能である。これにより、計量キャップ30を、その計量カップ部32に表示される全ての目盛33が見易い形態とすることができ、当該計量キャップ30を用いた液体の計量作業を容易にすることができる。
また、このような構成の液体計量容器1では、計量キャップ30をノズルキャップ20に対して着脱することで、可動ノズル部22を収容位置と突出位置とに自動的に移動させることができる。
図1に示すノズルキャップ20に計量キャップ30が装着された状態から、図3(a)に示すようにキャップ本体部31を回してキャップ本体部31と被装着筒25とのねじ結合を解除すると、ノズルキャップ20に対して計量キャップ30が上方に移動し、これに伴い、係合部32bと被係合部26fとの係合により可動ノズル部22が計量キャップ30とともに収容位置から上方に向けて移動する。
キャップ本体部31と被装着筒25とのねじ結合が完全に解除された状態で、図3(b)に示すようにさらに計量キャップ30を上方に引き上げると、計量キャップ30とともに上方に移動する可動ノズル部22が突出位置に達してノズル28が装着キャップ部21の先端開口から突出するとともに第2の被係止部26eが案内筒24の下端に係合ないし当接する。
可動ノズル部22が突出位置になると、第1の被係止部26dが案内筒24の上方側に移動して案内筒24との当接が解除され、これにより係合筒26が容易に拡径方向に弾性変形することができるようになる。したがって、図3(b)に示す状態からさらに計量キャップ30を上方に引き上げると、係合筒26が拡径方向に弾性変形して係合部32bの被係合部26fとの係合が解除され、図3(c)に示すように可動ノズル部22が突出位置に保持されつつ計量キャップ30がノズルキャップ20から取り外される。
図3(c)に示すように、計量キャップ30がノズルキャップ20から取り外された状態では、ノズル28は装着キャップ部21の先端開口から上方に向けて突出しているので、容器本体10をノズル28の先端が上方を向く正立姿勢から傾斜姿勢とすることにより、ノズル28の先端から内容液を外部に注出することができる。このとき、口部13の内側に隔壁27が設けられるとともにノズル28が隔壁27の内周縁から起立する構成とされているので、容器本体10の収容空間11の内容液は、口部13の内周面に沿って注出されることなく、樋状に形成されたノズル28に沿って案内されて当該ノズル28の先端から注出されることになる。また、内容液の注出後に、容器本体10を正立姿勢に戻したときに、ノズル28の先端に付着した内容液がノズル28の外周面に沿って垂れ落ちても、当該内容液は口部13の外側に垂れ落ちることなく、ノズル28に沿って下方に垂れ落ちて隔壁27で受けられ、ノズル28のスリット28aの部分から容器本体10の収容空間11に戻されることになる。したがって、この液体計量容器1によれば、ノズル28から内容液を注出させつつ当該内容液の外部への液垂れを防止することができる。
ノズルキャップ20から取り外された計量キャップ30は、図2に示す姿勢とすることで液体を計量する計量カップとして用いることができる。
使用後には、計量キャップ30をノズルキャップ20の装着することで、筒状壁32aの下端ないし係合部32bと被係合部26fとの当接によって可動ノズル部22を下方に向けて押し込み、突出位置から収容位置にまで自動的に移動させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、ノズルキャップ20に設けた被装着筒25に計量キャップ30のキャップ本体部31を装着させる構成としているが、これに限らず、ノズルキャップ20に被装着筒25を設けることなく、装着筒23の外側に計量キャップ30を装着する構成とすることもできる。この場合、可動ノズル部22が収容位置になったときにノズル28の先端は装着筒23の上端よりも上方に突出しないように当該装着筒23の内側に収容されることになる。
また、前記実施の形態においては、筒状壁32aに設けた係合部32bを係合筒26に設けた被係合部26fに着脱自在に係合させて計量キャップ30をノズルキャップ20に対して着脱することで可動ノズル部22を収容位置と突出位置とに自動的に移動させる構成としているが、これに限らず、係合部32b及び被係合部26fを設けず、計量キャップ30をノズルキャップ20から取り外した後に摺動で可動ノズル部22を収容位置から突出位置に移動させる構成とすることもできる。
さらに、係合筒26は、案内筒24の内周面に摺動自在に係合する構成であれば、その形状等は種々変更可能である。
1 液体計量容器
10 容器本体
11 収容空間
12 胴部
13 口部
13a 雄ねじ
13b 係止リブ
20 ノズルキャップ
21 装着キャップ部
22 可動ノズル部
23 装着筒
23a 雌ねじ
23b 凹溝
24 案内筒
24a 係止部
25 被装着筒
25a 雄ねじ
26 係合筒
26a 上側大径部
26b 下側大径部
26c 小径部
26d 第1の被係止部
26e 第2の被係止部
26f 被係合部
27 隔壁
28 ノズル
28a スリット
30 計量キャップ
31 キャップ本体部
31a 装着筒
31b 頂壁
31c 雌ねじ
32 計量カップ部
32a 筒状壁
32b 係合部
32c リップ部
33 目盛

Claims (3)

  1. 内容液の収容空間に連なる筒状の口部を備えた容器本体と、前記口部に装着されるノズルキャップと、該ノズルキャップを閉塞する計量キャップとを有する液体計量容器であって、
    前記ノズルキャップは、
    前記口部に内側から嵌合する案内筒を備え、該口部に装着される装着キャップ部と、
    前記案内筒の内周面に摺動自在に係合する係合筒と該係合筒の内側に隔壁を介して一体に連なるノズルとを備え、該ノズルが前記装着キャップ部の内側に収容される収容位置と該ノズルの先端が前記装着キャップ部から外部に突出する突出位置との間で移動自在の可動ノズル部とを有し、
    前記計量キャップは、
    前記装着キャップ部に着脱自在に装着されて該装着キャップ部の先端開口を覆う有頂筒状のキャップ本体部と、
    前記キャップ本体部の頂壁と該頂壁の内面から突出する筒状壁とで区画形成された計量カップ部とを備え
    前記可動ノズル部が、前記係合筒の内周面に被係合部を備え、
    前記計量カップ部が、前記筒状壁の下端側における外周面に、前記被係合部に着脱自在に係合する係合部を備えていることを特徴とする液体計量容器。
  2. 前記案内筒が係止部を備え、
    前記係合筒が、前記可動ノズル部が前記収容位置にあるときに前記係止部に係合して該可動ノズル部の前記案内筒に対する前記収容位置よりも下方側に向けた移動を阻止する第1の被係止部と、前記可動ノズル部が前記突出位置にあるときに前記案内筒の端部に係合して該可動ノズル部の前記案内筒に対する前記突出位置よりも上方側に向けた移動を阻止する第2の係止部とを備える、請求項1に記載の液体計量容器。
  3. 前記キャップ本体部の頂壁が平坦な板状に形成されている、請求項1または2に記載の液体計量容器。
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