JP6934339B2 - 計量キャップ - Google Patents

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Description

本発明は計量キャップに関する。
容器本体の口首部又は該口首部に取付けられた本体キャップに着脱可能に装着される計量キャップとして、例えば特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の計量キャップは、下端側に備えた注ぎ口が容器本体の口首部又は本体キャップの内側に上方から挿入配置される液戻し筒部を有してなる下方部材と、下方部材の液戻し筒部に被着される有天筒状の液溜部を有してなる上方部材とを有し、上方部材の内側に下方部材の上部外周面を嵌合し、下方部材の液戻し筒部における上部環状壁の外周面が上方部材の液溜部における下部に設けた膨出状の接合スカート部の内側に嵌め込まれて接合されている。
このような計量キャップは、上方部材と下方部材に分割された2部材の接合体からなるものとされ、下方部材の注ぎ口を容器本体の口首部又は本体キャップの内側に上方から挿入配置可能になる。これにより、計量した内容液を注ぎ出した後に、この計量キャップを再び容器本体の口首部又は本体キャップに装着するときに、下方部材の注ぎ口を容器本体の口首部又は本体キャップの内側に挿入配置するものになり、その注ぎ口から計量キャップの外部への液だれを生じないようにすることができる。
また、このような計量キャップは、上方部材と下方部材の接合体からなるものとされたから、計量キャップの成形時の型抜き性に制約されることなく、下方部材が備える注ぎ口の口径を容器本体の口首部又は本体キャップに挿入し得るように小径化した下方部材を成形可能にしながら、上方部材が形成する液溜部の直径を大径化してその液だめ容量を増大化した上方部材を成形できる。これにより、容器本体の口首部又は本体キャップの直径を徒らに拡径せずに、計量キャップの液溜部に大き目の液溜め容量を確保できる。
また、特許文献1に記載の計量キャップは、下方部材の液戻し筒部における上部環状壁の内周面に設けた雌ねじ部が、容器本体の口首部又は本体キャップに設けた雄ねじ部に螺着されるものとしている。
このような計量キャップによれば、計量した内容液の注出後に、下方部材の雌ねじ部を容器本体の口首部又は本体キャップの雄ねじ部に螺着したとき、下方部材の注ぎ口から液戻し筒部の外周面に内容液が液だれした場合でも、当該内容液が雌ねじ部に付着するのを効果的に回避できるとともに、計量キャップを着脱するときの指の汚れを回避できる。
特開2004-238023号公報
しかしながら、特許文献1に記載の計量キャップにあっては、上方部材の液溜部における下部に設けた膨出状の接合スカート部の内側に、下方部材の液戻し筒部における上部外周壁の外周面が嵌め込まれて接合される。これにより、計量キャップは、上方部材における液溜部の外周面に、その上下方向中間部で接合スカート部が膨出していることに起因する段差部を形成するものとなっている。
計量キャップにおいて、上方部材における液溜部の外周面に形成される上述の段差部は、使用者によっては計量キャップを握り難く感じ、計量作業性を損なうことがある。
本発明の課題は、液戻し筒部を有してなる下方部材と、液溜部を有してなる上方部材の接合体からなる計量キャップにおいて、握り難さの改善によって使用者による計量作業性を向上することにある。
請求項1に係る発明は、容器本体の口首部又は該口首部に取付けられた本体キャップに着脱可能に装着される計量キャップであり、下端側に備えた注ぎ口が容器本体の口首部又は本体キャップの内側に上方から挿入配置される液戻し筒部を有してなる下方部材と、下方部材の液戻し筒部に被着される有天筒状の液溜部を有してなる上方部材とを含み、上方部材と下方部材とが、下方部材の上部外周面の外側に上方部材が嵌合して接合され、上方部材の外周面が上下方向の全長に渡って連続面をなす計量キャップであって、前記下方部材における液戻し筒部の上端部が、上方部材における液溜部の天面に液密に封着されるようにしたものである。
本発明によれば、液戻し筒部を有してなる下方部材と、液溜部を有してなる上方部材の接合体からなる計量キャップにおいて、計量キャップを握り易くするとともに、使用者による計量作業性を向上することができる。
図1は容器本体の口首部に取付けられた本体キャップに装着された実施例1の計量キャップを示す半断面図である。 図2は計量キャップを示す半断面図である。 図3は図1の平面図である。 図4は図1の本体キャップの側の拡大断面図である。 図5の(A)は図1の計量キャップの側の拡大断面図、(B)は(A)のB-B線に沿う断面図である。 図6は容器本体の口首部に取付けられた本体キャップに装着された実施例2の計量キャップを示す半断面図である。 図7は容器本体の口首部に取付けられた本体キャップに装着された実施例3の計量キャップを示す半断面図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
(実施例1)(図1乃至図5)
図1乃至図3に示した実施例1の計量キャップ100は、例えば内容液として液体洗剤を収容する合成樹脂製ボトルからなる容器本体10の口首部11に着脱可能に装着される。計量キャップ100は、外周面又は内周面に目盛が描かれていて、容器本体10から注出された適量の液体洗剤を計量して洗濯機等に投入できる。
尚、本明細書では、容器本体10の口首部11に計量キャップ100を装着した状態で、容器本体10の側を「下」の側とし、計量キャップ100の側を「上」の側とする。
本実施形態では、容器本体10の口首部11に本体キャップ20が取付けられており、計量キャップ100は本体キャップ20に螺着されて容器本体10の口首部11に装着されるものとなる。
本体キャップ20は、例えば特開2001-139049号公報に記載の本体キャップと概ね同様の構成を有する公知のものであり、計量キャップ100の後述する液戻し筒部31に備えた注ぎ口32を上方から挿入配置されることのできる液回収用凹部21をその内側に有する。
本体キャップ20は、図4に示す如く、容器本体10の口首部11を覆って装着されるスカート壁部22と、スカート壁部22の天井部23から上方に突出してスカート壁部22よりも小さな径で同心状に設けられ、外周面に雄ねじ部25が形成された雄ねじ壁部24と、雄ねじ壁部24の下端部から口首部11の内周面に沿うようにして下方に延設されるとともに、斜めに傾斜する底面開口板26を有する椀状の受け皿部27とを有する。また、図1に示すように、この受け皿部27の中央部分から上方に突出して設けられ、液回収用凹部21に液戻し筒部31を挿入配置した計量キャップ100の装着時に、液戻し筒部31の内側に配置される注出ノズル28を有する。
スカート壁部22は、その下端部内周面に係合用凹凸部29を有しており、本体キャップ20を容器本体10の口首部11に押込んで、この係合用凹凸部29を口首部11の基端部外周面に形成した被係合用凹凸部12に係止することにより、本体キャップ20が容器本体10の口首部11に装着固定される。また、雄ねじ壁部24の雄ねじ部25には、後述する計量キャップ100のスカート状の環状壁34に形成された雌ねじ部35が螺合され、また雄ねじ壁部24は、受け皿部27と共にその内側に液回収用凹部21を形成する。
受け皿部27は、容器本体10の口首部11の内側に挿入配置される椀状部分であって、これの斜めに傾斜する底面開口板26には、その最も低い部分に位置して液戻し開口26Kが形成されている。そして計量キャップ100を再装着した際に、計量キャップ100から液回収用凹部21に回収された余剰液を、この液戻し開口26Kを介して容器本体10の内部に戻すことができるようになっている。また、底面開口板26の周縁部分から離れた中央部分には、当該底面開口板26から雄ねじ壁部24の上方まで突出させて注出ノズル28が設けられている。注出ノズル28は、例えば特開2001-139049号公報に記載の注出筒と概ね同様の形態をなしており、その基端部において底面開口板26に開口形成した流出開口28Kと連通し、計量キャップ100の注ぎ口32よりも断面形状が小さくなった先端注出口28Lを介して、計量キャップ100に液体洗剤をスムーズに注出することができるようになっている。
計量キャップ100は、上下に分割された下方部材30と上方部材40の2部材で構成される。例えば下方部材30及び上方部材40は、いずれも、合成樹脂を射出成形して形成され、射出成形時に金型が抜き易いように設計された形状を有している。下方部材30及び上方部材40を形成する合成樹脂は、計量キャップ100に注出された内容液の視認性の観点から、透明又は半透明であることが好ましい。
下方部材30は、注ぎ口32を下端側に備えた液戻し筒部31を有する。計量キャップ100が本体キャップ20に装着されるとき、液戻し筒部31の注ぎ口32が本体キャップ20の内側(本実施形態では本体キャップ20の液回収用凹部21)に上方から挿入配置される。
上方部材40は、下方部材30の液戻し筒部31に被着される有天筒状の液溜部41を有する。液溜部41は、下方部材30の液戻し筒部31の内径D1より大きい内径D2を備える(図1)。このように計量キャップ100を下方部材30と上方部材40の2部材で構成することにより、計量キャップ100の成形時の型抜き性に制約されることなく、下方部材30が備える注ぎ口32の口径を本体キャップ20に挿入し得るように小径化した下方部材30を成形可能にしながら、上方部材40が形成する液溜部41の直径を大型化してその液溜め容量を増大化した上方部材40を成形できる。従って、容器本体10の口首部11又は本体キャップ20の直径を徒らに拡径せずに、計量キャップ100の液溜部41に大き目の液溜め容量を確保できる。
下方部材30と上方部材40とは、下方部材30の上部外周面の外側に上方部材40が嵌合して接合され、計量キャップ100を構成するものになる。このようにして構成された計量キャップ100は、本体キャップ20への装着時に、本体キャップ20の液回収用凹部21に挿入配置される液戻し筒部31と、液戻し筒部31と連設一体化されて本体キャップ20の上方に配置される液溜部41とを備えるものになる。また、本体キャップ20への装着時に、計量キャップ100の外周面は、上方部材40で形成されている。
下方部材30は、図4、図5に示す如く、円筒状部分である液戻し筒部31と、装着時における液戻し筒部31の上端部から外側に張り出した環状リブ33と、環状リブ33の外周縁部から垂下されて液戻し筒部31と同心状に設けられ、内周面に雌ねじ部35を有するスカート状の環状壁34とからなり、環状壁34の雌ねじ部35を本体キャップ20における雄ねじ壁部24の雄ねじ部25に螺合することによって、計量キャップ100が口首部11に着脱可能に装着される。環状壁34は、後述する如くに、上方部材40における液溜部41の下端側内周部に挿着される。
即ち、本実施形態では、下方部材30の環状壁34に設けた雌ねじ部35が、本体キャップ20に設けた雄ねじ部25に螺着される。これにより、下方部材30の雌ねじ部35が本体キャップ20の外側の雄ねじ部25に、液戻し筒部31とは離間して螺着されるものになり、計量キャップ100によって計量した内容液の注出後に、下方部材30の雌ねじ部35を本体キャップ20の雄ねじ部25に螺着したとき、下方部材30の注ぎ口32から液戻し筒部31の外周面に内容液が液だれした場合でも、当該内容液が雌ねじ部35に付着するのを効果的に回避できるとともに、計量キャップ100を着脱するときの指の汚れを回避できる。また、下方部材30の雌ねじ部35が、上方部材40の後述するように外周で段差のない接合スカート部42の内側に嵌合される環状壁34に設けられるから、雌ねじ部35が設けられる計量キャップ100の外周を拡径させることなくコンパクトな形態とし、合成樹脂量が少なくて済む。
下方部材30において、液戻し筒部31は、環状リブ33の下面が本体キャップ20の雄ねじ壁部24の上端に当接するまで計量キャップ100を螺合装着した際に、先端の注ぎ口32が受け皿部27の底面開口板26の近くに配置される長さで設けられている。また、計量キャップ100が本体キャップ20に螺合装着された際に、注ぎ口32の開口周縁部に環状に形成されているリップ32Aは、受け皿部27の内周面に形成された当接段差部27Aと密着当接するようになっており、これによって、収容された液体洗剤が、液戻し筒部31の外側の液回収用凹部21との間の隙間に回り込むのを防止し、シール性を向上させている。注ぎ口32のリップ32Aは、受け皿部27の当接段差部27Aに対する上述の密着性を向上するとともに、計量キャップ100からの内容液の注ぎ出し時の液切れ性を向上し、液ダレ防止の効果もある。
また、液戻し筒部31の注ぎ口32は、本体キャップ20の内方に向けてストレート状をなして突出される。これにより、下方部材30の雌ねじ部35を本体キャップ20の雄ねじ部25に螺着させるに当たって、下方部材30における液戻し筒部31の注ぎ口32が本体キャップ20の内側に挿入され始めるとき、ストレート状をなして突出する注ぎ口32が本体キャップ20の内側面にガイドされ、計量キャップ100は本体キャップ20の中心軸に対し同軸化されて、斜め化を回避され、その螺着の容易かつ確実を図ることができる。
下方部材30において、環状リブ33は、液戻し筒部31の上端部と環状壁34の上端部とをつなぐ円環状帯板部分であって、その下面には、コンタクトリング36が下方に突出して設けられている。コンタクトリング36が本体キャップ20における雄ねじ壁部24の上端面に圧接しつつ、計量キャップ100が本体キャップ20に装着されることになる。これにより、計量キャップ100を口首部11に装着したときに、容器本体10の内容液の外部に対する液封性を確保できる。
下方部材30は、液戻し筒部31の上端部に設けられ、環状リブ33の円環状帯板部分の半径方向に沿う帯板幅の中間部から上方に起立する筒状壁37を有する。筒状壁37は、後述する如くに、上方部材40における液溜部41の上端側内周部に挿着される。従って、本実施形態では、筒状壁37は、液溜部41の内周面を形成している。
上方部材40は、図5に示す如く、有天円筒状の液溜部41と、この液溜部41の下端部から内径を僅かに拡径されて下方に延設された接合スカート部42とからなる。
上方部材40の液溜部41と接合スカート部42の各内周部には、下方部材30の筒状壁37と環状壁34の各外周部が挿着される。
このとき、下方部材30における筒状壁37の下端外周部の周方向の全域(又は複数か所)にはローレット状係止部38が設けられ、上方部材40における液溜部41の下端内周部の周方向の全域(又は複数か所)にはローレット状係止部43が設けられている(図5(B))。下方部材30の上部外周面の外側に上方部材40を嵌合して接合するに際し、上方部材40のローレット状係止部43を下方部材30のローレット状係止部38に係止させつつ嵌め込み、下方部材30と上方部材40を周方向で係止させる。これにより、下方部材30と上方部材40は、回りにくくされた構造となり、回り止め可能に接合され、計量カップ100における下方部材30と上方部材40の周方向の接合強度を確保できる。
尚、前述の通り、下方部材30に設けた雌ねじ部35が本体キャップ20に設けた雄ねじ部25に螺着されるとき、上述の下方部材30のローレット状係止部38と上方部材40のローレット状係止部43との周方向での係止構造は、使用者の手指によって把持された上方部材40に加える螺動操作力の下方部材30への伝達を確実にする。
また、下方部材30における環状壁34の下端外周部には周方向に連続する凸状係合部39が設けられ、上方部材40における接合スカート部42の下端内周部には周方向に連続する凹状係合部44が設けられている。下方部材30の上部外周面の外側に上方部材40を嵌合して接合するに際し、上方部材40の接合スカート部42の下端開口の弾性変形を介して、上方部材40の凹状係合部44を下方部材30の凸状係合部39に嵌め込んで係合させ、下方部材30と上方部材40を上下方向で係合させる。これにより、下方部材30と上方部材40は、抜けにくくされた構造となり、抜け止め可能に接合され、計量キャップ100における下方部材30と上方部材40の上下方向の接合強度を確保できる。
計量キャップ100にあっては、下方部材30と上方部材40を接合一体化したとき、下方部材30の内周面と上方部材40の内周面及び天面内側が液体洗剤を貯留する部分となり、下方部材30の液戻し筒部31及び筒状壁37の内周面又は外周面、或いは上方部材40の液溜部41の内周面又は外周面には、計量用の目盛が適宜描かれる。
また、下方部材30と上方部材40を接合一体化したとき、下方部材30における液戻し筒部31の上端部から起立させた筒状壁37の起立先端37Kが、上方部材40における液溜部41の天面に設けた環状シール溝部45Kに差し込まれて液密に封着される。環状シール溝部45Kは、液溜部41の天面内側に突設させた環状リブ46が液溜部41の上端側内周部との間に一定の環状間隙をなすことによって形成される。本実施形態では、下方部材30における筒状壁37の起立先端37Kの内周面が、上方部材40における液溜部41の天面に設けた環状リブ46の外周面に圧接して液密に封着される。これにより、計量キャップ100を本体キャップ20に装着したときに、容器本体10の内容液の外部に対する液封性を確保できる。また、容器本体10から取外した計量キャップ100に、容器本体10から注出される内容液を計量したときに、計量キャップ100に計量された内容液の外部に対する液封性を確保できる。
しかるに、計量キャップ100を構成する上方部材40は、その外周面を上下方向の全長に渡って連続する連続面47とする。本実施形態において、上方部材40の外周面は、射出成形時に金型が抜け易いように、下端側から上端側に向って小さなテーパをなして連続する縮径状とされている。本体キャップ20への計量キャップ100の装着時に、上方部材40の外周面の下端部(接合スカート部42)は本体キャップ20におけるスカート壁部22の天井部23と上下方向で小隙間を介して相対向し、それらの相対向して近接する接合スカート部42と天井部23の両外径が概ね同一をなすように設定されている(図4)。これにより、接合スカート部42と天井部23とは上下方向で連続状をなすものになる。
即ち、計量キャップ100において、上方部材40の液溜部41の外周面と接合スカート部42の外周面とは上下方向に段差なく、下方部材30の上部外周面の外側に嵌合して接合される上方部材40の外周面が上下方向の全長に渡る連続面47をなし、段差部を形成しない。従って、使用者による計量キャップ100の握り込みに際し、使用者は上方部材40の上下方向の全長に渡って段差部のない連続面47に手指を当てて、該上方部材40をつかむことになる。計量キャップ100の外周の段差部に手指を当ててつかむものに比し、握り込み易くなり、使用者による計量作業性を向上できる。
また、上方部材40の外周面が段差部のない連続面47とされることから、上方部材40が有する液溜部41の上端側乃至下端側を含む複数か所に対する計量目盛の同時印字作業性が向上する。即ち、計量キャップ100における液溜部41の上端側乃至下端側の広い範囲の各所に対する目盛の付与が容易になり、使用者による計量作業性を向上できる。
また、計量キャップ100が本体キャップ20に螺着されたとき、計量キャップ100の上方部材40の下部に設けた接合スカート部42と、本体キャップ20とが概ね同一外径をなすように設定されていて、上方部材40における外周面に段差部のない連続面47の存在が計量キャップ100と本体キャップ20との一体感を高める。
尚、上方部材40は、その外周面の複数か所(図3では3か所)に、ローレット48を設け、計量キャップ100を本体キャップ20における雄ねじ壁部24の雄ねじ部25に螺合するための使用者の螺動操作力を上方部材40の外周面に容易に付与可能にしている。
(実施例2)(図6)
実施例2の計量キャップ200が、実施例1の計量キャップ100と異なる点は、下方部材30における液戻し筒部31の上端部から起立させた筒状壁37の起立先端37Lの内周突状部が、上方部材40における液溜部41の上端寄り中間部の内周面に凹設した環状シール溝部45Lに嵌合して液密に封着されたことにある。
これにより、計量キャップ200を本体キャップ20に装着したときに、容器本体10の内容液の外部に対する液封性を確保できる。また、容器本体10から取外した計量キャップ200に、容器本体10から注出される内容液を計量したときに、計量キャップ200に計量された内容液の外部に対する液封性を確保できる。
(実施例3)(図7)
実施例3の計量キャップ300が、実施例1の計量キャップ100と異なる点は、計量キャップ100において下方部材30における環状リブ33の外周縁部から垂下されていた環状壁34及び雌ねじ部35を撤去したことにある。
これに伴い、下方部材30と上方部材40とは、下方部材30における環状リブ33の外周縁部に形成した環状係合部51と、上方部材40における接合スカート部42の上端内周部に設けた環状係合溝部52とを係合する構造によって、抜けにくくされた構造となり、抜け止め可能に接合された。下方部材30の環状係合部51と上方部材40の環状係合溝部52は、上方部材40における接合スカート部42の開口の弾性変形を介して嵌め込まれて係合される。これにより、計量キャップ300における下方部材30と上方部材40の上下方向の接合強度を確保できる。
また、計量キャップ300と本体キャップ20とは、上方部材40の液溜部41の下端部から延設させた接合スカート部42の内周面に設けた雌ねじ部53が、本体キャップ20に設けた雄ねじ部25に螺着されるものとした。これにより、計量キャップ300によって計量した内容液の注出後に、上方部材40の雌ねじ部53を本体キャップ20の雄ねじ部25に螺着したとき、下方部材30の注ぎ口32から液戻し筒部31の外周面に内容液が液だれした場合でも、当該内容液が雌ねじ部53に付着するのを効果的に回避できるとともに、計量キャップ300を着脱するときの指の汚れを回避できる。
尚、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、計量キャップの下方部材や上方部材は円筒形状のものである必要は必ずしもなく、また雄ねじ部や雌ねじ部を介して口首部や本体キャップに螺合装着されるものである必要は必ずしもない。更に、計量キャップは本体キャップを介在させることなく口首部に直接装着されるものであっても良く、本体キャップに注出ノズルが設けられている必要は必ずしもない。また、実施例2について、実施例3のように環状壁34及び雌ねじ部35を撤去し、下方部材30と上方部材40とは、下方部材30における環状リブ33の外周縁部に形成した環状係合部51と、上方部材40における接合スカート部42の上端内周部に設けた環状係合溝部52とを係合する構造によって、抜け止め可能に接合しても良い。
また、容器本体に収容される内容液は、特に制限はなく、液体洗剤の他、柔軟剤、漂白剤等の計量を必要とするその他の種々の液体製品であっても良い。
本発明によれば、液戻し筒部を有してなる下方部材と、液溜部を有してなる上方部材の接合体からなる計量キャップにおいて、使用者による計量作業性を向上することができる。
100、200、300 計量キャップ
10 容器本体
11 口首部
20 本体キャップ
25 雄ねじ部
30 下方部材
31 液戻し筒部
32 注ぎ口
35 雌ねじ部
37 筒状壁
37K、37L 起立先端
38 係止部
39 係合部
40 上方部材
41 液溜部
42 接合スカート部
43 係止部
44 係合部
45K、45L シール溝部
47 連続面
51 係合部
52 係合溝部(係合部)

Claims (9)

  1. 容器本体の口首部又は該口首部に取付けられた本体キャップに着脱可能に装着される計量キャップであり、
    下端側に備えた注ぎ口が容器本体の口首部又は本体キャップの内側に上方から挿入配置される液戻し筒部を有してなる下方部材と、下方部材の液戻し筒部に被着される有天筒状の液溜部を有してなる上方部材とを含み、
    上方部材と下方部材とが、下方部材の上部外周面の外側に上方部材が嵌合して接合され、
    上方部材の外周面が上下方向の全長に渡って連続面をなす計量キャップであって、
    前記下方部材における液戻し筒部の上端部が、上方部材における液溜部の天面に液密に封着される計量キャップ。
  2. 前記下方部材と上方部材とが、下方部材の外周部に設けられた係合部と上方部材の内周部に設けられた係合部とが上下方向で係合された構造によって接合される請求項1に記載の計量キャップ。
  3. 前記下方部材と上方部材とが、下方部材の外周部に設けられた係止部と上方部材の内周部に設けられた係止部とが周方向で係止された構造によって接合される請求項1又は2に記載の計量キャップ。
  4. 前記下方部材に設けられた雌ねじ部が、容器本体の口首部又は本体キャップに設けられた雄ねじ部に螺着される請求項1乃至3のいずれかに記載の計量キャップ。
  5. 前記上方部材の液溜部に設けられた雌ねじ部が、容器本体の口首部又は本体キャップに設けられた雄ねじ部に螺着される請求項1乃至3のいずれかに記載の計量キャップ。
  6. 前記下方部材における液戻し筒部の注ぎ口が、容器本体の口首部又は本体キャップの内方に向けてストレート状をなして突出される請求項1乃至のいずれかに記載の計量キャップ。
  7. 前記本体キャップへの計量キャップの装着時に、上方部材の外周面の下端部と、この上方部材の外周面の下端部に上下方向で相対向して近接する本体キャップの外周面とが連続状をなす請求項1乃至のいずれかに記載の計量キャップ。
  8. 容器本体の口首部又は該口首部に取付けられた本体キャップに着脱可能に装着される計量キャップであり、
    下端側に備えた注ぎ口が容器本体の口首部又は本体キャップの内側に上方から挿入配置される液戻し筒部を有してなる下方部材と、下方部材の液戻し筒部に被着される有天筒状の液溜部を有してなる上方部材とを含み、
    上方部材と下方部材とが、下方部材の上部外周面の外側に上方部材が嵌合して接合され、
    上方部材の外周面が上下方向の全長に渡って連続面をなす計量キャップであって、
    前記上方部材の液溜部に設けられた雌ねじ部が、容器本体の口首部又は本体キャップに設けられた雄ねじ部に螺着される計量キャップ。
  9. 前記下方部材と上方部材とが、下方部材の外周部に設けられた係合部と上方部材の内周部に設けられた係合部とが上下方向で係合された構造によって接合される請求項8に記載の計量キャップ。
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