JP6175509B2 - 計量容器 - Google Patents

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Description

本発明は、計量キャップを備えた計量容器に関する。
本願は、2013年10月2日に日本に出願された特願2013−207607号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
柔軟剤、液体洗剤等の容器本体に採用されている計量キャップは、一般的に計量機能を備え、計量した内容物を外側から視認できるようにキャップ周壁を透明性の高い部材から構成し、所望の計量機能を得るためにキャップ周壁に計量目盛を印刷や成形によるレリーフとして形成している。
また、この種の容器本体には、内容物の注出量を調整したり、詰め替えパウチからの内容物を補充するためのノズル中栓を嵌合した形態が多く用いられているが、内容物が液体の場合、ノズル中栓と計量キャップの着脱構造は、輸送やハンドリングにおいて液漏れを生じ難いようにネジ嵌合構造とされることが一般的である。
液体を収容物とする容器の計量キャップにおいて、口頸部に計量キャップを着脱自在に嵌合した構造を備え、嵌合構造内側の計量筒の一部に、計量線を印字した構造を採用した計量キャップが以下の特許文献1に記載されている。
また、液体を収容物とする中空容器の口頸部に注出筒を有する注出中栓を装着するとともに、この注出中栓に螺合される底深の計量キャップ兼用の蓋体を備えた計量器付き容器が以下の特許文献2に記載されている。
実用新案登録第3141949号公報 特開2002−12242号公報
前記特許文献1、2に記載されている計量キャップの基本構造として、図12に示すように底深型の計量筒部100とこの計量筒部100の一方の開口部を閉じる蓋部101とこの蓋部101から計量筒部100の外側に計量筒部100の周囲を囲むように延出形成されたフランジ筒部102からなる計量キャップ103が知られている。ノズル中栓を備えた容器本体の口頸部に前記計量キャップ103を着脱自在に装着しておくことにより、計量キャップ103を用いて内容物を計量し、必要量のみ内容物を使用することができる。
図12に示す計量キャップ103においては、計量筒部100の周壁に計量目盛り105を形成しているので、計量筒部100に収容した内容物の容量を把握することができる。
ところが、フランジ筒部102の内周側には容器本体の口頸部に螺合するためのねじ部106が形成されている関係もあり、透明性の高い材料で構成されていたとしても、図12(b)に示すように外部から眺めた場合、ねじ部106が邪魔になって計量目盛り105の一部が隠れて見え難くなり、内容物の量を正確に把握できない問題があった。
また、ねじ部106を利用して計量キャップ103を容器本体の口頸部にネジ込みにより嵌合する構造では、洗浄剤を取り扱う際に手指が水分で汚れていたり、洗浄剤が付着していると、手指が滑りやすくなり、ねじ込み固定した計量キャップ103を容器本体の口頸部から取り外し難いケースがあるとともに、操作し難い問題があった。
本発明は前記課題を解決するために、ねじ部を介した螺合構造よりも容器本体の口頸部に装着しやすく、かつ、取り外しが容易な構造の計量キャップを備えた計量容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施態様は以下の構成を採用した。
本実施態様は、口頸部を有し、液状または粉状の内容物を収容可能な容器本体と、前記口頸部に装着されたノズル中栓と、このノズル中栓に着脱自在に設けられた計量キャップを備えた計量容器であって、前記ノズル中栓は、前記口頸部に装着される筒壁部を有し、この筒壁部の内側に注出口が形成されており、前記計量キャップは、前記ノズル中栓の筒壁部に一部挿入される計量筒部と、この計量筒部の一側開口端を閉じる蓋部と、前記計量筒部の周面から外方に張り出し、前記ノズル中栓の筒壁部上端の開口部に被せられるフランジ部と、このフランジ部の縁部から垂下され、前記計量キャップの装着時に前記筒壁部の外面に沿わせられる延出片を備え、前記延出片は、下端に向かって幅が狭くなっており、前記計量キャップは前記ノズル中栓に装着した状態で周方向の少なくとも一方に回動でき、前記筒壁部の外面には、前記計量キャップを装着して周方向に回動させた時に前記延出片の下端部が当接する段差壁部が形成され、前記段差壁部が前記筒壁部の上方に向かって延び、かつ周方向に傾斜している計量容器に関する。
本実施態様においては、前記筒壁部の外面と前記延出片の内面に、前記ノズル中栓に対する前記計量キャップの相対的な上方移動を規制する第1の係合部が形成されていることが好ましい。
また、前記筒壁部の外面と前記延出片の内面に、前記計量キャップの周方向への回動を案内する第2の係合部が形成され、前記筒壁部の外面および前記延出片の内面の双方もしくはいずれか一方には前記第2の係合部の端縁部から前記段差壁部に沿った延長係合部が形成されていることが好ましい。
また、前記延出片に弾性が付与されていることが好ましい。
また、前記延出片が前記フランジ部の周方向対称位置に2つ以上形成されていることが好ましい。
本発明の計量容器では、ねじ部を介した螺合構造よりも容器本体の口頸部に装着されたノズル中栓に計量キャップを装着することが容易であり、かつ、計量キャップの取り外しも容易である。
本発明に係る第1実施形態の計量容器の全体構成を示す斜視図。 図1の計量容器の上部側全体構造と断面構造を示すもので、図2(a)は正面図、図2(b)は断面図。 図1の計量容器のノズル中栓を示すもので、図3(a)は正面図、図3(b)は側面図。 図1の計量容器の計量キャップを示すもので、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図、図4(c)は倒立図。 図1の計量容器のノズル中栓から計量キャップを外す様子を示す斜視図。 図1の計量容器のノズル中栓に計量キャップを装着する様子を示す斜視図。 本発明に係る第2実施形態の計量容器の上部側全体構造と断面構造を示すもので、図7(a)は正面図、図7(b)は断面図。 図7の計量容器のノズル中栓を示すもので、図8(a)は正面図、図8(b)は側面図。 図7の計量容器の計量キャップを示すもので、図9(a)は正面図、図9(b)は側面図、図9(c)は倒立図。 図7の計量容器のノズル中栓から計量キャップを外す様子を示す斜視図。 図7の計量容器のノズル中栓に計量キャップを装着する様子を示す斜視図。 計量容器に着脱自在に装着される計量キャップの従来構成の一例を示すもので、図12(a)は倒立状態の計量キャップの縦断面図、図12(b)は倒立状態の計量キャップの斜視図。 本発明に係る第3実施形態の計量容器の上部側全体構造と断面構造を示すもので、図13(a)は斜視図、図13(b)は断面図。 図13の計量容器のノズル中栓を示すもので、図14(a)は正面図、図14(b)は側面図。 ノズル中栓と計量キャップの他の例を示した正面図。 ノズル中栓と計量キャップの他の例を示した正面図。 ノズル中栓の他の例を示した正面図。 ノズル中栓と計量キャップの他の例を示した正面図。
「第1実施形態」
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
計量容器Cは、図1および図2に示すように、口頸部2を有する樹脂製の中空の容器本体1と、容器本体1の口頸部2に装着されたノズル中栓203と、ノズル中栓203に着脱自在に設けられた計量キャップ205を備えている。
この例では、容器本体1の口頸部2とノズル中栓203はいずれも概略円筒形状をなしており、ノズル中栓203を容器本体1の口頸部2に装着した状態においてそれらの中心軸線(図2(b)の中心軸線C1)は一致している。
本実施形態の容器本体1は、柔軟剤、液体洗剤等の液体あるいは粉末状洗剤や粉末状柔軟剤等の粉体を収容可能なボトル型の中空容器であり、略四角形状の底壁6と側壁7と肩部8と口頸部2から構成されている。
口頸部2は、図2(b)に示すように円筒状に形成され、その外周部にねじ部2aが形成されている。
ノズル中栓203は、図2(b)に示すように、容器本体1の円筒状の口頸部2に螺合される筒壁部10を有している。筒壁部10は、内周面における下部にねじ部11aを設けた外筒壁11と、外筒壁11の内周側に接続壁12を介して下方に延設された内筒壁13を備えている。
内筒壁13は外筒壁11の下端より若干下方まで達するように外筒壁11と平行に延出されている。内筒壁13の下端には傾斜面16aを有する底壁部16が設けられており、底壁部16には注出口16bが遍在して形成されている。底壁部16における注出口16bの周縁部には注出筒17が立設されている。
底壁部16において注出口16bが遍在しているため、注出口16bの周りに立設された注出筒17も内筒壁13内で偏在している。注出筒17には、その側壁面の中心軸線C1側に縦方向にスリット状の開口部17bが形成されている。更に注出筒17は、上端部が中心軸線C1に向かって低くなるように傾斜した面17aが形成されるように斜め方向に切除されている。
ノズル中栓203は、内筒壁13を口頸部2の内側に挿入し、外筒壁11のねじ部11aが容器本体1の口頸部2のねじ部2aに螺合されることで、容器本体1の口頸部2に着脱自在に装着されている。
また、ノズル中栓203には、外筒壁11と内筒壁13との間の接続壁12の下面から垂下された筒状のシールリップ部15が形成されている。これにより、ノズル中栓203を容器本体1の口頸部2に螺合により装着した状態において、シールリップ部15が口頸部2の開口部に密に挿入されることで、口頸部2の開口部が液密に閉塞される。
図2、図3に示すように、外筒壁11の外面には、外筒壁11の周回りに180゜間隔で、すなわち外筒壁11の周方向対称位置に、正面視舌型で内周面に向かって凹んだ窪部11Aが形成されている。外筒壁11の外面における窪部11Aの縁部分には段差壁部11Cが形成されている。
段差壁部11Cは、図3(a)に示すように、正面視した場合にサインカーブの一部を切り取ったような形状とされており、その底部の両側において筒壁部10の上方に向かって延び、かつ周方向に傾斜している。
この例の窪部11Aでは、段差壁部11Cの底部が外筒壁11の下端近くに位置し、窪部11Aの上端部の周方向の幅が外筒壁11の全周の1/6程度となっている。
段差壁部11Cの周方向、すなわち中心軸栓C1に対し直交する方向に対する傾斜角度θ(図3)は、40〜70°が好ましく、45〜65°がより好ましい。前記傾斜角度が下限値以上であれば、計量キャップ205をより安定してノズル中栓203に装着できる。前記傾斜角度が上限値以下であれば、計量キャップ205の取り外しがより容易になる。
計量キャップ205は、図4に示すように、計量筒部22と、計量筒部22の一側開口端を閉じる蓋部21と、計量筒部22の周面から外方に張り出したフランジ部23と、フランジ部23の縁部から垂下された2つの延出片25と、を備えている。このように、計量キャップ205は、有蓋円筒形状で、高さ方向の中央に外方に張り出すフランジ部を有している。フランジ部23の延出片25より外側には、フランジ部の縁部から外側に突出した突出部が形成されていてもよい。
また、フランジ部23の内周縁部には、下方に突出するリング部24が形成されている。
計量筒部22は、注出筒17を囲むように、その下端側の一部がノズル中栓203の筒壁部10に挿入される。
計量筒部22の周壁における2つの延出片25の間の部分には、図4(c)に示すように、計量用の目盛線と容量表示用の数字を備えた目盛部32が印刷、刻印等の手段により形成されている。これにより、計量キャップ205を倒立させた状態で、計量筒部22の開口部22aから注入された液体等の内容物の量を把握することができる。
フランジ部23は、計量キャップ205がノズル中栓203に装着される際に、ノズル中栓203の筒壁部10上端の開口部に被せられる。
延出片25は、下端に向かって幅が狭くなっている正面視舌型の薄型片であり、その下端部25aは正面視曲線状になっている。
延出片25は、フランジ部23の周回りに180゜間隔で、すなわちフランジ部23の周方向対称位置に2つ形成されている。2つの延出片25は、計量キャップ205の装着時に、ノズル中栓203の筒壁部10の外面における2つの窪部11Aにそれぞれ沿わせられる。
この例では、図2(a)に示すように、計量キャップ205を装着して延出片25の下端部25aを段差壁部11Cの底部に位置合わせした時に、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cからわずかに離間するようになっている。これにより、計量キャップ205を周方向に回動させる際、初期の回動がより容易に行える。延出片25の下端部25aは、計量キャップ205を装着して周方向に回動させた時に段差壁部11Cに当接する。
なお、本実施形態の変更態様として、延出片の下端部を段差壁部の底部に位置合わせした時に該延出片の下端部が段差壁部に当接するようにしてもよい。
また、この例では、延出片25の幅は、ノズル中栓203の外筒壁11の外面に形成された窪部11Aの幅よりも狭くなっている。これにより、計量キャップ205の装着時に、延出片25における下端部25aよりも上方の側縁部は、両側の段差壁部11Cから離間している。
(製造方法)
容器本体1の製造方法としては、例えばポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いたブロー成型等により一体として成型する方法が挙げられる。ノズル中栓203の製造方法としては、例えばポリプロピレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成型により一体として成型する方法が挙げられる。計量キャップ205の製造方法としては、例えばポリエチレン等のオレフィン系合成樹脂を用いた射出成型により一体として成型する方法が挙げられる。
容器本体1、ノズル中栓203、計量キャップ205の製造方法は、前記した方法には限定されない。
(作用機序)
以下、計量容器Cにおけるノズル中栓203と計量キャップ205の取り付け操作、取り外し操作、および計量操作について説明する。
計量容器Cでは、容器本体1内に内容物が収容された状態で、図2(b)に示すように、注出筒17を上向きとしてノズル中栓203の内筒壁13が口頸部2の内側に挿入され、外筒壁11のねじ部11aが容器本体1の口頸部2のねじ部2aに螺合されて、ノズル中栓203が容器本体1の口頸部2に装着されている。容器本体1の口頸部2の開口部は、ノズル中栓203のシールリップ部15によって液密に閉塞されるため、口頸部2のねじ部2aとノズル中栓203のねじ部11aの螺合部分を介する液漏れが防止されている。
また、図2(a)に示すように、ノズル中栓203に計量キャップ205が装着された状態においては、計量キャップ205の2つの延出片25がノズル中栓203の筒壁部10の2つの窪部11Aにそれぞれ位置し、2つの延出片25によってノズル中栓203の筒壁部10が挟み込まれるようになっている。
計量キャップ205を取り外す際には、まず計量キャップ205の上部を指で摘み、計量キャップ205を周方向に左回りに回動させる。このとき、図5に示すように、計量キャップ205の延出片25の下端部25aがノズル中栓203の段差壁部11Cに当接し、更に段差壁部11Cを摺動することで、延出片25を斜め上方に移動させる力が作用する。これにより、図5の矢印aに示すように延出片25が段差壁部11Cに沿ってせり上がり、その結果として計量キャップ205が回動しつつ斜め上方に移動することで、計量キャップ205を取り外すことができる。
計量容器Cでは、計量キャップ205を周方向に右回りに回動させても、同様に計量キャップ205を取り外すことができる。
その後、図4(c)に示すように計量キャップ205を倒立させ、ノズル中栓203の注出筒17の先端を下向きとするように容器本体1を傾けて、容器本体1内の内容物を注出口16bから注出筒17を通じて計量筒部22に注入する。計量キャップ205の計量筒部22への内容物の注入量は、目盛部32により把握することができる。
本実施形態の計量キャップ205では、目盛部32の周囲に存在するのは、フランジ部23の周方向対称位置に設けられた2つの延出片25,25のみである。そのため、延出片25,25の間から目盛部32が視認しやすく、計量筒部22に収容した内容物の量を正確に把握することができる。
計量を終えて内容物を使用した後は、図6に示すように、計量キャップ205の延出片25の位置をノズル中栓203における外筒壁11の窪部11Aの位置に合わせつつ、計量筒部22をノズル中栓203の筒壁部10に挿入して装着する。
以上説明した計量容器Cでは、延出片25の位置をノズル中栓203における外筒壁11の窪部11Aの位置に合わせて、計量筒部22をノズル中栓203の筒壁部10に挿入するだけで計量キャップ205を装着できるため、従来のねじ部を介する計量キャップに比べて装着が遥かに容易である。また、装着した計量キャップ205を回動させることで、延出片25の下端部25aがノズル中栓203の段差壁部11Cを摺動してせり上がるため、計量キャップ205を容易に取り外すことができる。また、従来のねじ部を介する計量キャップは取り外す際に何周も回動させる必要があるのに対して、計量容器Cでは計量キャップ205を周方向に数分の一周回動させるだけで容易に取り外すことができる。
以上のように、計量容器Cでは、従来のねじ込み式の計量キャップに比べて計量キャップ205の取り付け操作および取り外し操作が遙かに簡便に行えるため、手指が洗剤等で汚れていて滑りやすい状態であっても支障なく取り付けおよび取り外しができる利点を有する。
「第2実施形態」
本実施形態の計量容器では、ノズル中栓の筒壁部の外面と計量キャップの延出片の内面に、ノズル中栓に対する計量キャップの相対的な上方移動を規制する第1の係合部が形成されていることが好ましい。また、筒壁部の外面と延出片の内面に、計量キャップの周方向への回動を案内する第2の係合部が形成され、前記筒壁部の外面および前記延出片の内面の双方もしくはいずれか一方には前記第2の係合部の端縁部から段差壁部に沿った延長係合部が形成されていることが好ましい。
以下、これらの構成を採用した実施形態の一例について説明する。
この実施形態の計量容器Aは、図7〜9に示すように、容器本体1の口頸部2にノズル中栓3と計量キャップ5を取り付けて構成されている以外は、計量容器Cと同じである。図7〜9において図2〜4と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
ノズル中栓3は、外筒壁11の外面の窪部11Aに第1の案内凸部18、第2の案内凸部19および延長凸部20が形成されている以外は、計量容器Cのノズル中栓203と同じである。
第1の案内凸部18は、窪部11Aにおける幅方向のほぼ中央部分であって外筒壁11の上端部近くに形成された、周方向に延びる凸条からなる。第1の案内凸部18は、外筒壁11の周方向において、平面視における中心軸線C1を中心とする15〜20°の範囲内に形成されている。
この例の第1の案内凸部18は、正面視で周方向における段差壁部11Cの底部に対応する位置から左端までの長さが、当該位置から右端までの長さよりも長くなっている。この場合、装着した計量キャップ5を左回りに回動させたときには、後述の第3の案内凸部27の係合が外れやすく、計量キャップ5を右回りに回動させたときには第3の案内凸部27の係合が外れ難くなる。これにより、計量キャップ5を取り外す際の計量キャップ5の回動方向を規制することができる。
なお、第1の案内凸部18は、正面視で周方向における段差壁部11Cの底部に対応する位置から左端までの長さと、当該位置から右端までの長さを等しくして、周方向の両方向への回動しやすさが同じになるようにしてもよい。
第2の案内凸部19は、窪部11Aにおける第1の案内凸部18よりも下方に形成された、周方向に延びる凸条からなる。第2の案内凸部19の周方向の長さは第1の案内凸部18の水平方向長さとほぼ同等になっている。
延長凸部20は、図8(a)に示すように、第2の案内凸部19を正面視した場合の右端縁部から第2の案内凸部19を延長するように段差壁部11Cに沿って斜め上方に傾斜して延びている。延長凸部20の第2の案内凸部19側の始端部20aは円弧状に形成され、第2の案内凸部19と滑らかに接続されている。延長凸部20の主体部20bは直線状にかつ周方向に対する所定の傾斜角(例えば40〜70゜)で斜め上方に向かうように形成されている。
第2の案内凸部19と延長凸部20とは、段差壁部11Cから離間し、第2の案内凸部19と延長凸部20の正面視形状が段差壁部11Cの正面視形状と相似形状となっている。
なお、図8(a)に示す窪部11Aは外筒壁11の周方向に180゜間隔で形成されているので、各窪部11Aに形成されている第1の案内凸部18と第2の案内凸部19および延長凸部20を図8(b)に示す方向から見た場合にこれらは外筒壁11の左右両側の対称位置に形成されている。
計量キャップ5は、図9に示すように、延出片25の内面に、計量キャップ5の装着時に外筒壁11の第1の案内凸部18に係合する第3の案内凸部27と、外筒壁11の第2の案内凸部19に係合する第4の案内凸部28が形成されている以外は、計量容器Cの計量キャップ205と同じである。
第3の案内凸部27は、図7(a)に示すように、延出片25の内面において、計量キャップ5をノズル中栓3に装着した時に、外筒壁11の第1の案内凸部18の下側に係合する位置に形成されている。第1の案内凸部18および第3の案内凸部27により第1の係合部29が形成される。計量キャップ5の装着時に第1の係合部29の第1の案内凸部18と第3の案内凸部27が係合することで、ノズル中栓3に対する計量キャップ5の相対的な上方移動を規制することができる。これにより、装着した計量キャップ5が予期せず上方に抜けることを抑制できる。
第4の案内凸部28は、延出片25の内面の第3の案内凸部27の下方において、計量キャップ5のノズル中栓3への装着時に、外筒壁11の第2の案内凸部19上に隣接係合する位置に形成されている。第2の案内凸部19および第4の案内凸部28により第2の係合部30が形成されている。更に、延長凸部20および第4の案内凸部28により延長係合部31が形成される。
図7(a)に示すように、計量キャップ5を装着して延出片25の下端部25aを段差壁部11Cの底部に位置合わせした時に、延出片25の下端部25aは段差壁部11Cからわずかに離間するようになっている。これにより、計量キャップ5の延出片25の下端部25aは窪部11Aの底部で周方向に若干移動が可能になっている。窪部11Aの底部において延出片25の下端部25aの周方向の移動可能な幅(距離)は、第1の案内凸部18の周方向の長さと同等か、それよりも若干大きくなっている。
この例の計量容器Aでは、延出片25に弾性が付与されていることが好ましい。これにより、計量キャップ5の装着時に、第1の係合部29の第1の案内凸部18と第3の案内凸部27とを容易に係合させることができる。
(製造方法)
ノズル中栓3および計量キャップ5の製造方法は、特に限定されず、例えばノズル中栓203および計量キャップ205で挙げた方法と同じ方法が挙げられる。
(作用機序)
以下、計量容器Aにおけるノズル中栓3と計量キャップ5の取り付け操作、取り外し操作、計量操作について説明する。
ノズル中栓3の容器本体1の口頸部2への装着は、計量容器Cにおけるノズル中栓203の装着と同様になっている。
図7(a)に示すように、ノズル中栓3に計量キャップ5を嵌合した状態においては、ノズル中栓3の第1の案内凸部18の下側に延出片25の第3の案内凸部27が係合し、ノズル中栓3の第2の案内凸部19上に延出片25の第4の案内凸部28が隣接係合している。この状態では、第1の案内凸部18と第3の案内凸部27の係合により、ノズル中栓3に対する計量キャップ5の相対的な上方移動が規制されるため、計量キャップ5が抜け止めされている。
ノズル中栓3に装着されている計量キャップ5を取り外すには、まず、計量キャップ5の上部を指で摘み、計量キャップ5を若干左回りに回動させる。このとき、第1の係合部29において第3の案内凸部27が第1の案内凸部18の下面を摺動するとともに、第2の係合部30において第4の案内凸部28が第2の案内凸部19の上面を摺動する。これにより、ノズル中栓3に対して計量キャップ5が相対的に上方移動することが抑制されつつ、計量キャップ5が安定して周方向に回動するように案内される。そして、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cに当接する。
上述の状態から計量キャップ5を周回りに更に回動させると、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cを摺動することで、延出片25を斜め上方に移動させる力が作用する。また同時に、第2の係合部30において、第4の案内凸部28が延長凸部20の上面を摺動するので、計量キャップ5を斜め上方に移動させる力が更に作用する。これらの結果として、図10の矢印aに示すように、計量キャップ5は回動しつつ斜め上方に移動する。
ここで、計量キャップ5の上昇とともに第1の係合部29において第1の案内凸部18から第3の案内凸部27が外れる結果、図10に示すように計量キャップ5を半分程度ノズル中栓3から取り外すことができる。延出片25が樹脂製の舌型で適度な弾性を有すれば、第3の案内凸部27が第1の案内凸部18から外れやすくなる。この状態から指で摘んでいた計量キャップ5を更に回動させると、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cを更に摺動し、かつ第4の案内凸部28が延長凸部20を更に摺動することで、計量キャップ5が更にせり上がり、ノズル中栓3から取り外すことができる。計量キャップ5の延出片25は樹脂製で適度の弾性を有し、容易に変形可能であれば、図5の状態から計量キャップ5を若干上方に引き上げるか、計量キャップ5を若干斜め方向に捻る等の操作を加えると、計量キャップ5をノズル中栓3から容易に取り外すことができる。
計量操作は、計量容器Cの場合と同様に行える。
計量が終了して計量キャップ5を再びノズル中栓3に装着する際は、図11の矢印bに示すように計量キャップ5の計量筒部22をノズル中栓3の内筒壁13の内側に挿入するとともに、延出片25をノズル中栓3の窪部11Aの位置に合わせて計量キャップ5をノズル中栓3に押し込むことで装着することができる。
計量キャップ5の延出片25が適度な弾性を有すれば、図11に示すように計量キャップ5の左右両側の延出片25,25でノズル中栓3の外筒壁11を挟みつつ下降させることで、第1の係合部29において第3の案内凸部27が第1の案内凸部18を容易に乗り越える。これにより、容易に第3の案内凸部27を第1の案内凸部18で抜け止めした状態にできる。
以上説明した計量容器Aは、計量容器Cと同様に、従来のねじ込み式の計量キャップに比べて遙かに簡便に計量キャップ205の取り付け操作および取り外し操作が行えるため、手指が洗剤等で汚れていて滑りやすい状態であっても支障なく取り付けおよび取り外しができる利点を有する。
また、計量容器Aは第1の係合部29を有するため、計量容器Cに比べて計量キャップ5を装着した状態をより安定して維持できる。更に、第1の係合部29、第2の係合部30および延長係合部31を有することで、装着した計量キャップ5を周方向に回動させた際にそれら係合部の案内によって計量キャップ5がよりせり上がりやすいため、計量キャップ5の取り外しが更に容易である。
「第3実施形態」
計量容器Aでは、ノズル中栓3の外筒壁11に第1の案内凸部18と第2の案内凸部19と延長凸部20を設け、計量キャップ5の延出片25に第3の案内凸部27と第4の案内凸部28を設けたが、これらを凹部と凸部による嵌合構造としても良い。
凹部と凸部による嵌合構造の一例として、図13と図14を基に以下に説明する嵌合構造を採用することができる。
第3実施形態の計量容器Bは、計量容器Aのノズル中栓3と一部を除いて同一構造のノズル中栓3Aと、計量容器Aの計量キャップ5と一部を除いて同一構造の計量キャップ5Aを備えている以外は、計量容器Aと同じである。
ノズル中栓3Aにおいて、計量容器Aのノズル中栓3と異なっているのは、窪部11Aに形成されていた第1の案内凸部18の代わりに第1の案内凹部18Aが形成され、第2の案内凸部19の代わりに第2の案内凹部19Aが形成されている点である。また、計量容器Aにおいて形成されていた延長凸部20の代わりに延長凹部20Aが形成されている点が異なる。
第1の案内凹部18Aの幅や長さを含めた正面視形状は計量容器Aの第1の案内凸部18の正面視形状と同一である。第2の案内凹部19Aおよび延長凹部20Aの幅や長さを含めた正面視形状は、計量容器Aの第2の案内凸部19および延長凸部20と同一である。
また、計量キャップ5において延出片25の内面には、計量容器Aの第3の案内凸部27と同一形状の第3の案内凸部27Aが形成され、第4の案内凸部28と同一形状の第4の案内凸部28Aが形成されている。
計量容器Bでは、第3の案内凸部27Aは計量キャップ5Aをノズル中栓3Aに装着し嵌合した状態において第1の案内凹部18Aに嵌合し、第4の案内凸部28Aは同状態において第2の案内凹部19Aに嵌合するようになっている。
ノズル中栓3Aの第1の案内凹部18Aと計量キャップ5Aの第3の案内凸部27Aにより第1の係合部39が形成される。計量キャップ5Aをノズル中栓3Aに装着した状態において、ノズル中栓3Aの外筒壁11に形成された第1の案内凹部18Aに、計量キャップ5Aの延出片25に形成された第3の案内凸部27Aが嵌合する。
また、ノズル中栓3Aの第2の案内凹部19Aと計量キャップ5Aの第4の案内凸部28Aにより第2の係合部40が形成される。計量キャップ5Aをノズル中栓3Aに装着した状態において、ノズル中栓3Aの外筒壁11に形成された第2の案内凹部19Aに、計量キャップ5Aの延出片25に形成された第4の案内凸部28Aが嵌合する。更に、ノズル中栓3Aの延長凹部20Aと計量キャップ5Aの第4の案内凸部28Aにより延長係合部41が形成される。計量キャップ5Aを周方向に回動させて取り外す際、ノズル中栓3Aの外筒壁11に形成された延長凹部20A内を、計量キャップ5Aの延出片25に形成された第4の案内凸部28Aが移動する。
計量容器Bにおける計量キャップ5Aの取り付け嵌合操作、取り外し操作および計量操作は、計量容器Aの場合と同様に行える。
具体的には、計量キャップ5Aを左回りに回動させると、第3の案内凸部27Aが第1の案内凹部18A内を摺動するとともに、第4の案内凸部28Aが第2の案内凹部19A内を摺動し、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cに当接する。計量キャップ5を更に回動させると、第3の案内凸部27Aが第1の案内凹部18Aから外れ、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cを摺動し、第4の案内凸部28Aが延長凹部20A内を摺動することで、延出片25を斜め上方に移動させる力が作用する。これにより、計量キャップ5Aは回動しつつ斜め上方に移動するため、計量キャップ5Aを容易に取り外すことができる。
以上説明した計量容器Bは、計量容器A、Cと同様に、従来のねじ込み式の計量キャップに比べて遙かに簡便に計量キャップ205の取り付け操作および取り外し操作が行える。
また、計量容器Bは、計量容器Aと同様に、第1の係合部39を有するために計量キャップ5Aを装着した状態をより安定して維持できる。更に、第1の係合部39、第2の係合部40および延長係合部41を有することで、計量キャップ5Aの取り外しが容易である。
「他の実施形態」
なお、本実施形態の変更態様として、計量容器は、前記した計量容器A〜Cには限定されない。
例えば、計量キャップの延出片の一方の側縁部の周方向に対する傾斜角度と、該計量キャップの装着時に前記一方の側縁部に対向するノズル中栓の段差壁部の周方向に対する傾斜角度が80°以上とされ、該計量キャップを装着した状態で延出片の前記一方の側縁部とそれに対向するノズル中栓の段差壁部とが接している計量容器であってもよい。該計量容器では、計量キャップを周方向の前記一方の側縁部側には回動することができず、計量キャップの周方向の回動方向が一方向に制限される。
具体例としては、図15に例示した計量キャップ5Bとノズル中栓3Bを有する計量容器が挙げられる。計量キャップ5Bは、延出片25Aの正面視左側の側縁部の周方向に対する傾斜角度φが90°となっている以外は計量キャップ205と同じである。ノズル中栓3Bは、段差壁部11Cにおける底部の正面視左側部分の周方向に対する傾斜角度が90°となっている段差壁部11Dが形成されている以外はノズル中栓203と同じである。計量キャップ5Bをノズル中栓3Bに装着した状態において、延出片25の正面視左側の側縁部は、段差壁部11Dにおける底部の正面視左側部分と接している。装着した計量キャップ5Bは、周方向に右回りには回動できず、周方向の回動方向が左回りに制限されている。装着した計量キャップ5Bを取り外す際には、計量キャップ5Bを周方向に左回りに回動させることで、計量容器Cと同様に取り外しできる。
また、計量容器A〜Cでは、計量キャップ装着時に計量キャップの延出片の下端部よりも上方の両側の側縁部がノズル中栓の段差壁部から離間していたが、段差壁部の周方向に対する傾斜角度が充分に小さければ、延出片の下端部よりも上方の両側の側縁部がノズル中栓の段差壁部に接していてもよい。
具体例としては、図16に例示した計量キャップ5Cとノズル中栓3Cを有する計量容器が挙げられる。ノズル中栓3Cは、段差壁部11Cの周方向に対する傾斜角度ψが例えば5〜15°と小さく設定されている以外は、ノズル中栓203と同じである。計量キャップ5Cは、ノズル中栓3Cに装着した際に延出片25Bの下端部25aよりも上方の両方の側縁部が段差壁部11Cと接している以外は計量キャップ205と同じである。
図16に例示した計量容器では、ノズル中栓3Cの段差壁部11Cの周方向に対する傾斜角度が小さく設定されているため、装着された計量キャップ5Cを周方向に回動させることで計量容器Cの場合と同様に延出片25Bが段差壁部11Cを摺動して上方にせり上がる。そのため、計量キャップ5Cを容易に取り外すことができる。
また、計量容器Aでは、延長凸部20が第2の案内凸部19の右端縁部から延長されるように形成されているだけであったが、第2の案内凸部19の両方の端縁部から延長凸部が延長されるように形成されていてもよい。計量容器Bの延長凹部の場合も同様である。
具体例としては、図17に例示したノズル中栓3Dが挙げられる。ノズル中栓3Dは、第2の案内凸部19の左端縁部から延長される延長凸部20Bが形成され、かつ正面視で周方向における段差壁部11Cの底部に対応する位置から左端までの長さと、当該位置から右端までの長さが等しい第1の案内凸部18Bが形成されている以外はノズル中栓3と同じである。
延長凸部20Bは、延長凸部20と同様に、正面視左側の段差壁部11Cに沿って斜め上方に傾斜して延びている。このノズル中栓3Dを用いる場合、装着した計量キャップを左回りに回動させても、右回りに回動させても同様に容易に計量キャップを取り外すことができる。
また、計量容器A〜Cでは、計量キャップの周方向に180゜間隔で2つの延出片を設けた構造について図示した上で説明したが、計量キャップに設ける延出片の数は3つ以上であっても良い。延出片を3つ設ける場合は、フランジ部の周方向に120゜間隔で3つ設けることが好ましく、延出片を4つ設ける場合は、フランジ部の周方向に90゜間隔で4つ設けることが好ましい。延出片をフランジ部の周回りに複数均等に配置することで、計量キャップの回動操作と斜め上方への移動操作時に各延出片を介しバランス良く計量キャップに力を付与して計量キャップの移動を案内することができる。
計量キャップに3つ以上の延出片を設けた場合、ノズル中栓の外筒部に設ける窪部も対応する数だけ設ける構造とすることができる。
また、計量容器Bにおける凸部と凹部の関係を逆にした構造としても良い。即ち、ノズル中栓3Aの外筒壁11に2つの案内凸部を設け、計量キャップ5の延出片25に案内凹部と延長凹部を設けた構造としても良い。
更に、上述の構造の変形例として、ノズル中栓3の外筒壁11に案内凸部と案内凹部と延長凹部を設け、計量キャップ5の延出片25に案内凹部と案内凸部を設けてこれらを嵌合して着脱できる構造としても良い。
案内凸部と案内凹部は上述のようにノズル中栓の外筒壁と計量キャップの延出片のどちらに設けても良く、また、案内凸部と案内凹部を2組以上設ける等、適宜変更が可能である。要は、ノズル中栓の外筒壁と計量キャップの延出片に形成する案内凹部あるいは案内凸部であって、計量キャップの延出片の回動操作を上述の場合と同様に制御できる案内凹部と案内凸部の組み合わせであれば、いずれの組み合わせでも実現することができる。
また、本実施形態の計量容器は、図18に例示したノズル中栓3と計量キャップ5Dを備えた計量容器Dであってもよい。図18における図7(a)と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
計量キャップ5Dは、延出片25の内面に、第4の案内凸部28の代わりに、計量キャップ5Dの装着時に外筒壁11の第2の案内凸部19の下側に係合する第4の案内凸部28Aが形成されている以外は、計量容器Aの計量キャップ5と同じである。
計量容器Dでは、計量キャップ5Dをノズル中栓3に装着した状態で、第1の案内凸部18および第3の案内凸部27の係合と、第2の案内凸部19および第4の案内凸部28Aの係合により、ノズル中栓3に対する計量キャップ5Dの相対的な上方移動が規制されることで、計量キャップ5Dが抜け止めされる。このように、計量キャップ5Dでは、計量容器Aに比べて、計量キャップ5Dを装着した状態をより安定して維持できる。
また、計量キャップ5Dを取り外す際、計量キャップ5Dを若干左回りに回動させると、第3の案内凸部27が第1の案内凸部18の下面を摺動するとともに、第4の案内凸部28Aが第2の案内凸部19の下面を摺動する。これにより、ノズル中栓3に対して計量キャップ5Dが相対的に上方移動することが抑制されつつ、計量キャップ5Dが安定して周方向に回動するように案内される。そして、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cに当接する。
さらに計量キャップ5Dを周回りに更に回動させると、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cを摺動することで延出片25を斜め上方に移動させる力が作用すると同時に、第4の案内凸部28Aが延長凸部20の下面を摺動する。これにより、延出片25の下端部25aが段差壁部11Cを安定して摺動するように案内される。
このように、計量キャップ5Dでは、第2の案内凸部19と第4の案内凸部28Aとの係合による案内によって、計量容器Aに比べて計量キャップ5Dがより安定してせり上がりやすいため、計量キャップ5Dの取り外しが更に容易である。
本発明の計量容器では、ねじ部を介した螺合構造よりも容器本体の口頸部に装着されたノズル中栓に計量キャップを装着することが容易であり、かつ、計量キャップの取り外しも容易である。
A〜C 計量容器
1 容器本体
2 口頸部
3、3A〜3D ノズル中栓
5、5A〜5C 計量キャップ
6 底壁
7 側壁
8 肩部
10 筒壁部
11 外筒壁
11A 窪部
11a ねじ部
12 接続壁
13 内筒壁
17 注出筒
18、18B 第1の案内凸部
18A 第1の案内凹部
19 第2の案内凸部
19A 第2の案内凹部
20、20B 延長凸部
20A 延長凹部
21 蓋部
22 計量筒
23 フランジ部
24 リング部
25、25A、25B 延出片
27 第3の案内凸部
28、28A 第4の案内凸部
29 第1の係合部
30 第2の係合部
31 延長係合部
32 目盛部
39 第1の係合部
40 第2の係合部
41 延長係合部

Claims (5)

  1. 口頸部を有し、液状または粉状の内容物を収容可能な容器本体と、前記口頸部に装着されたノズル中栓と、このノズル中栓に着脱自在に設けられた計量キャップを備えた計量容器であって、
    前記ノズル中栓は、前記口頸部に装着される筒壁部を有し、この筒壁部の内側に注出口が形成されており、
    前記計量キャップは、前記ノズル中栓の筒壁部に一部挿入される計量筒部と、この計量筒部の一側開口端を閉じる蓋部と、前記計量筒部の周面から外方に張り出し、前記ノズル中栓の筒壁部上端の開口部に被せられるフランジ部と、このフランジ部の縁部から垂下され、前記計量キャップの装着時に前記筒壁部の外面に沿わせられる延出片を備え、
    前記延出片は、下端に向かって幅が狭くなっており、
    前記計量キャップは前記ノズル中栓に装着した状態で周方向の少なくとも一方に回動でき、
    前記筒壁部の外面には、前記計量キャップを装着して周方向に回動させた時に前記延出片の下端部が当接する段差壁部が形成され、
    前記段差壁部が前記筒壁部の上方に向かって延び、かつ周方向に傾斜している計量容器。
  2. 前記筒壁部の外面と前記延出片の内面に、前記ノズル中栓に対する前記計量キャップの相対的な上方移動を規制する第1の係合部が形成されている、請求項1に記載の計量容器。
  3. 前記筒壁部の外面と前記延出片の内面に、前記計量キャップの周方向への回動を案内する第2の係合部が形成され、前記筒壁部の外面および前記延出片の内面の双方もしくはいずれか一方には前記第2の係合部の端縁部から前記段差壁部に沿った延長係合部が形成された、請求項1または2に記載の計量容器。
  4. 前記延出片に弾性が付与された、請求項2または3に記載の計量容器。
  5. 前記延出片が前記フランジ部の周方向対称位置に2つ以上形成された、請求項1〜4のいずれか一項に記載の計量容器。
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