JP3141949U - 計量キャップ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌合部の内側に位置する計量部の内側部または外側部にレーザー光によって文字・図形を設けた計量キャップ具を形成することで、計量範囲を細かく設定でき、内容物による文字図形の消失を防止でき、視認性に優れた計量キャップ具を提供する。
【解決手段】計量キャップ具は、上キャップ16によって下キャップ12を覆って第1の嵌合部12cに前記第2の嵌合部16cを嵌合させる構造であり、計量部16bの筒状側壁部16aにおける、軸直角方向視で第2の嵌合部16cに囲まれる箇所の外面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されている。
【選択図】図1
【解決手段】計量キャップ具は、上キャップ16によって下キャップ12を覆って第1の嵌合部12cに前記第2の嵌合部16cを嵌合させる構造であり、計量部16bの筒状側壁部16aにおける、軸直角方向視で第2の嵌合部16cに囲まれる箇所の外面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されている。
【選択図】図1
Description
本考案は、液体洗剤や漂白剤や柔軟剤等の有機溶剤または界面活性剤が含まれる液体を本体容器に充填し、その本体容器に上キャップで着脱自在に覆われた下キャップを取付ける計量キャプ具において、液体の注出に際して、下キャップから上キャップを取り外した状態で、本体容器を傾けて前記注出筒から上キャップ計量部の開放された軸方向他端部を上方に向けて該計量部内に一定量の液体を注ぎ出して計量し、計量した液体を使用するようにした計量キャップ具に関する。
従来、衣料用液体洗剤や漂白剤等の液体洗浄剤向け容器の場合、容器の内容物(液体)を適量使用するために、キャップに計量機能を設けているものがある。
また、容器内の内容物の残量を知るために、容器に目盛り(通常、目盛り線に添え字がある文字・図形からなる)を設けたものがある。
キャップや容器に目盛りを設ける具体的な手法は、成形時に目盛りをレリーフ状に浮き出し成形したり、ホットスタンプで目盛りを印字したりすることが行われているが、レリーフ状に成形するのでは視認性が低く、また、ホットスタンプの場合は内容物によっては目盛りが消失する問題(内容物が有機溶剤または界面活性剤を含むものでは、印字目盛りを剥離や溶融させる場合がある)が生じるため、改善が望まれていた。
また、近年は、内容物が注がれた状態でも視認性が良好であり、かつ、液体によって消失する問題が生じないようにする印字技術として応用できそうな技術には、CO2レーザーやYAGレーザーを利用しマスク方式等によって、被照射体にレーザー光照射によって樹脂の焦げ痕を設けるものが開示されている。
例えば、特開2001−192036号公報(特許文献1)では、充填剤を含むオレフィン系の樹脂からなる容器の外面または内面にレーザー光照射により文字・図形を形成する方法が開示され、この方法では、マスクパターンによって照射範囲を限定してパルス照射して目盛りの大きさや文字形状の自由度を高めるようにしている。
また、特開2001−191692号公報(特許文献2)では、レーザー光によって、文字・図形が形成可能な樹脂基体にレーザー光が透過可能な保護層が積層され、この保護層を透過して樹脂基体に文字・図形を形成する方法が開示されている。
また、特開2005−186153号公報(特許文献3)では、レーザー光によりプラスチック表面の塗装を除去し、かつ、プラスチック表面を変色させて文字・図形をレーザーマーキングによってパック電池に形成する技術が開示されている。
特開2001−192036号公報
特開2001−191692号公報
特開2005−186153号公報
しかしながら、前述の従来の技術では、レーザー光照射によって目盛りを形成する際に、レーザー光の焦点深度が固定されているためレーザー光の照射範囲が狭く、必要な部位に所望する文字・図形を設けることが困難であった。特に、計量部の外周に本体容器との嵌合部を設けた計量キャップ具では、計量部外周の嵌合部に囲まれた部位に目盛りを形成することが困難であった。
本考案は、斯かる実情に鑑み、計量部の外周に本体容器側下キャップとの嵌合部を設けた計量キャップ具において、嵌合部の内側に位置する計量部の内側部または外側部にレーザー光によって文字・図形を設けた計量キャップ具を形成することで、計量範囲を細かく設定でき、内容物による文字図形の消失を防止でき、視認性に優れた計量キャップ具を提供するものである。
本考案は、有機溶剤または界面活性剤が含まれる液体を充填した本体容器に下部を取付ける下キャップは、前記本体容器内の液体を吐出する注出筒を設け、この注出筒周囲を取り巻くように上キャップを嵌合させるための第1の嵌合部を上部に形成した構造のものであり、
前記上キャップは、筒状側壁部の軸方向一端部が閉塞された概略椀状に形成されかつ筒状側壁部に計量目盛りが印字された計量部と、前記計量部の筒状側壁部周囲を取り囲んで軸方向他端部側を開口した概略椀状に形成された、前記下キャップの第1の嵌合部に嵌合させるための第2の嵌合部とを設けた構造に、樹脂成形したものであり、
前記上キャップによって下キャップを覆って前記第1の嵌合部に前記第2の嵌合部を嵌合させる構造であって、液体の注出に際して、下キャップから上キャップを取り外した状態で、本体容器を傾けて前記注出筒から上キャップ計量部の開放された軸方向他端部を上方に向けて該計量部内に一定量の液体を注ぎ出して計量し、計量した液体を使用するようにした計量キャップ具において、
前記計量部の筒状側壁部における、軸直角方向視で第2の嵌合部に囲まれる箇所の外面部または内面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されていることを特徴とする計量キャップ具である。
前記上キャップは、筒状側壁部の軸方向一端部が閉塞された概略椀状に形成されかつ筒状側壁部に計量目盛りが印字された計量部と、前記計量部の筒状側壁部周囲を取り囲んで軸方向他端部側を開口した概略椀状に形成された、前記下キャップの第1の嵌合部に嵌合させるための第2の嵌合部とを設けた構造に、樹脂成形したものであり、
前記上キャップによって下キャップを覆って前記第1の嵌合部に前記第2の嵌合部を嵌合させる構造であって、液体の注出に際して、下キャップから上キャップを取り外した状態で、本体容器を傾けて前記注出筒から上キャップ計量部の開放された軸方向他端部を上方に向けて該計量部内に一定量の液体を注ぎ出して計量し、計量した液体を使用するようにした計量キャップ具において、
前記計量部の筒状側壁部における、軸直角方向視で第2の嵌合部に囲まれる箇所の外面部または内面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されていることを特徴とする計量キャップ具である。
本考案において、前記計量部における筒状側壁部の外半径が10〜50(mm)であることが好適である。
また、本考案において、前記計量部における筒状側壁部の開口した軸方向他端部から第2の嵌合部の開口した軸方向他端部までの距離が0〜50(mm)であることが好適である。
本考案に係る計量キャップ具によれば、前記計量部の筒状側壁部における、軸直角方向視で第2の嵌合部に囲まれる箇所の外面部または内面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されているので、計量目盛りを上キャップの第2嵌合部内側で隠れた筒状側壁部の内側または外側にまで設けることが可能であり、通常、マスクパターンを用いた場合に第2の嵌合部内側に隠れて印字できない計量目盛りを自在に、例えばロゴなどの塗りつぶしを斜線・交差・渦巻き等高線等から最適に塗りつぶしを選択して細かく設定できる。
特に、透明性を有する上キャップの場合に筒状側壁部の外側から計量目盛りと計量部内の液体とを対比して液体量を正確に視認し計量することができる。
また、スキャン方式のレーザー光は、焦点を絞って細いレーザー光を照射できるため、筒状側壁部と第2の嵌合部との間の位置を通して、従来のマスキング方式では不可能であった、第2の嵌合部で囲まれた筒状側壁部の壁面に計量目盛りを印字できる。その際、樹脂にレーザー光が当り発熱し、回りの樹脂が炭化して印字するので、レーザー光照射面から焦点があっている深部が発色するため側壁部内部に計量目盛りを形成できる等の優れた効果を奏し得る。
以下、本考案の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は本考案の第1の実施形態に係る計量キャップ具を本体容器に取付けた状態の要部断面説明図、図2は図1の計量キャップ具の側面視説明図、図3は同計量キャップ具のレーザー照射による計量目盛り加工の説明図、図4は目盛り加工された部分の詳細断面説明図、図5は第2の実施形態に係る計量キャップ具の半断面説明図、図6は同計量キャップ具のレーザー照射による計量目盛り加工の説明図、図7は第1の比較例の縦断説明図、図8は第2の比較例の説明図である。図中同様部分に同一符号を付している。
第1の実施形態の計量キャップ具は、上部が細径の口元部10aが形成され中央部から下部にかけて太径の収容部10bが形成された本体容器10の口元部10aを覆うように下キャップ12を取付け、かつ、その下キャップ12に着脱自在に上キャップ16を被せ、使用に際して上キャップ16に本体容器10内の液体を注ぎ出して計量し液体を使用するものである。
本体容器10の収容部10b内には、使用者が望む機能を発揮する有機溶剤または界面活性剤が含まれる液体(液体洗剤や漂白剤や柔軟剤等)を充填している。なお、本体容器10はポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、或いは、エチレンビニルアルコール(EVOH)やナイロン(PA)とポリエチレン等との多層構造で樹脂成形されている。
本体容器10の口元部10aに下部12aを取付ける下キャップ12は、前記本体容器10内の液体を吐出する注出筒14を下キャップ12下部12a内側の平坦な内底部12bから上方に延びるように立設させており、この注出筒14周囲を取り巻く筒形状に上キャップ16を嵌合させるための第1の嵌合部12cが上部に形成されたものである。なお、注出筒14は下キャップ12に一体形成されているが、別体に形成して嵌合させるようにしてもよい。また、第1の嵌合部12cから内底部12bにかけては概略容器状に形成されており、この内底部12bには、本体容器10の内外を連通する連通孔12dを注出のときに上側になる位置に形成して、空気還流孔及び上キャップ16の残留液体を本体容器10内に戻す戻し孔にすることができる。
なお、下キャップ12は、PP、PE等で形成できる。
ここで、前記上キャップ16は、図1および図2に示すように、筒状側壁部16aの軸方向一端部が閉塞された概略椀状に形成されかつ筒状側壁部16aに計量目盛り18が印字された計量部16bと、前記計量部16bの筒状側壁部16a周囲を取り囲んで軸方向他端部側を開口した概略椀状に形成された、前記下キャップ12の第1の嵌合部12cに嵌合させるための第2の嵌合部16cとを設けた構造に、透明又は半透明樹脂(PP,PE等)を成形したものである。
前記計量キャップ具は、前記上キャップ16によって下キャップ12を覆って前記第1の嵌合部12cに前記第2の嵌合部16cを嵌合させる構造であって、液体の注出に際しては、下キャップ12から上キャップ16を取り外した状態で、本体容器10を傾けて前記注出筒14から上キャップ16計量部16bの開放された軸方向他端部を上方に向けて該計量部16b内に一定量の液体を注ぎ出して計量し、計量した液体を使用するようにしたものである。第1の嵌合部12cと第2の嵌合部16cは、互いにリブを形成して凹凸嵌合する構造、または、互いに雄ネジ雌ネジを形成したネジ込み嵌合する構造を採用できる。
第1の実施形態における前記計量部16bの筒状側壁部における、軸直角方向視で第2の嵌合部16cに囲まれる箇所の外面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛り18が印字されている。
なお、前記計量部16bにおける筒状側壁部16aの外半径が10〜50(mm)である。
また、前記計量部16bにおける筒状側壁部16aの開口した軸方向他端部から第2の嵌合部16cの開口した軸方向他端部までの距離が0〜50(mm)である。これら寸法は、液体収容記に用いる計量部16bの好適な例である。
ここで、レーザー光によってものの表面に印字する技術(レーザー光照射装置:レーザーマーカ)に使用するレーザーには、代表的なレーザーであるCO2にレーザー、YAGレーザーによる2種類(ア)、(イ)の方式が知られている。
(ア)スキャン方式(CW発振):レーザー光を絞り込み一筆書き方式でパターンを描く。ただし、ピーク出力が低く印字は彫り込み(溶融)となり発色しにくい。
(イ)マスク方式(パルス発振):レーザー光を短いパルスで発振させ、ピーク出力を上げる。又、Qスイッチと呼ばれる方法でより高いピーク出力を得ることができる。樹脂表面に一気に高い出力を上げられるため、炭化、発泡、蒸発等から着色、変色を起こし視認性が向上する。マーキング方法は、長方形のレーザービームが発振され、シリンドリカルレンズにてビーム成形された後、マーキング字体が切り抜かれた金属製のマスクを通過したレーザー光をレンズで結像してワークに永久刻印をする方法である。
なお、YAGレーザーは結晶媒体にイットリウム・アルミニウム・ガーネットを使用したものである。YVO4レーザーは結晶媒体にイットリウム・四酸化バナジウムを使用したもので、現在、ダイオード励起固体レーザーとしては最も高出力かつ安定性に優れた結晶の一つである。
実施形態では、図3に示すように、スキャン方式によるレーザー光20を、レーザー発光ヘッド22から照射することによって文字図形からなる目盛りを設けている。スキャン方式のレーザー光照射装置には、例えば株式会社キーエンスの3−Axis YVO4レーザーマーカが存在し、実施形態ではこのレーザーマーカを使用して印字する。
レーザー光照射装置は、高出力レーザー光(最大100kw)を焦点距離可変によって樹脂表面に絞られたレーザー光20を、印字すべき目盛り図形(文字・図形)に沿ってスキャン照射する。上記YVO4レーザーマーカでは、ワイドレンジ42mmの幅で焦点距離を任意に設定できるため円筒部構造物を斜めから照射した場合も、焦点距離を一定に保ちながら、スキャン照射ができるため、文字または直線を鮮明に印字することが可能である。
一般的に透明なPE、PPはレーザー光20が透過してしまい印字が不可能なため発色剤(無機物・雲母等)を添加する場合があるが、パール顔料を含有するものはそのままでも発色して印字が可能である。また、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)、塩化ビニル(PVC)は上記の発色剤、顔料を含まなくても発色して印字が可能である。
所望深さに焦点を絞ってレーザー光20を当てることによって、図4に上キャップ16の筒状側壁部16aの断面を拡大して示すように、筒状側壁部16aの外面部16a1から中の部分にかけて樹脂に添加されている発色剤にレーザー光20が当って発熱し、発色剤の回りの樹脂が炭化され発色する。
所望深さに焦点を絞ってレーザー光20を当てることによって、図4に上キャップ16の筒状側壁部16aの断面を拡大して示すように、筒状側壁部16aの外面部16a1から中の部分にかけて樹脂に添加されている発色剤にレーザー光20が当って発熱し、発色剤の回りの樹脂が炭化され発色する。
この場合、図4(b)に示すように、レーザー光20が強く当たっているところ(焦点が合っているところ)の炭化が進み内部でも濃く発色する。内面部16a2近くでも焦点距離を合わせることによって発色させ印字することができる。
計量部16b外面への計量目盛り18の印字に際しては、レーザー光照射装置のレーザー光20方向が上記計量部16bの筒状側壁部16aにおける、軸直角方向視で第2の嵌合部16cに覆われる箇所の外面部に当たるようにする。つまり図3に示すように、第2嵌合部の開口を通して計量部16b外面にレーザー光20を当てスキャンして計量目盛り18を印字する。
図5は計量キャップ具の第2の実施形態に係る上キャップ16である。
第2の実施形態における上キャップ16は、図5に示すように、計量部16bの筒状側壁部16aにおける、軸直角方向視で第2の嵌合部16cに覆われる箇所の内面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光20を照射することによって計量目盛り18が印字されている。その他の構成は図1〜図4に示した第1の実施形態に係る上キャップ16及び計量キャップ具と同様であり、同一の部分に同一の符号を付する。
また、レーザー光照射装置によって第1の実施形態と同様に、計量部16bの開口を通してレーザー光20を当てスキャンして計量目盛り18を印字する。
ここで、本考案に対する第1、第2の比較例に係る上キャップ100、200を図7、図8に示す。
図7に示すように、第1の比較例に係る上キャップ100は筒状側壁部100aの一端が閉塞され概略椀状の計量部100b内部に段差によって計量目盛り100cが形成されたものである。この場合、段差は計量部100b内部方向(頂部方向)に行くにしたがって段を付けて内径を縮小したものである。なお、符号100dは、第1の実施形態と同様の下キャップ12の第1の嵌合部12cに嵌合させるための嵌合部である。
図8に示すように、第2の比較例に係る上キャップ200は筒状側壁部200aの一端が閉塞され概略椀状の計量部200b外部に浮き出したレリーフ状に計量目盛り200cが形成されたものである。なお、符号200dは、第1の実施形態と同様の下キャップ12の第1の嵌合部12cに嵌合するための嵌合部である。
上記の第1の比較例では、樹脂成形の際に型抜きの関係から、段差部で形成した線状の計量目盛り100cは計量部100b内部方向(頂部方向)に行くにしたがって徐徐に内径を縮小する必要性があり、印字できる文字図形が計量部の内部でかつ限定された単純なものしかできないので表示の制約が大きく、視認性も良くない。
また、上記の第2の比較例では、樹脂成形の際に型抜きの関係から計量目盛り200cの文字部は、凸状の計量目盛りを無理抜きするか、または、軸垂直方向に型抜きする必要があり第2の嵌合部16cで邪魔にならないように第2の嵌合部16cに隠れない位置に形成しなければならないので、これもまた、印字箇所の制約が大きく、視認性も良くない。
これに対して、第1、第2の実施形態に係る計量キャップ具によれば、計量目盛りを上キャップ16の第2嵌合部内側で隠れた筒状側壁部16aの内側または外側にまで設けることが可能であり、通常、マスクパターンを用いた場合に第2の嵌合部16c内側に隠れて印字できない計量目盛りを自在に、例えばロゴなどの塗りつぶしを斜線・交差・渦巻き等高線等から最適に塗りつぶしを選択して細かく設定できる。特に、透明性を有する上キャップ16の場合に筒状側壁部16aの外側から計量目盛りと計量部16b内の液体とを対比して液体量を正確に視認することができる。
尚、本考案の計量キャップ具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 本体容器
10a 口元部
10b 収容部
12 下キャップ
12a 下部
12b 内底部
12c 第1の嵌合部
12d 連通孔
14 注出筒
16 上キャップ
16a 筒状側壁部
16a1 外面部
16a2 内面部
16b 計量部
16c 第2の嵌合部
18 計量目盛り
20 レーザー光
22 レーザー発光ヘッド
10a 口元部
10b 収容部
12 下キャップ
12a 下部
12b 内底部
12c 第1の嵌合部
12d 連通孔
14 注出筒
16 上キャップ
16a 筒状側壁部
16a1 外面部
16a2 内面部
16b 計量部
16c 第2の嵌合部
18 計量目盛り
20 レーザー光
22 レーザー発光ヘッド
Claims (3)
- 有機溶剤または界面活性剤が含まれる液体を充填した本体容器に下部を取付ける下キャップは、前記本体容器内の液体を吐出する注出筒を設け、この注出筒周囲を取り巻くように上キャップを嵌合させるための第1の嵌合部を上部に形成した構造のものであり、
前記上キャップは、筒状側壁部の軸方向一端部が閉塞された概略椀状に形成されかつ筒状側壁部に計量目盛りが印字された計量部と、前記計量部の筒状側壁部周囲を取り囲んで軸方向他端部側を開口した概略椀状に形成された、前記下キャップの第1の嵌合部に嵌合させるための第2の嵌合部とを設けた構造に、樹脂成形したものであり、
前記上キャップによって下キャップを覆って前記第1の嵌合部に前記第2の嵌合部を嵌合させる構造であって、液体の注出に際して、下キャップから上キャップを取り外した状態で、本体容器を傾けて前記注出筒から上キャップ計量部の開放された軸方向他端部を上方に向けて該計量部内に一定量の液体を注ぎ出して計量し、計量した液体を使用するようにした計量キャップ具において、
前記計量部の筒状側壁部における、軸直角方向視で第2の嵌合部に囲まれる箇所の外面部または内面部には、焦点深度を所望に設定可能なスキャン方式によってレーザー光を照射することによって計量目盛りが印字されていることを特徴とする計量キャップ具。 - 前記計量部における筒状側壁部の外半径が10〜50(mm)であることを特徴とする請求項1に記載の計量キャップ具。
- 前記計量部における筒状側壁部の開口した軸方向他端部から第2の嵌合部の開口した軸方向他端部までの距離が0〜50(mm)であることを特徴とする請求項1に記載の計量キャップ具。
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