JP6656390B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーステアリング装置に関する。
従来のパワーステアリング装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
このパワーステアリング装置は、電動モータによる電動アシストとパワーシリンダによる油圧アシストの2つのアシスト機能を有する。そして、ステアリングホイールに入力される操舵力が小さい場合には、きめ細かな制御が可能な前記電動モータのみで操舵をアシストし、操舵力が大きい場合には、前記電動モータとパワーシリンダとを併用して操舵をアシストする。
特開2008−184049号公報
しかしながら、前記従来のパワーステアリング装置では、前記電動モータが前記ステアリングホイールの操舵中に常時作動することから、電動モータにかかる負荷が大きくなる。このため、例えば電動モータを負荷耐性の高い大型なものにしなければならず、結果としてパワーステアリング装置の大型化が余儀なくされている。
本発明は、従来の実情に鑑みて案出されたもので、小型化を図り得るパワーステアリング装置を提供することを目的としている。
本発明は、その一態様として、作動油が供給されることにより操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、前記操舵機構の入力軸に操舵力を付与する電動モータと、制御装置に設けられ、前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算する演算部であって、車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、を有する。
本発明によれば、パワーステアリング装置の小型化を図ることができる。
本発明に係るパワーステアリング装置を示す概略図である。 同パワーステアリング装置の縦断面図である。 液圧アシスト機構によって操舵機構へ操舵力を付与する際のアシスト特性を示す図である。 制御装置の演算回路構成を示す制御ブロック図である。 トルク指令補正演算部の詳細を示す制御ブロック図である。 油圧アシスト機構のヒステリシス特性を示す図である。 切り込み時操舵トルクと保舵時トルクの関係を示す図であって、(a)は手動運転時における関係を示す図であり、(b)は自動運転時における関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る制御装置の演算回路構成を示す制御ブロック図である。 第2実施形態における保舵時トルク補正部の制御内容の詳細を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る制御装置の演算回路構成を示す制御ブロック図である。 第3実施形態における操舵速度抑制部の制御内容の詳細を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる過渡特性補正部の制御内容の詳細を示す図である。 本発明の第4実施形態にかかる液圧アシスト機構と電動アシスト機構のアシスト特性を示す図である。
以下、本発明に係るパワーステアリング装置の実施形態を、図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態に係るパワーステアリング装置1の概略図である。
パワーステアリング装置1は、いわゆるインテグラル型の液圧パワーステアリング装置に後述する電動モータとしての中空モータ10を搭載することで、液圧とモータトルクとによる2系統の操舵アシスト機能を備えたものである。
すなわち、パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール6の操舵操作に伴い転舵輪7,7を転舵させる操舵機構2と、操舵機構2の一部を内部に収容するハウジング3(図2参照)と、操舵機構2に操舵力を付与して操舵操作を補助する液圧アシスト機構4及び電動アシスト機構5と、を備えている。
液圧アシスト機構4は、車両のリザーバタンク8からポンプ9によって汲み上げられた作動液としてのオイルが供給され、このオイルの液圧(油圧)に基づき操舵機構2に操舵アシスト力を付与する。
なお、本実施形態のポンプ9は、車両のエンジンにより駆動されるエンジン駆動ポンプとして構成されている。
一方、電動アシスト機構5は、回転駆動力の生成に供される中空モータ10と、運転者がステアリングホイール6を介して操舵機構2に入力した操舵トルクTrを検出するトルクセンサ11と、ステアリングホイール6の舵角θsを検出する舵角センサとしての後述する第1レゾルバ46と、マイクロコンピュータ等の電子部品を備えて構成され、車速や各種センサによる検出結果等に基づき中空モータ10を駆動制御する制御装置13と、を備えている。そして、中空モータ10が生成した回転駆動力を操舵アシスト力として操舵機構2に付与するようになっている。
また、パワーステアリング装置1は、自動運転制御装置14から制御装置13に自動操舵要求SigAが出力された際に自動運転を行う機能をさらに備えている。
この場合、制御装置13は、自動運転制御装置14が自車位置検出センサであるカメラ15等から取得した位置情報等に基づき出力する舵角指令θs*に舵角θsが追従するように中空モータ10を制御する。
図2は、パワーステアリング装置1の縦断面図である。
操舵機構2は、一端側がハウジング3外に臨んでステアリングホイール6に接続され、他端側がハウジング3内に収容された操舵軸16と、操舵軸16の他端側に接続され、操舵軸16の回転を各転舵輪7,7に伝達する伝達機構17と、を有する。
操舵軸16は、一端側がステアリングホイール6に一体回転可能に接続された入力軸18と、一端側が第1トーションバー20を介して入力軸18の他端側に相対回転可能に接続された出力軸19と、を備えている。
入力軸18は、ステアリングホイール6に直接的に接続された一端側の第1入力軸21と、第1入力軸21に第2トーションバー23を介して相対回転可能に接続された他端側の第2入力軸22と、から構成されている。
第1入力軸21は、中空状に形成され、内部に第2トーションバー23の大部分を収容している。また、第1入力軸21は、ステアリングホイール6側の一端部21aに比べて他端部21bが小径に形成され、他端部21bが第2入力軸22の一端部22aに形成された開口凹部22c内に収容されている。
さらに、第1入力軸21の他端部21bの外周面と第2入力軸22の開口凹部22cの内周面との間には、ニードルベアリング24が設けられている。このニードルベアリング24を介して、第1入力軸21は第2入力軸22に回転可能に支持されている。
出力軸19は、中空状に形成され、内部に第1トーションバー20の大部分を収容している。また、出力軸19は、入力軸18側の一端部19aが他端部19bよりも大径に形成され、一端部19aの内部に第2入力軸22の他端部22bを収容している。
第1トーションバー20は、その捩れ方向や捩れ角に応じて後述するロータリバルブ30の流路や流路断面積を変動させる機能を有している。一方、第2トーションバー23は、トルクセンサ用トーションバーとして構成されており、図1に示すトルクセンサ11は、この第2トーションバー23の捩れ量に応じて操舵トルクTrを検出するようになっている。
伝達機構17は、出力軸19に入力された操舵力(回転力)を操舵軸16の回転軸線X方向への移動力に変換するボールねじ機構25と、ボールねじ機構25が変換した移動力に基づき回転するセクタシャフト26と、を備えている。
ボールねじ機構25は、外周に螺旋溝であるボール溝25aが形成されたねじ軸としての出力軸19と、出力軸19の外周側に配置され、内周にボール溝23aに対応するボール溝25bが形成されたナットとしてのピストン31と、両ボール溝25a,25b内に収容された複数のボール25cと、を有する。ピストン31は、外周のセクタシャフト26と面する部位に歯部31aが形成されている。
セクタシャフト26は、操舵軸16の回転軸線Xにほぼ直交するように配置されている。また、セクタシャフト26は、その軸線方向の一端部外周にピストン31の歯部31aと噛み合い可能な歯部26aが形成されている一方、他端部に伝達機構の一部である図外のピットマンアームが接続されている。
このピットマンアームは、セクタシャフト26の回転に伴い車体の幅方向へ引っ張られることで、両転舵輪7,7の向きを適宜変更するようになっている。
ハウジング3は、ステアリングホイール6側の一端側が開口する第1ハウジング27と、第1ハウジング27の一端開口を閉塞するように設けられ、内部に後述のロータリバルブ30を収容する第2ハウジング28と、を備えている。
なお、第1ハウジング27と第2ハウジング28は、操舵軸16の回転軸線Xに対する周方向の所定位置に配置される図外の複数のボルトをもって互いに締結されている。
第1ハウジング27は、操舵軸16の回転軸線X方向に沿って形成され、内部にピストン31が収容されるほぼ円筒状のシリンダ部27aと、シリンダ部27aとほぼ直交し、かつ一部がシリンダ部27aへ臨むように形成され、内部にセクタシャフト26が収容されるシャフト収容部27bと、を有する。
液圧アシスト機構4は、第1ハウジング27のシリンダ部27aとピストン31とによって構成されるパワーシリンダ29と、パワーシリンダ29の後述する1対の液圧室である第1,第2油圧室29a,29bにオイルを供給するロータリバルブ30と、を備えている。
ピストン31は、ボビン状を呈し、回転軸線X方向におけるステアリングホイール6に近い側(図中上側)の一端部31bとステアリングホイール6から遠い側(図中下側)の他端部31cとが、それぞれシリンダ部27aの内径よりも僅かに小さな外径に形成されている。これにより、ピストン31がシリンダ部27aにおいて安定した姿勢に維持されるようになっている。
また、ピストン31の他端部31c外周には、円環状のシール部材31dが装着されている。このシール部材31dによって、シリンダ部27aの内部空間が、シール部材31dよりもステアリングホイール6側の第1油圧室29aと、ステアリングホイール6とは反対側の第2油圧室29bと、に仕切られている。すなわち、パワーシリンダ29が、ピストン31によって仕切られた第1,第2油圧室29a,29bを有するようになっている。
パワーシリンダ29は、第1油圧室29aまたは第2油圧室29bにオイルが供給されると、両油圧室29a,29b間の差圧を操舵アシスト力として操舵機構2の一部でもあるピストン31に付与する。なお、この際、シャフト収容部27bには第1油圧室29a内のオイルが導かれる構成となっており、第1油圧室29aへのオイルの供給に際して歯部26a,31a間が潤滑されるようになっている。
ロータリバルブ30は、ステアリングホイール6の中立時において、ポンプ9(図1参照)の吐出口に接続された導入ポート32と、リザーバタンク8(図1参照)に接続された排出ポート33とが通じるようになっている。
これにより、前記中立時においては、ポンプ9からロータリバルブ30に吐出されたオイルが第1,第2油圧室29a,29bのいずれにも供給されることなくリザーバタンク8に排出されることとなる。
一方、ロータリバルブ30は、ステアリングホイール6の操舵時において、第2入力軸22と出力軸19の相対回転角、すなわち第1トーションバー20の捩れ角に応じてオイルを各油圧室29a,29bに選択的に供給する。
すなわち、ロータリバルブ30は、ステアリングホイール6が任意の一方向へ操舵された場合、導入ポート32が第1給排通路34を介して第1油圧室29aと接続され、排出ポート33が第2給排通路35等を介して第2油圧室29bと接続される。この結果、第1油圧室29aにオイルが供給され、第2油圧室29bからはオイルが排出されることとなる。
一方、ステアリングホイール6が他方向へ操舵された場合には、導入ポート32が第2給排通路35等を介して第2油圧室29bと接続され、排出ポート33が第1給排通路34を介して第1油圧室29aと接続される。この結果、第2油圧室29bにオイルが供給され、第1油圧室29aからはオイルが排出されることとなる。
なお、各油圧室29a,29bにオイルを供給あるいはオイルを排出するにあたって、その供給量及び排出量は、第2入力軸22と出力軸19の相対回転差が大きくなるにつれて増大するようになっている。換言すれば、第1トーションバー20の捩れ角が大きくなるほど、供給量及び排出量が増大するようになっている。
中空モータ10は、いわゆる3相交流式のブラシレスモータであって、ハウジング3外に臨む第2入力軸22の外周側に設けられたモータ要素と、該モータ要素を内部に収容するモータハウジング36と、を有する。
モータ要素は、第2入力軸22に結合部材39を介して一体回転可能に固定された円筒状のモータロータ37と、モータロータ37の外周側に所定隙間を介して配置された円筒状のモータステータ38と、を備える。
モータハウジング36は、ハウジング3側に向かって開口し、内部に前記モータ要素を収容する有蓋円筒状の第1モータハウジング構成部40と、第1モータハウジング構成部40の開口部を閉塞する円板状の第2モータハウジング構成部41と、を有する。これら第1,第2モータハウジング構成部40,41は、共にアルミニウム合金など所定の金属材料により構成されている。
第1モータハウジング構成部40は、筒状部40aの内径がモータステータ38の外径とほぼ同一となるように形成され、内周にモータステータ38が圧入や焼き嵌め等により固定されている。
また、第1モータハウジング構成部40は、開口部の外周側にフランジ部40bを有し、このフランジ部40bが円板状のアダプタ部材42にボルト43によって締結固定されている。
ここで、アダプタ部材42は、ボルト44によってハウジング3の第2ハウジング28とも締結固定されている。したがって、第1モータハウジング構成部40は、アダプタ部材42を介して第2ハウジング28に固定されるようになっている。
第1モータハウジング構成部40の蓋部40cには、操舵軸16を挿入する挿入孔40dが形成されている。この挿入孔40dの内周側には、結合部材39のステアリングホイール6側の一端部39aが配置され、この一端部39aの外周面と挿入孔40dの内周面との間には、第1ボールベアリング45が設けられている。
第1モータハウジング構成部40は、この第1ボールベアリング45を介して結合部材39の一端部39aを回転可能に支持するようになっている。
また、蓋部40cのステアリングホイール6側の端面には、円形凹状の凹部40eが形成され、この凹部40e内には、第1レゾルバ46が配置されている。
第1レゾルバ46は、第1入力軸21の外周に一体回転可能に固定された円環状のレゾルバロータ46aと、外周が凹部38eの内周に固定された円環状のレゾルバステータ46bと、を有する。このレゾルバステータ46bによってレゾルバロータ46aの回転位置を検出することで、第1入力軸21の回転角、すなわちステアリングホイール6の舵角θsを検出するようになっている。
また、第1レゾルバ46は、カバー部材47によって覆われている。このカバー部材47は、第1モータハウジング構成部40にボルト48によって締結固定されている。
また、カバー部材47の軸心位置には、第1入力軸21を挿入する挿入孔47aが形成されている。この挿入孔47aと第1入力軸21との間には、該両者47a,21間をシールするシール部材49が設けられている。
第2モータハウジング構成部41は、その軸心位置に操舵軸16を挿入する挿入孔41aが形成されている。この挿入孔41aの内周側には、結合部材39の他端部39bが配置され、この他端部39bの外周面と挿入孔41aの内周面との間には、第2ボールベアリング50が設けられている。第2モータハウジング構成部41は、この第2ボールベアリング50を介して結合部材39の他端部37bを回転可能に支持するようになっている。
また、第2モータハウジング構成部41のハウジング3側の端面には、円形凹状の凹部41cが形成され、この凹部41c内には、第2レゾルバ51が配置されている。
第2レゾルバ51は、結合部材39を介して第2入力軸22の外周に一体回転可能に固定された円環状のレゾルバロータ51aと、外周が凹部41cの内周に固定された円環状のレゾルバステータ51bと、を有している。このレゾルバステータ51bによってレゾルバロータ51aの回転位置を検出することで、第2入力軸22の回転角を検出するようになっている。
なお、この第2入力軸22の回転角は、中空モータ10のモータロータ37の回転角と同等である。よって、第2レゾルバ51は、モータロータ37の回転角であるモータ回転角を検出するモータ回転角センサとしても機能する。
図3は、液圧アシスト機構4による操舵アシスト力の付与特性を示す図である。
液圧アシスト機構4は、それ単体で、すなわち電動アシスト機構5による操舵アシスト力の付与がない状態でも、問題なく運転者の操舵を補助できるような特性に設定されている。すなわち、手動運転時において操舵機構2に付与される操舵アシスト力は、基本的に液圧アシスト機構4がベースとなって賄うようになっている。
また、液圧アシスト機構4は、操舵トルクTrが小さい領域Aにおいて、中高速度での走行中に過剰な操舵アシスト力によって操舵がふらつかないよう、出力する操舵アシスト力を抑えるようになっている。
一方、操舵トルクTrが大きい領域Bにおいては、ステアリングホイール6を据え切りした際に操舵機構2をストロークエンドまで転舵可能な操舵アシスト力を発揮するようになっている。
なお、この液圧アシスト機構4が操舵機構2をストロークエンドまで転舵可能な操舵アシスト力を発揮するときの操舵トルクTrは、中空モータ10が出力可能なモータトルク上限値を下回るように設定される。つまり、運転者によって入力される操舵トルクTrが0となる自動運転時において、中空モータ10の出力のみで操舵機構2をストロークエンドまで転舵可能な操舵アシスト力を引き出せるようになっている。
また、領域Aと領域Bとの間の領域Cでは、電動アシスト機構5と協調制御する際の制御性を考慮し、線形的な特性となるように設定されている。
なお、前述の特性は、車速Vs等の運転状態の変化に依らずに常に一定となるように設定されている。すなわち、操舵トルクTrに対するパワーシリンダ29による操舵アシスト力は、車速Vs等の変化に拘わらず単一の特性を有するようになっている。
図4は、制御装置13の演算回路構成を示す制御ブロック図である。
制御装置13は、各種運転情報に基づきトルク指令信号Tm*を演算するトルク指令信号演算部61と、トルク指令信号演算部61が演算したトルク指令信号Tm*に基づき中空モータ10を駆動制御するモータ制御部62と、を備える。
トルク指令信号演算部61は、手動運転時におけるトルク指令信号Tm*である手動運転時トルク指令信号Tm(manual)*を演算する手動運転時トルク指令演算部63と、自動運転時におけるトルク指令信号Tm*である自動運転時トルク指令信号Tm(auto)*を演算する自動運転時トルク指令演算部64と、手動,自動運転時トルク指令信号Tm(manual)*,Tm(auto)*のいずれをトルク指令信号Tm*として制御に用いるかを選択するトルク指令切換部65と、トルク指令切換部65を介して入力されるトルク指令信号Tm*を運転状態等に基づき適宜補正するトルク指令補正演算部66と、を有する。
なお、以下では便宜上、手動運転時トルク指令信号Tm(manual)*を単に「トルク指令信号Tm(manual)*」と呼び、手動運転時トルク指令信号Tm(auto)*を単に「トルク指令信号Tm(auto)*」と呼ぶ。
手動運転時トルク指令演算部63は、トルクセンサ11が検出した操舵トルクTrと、図外のディファレンシャルギア等に設置された車速センサが検出した車速Vsと、に基づきトルク指令信号Tm(manual)*を演算する。
より詳しくは、手動運転時トルク指令演算部63は、操舵トルクTr及び車速Vsが入力されると、これらセンサ情報からトルク指令算出マップ67に基づきトルク指令信号Tm(manual)*を算出する。
トルク指令算出マップ67は、基本的に操舵トルクTrが微小な領域や据え切り時等の操舵トルクTrが大きくなる領域で小さなトルク指令信号Tm(manual)*を出力し、それらの中間領域において大きなトルク指令信号Tm(manual)*を出力する二次曲線的な出力特性を有している。
また、トルク指令算出マップ67は、車速Vsが増大するにつれて出力するトルク指令信号Tm(manual)*が減少するように設定されている。
特に車速Vsが所定の中高速以上の場合には、操舵トルクTrの大小にかかわらず出力するトルク指令信号Tm(manual)*を0とするようになっている。すなわち、車速Vsが所定値以上の場合には、基本的に中空モータ10による操舵アシストは行われることなく、液圧アシスト機構4が出力する操舵アシスト力のみによって操舵が補助されるようになっている。
自動運転時トルク指令演算部64は、自動運転制御装置14が出力する舵角指令θs*に舵角θsが追従するのにあたって必要なトルク指令信号Tm(auto)*をPI制御に基づき演算する。
トルク指令切換部65は、自動運転制御装置14から制御装置13に自動操舵要求SigAが出力されている場合には、トルク指令信号Tm(auto)*をトルク指令信号Tm*としてトルク指令補正演算部56に出力する。
一方、自動操舵要求SigAが出力されていない場合には、トルク指令信号Tm(manual)*をトルク指令信号Tm*として続くトルク指令補正演算部66に出力する。
トルク指令補正演算部66は、操舵アシストの応答遅れを補償する過渡特性補正部68と、ステアリングホイール6が緩やかに操舵されている場合にトルク指令信号Tm*を減算補正する減算補正部69と、を有する。
過渡特性補正部68は、液圧アシスト機構4特有の操舵アシストの応答遅れを、トルク指令信号Tm*を増大補正することにより電動アシスト機構5側で補うようにしたものである。
液圧アシスト機構4による操舵アシスト力は、ステアリングホイール6が操舵された際に、第1トーションバー20が捩れ、この捩れ角に応じた量のオイルが第1油圧室29aまたは第2油圧室29bに供給されることで、はじめて操舵機構2に付与される。
すなわち、液圧アシスト機構4による操舵アシスト力の付与は、液圧アシスト機構4の構造上、運転者によるステアリングホイール6の操舵操作に対して必然的に遅れてしまう。また、この液圧アシスト機構4による操舵アシストの遅れは、自動運転時に舵角θsを舵角指令θs*に追従させる場合においても同様に発生するものである。
これらに鑑み、過渡特性補正部68では、図5に示すように、液圧アシスト機構4のアシスト遅れを補うために、まずトルク指令信号Tm*の位相を進めた信号である位相進み信号Tmlを位相進み信号生成部70に基づき生成する。この位相進み信号生成部70は、制御装置13のマイクロコンピュータ内に設けられたデジタルフィルタとしてのハイパスフィルタであって、トルク指令信号Tm*から位相進み信号Tmlを抽出する。
なお、位相進み信号生成部70として用いられるハイパスフィルタは、デジタルフィルタではなく制御装置13の基板上に電子回路によって構成されるものであってもよい。
このようにして位相進み信号Tmlを生成すると、過渡特性補正部68は、続いてトルク指令信号Tm*から位相進み信号Tmlを減じたトルク指令定常信号Tmcを算出する。このトルク指令定常信号Tmcと、位相進み信号Tmlに補正係数Gを乗じた信号とを合算することで、応答遅れを補償したトルク指令信号(モータ指令信号)Tm*を生成するようになっている。
なお、このとき、トルク指令定常信号Tmcは、トルク指令信号用リミッタ部72によって上限値が設けられるようになっている。一方、位相進み信号Tmlに補正係数Gを乗じた信号は、位相進み信号用リミッタ部73によって上限値が設けられるようになっている。
トルク指令信号用リミッタ部72は、トルク指令定常信号Tmc用の上限値を、車速Vsに応じて可変制御する。より具体的には、車速Vsが高くなるにつれて上限値を下げるように設定されている。
一方、位相進み信号用リミッタ部73は、位相進み信号Tml用の上限値を、車速Vsに応じて可変制御する。より具体的には、車速Vsが高くなるにつれて上限値を下げるように設定される。
また、両リミッタ部72,73は、位相進み信号Tml用の上限値がトルク指令定常信号Tmc用の上限値以上となるようにそれぞれ設定されている。
また、過渡特性補正部68は、応答遅れを補償したトルク指令信号(モータ指令信号)Tm*に上限値を設けるモータ指令信号用リミッタ部74をさらに備えている。このモータ指令信号用リミッタ部74も、前述のリミッタ部72,73と同様に、トルク指令信号(モータ指令信号)Tm*の上限値を、車速Vsに応じて可変制御できるように構成されている。より具体的には、モータ指令信号用リミッタ部74は、車速Vsが高くなるにつれて上限値を下げるように設定されている。
図5に示すように、減算補正部69は、手動運転時においては舵角θs、自動運転時においては舵角指令θs*を時間微分することで操舵速度ωsを演算する操舵速度演算部75と、操舵速度演算部75が演算した操舵速度ωsを受信する操舵速度信号受信部として機能し、操舵速度ωsに応じてトルク指令信号Tm*を補正する補正部76と、を有する。
補正部76は、操舵速度演算部75により算出された操舵速度ωsの増加率が所定値未満のとき、中空モータ10が操舵機構2に付与する操舵力が、パワーシリンダ29によって操舵機構2に付与される操舵力よりも小さくなるようにトルク指令信号Tm*を適宜減算補正する。
モータ制御部62は、図4に示すように、まず、電流指令演算部77によって、トルク指令信号Tm*と、第2レゾルバ51が検出したモータ回転角θmに基づき算出されたモータ回転数Nと、からd軸,q軸電流指令Id*,Iq*を演算する。
続いて、モータ制御部62は、3相2相変換器78によって、中空モータ10に設置された電流センサ79u,79vが出力するu相,v相電流Iu,Ivとモータ回転角θmとからd軸,q軸電流Id,Iqを得る。
その後、モータ制御部62は、d軸,q軸電流Id,Iqがd軸,q軸電流指令Id*,Iq*に追従するのに必要な値を算出し、この算出値に基づきd軸,q軸電圧指令Vd*,Vq*を演算する。すなわち、d軸電流指令Id*とd軸電流Idとの差分と、q軸電流指令Iq*とq軸電流Iqとの差分と、をそれぞれ算出し、これら差分からPI制御に基づきd軸,q軸電圧指令Vd*,Vq*を得る。
d軸,q軸電圧指令Vd*,Vq*を演算すると、モータ制御部62は、2相3相変換器80によりd軸,q軸電圧指令Vd*,Vq*とモータ回転角θmとからu相,v相,w相電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を算出する。この電圧指令Vu*,Vv*,Vw*を、PWM変換器81によってアナログ波形からPWM波形に変換した後、制御装置13に設けられたインバータ回路82に出力し、このインバータ回路82を介して中空モータ10を駆動するようになっている。
〔本実施形態の作用効果〕
前述のように、従来のパワーステアリング装置は、電動モータがステアリングホイールの操舵中に常時作動することから、電動モータにかかる負荷が必然的に大きなものとなる。このため、前記従来のパワーステアリング装置では、電動モータとして高い負荷に抗し得る大型のものを用いる必要があり、結果としてパワーステアリング装置の大型化を招来してしまう。
なお、このとき、前記電動モータに負荷に基づく電動モータの高温化を抑制する放熱フィン等のモータ冷却手段を取り付ければ、小型の電動モータを用いること自体は可能となる。
しかしながら、この場合、前記モータ冷却手段の分だけパワーステアリング装置が大型化することから、該大型化の課題が解消されているとは言い難い。
これに対して、本実施形態では、手動運転時において、車速Vsが所定の中高速以上の場合には、操舵アシスト力の全てを液圧アシスト機構4によって賄い、中空モータ10による操舵アシストは行わないようにした。
すなわち、手動運転時でかつ、車速Vsが所定の中高速以上の場合には、手動運転時トルク指令演算部63の出力するトルク指令信号Tm(manual)*が0となるように構成した。
これにより、車速Vsが所定の中高速以上の場合における中空モータ10の負荷が0となるため、手動運転時に中空モータ10にかかる負荷を低減することが可能になる。この結果、中空モータ10として小型のものを用いることが可能となることから、もってパワーステアリング装置1の小型化を図ることができる。
また、本実施形態では、車速Vsが所定の中高速未満である場合に、この車速Vsが増大するにつれて中空モータ10が出力する操舵アシスト力が減少するようにした。これによっても、中空モータ10の負担を低減する効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、制御装置13に位相進み信号生成部70を設け、この位相進み信号生成部70によってトルク指令信号Tm*を増大補正するようにした。これにより、液圧アシスト機構4特有の応答遅れを電動アシスト機構5側で補うことができる。
この結果、手動運転時においては、運転者の操舵操作に対する応答性の高い操舵力付与が行えることから、操舵フィーリングを向上させることが可能となる。また、自動運転時においては、特に切り始めにおける舵角指令θs*に対する舵角θsの追従性を向上させることができる。
また、本実施形態では、位相進み信号生成部70をハイパスフィルタとしたことから、容易に位相進み信号Tmlを生成することができる。
なお、本実施形態では、位相進み信号生成部70として用いるフィルタをハイパスフィルタとしたが、不要な高調波をキャンセルできるバンドパスフィルタを使用することも可能である。また、本実施形態では、トルク指令信号Tm*の位相を進めることで位相進み信号Tmlを生成しているが、この代わりに操舵トルクTrの位相を進めることにより位相進み信号Tmlを生成することも可能である。
ところで、過渡特性補正部68によって液圧アシスト機構4の応答遅れを補償する際に、中空モータ10から操舵機構2に過剰な操舵力が付与されると、却って運転者に操舵違和感を抱かせてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、過渡特性補正部68にトルク指令信号用リミッタ部72と位相進み信号用リミッタ部73とを設け、これらリミッタ部72,73によってトルク指令信号Tm*が過剰に大きくなるのを抑制するようにした。これにより、中空モータ10から過剰な操舵力が付与されるのを抑制でき、もって操舵フィーリングの向上を図ることができる。
また、リミッタ部72,73によってトルク指令信号Tm*を制限する際に、位相進み信号用リミッタ部73によって位相進み信号Tmlを過剰に制限してしまうと、液圧アシスト機構4の応答遅れを満足に補償できなくなるおそれがある。
このため、本実施形態では、位相進み信号用リミッタ部73の上限値の大きさを、トルク指令信号用リミッタ部72の上限値以上に設定した。これにより、位相進み信号Tmlがトルク指令信号Tm*に大きく反映されることから、操舵操作に対する応答性を向上させることができる。
また、本実施形態では、位相進み信号用リミッタ部72とトルク指令信号用リミッタ部73とを、それぞれ車速Vsに基づき上限値が可変制御できるように構成した。これにより、例えば大きな操舵力の付与が必要でない高車速時において各上限値を下げることで、操舵機構2へ過剰な操舵力が付与されるのを抑制できる。すなわち、車速Vsに応じて的確に操舵力の付与を行うことができる。
また、本実施形態では、過渡特性補正部68にモータ指令信号用リミッタ部74をさらに設けた。これにより、トルク指令定常信号Tmcと位相進み信号Tmlとのそれぞれにリミッタをかけたにもかかわらず、その和である応答遅れを補償したトルク指令信号(モータ指令信号)Tm*が過大となった場合であっても、そのトルク指令信号Tm*を制限することができる。したがって、より確実に中空モータ10から操舵機構2への過剰な操舵力の付与を抑制できる。
さらに、本実施形態では、モータ指令信号用リミッタ部74についても、車速Vsに基づき上限値が可変制御できるように構成したことから、車速Vsに応じてより的確な操舵力の付与を行うことができる。
なお、本実施形態では、過渡特性補正部68に計3つのリミッタ部72〜74を設けているが、これらリミッタ部72〜74を全て設けるか、一部を廃止するか等については任意に選択することができる。また、リミッタ部72〜74を車速Vsに応じて上限値を可変制御可能に設定するか否かについても任意である。
また、本実施形態では、減算補正部69によって、操舵速度ωsの増加率が所定値未満のとき、中空モータ10が操舵機構2に付与する操舵力が、パワーシリンダ29によって操舵機構2に付与される操舵力よりも小さくなるようにトルク指令信号Tm*を補正するようにした。これにより、即応性を比較的必要としない緩やかな操舵を行っている際の中空モータ10にかかる負担を低減することができる。
また、本実施形態では、ステアリングホイール6に入力された操舵トルクTrに対し、パワーシリンダ29の操舵機構2に付与する操舵力が車速Vsの変化に拘わらず単一の特性となるように構成した。これにより、簡素な構成をもって油圧による操舵力の付与を実現することができる。また、油圧による操舵力の付与を単一の特性としたことで、液圧アシスト機構4と電動アシスト機構5との協調制御を容易に行うことができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は、トルク指令信号演算部61を、ステアリングホイール6が切り込んだ状態で保持された状態である保舵状態を考慮してトルク指令信号Tm*を演算するように構成したものである。
なお、本実施形態では、前記第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付すことにより、具体的な説明を省略する(以下の各実施形態に同じ)。
一般に、液圧アシスト機構4による操舵アシストを行う場合、図6に示すように、ステアリングホイール6を所定の舵角θxまで切り込む際に必要な切り込み操舵トルクTrsに比べて所定の舵角θxで保舵するのに必要な保舵トルクTrkが小さくなることが知られている。
すなわち、パワーシリンダ29による操舵アシストにおいては、操舵トルクTrが増大するときの変化量と減少するときの変化量との間に差(ヒステリシス)が生じることが一般に知られている。なお、このヒステリシスは、液圧アシスト機構4のシステムフリクション等に起因するものである。
このため、手動運転時において、切り込み時と保舵時の区別なく電動アシスト機構5によるモータアシストを行ってしまうと、図7(a)に示すように、保舵時において保舵トルクTrkが過剰に小さくなり、却って操舵違和感を招来してしまうおそれがある。
また、自動運転時において、中空モータ10を単に舵角指令θs*に舵角θsが追従するように制御してしまうと、図7(b)に示すように切り込み時と保舵時の区別なくトルクが高い状態に維持されることとなり、保舵時に不要な余剰トルクが発生してしまう。
そこで、本実施形態では、図8に示すように、前記第1実施形態の構成に加えて、トルク指令補正演算部66に、ステアリングホイール6が保舵状態にある場合にトルク指令信号Tm*を減少補正する保舵時トルク補正部83を設けた。
より詳しくは、保舵時トルク補正部83は、図9に示すように、まず、操舵速度演算部84によって、手動運転時においては舵角θs、自動運転時においては舵角指令θs*を時間微分することで操舵速度ωsを算出する。
続いて、保舵時トルク補正部83は、切換判断部85によって操舵速度ωsの絶対値|ωs|が所定値ωx以下であるか否かを判断する。
ここで、操舵速度の絶対値|ωs|が所定値ωxよりも大きいと判断された場合、すなわちステアリングホイール6が操舵状態にあると判断された場合には、保舵時トルク補正部83は、トルク指令信号Tm*の補正を行わないようになっている。
一方、操舵速度の絶対値|ωs|が所定値ωx以下、すなわちステアリングホイール6が保舵状態にあると判断された場合には、予め格納された保舵時オフセットトルクTfに舵角θs(舵角指令θs*)から符号判別部86によって導かれる適切な符号を付した後、トルク指令信号Tm*から保舵時オフセットトルクTfを減算することでトルク指令信号Tm*を減少補正するようになっている。
なお、このトルク指令信号Tm*の減算に供される保舵時オフセットトルクTfは、液圧アシスト機構4のヒステリシス特性に基づき定められる固定値である。
以上の構成から、本実施形態のパワーステアリング装置1によれば、手動運転時および自動運転時のいずれの場合においても、保舵時における操舵アシスト力の付与量を抑えることができる。
これにより、手動運転時においては、保舵時に過剰な操舵アシスト力が付与されることで生じる操舵違和感を抑制することが可能となる。また、自動運転時においては、保舵時に発生する余剰なトルクを低減することが可能となる。
また、本実施形態では、保舵時オフセットトルクTfを、液圧アシスト機構4のヒステリシス特性に基づき定められる固定値としたことから、トルク指令信号Tm*の減少補正を過不足なく行うことができる。
なお、他の作用効果は前記第1実施形態とほぼ同様である。
〔第3実施形態〕
図10に示す本発明の第3実施形態は、基本構成は前記第1実施形態と同様であるが、トルク指令補正演算部66に、トルク指令信号Tm*を減少補正することで操舵速度ωsの過度な上昇を抑制する操舵速度抑制部87が追加されている。
より詳しくは、操舵速度抑制部87は、図11に示すように、まず、操舵速度演算部88によって、手動運転時においては舵角θs、自動運転時においては舵角指令θs*を時間微分することで操舵速度ωsを算出する。
続いて、操舵速度抑制部87は、車速Vsから予め用意された操舵速度制限値算出マップ89によって操舵速度制限値ωlを算出する。
なお、このとき用いられる操舵速度制限値算出マップ89は、車速Vsが所定の中高速以上である場合に、操舵速度制限値ωlとして比較的小さな値を算出するようになっている。
その後、操舵速度抑制部87は、切換判断部90によって操舵速度ωsの絶対値|ωs|が操舵速度制限値ωl以上であるか否かを判断する。ここで、操舵速度の絶対値|ωs|が操舵速度制限値ωlよりも小さいと判断された場合には、操舵速度抑制部87は、トルク指令信号Tm*の補正を行わないようになっている。
一方、操舵速度の絶対値|ωs|が操舵速度制限値ωl以上である判断された場合には、予め格納された減速トルクTbに舵角θs(舵角指令θs*)から符号判別部91によって導かれる適切な符号を付した後、トルク指令信号Tm*から減速トルクTbを減算することでトルク指令信号Tm*を減少補正するようになっている。
操舵速度ωsが高速である場合に、過渡特性補正部68によって通常通り液圧アシスト機構4の応答遅れを補償してしまうと、ステアリングホイール6の操舵感が軽くなりすぎて車両の安定性が損なわれてしまうおそれがある。特に、この車両の安定性の悪化は、操舵速度ωsが高速でかつ、車速Vsが所定の中高速以上である場合に顕著となる。
これに対して、本実施形態では、操舵速度抑制部87によって、操舵速度ωsが操舵速度制限値ωlよりも高い場合には、トルク指令信号Tm*を減少補正するようにした。これにより、操舵機構2に付与される操舵アシスト力が減少することで操舵速度ωsの上昇が抑制されることから、前述の要因による車両の安定性の悪化を抑制することができる。
しかも、本実施形態では、特に車両の安定性の悪化が懸念される操舵速度ωsが高速かつ、車速Vsが所定の中高速以上である場合に操舵速度制限値ωlとして小さな値を算出するようにした。これにより、中高速走行時における操舵速度ωsの上昇が特に抑制されるため、前述の要因による車両の安定性の悪化をより効果的に抑制することができる。
〔第4実施形態〕
図12及び図13に示す本発明の第4実施形態は、基本構成は前記第1実施形態とほぼ同様であるが、過渡特性補正部68の制御内容が変更されている。
すなわち、本実施形態における過渡特性補正部68は、図12に示すように、まず、操舵速度演算部92によって、手動運転時においては舵角θs、自動運転時においては舵角指令θs*を時間微分することで操舵速度ωsを算出する。続いて、過渡特性補正部68は、操舵速度信号受信部として機能する切換判断部93に操舵速度ωsを送信した後、切換判断部93によって操舵速度ωsの絶対値|ωs|が所定値ωy以上であるか否かを判断する。
ここで、操舵速度の絶対値|ωs|が所定値ωyよりも小さいと判断された場合には、過渡特性補正部68は、トルク指令信号Tm*の補正を行わないようになっている。
一方、操舵速度の絶対値|ωs|が所定値ωy以上である場合、すなわちステアリングホイール6が急操舵されていると判断された場合には、予め格納された急操舵判定時増量トルクTaに舵角θs(舵角指令θs*)から符号判別部94によって導かれる適切な符号を付す。
その後、トルク指令信号Tm*に急操舵判定時増量トルクTaを加算することでトルク指令信号Tm*を増量補正するようになっている。
なお、このトルク指令信号Tm*に加算される急操舵判定時増量トルクTaは、ロータリバルブ30が有する不感帯を補償し得る任意の固定値である。
また、本実施形態における電動アシスト機構5は、図13に示すように、液圧アシスト機構4が操舵アシストを開始する液圧アシスト開始トルクTs1よりも高い操舵トルクTrが入力された際に操舵アシストを開始するようになっている。
すなわち、本実施形態の制御装置13は、操舵トルクTrが操舵開始トルクである電動アシスト開始トルクTs2以上のとき中空モータ10の駆動制御を開始し、パワーシリンダ29は、操舵トルクTrが電動アシスト開始トルクTs2よりも小さな領域で操舵機構2への操舵力付与を開始するようになっている。
なお、本実施形態では、この液圧アシスト機構4と電動アシスト機構5の操舵力の付与タイミングの差異を、第1,第2トーションバー20,23の剛性を変更することにより実現している。つまり、トルクセンサ11用のトーションバーである第2トーションバー23の剛性を、ロータリバルブ30用のトーションバーである第1トーションバー20の剛性以上とすることで、先に液圧アシスト機構4が立ち上がるように設定している。
一般に、液圧アシスト機構4の応答遅れによる影響は、操舵速度ωsが高い状態、すなわち急操舵を行った状態において大きくなることが知られている。
そこで、本実施形態では、過渡特性補正部68を、操舵速度ωsが高い場合にトルク指令信号Tm*を増大補正するように構成した。これにより、急操舵時における液圧アシスト機構4の応答遅れを電動アシスト機構5側で補うことができる。
この結果、手動運転時においては、運転者の操舵操作に対する応答性の高い操舵力付与が行えることから、操舵フィーリングを向上させることが可能となる。また、自動運転時においては、特に切り始めにおける舵角指令θs*に対する舵角θsの追従性を向上させることができる。
また、本実施形態では、電動アシスト機構5のアシスト開始トルクTs2を、液圧アシスト機構4のアシスト開始トルクTs1よりも高くなるように設定した。
これにより、操舵トルクTrが電動アシスト開始トルクTs2未満の領域では中空モータ10の負担が0となることから、中空モータ10にかかる負荷を低減することができる。
しかも、本実施形態では、液圧アシスト機構4及び電動アシスト機構5のアシスト開始トルクTs1,Ts2を、第1,第2トーションバー20,23の剛性に基づき変動させるようにした。
これにより、容易に液圧アシスト開始トルクTs1及び電動アシスト開始トルクTs2の調整を図ることができる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成を変更することも可能である。
例えば、前記各実施形態ではインテグラル型のパワーステアリング装置に本発明を適用したが、ラックバーやタイロッドからなる伝達機構を備えたラック・ピニオン型やコラム型のパワーステアリング装置に適用することもできる。
また、前記各実施形態では、制御装置13を、操舵速度演算部75等により舵角θsを時間微分することで操舵速度ωsを取得するように構成されているが、センサ等によって検出された操舵速度ωsを取り込むように構成することも当然に可能である。
以上説明した各実施形態に基づくパワーステアリング装置としては、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
パワーステアリング装置は、その一つの態様において、ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、を有する。
前記パワーステアリング装置の好ましい態様において、前記制御装置は、操舵速度の信号を受信する操舵速度信号受信部を備え、前記トルク指令信号演算部は、前記操舵速度が所定値以上のとき、前記トルク指令信号が増大するように補正する。
別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、前記操舵トルクまたは前記トルク指令信号の位相を進めた位相進み信号を生成する位相進み信号生成部を備え、前記トルク指令信号演算部は、前記位相進み信号に基づき前記トルク指令信号が増大するように補正する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記位相進み信号生成部は、フィルタである。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、前記操舵トルクまたは前記トルク指令信号の位相を進めた位相進み信号を生成する位相進み信号生成部と、前記トルク指令信号用の上限値を設けるトルク指令信号用リミッタ部と、前記位相進み信号用の上限値を設ける位相進み信号用リミッタ部と、を有する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記位相進み信号用の上限値の大きさは、前記トルク指令信号用の上限値以上である。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記トルク指令信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記トルク指令信号用の上限値を可変制御し、前記位相進み信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記位相進み信号用の上限値を可変制御する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、前記トルク指令信号用リミッタ部を通過した信号と前記位相進み信号用リミッタ部を通過した信号とを足し合わせた信号であるモータ指令信号の上限値を設けるモータ指令信号用リミッタ部を有する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記モータ指令信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記モータ指令信号用の上限値を可変制御する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、操舵速度の信号を受信する操舵速度信号受信部を備え、前記トルク指令信号演算部は、前記操舵速度の増加率が所定値未満、または前記操舵トルクの増加率が所定値未満のとき、前記電動モータが前記操舵機構に付与する操舵力が、前記パワーシリンダが前記操舵機構に付与する操舵力よりも小さくなるように前記トルク指令信号を演算する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、前記操舵トルクが所定値である操舵開始トルク以上のとき前記電動モータの駆動制御を開始し、前記パワーシリンダは、前記操舵トルクが前記操舵開始トルクよりも小さい領域において前記操舵機構への操舵力付与を開始する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記トルク指令信号演算部は、前記電動モータの回転角が目標角度となるように前記トルク指令信号を演算すると共に、操舵速度が所定値以下の状態である保舵状態のとき、前記トルク指令信号を減少補正する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記パワーステアリング装置は、前記パワーシリンダによる操舵力が、前記操舵トルクが増大するときの変化量と減少するときの変化量との間に差を有し、前記トルク指令信号演算部は、操舵速度が所定値以下の状態である保舵状態のとき、前記トルク指令信号を前記差の大きさ分について減少補正する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記トルク指令信号演算部は、操舵速度が前記車速に基づき算出される操舵速度上限値よりも高い場合に、前記トルク指令信号を減少補正する。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記パワーステアリング装置は、前記操舵トルクに対する前記パワーシリンダによる操舵力が前記車速の変化に拘わらず単一の特性を有するものである。
さらに別の好ましい態様では、前記パワーステアリング装置の態様のいずれかにおいて、前記入力軸は、前記ステアリングホイールに接続された第1入力軸と、前記第1入力軸に前記トーションバーとは異なるトルクセンサ用トーションバーを介して接続された第2入力軸と、を備え、前記トルクセンサは、前記トルクセンサ用トーションバーの捩れ量に応じて前記操舵トルクを検出するものであって、前記トルクセンサ用トーションバーの剛性は、前記トーションバーの剛性以上である。

Claims (15)

  1. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記制御装置は、操舵速度の信号を受信する操舵速度信号受信部を備え、
    前記トルク指令信号演算部は、前記操舵速度が所定値以上のとき、前記トルク指令信号が増大するように補正することを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記制御装置は、前記操舵トルクまたは前記トルク指令信号の位相を進めた位相進み信号を生成する位相進み信号生成部を備え、
    前記トルク指令信号演算部は、前記位相進み信号に基づき前記トルク指令信号が増大するように補正することを特徴とするパワーステアリング装置。
  3. 請求項に記載のパワーステアリング装置において、前記位相進み信号生成部は、フィルタであることを特徴とするパワーステアリング装置。
  4. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記制御装置は、前記操舵トルクまたは前記トルク指令信号の位相を進めた位相進み信号を生成する位相進み信号生成部と、前記トルク指令信号用の上限値を設けるトルク指令信号用リミッタ部と、前記位相進み信号用の上限値を設ける位相進み信号用リミッタ部と、を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  5. 請求項に記載のパワーステアリング装置において、
    前記位相進み信号用の上限値の大きさは、前記トルク指令信号用の上限値以上であることを特徴とするパワーステアリング装置。
  6. 請求項に記載のパワーステアリング装置において、
    前記トルク指令信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記トルク指令信号用の上限値を可変制御し、
    前記位相進み信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記位相進み信号用の上限値を可変制御することを特徴とするパワーステアリング装置。
  7. 請求項に記載のパワーステアリング装置において、
    前記制御装置は、前記トルク指令信号用リミッタ部を通過した信号と前記位相進み信号用リミッタ部を通過した信号とを足し合わせた信号であるモータ指令信号の上限値を設けるモータ指令信号用リミッタ部を有することを特徴とするパワーステアリング装置。
  8. 請求項に記載のパワーステアリング装置において、
    前記モータ指令信号用リミッタ部は、前記車速に応じて前記モータ指令信号用の上限値を可変制御することを特徴とするパワーステアリング装置。
  9. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記制御装置は、操舵速度の信号を受信する操舵速度信号受信部を備え、
    前記トルク指令信号演算部は、前記操舵速度の増加率が所定値未満、または前記操舵トルクの増加率が所定値未満のとき、前記電動モータが前記操舵機構に付与する操舵力が、前記パワーシリンダが前記操舵機構に付与する操舵力よりも小さくなるように前記トルク指令信号を演算することを特徴とするパワーステアリング装置。
  10. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記制御装置は、前記操舵トルクが所定値である操舵開始トルク以上のとき前記電動モータの駆動制御を開始し、
    前記パワーシリンダは、前記操舵トルクが前記操舵開始トルクよりも小さい領域において前記操舵機構への操舵力付与を開始することを特徴とするパワーステアリング装置。
  11. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記トルク指令信号演算部は、前記電動モータの回転角が目標角度となるように前記トルク指令信号を演算すると共に、操舵速度が所定値以下の状態である保舵状態のとき、前記トルク指令信号を減少補正することを特徴とするパワーステアリング装置。
  12. 請求項11に記載のパワーステアリング装置は、前記パワーシリンダによる操舵力が、前記操舵トルクが増大するときの変化量と減少するときの変化量との間に差を有し、
    前記トルク指令信号演算部は、操舵速度が所定値以下の状態である保舵状態のとき、前記トルク指令信号を前記差の大きさ分について減少補正することを特徴とするパワーステアリング装置。
  13. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記トルク指令信号演算部は、操舵速度が前記車速に基づき算出される操舵速度上限値よりも高い場合に、前記トルク指令信号を減少補正することを特徴とするパワーステアリング装置。
  14. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記操舵トルクに対する前記パワーシリンダによる操舵力が前記車速の変化に拘わらず単一の特性を有するものであることを特徴とするパワーステアリング装置。
  15. ステアリングホイールの操舵操作に伴い回転する入力軸と、前記入力軸とトーションバーを介して接続された出力軸と、前記出力軸の回転を操舵輪に伝達する伝達機構と、を有する操舵機構と、
    ピストンによって仕切られた1対の液圧室を有し、前記操舵機構に操舵力を付与するパワーシリンダと、
    前記操舵機構の操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    前記入力軸と出力軸の相対回転に応じて前記操舵機構の外部のポンプから供給される作動液を選択的に前記パワーシリンダの1対の液圧室に供給するロータリバルブと、
    前記入力軸に操舵力を付与する電動モータと、
    マイクロコンピュータが搭載された制御装置と、
    前記制御装置に設けられ、前記操舵トルクおよび車速に基づき前記電動モータを駆動制御するためのトルク指令信号を演算するトルク指令信号演算部であって、前記車速が所定車速以上のとき前記トルク指令信号を0とするトルク指令信号演算部と、
    を有し、
    前記入力軸は、前記ステアリングホイールに接続された第1入力軸と、前記第1入力軸に前記トーションバーとは異なるトルクセンサ用トーションバーを介して接続された第2入力軸と、を備え、
    前記トルクセンサは、前記トルクセンサ用トーションバーの捩れ量に応じて前記操舵トルクを検出するものであって、
    前記トルクセンサ用トーションバーの剛性は、前記トーションバーの剛性以上であることを特徴とするパワーステアリング装置。
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