JP6647115B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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本発明は、合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは円形天面壁とこの天面壁の外周縁から垂下する円筒形スカート壁とを有し、スカート壁の外周面にはナール山とナール谷とが周方向に交互に存在するナールが形成されている形態の合成樹脂製容器蓋に関する。
上述した形態の合成樹脂製容器蓋においては、開栓時に消費者がスカート壁の外周面を把持しやすいようにナール山の表面を梨地とすることが広く知られている。ナール山の表面を梨地とした場合には、通常、ナール谷の表面も梨地にせしめられる。
また、下記特許文献1及び2に開示されている如く、上述した形態の合成樹脂製容器蓋を容器の口頸部に装着して容器の口頸部を密封する際には、横断面形状が弧状である複数個、例えば3個、のチャック片を備えた装着チャックによって容器蓋を把持する。チャック片の各々は、その上端部を旋回中心として揺動自在に支持されていると共に、適宜の弾性偏倚手段によって半径方向内方に弾性的に偏倚されている。チャック片の各々の内周面には、容器蓋のスカート壁の外周面に形成されたナールに対応して周方向に交互に存在する凸部と凹部とが形成されており、チャック片が容器蓋に被嵌されると、チャック片の各々の内周面に形成されている凸部が容器蓋のスカート壁に形成されているナール谷に弾性的に密接される。
特公平5−43598号公報 特許第4175290号公報
而して、本発明者等の経験によれば、装着チャックを使用して容器の口頸部に対する容器蓋の装着を繰り返し遂行すると、容器蓋のスカート壁におけるナール谷に密着されるチャック片の凸部が磨耗され、装着チャックから容器蓋が偶発的に脱落してしまう傾向がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、装着チャックのチャック片における凸部が磨耗されても、装着チャックからの容器蓋の偶発的脱落が可及的に防止されるように、合成樹脂製容器蓋を改良することである。
本発明者等は、鋭意検討及び実験の結果、スカート壁におけるナール谷の表面の少なくとも軸線方向の一部を鏡面にすることによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成することができる合成樹脂製容器蓋として、チャック片を備えた装着チャックに把持されて容器の口頸部に装着される合成樹脂製容器蓋にして、
円形天面壁と該天面壁の外周縁から垂下する円筒形スカート壁とを有し、該スカート壁の外周面にはナール山とナール谷とが周方向に交互に存在するナールが形成されており、
該装着チャックに把持される際には、該チャック片の内周面に形成されている凸部が該ナール谷に弾性的に密接される合成樹脂製容器蓋において、
該ナール山の表面は梨地であり、該ナール谷の表面の少なくとも軸線方向の一部は鏡面である、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
該ナール谷の表面の全体が鏡面であるのが好ましい。該ナール谷の表面は十点平均粗さRZが0.8μm以下である鏡面であるのがよい。好適には、該ナール山の表面は十点平均粗さRZが6.0乃至20.0μmである梨地である。該ナール谷の周方向幅は0.5乃至2.0mmであり、該ナール山の周方向幅は0.6乃至2.5mmであるのが好適である。好ましくは、該スカート壁には周方向に延在する周方向破断可能ラインが配設されており、該スカート壁は該周方向破断ラインよりも上方の主部と該周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画され、該主部の内面には雌螺条が形成されており、該ナールは該主部に形成されている。
本発明の容器蓋によれば、後述する実施例及び比較例から明確に理解されるとおり、装着チャックを使用して容器の口頸部に対する容器蓋の装着を繰り返し遂行することによって装着チャックのチャック片における凸部が磨耗されても、装着チャックから容器蓋が偶発的に脱落することが可及的に防止される。その理由は必ずしも明確ではないが、本発明者等は、容器蓋のスカート壁におけるナール谷の表面を所要鏡面にすることによって、ナール谷の表面と装着チャックにおけるチャック片の凸部の表面との接触面積が増大される(ナール谷の表面が梨地である場合には、梨地における凹部にはチャック片の凸部が接触しない)ことに起因すると推定している。
本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を、一部を断面で示す正面図。 図1の容器蓋を装着チャックによって把持した状態を示す断面図。 図2の線III−IIIに沿った断面図。 装着チャックと容器蓋のスカート壁との関係を示す、図3の二点鎖線Aで囲んだ部分の拡大断面図。 装着チャックのチャック片における凸部が磨耗していない時の、チャック片の凸部と容器蓋のスカート壁におけるナール谷との密接状態を示す、図2の二点鎖線Bで囲った部分の部分拡大断面図。 装着チャックのチャック片における凸部が磨耗した時の、チャック片の凸部と容器蓋のスカート壁におけるナール谷との密接状態を示す、図2の二点鎖線Bで囲った部分の部分拡大断面図。
以下、添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1を参照して説明すると、ポリエチレン又はポリプロピレンの如き適宜の合成樹脂から一体に射出又は圧縮成形することができる、全体を番号2で示す容器蓋は、円形天面壁4及びこの天面壁4の周縁から垂下する円筒形スカート壁6を具備している。天面壁4の内面周縁部には、同心状に配設された円筒形状の内側シール片8及び円筒形状の外側シール片10と共に半径方向に見て内側シール片8と外側シール片10との間に位置する環状突条12が形成されている。スカート壁6には周方向に延在する周方向破断ライン14が配設されており、スカート壁6は周方向破断ライン14よりも上方の主部16と周方向破断ライン14よりも下方のタンパーエビデント裾部18とに区画されている。更に詳述すると、図示の実施形態においては、スカート壁6の下部の内径は上部の内径よりも幾分大きく、内径が幾分大きい下部の上端部、即ちスカート壁6における主部16とタンパーエビデント裾部18との境界領域、の内周面には周方向に間隔をおいて軸線方向に延びる複数個の突条20が配設されている。そして、かかる突条20が配設されている部位において、少なくとも突条20の一部を残留せしめてスカート壁6を周方向に切断することによって周方向破断ライン14が形成されている。かかる周方向破断ライン14は突条20の残留せしめられた部分によって規定される複数個の橋絡部22と橋絡部22間に存在する複数個のスリット24とから構成されている。
スカート壁6の主部16の外周面には、その上端部及び下端部を除いて、ナール山28とナール谷30とが周方向に交互に存在するナール26が形成されている(図4も参照されたい)。ナール山28の周方向幅W1は0.6乃至2.5mm程度であり、ナール谷30の周方向幅W2は0.5乃至2.0mm程度であるのが好都合である。ナール山28の表面は、そこに掛けられる消費者の指の滑りを防止するために、十点平均粗さRzが6.0乃至20.0μm程度の梨地であるのが好都合である。一方、ナール谷30の表面の少なくとも軸線方向の一部は鏡面であることが重要である。ナール谷30の表面は、軸線方向の上半部が鏡面であるのが好ましく、全体が鏡面であってもよい。ナール谷30の表面は、後述する実施例及び比較例から理解されるとおり、十点平均粗さRzが0.8μm以下である鏡面であるのがよい。
スカート壁6の主部16の内周面には雌螺条32が形成されている。一方、タンパーエビデント裾部18の内周面には係止手段34が配設されている。図示の実施形態においては、係止手段34は周方向に間隔をおいて配設された複数個の係止片36から構成されており、係止片36の各々はタンパーエビデント裾部18の内面から半径方向内方に向かって上方に傾斜して延出している。係止片36の各々の下面には使用材料を低減するための凹部38が形成されている。
図1には、容器蓋2と共にこの容器蓋2が装着される容器の口頸部も二点鎖線で図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器の口頸部40は、全体として円筒形状であり、上面は開口されている。口頸部40の外周面には、雄螺条42、この雄螺条42の下方に位置する係止あご部44、及び係止あご部44の更に下方に位置するサポートリング46が形成されている。当業者には周知の如く、サポ−トリング46は容器を搬送する際に利用される。
容器内に清涼飲料の如き内容物を充填した後に、口頸部40に容器蓋2を装着して口頸部40を密封する際には、口頸部40に容器蓋2を被嵌して容器蓋2を閉方向、即ち図1において上方から見て時計方向に回転せしめる。かくすると、容器蓋2の雌螺条32が口頸部40の雄螺条42に螺合され、容器蓋2は回転と共に相対的に下降せしめられる。容器蓋2が所要位置、即ち図1に図示する位置、まで下降せしめられると、容器蓋2の天面壁4の内面に形成されている環状突条12が口頸部40の頂面に当接せしめられると共に、容器蓋2の天面壁4の内面に形成されている内側シール片8及び外側シール片10が夫々口頸部40の内周面及び外周面に密接乃至当接せしめられ、かくして口頸部40が密封される。タンパーエビデント裾部18の内周面に形成されている係止片36は口頸部40の係止あご部44を弾性的に乗り越えてその下方に位置せしめられる。
図1を参照して説明を続けると、容器の内容物を消費するために口頸部40を開封する際には、容器蓋2を開方向、即ち図1において上方から見て反時計方向、に回転せしめる。かくすると、雌螺条32と雄螺条42との協働によって容器蓋2の天面壁4と共にスカート壁6の主部16は回転と共に相対的に上昇せしめられる。一方、タンパーエビデント裾部18は、その内周面に形成されている係止片36が口頸部40の係止あご部44に係止せしめられる故に上昇が阻止される。従って、周方向破断ライン14の橋絡部22に応力が生成され、橋絡部22が破断される。周方向破断ライン14の橋絡部22が破断されてタンパーエビデント裾部18が主部16から分離された後においては、容器蓋2の天面壁4及びスカート壁6の主部16は回転と共に自由に上昇せしめられて口頸部40から離脱され、かくして口頸部40が開封される。
上述したとおりにして容器の口頸部40に容器蓋2を装着して口頸部40を密封する際には、装着チャックによって容器蓋2を把持し、口頸部40に被嵌して閉回転方向に回転せしめる。図2には装着チャック48の典型例が図示されている。この装着チャック48は、適宜に回転せしめられるスピンドル50と周方向に等間隔をおいてスピンドル50に装着された3個のチャック片52とを具備している。チャック片52の各々は上方に位置する連結部54と下方に位置するチャック部56とから構成されており、連結部54はスピンドル50に配設された支持ピン58を介してスピンドル50に旋回自在に、更に詳しくはそのチャック部56が容器蓋2のスカート壁6の外周面に対して接近及び離隔する方向に旋回自在に装着されている。図3及び図4を参照することによって明確に理解される如く、チャック片52のチャック部56は周方向に円弧状に延在せしめられており、その内周面には凸部60と凹部62とが交互に形成されている。図4に明確に図示する如く、チャック部56に形成されている凸部60及び凹部62は容器蓋2のスカート壁6におけるナール26のナール谷30及びナール山28に対応せしめられている。3個のチャック部56にはこれらを囲繞して容器蓋2のスカート壁6の外周面に接近する方向に弾性的に偏倚する環状コイルバネ(図示していない)が付設されている。装着チャック48は所要位置に位置せしめられている容器蓋2の上方から容器蓋2に対して相対的に下降せしめられ、容器蓋2の上半部をチャック片52のチャック部56内に収容する。この際には、チャック片52は弾性コイルばねの弾性偏倚作用に抗してスカート壁6の外周面から離隔する方向に若干弾性的に変位され、これによって容器蓋2の上半部がチャック片52のチャック部56内に進入することが許容される。チャック片52のチャック部56内に容器蓋2の上半部が所要とおりに収容されると、図4に明確に図示する如く、チャック片52のチャック部56の内周面に形成されている凸部60及び凹部62が、夫々、スカート壁6に形成されているナール26のナール谷30及びナール山28に対向する。凹部62とナール山28との間には若干の間隙が存在するが、凸部60の表面はナール谷30の表面に弾性的に密接せしめられ(図5も参照されたい)、かくして容器蓋2が装着チャック48に把持される。上述したとおりの装着チャック48自体は当業者には周知の形態でよく、それ故に装着チャック48の詳細な説明は本明細書においては省略する。
而して、装着チャック48を使用して容器の口頸部40に容器蓋を装着する操作を繰り返し遂行すると、図5と図6を比較参照することによって理解される如く、チャック片52のチャック部56に形成されている凸部60の表面、特にその下部が、図6において番号66で示す如く磨耗され、凸部60の軸線方向把持長さがL1(図5)からL2(図6)に減少する。然るに、ナール谷の表面が梨地である従来の容器蓋の場合には、チャック片52のチャック部56に形成されている凸部60の表面が磨耗されると、凸部60とナール谷30との接触面積が減少するため、容器蓋の保持力が低下してしまい、装着チャック48から容器蓋2が偶発的に脱落する虞があった。しかしながら、後述する実施例及び比較実施例から理解されるとおり、ナール谷30の表面の少なくとも軸線方向の一部、特に軸線方向上半部、が鏡面にせしめられている本発明の容器蓋2によれば、チャック片52のチャック部56に形成されている凸部60の表面が磨耗されても、装着チャック48から容器蓋2が偶発的に脱落することが可及的に防止される。
以下に記すとおりの形態の容器蓋を作成し、かかる容器蓋を装着チャックから引き抜く際に必要な力、所謂引き抜き力をナール谷の表面の十点平均粗さ別に測定した。引き抜き力が3N未満であると、容器蓋が装着チャックから脱落してしまう。
実施例1
図1に図示するとおりの形態の呼び径28mmの容器蓋をポリエチレンから形成した。スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール山の周方向幅は0.85mmで、ナール谷の周方向幅は0.70mmであり、ナール谷の軸線方向長さは11.3mmであった。そして、ナール谷の表面はその全体が十点平均粗さRzが0.4μmである鏡面であった。
上記のとおりの容器蓋をチャック片が実質上新品であり、チャック片のチャック部に形成されている凸部の形態が図5に図示するとおりであり、凸部の周方向幅は0.14mmで、凸部の軸線方向把持長さL1(図5)が4.8mmで、凸部の表面の十点平均粗さRzが0.8μmであった装着チャックで把持し、装着チャックから容器蓋を引き抜くのに必要な引き抜き力を5個の容器蓋について測定して平均値を算出した。更に、上記のとおりの容器蓋を繰り返し使用されチャック片のチャック部が形成されている凸部の形態が図6に図示するとおりであり、軸線方向把持長さL2が3.3mmで、表面の十点平均荒さRzが4.0μmであった装着チャックで把持し、装着チャックから容器蓋を引き抜くのに必要な引き抜き力を5個の容器蓋について測定平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
実施例2
スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール谷の表面の十点平均粗さRzが0.5μmである鏡面であった点を除いて実施例1と同様にして、5個の容器蓋について引き抜き力を測定して平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
実施例3
スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール谷の表面の十点平均粗さRzが0.8μmである鏡面であった点を除いて実施例1と同様にして、5個の容器蓋について引き抜き力を測定して平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
比較例1
スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール谷の表面の十点平均粗さRzが6.6μmである梨地であった点を除いて実施例1と同様にして、5個の容器蓋について引き抜き力を測定して平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
比較例2
スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール谷の表面の十点平均粗さRzが6.9μmである梨地であった点を除いて実施例1と同様にして、5個の容器蓋について引き抜き力を測定して平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
比較例3
スカート壁の外周面に形成されているナールにおけるナール谷の表面の十点平均粗さRzが7.2μmである梨地であった点を除いて実施例1と同様にして、5個の容器蓋について引き抜き力を測定して平均値を算出した。その結果は下記表1のとおりであった。
表1より、ナール谷の表面の十点平均粗さが0.8μm以下である鏡面の場合、引き抜き力は3.0N以上であり、装着チャック48からの容器蓋2の脱落は発生していない。
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
14:周方向破断ライン
16:スカート壁の主部
18:タンパーエビデント裾部
26:ナール
28:ナール山
30:ナール谷
32:雌螺条
34:係止手段
40:口頸部
48:装着チャック
52:チャック片
60:凸部
62:凹部

Claims (6)

  1. チャック片を備えた装着チャックに把持されて容器の口頸部に装着される合成樹脂製容器蓋にして、
    円形天面壁と該天面壁の外周縁から垂下する円筒形スカート壁とを有し、該スカート壁の外周面にはナール山とナール谷とが周方向に交互に存在するナールが形成されており、
    該装着チャックに把持される際には、該チャック片の内周面に形成されている凸部が該ナール谷に弾性的に密接される合成樹脂製容器蓋において、
    該ナール山の表面は梨地であり、該ナール谷の表面の少なくとも軸線方向の一部は鏡面である、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該ナール谷の表面の全体が鏡面である、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該ナール谷の表面は十点平均粗さRZが0.8μm以下である鏡面である、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 該ナール山の表面は十点平均粗さRZが6.0乃至20.0μmである梨地である、請求項1から3までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 該ナール谷の周方向幅は0.5乃至2.0mmであり、該ナール山の周方向幅は0.6乃至2.5mmである、請求項1から4までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  6. 該スカート壁には周方向に延在する周方向破断可能ラインが配設されており、該スカート壁は該周方向破断ラインよりも上方の主部と該周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画され、該主部の内面には雌螺条が形成されており、該ナールは該主部に形成されている、請求項1から5までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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