JP2004099095A - 合成樹脂製キャップおよび閉止装置、並びに容器詰め飲料 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷情報を容易に確認することができる合成樹脂製キャップを提供する。
【解決手段】天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを備え、筒部3の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナール12、13と、平坦部14とが形成され、平坦部14が周方向に断続的に形成され、平坦部14に印刷が施されている。
【選択図】 図1
【解決手段】天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを備え、筒部3の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナール12、13と、平坦部14とが形成され、平坦部14が周方向に断続的に形成され、平坦部14に印刷が施されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口部外周に雄ネジが形成された容器に装着されて、この容器口部を閉止する合成樹脂製キャップおよび閉止装置、並びに容器詰め飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の合成樹脂製キャップの一例を示すもので、ここに示すキャップ41は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4と、天板部2内面側に設けられた略円板状のライナー5とから概略構成されている。
筒部3は、水平スコア6によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたTEリング部9とに区画されている。
主部8の内周面には、容器の雄ネジに螺合するネジ部10が形成されている。主部8の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなるナール42が形成されている。
TEリング部9の内周面には、キャップ本体4を開栓する際に容器口部に係止してTEリング部9の移動を阻止する薄板状のタブ11が設けられている。
【0003】
キャップ41は、容器口部に被せて閉栓方向に回し、ネジ部10を容器口部の雄ネジに螺着させることによって装着される。
キャップ41を開栓方向に回すと、TEリング部9に設けられたタブ11が容器口部に係止することから、キャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
これによって、キャップの主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、ブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離される。TEリング部9の切り離しによって、キャップが開栓されたことが明示される。
【0004】
近年では、販売促進などを目的として、天板部上面に、文字、記号、画像など(例えば商品名、社名)の情報を印刷することが行われている。
なお、本出願人が知る範囲で、この種のキャップに該当する先行技術が開示された技術文献はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のキャップを装着した容器は、商品として陳列される際に、正立状態(口部を上にし、底部を下にした状態)で商品棚に納められることが多いため、この商品棚の前面側から、天板部上面の印刷情報を確認しにくくなることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、印刷情報を容易に確認することができる合成樹脂製キャップ、およびこれを用いた閉止装置、並びに容器詰め飲料を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、少なくとも筒部の上部に形成され、この上部ナールの下方に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、少なくとも筒部の下部に形成され、この下部ナールの上方に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、筒部の上部および下部に形成され、これら上部および下部のナールの間に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
【0007】
本発明の閉止装置は、容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなり、合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の容器詰め飲料は、容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなる閉止装置内に飲料が充填され、合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の合成樹脂製キャップの第1の実施形態を示すもので、ここに示すキャップ1は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4と、天板部2内面側に設けられた略円板状のライナー5とから概略構成されている。
筒部3は、水平スコア6によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部(TEリング部)9とに区画されている。
主部8の内周面には、容器の雄ネジに螺合するネジ部10が形成されている。TEリング部9の内周面には、キャップ本体4を開栓する際に容器口部に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止手段である複数の薄板状のタブ11が設けられている。
【0010】
筒部3の主部8の上部の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなる上部ナール12が全周にわたって形成されている。
符号12aは上部ナール12の山部を示し、符号12bは上部ナール12の谷部を示す。以下、山部12aの外径を上部ナール12の最大外径Bという。
【0011】
上部ナール12の幅(高さ)は、1〜15mm(好ましくは3〜10mm)とするのが好適である。この幅が上記範囲未満であると、キャップ装着装置を用いてキャップ1を容器口部に装着する際に、キャップ1がチャックに係止しにくくなる。また、この幅が上記範囲を越えると、平坦部14の幅が小さくなり、印刷情報15が確認しにくくなる。
上部ナール12の山部12aの突出高さは、0.01mm以上(好ましくは0.01〜1mm)とするのが好適である。山部12aの幅は、0.1〜2mmとするのが好適である。
上部ナール12のピッチ(相隣接する2つの山部12aの頂点間距離)は、0.1〜5mm(好ましくは0.5〜2mm)とするのが好適である。
【0012】
主部8の下部の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなる下部ナール13が全周にわたって形成されている。
符号13aは下部ナール13の山部を示し、符号13bは下部ナール13の谷部を示す。以下、谷部13bの外径を下部ナール13の最小外径Cという。
下部ナール13の最小外径Cは、平坦部14(後述)の外径A以上とするのが好ましい。下部ナール13の最小外径Cが上記範囲未満であると、このキャップ1を成形する際に、キャップ1の変形や損傷が起こりやすくなる。
【0013】
下部ナール13の幅(高さ)は、1〜15mm(好ましくは3〜10mm)とするのが好適である。この幅が上記範囲未満であると、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する操作がしにくくなる。
下部ナール13の山部13aの突出高さは、0.01mm以上(好ましくは0.01〜1mm)とするのが好適である。山部13aの幅は、0.1〜2mmとするのが好適である。
下部ナール13のピッチ(相隣接する2つの山部13aの頂点間距離)は、0.1〜5mm(好ましくは0.5〜2mm)とするのが好適である。
これら上部および下部ナール12、13は、上下に延びる凹凸からなるものであるため、筒部3外周面の表面摩擦を高め、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する際に、キャップ1を回転させるのに必要な力を低減することができるようになっている。
【0014】
これら上部および下部ナール12、13の間(すなわち主部8の高さ方向中央部分)に相当する主部8外周面には、平坦部14が形成されている。平坦部14は、凹凸がなく平坦に形成されている。
平坦部14は、周方向に断続的に形成されている。すなわち、主部8の外周面には、複数の平坦部14が周方向に間隔をおいて形成されている。平坦部14は、周方向にほぼ一定の間隔をおいて形成するのが好ましい。
平坦部14は、周方向に延びる帯状に形成されており、相隣接する2つの平坦部14の間には、ナール12またはナール13とほぼ同じ形状の中間部ナール16が形成されている。
平坦部14の数は、例えば2〜15とすることができる。なお、平坦部14の数は1とすることも可能である。
相隣接する2つの平坦部14の間隔は、1〜20mm(好ましくは2〜10mm)とするのが好ましい。
【0015】
平坦部14の幅(高さ)は、狭すぎれば印刷情報15が目立ちにくくなり、広すぎればナール12、13が狭くなるため開栓、閉栓がしにくくなる。このため、この幅は、2〜10mm(好ましくは2〜5mm)とするのが好適である。
平坦部14は、短すぎれば印刷情報15が目立ちにくくなり、長すぎれば開栓、閉栓がしにくくなる。このため、平坦部14の長さは、1〜20mm(好ましくは2〜10mm)とするのが好適である。
【0016】
平坦部14の外径Aは、上部ナール12の最大外径B以上とするのが好ましい。平坦部14の外径Aがこの範囲未満であると、このキャップ1を成形する際に、キャップ1の変形や損傷が起こりやすくなる。
【0017】
図1(b)に示すように、平坦部14は、縦断面形状が直線状となるように形成することができる。
なお、本発明において、平坦とは、その表面に凹凸が形成されていないことをいう。すなわち平坦部は、ナールなどの凹凸が表面に形成されていなければよく、平坦部の縦断面形状は直線状に限定されない。平坦部の縦断面形状は、例えば径方向外方に突出する円弧状、多角形状とすることもできる。
また、図示例において平坦部14の横断面形状は円弧状とされているが、平坦部の横断面形状は、直線状、多角形状とすることもできる。
平坦部14は、表面の算術平均粗さRa(JIS B 0601−1994)が、10μm以下(好ましくは5μm以下)であることが望ましい。
【0018】
中間部ナール16の最大外径は、平坦部14の外径A以上、下部ナール13の最大外径以下とするのが好ましい。
中間部ナール16の最小外径は、上部ナール12の最小外径以上、平坦部14の外径A以下とするのが好ましい。
【0019】
平坦部14には、印刷が施されている。印刷された情報15は、特に限定されないが、文字、記号、図形など(例えば商品名、社名など)を形取った形状とすることができる。
印刷情報15は、特定の形状がない構成、例えば平坦部14の所定の領域に形成することもできる。具体的には平坦部14の全面または一部領域を着色した構成とすることができる。
印刷情報15は、1種類のインクを用いた単色印刷によって形成してもよいし、複数種のインクを用いた多色印刷によって形成してもよい。多色印刷を採用する場合には、視覚効果を高め、印刷情報15を目立ちやすくすることができる。印刷情報15は、平坦部14のうち一部のみに形成することもできるし、全ての平坦部14に形成することもできる。
【0020】
キャップ本体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂材料で形成することができる。
ライナー5には、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの比較的軟質の合成樹脂材料が使用できる。
【0021】
次に、このキャップ1の使用方法について説明する。
キャップ1は、チャックを備えたキャップ装着装置を用いて、内容液充填済みの容器の口部に装着される。
すなわち、キャップ1をチャックで把持して容器口部に被せ、閉栓方向に回し、ネジ部10を容器口部の雄ネジに螺着させる。
この際、キャップ1は、上部ナール12においてチャックに把持された状態で容器口部に螺着される。
【0022】
使用者がキャップ1を開栓または閉栓する際には、筒部3外周面を把持してキャップ1を周方向に回転させる。
容器口部に装着されたキャップ1を開栓方向に回すと、TEリング部9に設けられたタブ11が容器口部に係止することから、キャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
これによって、キャップの主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離される。TEリング部9の切り離しによって、キャップが開栓されたことが明示される。
筒部3の外周面には、上部ナール12および下部ナール13が形成されているため、筒部3外周面の表面摩擦が高められる。
このため、開栓および閉栓操作時に、キャップ1を回転させるのに必要な力を低減することができる。従って、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
【0023】
次に、このキャップ1を製造する方法について説明する。
キャップ本体4の成形には、キャップ本体4の内面を形成する内面側金型と、キャップ本体4の外面を形成する外面側金型とを備えた製造装置が用いられる。内面側金型としては、キャップ本体4の内面形状に即した外面形状を有する筒状のものが用いられる。
外面側金型としては、キャップ本体4の外面形状に即した内面形状を有する成形部が形成されたものが用いられる。
この外面側金型の成形部は、その内底面が天板部2に即した形状とされ、内側面が筒部3に即した形状とされている。
成形部の内側面には、底部側(キャップ上部側)から開口部側(キャップ下部側)にかけて、上部ナール12を形成する上部ナール形成部分と、平坦部14を形成する平坦部形成部分と、下部ナール13を形成する下部ナール形成部分とが形成されている。
【0024】
この製造装置を用いてキャップ1を成形するには、内面側金型を外面側金型の成形部内に挿入した状態で、これら金型の隙間に合成樹脂材料を充填し、圧縮成形などにより成形する。
次いで、成形されたキャップ本体4を外面側金型の成形部から引き抜くとともに、内面側金型をキャップ本体4から引き抜く。
次いで、天板部2の内面に、押圧成形などによりライナー5を形成する。
【0025】
次いで、平坦部14の外周面に印刷を施し、印刷情報15を形成する。
印刷情報15は、平版印刷法(例えばオフセット印刷法)、凹版印刷法、凸版印刷法、インクジェット式印刷法などによって形成することができる。
なかでも特に、平版印刷法、凹版印刷法、凸版印刷法のうちいずれかを採用すると、製造効率を高めることができるため好ましい。
【0026】
本実施形態のキャップ1では、以下の効果を得ることができる。
(1)平坦部14が周方向に断続的に形成されているので、平坦部14の側方(図1(a)における左右方向)に中間部ナール16が形成された構成のキャップ1を得ることができる。
このため、キャップ1の開栓または閉栓のため使用者が筒部3外周面を把持してキャップ1を周方向に回転させる際に、ナール16によって、キャップ回転に必要な力を低減することができる。
従って、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
【0027】
(2)筒部3の外周面に平坦部14が形成され、この平坦部14に印刷情報15が形成されているので、キャップ1の側方から印刷情報15を確認することができる。
このため、内容液を充填しキャップ1を装着した容器が、商品として正立状態で陳列される場合でも、印刷情報15を容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
【0028】
(3)一般に、凹凸面に印刷を施す場合には、印刷情報を構成するインクの量が不均一となり、印刷情報が不鮮明となりやすい。
特に、平版印刷法、凹版印刷法、凸版印刷法を用いる場合には、インク媒体(ブランケットや印刷版など)との接触によりインクが供給されるため、凹部内にインクが供給されにくく、印刷情報が不鮮明となりやすい。
これに対し、本実施形態のキャップ1では、印刷情報15が平坦部14に形成されるため、インク供給量を均一とすることができる。
従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
【0029】
(4)筒部3の上部に上部ナール12が形成されているので、キャップ装着装置を用いてキャップ1を容器口部に装着する際に、キャップ1が、上部ナール12でチャックに把持された状態で容器口部に螺着される。
従って、キャップ1をチャックに十分に係止させ、チャックの空回りを防ぎ、容器口部へのキャップ装着を確実に行うことができる。
【0030】
(5)上部および下部ナール12、13が形成されているので、筒部3外周面の表面摩擦を高めることができる。このため、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する操作を容易に行うことができる。
特に、使用者がキャップ1を把持して回転させる際に大きな力が加えられる主部8下部に下部ナール13が形成されているため、開栓および閉栓操作をいっそう容易に行うことができる。
【0031】
(6)キャップ本体4の成形に用いる製造装置には、キャップ本体4の外面形状に即した内面形状を有する成形部が形成された外面側金型が用いられる。
この外面側金型の成形部の内側面には、底部側から開口部側にかけて上部ナール形成部分と、平坦部形成部分と、下部ナール形成部分とが形成されている。
キャップ1では、平坦部14の外径Aを、上部ナール12の最大外径B以上とすることによって、外面側金型の平坦部形成部分の内径を、上部ナール形成部分の最大内径以上とすることができる。
このため、キャップ本体4を外面側金型から引き抜く際に、上部ナール12が平坦部形成部分により変形するのを防ぐことができる。
従って、成形時におけるキャップ1の変形や損傷を防ぐことができる。
【0032】
(7)下部ナール13の最小外径Cを、平坦部14の外径A以上とすることによって、外面側金型の下部ナール形成部分の最小内径を、平坦部形成部分の内径以上とすることができる。
このため、キャップ本体4を外面側金型から引き抜く際に、平坦部14が下部ナール形成部分により変形するのを防ぐことができる。
従って、成形時におけるキャップ1の変形や損傷を防ぐことができる。
【0033】
なお上記製造方法では、圧縮成形によりキャップ本体4を成形する方法を例示したが、キャップ本体は射出成形により成形することもできる。
【0034】
図2は、本発明の合成樹脂製キャップの第2の実施形態を示すものである。
ここに示すキャップ21は、下部ナールが形成されていない点で図1に示すキャップ1と異なる。
すなわち、このキャップ21では、筒部3(主部8)の上部に上部ナール22が形成され、下部に平坦部24が形成されている。
平坦部24は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部24の間には、中間部ナール26が形成されている。
符号22aは上部ナール22の山部を示し、符号22bは上部ナール22の谷部を示す。
【0035】
このキャップ21では、次の効果を得ることができる。
(1)平坦部24が周方向に断続的に形成されているので、平坦部24の側方にナール26が形成された構成のキャップ21を得ることができる。
従って、ナール26によって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部3に平坦部24が形成され、平坦部24に印刷情報15が形成されているので、印刷情報15をキャップ21の側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報15が平坦部24に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
(4)筒部3の上部に上部ナール22が形成されているので、キャップ21を容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)上部ナール22が形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)平坦部24の外径Aを、上部ナール22の最大外径B以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップ21の変形や損傷を防ぐことができる。
【0036】
図3は、本発明の合成樹脂製キャップの第3の実施形態を示すものである。
ここに示すキャップ51は、上部ナールが形成されていない点で図1に示すキャップ1と異なる。
すなわち、このキャップ51では、筒部3(主部8)の上部に平坦部54が形成され、下部に下部ナール53が形成されている。
平坦部54は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部54の間には、中間部ナール56が形成されている。
符号53aは下部ナール53の山部を示し、符号53bは下部ナール53の谷部を示す。
【0037】
このキャップ51では、次の効果を得ることができる。
(1)平坦部54が周方向に断続的に形成されているので、平坦部54の側方にナール56が形成された構成のキャップ51を得ることができる。
従って、ナール56によって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部3に平坦部54が形成され、平坦部54に印刷情報15が形成されているので、印刷情報15をキャップ51の側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報15が平坦部54に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
(4)筒部3の上部に中間部ナール56が形成されているので、キャップ51を容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)下部ナール53が形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)下部ナール53の最小外径Cを、平坦部54の外径A以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップ51の変形や損傷を防ぐことができる。
【0038】
図4は、本発明の合成樹脂製キャップの第4の実施形態を示すものである。
このキャップ31では、筒部3(主部8)の上部および下部に、それぞれ上部および下部ナール32、33が形成され、これらナール32、33の間に、平坦部34が形成されている。
平坦部34は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部34の間には、中間部ナール36が形成されている。
符号32a、33aは、それぞれナール32、33の山部を示し、符号32b、33bは、それぞれナール32、33の谷部を示す。
このキャップ31では、上部ナール32の最大外径が、平坦部34の外径より大きくされている。
【0039】
このキャップ31を製造する際には、圧縮成形法、射出成形法を用いてキャップ本体4を形成することができる。
射出成形法を用いる場合には、複数部分に分割可能な外面側金型を用い、この外面側金型を分割しつつキャップ本体4から離間させる方法をとることによって、キャップ本体4に過大な力を加えずに、このキャップ本体4を離型させることができる。従って、キャップ本体4に変形や損傷を生じるのを防ぐことができる。
【0040】
圧縮成形法を用いる場合には、少なくとも一部(例えば平坦部形成部分)が他の部分に対し移動できる外面側金型を用いることによって、成形時の変形や損傷を防ぐことができる。
例えば平坦部形成部分を移動させキャップ本体4から離間させた後に、キャップ本体4を外面側金型から引き抜くことによって、平坦部形成部分により上部ナール32が変形したり損傷を受けるのを防ぐことができる。
【0041】
このキャップ31においては、図1ないし図3に示すキャップ1、21、51と同様に、平坦部34が周方向に断続的に形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
また印刷情報15をキャップ31の側方から容易に確認できるようになるため、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
また印刷情報15が平坦部34に形成されているため、インク供給量を均一とし、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
【0042】
図5は、本発明の閉止装置の一実施形態を示すものである。この閉止装置は、容器61の口部61aに、図1に示すキャップ1が装着された構成とされている。
容器61は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスからなり、口部61aの外周に、ネジ部10に螺合する雄ネジ62が形成されている。この雄ネジ62の下方には、周方向に沿う環状膨出部63が設けられている。環状膨出部63は、キャップ1を開栓する際にタブ11が係止するように形成されている。
本発明の閉止装置は、図5に示す構成に限らず、図2ないし図4のうちいずれかに示すキャップを、容器口部61aに装着した構成とすることもできる。
【0043】
この閉止装置では、果汁飲料、茶飲料、炭酸飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料等の飲料を容器61に充填し、口部61aにキャップ1を装着することによって、飲料が充填された容器詰め飲料を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の合成樹脂製キャップにあっては、以下に示す効果を得ることができる。
(1)平坦部が周方向に断続的に形成されているので、平坦部の側方にナールが形成された構成のキャップを得ることができる。
従って、このナールによって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部に印刷が施されているので、印刷情報をキャップの側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報が平坦部に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報を形成することができる。
(4)ナールを筒部の上部に形成することによって、キャップを容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)ナールを筒部の下部に形成することによって、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)ナールを筒部の上部および下部に形成することによって、開栓および閉栓操作をさらに容易に行うことができる。
(7)平坦部の外径を、上部ナールの最大外径以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップの変形や損傷を防ぐことができる。
(8)下部ナールの最小外径を、平坦部の外径以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップの変形や損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第1の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図2】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第2の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図3】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第3の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図4】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第4の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図5】本発明の閉止装置の一実施形態を示す一部断面図である。
【図6】従来の合成樹脂製キャップの一例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1・・・合成樹脂製キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、12、22、32・・・上部ナール、13、33、53・・・下部ナール、14、24、34、54・・・平坦部、15・・・印刷情報、61・・・容器、61a・・・口部、A・・・平坦部の外径、B・・・上部ナールの最大外径、C・・・下部ナールの最小外径
【発明の属する技術分野】
本発明は、口部外周に雄ネジが形成された容器に装着されて、この容器口部を閉止する合成樹脂製キャップおよび閉止装置、並びに容器詰め飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の合成樹脂製キャップの一例を示すもので、ここに示すキャップ41は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4と、天板部2内面側に設けられた略円板状のライナー5とから概略構成されている。
筒部3は、水平スコア6によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたTEリング部9とに区画されている。
主部8の内周面には、容器の雄ネジに螺合するネジ部10が形成されている。主部8の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなるナール42が形成されている。
TEリング部9の内周面には、キャップ本体4を開栓する際に容器口部に係止してTEリング部9の移動を阻止する薄板状のタブ11が設けられている。
【0003】
キャップ41は、容器口部に被せて閉栓方向に回し、ネジ部10を容器口部の雄ネジに螺着させることによって装着される。
キャップ41を開栓方向に回すと、TEリング部9に設けられたタブ11が容器口部に係止することから、キャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
これによって、キャップの主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、ブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離される。TEリング部9の切り離しによって、キャップが開栓されたことが明示される。
【0004】
近年では、販売促進などを目的として、天板部上面に、文字、記号、画像など(例えば商品名、社名)の情報を印刷することが行われている。
なお、本出願人が知る範囲で、この種のキャップに該当する先行技術が開示された技術文献はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のキャップを装着した容器は、商品として陳列される際に、正立状態(口部を上にし、底部を下にした状態)で商品棚に納められることが多いため、この商品棚の前面側から、天板部上面の印刷情報を確認しにくくなることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、印刷情報を容易に確認することができる合成樹脂製キャップ、およびこれを用いた閉止装置、並びに容器詰め飲料を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、少なくとも筒部の上部に形成され、この上部ナールの下方に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、少なくとも筒部の下部に形成され、この下部ナールの上方に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
本発明の合成樹脂製キャップは、ナールが、筒部の上部および下部に形成され、これら上部および下部のナールの間に前記平坦部が形成されている構成とすることができる。
【0007】
本発明の閉止装置は、容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなり、合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の容器詰め飲料は、容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなる閉止装置内に飲料が充填され、合成樹脂製キャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の合成樹脂製キャップの第1の実施形態を示すもので、ここに示すキャップ1は、天板部2と、その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4と、天板部2内面側に設けられた略円板状のライナー5とから概略構成されている。
筒部3は、水平スコア6によって、水平スコア6より上部の主部8と、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部(TEリング部)9とに区画されている。
主部8の内周面には、容器の雄ネジに螺合するネジ部10が形成されている。TEリング部9の内周面には、キャップ本体4を開栓する際に容器口部に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止手段である複数の薄板状のタブ11が設けられている。
【0010】
筒部3の主部8の上部の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなる上部ナール12が全周にわたって形成されている。
符号12aは上部ナール12の山部を示し、符号12bは上部ナール12の谷部を示す。以下、山部12aの外径を上部ナール12の最大外径Bという。
【0011】
上部ナール12の幅(高さ)は、1〜15mm(好ましくは3〜10mm)とするのが好適である。この幅が上記範囲未満であると、キャップ装着装置を用いてキャップ1を容器口部に装着する際に、キャップ1がチャックに係止しにくくなる。また、この幅が上記範囲を越えると、平坦部14の幅が小さくなり、印刷情報15が確認しにくくなる。
上部ナール12の山部12aの突出高さは、0.01mm以上(好ましくは0.01〜1mm)とするのが好適である。山部12aの幅は、0.1〜2mmとするのが好適である。
上部ナール12のピッチ(相隣接する2つの山部12aの頂点間距離)は、0.1〜5mm(好ましくは0.5〜2mm)とするのが好適である。
【0012】
主部8の下部の外周面には、垂下方向(図中上下方向)に延びる凹凸からなる下部ナール13が全周にわたって形成されている。
符号13aは下部ナール13の山部を示し、符号13bは下部ナール13の谷部を示す。以下、谷部13bの外径を下部ナール13の最小外径Cという。
下部ナール13の最小外径Cは、平坦部14(後述)の外径A以上とするのが好ましい。下部ナール13の最小外径Cが上記範囲未満であると、このキャップ1を成形する際に、キャップ1の変形や損傷が起こりやすくなる。
【0013】
下部ナール13の幅(高さ)は、1〜15mm(好ましくは3〜10mm)とするのが好適である。この幅が上記範囲未満であると、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する操作がしにくくなる。
下部ナール13の山部13aの突出高さは、0.01mm以上(好ましくは0.01〜1mm)とするのが好適である。山部13aの幅は、0.1〜2mmとするのが好適である。
下部ナール13のピッチ(相隣接する2つの山部13aの頂点間距離)は、0.1〜5mm(好ましくは0.5〜2mm)とするのが好適である。
これら上部および下部ナール12、13は、上下に延びる凹凸からなるものであるため、筒部3外周面の表面摩擦を高め、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する際に、キャップ1を回転させるのに必要な力を低減することができるようになっている。
【0014】
これら上部および下部ナール12、13の間(すなわち主部8の高さ方向中央部分)に相当する主部8外周面には、平坦部14が形成されている。平坦部14は、凹凸がなく平坦に形成されている。
平坦部14は、周方向に断続的に形成されている。すなわち、主部8の外周面には、複数の平坦部14が周方向に間隔をおいて形成されている。平坦部14は、周方向にほぼ一定の間隔をおいて形成するのが好ましい。
平坦部14は、周方向に延びる帯状に形成されており、相隣接する2つの平坦部14の間には、ナール12またはナール13とほぼ同じ形状の中間部ナール16が形成されている。
平坦部14の数は、例えば2〜15とすることができる。なお、平坦部14の数は1とすることも可能である。
相隣接する2つの平坦部14の間隔は、1〜20mm(好ましくは2〜10mm)とするのが好ましい。
【0015】
平坦部14の幅(高さ)は、狭すぎれば印刷情報15が目立ちにくくなり、広すぎればナール12、13が狭くなるため開栓、閉栓がしにくくなる。このため、この幅は、2〜10mm(好ましくは2〜5mm)とするのが好適である。
平坦部14は、短すぎれば印刷情報15が目立ちにくくなり、長すぎれば開栓、閉栓がしにくくなる。このため、平坦部14の長さは、1〜20mm(好ましくは2〜10mm)とするのが好適である。
【0016】
平坦部14の外径Aは、上部ナール12の最大外径B以上とするのが好ましい。平坦部14の外径Aがこの範囲未満であると、このキャップ1を成形する際に、キャップ1の変形や損傷が起こりやすくなる。
【0017】
図1(b)に示すように、平坦部14は、縦断面形状が直線状となるように形成することができる。
なお、本発明において、平坦とは、その表面に凹凸が形成されていないことをいう。すなわち平坦部は、ナールなどの凹凸が表面に形成されていなければよく、平坦部の縦断面形状は直線状に限定されない。平坦部の縦断面形状は、例えば径方向外方に突出する円弧状、多角形状とすることもできる。
また、図示例において平坦部14の横断面形状は円弧状とされているが、平坦部の横断面形状は、直線状、多角形状とすることもできる。
平坦部14は、表面の算術平均粗さRa(JIS B 0601−1994)が、10μm以下(好ましくは5μm以下)であることが望ましい。
【0018】
中間部ナール16の最大外径は、平坦部14の外径A以上、下部ナール13の最大外径以下とするのが好ましい。
中間部ナール16の最小外径は、上部ナール12の最小外径以上、平坦部14の外径A以下とするのが好ましい。
【0019】
平坦部14には、印刷が施されている。印刷された情報15は、特に限定されないが、文字、記号、図形など(例えば商品名、社名など)を形取った形状とすることができる。
印刷情報15は、特定の形状がない構成、例えば平坦部14の所定の領域に形成することもできる。具体的には平坦部14の全面または一部領域を着色した構成とすることができる。
印刷情報15は、1種類のインクを用いた単色印刷によって形成してもよいし、複数種のインクを用いた多色印刷によって形成してもよい。多色印刷を採用する場合には、視覚効果を高め、印刷情報15を目立ちやすくすることができる。印刷情報15は、平坦部14のうち一部のみに形成することもできるし、全ての平坦部14に形成することもできる。
【0020】
キャップ本体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂材料で形成することができる。
ライナー5には、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの比較的軟質の合成樹脂材料が使用できる。
【0021】
次に、このキャップ1の使用方法について説明する。
キャップ1は、チャックを備えたキャップ装着装置を用いて、内容液充填済みの容器の口部に装着される。
すなわち、キャップ1をチャックで把持して容器口部に被せ、閉栓方向に回し、ネジ部10を容器口部の雄ネジに螺着させる。
この際、キャップ1は、上部ナール12においてチャックに把持された状態で容器口部に螺着される。
【0022】
使用者がキャップ1を開栓または閉栓する際には、筒部3外周面を把持してキャップ1を周方向に回転させる。
容器口部に装着されたキャップ1を開栓方向に回すと、TEリング部9に設けられたタブ11が容器口部に係止することから、キャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
これによって、キャップの主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離される。TEリング部9の切り離しによって、キャップが開栓されたことが明示される。
筒部3の外周面には、上部ナール12および下部ナール13が形成されているため、筒部3外周面の表面摩擦が高められる。
このため、開栓および閉栓操作時に、キャップ1を回転させるのに必要な力を低減することができる。従って、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
【0023】
次に、このキャップ1を製造する方法について説明する。
キャップ本体4の成形には、キャップ本体4の内面を形成する内面側金型と、キャップ本体4の外面を形成する外面側金型とを備えた製造装置が用いられる。内面側金型としては、キャップ本体4の内面形状に即した外面形状を有する筒状のものが用いられる。
外面側金型としては、キャップ本体4の外面形状に即した内面形状を有する成形部が形成されたものが用いられる。
この外面側金型の成形部は、その内底面が天板部2に即した形状とされ、内側面が筒部3に即した形状とされている。
成形部の内側面には、底部側(キャップ上部側)から開口部側(キャップ下部側)にかけて、上部ナール12を形成する上部ナール形成部分と、平坦部14を形成する平坦部形成部分と、下部ナール13を形成する下部ナール形成部分とが形成されている。
【0024】
この製造装置を用いてキャップ1を成形するには、内面側金型を外面側金型の成形部内に挿入した状態で、これら金型の隙間に合成樹脂材料を充填し、圧縮成形などにより成形する。
次いで、成形されたキャップ本体4を外面側金型の成形部から引き抜くとともに、内面側金型をキャップ本体4から引き抜く。
次いで、天板部2の内面に、押圧成形などによりライナー5を形成する。
【0025】
次いで、平坦部14の外周面に印刷を施し、印刷情報15を形成する。
印刷情報15は、平版印刷法(例えばオフセット印刷法)、凹版印刷法、凸版印刷法、インクジェット式印刷法などによって形成することができる。
なかでも特に、平版印刷法、凹版印刷法、凸版印刷法のうちいずれかを採用すると、製造効率を高めることができるため好ましい。
【0026】
本実施形態のキャップ1では、以下の効果を得ることができる。
(1)平坦部14が周方向に断続的に形成されているので、平坦部14の側方(図1(a)における左右方向)に中間部ナール16が形成された構成のキャップ1を得ることができる。
このため、キャップ1の開栓または閉栓のため使用者が筒部3外周面を把持してキャップ1を周方向に回転させる際に、ナール16によって、キャップ回転に必要な力を低減することができる。
従って、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
【0027】
(2)筒部3の外周面に平坦部14が形成され、この平坦部14に印刷情報15が形成されているので、キャップ1の側方から印刷情報15を確認することができる。
このため、内容液を充填しキャップ1を装着した容器が、商品として正立状態で陳列される場合でも、印刷情報15を容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
【0028】
(3)一般に、凹凸面に印刷を施す場合には、印刷情報を構成するインクの量が不均一となり、印刷情報が不鮮明となりやすい。
特に、平版印刷法、凹版印刷法、凸版印刷法を用いる場合には、インク媒体(ブランケットや印刷版など)との接触によりインクが供給されるため、凹部内にインクが供給されにくく、印刷情報が不鮮明となりやすい。
これに対し、本実施形態のキャップ1では、印刷情報15が平坦部14に形成されるため、インク供給量を均一とすることができる。
従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
【0029】
(4)筒部3の上部に上部ナール12が形成されているので、キャップ装着装置を用いてキャップ1を容器口部に装着する際に、キャップ1が、上部ナール12でチャックに把持された状態で容器口部に螺着される。
従って、キャップ1をチャックに十分に係止させ、チャックの空回りを防ぎ、容器口部へのキャップ装着を確実に行うことができる。
【0030】
(5)上部および下部ナール12、13が形成されているので、筒部3外周面の表面摩擦を高めることができる。このため、使用者がキャップ1を開栓および閉栓する操作を容易に行うことができる。
特に、使用者がキャップ1を把持して回転させる際に大きな力が加えられる主部8下部に下部ナール13が形成されているため、開栓および閉栓操作をいっそう容易に行うことができる。
【0031】
(6)キャップ本体4の成形に用いる製造装置には、キャップ本体4の外面形状に即した内面形状を有する成形部が形成された外面側金型が用いられる。
この外面側金型の成形部の内側面には、底部側から開口部側にかけて上部ナール形成部分と、平坦部形成部分と、下部ナール形成部分とが形成されている。
キャップ1では、平坦部14の外径Aを、上部ナール12の最大外径B以上とすることによって、外面側金型の平坦部形成部分の内径を、上部ナール形成部分の最大内径以上とすることができる。
このため、キャップ本体4を外面側金型から引き抜く際に、上部ナール12が平坦部形成部分により変形するのを防ぐことができる。
従って、成形時におけるキャップ1の変形や損傷を防ぐことができる。
【0032】
(7)下部ナール13の最小外径Cを、平坦部14の外径A以上とすることによって、外面側金型の下部ナール形成部分の最小内径を、平坦部形成部分の内径以上とすることができる。
このため、キャップ本体4を外面側金型から引き抜く際に、平坦部14が下部ナール形成部分により変形するのを防ぐことができる。
従って、成形時におけるキャップ1の変形や損傷を防ぐことができる。
【0033】
なお上記製造方法では、圧縮成形によりキャップ本体4を成形する方法を例示したが、キャップ本体は射出成形により成形することもできる。
【0034】
図2は、本発明の合成樹脂製キャップの第2の実施形態を示すものである。
ここに示すキャップ21は、下部ナールが形成されていない点で図1に示すキャップ1と異なる。
すなわち、このキャップ21では、筒部3(主部8)の上部に上部ナール22が形成され、下部に平坦部24が形成されている。
平坦部24は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部24の間には、中間部ナール26が形成されている。
符号22aは上部ナール22の山部を示し、符号22bは上部ナール22の谷部を示す。
【0035】
このキャップ21では、次の効果を得ることができる。
(1)平坦部24が周方向に断続的に形成されているので、平坦部24の側方にナール26が形成された構成のキャップ21を得ることができる。
従って、ナール26によって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部3に平坦部24が形成され、平坦部24に印刷情報15が形成されているので、印刷情報15をキャップ21の側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報15が平坦部24に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
(4)筒部3の上部に上部ナール22が形成されているので、キャップ21を容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)上部ナール22が形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)平坦部24の外径Aを、上部ナール22の最大外径B以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップ21の変形や損傷を防ぐことができる。
【0036】
図3は、本発明の合成樹脂製キャップの第3の実施形態を示すものである。
ここに示すキャップ51は、上部ナールが形成されていない点で図1に示すキャップ1と異なる。
すなわち、このキャップ51では、筒部3(主部8)の上部に平坦部54が形成され、下部に下部ナール53が形成されている。
平坦部54は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部54の間には、中間部ナール56が形成されている。
符号53aは下部ナール53の山部を示し、符号53bは下部ナール53の谷部を示す。
【0037】
このキャップ51では、次の効果を得ることができる。
(1)平坦部54が周方向に断続的に形成されているので、平坦部54の側方にナール56が形成された構成のキャップ51を得ることができる。
従って、ナール56によって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部3に平坦部54が形成され、平坦部54に印刷情報15が形成されているので、印刷情報15をキャップ51の側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報15が平坦部54に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
(4)筒部3の上部に中間部ナール56が形成されているので、キャップ51を容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)下部ナール53が形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)下部ナール53の最小外径Cを、平坦部54の外径A以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップ51の変形や損傷を防ぐことができる。
【0038】
図4は、本発明の合成樹脂製キャップの第4の実施形態を示すものである。
このキャップ31では、筒部3(主部8)の上部および下部に、それぞれ上部および下部ナール32、33が形成され、これらナール32、33の間に、平坦部34が形成されている。
平坦部34は、周方向に断続的に形成されており、相隣接する2つの平坦部34の間には、中間部ナール36が形成されている。
符号32a、33aは、それぞれナール32、33の山部を示し、符号32b、33bは、それぞれナール32、33の谷部を示す。
このキャップ31では、上部ナール32の最大外径が、平坦部34の外径より大きくされている。
【0039】
このキャップ31を製造する際には、圧縮成形法、射出成形法を用いてキャップ本体4を形成することができる。
射出成形法を用いる場合には、複数部分に分割可能な外面側金型を用い、この外面側金型を分割しつつキャップ本体4から離間させる方法をとることによって、キャップ本体4に過大な力を加えずに、このキャップ本体4を離型させることができる。従って、キャップ本体4に変形や損傷を生じるのを防ぐことができる。
【0040】
圧縮成形法を用いる場合には、少なくとも一部(例えば平坦部形成部分)が他の部分に対し移動できる外面側金型を用いることによって、成形時の変形や損傷を防ぐことができる。
例えば平坦部形成部分を移動させキャップ本体4から離間させた後に、キャップ本体4を外面側金型から引き抜くことによって、平坦部形成部分により上部ナール32が変形したり損傷を受けるのを防ぐことができる。
【0041】
このキャップ31においては、図1ないし図3に示すキャップ1、21、51と同様に、平坦部34が周方向に断続的に形成されているので、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
また印刷情報15をキャップ31の側方から容易に確認できるようになるため、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
また印刷情報15が平坦部34に形成されているため、インク供給量を均一とし、鮮明で視認しやすい印刷情報15を形成することができる。
【0042】
図5は、本発明の閉止装置の一実施形態を示すものである。この閉止装置は、容器61の口部61aに、図1に示すキャップ1が装着された構成とされている。
容器61は、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスからなり、口部61aの外周に、ネジ部10に螺合する雄ネジ62が形成されている。この雄ネジ62の下方には、周方向に沿う環状膨出部63が設けられている。環状膨出部63は、キャップ1を開栓する際にタブ11が係止するように形成されている。
本発明の閉止装置は、図5に示す構成に限らず、図2ないし図4のうちいずれかに示すキャップを、容器口部61aに装着した構成とすることもできる。
【0043】
この閉止装置では、果汁飲料、茶飲料、炭酸飲料、アルコール飲料、コーヒー飲料等の飲料を容器61に充填し、口部61aにキャップ1を装着することによって、飲料が充填された容器詰め飲料を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の合成樹脂製キャップにあっては、以下に示す効果を得ることができる。
(1)平坦部が周方向に断続的に形成されているので、平坦部の側方にナールが形成された構成のキャップを得ることができる。
従って、このナールによって、開栓または閉栓の際にキャップ回転に必要な力を低減し、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(2)筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部に印刷が施されているので、印刷情報をキャップの側方から容易に確認できるようになる。
従って、他の商品との識別を容易とし、優れた販売促進効果を得ることができる。
(3)印刷情報が平坦部に形成されているため、インク供給量を均一とすることができる。従って、鮮明で視認しやすい印刷情報を形成することができる。
(4)ナールを筒部の上部に形成することによって、キャップを容器口部に装着する際にチャックの空回りを防ぎ、キャップ装着を確実に行うことができる。
(5)ナールを筒部の下部に形成することによって、開栓および閉栓操作を容易に行うことができる。
(6)ナールを筒部の上部および下部に形成することによって、開栓および閉栓操作をさらに容易に行うことができる。
(7)平坦部の外径を、上部ナールの最大外径以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップの変形や損傷を防ぐことができる。
(8)下部ナールの最小外径を、平坦部の外径以上とすることによって、キャップ成形時におけるキャップの変形や損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第1の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図2】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第2の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図3】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第3の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図4】(a)本発明の合成樹脂製キャップの第4の実施形態を示す一部断面図である。(b)(a)に示すキャップの要部拡大図である。
【図5】本発明の閉止装置の一実施形態を示す一部断面図である。
【図6】従来の合成樹脂製キャップの一例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1・・・合成樹脂製キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、12、22、32・・・上部ナール、13、33、53・・・下部ナール、14、24、34、54・・・平坦部、15・・・印刷情報、61・・・容器、61a・・・口部、A・・・平坦部の外径、B・・・上部ナールの最大外径、C・・・下部ナールの最小外径
Claims (6)
- 天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、
筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする合成樹脂製キャップ。 - ナールが、少なくとも筒部の上部に形成され、この上部ナールの下方に前記平坦部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャップ。
- ナールが、少なくとも筒部の下部に形成され、この下部ナールの上方に前記平坦部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャップ。
- ナールが、筒部の上部および下部に形成され、これら上部および下部のナールの間に前記平坦部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャップ。
- 容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなる閉止装置であって、
合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、
筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする閉止装置。 - 容器と、その口部に装着される合成樹脂製キャップとからなる閉止装置内に飲料が充填された容器詰め飲料であって、
合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備え、この筒部の外周面に、前記垂下方向に延びる凹凸からなるナールが形成され、
筒部外周面に平坦部が形成され、この平坦部が周方向に断続的に形成され、この平坦部に印刷が施されていることを特徴とする容器詰め飲料。
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---|---|---|---|
JP2002262683A JP2004099095A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置、並びに容器詰め飲料 |
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JP2002262683A JP2004099095A (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置、並びに容器詰め飲料 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062094A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Japan Crown Cork Co Ltd | 容器と蓋との組み合わせ及びかかる組み合わせを使用した包装方法 |
JP2017178417A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本クロージャー株式会社 | 合成樹脂製容器蓋 |
-
2002
- 2002-09-09 JP JP2002262683A patent/JP2004099095A/ja not_active Withdrawn
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